JP2002111709A - 電子メール送受信システム及びそのシステムに用いられる装置 - Google Patents

電子メール送受信システム及びそのシステムに用いられる装置

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JP2002111709A
JP2002111709A JP2000301077A JP2000301077A JP2002111709A JP 2002111709 A JP2002111709 A JP 2002111709A JP 2000301077 A JP2000301077 A JP 2000301077A JP 2000301077 A JP2000301077 A JP 2000301077A JP 2002111709 A JP2002111709 A JP 2002111709A
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mail data
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Hideaki Takahashi
英彰 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側装置で即時送信が指定されたメールデ
ータを、送信先装置としての受信側装置で即時に受信す
ることができる電子メール送受信システム及びそのシス
テムに用いられる装置を提供すること。 【解決手段】 MFD1により即時送信の属性が付加さ
れたメールデータをプロバイダ400が受信した場合
に、そのメールデータを即時にPC200へ送信する。
また、PC200において受信できなかった場合、プロ
バイダ400のアドレス帳メモリ104aに記憶されて
いるPC200に関連する他の装置(MFD300)に
送信することができる。よって、MFD1で作成された
メールデータがリアルタイムにPC200又はMFD3
00へと送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール送受信
システム及びそのシステムに関する装置に関し、特に、
送信側装置で即時送信が指定されたメールデータを、送
信先装置としての受信側装置で即時に受信することので
きる電子メール送受信システム及びそのシステムに関す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを中心とした情報
通信システムが広く普及し、インターネットに接続され
る各装置間で文書や画像などの各種データを送受信する
電子メールシステムの利用が急増してきている。この電
子メールシステムにおいて、電子メールの送受信は電子
メールサーバ(プロバイダ)にアクセスすることにより
行われている。一般的には、送信側装置で入力された電
子メールは、送信側装置からプロバイダにアクセスする
ことでプロバイダへ送信される。ここで送信される電子
メールには、送信側装置において送信先装置のメールア
ドレスが付されており、このメールアドレスにより送信
先が特定されている。プロバイダにおいてはその送信先
装置のメールアドレスと共に送信された電子メールが記
憶される。そして、その電子メールに付された送信先装
置のメールアドレスに対応する装置(送信先装置)から
のアクセスにより、対応するメールデータはプロバイダ
から送信先装置へ送信され、送信先装置において受信さ
れる。これにより、送信側装置と送信先装置(受信側装
置)との間で、電子メールの送受信が可能となっている
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法で電子メールを受信する場合、受信側装置の操作者が
プロバイダにアクセスしなければ電子メールの受信が行
われず、プロバイダのメモリに送信側装置から送信され
た電子メールは記憶されたままとなる。このため、電子
メールの送信側装置の操作者が即時の伝達を所望する電
子メールがあっても、受信側装置において即時に受信さ
れずに、受信側装置の操作者に電子メールの内容が伝わ
らないといった問題点があった。また、プロバイダと受
信側装置とが常時接続されている状態であれば、送信側
装置から送信された電子メールは送信先装置である受信
側装置へと即時に送信されるが、回線の使用料が高額に
なる上、回線が混雑していたり、受信側装置の電源が起
動していなかった場合には、送信側装置から送信された
電子メールはプロバイダのメモリに記憶されたままとな
ってしまい、受信側装置の操作者にはその電子メールの
内容が伝わらないといった問題点があった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、送信側装置で即時送信が指定され
たメールデータを、送信先装置としての受信側装置で即
時に受信することができる電子メール送受信システム及
びそのシステムに用いられる装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の電子メール送受信システムは、回線を
介してメールデータを送信する送信側装置と、その送信
側装置から送信されたメールデータを受信し、更にその
メールデータを送信先装置へ送信する中継装置と、その
中継装置から送信されたメールデータを回線を介して受
信する前記送信先装置としての受信側装置とを有してお
り、前記送信側装置は、自己の送信するメールデータに
即時送信の属性を付加する属性付加手段を備えており、
前記中継装置は、前記属性付加手段により即時送信の属
性が付加されたメールデータを受信した場合に、そのメ
ールデータの送信先装置を発呼して、そのメールデータ
を送信する即時送信手段を備えている。
【0006】この請求項1記載の電子メール送受信シス
テムによれば、送信側装置に備えられたで属性付加手段
によりメールデータに即時送信の属性が付加され、該メ
ールデータは回線を介して中継装置に送信される。中継
装置において、即時送信の属性が付加されたメールデー
タが受信されると、そのメールデータの送信先装置とし
ての受信側装置が発呼され、即時送信手段により受信側
装置にそのメールデータが送信される。
【0007】請求項2記載の電子メール送受信システム
は、請求項1記載の電子メール送受信システムにおい
て、前記即時送信手段は、前記属性付加手段により即時
送信の属性が付加されたメールデータを前記送信先装置
へ送信する場合、即時送信の属性が付加された状態でそ
のメールデータを送信するものである。
【0008】請求項3記載の電子メール送受信システム
は、請求項1又は2に記載の電子メール送受信システム
において、前記中継装置は、前記送信先装置に対応つけ
て第2の送信先装置の送信先アドレスを記憶するアドレ
スメモリを備えており、前記即時送信手段は、前記属性
付加手段により即時送信の属性が付加されたメールデー
タを前記送信先装置へ送信できない場合、その送信先装
置に対応つけて前記アドレスメモリに記憶される第2の
送信先装置へ、そのメールデータを送信するものであ
る。
【0009】この請求項3記載の電子メール送受信シス
テムによれば、請求項1又は2に記載の電子メール送受
信システムと同様に作用する上、属性付加手段により即
時送信の属性が付加されたメールデータが送信先装置へ
送信されない場合、そのメールデータは即時送信手段に
より中継装置のアドレスメモリに記憶された第2の送信
先装置へ送信される。
【0010】請求項4記載の電子メール送受信システム
は、請求項3記載の電子メール送受信システムにおい
て、前記即時送信手段は、前記属性付加手段により即時
送信の属性が付加されたメールデータを前記第2の送信
先装置へ送信する場合、そのメールデータに本来の送信
先装置を示す情報を付加するものである。
【0011】請求項5記載の電子メール送受信システム
は、請求項3又は4に記載の電子メール送受信システム
において、前記第2の送信先装置は、即時送信の属性が
付加されたメールデータを受信した場合、そのメールデ
ータを本来の送信先装置へ転送する転送手段を備えてい
る。
【0012】請求項6記載の電子メール送受信システム
は、請求項1から5のいずれかに記載の電子メール送受
信システムにおいて、前記送信先装置としての受信側装
置は、即時送信の属性が付加されたメールデータを受信
した場合、その旨を報知する第1報知手段を備えてい
る。
【0013】請求項7記載の電子メール送受信システム
は、請求項3又は4に記載の電子メール送受信システム
において、前記第2の送信先装置は、即時送信の属性が
付加されたメールデータを受信した場合、その旨を報知
する第2報知手段を備えている。
【0014】請求項8記載の送信側装置は、請求項1か
ら7のいずれかに記載の電子メール送受信システムに用
いられる。
【0015】請求項9記載の中継装置は、請求項1から
7のいずれかに記載の電子メール送受信システムに用い
られる。
【0016】請求項10記載の送信先装置としての受信
側装置は、請求項1から7のいずれかに記載の電子メー
ル送受信システムに用いられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。図1は、本実施
例の電子メール送受信システムであり、送信側装置とし
ての多機能周辺装置(Multi Function
Device以下単に「MFD」と略す)1と、送信先
装置(受信側装置)としてのパーソナルコンピュータ
(以下単に「PC」と略す)200と、第2の送信先装
置としてのMFD300とが、インターネット27上で
相互に接続されている接続状態を示した外観図である。
【0018】以下、MFD1からインターネット27を
介して、PC200に対してメールデータを送信する場
合を例として説明する。
【0019】電子メール送受信システムは、プロバイダ
と呼ばれる中継装置を介して1の装置と他の装置との間
でメールデータの送受信を行うシステムであり、インタ
ーネット27のサービスを利用するシステムである。
【0020】このインターネット27は、コンピュータ
のネットワーク同士が接続されてネットワークになって
いる世界最大のコンピュータ・ネットワークであり、マ
ルチメディア情報を発信するワールドワイド・ウェブを
はじめ、電子メールシステムや電子掲示板システム、フ
ァイル転送サービスなどのサービスが複合的に提供され
るネットワークシステムである。かかるインターネット
上には図示しないアクセスポイント(交換機28)とそ
のアクセスポイントと接続されるプロバイダ100及び
プロバイダ400と呼ばれるインターネットの接続業者
が介在しており、各装置間の情報の送受信は、このプロ
バイダ100,400を経由することにより実行され
る。
【0021】メールデータの送信側装置であるMFD1
は、電話機能、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機
能を備えたファクシミリ装置であり、メールデータの送
受信が行えるように電話番号とともにメールアドレスが
付与され、文字入力ができるように構成されている。ま
た、本実施例のMFD1は、送信するメールデータに即
時送信の属性を付加することができるようになってい
る。
【0022】このMFD1の本体2の側部には、受話器
3が取り付けられている。受話器3は、非通話時には本
体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時
にはフックから取り上げられて使用される。前者をオン
フック状態、後者をオフフック状態と称している。ま
た、本体2の上面前部には、数値や文字などを入力する
入力ボタンやコマンドを入力するコマンド入力ボタンな
どの複数のボタンを備えた操作パネル4が設けられてい
る。この操作パネル4の左上端部にはコマンド入力ボタ
ンの一つである設定キー4aが設けられている。設定キ
ー4aは、各種の設定やコマンドを入力する入力画面を
液晶表示器(以下単に「LCD」と略す)5に表示させ
るためのボタンであり、この設定キー4aが操作者によ
り押下されると入力画面がLCD5に表示される。
【0023】操作パネル4の中央部には、上記したLC
D5が設けられている。このLCD5は、MFD1によ
り実行されている処理や、MFD1に接続される他の装
置との通信状態を表示する表示器であり、タッチパネル
で構成されている。また、MFD1が、操作パネル4上
に設けられた設定キー4a等の複数のボタンにより操作
されると、その操作状態や操作手順などはこのLCD5
へ表示される。
【0024】ここで操作者により押下されたボタンが設
定キー4aであれば、LCD5には、上記したように各
種設定やコマンドを入力する入力画面が表示される。具
体的には、この入力画面は、入力画面上からコマンドを
入力するためのコマンド入力ボタンや、MFD1におけ
る各処理を実行する上で必要となる設定を入力するため
の入力欄が表示される画面である。LCD5はタッチパ
ネルで構成されているので、入力画面上に表示されたコ
マンド入力ボタンが操作者により押下されると、押下さ
れたコマンド入力ボタンに対応するコマンドをMFD1
に入力することができるようになっている。また、入力
画面上に表示される入力欄へは、操作パネル4上に設け
られた入力キーが押下されることにより、その入力キー
に対応付けられた数値や文字などが入力される。
【0025】設定キー4aの下方には、同じくコマンド
入力ボタンの1つであるメールデータ作成キー4bが設
けられている。このメールデータ作成キー4bは、MF
D1においてメールデータを作成するためのキーであ
り、このメールデータ作成キー4bが操作者により押下
されると後述するメールデータ作成画面30がLCD5
に表示される(図3参照)。
【0026】操作パネル4及びLCD5の後部には原稿
挿入口6が設けられている。ファクシミリ送信される原
稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入さ
れ、読み取りが行われた後に、本体2の前面であって操
作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出さ
れる。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が
設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数
枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可
能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給さ
れ印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設
けられた記録紙排出口8から排出される。
【0027】上記のように構成されるMFD1は電話回
線29を介してインターネット27に接続されており、
インターネット上に存在するプロバイダ100,400
(図2参照)を介してメールデータの送信先装置である
PC200と接続される。
【0028】PC200は、メールデータの送信先装
置、即ち受信側装置であり、メールデータの送受信を行
うためのメールアドレスが割り当てられ、電話回線29
に接続されているコンピュータである。更に、MFD1
から後述する即時送信の属性が付加されたメールデータ
が送信された場合に、該メールデータが即時にPC20
0へ送信されるようにPC200側のプロバイダ400
に登録されている装置である。このPC200には、文
字やコマンドを入力するための入力装置であるキーボー
ド208と、そのキーボード208から入力された情報
や、受信したメールデータなどを表示するLCD207
とが備えられている。また、PC200には、図示しな
いコネクタが設けられており、ケーブル11が挿入され
第2の送信先装置であるMFD300と接続されてい
る。尚、PC200とMFD300との接続は、ケーブ
ル11に限られるものではなく、赤外線などの光信号に
より接続することも可能である。
【0029】このPC200とケーブル11により接続
されているMFD300は、MFD1と同様に構成され
るものであり、PC200へ送信されたメールデータ
(即時送信の属性が付加されたメールデータ)がPC2
00において受信できなかった場合に、該メールデータ
を送信する第2の送信先装置としてプロバイダ400に
登録されている装置である。このため、MFD1やPC
200と同様にメールアドレスが割り当てられると共
に、電話回線29を介してインターネット27に接続さ
れている。
【0030】図2は、図1に示されるMFD1(MFD
300)とプロバイダ100(プロバイダ400)とP
C200との電気的構成を示したブロック図である。本
実施例において、MFD1はメールデータを送信する送
信側装置であるが、送信されたメールデータを受信する
受信側装置としても機能するように構成されている。こ
のMFD1とMFD300は基本的に同様の構成であ
り、図2においてはMFD1側について具体的に示して
いる。かかるMFD1はCPU12、ROM13、RA
M14、音声メモリ15、音声LSI16、ネットワー
ク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)
17、モデム18、バッファ19、スキャナ20、符号
化部21、復号化部22、プリンタ23、操作パネル
4、LCD5、アンプ24及びインターフェース25が
設けられ、これらはバスライン26を介して互いに接続
されている。
【0031】NCU17は回線制御を行うためのもので
あり、MFD1はこのNCU17を介して電話回線29
に接続されている。NCU17は、交換機28から送信
される呼出信号や各種信号を受信すると共に、操作パネ
ル4上の操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機2
8へ送信したり、電話回線29の閉結時において、アナ
ログ信号(音声データやファクシミリデータ)やメール
データ等の送受信を行うものである。MFD1からPC
200及びMFD300へと送信されるメールデータ
は、このNCU17から電話回線29を経由して送信側
のプロバイダ100、更に受信側のプロバイダ400へ
と送信される。
【0032】CPU12は、NCU17を介して送受信
される各種信号に従って、バスライン26により接続さ
れた各部を制御し、ファクシミリ動作や電話動作あるい
はメールデータの送受信などのデータ通信を実行するも
のである。ROM13は、このMFD1で実行される制
御プログラム13aや、ウェブブラウザ13b等を格納
した書換不能なメモリであり、図5、図6及び図8のフ
ローチャートに示すプログラム(制御プログラム13a
の一部)は、このROM13内に格納されている。
【0033】制御プログラム13aは、MFD1で実行
されるファクシミリ動作や電話動作あるいはメールデー
タの送受信に関する動作を制御するためのプログラムで
ある。本実施例のMFD1の制御プログラム13aにお
いては、送信処理と後述する関連装置受信処理とのプロ
グラムが備えられている。送信処理は、MFD1におい
て作成された即時送信(至急、受信側の使用者にメール
データを確認してもらいたい場合に指定される)を所望
するメールデータについて、そのメールデータのヘッダ
データに即時送信の属性を付加して、プロバイダ100
及びインターネット27を介して受信側のプロバイダ4
00に送信する処理である。この送信処理では、メール
データに即時送信の属性を付加することにより、プロバ
イダ400においてそのメールデータを送信先装置(P
C200)へ即時に送信させることができ、重要なメー
ルデータや緊急のメールデータがプロバイダ400に未
送信の状態で記憶されたままとなることがない。
【0034】関連装置受信処理は、上記したように、M
FD300が第2の送信先装置としてプロバイダ400
に登録されている場合に実行され、即時送信の属性が付
加されたメールデータを受信した場合に実行される処理
である。送信側装置であるMFD1から送信されるメー
ルデータには送信先装置のメールアドレスであるPC2
00のアドレスが付加されており、かかるメールアドレ
スへとメールデータは送信される。しかし、本来の送信
先装置が該メールデータを受信できない状態にある場
合、本来の送信先装置に関連する第2の送信先装置とし
てプロバイダ400に予め登録されているMFD300
へと該メールデータが送信され、この関連装置受信処理
が実行される。MFD1が受信側となる場合も考えら
れ、その場合は、MFD1が他の装置(図示せず)の第
2の送信元装置としてプロバイダ100に登録されてい
れば、この関連装置受信処理において、本来の送信先に
送信できない場合にメールデータがMFD1に送信され
る。
【0035】具体的には、この関連装置受信処理では、
即時送信の属性が付加されたメールデータの受信と、本
来の送信先装置へ受信したメールデータの転送とが実行
される。また、第2の送信先装置(MFD300)での
即時送信の属性が付加されたメールデータの受信におい
ては、ヘッダデータに本来の送信先であるPC200が
表示され、MFD300の操作者に本来の送信先装置が
報知される。このように、本来の送信先装置において即
時送信の属性が付加されたメールデータを受信できなか
った場合には、その装置に関連する他の送信先装置(第
2の送信先装置)においてそのメールデータを受信する
ことができ、緊急性を有するメールデータを、その受信
者に確実に伝達することができる。
【0036】ウェブブラウザ13bは、MFD1におい
てはプロバイダ100へ、PC200,MFD300に
おいてはプロバイダ400へメールデータを送受信する
ためのソフトウェア、いわゆるメーラを内蔵しており、
メールデータの送受信等を行うことのできるプログラム
である。具体的には、MFD1で作成されたメールデー
タは、このウェブブラウザ13bによりプロバイダ10
0へ送信される。一方、プロバイダ100を介して受信
されたメールデータは、このウェブブラウザ13b(メ
ーラ)により解読されて、メールデータとしてLCD5
に表示される。
【0037】RAM14は、各種のデータを一時的に記
憶するためのメモリであり、電話回線29を介して受信
されたデータやMFD1から入力されたデータを記憶す
るデータ記憶手段である。このRAM14は、具体的に
は、受信データメモリ14aと、メールデータメモリ1
4bと、印刷データメモリ14cと、送信データメモリ
14dとを備えている。受信データメモリ14aは、受
信したファクシミリデータとメールデータとを記憶する
ためのメモリである。MFD1において、ファクシミリ
データが受信されると、そのファクシミリデータは、一
旦、この受信データメモリ14aに記憶された後、プリ
ンタが正常に稼働する状態にあれば印刷データメモリ1
4cへ書き込まれ、書き込まれたデータはプリンタへ出
力されて記録される。
【0038】出力されたファクシミリデータは、プリン
タ23によって記録紙に印刷された後に、受信データメ
モリ14a及び印刷データメモリ14cから消去され
る。ファクシミリデータが画像データである場合、一般
に、そのデータ量は大容量であるが、ファクシミリデー
タが印刷されることを条件にそのファクシミリデータを
消去しているので、受信データメモリ14aを有効に使
用することができる。
【0039】一方、MFD1においてメールデータが受
信されると、受信されたメールデータもまた、一旦この
受信データメモリ14aに記憶される。ここで、メール
データは、本文に、ヘッダデータとして、その本文の件
名「subject」と送信日時「date」と、送信
元装置のメールアドレス「from」と送信先装置のメ
ールアドレス「to」とが付加された文字情報である。
また、送信側装置において即時送信の属性が付加されて
いた場合には、その旨を示す「即時」のマークがヘッダ
データとして付されている。受信データメモリ14aに
記憶されたメールデータには、更に受信日時がヘッダデ
ータとして付加され、かかるヘッダデータと共に受信し
たメールデータはメールデータメモリに14bへ書き込
まれる。受信データメモリ14aに記憶されたメールデ
ータは、メールデータメモリに14bへ書き込まれるこ
とにより消去される。
【0040】尚、本実施例のように、MFD300が第
2の送信先装置として指定されている場合、別の装置
(本来の送信先装置であるPC200)で受信されるべ
きメールデータについても受信することとなる。かかる
場合においては、そのメールデータは受信データメモリ
14aからメールデータメモリ14bへデータを書き込
んだ後も、受信データメモリ14aから消去されない。
そして、MFD300で行われる関連装置受信処理の実
行時には、メールデータは受信データメモリ14aから
PC200へ転送される。尚、MFD300が受信した
メールデータには、本来の送信先装置のメールアドレス
が付されているので、このメールアドレスの違いにより
(MFD300のメールアドレスでなければ)、MFD
300宛のメールデータであるか否かが判断されてい
る。
【0041】メールデータメモリ14bは、受信したメ
ールデータを記憶しておくためのメモリである。このメ
ールデータメモリ14bに記憶されるメールデータは、
各メールデータのヘッダデータにより管理されており、
このヘッダデータを目印にしてこのメールデータメモリ
14bから読み出される。読み出されたメールデータは
所定の操作により、その削除や転送或いはLCD5への
表示が実行される。
【0042】印刷データメモリ14cは、印刷するデー
タを記憶するためのメモリであり、この印刷データメモ
リ14cに書き込まれたデータはプリンタ23へ出力さ
れて記録される。送信データメモリ14dは、送信する
メールデータを一時的に記憶するためのメモリである。
このPC200へ送信するメールデータを一時的に記憶
するメモリである。MFD1において作成されたメール
データに後述する送信指定(「送信」ボタン30cまた
は「即時送信」ボタン30bの入力)がなされると、作
成されたメールデータには、送信先装置のメールアドレ
ス「to」や即時送信時には「即時」のマークなどがヘ
ッダデータが付加された後、この送信データメモリ14
dに書き込まれる。書き込まれたメールデータは、プロ
バイダ100との接続が行われるとプロバイダ100に
送信され、その後、送信データメモリ14dから消去さ
れる。
【0043】音声メモリ15は、相手側装置(例えばP
C200又はMFD300)へ送出される応答メッセー
ジや、相手側装置から送られてきた入来メッセージを記
憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリである
ダイナミックRAM(DRAM)により構成されてい
る。音声メモリ15に記憶された入来メッセージは、操
作パネル4を介して消去操作がなされることにより、或
いは、電話回線29に接続された他の装置から送られる
消去コマンドを受信することによって消去される。
【0044】音声LSI16は、NCU17によって受
信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換す
ると共に、このMFD1の内部で生成されたデジタル音
声信号をアナログ音声信号に変換してNCU17に出力
するものである。モデム18は、画像データやメールデ
ータを変調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各
種手順信号を送受信するものである。バッファ19は、
他のファクシミリ装置との間で送受信される符号化され
たファクシミリデータやスキャナ20により読み取られ
た原稿の画像データを一時的に格納するものである。
【0045】スキャナ20は、原稿挿入口6に挿入され
た原稿の画像を読み取るためのものであり、読み取られ
た原稿画像のデータはバッファ19に格納される。符号
化部21はスキャナ20により読み取られた原稿画像の
符号化を行うものである。復号化部22は、受信データ
メモリ14aに記憶された受信したファクシミリデータ
を読み出して、これを複合化するものであり、複合化さ
れたデータは、プリンタ23により記録用紙に印刷され
る。操作パネル4は、上記したように操作者がこのMF
D1の設定等の各種の操作を行うためのものである。ア
ンプ24は、アンプ24に接続されたスピーカを鳴動し
て、呼出音等を出力するためのものである。
【0046】インターフェース25には、RS−232
Cが用いられ、インターフェース25は異なる装置間で
のデータ通信におけるその接点の規定である。このイン
ターフェース25にはケーブル11を接続することがで
き、ケーブルを接続することで、MFD300において
はPC200のインターフェース206と接続されデー
タ通信を行うことができるようになっている。
【0047】尚、上記のように構成されるMFD1,3
00は、送信側装置であると共に受信側装置である。本
実施例では送信側装置のMFDをMFD1とし、受信側
装置のMFDをMFD300として区別しているが両者
の電気的構成は同じであるので、MFD300の詳細な
説明は省略する。
【0048】次にプロバイダ100,400の電気的構
成について説明する。プロバイダ100とプロバイダ4
00とは基本的に同じ構成であるので、ここではプロバ
イダ100について説明する。プロバイダ100はイン
ターネット27上で1の装置と他の装置とを接続して各
装置間の情報の送受信(電話回線29の閉結)を実行す
るための中継装置である。本実施例のプロバイダ100
は、送信側装置から送信されたメールデータの受信と、
受信したメールデータの送信先装置への送信とを実行す
るメールサーバであり、送信側装置において即時指定が
なされたメールを受信した場合に、そのメールデータを
対応する送信側装置へ即時に送信するものである。
【0049】このプロバイダ100,400には、CP
U101、ROM102、RAM103、ハードディス
ク104、モデム105及びインターフェース106が
設けられ、これらはバスライン107を介して互いに接
続されている。
【0050】CPU101は、インターフェース106
を介して送受信される各種信号に従って、バスライン1
07により接続された各部を制御し、メールデータの送
受信などのデータ通信を実行するものである。ROM1
02は、このプロバイダ100で実行される制御プログ
ラム102a等を格納した書換不能なメモリであり、図
7のフローチャートに示すプログラム(制御プログラム
102aの一部)は、このROM102内に格納されて
いる。
【0051】本実施例のプロバイダ100の制御プログ
ラム102aは、プロバイダ100で実行されるメール
データの送受信に関する動作を制御するためのプログラ
ムである。本実施例の制御プログラム102aにおいて
は、プロバイダ処理のプログラムが備えられている。プ
ロバイダ処理は、プロバイダ100,400がインター
ネット27を介して受信したメールデータのヘッダデー
タに即時送信の属性が付加されていた場合に、送信先装
置へメールデータの即時送信を実行する処理である。
【0052】図1,2に示す例では、送信側装置である
MFD1から即時指定のメールデータが送信されると、
MFD1側のプロバイダ100にメールデータが送信さ
れ、インターネット27を介して、送信先装置(受信側
装置)であるPC200側のプロバイダ400にメール
データが送信される。ここで、プロバイダ400は、メ
ールデータに即時指定がある場合は、そのメールデータ
をPC200に対して即時に送信する。
【0053】このプロバイダ処理では、本実施例におい
てはプロバイダ400が受信したメールデータに即時送
信の属性が付加されていると、まず、送信先として指定
されているPC200を発呼し、その属性を付加したま
ま、該メールデータの送信が実行される。また、PC2
00を発呼して、応答信号が確認されなければ、プロバ
イダ400のアドレス帳メモリ104aに登録(記憶)
されている第2の送信先装置であるMFD300に対し
て発呼して、該メールデータの送信が実行される。
【0054】このため、即時送信の属性が付加されたメ
ールデータを、プロバイダ400からの発呼で即時にP
C200へ送信するので、緊急性の高いメールデータを
即時にPC200へ送信することができる。また、本来
の送信先が、メールデータを受信できない状態であって
も、本来の送信先に関連する第2の送信先へメールデー
タをするので、該メールデータを送信先(送信先装置の
操作者)へ、その内容をより確実に伝達することができ
る。
【0055】RAM103は、各種のデータを一時的に
記憶するためのメモリであり、インターネット27を介
して送信側装置のプロバイダから送信されてくるメール
データや、電話回線29を介して送信側装置から送信さ
れてくるメールデータを記憶するデータ記憶手段であ
る。このRAM103は、受信データメモリ103a
と、送信データメモリ103bとを備えている。
【0056】受信データメモリ103aには、インター
ネット27を介して、送信側装置のプロバイダから送信
されてくるメールデータが記憶される。本実施例のよう
に、MFD1からPC200(MFD300)に対して
メールデータを送信する場合、PC200側のプロバイ
ダ400の受信データメモリ103aには、インターネ
ット27を介してMFD1側のプロバイダ100から送
信されてくるメールデータが記憶される。プロバイダ4
00は、受信したメールデータに即時送信であることを
示す情報が付加されている場合には、直ちに送信先装置
(PC200)に対する発呼を行う。また、即時送信の
情報が付加されていない場合には、受信データメモリ1
03aに記憶したメールデータを後述するハードディス
ク104のメールメモリ104bへ記憶させ、受信デー
タメモリ103aのメールデータの方を消去する。
【0057】送信データメモリ103bには、インター
ネット27を介して、送信先装置(受信側装置)のプロ
バイダに送信するメールデータが一時的に記憶される。
本実施例のように、MFD1からPC200にメールデ
ータを送信する場合、MFD1側のプロバイダ100の
送信データメモリ103bには、MFD1において作成
され、電話回線29を介して送信されてくるメールデー
タが記憶される。送信データメモリ103bにメールデ
ータが記憶されると、プロバイダ100は、インターネ
ット27を介して、送信先装置側のプロバイダ400に
MFD1からのメールデータを送信する。また、送信デ
ータメモリ103bには、電話回線29を介して、送信
先装置(受信側装置)に送信するメールデータが記憶さ
れる。本実施例のように、プロバイダ400からPC2
00にメールデータ(MFD1からの)を送信するよう
な場合、プロバイダ400の送信データメモリ103b
に、MFD1からのメールデータが記憶される。上記受
信データメモリ103aに記憶されたメールデータに即
時送信の情報が付加されている場合は、メールメモリ1
04bに記憶されずに、送信データメモリ103bに書
き込まれ、送信先装置(PC200)に対して発呼を行
い、接続が確認されると、送信データメモリ103bか
ら送信され、PC200へ送信された後に消去される。
【0058】ハードディスク104は、書換可能な不揮
発性のメモリであり、アドレス帳メモリ104aとメー
ルメモリ104bとを備えている。このハードディスク
104へ記憶されたデータは電源オフ後も保持される。
アドレス帳メモリ104aは、プロバイダ100,40
0において、メールデータの送信先であるPC200や
MFD300に割り当てられているメールアドレスと、
メールデータの送信元であるMFD1に割り当てられて
いるメールアドレスとを記憶するメモリである。また、
第2の送信先に関する情報もアドレス帳メモリ104a
に記憶されている。このアドレス帳メモリ104aに記
憶されている各データは、メールアドレス登録画面40
(図4参照)において登録されているデータである。ア
ドレス帳メモリ104aの詳細については後述する。
【0059】メールメモリ104bは、送信側装置のプ
ロバイダからインターネット27を介して送信されてく
るメールデータを記憶するメモリであり、受信データメ
モリ103aに記憶されたメールデータであって、ヘッ
ダデータに即時送信を示す情報が付加されていないメー
ルデータが記憶される。そして、送信先装置(受信側装
置)からの発呼に応じて、その送信先装置のメールアド
レスを送信先とするメールデータがメールメモリ104
bに記憶されていれば、そのメールデータが読み出され
て、送信データメモリ103bに書き込まれ、送信先装
置に電話回線29を介して送信される。例えば、PC2
00からプロバイダ400に対して発呼を行い、PC2
00のメールアドレスを宛先としたメールデータの送信
要求があると、プロバイダ400は、メールメモリ10
4bからPC200宛のメールデータを読み出し、PC
200に対して送信する。同様に、MFD1からプロバ
イダ100に対しても、MFD1宛のメールデータの送
信を要求することで、プロバイダ100が受信し、メー
ルメモリ104bに記憶されているメールデータがMF
D1に送信される。要求先に送信されたメールデータ
は、メールメモリ104b、送信データメモリ103b
から消去される。
【0060】モデム105は、メールデータを変調及び
復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送
受信するものである。インターフェース106は、モデ
ム105を介して送信される各種信号を受信するととも
に、電話回線29と接続された状態において、メールデ
ータの送受信を行うものである。MFD1側のプロバイ
ダ100はこのモデム105を介してインターネット2
7に接続されている。同様に、PC200側のプロバイ
ダ400もモデムを介してインターネット27と接続さ
れている。
【0061】次にメールデータの送信先装置であるPC
200の電気的構成について説明する。本実施例におい
ては、PC200はメールデータの送信先装置(受信側
装置)であり、CPU201、ROM202、RAM2
03、ハードディスク204、モデム205、インター
フェース206、LCD207及びキーボード208を
備えている。上記したCPU201、ROM202、R
AM203はバスライン210を介して互いに接続され
ており、バスライン210はまた入出力ポート209に
も接続されている。この入出力ポート209は、バスラ
イン210の他に、ハードディスク204、インターフ
ェース206、LCD207及びキーボード208とに
接続されている。
【0062】インターフェース206は、CPU201
とモデム205とを接続するためのものであり、RS−
232Cが用いられている。インターフェース206は
異なる装置間でのデータ通信におけるその接点の規定で
あり、インターフェース206はケーブル11を接続
し、このケーブル11を介して、PC200に対応する
第2の送信先装置としてプロバイダ400に登録されて
いるMFD300と接続されている。
【0063】モデム205は、コマンドや各種データの
送信と受信とを行う送受信手段であり、アナログ通信回
線(電話回線29)でインターネット27等のデータ通
信を実行する際に、デジタル信号とアナログ信号との変
換を行う変復調装置である。具体的には、モデム205
は、メールデータの送信時には、メールデータのデジタ
ル信号を電話回線29に乗せるためにアナログ信号へと
変換する変調を行い、また、データの受信時には、電話
回線29により送信されてきたアナログ信号を元のデジ
タル信号へと変換する復調を行うものである。尚、この
モデム205は電話回線29に対する制御を行うNCU
を内蔵しており、PC200はこのモデム(NCU)2
05を介して電話回線29、さらにはプロバイダ400
に接続されるように構成されている。
【0064】CPU201は、インターフェース206
と入出力ポート209とを介して送受信される各種信号
に従ってバスライン210により接続された各部を制御
し、メールデータの送受信などのデータ通信を実行する
ものである。ROM202は、このPC200で実行さ
れる制御プログラム202a等を格納した書換不能なメ
モリであり、図7のフローチャートに示すプログラム
(制御プログラム202aの一部)は、このROM20
2内に格納されている。
【0065】この制御プログラム202aは、PC20
0で実行されるメールデータの送受信に関する動作等を
制御するためのプログラムである。本実施例のPC20
0の制御プログラム202aにおいては、受信処理のプ
ログラムが備えられている。受信処理は、プロバイダ4
00から発呼された場合にメールデータの受信を実行す
る処理である。この受信処理では、プロバイダ400か
ら送信されたメールデータに即時送信の属性が付加され
ているとその旨を報知するように構成されている。
【0066】よって、PC200の操作者は、緊急性の
高いメールデータを即時に受信してその内容を知ること
ができると共に、即時送信の属性が付加が報知されるこ
とにより、そのメールデータの重要性及び緊急性につい
て、容易に認知することができる。
【0067】RAM203は、各種のデータ等を一時的
に記憶するためのメモリであり、受信データメモリ20
3aとウェブブラウザのロードエリア203bとを備え
ている。受信データメモリ203aは、電話回線29を
介して受信したメールデータやインターフェース206
を介して送信されたメールデータなどを一時的に記憶す
るためのメモリである。受信されたメールデータは、受
信日時がヘッダデータとして付加された後、ハードディ
スク204の所定のエリアに書き込まれる。
【0068】ウェブブラウザ204aのロードエリア2
03bは、ハードディスク204に記憶されているウェ
ブブラウザ204aをロードするエリアである。ウェブ
ブラウザ204aは処理速度の遅いハードディスク20
4から、RAM203に設けられたロードエリア203
bへロードされることにより、高速で処理を実行するこ
とができる。
【0069】ハードディスク204は、各種のデータや
プログラムを記憶する書換可能な不揮発性のメモリであ
り、このハードディスク204へ記憶されたデータは電
源オフ後も保持される。また、メールデータの送受信を
実行するウェブブラウザ204aを備えている。ウェブ
ブラウザ204aは汎用のソフトウェアであり、PC2
00側のプロバイダ400から送信されたメールデータ
を受信し、その内容を閲覧するためのソフトウェアであ
る。具体的には、MFD1からプロバイダ100及びプ
ロバイダ400を介して送信されたメールデータを解読
し、可視情報に変換してLCD207へ表示するプログ
ラムである。また、PC200で作成されたメールデー
タのプロバイダ400への送信や、プロバイダ400に
記憶されるPC200宛のメールデータの送信要求な
ど、メールデータの送受信に関する各処理は、このウェ
ブブラウザ204aにより実行される。
【0070】次に、図3を参照にして、MFD1におけ
るメールデータの送信方法について説明する。図3は、
MFD1において、メールデータ作成キー4bが操作者
により押下されると表示される入力画面の一つであるメ
ールデータ作成画面30を模式的に表したものである。
このメールデータ作成画面30は、PC200へ送信す
るメールデータを作成する画面であり、タッチパネル形
式で構成されている。このメールデータ作成画面30の
上方には、作成するメールデータに添付されるヘッダデ
ータが示されたヘッダデータ欄30aが表示されてい
る。このヘッダデータ欄30aには、左から順に、送信
日時「date」、送信先装置のメールアドレス「t
o」、本文の件名「subject」が表示される欄が
設けられている。
【0071】このヘッダデータ欄30aの下方には、メ
ールデータ本文の入力欄が設けられている。このメール
データ本文の入力欄は、操作者により操作パネル4に設
けられた入力キーが押下されることにより、各入力キー
に対応する文字が入力され、入力された文字によりメー
ルデータの本文が作成される欄である。このメールデー
タ本文の入力欄の下方には、「即時送信」ボタン30b
と、「送信」ボタン30cとが設けられている。「即時
送信」ボタン30bと「送信」ボタン30cとは、MF
D1へコマンドを入力するコマンド入力ボタンであり、
該画面30で作成されたメールデータの送信を要求する
送信実行コマンドを入力するボタンである。この「即時
送信」ボタン30b又は「送信」ボタン30cが操作者
により押下されると、作成されたメールデータはヘッダ
データ、本文共に送信データメモリ14dに書き込ま
れ、その後、電話回線29を介して、ヘッダデータ欄3
0aの送信先装置のメールアドレス「to」に入力され
た送信先装置のメールアドレスへ送信するべくMFD1
側のプロバイダ100に送信される。
【0072】「即時送信」ボタン30bは、作成された
メールデータを即時に送信先装置へ送信したい場合に押
下されるボタンである。この「即時送信」ボタン30b
が操作者により押下されると、ヘッダデータに即時送信
の属性であることを示す情報が付加された後、プロバイ
ダ100へ送信される。プロバイダ100とプロバイダ
400との間は常時接続されており、インターネット2
7を経由してメールデータがプロバイダ100からプロ
バイダ400に送信される。
【0073】次に、図4を参照して、プロバイダ400
に備えられたアドレス帳メモリ104aについて説明す
る。アドレス帳メモリ104aは、即時送信の属性が付
加されたメールデータをその送信先装置へ送信する場合
に、その送信先装置が受信状態にない場合に参照される
メモリである。図4は、プロバイダ400のアドレス帳
メモリ104aに記憶されている内容を模式的に表した
メールアドレス登録画面40である。アドレス帳メモリ
104aに登録されるメールアドレス41は、送信先装
置(受信側装置)のアドレスであり、関連している登録
されている装置毎にターミネータ42により区切られて
記憶されている。つまり、ターミネータ42からターミ
ネータ42までが1の登録データとして認識されるよう
になっている。このメールアドレス41はメールデータ
が送信される順に記憶されており、第1メールアドレス
41a、第2メールアドレス41b、第3メールアドレ
ス41cの順に優先順位が付加されて記憶されている。
【0074】プロバイダ400からのメールデータの送
信時に、第1メールアドレス41aに対応する装置が受
信不能状態であれば、アドレス帳メモリ104aに記憶
されている第1メールアドレス41aに関連する装置で
ある第2メールアドレス41b宛にそのメールデータを
送信する。このとき、第2メールアドレス41bへ送信
されるメールデータのヘッダデータには、第1メールア
ドレス41a宛のメールデータであることが認識できる
ように第1メールアドレス41aが付加される。また、
第2メールアドレス41bにも送信できない場合は、そ
の次に記憶されている第3メールアドレス41c宛にメ
ールデータが送信される。
【0075】尚、本実施例においては、PC200に割
り当てられたメールアドレスが第1メールアドレス41
aとして記憶され、このPC200に接続されているM
FD300のメールアドレスが第2メールアドレス41
bとして、プロバイダ400のアドレス帳メモリ104
aに記憶されている。
【0076】次に、図5から図8のフローチャートを参
照して、上記のように構成された電子メール送受信シス
テムの動作について説明する。上記と同様に、MFD1
からのメールデータをPC200(MFD300)へ送
信する場合を例として説明する。図5は、MFD1のR
OM13に記憶される制御プログラム13aにより実行
される送信処理を示したフローチャートである。図5に
示すように、この送信処理では、まず、MFD1の操作
者の入力に基づいてメールデータを作成する(S1)。
次いで、作成されたメールデータを所定の指示(メール
データの作成終了を示すキー操作など)に基づいて、送
信データメモリ14dに記憶する(S2)。そして、記
憶されたメールデータに即時送信の指定がされたか否か
を確認する(S3)。確認の結果、即時送信の指定がさ
れていれば(S3:Yes)、ヘッダデータに即時送信
の属性を付加した後(S4)、属性の付加されたメール
データをMFD1側のプロバイダ100に送信し(S
5)、この送信処理を終了する。一方、S3の処理で、
作成されたメールデータが即時送信の指定がされていな
ければ(S3:No)、S5へ移行する。
【0077】図6は、プロバイダ100からインターネ
ット27を介してプロバイダ400がMFD1からのメ
ールデータを受信した場合に、プロバイダ400のRO
M102に記憶される制御プログラム102aにより実
行されるプロバイダ処理を示したフローチャートであ
る。プロバイダ処理は、プロバイダ400において受信
したメールデータのヘッダデータに即時送信の属性が付
加されていた場合に、その属性を付加したままPC20
0またはMFD300へ即時にメールデータの送信を実
行する処理であり、また、送信先装置が受信不能状態で
あった場合には、アドレス帳メモリ104aに登録(記
憶)されている第2の送信先装置へ、該メールデータを
送信する処理である。
【0078】図6に示すように、このプロバイダ処理で
は、まず、インターネット27を介して送信側装置から
メールデータが送信されたか否かを確認する(S1
1)。確認の結果、送信側装置(本実施例ではMFD
1)からメールデータが送信されていなければ(S1
1:No)、このプロバイダ処理を終了する。また、メ
ールデータが送信されていれば(S11:Yes)、受
信したメールデータを受信データメモリ103aへ書き
込む(S12)。その後、書き込んだメールデータに即
時送信の指定がされていたか否かを確認する(S1
3)。確認の結果、即時送信指定がされていれば(S1
3:Yes)、受信データメモリ103aに記憶されて
いるメールデータを直ちに送信データメモリ103bに
記憶し、そのメールデータを受信データメモリ103a
から消去する(S14)。そして、即時送信指定のメー
ルデータであることをヘッダデータに記載した後(S1
5)、そのメールデータの送信先装置(本実施例ではP
C200)を発呼すると共に、メールデータ有りの通知
信号を送信する(S16)。その後、送信先装置からの
応答信号はあったか否かを確認し(S17)、確認の結
果、送信先装置からの応答信号がなければ(S17:N
o)、送信先装置に関連して他の送信先装置のメールア
ドレスがアドレス帳メモリ104aに記憶されているか
否かを確認する(S18)。確認の結果、アドレス帳メ
モリ104aに関連する他の送信先装置のメールアドレ
スが記憶されていなければ(S18:No)、このプロ
バイダ処理を終了する。また、アドレス帳メモリ104
aに関連する他の送信先装置のメールアドレスが記憶さ
れていれば(S18:Yes)、本来の送信先装置宛の
メールデータであることをヘッダデータに記載する(S
19)。そして、関連する他の送信先装置を発呼すると
共に、その送信先装置にメールデータ有りの通知信号を
送信する(S20)。そして、関連する他の送信先装置
からの応答信号があったか否かを確認し(S21)、確
認の結果、関連する他の送信先装置(本実施例ではMF
D300)からの応答信号がなければ(S21:N
o)、このプロバイダ処理を終了する。また、S21の
処理において応答信号が確認されれば(S21:Ye
s)、送信データメモリ104aに記憶されているメー
ルデータをその送信先装置へ送信し(S22)、このプ
ロバイダ処理を終了する。
【0079】一方、S13の処理で確認した結果、送信
側装置から送信されたメールデータに即時送信が指定が
されていなければ(S13:No)、受信データメモリ
103aに記憶されるメールデータをメールメモリ10
4bへ記憶し、そのメールデータを受信データメモリ1
03aから消去して(S23)、このプロバイダ処理を
終了する。また、S17の処理で確認した結果、送信先
装置(PC200)からの応答信号があれば(S17:
Yes)、送信データメモリ103bに記憶されている
メールデータを送信先装置に送信し(S24)、このプ
ロバイダ処理を終了する。
【0080】図7は、PC200のROM202に記憶
される制御プログラム202aにより実行される受信処
理を示したフローチャートである。この受信処理はPC
200が起動している場合に実行され、PC200側の
プロバイダ400から送信されるメールデータを受信す
る処理である。図7に示すように、この受信処理では、
まず、プロバイダ400からの発呼と、メール有りの通
知信号の受信が確認されたか否かを確認する(S3
1)。確認の結果、プロバイダ400からの発呼が確認
されない場合又はメール有りの通知信号が確認されない
場合には(S31:No)、このプロバイダ処理を終了
する。また、プロバイダ400からの発呼と、メール有
りの通知信号が確認されれば(S31:Yes)、応答
信号をプロバイダ400に送信する(S32)。そし
て、プロバイダ400から送信されたメールデータを受
信したか否かを確認する(S33)。確認の結果、プロ
バイダ400から送信されたメールデータを受信してい
れば(S33:Yes)、受信したメールデータを受信
データメモリ203aに記憶する(S34)。そして、
受信したメールデータに即時送信の属性が付加されてい
るか否かを確認する(S35)。確認の結果、受信した
メールデータに即時送信の属性が付加されていなければ
(S35:No)、このプロバイダ処理を終了する。ま
た、メールデータに即時送信の属性が付加されていれば
(S35:Yes)、即時送信の属性が付加されたメー
ルデータであることを報知し(S36)、このプロバイ
ダ処理を終了する。
【0081】尚、この報知は、メールデータの受信時に
動作しているPC200のLCD207に、受信したメ
ールデータが即時送信メールである旨を表示することな
どによってなされる。一方、S33の処理で確認した結
果、プロバイダ100から送信されるメールデータを受
信していなければ(S33:No)、メールデータが受
信されるまで、S34以降の処理を待機する。
【0082】図8は、MFD300のROM13に記憶
される制御プログラム13aにより実行される関連装置
受信処理を示したフローチャートである。関連装置受信
処理は第2の送信先装置で実行され、即時送信されたメ
ールデータが本来の送信先装置で受信されなかった場合
に、そのメールデータの受信をするための処理である。
この関連装置受信処理では、まず、プロバイダ400か
ら即時送信の属性が付加されたメールデータ(即時送信
指定のメールデータ)を受信したか否かを確認する(S
41)。確認の結果、即時送信指定のメールデータが受
信されていなければ(S41:No)、この関連装置受
信処理を終了する。また、S41の処理で確認した結
果、即時送信指定のメールデータを受信していれば(S
41:Yes)、受信したそのメールデータを受信デー
タメモリ14aに記憶し(S42)、LEDを点灯して
即時送信指定のメールデータの受信を報知する(S4
3)。そして、S42の処理で記憶したメールデータの
送信先装置のメールアドレスが本装置のメールアドレス
であるか(受信したメールデータが本装置宛に送信され
たものか否か)を確認する(S44)。確認の結果、本
装置宛に送信されていれば(S44:Yes)、この関
連装置受信処理を終了する。また、S44の処理で確認
した結果、本装置宛のメールデータでなければ(本装置
が本来の送信先でなければ)(S45:No)、対応付
けられている本来の送信先装置が受信可能状態か否かを
確認する(S45)。確認の結果、対応付けられている
本来の送信先装置がデータの受信可能状態であれば(S
45:Yes)、該装置にメールデータを送信し(S4
6)、この関連装置受信処理を終了する。
【0083】一方、S45の処理で確認した結果、対応
付けられている本来の送信先装置がデータの受信状態に
なければ(S45:No)、該装置が受信可能状態にな
るまでS46以降の処理を待機する。尚、PC200や
MFD300からMFD1に対してメールデータを送信
する場合は、逆のルートにより同様にメールデータを送
信することが可能である。
【0084】以上、上記実施例において説明したよう
に、本発明の電子メール送受信システム及びそのシステ
ムに用いられる装置によれば、MFD1よりプロバイダ
100,400を介して即時送信が指定されたメールデ
ータをPC200へ即時に送信することができる。よっ
て、即時送信を所望するメールデータが即時にPC20
0へと送信されるので、MFD1の操作者は、緊急性の
高いメールデータをメールデータの受信者に速報するこ
とができ、また、PC200の操作者は、緊急性の高い
メールデータを即時に受信しその内容を知ることができ
る。
【0085】また、PC200に即時送信指定のメール
データが指定の受信側装置(送信先装置)で受信できな
い場合には、PC200に関連付けてMFD300をプ
ロバイダ400に登録される第2の送信先装置へそのメ
ールデータを送信することができ、即時送信が指定され
たメールデータの内容を確実にそのメールデータの受信
者へ伝達することができる。
【0086】尚、本実施例において、請求項1記載の属
性付加手段としては図5のS4の処理が該当する。請求
項1記載の即時送信手段としては図6のS16,S1
7,S22及びS24の処理が該当する。請求項6記載
の転送手段としては、図8のS46の処理が該当する。
請求項6記載の第1報知手段としては図7のS36の処
理が該当する。請求項7記載の第2報知手段としては図
8のS44の処理が該当する。
【0087】以上実施例に基づき本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能で
あることは容易に推察できるものである。
【0088】例えば、本実施例では、関連装置受信処理
において、MFD300からPC200へメールデータ
を送信するよう構成していたが、これに代えて、PC2
00へメールデータが送信できなかった場合、アドレス
帳メモリ104aに携帯電話のメールアドレスを登録し
ておき、メールデータを携帯電話機に転送するよう構成
しても良い。これによれば、PC200へメールデータ
が送信できない場合に、携帯電話機にメールデータを転
送することにより、外出先などでもそのメールデータを
受信できるので、緊急の場合の即時送信指定のメールデ
ータを確実に受信でき、その内容を閲覧することができ
る。
【0089】また、本実施例では、第1報知手段及び第
2報知手段として、LED(図示せず)を用いたが、こ
れに代えて、ブザー音等を用いて報知しても良い。これ
によれば、ブザー音を鳴らすことにより、PC200及
びMFD300の操作者は、離れた場所にいても即時送
信の属性が付加されたメールデータを受信したことを認
識することができる。
【0090】更に、本実施例では、MFD1側のプロバ
イダ100と、PC200側のプロバイダ400とを介
してメールデータの送受信を行ったが、これに代えて、
MFD1とPC200とが加入しているプロバイダ(中
継局)が同一の場合に、MFD1からメールデータを送
信するとき、プロバイダ100を経由して、プロバイダ
100から直接PC200宛にメールデータを送信する
よう構成しても良い。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の電子メール送受信システ
ムによれば、送信側装置の属性付加手段により即時送信
の属性が付加されたメールデータを中継装置が受信した
場合に、そのメールデータの送信先装置を発呼して、そ
のメールデータを送信する。よって、送信者は、緊急性
のあるメールデータに即時送信の属性を付加して、即時
に送信先装置へ送信することができ、必要な情報を迅速
に受信者に速報することができるという効果がある。ま
た、送信先装置である受信側装置の操作者は、緊急性の
あるメールデータを即時に受信することができ、その内
容を迅速に知ることができるという効果がある。
【0092】請求項2記載の電子メール送受信システム
によれば、請求項1記載の電子メール送受信システムの
奏する効果に加えて、即時送信の属性を付加した状態で
送信先装置へメールデータを送信する。よって、送信先
装置の操作者は、メールデータに即時送信の属性が付加
されていることを知ることにより、そのメールデータが
重要且つ緊急のメールデータであることを認識すること
ができるという効果がある。
【0093】請求項3記載の電子メール送受信システム
によれば、請求項1又は2に記載の電子メール送受信シ
ステムの奏する効果に加えて、即時送信の属性が付加さ
れたメールデータを送信先装置へ送信できない場合、中
継装置のアドレスメモリに記憶される第2の送信先装置
へそのメールデータを転送する。よって、即時送信が指
定されたメールデータが未送信の状態となることがな
く、関連する送信先装置へ即時送信することができ、送
信先装置の操作者に即時送信が指定された緊急性のある
メールデータの内容を確実に伝達することができるとい
う効果がある。
【0094】請求項4記載の電子メール送受信システム
によれば、請求項3記載の電子メール送受信システムの
奏する効果に加えて、即時送信の属性が付加されたメー
ルデータを第2の送信先装置へ送信する場合、そのメー
ルデータに本来の送信先装置を示す情報を付加すること
ができるので、第2の送信先装置の操作者は、送信され
たメールデータの本来の送信先装置を認識することがで
きるという効果がある。
【0095】請求項5記載の電子メール送受信システム
によれば、請求項3又は4に記載の電子メール送受信シ
ステムの奏する効果に加えて、第2の送信先装置におい
て、即時送信の属性が付加されたメールデータを受信し
た場合、そのメールデータを本来の送信先装置へ転送す
る。よって、本来の送信先装置の操作者にメールデータ
の内容を確実に伝達することができるという効果があ
る。
【0096】請求項6記載の電子メール送受信システム
によれば、請求項1から5のいずれかに記載の電子メー
ル送受信システムの奏する効果に加えて、受信側装置
は、即時送信の属性が付加されたメールデータを受信し
た場合にその旨を報知するので、受信側装置の操作者に
即時送信の属性が付加されたメールデータの受信を認識
させることができるという効果がある。
【0097】請求項7記載の電子メール送受信システム
によれば、請求項3又は4に記載の電子メール送受信シ
ステムの奏する効果に加えて、第2の送信先装置は、即
時送信の属性が付加されたメールデータを受信した場合
に、その旨を報知するので、第2の送信先装置の操作者
に即時送信の属性が付加されたメールデータを受信した
ことを認識させることができるという効果がある。
【0098】請求項8記載の送信側装置は、請求項1か
ら7のいずれかに記載の電子メール送受信システムに用
いられる送信先装置と同様の効果を奏する。
【0099】請求項9記載の中継装置は、請求項1から
7のいずれかに記載の電子メール送受信システムに用い
られる中継装置と同様の効果を奏する。
【0100】請求項10記載の送信先装置としての受信
側装置は、請求項1から7のいずれかに記載の電子メー
ル送受信システムに用いられる送信先装置としての受信
側装置と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電話回線とインターネットとにより中継装置に
接続される多機能周辺装置とパーソナルコンピュータと
を備えた電子メール送受信システムの外観図である。
【図2】電子メール送受信システムの電気的構成を示し
たブロック図である。
【図3】多機能周辺装置のLCDに表示されるメールデ
ータ作成画面を模式的に表した図である。
【図4】プロバイダのアドレス帳メモリ104aに記憶
されているメールアドレス登録画面40を模式的に表し
た図である。
【図5】送信側装置における送信処理を示したフローチ
ャートである。
【図6】プロバイダにおけるプロバイダ処理を示したフ
ローチャートである。
【図7】送信先装置における受信処理を示したフローチ
ャートである。
【図8】第2の送信先装置で実行される関連装置受信処
理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1,300 多機能周辺装置、MFD(送信側装置、
送信先装置である受信側装置、電子メール送受信システ
ムの一部) 24 アンプ(第2報知手段の一部) 27 インターネット 29 電話回線(回線) 100,400プロバイダ(中継装置、電子メール送受
信システムの一部) 104a アドレス帳メモリ(アドレスメモリ) 200 パーソナルコンピュータ、PC(送信先
装置である受信側装置、電子メール送受信システムの一
部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を介してメールデータを送信する送
    信側装置と、その送信側装置から送信されたメールデー
    タを受信し、更にそのメールデータを送信先装置へ送信
    する中継装置と、その中継装置から送信されたメールデ
    ータを回線を介して受信する前記送信先装置としての受
    信側装置とを有する電子メール送受信システムにおい
    て、 前記送信側装置は、自己の送信するメールデータに即時
    送信の属性を付加する属性付加手段を備えており、 前記中継装置は、前記属性付加手段により即時送信の属
    性が付加されたメールデータを受信した場合に、そのメ
    ールデータの送信先装置を発呼して、そのメールデータ
    を送信する即時送信手段を備えていることを特徴とする
    電子メール送受信システム。
  2. 【請求項2】 前記即時送信手段は、前記属性付加手段
    により即時送信の属性が付加されたメールデータを前記
    送信先装置へ送信する場合、即時送信の属性が付加され
    た状態でそのメールデータを送信するものであることを
    特徴とする請求項1記載の電子メール送受信システム。
  3. 【請求項3】 前記中継装置は、前記送信先装置に対応
    つけて第2の送信先装置の送信先アドレスを記憶するア
    ドレスメモリを備えており、 前記即時送信手段は、前記属性付加手段により即時送信
    の属性が付加されたメールデータを前記送信先装置へ送
    信できない場合、その送信先装置に対応つけて前記アド
    レスメモリに記憶される第2の送信先装置へ、そのメー
    ルデータを送信するものであることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の電子メール送受信システム。
  4. 【請求項4】 前記即時送信手段は、前記属性付加手段
    により即時送信の属性が付加されたメールデータを前記
    第2の送信先装置へ送信する場合、そのメールデータに
    本来の送信先装置を示す情報を付加するものであること
    を特徴とする請求項3記載の電子メール送受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第2の送信先装置は、即時送信の属
    性が付加されてたメールデータを受信した場合、そのメ
    ールデータを本来の送信先装置へ転送する転送手段を備
    えていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電子
    メール送受信システム。
  6. 【請求項6】 前記送信先装置としての受信側装置は、
    即時送信の属性が付加されたメールデータを受信した場
    合、その旨を報知する第1報知手段を備えていることを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子メー
    ル送受信システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の送信先装置は、即時送信の属
    性が付加されたメールデータを受信した場合、その旨を
    報知する第2報知手段を備えていることを特徴とする請
    求項3又は4に記載の電子メール送受信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の電子
    メール送受信システムに用いられることを特徴とする送
    信側装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれかに記載の電子
    メール送受信システムに用いられることを特徴とする中
    継装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から7のいずれかに記載の電
    子メール送受信システムに用いられることを特徴とする
    送信先装置としての受信側装置。
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