JP3608474B2 - 多機能周辺装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多機能周辺装置に接続される外部装置から、回線を介して接続される相手側装置へデータを送信する場合に、データの送信時間を短縮することができる多機能周辺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電話回線を使用したインターネットの利用が急速に普及している。このインターネットのサービスの一つであり、メールデータの送受信を行うE−mailサービスは広く利用されている。E−mailサービスは、インターネット(電話回線や専用線など)を利用して、インターネットに接続される1の装置と他の装置との間で、メールデータの送信或いは受信を行うサービスである。
【0003】
メールデータは、本文に、本文の件名「subject」、メールデータの送信先である相手側装置のメールアドレス「to」、日付「date」と、送信側装置のメールアドレス「from」や送信者の署名「signature」などの送信元の識別情報とで構成されるヘッダデータが付加された文字情報であり、E−mailサービスでは、このメールデータをインターネットに接続される各装置へ個別に配信するために各装置に割り当てられたメールアドレスにより各装置が認識され、認識されたメールアドレスに基づいてメールデータが送受信されている。
【0004】
また、ファクシミリ装置の中には、コードレス電話装置(子機)を接続することが可能なものがある。子機は、親機のファクシミリ装置と無線通信などにより接続されており、親機を介して同じ電話回線に接続される通信装置である。このような子機の接続されたファクシミリ装置が、上記したE−mailサービスに加入している場合、親機と共に子機にも個別にメールアドレスを割り当てることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、子機からメールデータを送信する場合には、メールデータの送信先となる相手側装置と親機との回線が閉結された後に、親機を介してそのメールデータが相手側装置へ送信されるので、子機から親機へのデータ送信に時間かかかると、回線の閉結時間(通信時間)が長くなり、他の装置から送信されたデータの着信拒否が生じ易くなったり、通信コストを増大させてしまうという問題点がある。特に、親機と子機とが無線で接続されている場合には、その通信速度が遅いために、メールデータを相手側装置へ送信するための通信時間が一層増大してしまうと言う問題点がある。このような通信コストの増大を解決するために、メールデータの送信先となる相手側装置と親機との回線が閉結される前に、子機から親機へメールデータを送信しておくことも考えられるが、相手側装置の発呼までの時間が長くなり使い勝手が悪いという問題点がある。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、多機能周辺装置に接続される外部装置から、回線を介して接続される相手側装置へデータを送信する場合に、データの送信時間を短縮することができる多機能周辺装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の多機能周辺装置は、外部装置を接続しその外部装置との間でデータの送受信を行う接続手段と、その接続手段により前記外部装置から受信したデータを回線を介して相手側装置へ送信する送信手段とを備えており、前記外部装置の識別情報を複数種類記憶する識別情報記憶手段と、その識別情報記憶手段に記憶される識別情報を、前記接続手段によって前記外部装置から受信され前記送信手段によって回線を介して前記相手側装置へ送信されるデータに付加する識別情報付加手段と、前記情報記憶手段に記憶される複数種類の識別情報の中から前記識別情報付加手段により付加される識別情報の種類を選択する選択手段とを備えている。
【0008】
この請求項1記載の多機能周辺装置によれば、外部装置から接続手段を介して受信されたデータは、識別情報付加手段によって、識別情報記憶手段に記憶される識別情報が付加された後、送信手段により回線を介して相手側装置へ送信される。
【0009】
請求項2記載の多機能周辺装置は、請求項1記載の多機能周辺装置において、前記接続手段は2以上の外部装置を接続可能に構成されると共に、前記識別情報記憶手段はその2以上の外部装置のそれぞれに対応付けて各外部装置の識別情報を記憶するものであり、前記接続手段によって受信されたデータの送信元となる外部装置を判別する判別手段を備え、前記識別情報付加手段は、その判別手段によってデータの送信元として判別された外部装置の識別情報を前記識別情報記憶手段から読み出して、前記送信手段によって回線を介して前記相手側装置へ送信されるデータに付加するものである。
【0010】
この請求項2記載の多機能周辺装置によれば、請求項1記載の多機能周辺装置と同様に作用する上、いずれかの外部装置から接続手段を介してデータが受信されると、まず、判別手段によりそのデータの送信元となる外部装置が判別される。次に、識別情報付加手段により、判別された外部装置の識別情報が識別情報記憶手段から読み出され、その識別情報が接続手段により受信されたデータに付加される。この識別情報の付加されたデータは、送信手段により回線を介して相手側装置へ送信される。
【0011】
請求項3記載の多機能周辺装置によれば、請求項1または2に記載の多機能周辺装置において、前記識別情報記憶手段は、操作者により入力された識別情報を記憶するものである。
【0012】
請求項4記載の多機能周辺装置によれば、請求項3に記載の多機能周辺装置において、前記識別情報記憶手段は、電力供給が途絶えても前記識別情報を記憶し続ける不揮発性のメモリにより構成されている。
【0013】
【0014】
請求項5記載の多機能周辺装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の多機能周辺装置において、前記多機能周辺装置はファクシミリ装置で構成され、前記接続手段はアンテナで構成され、前記外部装置はそのアンテナによりデータの送受信を行うコードレス子機で構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、外部装置としてコードレス電話装置(子機)A,B,Cがそれぞれ無線通信により接続されている多機能周辺装置(親機)1の外観斜視図である。本実施例の多機能周辺装置(親機)1はファクシミリ装置であり、メールデータの送受信が行えるように電話番号とともにメールアドレスが付与され、文字入力ができるように構成されている。また、親機1に接続される子機A,B,Cもまた、メールデータの送受信が行えるように親機1とは異なるメールアドレスがそれぞれに付与されると共に、文字入力ができるように構成されている。
【0016】
親機1の本体2の側部には、受話器3が取り付けられている。受話器3は、非通話時には本体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げられて使用される。前者をオンフック状態、後者をオフフック状態と称している。
【0017】
本体2の上面前部には、数値や文字などを入力する入力ボタンやコマンドを入力するコマンド入力ボタンなどの複数のボタンを備えた操作パネル4が設けられている。この操作パネル4の左上端部にはコマンド入力ボタンの一つである設定ボタン4aが設けられている。設定ボタン4aは、各種の設定やコマンドを入力する入力画面を液晶表示器(以下単に「LCD」と略す)5に表示させるためのボタンであり、この設定ボタン4aが操作者により押下されると入力画面がLCD5に表示される。
【0018】
操作パネル4の中央部には、上記したLCD5が設けられている。このLCD5は、親機1により実行されている処理や、親機1と子機A,B,Cまたは電話回線26を介して接続されている相手側装置との通信状態を表示する表示器でありタッチパネルで構成されている。親機1が、操作パネル4上に設けられた設定ボタン4a等の複数のボタンにより操作されると、その操作状態や操作手順などはこのLCD5へ表示される。
【0019】
ここで操作者により押下されたボタンが設定ボタン4aであれば、LCD5には、上記したように各種設定やコマンドを入力する入力画面が表示される。具体的には、この入力画面は、入力画面上からコマンドを入力するためのコマンド入力ボタンや、親機1における各処理を実行する上で必要となる設定を入力するための入力欄が表示される画面である。LCD5はタッチパネルで構成されているので、入力画面上に表示されたコマンド入力ボタンが操作者により押下されると、押下されたコマンド入力ボタンに対応するコマンドが親機1に入力される。また、入力画面上に表示される入力欄へは、操作パネル4上に設けられた入力ボタンが押下されることにより、入力ボタンに対応づけられた数値や文字などが入力される。
【0020】
操作パネル4及びLCD5の後部には原稿挿入口6が設けられている。ファクシミリ送信される原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入され、読み取りが行われた後に、本体2の前面であって操作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給され印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。
【0021】
また、本体2には、子機A,B,Cと各種信号やデータの送受信を行うための接続手段としてアンテナ18(図2参照)が内蔵されている。親機1は、このアンテナ18を介して、子機A,B,Cそれぞれと無線通信により接続されている。なお、親機1と子機A,B,Cとの接続は、必ずしも無線通信に限られるものではなく、ケーブルなどを介して接続することも可能である。
【0022】
このアンテナ18を介して親機1と無線により接続されている外部装置である子機A,B,Cは、親機1との間でデータの送受信を行う通信装置であり、操作パネル11とLCD12とを備えている。操作パネル11の中央部には、数値や文字などを入力する複数の入力ボタンが設けられており、この入力ボタンの下方にはコマンドを入力するコマンド入力ボタンとして左から順に、着信ボタン11aとメール作成ボタン11bとメール送信ボタン11cとが設けられている。また、入力ボタンの上方右側には、子機A,B,Cにおいての各設定(相手側装置のメールアドレスや電話番号など)を登録するための登録ボタン11dが備えられており、この登録ボタン11dの左方には、子機A,B,Cにおいて実行されている処理を中止して初期状態へと復帰させるクリアボタン11eが備えられている。ここで初期状態とは、相手側装置から電話回線26を介して送信される着呼信号を待機している状態である。
【0023】
着信ボタン11aは、相手側装置からの着呼に伴い電話回線26を閉結するためのボタンである。この着信ボタン11aが操作者により押下されると、着信ボタン11aの押下された子機と電話回線26とが閉結され、相手側装置との間で通話が行われる。ここで、電話回線26と閉結されている子機は、親機1を介して電話回線26と閉結されているので、該子機と相手側装置との間で行われる通話は、全て親機1を介して行われる。つまり、相手側装置から送信されたアナログ音声データは、親機1により受信された後に、アンテナ18を介し、無線によって子機A,B,Cの内のいずれか1の子機に送信されて受信され、子機A,B,Cから送信されるアナログ音声データは無線により親機1へと送信された後に相手側装置へと送信される。
【0024】
メール作成ボタン11bは、子機A,B,Cの入力モードをメールデータの入力モードに切り換えるボタンであり、このメール作成ボタン11bが操作者により押下されると、メール作成ボタン11bの押下された子機の入力モードはメールデータの入力モードとなる。メールデータの入力モードで、操作パネル11上の入力ボタンが操作者により押下されると、押下された入力ボタンに対応付けられた文字や記号などが入力される。そして、入力される文字や記号などの組合せにより文字情報であるメールデータが作成される。入力された文字や記号は随時LCD12に表示されるので、操作者によりメールデータの内容は確認され、所望のメールデータが作成されることとなる。
【0025】
メールデータは、本文に、その本文の件名「subject」とメールデータの送信先である相手側装置のメールアドレス「to」と送信日時「date」とに加え、送信側装置(親機1又は子機A,B,C)の識別情報であるメールアドレス「from」や送信者の署名「signature」などがヘッダデータとして付加された文字情報であるが、子機A,B,Cにおいて作成されるメールデータは、この内、本文とその本文の件名「subject」とメールデータの送信先である相手側装置のメールアドレス「to」とである。送信側装置の識別情報である各子機のメールアドレス「from」と送信者の署名「signature」とに加え、送信日時「date」は、親機1において付加されるヘッダデータであるが、このうち送信者の署名「signature」については、その付加または非付加が操作者により選択されるデータである。この送信者の署名「signature」の付加は、メールデータの入力モードにおいて、子機A,B,Cの画面上から操作者により指定される。ここで送信者の署名「signature」の付加が指定されると、子機A,B,Cにおいて作成されたメールデータに親機1において署名を付加する署名付加コマンドが添付される。
【0026】
署名付加コマンドが添付されたメールデータが、親機1により受信されると、親機1において送信元子機のメールアドレスと送信日時に加え、そのメールデータの送信元子機に対応する署名が該メールデータにヘッダデータとして付加されて、ヘッダデータの付加された該メールデータが相手側装置へ送信される。尚、メールデータの入力モードにおいて、クリアボタン11eが操作者により押下されると、メールデータの作成は中止される。
【0027】
メール送信ボタン11cは、メールデータを相手側装置へ送信するボタンであり、このメール送信ボタン11cが操作者により押下されると、メールデータの送信を要求するメールデータ送信コマンドが親機1へと送信される。このメールデータ送信コマンドが親機1により受信されると、まず、親機1からSimple Mail Transfer Protocolサーバ(以下単に「SMTPサーバ」と略す)が発呼される。SMTPサーバは、相手側装置へ送信するメールデータを一時保管するセンタであり、保管されているメールデータは、相手側装置がこのセンタにアクセスすることで相手側装置へと送信される。
【0028】
親機1が電話回線26を介してこのSMTPサーバ(センタ)と閉結されると、メールデータ送信コマンドを親機1へと送信した子機へ、親機1とSMTPサーバとが電話回線26を介して閉結されたことが報知される。電話回線26の閉結が報知されると、該子機により作成されたメールデータが親機1へ無線により送信される。親機1へ送信されたメールデータには、上記したように、その送信元子機の識別情報などが付加された後、SMTPサーバへと送信される。尚、このメール送信ボタン11cが押下され親機1が電話回線26を介してこのSMTPサーバと閉結されると、上記したように子機からメールデータが送信されると共に、相手側装置から送信されてSMTPサーバに一時保管されている親機1または子機A,B,C宛のメールデータが、親機1または子機A,B,Cへと送信される。
【0029】
登録ボタン11dは、相手側装置のメールアドレスや電話番号などを登録するためのボタンであり、登録ボタン11dが操作者により押下されると、電話番号やメールアドレスなどのデータを登録する登録画面がLCD12に表示される。この登録画面には登録する項目に対応する入力欄が設けられており、操作者により操作パネル11上の入力ボタンが操作されると、この入力欄へ登録データが入力(登録)される。登録されたメールアドレスは、メールデータ入力モードにおいてLCD12に表示させることができるので、操作者は、登録されたメールアドレスの中から所望のメールアドレスを選択し、そのメールアドレスを有する相手側装置を、メールデータを送信する相手側装置に指定することができる。尚、登録データは、操作者によりその登録データを消去する処理が実行されるまで、各子機においてその記憶が保持される。
【0030】
図2は、親機(ファクシミリ装置)1の電気的構成を示したブロック図である。親機1には、CPU13、ROM14、RAM15、EEPROM16、音声LSI17、アンテナ18、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、LCD5およびアンプ27が設けられ、これらはバスライン29を介して互いに接続されている。
【0031】
NCU19は回線制御を行うためのものであり、親機1はこのNCU19を介して電話回線26に接続されている。NCU19は、交換機から送信される呼出信号や各種信号を受信するとともに、操作パネル4上または操作パネル11上の入力ボタンの操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機へ送信したり、電話回線26の閉結時において、アナログ音声信号やメールデータの送受信を行うものである。
【0032】
親機1から、各子機へと送信される各種信号やメールデータは、このNCU19からアンテナ18を介して送信され、一方、各子機から親機1へ送信される各種信号やメールデータは、アンテナ18を介してNCU19により受信される。これら送受信されるデータの媒体としては、電波が用いられ、その電波の周波数は、子機A,B,Cを区別するために各子機ごとに異なった周波数に定められている。各子機から親機1へ送信されたメールデータには、親機1により送信元子機の識別情報などが付加された後、再びNCU19を経由して相手側装置へと送信される。
【0033】
CPU13は、NCU19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン29により接続された各部を制御し、ファクシミリ動作や電話動作あるいはメールデータの送受信などのデータ通信を実行するものである。ROM14は、この親機1で実行される制御プログラム等を格納した書換不能なメモリであり、図5のフローチャートに示すプログラムは、このROM14内に格納されている。
【0034】
RAM15は、各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであり、受信データメモリ15aと、印刷データメモリ15bと、メールデータメモリ15cとシグネチャメモリ15dと送信メールメモリ15eとを備えている。受信データメモリ15aは、相手側装置から送信されたファクシミリデータとメールデータとを記憶するためのメモリである。親機1において、ファクシミリデータが受信されると、そのファクシミリデータは、一旦、この受信データメモリ15aに記憶された後、プリンタ25が正常に稼働する状態にあれば印刷データメモリ15bへ書き込まれ、書き込まれたデータはプリンタ25へ出力されて記録される。
【0035】
出力されたファクシミリデータは、プリンタ25によって記録紙に印刷された後に、受信データメモリ15aから消去される。ファクシミリデータが画像データである場合、一般に、そのデータ量は大容量であるが、ファクシミリデータが印刷されることを条件にそのファクシミリデータを消去しているので、受信データメモリ15aを有効に使用することができる。
【0036】
一方、親機1においてメールデータが受信されると、受信されたメールデータもまた、この受信データメモリ15aに記憶される。記憶されたメールデータは、操作者の操作により、受信データメモリ15aから読み出されてLCD5に表示され、そのメールデータの内容が操作者に伝達される。
【0037】
メールデータメモリ15cは、子機A,B,Cにおいて作成され相手側装置へ送信するために親機1へと送信されたメールデータと、親機1において作成されたメールデータとを一時的に記憶するメモリである。このメールデータメモリ15cに記憶されるメールデータは、操作者により入力されたメールデータであり、本文とその本文の件名「subject」とメールデータの送信先である相手側装置のメールアドレス「to」とで構成されるデータである。
【0038】
このメールデータメモリ15cに記憶されているメールデータに、そのメールデータを相手側装置へ送信する送信要求があると、送信要求のあったメールデータに送信日時「date」と送信側装置の識別情報であるメールアドレス「from」とが付加された後、送信メールメモリ15eに書き込まれる。また、その送信要求のあったメールデータに署名付加コマンドが添付されていた場合には、送信日時「date」とメールアドレス「from」とに加え、送信者の署名「signature」が後述のシグネチャメモリ15dから読み込まれて該メールデータに付加され、送信メールメモリ15eに書き込まれる。尚、送信メールメモリ15eへ出力されたメールデータは、メールデータメモリ15cから消去される。
【0039】
このように、子機A,B,Cにおいて作成されたメールデータには、送信日時「date」と送信側装置の識別情報であるメールアドレス「from」と送信者の署名「signature」とが、親機1において付加されるので、子機A,B,Cから親機1へと送信されるメールデータのデータ量を、送信日時「date」とメールアドレス「from」と署名「signature」との分だけ少なくすることができ、子機A,B,Cから親機1へのデータの送信時間を短縮することができる。上記したように、子機A,B,Cにおいて作成されたメールデータが相手側装置に送信される場合には、親機1と相手側装置との間で電話回線26が閉結された後に、子機A,B,Cから親機1へ送信され、親機1から相手側装置へと送信されるので、子機A,B,Cから親機1へのデータの送信時間が短縮されると電話回線26と親機1との電話回線26の閉結時間(通信時間)を短縮することができ、通信コストを低減することができる。また、子機A,B,Cから送信されるメールデータも、データの送信相手側装置から送信されるデータも、NCU19を介して受信されるので、子機A,B,Cから親機1へのメールデータの送信時間を短縮することにより、相手側装置から送信されるデータの着信拒否を生じにくくすることができる。
【0040】
シグネチャメモリ15dは、メールデータメモリ15cに記憶されているメールデータに付加する署名を記憶するメモリである。このシグネチャメモリ15dに記憶される署名は、後述のシグネチャ設定メモリ16aに記憶されている署名であり、その中からメールデータメモリ15cに記憶されているメールデータ(メールデータを作成した装置に)に対応して抽出されたデータである。この抽出は、メールデータメモリ15cに記憶されているメールデータに署名付加コマンドが添付されていた場合に制御プログラムにより実行され、これにより抽出された署名がこのシグネチャメモリ15dに書き込まれる。
【0041】
送信メールメモリ15eは、相手側装置へ送信するメールデータを一時的に記憶するメモリである。この送信メールメモリ15eに記憶されるメールデータは、メールデータメモリ15cに記憶されるメールデータに、送信日時「date」と、送信側装置の識別情報であるメールアドレス「from」とが加えられたデータであり、操作者に署名の付加が指定された場合には、更に、送信者の署名「signature」がヘッダデータとして付加されたメールデータである。送信メールメモリ15dに記憶されるメールデータは、電話回線26を介して相手側装置へと送信され、メールデータが相手先装置へ送信された後は、送信メールメモリ15eから消去される。
【0042】
EEPROM16は、書換可能な不揮発性のメモリであり、このEEPROM16へ記憶されたデータは電源オフ後も保持される。このEEPROM16は、識別情報記憶手段であり、メールデータメモリ15dに記憶されるメールデータに付加する識別情報を予め記憶しておくメモリである。具体的には、送信側装置を特定するメールアドレスや送信者(送信側装置)の署名などの複数種類の識別情報を記憶するものである。このEEPROM16には、識別情報の一種である署名を記憶するシグネチャ設定メモリ16aが備えられている。シグネチャ設定メモリ16aには、操作者により各子機A,B,Cまたは親機1に対応して入力されたメールアドレスと署名とが記憶されている。これら識別情報の入力は、設定ボタン4aが操作者により押下されるとLCD5表示される後述の識別情報入力画面30(図3参照)の画面上から行われる。識別情報入力画面30(図3参照)の画面上から、操作者により入力された署名とメールアドレスは、このシグネチャ設定メモリ16aに記憶される。記憶された署名は、その署名に対応する装置において作成されたメールデータに、署名付加コマンドが添付されていると、制御プログラムによりシグネチャ設定メモリ16aから読み出されて、シグネチャメモリ15dへ書き込まれる。ここで署名は、一般的には送信者の名前や住所などの個人情報であるが、操作者により入力されるデータであり、操作者の任意の内容に決定できるデータである。このため送信側装置のメールアドレス以外に送信者が使用する他の装置のメールアドレスなどを署名として設定し、シグネチャ設定メモリ16aに記憶させておくことができる。
【0043】
このような署名を付加する機能が親機1(或いは子機A,B,C)にないと、操作者(メールデータの送信者)は、メールデータに署名を付加するために、子機A,B,Cまたは親機1のいずれかにおいて署名データに相当する入力を、メールデータの送信毎に行わなければならないが、本実施例においては、上記したように、作成されたメールデータに署名付加コマンドが添付されていると、制御プログラムによりシグネチャ設定メモリ16aに記憶される署名のデータが自動的にメールデータに付加されるので、入力操作に費やす労力を軽減することができる。つまり、シグネチャ設定メモリ16aに一度記憶されたデータは、署名として繰り返し使用されるので、使用する署名は一度入力しておけば良く、特に英数字や記号の羅列であるメールアドレスも署名として入力しておけば、その煩雑な入力操作に費やす労力を軽減することができるのである。
【0044】
尚、シグネチャ設定メモリ16aに記憶されている識別情報の内、メールアドレスは、操作者の指示によらず相手側装置に送信される全てのメールデータに付加される。
【0045】
音声LSI17は、NCU19によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換すると共に、この親機1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してNCU19に出力するものである。モデム20は、画像データやメールデータを変調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するものである。バッファ21は、他のファクシミリ装置との間で送受信される符号化されたファクシミリデータやスキャナ22により読み取られた原稿の画像データを一時的に格納するものである。
【0046】
スキャナ22は原稿挿入口6に挿入された原稿の画像を読み取るためのものであり、符号化部23はスキャナ22により読み取られた原稿画像の符号化を行うものである。復号化部24は、バッファ21に記憶された受信したファクシミリデータを読み出して、これを復号化するものであり、復号化されたデータは、プリンタ25により記録用紙に印刷される。操作パネル4は、上記したように操作者がこの親機1の設定等の各種の操作を行うためのものである。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音などを出力するためのものである。
【0047】
次に、図3を参照して、メールデータに添付される識別情報の入力方法について説明する。図3は、設定ボタン4aが操作者により押下されると表示される入力画面の一つであり、署名とメールアドレスとの入力を行う識別情報入力画面30を模式的に表したものである。この識別情報入力画面30の上方には、左から順に「電話帳」ボタン、「署名」ボタン30a、「原稿サイズ」ボタン、「応答メッセージ」ボタン、「各種設定」ボタンが設けられている。これらのボタンは親機1に画面の表示を要求するコマンドを入力するボタンであり、それぞれのボタンには、ボタンが押下されることによってLCD5に表示される画面が記されいる。図3においては、「署名」ボタン30aが押下されて選択されている状態であり、識別情報入力画面30が表示されている。
【0048】
コマンドを入力するボタンの下方には、メールデータに付加する署名とメールアドレスとを入力する入力欄が一覧表30bとして表示されている。この一覧表30bの最左端の欄は、装置の機種(名称)が表示される機種欄30b1であり、上から順に、親機1、子機A、子機B、子機Cが表示されている。この機種欄30b1の右側には、その機種に対応するメールアドレスが表示されるメールアドレス欄30b2が設けられており、更にこのメールアドレス欄30b2の右側に、メールアドレスに対応する署名が入力される署名欄30b3が設けられている。各メールアドレス欄30b2および署名欄30b3は、操作者により押下されると入力を受け付ける入力状態となり、この入力状態で操作パネル4上の入力ボタンが押下されると、入力ボタンに対応づけられている文字や記号がそのメールアドレス欄30b2および署名欄30b3に入力され、所望のメールアドレスまたは署名が入力される。入力された署名およびメールアドレスはEEPROM16において不揮発に記憶される。
【0049】
図4は、子機Aにおいて作成されると共に署名の付加が操作者により指定された後に、メール送信ボタン11cが押下されて子機Aから親機1へ送信され、親機1において送信メール処理により処理されて相手側装置へと送信されるメールデータ40であって、そのメールデータ40が相手側装置で受信され、相手側装置のLCDに表示された状態を模式的に示した図である。メールデータ40は「date」40a1、「to」40b1、「from」40a2、「subject」40b2、「signature」40a3、「本文」40b3の項目で構成されており、各項目40a1〜40a3および40b1〜40b3は、メールデータ40の上から順に、上記した順で表示されている。各項目においては、その左端に項目名が表示され、項目名表示の右側には、その項目に対応した内容(文字情報)が表示されている。
【0050】
詳細には、「date」40a1と「from」40a2と「signature」40a3とは、親機1により、子機Aにおいて作成された(子機Aから親機1へ送信された)メールデータに付加されたデータであり、「date」40a1にはメールデータ40が相手側装置へ送信された送信日時が表示され、「from」40a2には送信側装置である送信元子機のメールアドレスが表示されている。また、「signature」40a3には、操作者により入力されシグネチャ設定メモリ16aに記憶される署名の中から抽出された送信元子機に対応する署名が表示されている。
【0051】
一方、「to」40b1と「subject」40b2と「本文」40b3とは、子機Aにおいて作成された後に親機1に送信されたメールデータであり、「to」40b1には、メールデータ40を送信する相手側装置のメールアドレスが表示され、「subject」40b2には、作成されたメールデータ本文の概要を示すために付けられる件名が表示されている。「本文」40b3には、メールデータ40の送信者(作成者)が、メールデータ40の受信者へと伝えたい内容が表示されている。このように、子機A,B,Cから相手側装置へ送信されるメールデータは、その一部が各子機において作成され、そのメールデータが親機1を介して送信される際に、残りの部分が親機1により作成されるのである。。
【0052】
次に、図5のフローチャートを参照して、上記のように構成された多機能周辺装置(親機)1の動作について説明する。図5は、ROM14に記憶される制御プログラムにより実行されるメール送信処理を示したフローチャートである。図5に示すように、このメール送信処理では、まず、メールデータの送信が要求されたか否かを確認する(S1)。確認の結果、メールデータの送信が要求されていなければ(S1:No)、送信するメールデータが無いということであり、このメール送信処理を終了する。一方、メールデータの送信が要求されていれば(S1:Yes)、メールデータを一時的に保管するSMTPサーバ(センタ)に発呼した後(S2)、センタと親機1との間で電話回線26が閉結されたか否かを確認する(S3)。確認の結果、回線が閉結されていなければ(S3:No)、このメール送信処理を終了する。一方、回線が閉結されていれば(S3:Yes)、そのメールデータを送信する送信側装置(メールデータを作成した装置)が子機A,B,Cであるか否かを調べる(S4)。その結果、メールデータの送信側装置が子機A,B,Cであれば(S4:Yes)、メールデータの送信を要求した送信元の子機を特定し(S5)、特定された子機から送信されるメールデータを受信してメールデータメモリ15cに記憶する(S6)。次に、メールデータメモリ15cに記憶されたそのメールデータに署名付加コマンドが添付されているか否かを確認する(S7)。確認の結果、署名付加コマンドが添付されていれば(S7:Yes)、シグネチャ設定メモリ16aに記憶される署名(signature)の中から特定された装置(親機1または子機A,B,Cのいずれか)に対応する署名(signature)を抽出して、シグネチャメモリ15dに書き込む(S8)。次いで、シグネチャメモリ15dに書き込まれた署名(signature)をヘッダデータとしてメールデータメモリ15cに記憶されるメールデータに付加し(S9)、更に、送信日時(date)と送信側装置のメールアドレス(from)とをヘッダデータとして付加する(S10)。そして、ヘッダデータの付加されたメールデータを送信メールメモリ15eへ書き込み(S11)、書き込まれたメールデータを電話回線26を介して相手側装置へと送信した後(S12)、メールデータメモリ15cとシグネチャメモリ15dと送信メールメモリ15eとに記憶されるデータを消去し、このメール送信処理を終了する。
【0053】
尚、S7の処理において、メールデータメモリ15cに記憶されているメールデータに署名付加コマンドが添付されていなかった場合には(S7:No)、S8およびS9の処理をスキップしてその処理をS10へ移行し、S10以降の処理を実行する。
【0054】
また、S4の処理において、メールデータの送信元装置が子機A,B,Cでなかった場合(S4:No)、即ち、メールデータの送信元装置が親機1であった場合には、作成されたメールデータはメールデータメモリ15cに既に記憶されているので、このメールデータに署名付加コマンドが添付されているか否かを確認する(S13)。その結果、署名付加コマンドが添付されていれば(S13:Yes)、その処理をS8へ移行する。また、S13の処理において確認した結果、署名付加コマンドが添付されていなければ(S13:No)、その処理をS10に移行する。
【0055】
このように、子機A,B,Cにおいて作成されたメールデータにおいて、そのメールデータの一部である送信元子機の識別情報や送信日時などのデータを親機1より付加することができるので、子機A,B,Cから親機1へのメールデータの送信時間を短縮することができる。よって、電話回線26と親機1との電話回線26の閉結時間(通信時間)を短縮することができ、通信コストを低減することができる。また、子機A,B,Cから送信されたメールデータはNCU19を介して親機1に受信されるので、子機A,B,Cから親機1へのメールデータの送信時間を短縮することにより、相手側装置から電話回線26を介して送信されるデータの着信拒否を生じにくくすることができる。
【0056】
なお、本実施例において、請求項1と2及び5に記載の識別情報付加手段としては図5のフローチャートに示すS9及びS10の処理が該当する。請求項1及び2に記載の送信手段としては図5のフローチャートに示すS12の処理が該当する。請求項2に記載の判別手段としては図5のフローチャートに示すS5の処理が該当する。
【0057】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0058】
例えば、本実施例では、図5に示すフローチャートにおいて、S7の処理では、子機A,B,Cから親機1へと送信されて受信されたメールデータに、送信元子機の識別情報である署名を付加するか否かが判別されて、その判別に従って署名が該メールデータに付加あるいは非付加された。しかしながら、これに代えて、メールデータに付加し得る全ての種類の識別情報について、付加あるいは非付加を、予め操作者により選択できるようにしておき、各識別情報の付加あるいは非付加を判別した後、その判別に従って識別情報を該メールデータに付加するようにしても良い。尚、この場合の付加、非付加の選択が請求項1の選択手段に該当する。
【0059】
また、図5に示すフローチャートにおいて、メールデータの送信要求が確認された後、直ちに、SMTPサーバ(センタ)を発呼し(S2)、センタとの回線が閉結された後に(S3:Yes)、S4以降のメール送信処理を実行していたが、これに代えて、メールデータの送信要求が確認された後、まず、S4の処理からS11の処理を実行して子機から親機1へのメールデータの送信とヘッダデータの付加を実行し、続いて、S2の処理とS3の処理とを実行してSMTPサーバ(センタ)の発呼と(S2)、センタとの回線の閉結(S3)とを実行しても良い。
【0060】
また、シグネチャメモリ16aはEEPROMで構成されていたが、これに換えて、フラッシュメモリを用いても良い。更に、親機1が接続される回線として、電話回線26にはアナログ回線を用いたが、これに換えて、ISDNなどのデジタル回線や光ファイバーケーブルを用いても良い。
【0061】
更に、本実施例においては、外部装置はコードレス子機A,B,Cで構成されていたが、外部装置は必ずしも親機に接続されるコードレス子機に限られるものではなく、親機を介して情報を送信することのできる装置(モバイル端末装置など)であれば良い。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載の多機能周辺装置によれば、外部装置から接続手段を介して受信したデータに、その外部装置の識別情報を付加し、これを回線を介して相手側装置へ送信するので、外部装置から接続手段を介して受信されるデータのデータ量を、識別情報のデータ量だけ小さくすることができ、その分、外部装置との通信時間を短くすることができるという効果がある。よって、外部装置からデータを送信する場合の使い勝手が向上する。また、外部装置から接続手段を介して受信したデータを、相手側装置との回線が閉結された後に、送信手段によって相手側装置へ送信する場合にも、識別情報の通信時間分、外部装置との通信時間を短くすることができるので、その分、回線の閉結時間(通信時間)を短縮することができ、通信コストを低減することができる。
また、請求項1記載の多機能周辺装置によれば、複数種類の識別情報の中から付加される識別情報の種類を選択して、その選択された種類の識別情報を外部装置から接続手段を介して受信されたデータに付加することができる。よって、所望の種類の識別情報が付加されたデータを、送信手段により回線を介して相手側装置へ送信することができるという効果がある。
【0063】
請求項2記載の多機能周辺装置は、請求項1記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、2以上の外部装置のそれぞれに対応付けられた識別情報を記憶すると共に、その2以上の外部装置の中から、データの送信元である外部装置を判別することができるので、各外部装置から接続手段を介して受信されるデータに、それぞれの外部装置に対応した識別情報を付加することができるという効果がある。
【0064】
請求項3記載の多機能周辺装置によれば、請求項1または2に記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、前記識別情報記憶手段は、操作者により入力された識別情報を記憶するものなので、外部装置から接続手段を介して受信され、送信手段により回線を介して相手側装置へ送信されるデータに、操作者の所望する識別情報を付加することができるという効果がある。
【0065】
請求項4記載の多機能周辺装置によれば、請求項3に記載の多機能周辺装置の奏する効果に加えて、前記識別情報記憶手段は不揮発性のメモリにより構成されているので、一度入力された識別情報は、電力供給が途絶えても消去されない。よって、煩雑な識別情報の入力操作を繰り返して行う必要がないという効果がある。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である多機能周辺装置(親機)の斜視図である。
【図2】上記多機能周辺装置(親機)の電気的構成を示したブロック図である。
【図3】親機の液晶表示器に表示される入力画面の一つであり、署名を入力する署名入力画面を模式的に表した図である。
【図4】子機において作成され相手側装置へと送信されたメールデータの構成を模式的に示した図である。
【図5】送信メール処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 親機(多機能周辺装置)
16 EEPROM(識別情報記憶手段)
18 アンテナ(接続手段)
19 ネットワーク・コントロール・ユニット(NCU)
20 モデム
21 バッファ
26 電話回線(回線)
A,B,C コードレス電話装置、子機(外部装置)
Claims (5)
- 外部装置を接続しその外部装置との間でデータの送受信を行う接続手段と、その接続手段により前記外部装置から受信したデータを回線を介して相手側装置へ送信する送信手段とを備えた多機能周辺装置において、
前記外部装置の識別情報を複数種類記憶する識別情報記憶手段と、
その識別情報記憶手段に記憶される識別情報を、前記接続手段によって前記外部装置から受信され前記送信手段によって回線を介して前記相手側装置へ送信されるデータに付加する識別情報付加手段と、
前記情報記憶手段に記憶される複数種類の識別情報の中から前記識別情報付加手段により付加される識別情報の種類を選択する選択手段とを備えていることを特徴とする多機能周辺装置。 - 前記接続手段は2以上の外部装置を接続可能に構成されると共に、前記識別情報記憶手段はその2以上の外部装置のそれぞれに対応付けて各外部装置の識別情報を記憶するものであり、
前記接続手段によって受信されたデータの送信元となる外部装置を判別する判別手段を備え、前記識別情報付加手段は、その判別手段によってデータの送信元として判別された外部装置の識別情報を前記識別情報記憶手段から読み出して、前記送信手段によって回線を介して前記相手側装置へ送信されるデータに付加するものであることを特徴とする請求項1記載の多機能周辺装置。 - 前記識別情報記憶手段は、操作者により入力された識別情報を記憶するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の多機能周辺装置。
- 前記識別情報記憶手段は、電力供給が途絶えても前記識別情報を記憶し続ける不揮発性のメモリにより構成されていることを特徴とする請求項3に記載の多機能周辺装置。
- 前記多機能周辺装置はファクシミリ装置で構成され、前記接続手段はアンテナで構成され、前記外部装置はそのアンテナによりデータの送受信を行うコードレス子機で構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の多機能周辺装置。
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