JP3979224B2 - 表示制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の情報処理に対応する表示画面を同時並行的に表示しつつ当該複数の情報処理を実行する情報処理装置における夫々の表示画面についての表示制御を行う表示制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ機能及びプリント機能やスキャナ機能等の複数の機能を発揮する情報処理部を一の筐体内に備えた、いわゆる多機能周辺装置を当該多機能周辺装置に接続されたコンピュータから制御して、当該プリント機能やスキャナ機能又はファクシミリ機能を発揮させるように構成された情報処理装置が一般化しつつある。
【0003】
更に、近年、このような情報処理装置において、上記多機能周辺装置を制御しつつコンピュータ上において例えば文書作成等の情報処理を並行的に行うようにする技術が、いわゆるマルチタスク処理の可能なOS(オペレーティングシステム)により実現されている。ここで、多機能周辺装置を制御しつつコンピュータ上で他の情報処理を実行する場合、多機能周辺装置を制御するための表示画面と当該他の情報処理を実行するための表示画面とを同時にディスプレイ等に表示させることが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の上記情報処理装置においては、コンピュータのディスプレイ上における表示のための表示領域の広さは限定されているため、上記多機能周辺装置を制御するための表示画面を表示すると、他の情報処理を実行するための表示画面が十分に表示できず、当該他の情報処理における表示可能な内容が不足する等、他の情報処理に支障を来す場合があるという問題点があった。
【0005】
そこで、従来の上記コンピュータにおいては、多機能周辺装置を制御するために必要な表示画面を、いわゆるアイコン化して小型化し、他の情報処理に必要な表示領域を確保するという方法が用いられていたが、この方法によると、アイコン化した表示画面については、情報処理状態の変化を逐次表示することができないという問題点がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたもので、その課題は、多機能周辺装置を制御しつつコンピュータ上で他の情報処理を実行する場合に、多機能周辺装置の制御のための表示画面について必要な情報内容を表示しつつ、且つ、当該他の情報処理についても必要な表示画面の表示領域を確保することが可能な表示制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の表示画面を同時に表示することができる表示手段を備えた情報処理装置における前記表示画面の表示を制御する表示制御装置であって、前記表示手段における一部の領域に表示され、一の機能の情報処理において参照される複数の表示画面の中から、任意の表示画面を選択する際に動作する表示メニューを含む基本画面を表示する基本画面表示手段と、前記基本画面が表示された状態で前記表示メニューを動作させ、メニュー項目の中から任意の項目を選択させる表示画面選択手段と、その表示画面選択手段により選択されたメニュー項目に対応する表示画面を前記表示手段に表示する選択画面表示手段と、を備え、前記選択画面表示手段により表示されている前記表示画面を一括して消去し、前記基本画面表示手段による前記基本画面のみが表示され、他の情報処理のために表示領域が確保される状態に移行する場合に選択される消去項目を前記表示メニューに備えたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項1に記載の発明の作用によれば、前記表示メニューから消去項目が選択されると、表示手段に表示されている表示画面を消去し、基本画面のみが表示された状態に移行する。
【0009】
【0010】
よって、表示メニューから項目が選択され、選択画面表示手段により表示されている表示画面を一括して消去することができるので、他の情報処理に対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
【0011】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、前記一の機能は、ファクシミリ機能であり、前記情報処理は、外部に対して情報を送信する情報処理であると共に、前記メニュー項目には、外部に対する前記情報の送信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むことを特徴とするものである。
【0012】
請求項2に記載の発明の作用によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、一の機能は、ファクシミリ機能であり、情報処理は、外部に対して情報を送信する情報処理であると共に、メニュー項目には、外部に対する情報の送信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むので、情報の送信状態を表示する表示画面が不要のときはこれを消去し、情報を送信する情報処理以外の情報処理について対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
【0013】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、前記一の機能は、ファクシミリ機能であり、前記情報処理は、外部から送信されてくる情報を受信する情報処理であると共に、前記メニュー項目には、外部からの前記情報の受信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むことを特徴とするものである。
【0014】
請求項3に記載の発明の作用によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、一の機能は、ファクシミリ機能であり、情報処理は、外部から送信されてくる情報を受信する情報処理であると共に、メニュー項目には、外部からの情報の受信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むので情報の受信状態を表示する表示画面が不要のときはこれを消去し、情報を受信する情報処理以外の情報処理について対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の表示制御装置において、前記メニュー項目には、受信したファクシミリ情報の数を含むファクシミリ機能についてのカウンタ画面を前記表示画面として表示させるための項目を含むと共に、そのカウンタ画面の表示内容を異ならせることにより、表示画面の大きさを小さくした別のカウンタ画面を前記表示画面として表示させるための項目を含むことを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示制御装置において、前記表示画面選択手段により、前記表示メニューにおけるメニュー項目から同時に2つのメニュー項目が選択された場合、前記選択画面表示手段は、2つのメニュー項目に対応する表示画面を並べて表示することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、記録すべき情報を所定の記録用紙に記録するプリンタ機能、画像等の情報を読み取るスキャナ機能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を記録するコピー機能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を電話回線を介して外部に対し送受信するファクシミリ機能並びに電話を掛けてきた通話者のメッセージを自動的に録音するいわゆる留守番電話機能等を備えた多機能周辺装置にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという。)等のコンピュータを接続し、当該パソコンから多機能周辺装置を制御して情報記録、情報読取、外部との情報の送受信又は留守番電話機能動作等の情報処理を行う情報処理装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0016】
なお、上記ファクシミリ機能には、電話回線を介して送信されてきた送信情報を記録用紙上に記録する本来のファクシミリ機能の他に、当該送信情報を一時的に記録して必要に応じて外部の他のファクシミリ装置に送信する(すなわち、送信情報を転送する)転送機能をも含まれている。
(I)情報処理装置の全体構成
始めに、上記本発明が適用される情報処理装置の全体構成及びその外観について、図1を用いて説明する。
【0017】
上述のように、実施形態に係る情報処理装置Sは、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及び留守番電話機能の夫々を備えた多機能周辺装置1と、当該多機能周辺装置1に接続されたパソコン30とにより構成されている。
【0018】
この構成において、図1に示すように、多機能周辺装置1の本体6の側部には後述の受話器18が備えられ、更に当該本体6の上面前部には操作パネル2が設けられている。また、本体6の後面上部には、上記記録用紙を保持する記録用紙カセット5を着脱自在に装着するためのカセット装着部3が形成され、上面中央にはスキャナ機能を用いて読み取るべき原稿を保持する原稿台4が形成されている。更に、多機能周辺装置1は、電話回線24を介して外部と接続されており、当該電話回線24を用いて上記ファクシミリ機能又は留守番電話機能を動作させることが可能となっている。
【0019】
一方、上記構成を有する多機能周辺装置1を制御するパソコン30は、通常のコンピュータとして構成されており、図1に示すように、情報を入力するためのキーボード31と、後述のアイコン又はボタン等をクリック処理する(選択実行する)ためのマウス32と、後述の表示制御プログラムを含む各種制御プログラムを記録した記録媒体としてのフレキシブルディスク41から当該制御プログラムを読み出すためのフレキシブルディスクドライブ装置33Aと、後述の設定画面等を含む画面を表示するための液晶表示器等からなるディスプレイ34とにより構成されており、接続ケーブル17により多機能周辺装置1と接続されている。
【0020】
ここで、上記アイコンとは、後述の夫々の処理に対応するアプリケーションプログラムを図柄化してディスプレイ34上に表示したものであり、所望のアプリケーションプログラムを選択実行する際に、当該プログラムを示すアイコンをマウス32等を用いてクリック処理することにより選択して実行させるためのものである。
【0021】
また、上記ボタンとは、所定のアプリケーションプログラムを実行する際の機能設定等において、夫々の機能設定処理(「確定」又は「取消」等)等を図柄化してディスプレイ34上に表示するもので、所望の機能設定処理等に対応するボタンをマウス32等を用いてクリック処理することにより当該機能設定処理等を実行させるためのものであり、通常は、ボタン自体がアイコン化されている。
(II)多機能周辺装置の構成及び動作
次に、上記多機能周辺装置1の内部構成及び動作について、図2を用いて説明する。
【0022】
図2に示すように、多機能周辺装置1は、CPU10と、ROM(Read Only Memory)11と、EEPROM(Electrically Erasable and ProgrammableROM)12と、RAM(Random Access Memory)13と、スキャナ部14と、プリンタ部15と、インターフェース部16と、上記受話器18と、NCU(Network Control Unit)19と、ボイス機能付のモデム部20と、上記操作パネル2と、アンプ21と、スピーカ22と、バス23とにより構成されている。
【0023】
次に、多機能周辺装置1の上記各部の動作を説明する。
【0024】
NCU19は、電話回線24を介して入力されるファクシミリ情報をモデム部20に出力すると共に、電話回線24を介して入力される音声情報を受話器18あるいはモデム部20に出力する。なお、情報処理装置Sにおいてパソコン30からの処理により留守番電話機能を発揮させるときには、上記電話回線24を介して入力される音声情報は、ボイス機能付のモデム部20によってディジタル信号に変換されたのち、インターフェース部16を介してパソコン30にも出力される。
【0025】
これらと並行してNCU19は、モデム部20から出力されるファクシミリ送信すべき情報を上記電話回線24に送出すると共に、受話器18により発生された音声情報を電話回線24に送出する。ここで、パソコン30からの処理により留守番電話機能を発揮させるときには、これに加えて、パソコン30から送信されてきた音声情報(ディジタル信号)がボイス機能付のモデム部20によってアナログ信号に復元されたのち、NCU19を介して電話回線24に送出されることとなる。
【0026】
次に、モデム部20は、いわゆる変復調動作を行うものであり、より具体的には、NCU19から入力されたファクシミリ情報に対して復調動作を行い、当該ファクシミリ情報に対応するディジタル信号をバス23に出力するとともに、バス23からのファクシミリ情報を変調してNCU19に出力する。
【0027】
また、モデム部20は、いわゆるボイス機能を有するものであって、より具体的には、NCU19から入力された音声情報(アナログ信号)をディジタル信号に変換してバス23に出力するとともに、バス23を介して入力した音声情報(ディジタル信号)をアナログ信号に復元してNCU19に出力する。
【0028】
スキャナ部14は、CPU10の制御の下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能する場合のファクシミリ送信すべき画像等の情報を読み取ってバス23に出力すると共に、多機能周辺装置1がコピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像等の情報を読み取ってバス23に出力する。
【0029】
プリンタ部15は、CPU10の制御の下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能する場合にNCU19及びモデム部20を介して入力された受信したファクシミリ情報を、RAM13に一時的に記憶した後又は直接所定の記録用紙に記録して出力する。この他に、プリンタ部15は、多機能周辺装置1がコピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像等の情報をバス23から受け取って上記記録用紙に記録すると共に、多機能周辺装置1がプリンタ装置として機能する場合のパソコン30から入力された情報をバス23から受け取って記録用紙に記録する。
【0030】
操作パネル2は、多機能周辺装置1に対しての指示を与えたり、所定の状態を設定するための指示操作又は状態を表示する。なお、操作パネル2はアルファベットの大文字に対応するキーと数字に対応するキーのみにより構成されており、当該操作パネル2から入力処理可能な情報は、アルファベットの大文字及び数字のみで構成されている情報のみである。
【0031】
次に、ROM11は、主としてCPU10において実行されるファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能又はコピー機能等を実現するための制御プログラムを記憶しておくための読み出し専用のメモリであり、CPU10の制御の下、必要なデータ等をバス23を介して出力する。
【0032】
EEPROM12は、多機能周辺装置1の電源を断とした場合でも消失してはならない情報、例えば、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能する場合に頻繁にファクシミリ送信する相手先の電話番号や、いわゆる短縮ダイアルのための電話番号等を記憶しておくための不揮発性のメモリである。
【0033】
RAM13は、CPU10の制御の下、必要なデータを一時的に記憶する等の動作を行うための読み書き可能なメモリであり、具体的には、ファクシミリ情報として電話回線24及びNCU19等を介して入力されたデータ、電話回線24を介して外部に送出すべきファクシミリ情報又はスキャナ部14において読み取られた情報等を一時的に記憶し、CPU10の制御により所定のタイミングで読み出す。なお、RAM13は、電源断のときでも記憶内容が消失しないように電源バックアップ可能とされている。
【0034】
インターフェース部16は、接続ケーブル17を介して接続されているパソコン30から送信されてくる音声情報等のデータ等を多機能周辺装置1に取り込むと共に、多機能周辺装置1からパソコン30に出力すべき情報を当該出力用に変換するためのインターフェース動作を行う。
【0035】
アンプ21は、CPU10の制御の下、スピーカ22から出力すべき呼出音又はガイダンス音声等の音声情報を増幅して当該スピーカ22に出力する。
【0036】
最後に、CPU10は、バス23を介して、ROM11に記録されている制御プログラムに基づいて上述の各構成部材の動作を制御する。更に、当該CPU10は、後述の要求信号Sq がパソコン30から送信されてくると、それに対応して多機能周辺装置1における上記スキャナ部14等の機能設定を行うために必要な設定項目等を返信すると共に、必要に応じて当該設定項目等における設定現況(現在の設定内容)をパソコン30に返信する。
【0037】
更に上記の構成において、留守番電話機能を実行するときには、外部の通話者から掛かってきた電話に対応するための予め入力されたいわゆる応答メッセージ並びに当該通話者の音声(メッセージ)は上記RAM13に記憶される。更にこれらの留守番電話機能は多機能周辺装置1単体で実行される場合及びパソコン3と協働して実行される場合のいずれにおいても、CPU10により統轄して制御される。
【0038】
一方、上記の構成において、上記転送機能のための送信情報も上記RAM13に格納される。
(III)パソコンの構成及び全体動作
次に、上記パソコン30の構成及び概略動作について、図3を用いて説明する。
【0039】
図3に示すように、実施形態のパソコン30は、CPU36と、ROM39と、RAM37と、上記キーボード31及びマウス32を含む入力部と、画像処理部35と、上記ディスプレイ34と、インターフェース部38と、バス40と、外部記憶部33により構成されている。
【0040】
この構成において、CPU36は、後述のフローチャートで示される本発明の通信処理等を主として行う。
【0041】
また、ROM39には、上記パソコン30の各構成要素を制御するための制御プログラムが予め記憶されており、CPU36からの要求により、必要に応じて当該制御プログラムをバス40を介してCPU36に出力する。
【0042】
更に、RAM37は、CPU36の制御のもと、後述の通信処理に伴うデータを一時的に記憶し、必要に応じてバス40及びインターフェース部38を介して多機能周辺装置1に出力する。
【0043】
また、画像処理部35は、CPU36の制御のもと、アイコン又はボタンと共に必要なデータを表示するために画像合成等の処理を行い、処理結果をディスプレイ34に出力し、当該データ又はアイコン等を表示する。
【0044】
マウス32及びキーボード31によりなる入力部は、上記表示されているデータを選択すると共にディスプレイ34上に表示されているアイコン等を操作することにより必要な機能設定処理又は通信処理のためのデータ等をバス40を介してCPU36、RAM37等に入力する。
【0045】
次に、インターフェース部38は、バス40を介してCPU36の制御により出力されてくる送信データ等を多機能周辺装置1に出力すると共に、当該多機能周辺装置1から入力される受信データ等をバス40に出力する。
【0046】
更に、外部記憶部33は、図示しないHDD(Hard Disk Drive)装置及びフレキシブルディスクドライブ装置33Aよりなり、このうちのHDD装置内のハードディスクには上記CPU36における通信処理のための後述のフローチャートで示される処理に対応する制御プログラムが予め記憶(インストール)されており、CPU36からの要求により、必要に応じて当該制御プログラムをバス40を介してRAM37に出力する。また、これと並行して、外部記憶部33は、CPU36の制御のもと、必要に応じてデータ等を保存する。
【0047】
最後に、バス40は、上述のCPU36、ROM39、RAM37、外部記憶部33等の各構成要素間を接続してデータの伝送を行う。
【0048】
なお、実施形態のパソコン30は、多機能周辺装置1と接続することにより、多機能周辺装置1単体でも実行可能な留守番電話機能とは別に、パソコン30を主体として留守番電話機として機能することができる。すなわち、パソコン30内の例えばHDD装置に予め留守番電話としての応答メッセージを記憶させておき、多機能周辺装置1に外部から音声情報の着信があったときは、始めにパソコン30から上記応答メッセージを多機能周辺装置1を介して送信し、これに対応して受信した通話者のメッセージを多機能周辺装置1を介してパソコン30に取り込んで、RAM37に一時的に蓄積し、あるいははHDD装置上の所定のファイルに記憶しておくことができるのである。
【0049】
次に、上記パソコン30における、特に本発明に係るCPU36及びRAM37の細部構成について、図4を用いて説明する。なお、図4は、パソコン30を用いて多機能周辺装置1を制御する際のパソコン30内におけるデータの流れ及び動作を、夫々の動作を示す機能ブロック図として示したものであり、図4におけるスキャナアプリケーション部50、プリンタアプリケーション部54、リモートセットアップ部58、ファクシミリアプリケーション部62並びにリソースマネージャ66については、実際には、外部記憶部33内の特にハードディスクに記憶(インストール)されている上記スキャナアプリケーション部50等の夫々に対応するアプリケーションプログラムに基づいてCPU36内の演算処理部が動作することにより、上記夫々の機能が発揮されるものである。
【0050】
なお、スキャナアプリケーション部50およびプリンタアプリケーション部51については、夫々専用のアプリケーションプログラムがあるものではなく、後述する各ドライバを起動可能なアプリケーションプログラムを総称するものであって、例えば、多機能周辺装置1のためにインストールされた専用のビューワーアプリケーションプログラム又はその他の一般的なワープロアプリケーションプログラム等からなる。
【0051】
また、リモートセットアップ部58およびファクシミリアプリケーション部62は、多機能周辺装置1のためにインストールされた専用のアプリケーションプログラムであって、後述する各ドライバと一体的に機能するものであり、例えば、ファクシミリデータの送受信を管理するログマネージャアプリケーションプログラム又はリモートセットアッププログラム等からなる。
【0052】
図4に示すように、多機能周辺装置1をパソコン30から遠隔制御する場合に、当該パソコン30は、多機能周辺装置1におけるCPU10及びスキャナ部14を用いて情報読取機能を発揮すべく当該CPU10及びスキャナ部14を制御するスキャナ制御部SCと、多機能周辺装置1におけるCPU10及びプリンタ部15を用いて情報記録機能を発揮すべく当該CPU10及びプリンタ部15を制御するプリンタ制御部PRと、多機能周辺装置1におけるCPU10、スキャナ部14、プリンタ部15等の機能設定等を行って多機能周辺装置1単体での留守番電話機能、転送機能、スキャナ機能又はプリンタ機能等を発揮させるためのセットアップ制御部RMと、多機能周辺装置1におけるCPU10、NCU19等からなるファクシミリ機能部を用いて転送機能を含む上記ファクシミリ機能並びに上記パソコン30における留守番電話機能を発揮すべく当該CPU10、NCU19等からなるファクシミリ機能部を制御する選択指定手段、制御手段及び消去手段としてのファクシミリ制御部FXと、後述のリモートセットアップ部、各アプリケーション部と多機能周辺装置1との間の中継機能を有するリソースマネージャ66と、受信バッファ67と、リソースマネージャ用バッファ68と、パラレルポートドライバ69とにより構成されている。
【0053】
また、上記スキャナ制御部SCは、スキャナアプリケーション部50と、スキャナドライバ51と、スキャナ用受信バッファ52と、スキャナ用送信バッファ53とにより構成されている。
【0054】
更に、上記プリンタ制御部PRは、プリンタアプリケーション部54と、プリンタドライバ55と、プリンタドライバ用受信バッファ56と、プリンタドライバ用送信バッファ57とにより構成されている。
【0055】
更にまた、上記セットアップ制御部RMは、リモートセットアップ部58と、リモートセットアップデータドライバ59と、セットアップ用受信バッファ60と、セットアップ用送信バッファ61とにより構成されている。
【0056】
また、上記ファクシミリ制御部FXは、ファクシミリアプリケーション部62と、ファクシミリドライバ63と、ファクシミリ用受信バッファ64と、ファクシミリ用送信バッファ65とにより構成されている。
【0057】
上記の構成において、各バッファは、実際にはRAM37内に備えられている。
【0058】
また、パラレルポートドライバ69は、実際にはインターフェース部38内に備えられているものである。
【0059】
次に、各部の動作の概要について説明する。
【0060】
先ず、上記スキャナ制御部SCの動作について説明する。
【0061】
当該スキャナ制御部SCに含まれるスキャナ用受信バッファ52は、多機能周辺装置1から受信したデータから後述のリソースマネージャ66における受信管理処理により振り分けられたスキャナ用受信データSsr(多機能周辺装置1のスキャナ部14で読み取られた情報等を含む。)を一時的に記憶し、スキャナドライバ51に出力する。このスキャナ用受信データSsrには、リソースマネージャ66により当該スキャナ用受信データSsrであることを示す識別情報(ID情報フラグ)が付加されている。そして、スキャナドライバ51はスキャナ用受信データSsrに対して所定の処理を施してスキャナアプリケーション部50に出力し、例えば、スキャナ部14で読み取った情報を表示するためのいわゆるビューワーアプリケーションプログラム等が起動していなければこれを起動してディスプレイ34上に表示させる処理、さらには、外部記憶部33(例えばHDD装置)に格納する等の処理を実行可能とする。
【0062】
一方、上記処理に先立って、スキャナアプリケーション部50からスキャナ機能を実行する場合に出力されるスキャナ部14を制御するためのデータは、スキャナドライバ51からスキャナ用送信データSstとして出力され、スキャナ用送信バッファ53に一時的に保存される。そして、当該スキャナ用送信バッファ53から読み出されたスキャナ用送信データSstは、後述のリソースマネージャ66における送信管理処理により後述のようにパケット化され、スキャナ用送信データSstであることを示すID情報フラグが付加されてパラレルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送信され、スキャナ部14の動作制御に用いられる。
【0063】
このとき、上述のスキャナ制御部SCの動作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実行される。
【0064】
次に、上記プリンタ制御部PRの動作について説明する。
【0065】
当該プリンタ制御部PRに含まれるプリンタドライバ用受信バッファ56は、多機能周辺装置1から受信したデータから後述のリソースマネージャ66における受信管理処理により振り分けられたプリンタ用受信データSpr(多機能周辺装置1のプリンタ部15における記録処理の状態等を示すデータを含む。)を一時的に記憶し、プリンタドライバ55に出力する。このプリンタ用受信データSprには、リソースマネージャ66により当該プリンタ用受信データSprであることを示すID情報フラグが付加されている。そして、プリンタドライバ55はプリンタ用受信データSprに基づいて、現在のプリンタ部15における動作状況をディスプレイ34上に表示し、さらには必要に応じてプリンタアプリケーション部54に必要な通知等を行い、これを受けたプリンタアプリケーション部54は、当該プリンタアプリケーションに対応する所定の処理を施す。
【0066】
一方、プリンタアプリケーションに対応する所定の処理により生成されたプリンタ部15において記録すべきデータ並びにプリンタ機能を実行するために必要なプリンタ部15を制御するためのデータは、プリンタドライバ55からプリンタ用送信データSptとして出力され、プリンタ用送信バッファ57に一時的に保存される。そして、当該プリンタ用送信バッファ57から読み出されたプリンタ用送信データSptは、後述のリソースマネージャ66における送信管理処理により後述のようにパケット化され、プリンタ用送信データSptであることを示すID情報フラグが付加されてパラレルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送信され、プリンタ部15の動作が制御される。
【0067】
このとき、上述のプリンタ制御部PRの動作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実行される。
【0068】
次に、上記ファクシミリ制御部FXの動作について説明する。なお、本実施形態におけるファクシミリ制御部FXは、電話回線24を介して接続される他のファクシミリ装置又は電話機に対して、文書情報としてのファクシミリデータを送受信することが可能である他、音声情報を送受信することも可能であり、以下の説明では特に示さない限り「ファクシミリ」の概念に音声情報を含むものとする。
【0069】
当該ファクシミリ制御部FXに含まれるファクシミリ用受信バッファ64は、多機能周辺装置1から受信したデータから後述のリソースマネージャ66における受信管理処理により振り分けられたファクシミリ用受信データSfr(多機能周辺装置1のNCU19等により電話回線24を介してファクシミリ受信した情報又は音声情報等を含む。)を一時的に記憶し、ファクシミリドライバ63に出力する。このファクシミリ用受信データSfrには、リソースマネージャ66により当該ファクシミリ用受信データSfrであることを示すID情報フラグが付加されている。そして、ファクシミリドライバ63はファクシミリ用受信データSfrに対して所定の処理を施してファクシミリアプリケーション部62に出力し、例えば、ファクシミリ情報の送受信履歴を管理するログマネージャアプリケーションプログラム等に出力しファクシミリ用受信データSfrを外部記憶部33に格納させると共に、必要に応じてディスプレイ34上に受信ログ等を表示させる。これらの処理と並行して、ファクシミリアプリケーション部62は、ファクシミリ用受信データSfrに含まれているファクシミリ情報又は音声情報の件数等を表示すると共に、ファクシミリ送受信における後述の通信処理における状態表示等を行う。
【0070】
一方、ファクシミリアプリケーション部62からファクシミリ機能(ファクシミリ情報の送受信)を実行する場合に出力されるファクシミリ送信すべきデータ及び制御データ等は、ファクシミリドライバ63に入力され所定の処理が施されてファクシミリ用送信データSftとなり、ファクシミリ用送信バッファ65に一時的に保存される。そして、当該ファクシミリ用送信バッファ65から読み出されたファクシミリ用送信データSftは、後述のリソースマネージャ66における送信管理処理により後述のようにパケット化され、ファクシミリ用送信データSftであることを示すID情報フラグが付加されてパラレルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送信され、NCU19等からなる多機能周辺装置1のファクシミリ機能部を介してファクシミリ送信される。
【0071】
このとき、上述のファクシミリ制御部FXの動作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実行される。
【0072】
なお、当該リモートセットアップ処理において上記転送機能のために送信情報をRAM13に記憶させるべく送信情報記憶機能が動作するように設定されたときには、多機能周辺装置1は、当該送信情報をプリンタ部15を用いて記録すると共にRAM13に格納し、外部の他のファクシミリ装置から当該送信情報の転送を要求する要求信号が入力されたときには当該他のファクシミリ装置に対して送信情報の転送を行う。
【0073】
更に、後述の通信処理におけるパソコン30を主体とした留守番電話機能を実行するときは、ハードディスク等に記憶されていた応答メッセージ等がファクシミリアプリケーション部62により多機能周辺装置1に出力されるとともに、相手先からのメッセージ(音声情報)がパソコン30に取り込まれることとなる。
【0074】
次に、セットアップ制御部RMの動作について説明する。
【0075】
上述のように、セットアップ制御部RMは、スキャナ制御部SC、プリンタ制御部PR及びファクシミリ制御部FXの動作に先立って、多機能周辺装置1における種々の機能設定をパソコン30から遠隔的に行うためのものである。この動作において、当該セットアップ制御部RMに含まれるセットアップ用受信バッファ60は、多機能周辺装置1から受信したデータから後述のリソースマネージャ66における受信管理処理により振り分けられたセットアップ用受信データSrr(多機能周辺装置1の機能設定における設定完了情報等を含む。)を一時的に記憶し、リモートセットアップデータドライバ59に出力する。このセットアップ用受信データSrrには、リソースマネージャ66により当該セットアップ用受信データSrrであることを示すID情報フラグが付加されている。そして、リモートセットアップデータドライバ59はセットアップ用受信データSrrに基づいて、後に例示する多機能周辺装置1における機能設定のためのリモートセットアップ処理を行う。
【0076】
一方、リモートセットアップ部58から出力される、多機能周辺装置1における機能設定処理のためのデータは、リモートセットアップデータドライバ59からセットアップ用送信データSrtとして出力され、セットアップ用送信バッファ61に一時的に保存される。そして、当該セットアップ用送信バッファ61から読み出されたセットアップ用送信データSrtは、後述のリソースマネージャ66における送信管理処理により後述のようにパケット化され、セットアップ用送信データSrtであることを示すID情報フラグが付加されてパラレルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送信され、機能設定が行われる。
【0077】
次に、上記夫々の制御部が動作する際の上記リソースマネージャ66、受信バッファ67及びリソースマネージャ用バッファ68の動作について説明する。
【0078】
始めに、本実施形態におけるパソコン30と多機能周辺装置1との間のデータの授受の態様について概説する。本実施形態においては、パソコン30と多機能周辺装置1との間でデータの授受を行う際、当該データは、スキャナ部14用データ(スキャナ制御部SC関連)、プリンタ部15用データ(プリンタ制御部PR関連)、NCU19等からなるファクシミリ機能部用データ(ファクシミリ制御部FX関連)並びに機能設定用データ(セットアップ制御部RM関連)毎にパケット化され分離されている。すなわち、一のパケットの中には一種類のデータが含まれており、当該パケットの先頭には、夫々のパケットに含まれるデータのデータ量及び当該データの種類を示すID情報フラグ(スキャナ制御部SC関連のデータ、プリンタ制御部PR関連のデータ、ファクシミリ制御部FX関連のデータ又はセットアップ制御部RM関連のデータのうち、いずれのデータであるかを示すID情報フラグ)を記述したヘッダが付加されている。
【0079】
次に、リソースマネージャ66における受信管理処理について説明する。
【0080】
リソースマネージャ66は、多機能周辺装置1からのデータを受信する際には、当該パケット化されているデータに対応して、パラレルポートドライバ69を介して受信され受信バッファ67に一時的に記憶されている受信データSr におけるパケット毎のヘッダの内容を識別し、当該記憶されている受信データSr を上記スキャナ制御部SCに関連するスキャナ用受信データSsr、プリンタ制御部PRに関連するプリンタ用受信データSpr、ファクシミリ制御部FXに関連するファクシミリ用受信データSfr及びセットアップ制御部RMに関連するセットアップ用受信データSrrに分割し、これらを時系列的に分離して出力する。この受信管理処理の際、リソースマネージャ66は受信バッファ67との間で管理メッセージSmrの授受を行い上記受信管理処理を行う。
【0081】
一方、リソースマネージャ66における送信管理処理においては、上記各制御部から送信されてくるスキャナ用送信データSst、プリンタ用送信データSpt、ファクシミリ用送信データSft及びセットアップ用送信データSrtを、夫々に所定のデータ量毎に分割してパケット化し、当該リソースマネージャ66から夫々のデータのID情報フラグを管理メッセージSmtとして出力することにより当該ID情報フラグをパケット毎にそのヘッダに記述し、夫々のパケットを時系列的に並べて送信データSt としてパラレルポートドライバ69に出力する。なお、この他にリソースマネージャ66は、必要に応じてセットアップ制御部RMからの後述の要求信号Sq を多機能周辺装置1に出力する。
【0082】
上記のリソースマネージャ66の動作において、リソースマネージャ用バッファ68は、上記受信管理処理時にリソースマネージャ66において必要なデータを一時的に格納し、所定のタイミングでリソースマネージャ66に出力する。
【0083】
また、パラレルポートドライバ69は、上記受信データSr を多機能周辺装置1から受信して受信バッファ67に出力すると共に、上記送信データSt を多機能周辺装置1に出力する。
【0084】
上述のように、リソースマネージャ66においてパケット化されたデータに対して送信管理処理及び受信管理処理を行うことにより、例えば、ファクシミリ機能部とスキャナ部14又はプリンタ部15とを同時に(実際には時分割的に)動作させることができ、従って、多機能周辺装置1において、例えば、ファクシミリ受信したデータをパソコン30に取り込みつつパソコン30から出力したデータをプリントアウトするという同時動作が可能となるのである。(IV)パソコンにおける制御処理の実施形態
次に、上記構成を有するパソコン30における多機能周辺装置1の制御処理の全体動作について、図5乃至図8を用いて説明する。
【0085】
図5にそのフローチャートを示すように、パソコン30における多機能周辺装置1の制御処理は、当該パソコン30に多機能周辺装置1が接続されると、始めに、上記リソースマネージャ66が起動される(ステップS1)。このリソースマネージャ66は、パソコン30を制御するための基本プログラムであるOS(オペレーティングシステム)が立ち上ったときに自動的に起動される。なお、図4に示す各ドライバが起動されたときに、リソースマネージャ66が動作していなければ各ドライバによっても起動される。
【0086】
なお、リソースマネージャ66の起動後は、当該リソースマネージャ66を示すアイコンが当該リソースマネージャ66が現在起動しているものとしてディスプレイ34に表示され、当該リソースマネージャ66の動作を停止したいときには、当該アイコンをクリック処理することにより動作停止(クローズ)させることができる。
【0087】
リソースマネージャ66が起動されると(ステップS1)、その起動がインストール直後の起動であるときには、次に、リモートセットアップ部58を含むセットアップ制御部RMが起動され(ステップS2)、当該セットアップ制御部RMにより多機能周辺装置1において情報処理を実行するための当該多機能周辺装置1の機能設定(上記リモートセットアップ処理)が実行される(ステップS3)。なお、この機能設定は、インストールした以降の任意のタイミングにおいても、使用者がリモートセットアッププログラムを起動することにより適宜実行可能である。
【0088】
この機能設定においては、始めに、多機能周辺装置1において設定可能な機能(スキャナ部14の解像度、ファクシミリ機能部における通信速度等)をパソコン30に送信させるべく要求信号Sq がセットアップ制御部RMから多機能周辺装置1に出力され、当該要求信号Sq に対応して多機能周辺装置1から送信されてきたデータに基づいて後述の機能設定のための設定画面(図6乃至図8参照)が生成され、当該設定画面を用いて機能設定を行うこととなる。
【0089】
そして、機能設定が終了すると(ステップS3)、所望の情報処理(例えば、パソコン30において作成した文書をプリンタ部15から記録出力したり、当該文書をファクシミリ機能部を用いて外部に送信したり、ファクシミリ機能部を用いて受信したデータを上記ビューワーアプリケーションプログラム等を用いてディスプレイ34に表示して編集する等)を実行し(ステップS4)、必要に応じてユーザから処理の終了を指示されれば処理を終了することとなる。
【0090】
なお、セットアップ制御部RM起動時(ステップS2)においては、リモートセットアップデータドライバ59からリソースマネージャ66に対して多機能周辺装置1との間でデータの授受を行うことを可能とするために、セットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送信バッファ61をRAM37上に確保するためのオープン指令を出力し、また、そのセットアップ動作を終了するときにおいては、リソースマネージャ66に対して起動時に確保したRAM37上のセットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送信バッファ61を解放するためのクローズ指令を出力するようになっている。これは、セットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送信バッファ61が不要のとき(リモートセットアップドライバ59が動作していないとき)まで、あえてRAM37上にメモリ領域を占有するのは好ましくないことによる。
【0091】
そして、このオープン指令に対して、リソースマネージャ66は多機能周辺装置1との間で通信を実施可能な状態であることを確認した場合には、直ちにセットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送信バッファ61をRAM37上に確保するとともに、その旨リモートセットアップデータドライバ59に通知する。その後、リモートセットアップデータドライバ59とリソースマネージャ66とは、以下の手順を通して多機能周辺装置1との間でコマンドデータを始めとする各種データの授受が行なわれる。
【0092】
すなわち、リモートセットアップデータドライバ59から多機能周辺装置1に対して送信すべきデータがセットアップ用送信バッファ61に格納された後に「送信データあり。」のセットアップ用メッセージMr がリソースマネージャ66に出力され、これを受けたリソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対してセットアップ用送信バッファ61内の上記データを送信するとともに、多機能周辺装置1からデータを受信したときには、リソースマネージャ66が当該受信データをセットアップ用受信バッファ60に格納した後に「受信データあり。」のセットアップ用メッセージMr をリモートセットアップデータドライバ59に出力して上記受信データを取り込むように通知する。
【0093】
ここで、リモートセットアップ処理用のセットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送信バッファ61とセットアップ用メッセージMrとを用いた上記処理は、ファクシミリ制御部FXにおいてのみ、ファクシミリドライバ63が常に動作状態にあり、且つファクシミリ用受信バッファ64及びファクシミリ用送信バッファ65が常時確保されている点を除いて、他の制御部においても同様に行われる。すなわち、スキャナ制御部SC、プリンタ制御部PR又はファクシミリ制御部FXから多機能周辺装置1におけるスキャナ部14、プリンタ部15又はNCU19等を含むファクシミリ機能部を制御して動作させる場合には、夫々の制御部内のドライバからスキャナ用データとスキャナ用メッセージMs又はプリンタ用データとプリンタ用メッセージMp或はファクシミリ用データとファクシミリ用メッセージMfがリソースマネージャ66に出力され、これを受けたリソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対して夫々の制御部に対応するパケットデータとして出力すると共に、多機能周辺装置1から各制御SC、PR及びFXに対応するデータを受信した場合には、リソースマネージャ66が当該受信データと各メッセージMs、Mp及びMfを夫々対応するドライバに出力することによりデータの授受が行なわれる。なお、ファクシミリドライバ63並びにファクシミリ用受信バッファ64及びファクシミリ用送信バッファ65が常に動作可能にあるのは、多機能周辺装置1がファクシミリ受信したデータを何時送ってくるかわからないので、常に待機するためである。
【0094】
次に、ステップS3における機能設定においてディスプレイ34に出力される設定画面について、図6乃至図8に例示しつつ説明する。
【0095】
始めに、多機能周辺装置1における共通事項を設定するための設定画面について、図6(a)を用いて説明する。
【0096】
図6(a)に示すように、共通事項を設定するための設定画面は、例えば、多機能周辺装置1の電話端末としての局名を設定するための局名設定欄70と、多機能周辺装置1の電話端末としての電話番号を設定するための局電話番号設定欄71と、多機能周辺装置1のファクシミリ端末としての電話番号を設定するための局FAX番号設定欄72と、多機能周辺装置1が接続されている電話回線24における回線種類(トーン回線か又はプッシュ回線か)を設定するためのダイアルタイプ設定欄73と、現在の日付及び時刻を設定登録するための日付設定欄74と、多機能周辺装置1のプリンタ部15で用いる用紙サイズを設定するための紙サイズ設定欄75と、設定を終了するときに操作されるボタンである「OK」に対応する確定ボタン76と、設定を取り消すときに操作されるボタンである「キャンセル」に対応する取消ボタン77とにより構成されている。
【0097】
次に、プリンタ部15に対応する設定画面の例について、図6(b)を用いて説明する。
【0098】
図6(b)に示すように、プリンタ部15に対応する設定画面は、例えば、プリンタ部15における記録モードを選択設定するためのモード設定欄80と、最後の記録用紙への記録が終了してから、トナーを定着させるためのヒータを非使用状態(低温状態)に切り換えるまでの時間であるスリープタイムを設定するためのスリープタイム設定欄81と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に対応する確定ボタン83と、上記取消ボタン77と同様の「キャンセル」に対応する取消ボタン84とにより構成されている。
【0099】
なお、上記スリープタイムを設定するのは、多機能周辺装置1が設置される国によっては、当該スリープタイムの最大値に制限を課している国(当該国に設置される多機能周辺装置1においては、通常スリープタイムの最大値が当該制限値となっている。)とそうでない国(当該国に設置される多機能周辺装置1においてはスリープタイムの最大値は設定されていない。)とがあり、これら双方の国における情報処理装置Sのリモートセットアップ処理を共通のセットアップ制御部RMで行うためのものである。
【0100】
次に、多機能周辺装置1を通常の電話機として使用する際の機能の設定画面である短縮ダイアル登録の設定画面の例について、図7(a)を用いて説明する。
【0101】
図7(a)に示すように、短縮ダイアル登録の設定画面は、いわゆる短縮ダイアルを登録するか又はワンタッチダイアルを登録するかを選択するためのダイアル選択欄90と、短縮ダイアル番号毎に通話先名と電話番号を入力するための通話先入力欄91と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に対応する確定ボタン92と、上記取消ボタン77と同様の「キャンセル」に対応する取消ボタン93とにより構成されている。
【0102】
次に、多機能周辺装置1をファクシミリ装置として使用する際の機能の設定画面の例について、図7(b)及び図8(a)を用いて説明する。
【0103】
図7(b)に示すように、ファクシミリ機能のための設定画面は、例えば、送信情報記憶機能(すなわち、電話回線24を介して送信されてきたファクシミリ情報(送信情報)をRAM13に一時的に記憶し、必要に応じて他のファクシミリ装置に転送するための送信情報記憶機能)のオン/オフを設定するための送信情報記憶機能オン/オフ設定欄100と、多機能周辺装置1単体で実行可能な留守番電話機能のオン/オフを切換設定するための留守番電話機能オン/オフ設定欄101と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に対応する確定ボタン102と、上記取消ボタン77と同様の「キャンセル」に対応する取消ボタン103と、ファクシミリ機能のための他の設定画面を見るための次頁ボタン104とにより構成されている。
【0104】
また、図8(a)に示すように、ファクシミリ機能のための他の設定画面は、例えば、電話回線24がダイアル回線かトーン回線かを設定するための回線種類設定欄110と、多機能周辺装置1におけるスピーカ22をオン又はオフに設定するためのスピーカオン/オフ設定欄111と、多機能周辺装置1における送受信機能を使用されている電話回線24における通信速度に合致するように設定するための回線速度設定欄112と、上記スピーカ22の音量を設定するためのスピーカ音量設定欄113と、ファクシミリ情報の送受信の際に、NCU19においてトーン信号(ビジートーン信号(話中のときに電話回線から出力される“ツーツー”という断続音)又はダイアルトーン信号(通話前又は通話後に電話回線から出力される“ツー”という連続音))の検出を行うか否かを設定するためのトーン信号検出設定欄114と、上記確定ボタン76と同様の「OK」に対応する確定ボタン115と、上記取消ボタン77と同様の「キャンセル」に対応する取消ボタン116とにより構成されている。
【0105】
最後に、スキャナ部14に対応する設定画面の例について、図8(b)を用いて説明する。なお、この設定画面は、スキャナ機能を実行する際に、どのような条件でスキャナ読取を実行するかを選択するために表示されるものであり、スキャナドライバ51の起動と共に表示される。
【0106】
図8(b)に示すように、スキャナ部14に対応する設定画面は、例えば、スキャナ部14の読取能力を選択設定するための読取能力選択欄120と、選択した読取能力を確定するためのスキャナ機能実行用の確定ボタン121と、スキャナ部14の解像度の選択枝が一度に読取能力選択欄120内に表示できない場合、次の画面を見るときにクリック処理される次頁ボタン122とにより構成されている。なお、図8(b)に示す場合には、スキャナ部14の読取能力が、100×100dpi(dot per inch)、100×200dpi、200×200dpi、200×300dpi及び300×300dpiの4種類から選択できることとなる。
(V)パソコンにおけるファクシミリ送受信処理の実施形態
次に、特に本発明に係るパソコン30におけるファクシミリ送受信処理の実施形態について、ディスプレイ34上における表示制御処理を中心として図9乃至図13を用いて説明する。
【0107】
なお、図9は、本実施形態における表示制御に関する処理のフローチャートであり、図10乃至図13は図9に示す処理に伴ってディスプレイ34上に表示される表示画面の一例を示している。また、図9に示す表示制御処理は、主としてファクシミリ制御部FXにおいて実行される処理である。
【0108】
図9に示すように、本実施形態におけるファクシミリ送受信処理における表示制御処理においては、多機能周辺装置1をパソコン30側から制御するためのアプリケーシンプログラムを使用することがパソコン30において選択される(ファクシミリ制御部FXが起動される)と、始めに、ファクシミリ送受信処理のための基本画面がディスプレイ34上に表示される(ステップS1)。この基本画面について図10(a)を用いて説明すると、当該基本画面130には、一般に「メニューバー」と称される位置に、ファイル等の各種メニューを選択するための数種類の文字(これらの文字は、その文字の書かれた位置をマウスでクリック処理すると、その直下に、いわゆるプルダウンメニューが表示されるようになっており、ボタンとしての機能を持つものであるが、一般にボタンと称されることはない。しかしながら、ここでは理解を容易にするため図9乃至図13においては便宜上ボタン形状で示す)が表示され、本実施形態においては、図10(a)に示すように、当該アプリケーションに関するファイルをオープンしたり、当該アプリケーション自体をクローズできるようにするためのメニューを集めたファイルメニュー131と、当該アプリケーションが起動されている状態で現在表示している形態を切り換えるためのメニューを集めた後述の表示メニュー132と、他の機能に移行するためのメニューを集めたスタートメニュー133と、当該アプリケーションの諸々の設定を行なうためのメニューを集めたセットアップメニュー134と、使用者に対してより詳しい情報を与えるためのメニューを集めたヘルプメニュー135とが設けられている。なお、図面には明示していないが、これらの各メニュー131乃至135は、実際の画面上では、たとえば、「ファイル(F)」、「表示(V)」…というように表記され、括弧内の文字に対応するキーボード上のキー(Fキー、あるいはVキー等)を押下することによっても各メニューをクリックした場合と同様のプルダウンメニューが表示されるようになっている。
【0109】
また、基本画面130に含まれているアイコンとしては、パソコン30上で加工処理された文書等のファクシミリ送信すべき情報を多機能周辺装置1を介してファクシミリ送信するときにクリック処理されるファクシミリ送信アイコン136と、あらかじめ用意された定型の文書に伝言内容をメモ書き程度に書込んで(メモ書き)ファクシミリ送信するときにクリック処理されるメモファクシミリアイコン137と、上記ビューワーアプリケーションプログラムを起動するときにクリック処理されるビューワーアイコン138と、上記ログマネージャアプリケーションプログラムを起動するときにクリック処理されるログアイコン139と、電話帳機能(通話先と電話番号を登録しておき、必要に応じて表示するための機能)に対応するアプリケーションプログラムを起動するときにクリック処理される電話帳アイコン140と、パソコン30において通話先の電話番号をダイアルすることによりパソコン30から電話を掛けるときにクリック処理される電話アイコン141とが含まれている。
【0110】
ここで、上記各アイコンのうち、電話アイコン141をクリック処理したときには、図10(b)に示す電話画面150が基本画面130と共にディスプレイ34上に表示される。この電話画面150は、通話先の電話番号を入力するときにクリック処理されるダイアルボタン151と、頻繁に電話を掛ける通話先を通話先別に予め登録しておき、対応する通話先に電話を掛けるときにクリック処理される短縮ダイアルボタン152と、最後に掛けた通話先に再度電話を掛けるときにクリック処理される再ダイアルボタン153とを含んでいる。
【0111】
ステップS1において、基本画面130が表示されている状態でファクシミリ情報の送受信における状態表示等を行うべく表示メニュー132がクリック処理されると(ステップS2:YES)、次に、ファクシミリ情報の送受信における状態表示等を切り換えるのための基本メニュー画面155がディスプレイ34上にプルダウンメニューとして表示される(ステップS3)。
【0112】
ステップS3において表示される基本メニュー画面155について図10(c)を用いて説明すると、当該基本メニュー画面155は、図10(c)に示すように、ファクシミリ情報および音声情報の受信において、いまだその情報の内容が確認されていないファクシミリ情報の件数および音声情報の件数を表示することが可能な、後述のカウンタ画面が表示されることが希望される場合にクリック処理されるカウンタメニュー156と、上記電話アイコン141がクリック処理された場合に表示される電話画面150が常に表示されることが希望される場合にクリック処理される電話メニュー157と、ファクシミリ情報の送信及び受信における送信状態及び受信状態を表示することが可能な、後述の一般ステータス画面等が表示されることが希望される場合にクリック処理されるステータスメニュー158と、受信されているファクシミリ情報の件数および音声情報の件数を表示することが可能であって、カウンタメニュー156をクリック処理したときに表示される表示画面よりも小さい後述のミニカウンタ画面を用いて夫々の件数等が表示されることが希望される場合にクリック処理されるミニカウンタメニュー159と、受信されているファクシミリ情報の件数および音声情報の件数を表示することが可能であって、ミニカウンタメニュー159をクリック処理したときに表示される表示画面よりも更に小さい後述のマイクロカウンタ画面を用いて夫々の件数等が表示されることが希望される場合にクリック処理されるマイクロカウンタメニュー160と、上記基本画面130の表示のみが行われることを希望する場合にクリック処理される基本メニュー161とにより構成される。
【0113】
ステップS3において基本メニュー画面155が表示されると、次に、当該基本メニュー画面155上においてカウンタメニュー156がクリック処理されたか否かが判定される(ステップS4)。そして、カウンタメニュー156がクリック処理された場合には(ステップS4;YES)、受信されているファクシミリ情報の件数および音声情報の件数を表示するカウンタ画面165が上記基本画面130と共にディスプレイ34上に表示される(ステップS5)。
【0114】
ステップS5において表示されるカウンタ画面165について図11(a)を用いて説明すると、当該カウンタ画面165は、図11(a)に示すように、通話先からの呼に応答して着信する状態としておくか、あるいは着信しない状態としておくかを選択するときにクリック処理される着信選択ボタン166と、ファクシミリ送受信に関する必要なメッセージ(例えば、「ファクシミリ情報が着信しています。」等のメッセージ)が表示されるメッセージ欄167と、多機能周辺装置1を介して受信し、パソコン30内に記憶されている音声情報(通話先から送られてきた音声メッセージ)の件数を示す音声件数表示欄168と、多機能周辺装置1を介して受信し、パソコン30内に記憶されているファクシミリ情報の件数を示すファクシミリ件数表示欄169と、外部記憶部33(例えばハードディスク)に記憶されている応答メッセージを聴くときにクリック処理される音声ボタン170と、受信されているファクシミリ情報に関して、その受信履歴(受信日時、送信元等を示す情報を含む。)を表示させるためのログマネージャアプリケーションプログラムを起動するときにクリック処理されるログボタン171(ログアイコン139と同じ機能を有する)と、カウンタ画面165を縮小して上記ミニカウンタ画面を表示するときにクリック処理される選択手段としての縮小ボタン172と、送受信状態を文字で簡略的に表示する(例えば、「FAX送信中」、「FAX受信中」等)ためのステータス表示欄173とにより構成されている。
【0115】
上記カウンタ画面165において、着信選択ボタン166をオンに設定しておくと、多機能周辺装置1から着呼があった旨の通知があった場合に、例えば応答メッセージがパソコン30から送信されて留守番電話機能の処理が開始される処理が実行されるか又はファクシミリデータの受信処理が開始されるが、着信選択ボタン166をオフに設定しておくと着呼があってもパソコン30側では何等応答処理を実施しないこととなる。この場合には、多機能周辺装置1において呼出音が鳴動し続け、これにより、使用者が受話器18を取って通話先と通話することとなる。この着信選択ボタン166は通常はオンに設定されている。
【0116】
また、上記音声件数表示欄168又はファクシミリ件数表示欄169は、パソコン30において受信し、未だ使用者が見ていない或は聴いていない情報の件数を表示する。なお、音声件数表示欄168及びファクシミリ件数表示欄169は、夫々がボタンとなっており、音声件数表示欄168をクリック処理すると記憶されている件数分の音声情報が図示しないパソコン30のスピーカから出力される。また、ファクシミリ件数表示欄169をクリック処理すると、ビューワーアプリケーションプログラムが起動され、記憶されている件数分のファクシミリ情報が記憶されている順にディスプレイ34上に表示される。更に、当該表示されているファクシミリ情報を編集することも可能となる。
【0117】
ステップS5において、カウンタ画面165が表示されると、次に、当該カウンタ画面165上において縮小ボタン172がクリック処理されたか否かが判定され(ステップS6)、縮小ボタン172がクリック処理されないときは(ステップS6;NO)カウンタ画面165がそのまま表示される。
【0118】
なお、図9に示すフローチャートには明示していないが、例えば、上記カウンタ画面165において電話アイコン141がクリック処理されたときには、図12に示すように上記電話画面150とカウンタ画面165とを合成した画面が表示され、当該電話画面150を用いて所望の通話先に電話を掛けることができることとなる。
【0119】
一方、ステップS6における判定において、縮小ボタン172がクリック処理されたときは(ステップS6;YES)、カウンタ画面165に代えてミニカウンタ画面175がディスプレイ34上に表示される(ステップS8)。このミニカウンタ画面175について、図11(b)を用いて説明すると、当該ミニカウンタ画面175は、ディスプレイ34上のカウンタ画面165よりも小さい表示領域内に表示されるものであり、図11(b)に示すように、上述の着信選択ボタン166、メッセージ欄167、音声件数表示欄168、ファクシミリ件数表示欄169、ログボタン171、縮小ボタン172、ステータス表示欄173の他に、電話を掛けるときに図10(b)に示す電話画面150を表示するための電話ボタン176(電話アイコン141と同じ機能を有する)と、当該ミニカウンタ画面175から元のカウンタ画面165に移行表示させたいときにクリック処理される選択手段としての拡大ボタン177とにより構成されている。なお、ミニカウンタ画面175が表示されているときは、基本画面130は表示されない。更に、ミニカウンタ画面175を構成する一部のボタンは、対応するカウンタ画面165のボタンよりも小型化されており、全体としてミニカウンタ画面175の表示に要するディスプレイ34上の表示領域はカウンタ画面165を表示するために要する表示領域よりも小さい領域となっている。ディスプレイ34上において、このミニカウンタ画面175を表示するための表示領域以外の表示領域は空き領域となっており、当該空き領域は、並行処理中の他のアプリケーションプログラム(例えば、パソコン30において文書作成をするためのワードプロセッサアプリケーションプログラム)等のための表示領域に充てることが可能となる。このため、上記ミニカウンタ画面175は、通常ディスプレイ34の表示領域上の端部に表示されることが多い。また、上記ミニカウンタ画面175は、主としてファクシミリ制御部FXがファクシミリ情報の受信待機中のみである場合に利用されることが多い。
【0120】
このミニカウンタ画面175を表示しておくことで、ファクシミリ情報の着信の状況のうち、必要事項のみを把握しつつ上記ワードプロセッサアプリケーションプログラム等の他のプログラムを実行することができる。
【0121】
なお、ミニカウンタ画面175は、基本メニュー画面155がディスプレイ34上に表示された状態でミニカウンタメニュー159がクリック処理された場合にも表示される(ステップS7;YES)。
【0122】
ステップS8においてミニカウンタ画面175が表示されている状態で、当該ミニカウンタ画面175上において縮小ボタン172がクリック処理されたか否かが判定され(ステップS9)、縮小ボタン172がクリック処理されないときは(ステップS9;NO)、次に、拡大ボタン177がクリック処理されたか否かが判定され(ステップS10)、拡大ボタン177がクリック処理されたときは(ステップS10;YES)、元のカウンタ画面165を表示するためにステップS5へ移る。
【0123】
一方、ステップS10における判定において、拡大ボタン177がクリック処理されないときは(ステップS9;NO)、ミニカウンタ画面175がそのまま表示される。
【0124】
また、ステップS9における判定において、縮小ボタン172がクリック処理されたときは(ステップS9;YES)、ミニカウンタ画面15に代えてマイクロカウンタ画面180がをディスプレイ34上に表示される(ステップS12)。このマイクロカウンタ画面について、図11(c)を用いて説明すると、当該マイクロカウンタ画面180は、ディスプレイ34上のミニカウンタ画面175よりもさらに小さい表示領域内に表示されるものであり、図11(c)に示すように、上述の着信選択ボタン166、メッセージ欄167、音声件数表示欄168、ファクシミリ件数表示欄169及び拡大ボタン177とにより構成されている。なお、マイクロカウンタ画面180が表示されているときは、基本画面130は表示されない。更に、マイクロカウンタ画面180、メッセージ欄167は、対応するミニカウンタ画面175のメッセージ欄よりも更に小型化されており、全体としてマイクロカウンタ画面180の表示に要するディスプレイ34上の表示領域はミニカウンタ画面175を表示するために要する表示領域よりも更に小さい領域となっている。ディスプレイ34上において、このマイクロカウンタ画面180を表示するための表示領域以外の表示領域は空き領域となっており、当該空き領域は、ミニカウンタ画面175の場合と同様に、例えばワードプロセッサアプリケーションプログラムのための表示領域に充てることが可能となる。
【0125】
このため、上記マイクロカウンタ画面180は、通常ディスプレイ34の表示領域上の端部に表示されることが多い。また、上記マイクロカウンタ画面180は、ミニカウンタ画面175と同様に、主としてファクシミリ制御部FXがファクシミリ情報の受信待機中のみである場合に利用されることが多い。
【0126】
このマイクロカウンタ画面180を表示しておくことで、ファクシミリ情報の着信の状況のうち、必要最小限の事項のみを把握しつつ上記ワードプロセッサアプリケーションプログラム等の他のプログラムをより広い表示領域を用いて実行することができる。なお、マイクロカウンタ画面180は、基本メニュー画面155がディスプレイ34上に表示された状態でマイクロカウンタメニュー160がクリック処理された場合にも表示される(ステップS11;YES)。
【0127】
ステップS12においてマイクロカウンタ画面180が表示されている状態で、当該マイクロカウンタ画面180上において拡大ボタン177がクリック処理されたか否かが判定され(ステップS13)クリック処理されないときは(ステップS13;NO)、マイクロカウンタ画面180がそのまま表示される。
【0128】
また、拡大ボタン177がクリック処理されたときは(ステップS13;YES)、ミニカウンタ画面175を表示するためにステップS8へ移る。
【0129】
一方、ステップS3において、基本メニュー画面155がディスプレイ34上に表示されている状態でカウンタメニュー156、ミニカウンタメニュー159又はマイクロカウンタニュー160がいずれもクリック処理されていない場合には(ステップS4、S7、S11;いずれもNO)、次に、基本メニュー画面155上のステータスメニュー158がクリック処理されたか否かが判定され(ステップS14)、クリック処理されていないときは(ステップS14;NO)、次に基本メニュー画面155上の電話メニュー157がクリック処理されたか否かが判定される(ステップS22)。
【0130】
また、ステップS14における判定において、ステータスメニュー158がクリック処理されたときは(ステップS14;YES)、次に、ファクシミリ情報の送受信に関する一般的な情報を示す一般ステータス画面182が基本画面130と共に表示される(ステップS15)。この一般ステータス画面182について、図13(a)を用いて説明すると、当該一般ステータス画面182は、パソコン30において最後に受信したファクシミリ情報に関する情報(送信元、受信結果の可否等)を表示する最終受信情報欄185と、現在の日付及び時刻等を表示する日付欄186と、パソコン30から最後に送信したファクシミリ情報に関する情報(送信先、送信結果の可否等)を表示する最終送信情報欄187と、ファクシミリ受信に関する現在の状態(まだ見ていないファクシミリ情報があるか否か並びにその受信件数等)を表示するステータス表示欄188とにより構成される。この一般ステータス画面182は、ファクシミリ情報の送受信を実際に行っているとき以外に表示されるステータス画面である。
【0131】
次に、一般ステータス画面182を表示中(ステップS15)にパソコン30からのファクシミリ情報の送信が開始されたか否かが判定され(ステップS16)、送信が開始されると(ステップS16;YES)、一般ステータス画面182に代えて、送信ステータス画面183が基本画面130と共に表示される(ステップS17)。この送信ステータス画面183について、図13(b)を用いて説明すると、当該送信ステータス画面183は、実際に送信中の経過状態を示す送信ステータス表示欄189とにより構成されている。この送信ステータス表示欄189には、具体的には、送信先電話番号、送信先名、送信経過時間、ファクシミリ送信に関する現在の状態すなわち、送信すべきファクシミリ情報のうち、どの程度のファクシミリ情報の送信が完了したか(例えば、送信すべきファクシミリ情報のうち、全体の何パーセントのファクシミリ情報の送信が完了したか)等を棒グラフで示すいわゆるプログレスバー等が含まれている。また、当該送信ステータス表示欄189内には、送信中のファクシミリ情報の送信を停止するときにクリック処理される取消ボタン189Aも表示されている。
【0132】
ステップS17において、送信ステータス画面183が表示されている状態で、当該ファクシミリ送信が終了したか否かが判定され(ステップS18)終了していないときは(ステップS18;NO)そのまま送信が終了するまで送信ステータス画面183を表示し続けるためステップS17に戻る。そして、送信が終了すると(ステップS18;YES)、自動的にステップS15に移り、上記一般ステータス画面182に切り替わる。
【0133】
次に、ステップS16の判定において、ファクシミリ情報の送信が開始されていないときは(ステップS16;NO)、次に、パソコン30に多機能周辺装置1を介してファクシミリ情報が着信したか否かが判定され(ステップS19)、着信したときは(ステップS19;YES)、一般ステータス画面182に代えて、受信ステータス画面184が基本画面130と共に表示される(ステップS20)。この受信ステータス画面184について、図13(c)を用いて説明すると、当該受信ステータス画面184は、実際に受信中の状態を示す受信ステータス表示欄190により構成されている。この受信ステータス表示欄190には、具体的には、送信元電話番号、送信元名、受信経過時間並びにファクシミリ送受信に関する現在の状態(現在までに何頁受信しているか)等が含まれている。
【0134】
ステップS20において、受信ステータス画面184が表示されている状態で、当該ファクシミリ受信が終了したか否かが判定され(ステップS21)終了していないときは(ステップS21;NO)そのまま受信が終了するまで受信ステータス画面184を表示し続けるためステップS20に戻る。そして、受信が終了すると(ステップS21;YES)、自動的にステップS15に移り、上記一般ステータス画面182に切り替わる。
【0135】
なお、上記一般ステータス画面182が表示されている状態で、電話アイコン141がクリック処理されたときには、それまで表示されていた一般ステータス画面182に代えて、図10(b)に示す基本画面130と電話画面150とを合成した画面が表示され、当該電話画面150を用いて所望の通話先に電話を掛けることができる。そして、その電話処理が終了すると電話画面150に代えて、再び一般ステータス画面182が表示されることとなる。なお、送信あるいは受信ステータス画面183、184が表示されている状態では、電話回線24が使用中であるので、電話を掛けることができない。従って、この場合には、電話アイコン14のクリック処理を無視して電話画面150を表示しないようにしてもよいし、あるいは、電話画面150を一旦表示してから、実際に電話処理が開始された時点で、まだ電話回線が使用中であるときは、その旨の「エラー表示」を行うようにしてもよい。
【0136】
一方、ステップS3において、基本メニュー画面155がディスプレイ34上に表示された状態で、電話メニュー157がクリック処理された場合には(ステップS22;YES)、電話アイコン141がクリック処理されたときに表示される図10(b)に示す電話画面150が基本画面130と共にディスプレイ34上に常に表示される状態となる。すなわち、電話アイコン141のクリック処理により電話画面150を表示した場合には、その電話処理の終了とともに電話画面150が消去され、電話アイコン141がクリック処理される直前の状態に戻るが、電話メニュー157のクリック処理により電話画面150が選択的に表示されるように設定したときには、電話処理が終了しても電話画面150はそのままディスプレイ34上に残存する。
【0137】
また、ステップ3において、基本メニュー画面155がディスプレイ34上に表示された状態で、基本メニュー161がクリック処理された場合には(ステップS22;NO)、ステップS1に移行して図10(a)に示す基本画面130のみがディスプレイ34上に表示されることとなる。ここで、基本画面130のみの表示が行なわれているときは、この基本画面130を表示するための表示領域以外の表示領域は空き領域となっており、当該空き領域は、上述の各カウンタ画面の場合と同様に、並行処理中の他のアプリケーションプログム(例えば、ワードプロセッサアプリケーションプログラム)等のための表示領域に充てることが可能となる。このため、上記基本画面130は、通常ディスプレイ34の表示領域状の上端部に表示されることが多い。
【0138】
なお、図9に示すフローチャートには明示していないが、ディスプレイ34上にカウンタ画面165(ミニカウンタ画面175とマイクロカウンタ画面180を除く)、あるいは電話画面、さらにはステータス画面が表示されている状態で、表示メニュー132がクリック処理された場合においても、基本メニュー画面155がプルダウンメニューとして表示される。従って、使用者は、希望に応じて何時でも表示形態を切り換えることができる。
【0139】
また、基本メニュー画面155がプルダウンメニューとして表示されたメニュー選択状態で、カウンタメニュー156と電話メニュー157とは、使用者の希望により同時に選択することも可能となっており、これによって、図12に示すように、カウンタ画面165と電話画面150とを基本画面130に合成した画面がディスプレイ34上に常に表示されることとなる。従って、多機能周辺装置1に関連したアプリケーションプログラムを頻繁に利用する使用者であって、他のワープロアプリケーションプログラム等を同時並行的に起動させることの少ない使用者としては、ディスプレイ34上の画面領域をフルに利用して効率的に多機能周辺装置1を活用できる。
【0140】
以上説明したように、実施形態の表示制御処理によれば、ファクシミリ情報の受信待機処理のみを行っている場合には、予め設定された大きさの異なるミニアウンタ画面175又はマイクロカウンタ画面180のうち、ディスプレイ34に表示すべき一つの大きさの画面であって、必要な表示内容を夫々に含む画面を選択指定し、これを表示することができるので、ファクシミリ情報の受信と多機能周辺装置1を使用しない他の情報処理に対応する表示画面をディスプレイ34上に同時に表示しつつ夫々の情報処理を実行する際に、ファクシミリ情報の受信に対応する表示画面については、より小さなミニカウンタ画面175又はマイクロカウンタ画面180を選択指定して表示しつつ当該ファクシミリ情報の受信を実行することができるので、ファクシミリ情報の受信に必要な表示画面を表示しつつ他の情報処理に対応する表示画面をより広い表示領域に表示させて当該他の情報処理を実行できる。
【0141】
また、当該ファクシミリ情報の受信の実行中において、受信待機を行う際にはミニカウンタ画面175又はマイクロカウンタ画面180を選択指定して受信待機することができ、ファクシミリ情報の受信以外の他の情報処理に対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
【0142】
更に、ミニカウンタ画面175又はマイクロカウンタ画面180のうち、一の画面中には、一の画面を他の画面に切り換える場合に操作される拡大ボタン177及び縮小ボタン172が含まれているので、一の画面から他の画面に切り換えてミニカウンタ画面175又はマイクロカウンタ画面180或はカウンタ画面165を表示しつつワードプロセッサアプリケーションプログラム等の他の情報処理を実行することができる。
【0143】
更にまた、必要に応じて基本画面130のみの表示とすることもできるので、ファクシミリ情報の送受信以外の他の情報処理に対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
【0144】
なお、上記実施形態を行うためのアプリケーションプログラムは、フレキシブルディスク41又はCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)等の記録媒体に記録させておくことができるので、パソコン30に限らず、アプリケーションプログラムが実行可能なコンピュータであれば、いずれのコンピュータを用いても本発明を適用することができる。
【0145】
更にまた、上記実施形態はスキャナ部14、プリンタ部15又はNCU19等からなるファクシミリ機能部を一体に備えた多機能周辺装置1を対象とした実施形態であって、ファクシミリ機能部等の機能を周辺装置として一元的にパソコン30から管理するようにした実施形態であるが、これに限らず、スキャナ装置やプリンタ装置単体の周辺装置を含んだ情報処理装置に対しても本発明を適用することができる。
【0146】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、一の機能の情報処理において参照される複数の表示画面を選択的に表示するための表示メニューから消去項目が選択されると、表示手段に表示されている表示画面を消去し、基本画面のみが表示された状態に移行する。よって、表示メニューから項目が選択され、選択画面表示手段により表示されている表示画面を一括して消去することができるので、他の情報処理に対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
【0147】
従って、表示メニューから選択され、表示された表示画面が不要のときは、その表示画面を消去できるので、他の情報処理についてより広い表示領域を確保して当該他の情報処理を制御できる。
【0148】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、一の機能は、ファクシミリ機能であり、情報処理は、外部に対して情報を送信する情報処理であると共に、メニュー項目には、外部に対する情報の送信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むので、情報の送信状態を表示する表示画面が不要のときはこれを消去し、情報を送信する情報処理以外の情報処理について対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
【0149】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、一の機能は、ファクシミリ機能であり、前記情報処理は、外部から送信されてくる情報を受信する情報処理であると共に、メニュー項目には、外部からの情報の受信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むので情報の受信状態を表示する表示画面が不要のときはこれを消去し、情報を受信する情報処理以外の情報処理について対応する表示画面をより広い表示領域に表示させつつ当該他の情報処理を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 情報処理装置の全体構成を示す外観図である。
【図2】 多機能周辺装置の内部の概要構成を示すブロック図である。
【図3】 パソコンの内部の概要構成を示すブロック図である。
【図4】 パソコンの機能構成を示すブロック図である。
【図5】 多機能周辺装置の制御処理を示すフローチャートである。
【図6】 設定画面の例(I)を示す図であり、(a)は一般設定に対応する設定画面の一例を示す図であり、(b)はプリンタ部の設定に対応する設定画面の一例を示す図である。
【図7】 設定画面の例(II)を示す図であり、(a)は短縮ダイアル登録に対応する設定画面の一例を示す図であり、(b)はファクシミリ機能の設定に対応する設定画面の例(i)を示す図である。
【図8】 設定画面の例(III )を示す図であり、(a)はファクシミリ機能の設定に対応する設定画面の例(ii)を示す図であり、(b)はスキャナ部の設定に対応する設定画面の一例を示す図である。
【図9】 パソコンにおける表示制御処理を示すフローチャートである。
【図10】 基本画面及び電話画面等の一例を示す図であり、(a)は基本画面の一例を示す図であり、(b)は電話画面の一例を示す図であり、(c)は基本メニュー画面の一例を示す図である。
【図11】 カウンタ画面等の一例を示す図であり、(a)はカウンタ画面の一例を示す図であり、(b)はミニカウンタ画面の一例を示す図であり、(c)はマイクロカウンタ画面の一例を示す図である。
【図12】 カウンタ画面と電話画面の合成画面の一例を示す図である。
【図13】 ファクシミリ情報の送受信状態を示す図であり、(a)は一般ステータス画面を示す図であり、(b)は送信ステータス画面を示す図であり、(c)は受信ステータス画面を示す図である。
【符号の説明】
1…多機能周辺装置
2…操作パネル
3…カセット装着部
4…原稿台
5…記録用紙カセット
6…本体
10、36…CPU
11、39…ROM
12…EEPROM
13、37…RAM
14…スキャナ部
15…プリンタ部
16、38…インターフェース部
17…接続ケーブル
18…受話器
19…NCU
20…モデム部
21…アンプ
22…スピーカ
23、40…バス
24…電話回線
30…パソコン
31…キーボード
32…マウス
33…外部記憶部
33A…フレキシブルディスクドライブ装置
34…ディスプレイ
35…画像処理部
41…フレキシブルディスク
50…スキャナアプリケーション部
51…スキャナドライバ
52…スキャナ用受信バッファ
53…スキャナ用送信バッファ
54…プリンタアプリケーション部
55…プリンタドライバ
56…プリンタドライバ用受信バッファ
57…プリンタドライバ用送信バッファ
58…リモートセットアップ部
59…リモートセットアップデータドライバ
60…セットアップ用受信バッファ
61…セットアップ用送信バッファ
62…ファクシミリアプリケーション部
63…ファクシミリドライバ
64…ファクシミリ用受信バッファ
65…ファクシミリ用送信バッファ
66…リソースマネージャ
67…受信バッファ
68…リソースマネージャ用バッファ
69…パラレルポートドライバ
70…局名設定欄
71…局電話番号設定欄
72…局FAX番号設定欄
73…ダイアルタイプ設定欄
74…日付設定欄
75…紙サイズ設定欄
76、83、92、102、115、121…確定ボタン
77、84、93、103、116、189A…取消ボタン
80…モード設定欄
81…スリープタイム設定欄
90…ダイアル選択欄
91…通話先入力欄
100…送信情報記憶機能オン/オフ設定欄
101…留守番電話機能オン/オフ設定欄
104…次頁ボタン
120…読取能力選択欄
122…次頁ボタン
130…基本画面
131…ファイルボタン
132…表示ボタン
133…スタートボタン
134…セットアップボタン
135…ヘルプボタン
136…ファクシミリ送信アイコン
137…メモファクシミリアイコン
138…ビューワーアイコン
139…ログアイコン
140…電話帳アイコン
141…電話アイコン
150…電話画面
151…ダイアルボタン
152…短縮ダイアルボタン
153…再ダイアルボタン
155…基本メニュー画面
156…カウンタボタン
157、176…電話ボタン
158…ステータスボタン
159…ミニカウンタボタン
160…マイクロカウンタボタン
161…基本ボタン
165…カウンタ画面
166…着信選択ボタン
167…メッセージ欄
168…音声件数表示欄
169…ファクシミリ件数表示欄
170…音声ボタン
171…ログボタン
172…縮小ボタン
173…ステータス表示欄
175…ミニカウンタ画面
177…拡大ボタン
180…マイクロカウンタ画面
182…一般ステータス画面
183…送信ステータス画面
184…受信ステータス画面
185…最終受信情報欄
186…日付欄
187…最終送信情報欄
188…ステータス表示欄
189…送信ステータス表示欄
190…受信ステータス表示欄
S…情報処理装置
SC…スキャナ制御部
PR…プリンタ制御部
RM…セットアップ制御部
FX…ファクシミリ制御部
Ssr…スキャナ用受信データ
Sst…スキャナ用送信データ
Spr…プリンタ用受信データ
Spt…プリンタ用送信データ
Srr…セットアップ用受信データ
Srt…セットアップ用送信データ
Sfr…ファクシミリ用受信データ
Sft…ファクシミリ用送信データ
Smr、Smt…管理メッセージ
Sr…受信データ
St…送信データ
Sq…要求信号
Ms…スキャナ用メッセージ
Mp…プリンタ用メッセージ
Mr…セットアップ用メッセージ
Mf…ファクシミリ用メッセージ
Claims (5)
- 複数の表示画面を同時に表示することができる表示手段を備えた情報処理装置における前記表示画面の表示を制御する表示制御装置であって、
前記表示手段における一部の領域に表示され、一の機能の情報処理において参照される複数の表示画面の中から、任意の表示画面を選択する際に動作する表示メニューを含む基本画面を表示する基本画面表示手段と、
前記基本画面が表示された状態で前記表示メニューを動作させ、メニュー項目の中から任意の項目を選択させる表示画面選択手段と、
その表示画面選択手段により選択されたメニュー項目に対応する表示画面を前記表示手段に表示する選択画面表示手段と、を備え、
前記選択画面表示手段により表示されている前記表示画面を一括して消去し、前記基本画面表示手段による前記基本画面のみが表示され、他の情報処理のために表示領域が確保される状態に移行する場合に選択される消去項目を前記表示メニューに備えたことを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1に記載の表示制御装置において、
前記一の機能は、ファクシミリ機能であり、前記情報処理は、外部に対して情報を送信する情報処理であると共に、前記メニュー項目には、外部に対する前記情報の送信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むことを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1に記載の表示制御装置において、
前記一の機能は、ファクシミリ機能であり、前記情報処理は、外部から送信されてくる情報を受信する情報処理であると共に、前記メニュー項目には、外部からの前記情報の受信状態を示す表示画面を表示させるための項目を含むことを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の表示制御装置において、
前記メニュー項目には、受信したファクシミリ情報の数を含むファクシミリ機能についてのカウンタ画面を前記表示画面として表示させるための項目を含むと共に、そのカウンタ画面の表示内容を異ならせることにより、表示画面の大きさを小さくした別のカウンタ画面を前記表示画面として表示させるための項目を含むことを特徴とする表示制御装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の表示制御装置において、
前記表示画面選択手段により、前記表示メニューにおけるメニュー項目から同時に2つのメニュー項目が選択された場合、前記選択画面表示手段は、2つのメニュー項目に対応する表示画面を並べて表示することを特徴とする表示制御装置。
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