JP2002108767A - 多機能周辺装置 - Google Patents

多機能周辺装置

Info

Publication number
JP2002108767A
JP2002108767A JP2000296884A JP2000296884A JP2002108767A JP 2002108767 A JP2002108767 A JP 2002108767A JP 2000296884 A JP2000296884 A JP 2000296884A JP 2000296884 A JP2000296884 A JP 2000296884A JP 2002108767 A JP2002108767 A JP 2002108767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
mail
data
self
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000296884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3637860B2 (ja
Inventor
Hideaki Takahashi
英彰 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2000296884A priority Critical patent/JP3637860B2/ja
Publication of JP2002108767A publication Critical patent/JP2002108767A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3637860B2 publication Critical patent/JP3637860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機に記憶されている親機及び子機のメール
アドレスと相手側装置のメールアドレスとを、子機にお
いて選択することができる多機能周辺装置を提供するこ
と。 【解決手段】 親機1のアドレス帳メモリ16aに送信
元メールアドレスと送信先メールアドレスとが一括して
管理されており、子機の操作者がダウンロードボタン1
1d又は受信要求ボタン11eを押下し、そのコマンド
が親機1に送信されると、親機1のROM14に格納さ
れている制御プログラム14aにより、親機1のアドレ
ス帳メモリ16aに記憶されている該メールアドレスが
子機にダウンロードされるので、操作者は任意の子機に
おいて、自分のメールアドレスでメールデータを送信又
は受信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機と子機とを備
えた多機能周辺装置に関し、特に、親機に記憶されてい
る親機及び子機のメールアドレスと相手側装置のメール
アドレスとを、子機において選択することができる多機
能周辺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子メールは様々な場所で幅広く活用さ
れる重要な情報伝達手段の1つである。この電子メール
の送受信はインターネットサービスの一つであるE−m
ailサービスにより行われている。このE−mail
サービスは、インターネットを利用して、インターネッ
トに接続される1の装置と他の装置との間で、文字情報
であるメールデータの送信と受信とを行うものである。
近年においてはこのE−mailサービスを利用できる
ファクシミリ装置が広く普及しており、わざわざパーソ
ナルコンピュータを導入しなくとも、ファクシミリ装置
を利用して手軽に電子メールを送受信することができ
る。
【0003】また、ファクシミリ装置の多機能化が進
み、コードレス電話装置(子機)を接続することが可能
なものがある。子機は親機のファクシミリ装置と無線通
信などにより接続されており、親機を介して同じ電話回
線に接続される通信装置である。この子機を備えたファ
クシミリ装置においてE−mailサービスに加入して
いる場合、親機と共に子機にもそれぞれ個別にメールア
ドレスを割り当てることができるようになってきてい
る。
【0004】更に、ファクシミリ装置においては、相手
側装置の電話番号やメールアドレスを電子情報として記
憶するメモリ(電話帳機能)が設けられており、相手側
装置に電話(ファクシミリ送信)をする場合、或いは電
子メールを送信する場合において、その使い勝手の向上
が図られている。この電話帳機能は所望の電話番号やメ
ールアドレスを登録しておくことのできるメモリであ
り、一般には、ファクシミリ装置の液晶表示器等に、登
録(記憶)されている相手側装置の電話番号やメールア
ドレスを呼出して選択することにより、相手側装置を発
呼する電話動作を行うものである。このため、電話或い
はメールデータの送信を行う場合に、いちいち電話帳や
自己の所有するアドレス帳によって所望の電話番号やメ
ールアドレスを調べて、その都度入力する必要がない。
【0005】ここで、子機を備えたファクシミリ装置に
おいては、親機と子機、または子機同士は離れた場所に
設置されることが多いので、親機と子機にはそれぞれに
電話帳機能が備えられ、その使い勝手を向上させてい
る。よって、各装置の電話帳機能には、それぞれの装置
において頻繁に利用されるメールアドレスや電話番号が
個別に記憶されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の子機を備えたファクシミリ装置によれば、それ
ぞれの装置において電話帳機能を利用するには、親機及
び各子機のそれぞれにメールアドレスを登録する必要が
あった。よって、登録したメールアドレス等を変更する
場合に、親機及び子機のそれぞれのメモリの書換を行わ
なければならず、煩雑な作業が必要であるという問題点
があった。また、多数の電話番号やメールアドレスがそ
れぞれに登録されている場合には、その把握が困難とな
り、場合によっては、書き換えるデータが記憶されてい
ることを見落とすことがあるという問題点があった。
【0007】更に、親機及び各子機に割り当てられたメ
ールアドレスは、各装置固有のものとなるので、作成さ
れたメールデータには、そのメールデータを作成した装
置に割り当てられたメールアドレスが送信元のメールア
ドレスとして付加される。このため、例えば、通常1の
子機に割り当てられているメールアドレスを自己のメー
ルアドレスとして使用している送信者が、他の子機ある
いは親機を使用してメールデータを送信した場合には、
自己のメールアドレスでないメールアドレスが該メール
データに付加されるので、該メールデータの受信者がメ
ールデータの送信者を認識できない(別の送信者と認識
してしまう)場合が生じるという問題点がある。
【0008】加えて、該ファクシミリ装置においてメー
ルデータを受信する場合には、各装置において受信でき
るメールデータは、その装置に割り当てられたメールア
ドレスに対応するメールデータに限られてしまう。つま
り、1の装置においては、他の装置に割り当てられたメ
ールアドレスに対応するメールデータを受信することが
できず、使い勝手が悪いという問題点がある。
【0009】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、親機に記憶されている親機及び子
機のメールアドレスと相手側装置のメールアドレスと
を、子機において選択することができる多機能周辺装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の多機能周辺装置は、相手側装置と回線
を介して接続された親機と、その親機と接続されデータ
の送受信を行う少なくとも一つの子機とを備えており、
前記親機は、その親機及び子機に割り当てられた少なく
とも1つのメールアドレスを自己アドレスとして記憶す
る自己アドレス記憶手段と、その自己アドレス記憶手段
に記憶される自己アドレスを前記子機に送信する送信手
段とを備えており、前記子機は、メールデータを作成す
るデータ作成手段と、そのメールデータの送信元となる
メールアドレスを前記送信手段により親機から送信され
た自己アドレスの中から選択する自己アドレス選択手段
とを備えている。
【0011】この請求項1記載の多機能周辺装置によれ
ば、親機は回線を介して相手側装置と接続されている。
この親機において、親機及び子機に割り当てられたメー
ルアドレスは自己アドレス記憶手段に記憶されており、
この自己アドレス記憶手段に記憶されている親機及び子
機に割り当てられた自己アドレスは、送信手段により親
機から子機へ送信される。子機においては、データ作成
手段により作成されたメールデータの自己アドレスが、
自己アドレス選択手段により送信された親機及び子機に
割り当てられた少なくとも1つのメールアドレスの中か
ら選択される。
【0012】請求項2記載の多機能周辺装置は、請求項
1記載の多機能周辺装置において、前記親機は、前記相
手側装置の送信先メールアドレスを記憶する相手アドレ
ス記憶手段を備えており、前記送信手段は、前記相手ア
ドレス記憶手段に記憶される送信先メールアドレスを前
記子機に送信するものであり、前記子機は、前記データ
作成手段により作成されたメールデータの送信先メール
アドレスを前記送信手段により親機から送信された送信
先メールアドレスの中から選択する送信先アドレス選択
手段を備えている。
【0013】この請求項2記載の多機能周辺装置によれ
ば、請求項1記載の多機能周辺装置と同様に作用する
上、親機において、相手側装置のメールアドレスである
送信先メールアドレスは相手アドレス記憶手段に記憶さ
れており、この相手アドレス記憶手段に記憶されている
送信先メールアドレスは、送信手段により親機から子機
へ送信される。子機においては、データ作成手段により
作成されたメールデータの送信先メールアドレスが、相
手アドレス選択手段により選択される。
【0014】請求項3記載の多機能周辺装置は、請求項
1又は2に記載の多機能周辺装置において、前記自己ア
ドレス選択手段は、前記送信手段により親機から送信さ
れた前記自己アドレスの中から任意の自己アドレスを送
信元のメールアドレスとして選択可能に構成されてい
る。なお、1又は2以上のメールアドレス或いは親機か
ら送信されたすべてのメールアドレスを、任意のメール
アドレスとして選択しても良い。
【0015】請求項4記載の多機能周辺装置は、相手側
装置およびメールサーバと回線を介して接続された親機
と、その親機と接続されデータの送受信を行う少なくと
も一つの子機とを備えており、前記親機は、その親機及
び子機に割り当てられた少なくとも1つのメールアドレ
スを自己アドレスとして記憶する自己アドレス記憶手段
と、その自己アドレス記憶手段に記憶される自己アドレ
スを前記子機に送信する送信手段とを備えており、前記
子機は、その送信手段により親機から送信された自己ア
ドレスの中から受信先となるメールアドレスを選択する
自己アドレス選択手段と、その自己アドレス選択手段に
より選択された自己アドレスに対応するメールデータの
送信を前記メールサーバに対し前記親機を介して要求す
るデータ要求手段とを備えている。
【0016】この請求項4記載の多機能周辺装置によれ
ば、親機は、相手側装置およびメールサーバと回線を介
して接続されている。この親機においては、親機および
子機のメールアドレスが自己アドレス記憶手段に記憶さ
れており、その親機および子機の自己アドレスは送信手
段により子機に送信される。子機においては、自己アド
レス選択手段により、親機から送信された自己アドレス
の中から自己アドレスが選択され、データ要求手段によ
り、その選択された自己アドレスに対応するメールデー
タの送信が、メールサーバに対し、親機を介して要求さ
れる。
【0017】請求項5記載の多機能周辺装置は、請求項
4記載の多機能周辺装置において、前記自己アドレス選
択手段は、前記送信手段により親機から送信された前記
自己アドレスの中から任意の自己アドレスをメールデー
タの受信先のメールアドレスとして選択可能に構成され
ている。
【0018】請求項6記載の多機能周辺装置は、請求項
4又は5に記載の多機能周辺装置において、前記親機
は、前記メールサーバに出された送信要求に応じてその
メールサーバから送信されるメールデータを受信するデ
ータ受信手段と、そのデータ受信手段により受信された
メールデータを記憶する受信データ記憶手段と、前記メ
ールサーバから送信されるすべてのメールデータを前記
データ受信手段によって受信した場合に前記メールサー
バと閉結されている回線を開放する回線開放手段と、そ
の回線開放手段により回線が開放された後に前記受信デ
ータ記憶手段に記憶される受信したメールデータを、そ
のメールデータの送信を要求した子機へ配信する受信デ
ータ配信手段とを備えている。
【0019】この請求項6記載の多機能周辺装置によれ
ば、請求項4又は5に記載の多機能周辺装置と同様に作
用する上、メールサーバから送信されたメールデータ
は、親機に備えられたデータ受信手段により受信され、
その受信されたメールデータが受信データ記憶手段に記
憶されると、回線開放手段によりメールサーバと閉結さ
れていた回線が開放される。その後、受信データ配信手
段により受信データ記憶手段に記憶されているメールデ
ータが送信を要求した子機へ配信される。
【0020】請求項7記載の多機能周辺装置は、請求項
4から6のいずれかに記載の多機能周辺装置において、
請求項1から3のいずれかに記載の多機能周辺装置を備
えている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は、コード
レス電話装置(子機)が無線通信により接続されている
多機能周辺装置(親機)1の外観斜視図である。本実施
例の多機能周辺装置(親機)1はファクシミリ装置であ
り、メールデータの送受信が行えるように電話番号とと
もにメールアドレスが付与され、文字入力ができるよう
に構成されている。また、親機1に接続される子機A,
子機B及び子機Cもまた、親機を介してメールデータの
送受信が行えるよう構成されており、各子機A,B,C
においてもメールデータの作成ができるように構成され
ると共に、それぞれにメールアドレスを割り当てること
ができるが、本実施形態においては、親機1及び子機
A,B,Cの4つのメールアドレス(自己アドレス)は
全て親機1において管理されるようになっている。これ
については後で詳述する。
【0022】親機1の本体2の側部には、受話器3が取
り付けられている。受話器3は、非通話時には本体2に
設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフ
ックから取り上げられて使用される。前者をオンフック
状態、後者をオフフック状態と称している。
【0023】本体2の上面前部には、数値や文字などを
入力する入力ボタンやコマンドを入力するコマンド入力
ボタンなどの複数のボタンを備えた操作パネル4が設け
られている。この操作パネル4の左上端部にはコマンド
入力ボタンの一つである設定ボタン4aが設けられてい
る。設定ボタン4aは、各種の設定やコマンドを入力す
る入力画面を液晶表示器(以下単に「LCD」と略す)
5に表示させるためのボタンであり、この設定ボタン4
aが操作者により押下されると入力画面がLCD5に表
示される。
【0024】操作パネル4の中央部には、上記したLC
D5が設けられている。このLCD5は、親機1により
実行される処理や、親機1又は子機A,B,Cと電話回
線26を介して接続されている相手側装置との通信状態
を表示する表示器であり、タッチパネルで構成されてい
る。親機1が、操作パネル4上に設けられた設定ボタン
4a等の複数のボタンにより操作されると、その操作状
態や操作手順などはこのLCD5へ表示される。
【0025】ここで操作者により押下されたボタンが設
定ボタン4aであれば、LCD5には、上記したように
各種設定やコマンドを入力する入力画面が表示される。
具体的には、この入力画面は、入力画面上からコマンド
を入力するためのコマンド入力ボタンや、親機1におけ
る各処理を実行する上で必要となる設定を入力するため
の入力欄が表示される画面である。LCD5はタッチパ
ネルで構成されているので、入力画面上に表示されたコ
マンド入力ボタンが操作者により押下されると、押下さ
れたコマンド入力ボタンに対応するコマンドが親機1に
入力される。また、入力画面上に表示される入力欄へ
は、操作パネル4上に設けられた入力ボタンが押下され
ることにより、入力ボタンに対応づけられた数値や文字
などが入力される。
【0026】操作パネル4及びLCD5の後部には原稿
挿入口6が設けられている。ファクシミリ送信される原
稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入さ
れ、読み取りが行われた後に、本体2の前面であって操
作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出さ
れる。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が
設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数
枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可
能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給さ
れ印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設
けられた記録紙排出口8から排出される。
【0027】また、本体2には、子機A,子機B及び子
機Cと各種信号やデータの送受信を行うための接続手段
としてアンテナ18(図2参照)が内臓されている。親
機1は、このアンテナ18を介して、子機A,子機B及
び子機Cと無線通信により接続されている。なお、親機
1と子機A,子機B及び子機Cとの接続は、必ずしも無
線通信に限られるものではなく、ケーブルなどを介して
接続することも可能である。
【0028】このアンテナ18を介して親機1と無線に
より接続されている子機A,B,Cは、親機1との間で
データの送受信を行うためのアンテナ33を備えた通信
装置であり、操作パネル11とLCD12とを備えてい
る。操作パネル11の中央部には、数値や文字などを入
力する複数の入力ボタンが設けられている。この入力ボ
タンの上方にはコマンドを入力するコマンド入力ボタン
11a〜11cが備えられており、かかるコマンド入力
ボタン11a〜11cとして、左から順に、着信ボタン
11aと決定ボタン11bとキャンセルボタン11cと
が配設されている。
【0029】着信ボタン11aは、相手側装置からの着
呼に伴い電話回線26を閉結するためのボタンである。
この着信ボタン11aが操作者により押下されると、着
信ボタン11aの押下された子機と電話回線26とが閉
結され、相手側装置との間で通話が行われる。ここで、
電話回線26と閉結されている子機は、親機1を介して
電話回線26と閉結されているので、該子機と相手側装
置との間で行われる通話は、全て親機1を介して行われ
る。つまり、相手側装置から送信されたアナログ音声デ
ータは、親機1により受信された後に、アンテナ18を
介し、無線によって子機のアンテナ33(図2参照)に
送信されて受信される。子機から送信されるアナログ音
声データは無線により親機1へと送信された後に相手側
装置へと送信される。
【0030】決定ボタン11bはコマンドを入力するボ
タンであり、LCD12に表示されているボタン(表示
そのもの)が選択された後、この決定ボタン11bが押
下されると、そのボタンに対応するコマンドが入力され
るようになっている。この決定ボタン11bが押下され
るとLCD12に表示される各画面において、入力され
たコマンドに基づく処理が実行される。
【0031】キャンセルボタン11cは、実行されてい
る処理を中止して初期画面へと復帰するボタンである。
ここで、初期画面とは、データの送信又は受信を待機す
る画面であり、多機能周辺装置は、この初期画面が表示
されている状態で、相手側装置から送信される着呼信号
などを待機している状態である。
【0032】キャンセルボタン11cの上方右側には、
後述するアドレス帳メモリ16aに記憶されているデー
タを親機1からダウンロードするためのダウンロードボ
タン11dが備えられている。本実施例の多機能周辺装
置では、相手側装置の電話番号とメールアドレス(送信
先メールドレス)、及び、親機と各子機とに割り当てら
れたメールアドレス(自己アドレス)とは、親機のアド
レス帳メモリ16aにおいて一括して管理されている。
このダウンロードボタン11dが操作者により押下され
ると、この親機1のアドレス帳メモリ16aにおいて登
録されている電話番号やメールアドレスなどが子機へ送
信されて、LCD12に表示される(図4,図6及び図
7参照)。
【0033】ダウンロードボタン11dの左方にはメー
ルデータの受信を親機1に要求する受信要求ボタン11
eが設けられている。この受信要求ボタン11eは、親
機1のアドレス帳メモリ16aにおいて記憶される自己
アドレス(親機と各子機とに割り当てられたメールアド
レス)の中から選択される任意のメールアドレスにおい
て、メールデータの受信を親機に要求するボタンであ
る。この、受信要求ボタン11eが押下されると、親機
1において受信要求元の子機を識別する識別情報と選択
されたメールアドレスとが認識されると共に、親機1を
介してメールサーバへ該メールアドレスに対応するメー
ルデータの送信が要求される(図5及び図8参照)。
【0034】この受信要求ボタン11eの左方には次頁
ボタン11fが設けられている。次頁ボタン11fは、
LCD画面12の1画面上に入りきらない情報を順次表
示するためのボタンである。LCD12に表示される情
報量が多い場合には、その情報は分割されてLCD12
に表示される。分割された情報は、この次頁ボタン11
fが押下されることにより、順次LCD12に表示され
る。
【0035】また、かかる子機A,B,Cの筐体の下方
には、音声信号(操作者の発話)を電気信号に変換する
マイクが設けられ、また子機A,B,Cの筐体の上方に
は電気信号を音声信号に変換するスピーカが設けられて
おり、親機1または電話回線26を介して相手側装置と
通話ができるように構成されている。
【0036】図2は、親機(ファクシミリ装置)1と子
機A,子機B及び子機Cとの電気的構成を示したブロッ
ク図である。親機1には、CPU13、ROM14、R
AM15、EEPROM16、音声LSI17、アンテ
ナ18、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下
単に「NCU」と称す)19、受話器3、モデム20、
バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部
24、プリンタ25、操作パネル4、LCD5およびア
ンプ27が設けられ、これらはバスライン29を介して
互いに接続されている。
【0037】NCU19は回線制御を行うためのもので
あり、親機1はこのNCU19を介して電話回線26に
接続されている。NCU19は、交換機から送信される
呼出信号や各種信号を受信するとともに、操作パネル4
上又は操作パネル11上の入力ボタンの操作に応じた発
信時のダイヤル信号を交換機へ送信したり、電話回線2
6の閉結時において、アナログ音声信号やメールデータ
の送受信を行うものである。相手側装置へと送信される
メールデータは、このNCU19を経由してSimpl
e Mail Transfer Protocolサ
ーバ(SMTPサーバ、以下単に「メールサーバ」と略
す)へと送信される。
【0038】親機1から、子機A,B,Cへと送信され
るメールデータや各種信号は、このNCU19からアン
テナ18を介して送信され、一方、子機から親機1へ送
信されるメールデータや各種信号は、アンテナ18を介
してNCU19により受信される。これら親機1と子機
A,B,Cとの間で送受信されるデータの媒体として
は、電波が用いられている。
【0039】CPU13は、NCU19を介して送受信
される各種信号に従って、バスライン29により接続さ
れた各部を制御し、ファクシミリ動作や電話動作あるい
はメールデータの送受信などのデータ通信を実行するも
のである。ROM14は、この親機1で実行される制御
プログラム等を格納した書換不能なメモリであり、図
6、図7及び図8のフローチャートに示すプログラム
(制御プログラムの一部)は、このROM14内に格納
されている。
【0040】制御プログラムは、親機1で実行されるフ
ァクシミリ動作や電話動作あるいはメールデータの送受
信に関する動作を制御するためのプログラムである。本
実施例の制御プログラムにおいては、アドレス選択処理
とメールデータを送信するデータ送信処理(S7)とメ
ールデータを受信するデータ受信処理とのプログラムが
備えられている。アドレス選択処理は、子機A,B,C
からのメールデータの送信要求に応じて実行され、メー
ルデータの送信要求元の子機において、アドレス帳メモ
リ16aに記憶されるデータが選択されることによりデ
ータ送信処理(S7)または電話処理(S6)を実行す
る処理である。このアドレス選択処理は、具体的には、
親機1からの制御信号に基づいて子機にA,B,Cに表
示されるアドレス呼出画面50から入力されるコマンド
に基づいて実行され、このアドレス呼出画面50におい
て子機へ送信する(子機においてダウンロードされる)
データが指定されることにより実行される。指定される
データは、アドレス帳メモリ16aに記憶されるメール
アドレスまたは電話番号である。メールアドレスが指定
されるとデータ送信処理(S7)が実行され、電話番号
が指定されると電話処理(S6)が実行される。
【0041】このため、子機におけるメールデータの送
信や電話動作の実行時に、親機1のアドレス帳メモリ1
6aに記憶されるメールアドレスや電話番号を使用する
ことができるので、必要なメールアドレスや電話番号を
親機1において一括して管理することができる。このた
め、メールアドレスの新規登録や変更等がある場合に、
親機1に登録されているデータを編集するだけでよく、
メールアドレスの新規登録や変更を効率的に行うことが
できる。
【0042】データ送信処理(S7)は、アドレス選択
処理において実行され、各子機において作成されたメー
ルデータに付加する送信先メールアドレスと自己アドレ
ス(送信元メールアドレス)とを、親機から送信された
データの中から選択して付加した後、メールデータの送
信を実行する処理である。このデータ送信処理(S7)
は、子機A,B,Cに表示されたアドレス呼出画面の第
2画面51から第4画面53(図4の(b)〜(c))
における入力に基づいて実行される。詳細には、第2画
面51(図4の(b))で選択(入力)された自己アド
レスと、第3画面52(図4の(c))で選択(入力)
された送信先メールアドレスとが、第4画面53(図4
の(c))において作成されるメールデータに付加され
る。
【0043】このように、作成するメールデータに付加
する送信元となる自己アドレスと送信先メールアドレス
とを任意に選択することができるので、各子機に割り当
てられたメールアドレスに依らず、所望のメールアドレ
スを自己アドレスとして使用(メールデータに付加)し
て、メールデータを送信することができる。このため、
いずれの子機からメールデータを送信する場合にも、常
に送信者に対応するメールアドレス(送信者に割り当て
られたメールアドレス)を、自己アドレスとしてメール
データに付加することができる。
【0044】データ受信処理は、メールデータの受信を
親機1に実行させる処理である。このデータ受信処理で
は、いずれかの子機からメールデータの受信が要求され
ると、親機1は、各子機に与えられている識別情報によ
り要求元の子機を認識した後、アドレス帳メモリ16a
に記憶され、子機から要求のあった自己アドレスに対応
するメールデータの送信をメールサーバに要求する。そ
の要求に基づいてメールサーバから送信されたメールデ
ータを受信すると、メールサーバと親機1との間で閉結
されている回線を開放し、かかる後に、受信要求元の子
機へと対応するメールデータを送信する。
【0045】このように、メールデータの受信の際に
は、親機1のアドレス帳メモリ16aに記憶され、子機
からの要求のあった自己アドレスに対応するメールデー
タの送信がメールサーバに要求されるので、各子機毎に
メールサーバへメールデータの受信要求を行う場合に比
べて、効率的に受信を実行し、更に、回線の使用回数を
少なくして通信コストを低減することができる。
【0046】RAM15は、各種のデータを一時的に記
憶するためのメモリであり、受信データメモリ15a
と、印刷データメモリ15bと、メールデータメモリ1
5cと送信メールメモリ15dとを備えている。受信デ
ータメモリ15aは、相手側装置から送信されたファク
シミリデータとメールデータとを記憶するためのメモリ
である。親機1において、ファクシミリデータが受信さ
れると、そのファクシミリデータは、一旦、この受信デ
ータメモリ15aに記憶された後、プリンタ25が正常
に稼働する状態にあれば印刷データメモリ15bへ書き
込まれ、書き込まれたデータはプリンタ25へ出力され
て記録される。
【0047】出力されたファクシミリデータは、プリン
タ25によって記録紙に印刷された後に、受信データメ
モリ15aから消去される。ファクシミリデータが画像
データである場合、一般に、そのデータ量は大容量であ
るが、ファクシミリデータが印刷されることを条件にそ
のファクシミリデータを消去しているので、受信データ
メモリ15aを有効に使用することができる。
【0048】一方、親機1においてメールサーバから送
信されたメールデータが受信され、子機へ転送しないメ
ールであれば、その受信されたメールデータもまた、こ
の受信データメモリ15aに記憶される。記憶されたメ
ールデータは、所定の操作(図5及び図8参照)によ
り、受信データメモリ15aから読み出されてLCD5
に表示され、そのメールデータの内容が操作者に伝達さ
れる。
【0049】メールデータメモリ15cは、親機1にお
いて作成されるメールデータを一時的に記憶するメモリ
である。このメールデータメモリ15cに記憶されるメ
ールデータは、操作者により入力されたメールデータで
あり、本文と、その本文のヘッダデータである件名「s
ubject」と送信日時「date」と送信者の識別
情報であるメールアドレス「from」とメールデータ
の送信先である相手側装置のメールアドレス「to」と
で構成されるデータである。作成されたメールデータ
は、作成が終了すると(送信の指定)、送信メールメモ
リ15dに書き込まれる。
【0050】送信メールメモリ15dは、相手側装置へ
送信するメールデータを一時的に記憶するメモリであ
り、メールデータメモリ15cから書き込まれたメール
データは、送信が終了するまでこの送信メールメモリ1
5dに記憶される。また、子機A,B,Cにおいて作成
されたメールデータも、その送信が指定されることによ
りこの送信メールメモリ15dに記憶される。送信メー
ルメモリ15dに記憶されるメールデータは、電話回線
26を介してメールサーバへと送信され、メールデータ
がメールサーバへ送信された後は、送信メールメモリ1
5dから消去される。なお、送信メールメモリ15dへ
出力されたメールデータは、メールデータメモリ15c
から消去される。
【0051】EEPROM16は、書換可能な不揮発性
のメモリであり、このEEPROM16へ記憶されたデ
ータは電源オフ後も保持される。EEPROM16は、
操作者によって設定或いは登録される各種のデータや設
定値を不揮発に記憶しておくためのメモリであり、アド
レス帳メモリ16aを備えている。
【0052】アドレス帳メモリ16aは、親機1および
各子機に割り当てられている自己アドレスとメールデー
タの送信先となる相手側装置のメールアドレス(送信先
メールアドレス)と相手側装置の電話番号(ファクシミ
リ番号)とを記憶するメモリである。このアドレス帳メ
モリ16aに記憶されている各データは、アドレス帳設
定画面40において入力されたデータである。このデー
タは、子機A,B,Cにおける所定の操作により、アン
テナ18及びアンテナ33を介して各子機へ送信され、
各子機へ送信されたそのデータは、子機受信データメモ
リ32aに記憶されると共にLCD12に表示される。
【0053】ここで、このアドレス帳メモリ16aに記
憶される各データは、データの種類(自己アドレスのデ
ータ、送信先メールアドレスデータ、相手側装置の電話
番号、名前等)毎に別のエリアに記憶されている。この
ため、子機A,B,Cにおいては、各データをその種類
毎に指定することができ、親機1は各子機において指定
された種類のデータをこのアドレス帳メモリ16aから
読み出して、各子機へ送信する。
【0054】つまり、子機A,B,Cにおいて、電話操
作(相手側装置との通話)が実行される際には、子機
A,B,Cの指定に基づいて、アドレス帳メモリ16a
に記憶されている全ての相手側装置の電話番号が各子機
へ送信される。また、メールデータが作成される際に
は、アドレス帳メモリ16aに記憶されている全ての自
己アドレスと送信先メールアドレスとが各子機へ送信さ
れる。更に、メールデータの受信要求時には、アドレス
帳メモリ16aに記憶されている全ての自己アドレスが
各子機へ送信される。
【0055】また、各自己アドレスのデータについて
は、その自己アドレスに対応する登録者(メールアドレ
スの取得者)の名前と共に記憶されているので、登録者
名を確認することにより、対応する1の自己アドレスを
選択することができるようになっている。更に、各送信
先メールアドレス及び各電話番号は、相手側装置のメー
ルアドレスの取得者の名前と共に記憶されているので、
その名前を確認することにより、対応する1の送信先メ
ールデータを選択することができるようになっている。
また、アドレス帳メモリ16aの各エリアに記憶される
データは、アドレス帳設定画面40において、その名前
により指定されると、対応する名前を有する各データが
各エリアから読み出され、その名前に対応して登録され
ている全てのデータが読み出されてLCD5に表示され
るようになっている。
【0056】音声LSI17は、NCU19によって受
信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
るとともに、この親機1の内部で生成されたデジタル音
声信号をアナログ音声信号に変換してNCU19に出力
するものである。モデム20は、画像データやメールデ
ータを変調および復調して伝送するとともに伝送制御用
の各種手順信号を送受信するものである。バッファ21
は、他のファクシミリ装置との間で送受信される符号化
されたファクシミリデータやスキャナ22により読み取
られた原稿の画像データを一時的に格納するものであ
る。
【0057】スキャナ22は原稿挿入口6に挿入された
原稿の画像を読み取るためのものであり、符号化部23
はスキャナ22により読み取られた原稿画像の符号化を
行うものである。復号化部24は、バッファ21に記憶
された受信したファクシミリデータを読み出して、これ
を複合化するものであり、複合化されたデータは、プリ
ンタ25により記録用紙に印刷される。操作パネル4
は、上記したように操作者がこの親機1の設定等の各種
の操作を行うためのものである。アンプ27は、そのア
ンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音
などを出力するためのものである。
【0058】次に、子機A,B,Cにおける電気的構成
について子機Aを用いて説明する。子機Aは、CPU3
0、ROM31、RAM32、アンテナ33、インター
フェイス34、操作パネル11、LCD12、マイク3
5及びスピーカ36が設けられ、これらは互いに接続さ
れている。
【0059】CPU30は、インターフェイス34を介
して送受信される各種信号に従って各部を制御し、電話
動作やメールデータの送受信などのデータ通信を実行す
るものである。ROM31は、この子機Aで実行される
制御プログラム等を格納した書換不能なメモリである。
【0060】RAM32は、各種のデータを一時的に記
憶するためのメモリであり、子機受信データメモリ32
aを備えている。子機受信データメモリ32aは、親機
1から送信されたメールデータを記憶するためのメモリ
である。子機Aにおいて、親機1からメールデータが受
信されると、受信されたメールデータもまた、この子機
受信データメモリ32aに記憶される。記憶されたメー
ルデータは、操作者の操作により、子機受信データメモ
リ32aから読み出されてLCD12に表示され、その
メールデータの内容が操作者に伝達される。
【0061】インターフェイス34は、異なる装置間で
のデータ通信における接点の規定であり、各装置を接続
するための電気的規格である。インターフェイス34は
親機1との間でデータの送受信を行うためのものであ
り、子機Aから、親機1へと送信される各種信号やメー
ルデータは、このインターフェイス34からアンテナ3
3を介して送信され、一方、親機1から子機Aへ送信さ
れる各種信号やメールデータは、アンテナ33を介して
インターフェイス34により受信される。
【0062】次に、図3を参照して、メールアドレスと
電話番号の登録方法について説明する。図3は、設定ボ
タン4aが操作者により押下されると表示される入力画
面の一つであるアドレス帳設定画面40を模式的に表し
たものである。このアドレス帳設定画面40は、アドレ
ス帳メモリ16aに登録するメールアドレスや電話番号
などのデータを入力する画面であり、第1画面41と第
2画面42との2画面で構成されている。また、各画面
においては、その画面上から入力が受け付けられるよう
に構成されており、このアドレス帳設定画面40におい
て入力されたデータは、アドレス帳メモリ16aに不揮
発に記憶(登録)される。
【0063】第1画面41は、登録または編集するデー
タの属性を指定する画面であり、指定された属性に属す
るデータの登録または編集が親機1に要求される。この
第1画面41の上方には、左から順に「アドレス帳」ボ
タン40a、「原稿サイズ」ボタン、「応答メッセー
ジ」ボタン、「各種設定」ボタンが設けられている。こ
れらのボタンは、親機1に画面の表示を要求するコマン
ド入力ボタンであり、これらのボタンが操作者により押
下されると、各ボタンに対応したコマンドが親機1に入
力され、それぞれのボタンに記されている画面へと画面
表示が切り替わる。図3においては、「アドレス帳」ボ
タン40aが押下されることにより、アドレス帳設定画
面40が表示されている状態が示されている。
【0064】コマンド入力ボタンの下方には、アドレス
帳メモリ16aに登録(記憶)されているデータのイン
デックスとしての名前が一覧表示された名前欄40b
が、データの属性を指定する属性指定ボタン40g,4
0hと共に表示されている。属性指定ボタン40g,4
0hは、データの属性(種類)を指定するボタンであ
り、「相手側装置」ボタン40gと「親機・子機」ボタ
ン40hとにより構成されている。「相手側装置」ボタ
ン40gが押下されると、相手側装置に属するデータの
インデックスが、そのデータ(メールアドレスまたは電
話番号)を所有する相手先の名前(メールアドレス或い
は電話番号によって識別される相手側装置に対応する名
前)で一覧表示された名前欄40bが表示される。一
方、「親機・子機」ボタン40hが押下されると、多機
能周辺装置を構成している親機1及び子機A,B,Cに
属するデータのインデックスが、親機名及び子機名で一
覧表示された名前欄40bが表示される。
【0065】この名前欄40bは、指定された属性にお
いて、アドレス帳メモリ16aに登録されている全ての
相手側装置の操作者の名前(或いは多機能周辺装置を構
成している装置の名前)が表示できるように、複数頁に
渡って設けられている。各名前欄は、操作者に押下され
ることにより選択された状態となり、その選択された名
前に対応する相手側装置(または親機若しくは子機A,
B,C)のデータが第2画面42において表示される。
【0066】この名前欄40bの下方には、左から順に
「終了」ボタン40c、「次頁」ボタン40d、「新
規」ボタン40e、「編集」ボタン40fが表示されて
いる。これらのボタン40c〜40fは、親機1へコマ
ンドを入力するコマンド入力ボタンであり、各ボタンが
押下されると各ボタンに対応したコマンドが親機1に入
力される。「終了」ボタン40cは、アドレス帳設定画
面40を終了して初期画面(データの送信又は受信を待
機する画面)へと復帰するボタンであり、この「終了」
ボタン40cが押下されるとアドレス帳設定画面40で
の全ての操作は終了あるいは中止される。「次頁」ボタ
ン40dは、複数頁に渡って設けられている名前欄40
bについて、表示されている頁を次頁の表示へと切り替
えるボタンである。「新規」ボタン40eと「編集」ボ
タン40fとは、アドレス帳設定画面40の第2画面4
2を表示するボタンである。「新規」ボタン40e押下
がされると、新たなデータを登録するための第2画面4
2が表示さる。また、所望の名前欄40bが選択された
のちに「編集」ボタン40f押下されると、選択された
名前に対応するデータ(既存データ)の変更を行うため
の第2画面42が表示される。
【0067】第2画面42は第1画面41で選択された
名前に対応するデータ編集(既存データの変更)または
新たなデータの登録を行う画面である。図3には、相手
側装置に属する既存データの変更を行うための第2画面
42が表示されている。この第2画面42では、第1画
面41の名前欄40bで指定された名前に対応するデー
タがアドレス帳メモリ16aから読み出されて表示され
た詳細データ欄40gが表示されている。この詳細デー
タ欄40gの最上部には、メールアドレスを所有する相
手先(該メールアドレスによって識別される相手側装置
の操作者、該メールアドレスの取得者)の名前が表示さ
れる「名前」の項目欄が表示されており、該項目欄の下
方には、上から順に「電話番号」、「ファクシミリ番
号」、「メールアドレス」と表示される項目欄が設けら
れている。「名前」、「電話番号」、「ファクシミリ番
号」、「メールアドレス」の項目欄の右側は、各項目欄
に対応するデータを入力する入力欄となっており、この
入力欄へは、操作パネル4上の入力キーの操作により、
所望のデータ(文字)が入力される。各入力欄には、
「名前」の入力欄に入力される名前に対応付けて、対応
するデータが入力される。ここで「電話番号」の入力欄
には相手側装置の電話番号が入力され、「メールアドレ
ス」の入力欄には、送信先メールアドレスとなる相手側
装置のメールアドレスが入力される。
【0068】詳細データ欄40gの上方には、「終了」
ボタン40cが表示されており、このボタンが押下され
ると第2画面42の表示を終了し、第1画面41へと画
面表示が切り替わる。この第2画面42で登録されたデ
ータは、「終了」ボタン40cが押下されることにより
EEPROM16のアドレス帳メモリ16aにおいて不
揮発に記憶される。尚、第1画面41において、「新
規」ボタン40e押下がされた場合には、予めアドレス
帳メモリ16aに記憶されているデータがないので、各
入力欄にデータが記載されていない詳細データ欄40g
が表示される。
【0069】また、第1画面41で名前欄40bに表示
されるデータの属性が親機1及び子機A,B,Cであれ
ば、第2画面42は親機1及び子機A,B,Cのデータ
を入力するための画面が表示される。かかる第2画面4
2においては、自己アドレスと、その自己アドレスの取
得者の名前とを入力することができる入力欄が表示され
る。
【0070】第2画面42で入力されたデータは、その
データの種類毎(送信先メールアドレス、自己アドレ
ス、電話番号)に、アドレス帳メモリ16aの対応する
エリアへ書き込まれる。また、各エリアに書き込まれる
際には、それぞれのデータにインデックス情報となる
「名前」の入力欄に入力された名前が添付される。
【0071】次に、図4および図5を参照して、親機1
から子機A,B,Cへ、アドレス帳メモリ16aに記憶
されるデータをダウンロードする操作方法について説明
する。図4は、後述するデータ送信処理(S7、図7参
照)において、アドレス帳メモリ16aに記憶されるデ
ータをダウンロードする場合の操作画面を示した図であ
る。図4の(a)は、ダウンロードボタン11dが押下
されると子機のLCD12に表示されるアドレス呼出画
面の第1画面50を模式的に表したものである。
【0072】この第1画面は、アドレス選択処理におい
て、子機A,B,Cへ親機1からダウンロードするデー
タを選択する画面である。第1画面には、ダウンロード
するデータの種類を選択する選択ボタン50aが設けら
れている。この選択ボタン50aは親機1に選択したデ
ータの送信を要求するコマンドを入力するコマンド入力
ボタンであり、「メールアドレス」ボタン50a1と
「電話番号」ボタン50a2とにより構成されている。
「メールアドレス」ボタン50a1が入力されると、ア
ドレス帳メモリ16aに記憶されている自己アドレスが
送信されて、アドレス呼出画面の第2画面51(b)が
表示される。一方、「電話番号」ボタン50a2が入力
されると、アドレス帳メモリ16aに記憶されている相
手側装置の電話番号が送信されてLCD12に表示され
る。尚、選択ボタン50aは、操作パネル11に設けら
れた次頁ボタン11fを押下することにより選択され、
選択状態で決定ボタン11bが押下されることで入力さ
れる。各ボタン50a1,50a2は、選択状態ではそ
の背景色が反転し、選択状態が示される。また、操作パ
ネル11上からキャンセルボタン11cが入力される
と、アドレス呼出画面は終了されて初期画面(データの
送信又は受信を待機する画面)へと復帰する。
【0073】図4(b)には、第1画面において「メー
ルアドレス」ボタン50a1が入力されることにより表
示されるアドレス呼出画面の第2画面51を示した図で
ある。この第2画面51は、作成するメールデータに送
信元アドレスとして付加する自己アドレスを選択する画
面であり、画面51に入力されるコマンドに基づいてデ
ータ送信処理(S7)を実行させるための画面である。
この第2画面には、自己アドレス一覧表50bが表示さ
れている。この自己アドレス一覧表50bには、アドレ
ス帳メモリ16aに記憶されている自己アドレスが、そ
のメールアドレスの取得者の名前と共に表示されてい
る。
【0074】この自己アドレス一覧表50bに表示され
る自己アドレスは、その表示そのものが自己アドレスを
指定する指定ボタンとなっている。この表示される自己
アドレスは、次頁ボタン11fを押下する毎に1づつ順
番に選択される。選択状態で決定ボタン11bが押下さ
れると、その選択されたアドレスが作成するメールデー
タの自己アドレス(送信元アドレス)として決定され
る。この自己アドレスは、自己アドレス一覧表50bに
表示される任意のメールアドレスをどの子機からでも選
択でき、作成するメールデータの自己アドレスとして設
定することができる。
【0075】決定ボタン11bの入力は自己アドレスを
指定する指定コマンドの入力であると共に、送信先メー
ルアドレスの送信を要求するコマンドの入力となってお
り、これにより、アドレス帳メモリ16aから送信先メ
ールアドレスがダウンロードされて第3画面52が表示
される。尚、選択状態では第1画面50と同じく選択さ
れたメールアドレスの背景色が黒色に反転し、選択状態
であることが示される。図中(b)においては自己アド
レス「△△△△@aaa.ne.jp」が選択されてい
ることが示されている。また、この第2画面51におい
て、キャンセルボタン11cが入力(押下)されると、
第2画面51を終了して初期画面へと復帰する。
【0076】図4(c)は、第2画面51において自己
アドレスが決定されると表示されるアドレス呼出画面の
第3画面52を示した図である。第3画面52もまた第
2画面51と同様に、データ送信処理(S7)において
コマンドを入力する画面であり、この第3画面52に
は、アドレス帳メモリ16aに記憶されている送信先メ
ールアドレスが親機1から送信(ダウンロード)され、
送信先名前欄50cとして表示されている。表示される
送信先メールアドレスは、作成するメールアドレスに付
加する送信先メールアドレスとして選択されるものであ
る。送信先名前欄50cの各欄に表示される送信先メー
ルアドレスは、次頁ボタン11fを押下する毎に1づつ
順番に選択することができる。図中においては、送信先
メールアドレス「××××@bbb.ne.jp」が選
択されている。
【0077】この送信先メールアドレスの選択状態で決
定ボタン11bが押下されると、その選択されたメール
アドレスが、作成されるメールデータの送信先メールア
ドレスとして決定される。この決定ボタン11bの入力
は、送信先メールアドレスの決定を親機1に報知し、そ
の結果、メールデータを作成する第4画面53が各子機
のLCD12に表示される。尚、この第3画面52にお
いて、キャンセルボタン11cが入力(押下)される
と、第3画面52は終了され初期画面へと復帰する。
【0078】図4(d)は、第3画面52において送信
先メールアドレスが決定されることにより(決定ボタン
11bの押下により)表示されるアドレス呼出画面の第
4画面53であり、メールデータを作成する画面であ
る。この第4画面53の上方には、作成するメールデー
タに添付されるヘッダデータが示されたヘッダデータ欄
50dが表示されている。このヘッダデータ欄50dに
は、上から順に、送信日時「date」、自己アドレス
「from」、相手側装置のメールアドレスである送信
先メールアドレス「to」、本文の件名「subjec
t」が表示される欄が設けられており、自己アドレス
「from」の表示欄には、第2画面51において選択
された自己アドレスが表示されている。また、送信先メ
ールアドレス「to」の表示欄には、第3画面52にお
いて選択された送信先メールアドレスが表示されてい
る。
【0079】このヘッダデータ欄50dの下方には、メ
ールデータ本文の入力欄が備えられている。このメール
データ本文の入力欄は、操作者により操作パネル11に
設けられた入力ボタンが押下されることにより、各入力
ボタンに対応する文字が入力され、入力された文字によ
りメールデータの本文が作成される欄である。このメー
ルデータ本文の入力欄の下方には、「送信」ボタン50
eが設けられている。「送信」ボタン50eは親機1へ
コマンドを入力するコマンド入力ボタンであり、該画面
53で作成されたメールデータをアンテナ33およびア
ンテナ18を介して、親機1へ送信するボタンである。
この「送信」ボタン50eが入力されると、作成された
メールデータはヘッダデータ、本文共に親機1に送信さ
れ、親機1の送信メールメモリ15dに、一旦記憶され
る。その後、送信メールメモリ15dに記憶されている
該メールデータは、電話回線26を介して、ヘッダデー
タに記載されている送信先メールアドレスへ送信するべ
くメールサーバに送信される。この「送信」ボタン50
eの入力は、次頁ボタン11fの操作と決定ボタン11
bの操作とにより実行される。また、この第4画面53
において、キャンセルボタン11cが入力されると第4
画面53は終了され、初期画面へと復帰する。
【0080】次に、図5を参照して、子機A,B,Cに
おいて、親機1を介してメールサーバからメールデータ
を受信する受信方法について説明する。図5は、メール
データの受信を親機1に要求する受信要求ボタン11e
が押下されることにより表示されるメールアドレス選択
画面60を模式的に表したものである。
【0081】このメールアドレス選択画面60は、メー
ルサーバに対してメールデータの送信を要求する自己ア
ドレス(受信要求元装置のメールアドレス)を選択する
と共に、このメールアドレス選択画面60において入力
されるコマンドに基づいて後述する図8のデータ受信処
理を実行させる画面である。このメールアドレス選択画
面60は、自己アドレス一覧表50bを備えている。自
己アドレス一覧表50bは、図4における第2画面51
と同様に構成され、この自己アドレス一覧表50bに表
示される自己アドレス(親機及び各子機に割り当てられ
たメールアドレス)から1のメールアドレスを選択する
ことにより、選択されたメールアドレスをメールデータ
の受信要求元メールアドレスとして指定するものであ
る。ここで、自己アドレス一覧表50bに表示される任
意のメールアドレスを、どの子機からでもメールデータ
の受信要求元メールアドレスとして選択することができ
る。尚、メールアドレス選択画面60の自己アドレス一
覧表50bの操作方法については、図5に示した自己ア
ドレス一覧表50bの操作方法に同じであるので、その
説明を省略する。
【0082】この自己アドレス一覧表50bにおいて選
択されたメールアドレスは、決定ボタン11bが押下さ
れると、そのメールアドレスに対応するメールデータの
受信要求が親機1に送信される。受信要求を受信した親
機1は、メールサーバを発呼し、子機A,B,Cで選択
された自己アドレス(受信要求元メールアドレス)に対
応するメールデータの送信をメールサーバに要求する。
【0083】次に、図6、図7及び図8のフローチャー
トを参照して、上記のように構成された親機1と子機と
の動作について説明する。図6は、ROM14に記憶さ
れる制御プログラムの一部であるアドレス選択処理を示
したフローチャートである。このアドレス選択処理は、
親機1において、子機A,B,Cから親機1へ送信され
てきたコマンドに基づいて、親機1のアドレス帳メモリ
16aから送信されるデータを選択する処理である。
【0084】図6に示すように、このアドレス選択処理
では、まず、子機A,B,Cにおいてダウンロードボタ
ン11dが入力されたか否かを確認する(S1)。確認
の結果、各子機においてダウンロードボタン11dが入
力されていなければ(S1:No)、このアドレス選択
処理を終了する。一方、子機においてダウンロードボタ
ン11dが入力されていれば(S1:Yes)、アドレ
ス呼出画面50を子機に表示させるための各種制御デー
タを送信する(S2)。次に、そのアドレス呼出画面5
0において、その子機のキャンセルボタン11cが入力
されたか否かを確認する(S3)。確認の結果、キャン
セルボタン11cが入力されていれば(S3:Ye
s)、このアドレス選択処理を終了する。また、キャン
セルボタン11cが選択されていなければ(S3:N
o)、その子機において、選択ボタン50aが入力され
たか否かを確認する(S4)。確認の結果、選択ボタン
50aが入力されていれば(S4:Yes)、入力され
た選択ボタン50aが「メールアドレス」ボタン50a
1であるか否かを確認する(S5)。確認の結果、「メ
ールアドレス」ボタン50a1が入力されていれば(S
5:Yes)、後述するデータ送信処理を行い(S
7)、このアドレス選択処理を終了する。また、「メー
ルアドレス」ボタン50a1が入力されていなければ
(S5:No)、「電話番号」ボタン50a2の入力で
あるので電話処理を行い(S6)、このアドレス選択処
理を終了する。
【0085】一方、S4の処理で確認した結果、選択ボ
タン50aが入力されていなければ(S4:No)、そ
の処理をS3に移行し、キャンセルボタン11cまたは
選択ボタン50aの入力を待機する。
【0086】図7は、図4のアドレス選択処理の中で実
行されるデータ送信処理(S7)のフローチャートを示
した図である。このデータ送信処理(S7)は、子機に
表示されるアドレス呼出画面の第2画面51〜第4画面
53における入力に基づいて実行され、親機1のアドレ
ス帳メモリ16aに記憶されているメールアドレスの中
から選択される自己アドレスと送信先メールアドレスと
を、作成するメールデータに付加する処理である。この
データ送信処理(S7)では、送信先メールアドレスと
送信元メールアドレスとして付与される自己アドレスと
は、アドレス帳メモリ16aに記憶されている対応する
メールアドレスの中から任意に選択することができる。
【0087】このデータ送信処理(S7)では、まず、
アドレス帳メモリ16aに記憶される自己アドレスを子
機に送信する(S11)。子機に送信された自己アドレ
スは自己アドレス一覧表50bとして、アドレス呼出画
面の第2画面51に表示される。次に、アドレス呼出画
面の第2画面51が表示された子機において、キャンセ
ルボタン11cが入力されたか否かを確認する(S1
2)。確認の結果、キャンセルボタン11cが選択され
ていれば(S12:Yes)、このデータ送信処理(S
7)を終了する。
【0088】また、キャンセルボタン11cが選択され
ていなければ(S12:No)、第2画面51の自己ア
ドレス一覧表50bにおいて、自己アドレスが指定され
たか否かを確認する(S13)。確認の結果、自己アド
レスが指定されていれば(S13:Yes)、送信先メ
ールアドレスを子機へ送信する(S14)。送信された
送信先メールアドレスは送信先名前欄50cとしてアド
レス呼出画面の第3画面52に表示される。そして、ア
ドレス呼出画面の第3画面52が表示された子機におい
て、キャンセルボタン11cが選択されたか否かを確認
する(S15)。確認の結果、キャンセルボタン11c
が選択されていれば(S15:Yes)、このデータ送
信処理(S7)を終了する。
【0089】一方、S15の処理で確認した結果、キャ
ンセルボタン11cが選択されていなければ(S15:
No)、送信先メールアドレスが指定されたか否かを確
認する(S16)。確認の結果、送信先メールアドレス
が指定されていれば(S16:Yes)、その送信先メ
ールアドレスとS13の処理で指定された自己アドレス
とをヘッダデータに記載したアドレス呼出画面の第4画
面53の表示を子機に指示する(S17)。これによ
り、子機において、アドレス呼出画面の第4画面53上
に、S16の処理で指定された送信先メールアドレスへ
送信するメールデータの本文が作成される。
【0090】そして、アドレス呼出画面の第4画面53
の表示された子機において、キャンセルボタン11cが
入力されたか否かを確認する(S18)。確認の結果、
キャンセルボタンが入力されていれば(S18:Ye
s)、このデータ送信処理(S17)を終了する。ま
た、S18の処理で確認した結果、キャンセルボタン1
1cが入力されていなければ(S18:No)、「送
信」ボタン50eが入力されたか否かを確認する(S1
9)。ここで、「送信」ボタン50eが入力されていれ
ば(S19:Yes)、子機において作成されたメール
データの親機1への送信を指示し、子機から送信された
そのメールデータを受信した後、送信メールメモリ15
dに記憶する(S20)。その後メールデータ送信処理
を行う(S21)。
【0091】メールデータ送信処理(S21)は、送信
メールメモリ15dに記憶されるメールデータを、その
メールデータの送信先メールアドレスへ送信するための
処理である。かかる処理(S21)によれば、まず、メ
ールサーバを発呼し、メールサーバと親機1との間で電
話回線26が閉結されると、送信メールメモリ15dに
記憶されるメールデータをメールサーバへ送信する。メ
ールサーバへ送信されたメールデータは、その送信先メ
ールアドレスが割り当てられている相手側装置からの受
信要求に基づいて、メールサーバから相手側装置へと送
信される。
【0092】メールデータ送信処理(S21)の後は、
このデータ送信処理(S7)を終了する。また、S13
の処理で確認した結果、自己アドレスが指定されていな
ければ(S13:No)、その処理をS12へ移行し、
キャンセルボタン11cの入力または自己アドレスの指
定を待機する。更に、S16の処理で確認した結果、送
信先メールアドレスが指定されていなければ(S16:
No)、その処理をS15へ移行し、キャンセルボタン
11cの入力または送信先メールアドレスの指定を待機
する。加えて、S19の処理で確認した結果、「送信」
ボタン50eが入力されていなければ(S19:N
o)、その処理をS18に移行して、キャンセルボタン
11cまたは「送信」ボタン50eの入力を待機する。
【0093】図8は、ROM14に記憶される制御プロ
グラムの一部であるデータ受信処理を示したフローチャ
ートである。このデータ受信処理は、図5のメールアド
レス選択画面60から入力されるコマンドに基づいて行
われ、メールサーバに受信要求を行うメールアドレスを
選択する処理である。このデータ受信処理において選択
されるメールアドレスは、アドレス帳メモリ16aに記
憶されている自己アドレス(親機および子機A,B,C
に割り当てられたメールアドレス)であり、その中から
子機において任意に選択されるメールアドレスである。
【0094】このデータ受信処理では、まず、各子機に
おいて、受信要求ボタン11eが入力されたか否かを確
認する(S31)。確認の結果、子機A,B,Cにおい
て受信要求ボタン11eが入力されていなければ(S3
1:No)、このデータ受信処理を終了する。一方、S
31の処理において確認した結果、子機A,B,Cにお
いて受信要求ボタン11eが入力されていれば(S3
1:Yes)、子機A,B,Cからのメールデータの受
信要求であり、受信要求元の子機の識別情報を認識した
後、アドレス帳メモリ16aに記憶されている自己アド
レス(親機および子機A,B,Cに割り当てられたメー
ルアドレス)を子機へ送信する(S32)。子機へ送信
された自己アドレスは、自己アドレス一覧表50bとし
てメールアドレス選択画面60に表示される。
【0095】次に、メールアドレス選択画面60が表示
された子機において、キャンセルボタン11cが入力さ
れたか否かを確認する(S33)。確認の結果、キャン
セルボタン11cが選択されていれば(S33:Ye
s)、このデータ受信処理を終了する。また、S33の
処理で確認した結果、キャンセルボタン11cが選択さ
れていなければ(S33:No)、子機に表示された自
己アドレス一覧表50bおいて1のメールアドレスが指
定されたか否かを確認する(S34)。
【0096】ここで、1のメールアドレスが指定されて
いれば(S34:Yes)、親機1は電話回線26を介
してメールサーバを発呼する(S35)。そして、その
電話回線26が閉結されたか否かを確認し(S36)、
電話回線26が閉結されていなければ(S36:N
o)、各処理を行い(S37)、このデータ受信処理を
終了する。一方、S36の処理で確認した結果、電話回
線26が閉結していれば(S36:Yes)、子機にお
いて指定されたメールアドレスに対応するメールデータ
の送信をメールサーバに要求する(S38)。次に、メ
ールサーバから送信された、その要求に対応するメール
データを受信したか否かを確認する(S39)。確認の
結果、メールデータを受信していれば(S39:Ye
s)、そのメールデータをメールデータメモリ15cに
記憶し(S40)、親機1とメールサーバとの閉結され
ている電話回線26を開放する(S41)。電話回線2
6を開放した後は、S31の処理で認識された識別情報
を有する子機(受信要求のあった子機)に、その子機に
おいて指定された自己アドレスに対応するメールデータ
を送信し(S42)、このデータ受信処理を終了する。
【0097】また、S34の処理で確認した結果、メー
ルアドレスが指定されていなければ(S34:No)、
その処理をS33に移行し、キャンセルボタン11cの
入力またはメールアドレスの指定を待機する。更に、S
39の処理で確認した結果、メールデータを受信してい
なければ(S39:No)、メールデータを受信するま
でS40以降の処理を待機する。
【0098】以上、上記実施例において説明したよう
に、本発明の親機1と少なくとも一つの子機とを備えた
多機能周辺装置によれば、子機A,B,Cにおいて、親
機1のアドレス帳メモリ16aに記憶される送信先メー
ルアドレス、自己アドレス、電話番号を使用することが
できる。このため、多機能周辺装置に記憶させておく必
要のある各種メールアドレスの管理を、親機において一
括して行うことができ、その管理を簡便に行うことがで
きる。また、各子機においては、親機から送信された各
メールアドレスについて、任意のアドレスを選択するこ
とができる。よって、各子機に対して固定的にメールア
ドレスを割り当てることなく、いずれの子機からも任意
のメールアドレスを自己アドレスとしてメールデータを
送信することや、任意のメールアドレスに基づいたメー
ルデータの受信要求を行うことができる。
【0099】尚、本実施例において、請求項1記載の送
信手段としては図7のS11及びS14の処理が該当す
る。請求項3記載の送信手段としては図8のS32の処
理が該当する。請求項5記載のデータ受信手段としては
図8のS39の処理が該当する。請求項5記載の受信デ
ータ記憶手段としては図8のS40の処理が該当する。
請求項5記載の回線開放手段としては図8のS41の処
理が該当する。請求項5記載の受信データ配信手段とし
ては図8のS42の処理が該当する。
【0100】以上実施例に基づき本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能で
あることは容易に推察できるものである。
【0101】例えば、本実施例では、親機1のアドレス
帳メモリ16aに記憶されている送信先メールアドレス
をすべて子機A,B,Cへ送信するよう構成していた
が、これに代えて、アドレス帳メモリ16aに登録する
際に、グループ別に登録できるように構成し、子機は、
そのグループ毎に送信先メールアドレスを要求すること
ができるよう構成しても良い。これによれば、アドレス
帳メモリ16aから送信先のメールアドレスを子機A,
B,Cへグループ毎に送信することができるので、所望
の送信先メールアドレスの検索が容易になる上、親機1
から子機へ一度に送信されるデータ量が少なくなるの
で、データの送信時間を短縮することができ、使い勝手
を向上させることができる。自己アドレスについても全
て送信せずに、子機毎に送信する自己アドレスを少なく
とも1つ決めておき、子機から要求のあったときに、決
められた自己アドレスを送信するように構成しても良
い。
【0102】また、本実施例では、子機の入力を入力ボ
タンにより実行するよう構成していたが、これに代え
て、LCD12上にパネルを設けて、タッチパネルによ
り入力コマンドを入力するよう構成しても良い。これに
よれば、各入力ボタンが取り除かれ、LCD12の画面
上にパネルを設けることにより、操作者はLCD12の
画面を見ながら操作できる。また、各入力ボタンが取り
除かれることから、LCD12の画面表示が大きくな
り、操作者は画面を見易くなると共に、ボタン操作の入
力を間違うことなく確実に入力することができる。
【0103】更に本実施例では、子機A,B,Cにおい
てメールデータの受信要求を行う場合には、アドレス帳
メモリ16aに記憶される自己アドレス(親機1及び各
子機に割り当てられたメールアドレス)の中から、1の
メールアドレスを任意に指定して、その1のメールアド
レスに対応するメールデータの送信をメールサーバに要
求するように構成していたが、これに代えて、複数のメ
ールアドレスを指定するように構成しても良い。また、
1の子機においてメールデータの受信要求があった場
合、親機1及び各子機に割り当てられた全てのメールア
ドレスに対応するメールデータの送信をメールサーバに
要求するように構成しても良い。これによれば、各メー
ルアドレス毎にメールデータの受信要求を行う必要がな
く、その受信操作を簡便にすることができる。
【0104】
【発明の効果】請求項1記載の多機能周辺装置によれ
ば、親機は、親機に記憶されるその親機と子機に割り当
てられた少なくとも1つのメールアドレスを子機に送信
する。子機は作成したメールデータの送信元の自己アド
レスを送信されたメールアドレスの中から選択する。よ
って、親機に記憶される自己アドレスを子機において使
用することができる。このため、各自己アドレスの管理
を親機において一括して行うことができ、その管理を簡
便に行うことができるという効果がある。これによれ
ば、例えば、自己アドレスを新規に登録する場合や、そ
の変更を行う場合において、子機と親機とのそれぞれに
おいて自己アドレスの編集作業を行う必要がなく、親機
における編集作業だけで自己アドレスの新規登録や変更
を簡便に行うことができるので、その編集作業を簡便且
つ効率的に行うことができるという効果がある。更に、
親機において自己アドレスを一括して管理すれば、例え
ば、子機において編集や登録が行われた自己アドレスに
ついても親機に記憶させることができるので、自己アド
レスの編集作業を所望の子機で、所望の場所でおこなう
ことができるという効果がある。
【0105】請求項2記載の多機能周辺装置によれば、
請求項1記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、親
機は、親機に記憶される相手側装置の送信先メールアド
レスを子機に送信する。子機は作成したメールデータの
送信先メールアドレスを送信されたメールアドレスの中
から選択する。よって、親機に記憶される送信先メール
アドレスを子機において使用することができる。このた
め、各送信先メールアドレスの管理を親機において一括
して行うことができ、その管理を簡便に行うことができ
るという効果がある。これによれば、例えば、送信先メ
ールアドレスを新規に登録する場合や、その変更を行う
場合において、子機と親機のそれぞれにおいて送信先メ
ールアドレスの編集作業を行う必要がなく、親機におけ
る編集作業だけで送信先メールアドレスの新規登録や変
更を簡便に行うことができるので、その編集作業を簡便
且つ効率的に行うことができるという効果がある。更
に、親機において送信先メールアドレスを一括して管理
すれば、例えば、子機において編集や登録が行われた送
信先メールアドレスについても親機に記憶させることが
できるので、送信先メールアドレスの編集作業を所望の
子機で、所望の場所で行うことができるという効果があ
る。
【0106】請求項3記載の多機能周辺装置によれば、
請求項1又は2に記載の多機能周辺装置の奏する効果に
加え、子機で作成したメールデータの送信元の自己アド
レスとして、親機または子機に割り当てられた自己アド
レスの中から任意の自己アドレスを選択することができ
る。よって、メールデータを作成した子機によらず、作
成したメールデータに所望の自己アドレスを付加するこ
とができる。このため、いずれの子機においてメールデ
ータを作成しても、同じメールアドレス或いはいずれか
の子機に割り当てられている自己の所有するメールアド
レスを、自己アドレスとしてメールデータに付加するこ
とができる。これによれば、いずれの子機において作成
されたメールデータであっても、付加される自己アドレ
スにより、相手側装置において所定の送信者からのメー
ルデータであることを認識させることができ、出所の明
らかなメールデータを相手側装置に送信することができ
るという効果がある。
【0107】請求項4記載の多機能周辺装置によれば、
親機は、親機に記憶されるその親機と子機に割り当てら
れた自己アドレスを子機に送信し、子機は、親機から送
信された自己アドレスの中から受信先のメールアドレス
として選択すると共に、その選択された受信先のメール
アドレスに対応するメールデータの送信をメールサーバ
に要求する。よって、子機は、親機に記憶されている自
己アドレスを使用して、その自己アドレスに対応するメ
ールデータの送信を要求することができるという効果が
ある。
【0108】請求項5記載の多機能周辺装置によれば、
請求項4記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、子
機に割り当てられた自己アドレスの中から、任意の自己
アドレスを使用してその自己アドレスに対応するメール
データの送信を要求することができる。よって、所望の
自己アドレスが割り当てられている1の子機に限定され
ることなく、所望時に最も身近にある子機を利用して、
簡便に所望の自己アドレスに対応するメールデータの送
信を要求することができるという効果がある。
【0109】請求項6記載の多機能周辺装置によれば、
請求項4または5に記載の多機能周辺装置の奏する効果
に加え、メールサーバから送信されてきたメールデータ
を受信データ記憶手段に記憶するとメールサーバとの間
で閉結されている回線を開放し、その後、記憶したメー
ルデータを受信要求のあった子機へ送信する。よって、
回線使用時間を短縮することができ、回線使用料を削減
できると共に、回線を有効利用することができるという
効果がある。
【0110】請求項7記載の多機能周辺装置によれば、
請求項4から6のいずれかに記載の多機能周辺装置の奏
する効果に加え、請求項1から3のいずれかに記載の多
機能周辺装置の奏する効果を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の一実施例である多機能周辺装置の外
観斜視図である。
【図2】上記多機能周辺装置の電気的構成を示したブロ
ック図である。
【図3】アドレス帳メモリへ入力するデータの入力画面
であるアドレス設定画面を模式的に表した図である。
【図4】子機において送信先メールアドレスおよび自己
アドレスを指定するアドレス呼出画面を模式的に表した
図である。
【図5】子機においてメールデータの受信要求をする場
合に表示されるメールアドレス選択画面を模式的に表し
た図である。
【図6】アドレス選択処理を示したフローチャートであ
る。
【図7】データ送信処理を示したフローチャートであ
る。
【図8】データ受信処理を示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 親機(多機能周辺装置) 11 操作パネル(データ作成手段の一部) 11e 受信要求ボタン(データ要求手段の一
部) 15c 受信データメモリ(受信データ記憶手段
の一部) 16a アドレス帳メモリ(自己アドレス記憶手
段、相手アドレス記憶手段の一部) A,B,C コードレス電話装置(子機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 H04N 1/00 107Z 5K101 H04N 1/00 107 1/32 F 1/32 H04B 7/26 109B Fターム(参考) 5C062 AA12 AA37 AB20 AB38 AB42 AC42 AC43 AF01 AF02 BA04 BD09 5C075 BA08 BA15 CA14 5K027 AA12 BB02 FF01 FF22 HH21 HH23 5K036 AA07 AA15 BB01 DD11 DD39 JJ02 JJ04 JJ12 5K067 AA34 BB21 DD13 DD16 DD17 DD23 DD52 DD53 EE02 EE10 GG01 HH21 HH23 5K101 KK01 LL14 NN18 NN21 PP03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側装置と回線を介して接続された親
    機と、その親機と接続されデータの送受信を行う少なく
    とも一つの子機とを備えた多機能周辺装置において、 前記親機は、その親機及び子機に割り当てられた少なく
    とも1つのメールアドレスを自己アドレスとして記憶す
    る自己アドレス記憶手段と、その自己アドレス記憶手段
    に記憶される自己アドレスを前記子機に送信する送信手
    段とを備えており、 前記子機は、メールデータを作成するデータ作成手段
    と、そのデータ作成手段より作成されたメールデータの
    送信元となるメールアドレスを前記送信手段により親機
    から送信された自己アドレスの中から選択する自己アド
    レス選択手段とを備えていることを特徴とする多機能周
    辺装置。
  2. 【請求項2】 前記親機は、前記相手側装置の送信先メ
    ールアドレスを記憶する相手アドレス記憶手段を備えて
    おり、 前記送信手段は、前記相手アドレス記憶手段に記憶され
    る前記送信先メールアドレスを前記子機に送信するもの
    であり、 前記子機は、前記データ作成手段により作成されたメー
    ルデータの送信先メールアドレスを前記送信手段により
    親機から送信された送信先メールアドレスの中から選択
    する送信先アドレス選択手段を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の多機能周辺装置。
  3. 【請求項3】 前記自己アドレス選択手段は、前記送信
    手段により親機から送信された前記自己アドレスの中か
    ら任意の自己アドレスを送信元のメールアドレスとして
    選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の多機能周辺装置。
  4. 【請求項4】 相手側装置およびメールサーバと回線を
    介して接続された親機と、その親機と接続されデータの
    送受信を行う少なくとも一つの子機とを備えた多機能周
    辺装置において、 前記親機は、その親機及び子機に割り当てられた少なく
    とも1つのメールアドレスを自己アドレスとして記憶す
    る自己アドレス記憶手段と、その自己アドレス記憶手段
    に記憶される自己アドレスを前記子機に送信する送信手
    段とを備えており、 前記子機は、その送信手段により親機から送信された自
    己アドレスの中から受信先となるメールアドレスを選択
    する自己アドレス選択手段と、その自己アドレス選択手
    段により選択された自己アドレスに対応するメールデー
    タの送信を前記メールサーバに対し前記親機を介して要
    求するデータ要求手段とを備えていることを特徴とする
    多機能周辺装置。
  5. 【請求項5】 前記自己アドレス選択手段は、前記送信
    手段により親機から送信された前記自己アドレスの中か
    ら任意の自己アドレスをメールデータの受信先のメール
    アドレスとして選択可能に構成されていることを特徴と
    する請求項4記載の多機能周辺装置。
  6. 【請求項6】 前記親機は、前記メールサーバに出され
    た送信要求に応じてそのメールサーバから送信されるメ
    ールデータを受信するデータ受信手段と、そのデータ受
    信手段により受信されたメールデータを記憶する受信デ
    ータ記憶手段と、前記メールサーバから送信されるすべ
    てのメールデータを前記データ受信手段によって受信し
    た場合に前記メールサーバと閉結されている回線を開放
    する回線開放手段と、その回線開放手段により回線が開
    放された後に前記受信データ記憶手段に記憶される受信
    したメールデータを、そのメールデータの送信を要求し
    た子機へ配信する受信データ配信手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項4又は5に記載の多機能周辺装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれかに記載の多機
    能周辺装置を備えていることを特徴とする請求項4から
    6のいずれかに記載の多機能周辺装置。
JP2000296884A 2000-09-28 2000-09-28 多機能周辺装置 Expired - Fee Related JP3637860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000296884A JP3637860B2 (ja) 2000-09-28 2000-09-28 多機能周辺装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000296884A JP3637860B2 (ja) 2000-09-28 2000-09-28 多機能周辺装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002108767A true JP2002108767A (ja) 2002-04-12
JP3637860B2 JP3637860B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=18779086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000296884A Expired - Fee Related JP3637860B2 (ja) 2000-09-28 2000-09-28 多機能周辺装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3637860B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079126A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nec Access Technica Ltd ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の送信方法
JP2017112407A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置及びプログラム
US20220201151A1 (en) * 2020-12-22 2022-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, image processing apparatus and control method thereof
US12010283B2 (en) * 2020-12-22 2024-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, image processing apparatus and control method thereof

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079126A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nec Access Technica Ltd ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の送信方法
JP4652305B2 (ja) * 2006-09-22 2011-03-16 Necアクセステクニカ株式会社 ファクシミリ装置及びファクシミリ装置の送信方法
JP2017112407A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置及びプログラム
US10397414B2 (en) 2015-12-14 2019-08-27 Konica Minolta, Inc. Information processing apparatus that has an electronic mail function and is capable of operating in cooperation with a portable terminal and program thereof
US20220201151A1 (en) * 2020-12-22 2022-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, image processing apparatus and control method thereof
US12010283B2 (en) * 2020-12-22 2024-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, image processing apparatus and control method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP3637860B2 (ja) 2005-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3589969B2 (ja) 画像送信装置
JP2003319093A (ja) 通信システム、端末装置及び通信装置
JP2003084945A (ja) データ送受信システム、データ送信装置及び画像形成装置
JP3637860B2 (ja) 多機能周辺装置
JP3608474B2 (ja) 多機能周辺装置
JP4374787B2 (ja) 通信装置
JP4706675B2 (ja) 通信装置及び通信プログラム
JP3481197B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3436520B2 (ja) 多機能周辺装置
JP3431884B2 (ja) 多機能周辺装置
JP2005057395A (ja) 通信装置
JP2003204399A (ja) 通信端末、及び、プログラム
JP3979224B2 (ja) 表示制御装置
JP2003101631A (ja) 通信装置
JP2001333450A (ja) 電子メール通信システム
JP3523175B2 (ja) 多機能周辺装置
JP3714148B2 (ja) 通信装置および記憶媒体
JP3633859B2 (ja) インターネットファクシミリ装置
KR100334100B1 (ko) 특정 문서 수신시 이를 통보하는 방법
JP2004350321A (ja) 電話装置
JP3439185B2 (ja) 通信装置および記憶媒体
JP2000032158A (ja) 電話装置
JP3432962B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2005039848A (ja) 多機能周辺システム
JP2005223844A (ja) メニュー表示システム及び方法並びにメニュー表示用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3637860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees