JPH10126596A - 情報処理装置及び情報処理用制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理用制御プログラムを記録した記録媒体

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Publication number
JPH10126596A
JPH10126596A JP8276723A JP27672396A JPH10126596A JP H10126596 A JPH10126596 A JP H10126596A JP 8276723 A JP8276723 A JP 8276723A JP 27672396 A JP27672396 A JP 27672396A JP H10126596 A JPH10126596 A JP H10126596A
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JP
Japan
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information
unit
file
data
facsimile
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Pending
Application number
JP8276723A
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English (en)
Inventor
Noriko Matsumoto
紀子 松本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH10126596A publication Critical patent/JPH10126596A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間的に別個に取得された複数の情報を一纏
めとして取り扱うことにより、処理の利便性を向上させ
ることが可能な情報処理装置及び及び情報処理用制御プ
ログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 情報を読み取るスキャナ部又はファクシ
ミリ機能部等を備えた情報処理装置において、例えば、
新たな情報を読み取る旨の指示が入力されると(ステッ
プS1;YES)、いずれかのファイルを情報の追加が
可能な追加可能状態(アクティブ状態)に変更して登録
し(ステップS2;YES)、スキャナ部により新たに
読み取られた(ステップS3)他の情報を追加記憶する
(ステップS4)。既に情報が格納されているファイル
内に新たな情報を追加することができるので、新旧の情
報を一つのファイル内に格納し、且つ一つのファイルと
して取り扱うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過去に取得した情
報をファイル型式で記憶すると共に、当該記憶されてい
るファイルに対して更に情報を追加する等の処理を行う
情報処理装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、スキャナ装置を用いて光
学的に読み取った情報をコンピュータ上で加工したり、
又は外部にファクシミリ送信すること等の処理が可能な
当該コンピュータを含む情報処理装置が知られている。
【0003】ところで、この種の情報処理装置において
当該スキャナ装置等により取得した情報は、一回取得す
る度に、いわゆるファイル型式における一つのファイル
を構成して記録されると共に、当該ファイル毎にファク
シミリ送信される等の処理が施されることが一般的であ
る。ここで、上記ファイルとは、予め決められた規則に
従って整理され、相互に論理的な関係がある情報の集ま
りのことを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報処理装置においては、情報を取得して一旦一つ
のファイルが形成されると、当該ファイルに対して新た
な情報を追加することは行われていなかった。従って、
例えば、異なる日にスキャナ装置を用いて読み取った情
報(読み取られる度に夫々に一つのファイルを構成して
記憶されている。)を一度に纏めて外部にファクシミリ
送信するような場合には、ファクシミリ送信したい情報
を含む複数のファイルを検索し、検索された複数のファ
イルを一つに纏めて新たに別個のファイルを構成し、当
該構成されたファイル内の情報をファクシミリ送信する
という処理が必要となり、操作等が煩雑となると共に、
ファクシミリ送信するまでに不要な時間を必要とすると
いう問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、上記の課題に鑑みて成
されたもので、その課題は、時間的に別個に取得された
複数の情報を一纏めとして取り扱うことにより、処理の
利便性を向上させることが可能な情報処理装置及び及び
情報処理用制御プログラムを記録した記録媒体を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、情報を取得する情報取
得手段として、情報を読み取る情報読取手段を少なくと
も備えたパソコン等の情報処理装置において、前記読み
取られた情報又は他の前記情報取得手段により取得され
た前記情報を予め設定された所定の情報区分毎に外部記
憶部等の記憶媒体に記憶させるスキャナアプリケーショ
ン部等の記憶制御手段と、前記情報を記憶後に、いずれ
かの前記情報区分を情報の追加が可能な追加可能状態に
変更するスキャナアプリケーション部等の変更手段と、
前記追加可能状態に変更された情報区分内に、少なくと
も前記情報読取手段により新たに読み取られた他の前記
情報を追加記憶させるスキャナアプリケーション部等の
追加記憶制御手段と、を備える。
【0007】請求項1に記載の発明の作用によれば、記
憶制御手段は、読み取られた情報又は他の情報取得手段
により取得された情報を所定の情報区分毎に記憶媒体に
記憶させる。
【0008】一方、変更手段は、情報を記憶後に、いず
れかの情報区分を情報の追加が可能な追加可能状態に変
更する。そして、追加記憶制御手段は、追加可能状態に
変更された情報区分内に、少なくとも情報読取手段によ
り新たに読み取られた他の情報を追加記憶させる。
【0009】よって、既に情報が記憶されている情報区
分内に新たな情報を追加記憶させることができるので、
古い情報と新しい情報を一つの情報区分内に記憶させ、
且つ、一つの情報区分として取り扱うことができる。
【0010】また、複数の情報を一の情報区分内に格納
することができるので、情報区分の数が不必要に増える
ことがない。上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置におい
て、前記追加記憶制御手段は、いずれの前記情報区分も
前記追加可能状態とされていないときは、前記情報読取
手段によって新たに読み取られた他の前記情報を前記記
憶媒体上の新たな前記情報区分内に記憶させるように構
成される。
【0011】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、追加記憶制御手段
は、いずれの情報区分も追加可能状態とされていないと
きは、新たに読み取られた他の情報を新たな情報区分内
に記憶させるので、いずれの情報区分も追加可能状態で
ないときでも、他の情報を確実に記憶媒体上の情報区分
内に記憶させることができる。
【0012】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置に
おいて、他の前記情報取得手段は、外部から送信されて
きた情報を受信するNCU等のファクシミリ手段である
ように構成される。
【0013】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、他の情報取
得手段がファクシミリ手段であるので、電話回線を介し
て送信されてきた情報を情報区分内に追加記憶させるこ
とができる。
【0014】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
情報処理装置において、前記情報区分は、ファイル区分
であるように構成される。
【0015】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、情報区分がファイル区分であるので、相互に関連の
ある情報を一纏まりとして取り扱うことができる。
【0016】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項4に記載の情報処理装置におい
て、前記変更手段は、少なくとも前記追加可能状態とす
べき前記ファイル区分に含まれている前記情報をディス
プレイ等の表示手段に表示することにより当該ファイル
区分を前記追加可能状態とすると共に、前記追加記憶制
御手段は、前記追加可能状態とされている前記ファイル
区分内に前記情報読取手段により新たに読み取られた他
の前記情報を追加記憶するように構成される。
【0017】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項4に記載の発明の作用に加えて、変更手段は、少な
くとも追加可能状態とすべきファイル区分に含まれてい
る情報を表示手段に表示することにより当該ファイル区
分を追加可能状態とすると共に、追加記憶制御手段は、
追加可能状態とされているファイル区分内に新たに読み
取られた他の情報を追加記憶するので、追加可能状態と
なっているファイルを容易に認識しつつ追加記憶処理を
行うことができる。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、情報を取得する情報取得手段として、情
報を読み取るスキャナ部等の情報読取手段を少なくとも
備えると共に、少なくとも前記読み取られた情報を記憶
する外部記憶部等の記憶媒体と、前記情報読取手段及び
前記情報取得手段を制御するパソコン等のコンピュータ
とを備えた情報処理装置における当該コンピュータにお
いて実行される情報処理用制御プログラムが記録された
フレキシブルディスク等の記録媒体であって、前記コン
ピュータを、前記読み取られた情報又は他の前記情報取
得手段により取得された前記情報を予め設定された所定
のファイル等の情報区分毎に前記記憶媒体に記憶させる
スキャナアプリケーション部等の記憶制御手段、前記情
報を記憶後に、いずれかの前記情報区分を情報の追加が
可能な追加可能状態に変更するスキャナアプリケーショ
ン部等の変更手段、及び、前記追加可能状態に変更され
た情報区分内に、少なくとも前記情報読取手段により新
たに取得された他の前記情報を追加記憶させるスキャナ
アプリケーション部等の追加記憶制御手段、として機能
させるための前記情報処理用制御プログラムを記録して
構成される。
【0019】請求項6に記載の記録媒体に記録された情
報処理用制御プログラムの作用によれば、記憶制御手段
は、読み取られた情報又は他の情報取得手段により取得
された情報を所定の情報区分毎に記憶媒体に記憶させ
る。
【0020】一方、変更手段は、情報を記憶後に、いず
れかの情報区分を情報の追加が可能な追加可能状態に変
更する。そして、追加記憶制御手段は、追加可能状態に
変更された情報区分内に、少なくとも情報取得手段によ
り新たに取得された他の情報を追加記憶させる。
【0021】よって、既に情報が記憶されている情報区
分内に新たな情報を追加記憶させることができるので、
古い情報と新しい情報を一つの情報区分内に記憶させ、
且つ、一つの情報区分として取り扱うことができる。
【0022】また、複数の情報を一の情報区分内に格納
することができるので、情報区分の数が不必要に増える
ことがない。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明す
る実施形態は、記録すべき情報を所定の記録用紙に記録
するプリンタ機能、画像等の情報を読み取るスキャナ機
能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を記録する
コピー機能、スキャナ機能を用いて読み取った情報等を
電話回線を介して外部に対し送受信するファクシミリ機
能並びに電話を掛けてきた通話者のメッセージを自動的
に録音するいわゆる留守番電話機能等を備えた多機能周
辺装置にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとい
う。)等のコンピュータを接続し、当該パソコンから多
機能周辺装置を制御して情報記録、情報読取、外部との
情報の送受信又は留守番電話機能動作等の情報処理を行
う情報処理装置に対して本発明を適用した場合の実施形
態である。
【0024】なお、上記ファクシミリ機能には、電話回
線を介して送信されてきた送信情報を記録用紙上に記録
する本来のファクシミリ機能の他に、当該送信情報を一
時的に記録して必要に応じて外部の他のファクシミリ装
置に送信する(すなわち、送信情報を転送する)転送機
能をも含まれている。 (I)情報処理装置の全体構成 始めに、本発明が適用される上記情報処理装置の全体構
成及びその外観について、図1を用いて説明する。
【0025】上述のように、実施形態に係る情報処理装
置Sは、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機
能、スキャナ機能及び留守番電話機能の夫々を備えた多
機能周辺装置1と、当該多機能周辺装置1に接続された
コンピュータとしてのパソコン30とにより構成されて
いる。
【0026】この構成において、図1に示すように、多
機能周辺装置1の本体6の側部には後述の受話器18が
備えられ、更に当該本体6の上面前部には操作パネル2
が設けられている。また、本体6の後面上部には、上記
記録用紙を保持する記録用紙カセット5を着脱自在に装
着するためのカセット装着部3が形成され、上面中央に
はスキャナ機能を用いて読み取るべき原稿を保持する原
稿台4が形成されている。
【0027】更に、多機能周辺装置1は、電話回線24
を介して外部と接続されており、当該電話回線24を用
いて上記ファクシミリ機能又は留守番電話機能を動作さ
せることが可能となっている。
【0028】一方、上記構成を有する多機能周辺装置1
を制御するパソコン30は、通常のコンピュータとして
構成されており、図1に示すように情報を入力するため
のキーボード31と、後述のアイコン又はボタン等をク
リック処理する(選択実行する)ためのマウス32と、
後述の制御プログラムを記録した記録媒体としてのフレ
キシブルディスク41から当該制御プログラムを読み出
すためのフレキシブルディスクドライブ装置33Aと、
後述のリモートセットアップ処理のための設定画面等を
含む画面を表示するための液晶表示器等からなるディス
プレイ34とにより構成されており、接続ケーブル17
により多機能周辺装置1と接続されている。
【0029】ここで、上記アイコンとは、後述の夫々の
処理に対応するアプリケーションプログラムを図柄化し
てディスプレイ34上に表示したものであり、所望のア
プリケーションプログラムを選択実行する際に、当該プ
ログラムを示すアイコンをマウス32等を用いてクリッ
ク処理することにより選択して実行させるためのもので
ある。
【0030】また、上記ボタンとは、所定のアプリケー
ションプログラムを実行する際の機能設定等において、
夫々の機能設定処理(「確定」又は「取消」等)を図柄
化してディスプレイ34上に表示するもので、所望の機
能設定処理に対応するボタンをマウス32等を用いてク
リック処理することにより当該機能設定処理を実行させ
るためのものであり、通常は、ボタン自体がアイコン化
されている。 (II)多機能周辺装置の構成及び動作 次に、上記多機能周辺装置1の内部構成及び動作につい
て、図2を用いて説明する。
【0031】図2に示すように、多機能周辺装置1は、
CPU10と、ROM(Read OnlyMemory)11と、E
EPROM(Electrically Erasable and Programmable
ROM)12と、RAM(Random Access Memory)13
と、情報読取手段としてのスキャナ部14と、プリンタ
部15と、インターフェース部16と、上記受話器18
と、情報取得手段又はファクシミリ手段としてのNCU
(Network Control Unit)19と、情報取得手段又はフ
ァクシミリ手段としてのモデム部20と、上記操作パネ
ル2と、アンプ21と、スピーカ22と、バス23とに
より構成されている。
【0032】次に、多機能周辺装置1の上記各部の動作
を説明する。NCU19は、電話回線24を介して入力
されるファクシミリ情報をモデム部20に出力すると共
に、電話回線24を介して入力される音声情報を受話器
18に出力する。更にNCU19は、モデム部20から
出力されるファクシミリ送信すべき情報を上記電話回線
24に送出すると共に、受話器18により発生された音
声情報を電話回線24に送出する。
【0033】次に、モデム部20は、いわゆる変復調動
作を行うものであり、より具体的には、NCU19から
入力されたファクシミリ情報に対して復調動作を行い、
当該ファクシミリ情報に対応するディジタル信号をバス
23に出力する。なお、上記NCU19及びモデム部2
0により多機能周辺装置1におけるファクシミリ機能部
を構成している。更に、バス23に出力されたファクシ
ミリ情報は、上記ファクシミリ機能部により取得された
情報としてインターフェース部16を介してパソコン3
0に出力される。更にまた、モデム部20は、バス23
からのファクシミリ情報を変調してNCU19に出力す
る。
【0034】スキャナ部14は、CPU10の制御の
下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合のファクシミリ送信すべき画像等の情報を読み取
ってバス23に出力すると共に、多機能周辺装置1がコ
ピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像等
の情報を読み取ってバス23に出力する。なお、バス2
3に出力された画像等の情報は、スキャナ部14によっ
て読み取られた情報としてインターフェース部16を介
してパソコン30に出力される。
【0035】プリンタ部15は、CPU10の制御の
下、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合にNCU19及びモデム部20を介して入力され
た受信したファクシミリ情報を、RAM13に一時的に
記憶した後又は直接所定の記録用紙に記録して出力す
る。この他に、プリンタ部15は、多機能周辺装置1が
コピー装置として機能する場合の当該コピーすべき画像
等の情報をバス23から受け取って上記記録用紙に記録
すると共に、多機能周辺装置1がプリンタ装置として機
能する場合のパソコン30から入力された情報をバス2
3から受け取って記録用紙に記録する。
【0036】操作パネル2は、多機能周辺装置1に対し
ての指示を与えたり、所定の状態を設定するための指示
操作又は状態を表示する。なお、操作パネル2はアルフ
ァベットの大文字に対応するキーと数字に対応するキー
のみにより構成されており、当該操作パネル2から入力
処理可能な情報は、アルファベットの大文字及び数字の
みで構成されている情報のみである。
【0037】次に、ROM11は、主としてCPU10
において実行されるファクシミリ機能、スキャナ機能、
プリンタ機能又はコピー機能等を実現するための制御プ
ログラムを記憶しておくための読み出し専用のメモリで
あり、CPU10の制御の下、必要なデータ等をバス2
3を介して出力する。
【0038】EEPROM12は、多機能周辺装置1の
電源を断とした場合でも消失してはならない情報、例え
ば、多機能周辺装置1がファクシミリ装置として機能す
る場合に頻繁にファクシミリ送信する相手先の電話番号
や、いわゆる短縮ダイヤルのための電話番号等を記憶し
ておくための不揮発性のメモリである。
【0039】RAM13は、CPU10の制御の下、必
要なデータを一時的に記憶する等の動作を行うための読
み書き可能なメモリであり、具体的には、ファクシミリ
情報として電話回線24及びNCU19等を介して入力
されたデータ、電話回線24を介して外部に送出すべき
ファクシミリ情報又はスキャナ部14において読み取ら
れた情報等を一時的に記憶し、CPU10の制御により
所定のタイミングで読み出す。
【0040】インターフェース部16は、接続ケーブル
17を介して接続されているパソコン30から送信され
てくるデータ等を多機能周辺装置1に取り込むと共に、
多機能周辺装置1からパソコン30に出力すべき情報を
当該出力用に変換するためのインターフェース動作を行
う。
【0041】アンプ21は、CPU10の制御の下、ス
ピーカ22から出力すべき呼出音又はガイダンス音声等
の音声情報を増幅して当該スピーカ22に出力する。最
後に、CPU10は、バス23を介して、ROM11に
記録されている制御プログラムに基づいて上述の各構成
部材の動作を制御する。更に、当該CPU10は、後述
の要求信号Sq がパソコン30から送信されてくると、
それに対応して多機能周辺装置1における上記スキャナ
部14等の機能設定を行うために必要な設定項目等を返
信すると共に、必要に応じて当該設定項目等における設
定現況(現在の設定内容)をパソコン30に返信する。
【0042】上記の構成において、留守番電話機能を実
行するときには、外部の通話者から掛かってきた電話に
対応するための予め入力されたいわゆる応答メッセージ
並びに当該通話者の音声(メッセージ)は上記RAM1
3に記憶される。更にこれらの留守番電話機能はCPU
10により統轄して制御される。なお、RAM13は、
電源が断となったときでも、記憶した内容が消失するこ
とがないように、電源バックアップが可能となってい
る。
【0043】一方、上記の構成において、上記転送機能
のための送信情報も上記RAM13に格納される。 (III )パソコンの構成及び全体動作 次に、上記パソコン30の構成及び概略動作について、
図3を用いて説明する。
【0044】図3に示すように、実施形態のパソコン3
0は、CPU36と、ROM39と、RAM37と、上
記キーボード31及びマウス32を含む入力部と、画像
処理部35と、上記ディスプレイ34と、インターフェ
ース部38と、バス40と、記憶媒体としての外部記憶
部33により構成されている。
【0045】この構成において、CPU36は、後述の
フローチャートで示される本発明の処理等を主として行
う。また、ROM39には、上記パソコン30の各構成
要素を制御するための制御プログラムが予め記憶されて
おり、CPU36からの要求により、必要に応じて当該
制御プログラムをバス40を介してCPU36に出力す
る。
【0046】更に、RAM37は、CPU36の制御の
もと、後述の処理に伴うデータを一時的に記憶し、必要
に応じてバス40及びインターフェース部38を介して
多機能周辺装置1に出力する。
【0047】また、画像処理部35は、CPU36の制
御のもと、後述のアイコン又はボタンと共に必要なデー
タを表示するために画像合成等の処理を行い、処理結果
をディスプレイ34に出力し、当該データ又はアイコン
等を表示する。
【0048】マウス32及びキーボード31によりなる
入力部は、上記表示されているデータを選択すると共に
ディスプレイ34上に表示されているアイコン等を操作
することにより必要な機能設定処理のためのデータ等を
バス40を介してCPU36、RAM37等に入力す
る。
【0049】次に、インターフェース部38は、バス4
0を介してCPU36の制御により出力されてくる送信
データ等を多機能周辺装置1に出力すると共に、当該多
機能周辺装置1から入力される受信データをバス40に
出力する。
【0050】更に、外部記憶部33は、図示しないHD
D(Hard Disk Drive )装置及びフレキシブルディスク
ドライブ装置33Aよりなり、このうちのHDD装置内
のハードディスクには上記CPU36における処理のた
めの後述のフローチャートで示される処理に対応する制
御プログラムが予め記憶(インストール)されており、
CPU36からの要求により、必要に応じて当該制御プ
ログラムをバス40を介してRAM37に出力する。
【0051】また、これと並行して、外部記憶部33
は、CPU36の制御のもと、必要に応じてデータ等を
保存する。このとき、本実施形態においては、多機能周
辺装置1における上記ファクシミリ機能部から入力され
てきた画像データ等の情報をハードディスク等に記憶さ
せる際には、夫々の情報により一のファイルを構成して
当該HDD装置等に記憶されるものとする。すなわち、
一回のファクシミリ受信が行なわれる毎に、たとえその
受信が複数ページにわたる場合であっても、一のファイ
ルにまとめて記憶される。すなわち、例えば、二回のフ
ァクシミリ受信があった場合、夫々のファクシミリ受信
が一頁であっても複数頁であっても、各受信側に一のフ
ァイルとして記憶され、計二つのファイルが作成される
ことになる。
【0052】最後に、バス40は、上述のCPU36、
ROM39、RAM37、外部記憶部33等の各構成要
素間を接続してデータの伝送を行う。次に、上記パソコ
ン30における、特に本発明に係るCPU36及びRA
M37の細部構成について、図4を用いて説明する。な
お、図4は、パソコン30を用いて多機能周辺装置1を
制御する際のパソコン30内におけるデータの流れ及び
動作を、夫々の動作を示す機能ブロック図として示した
ものであり、図4におけるスキャナアプリケーション部
50、プリンタアプリケーション部54、リモートセッ
トアップ部58、ファクシミリアプリケーション部62
並びにリソースマネージャ66については、実際には、
外部記憶部33内の特にハードディスクに記憶(インス
トール)されている上記スキャナアプリケーション部5
0等の夫々に対応するアプリケーションプログラムに基
づいてCPU36内の演算処理部が動作することによ
り、上記夫々の機能が発揮されるものである。
【0053】なお、スキャナアプリケーション部50及
びプリンタアプリケーション部51については、夫々専
用のアプリケーションプログラムがあるというものでは
なく、これらは、後述する各ドライバを起動可能なアプ
リケーションプログラムを総称するものであって、例え
ば、多機能周辺装置1のためにインストールされた専用
のビューワーアプリケーションプログラム或はその他の
一般的なワープロアプリケーションプログラム等からな
る。
【0054】また、リモートセットアップ部58および
ファクシミリアプリケーション部62は、多機能周辺装
置1のためにインストールされた専用アプリケーション
プログラムであって、後述する各ドライバと一体的に機
能するものであり、例えば、ファクシミリデータの送受
信を管理するログマネージャアプリケーションプログラ
ム、リモートセットアッププログラム等からなる。
【0055】図4に示すように、多機能周辺装置1をパ
ソコン30から遠隔制御する場合に、当該パソコン30
は、多機能周辺装置1におけるCPU10及びスキャナ
部14を用いて情報読取機能を発揮すべく当該CPU1
0及びスキャナ部14を制御するスキャナ制御部SC
と、多機能周辺装置1におけるCPU10及びプリンタ
部15を用いて情報記録機能を発揮すべく当該CPU1
0及びプリンタ部15を制御するプリンタ制御部PR
と、多機能周辺装置1におけるCPU10、スキャナ部
14、プリンタ部15等の機能設定等を行って上記留守
番電話機能、転送機能、スキャナ機能又はプリンタ機能
等を発揮させるためのセットアップ制御部RMと、多機
能周辺装置1におけるCPU10、NCU19等からな
るファクシミリ機能部を用いて転送機能を含む上記ファ
クシミリ機能を発揮すべく当該CPU10、NCU19
等からなるファクシミリ機能部を制御するファクシミリ
制御部FXと、後述のリモートセットアップ部、各アプ
リケーション部と多機能周辺装置1との間の中継機能を
有するリソースマネージャ66と、受信バッファ67
と、リソースマネージャ用バッファ68と、パラレルポ
ートドライバ69とにより構成されている。
【0056】また、上記スキャナ制御部SCは、記憶制
御手段、変更手段、追加記憶制御手段としてのスキャナ
アプリケーション部50と、スキャナドライバ51と、
スキャナ用受信バッファ52と、スキャナ用送信バッフ
ァ53とにより構成されている。
【0057】更に、上記プリンタ制御部PRは、プリン
タアプリケーション部54と、プリンタドライバ55
と、プリンタドライバ用受信バッファ56と、プリンタ
ドライバ用送信バッファ57とにより構成されている。
【0058】更にまた、上記セットアップ制御部RM
は、リモートセットアップ部58と、リモートセットア
ップデータドライバ59と、セットアップ用受信バッフ
ァ60と、セットアップ用送信バッファ61とにより構
成されている。
【0059】また、上記ファクシミリ制御部FXは、フ
ァクシミリアプリケーション部62と、ファクシミリド
ライバ63と、ファクシミリ用受信バッファ64と、フ
ァクシミリ用送信バッファ65とにより構成されてい
る。
【0060】上記の構成において、各バッファは、実際
にはRAM37内に備えられている。また、パラレルポ
ートドライバ69は、実際にはインターフェース部38
内に備えられているものである。
【0061】次に、各部の動作の概要について説明す
る。先ず、上記スキャナ制御部SCの動作について説明
する。当該スキャナ制御部SCに含まれるスキャナ用受
信バッファ52は、多機能周辺装置1から受信したデー
タから後述のリソースマネージャ66における受信管理
処理により振り分けられたスキャナ用受信データSsr
(多機能周辺装置1のスキャナ部14で読み取られた情
報等を含む。)を一時的に記憶し、スキャナドライバ5
1に出力する。このスキャナ用受信データSsrには、リ
ソースマネージャ66により当該スキャナ用受信データ
Ssrであることを示す識別情報(ID情報フラグ)が付
加されている。そして、スキャナドライバ51はスキャ
ナ用受信データSsrに対して所定の処理を施してスキャ
ナアプリケーション部50に出力し、例えばスキャナ部
14で読み取った情報を表示するための上記ビューワー
アプリケーションプログラム等が起動していなければこ
れを起動してディスプレイ34上に表示させる処理及び
後述のフローチャートで示す保存処理(例えばハードデ
ィスク等の外部記憶部33に格納する処理)等の処理を
実行可能とする。
【0062】一方、上記の処理に先立って、スキャナア
プリケーション部50からスキャナ機能を実行する場合
に出力されるスキャナ部14を制御するためのデータ
は、スキャナドライバ51からスキャナ用送信データS
stとして出力され、スキャナ用送信バッファ53に一時
的に保存される。そして、当該スキャナ用送信バッファ
53から読み出されたスキャナ用送信データSstは、後
述のリソースマネージャ66における送信管理処理によ
り後述のようにパケット化され、スキャナ用送信データ
Sstであることを示すID情報フラグが付加されてパラ
レルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送
信され、スキャナ部14の動作制御に用いられる。
【0063】このとき、上述のスキャナ制御部SCの動
作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実
行される。次に、上記プリンタ制御部PRの動作につい
て説明する。
【0064】当該プリンタ制御部PRに含まれるプリン
タドライバ用受信バッファ56は、多機能周辺装置1か
ら受信したデータから後述のリソースマネージャ66に
おける受信管理処理により振り分けられたプリンタ用受
信データSpr(多機能周辺装置1のプリンタ部15にお
ける記録処理の状態等を示すデータを含む。)を一時的
に記憶し、プリンタドライバ55に出力する。このプリ
ンタ用受信データSprには、リソースマネージャ66に
より当該プリンタ用受信データSprであることを示すI
D情報フラグが付加されている。そして、プリンタドラ
イバ55はプリンタ用受信データSprに基づいて、現在
のプリンタ部15における動作状況をディスプレイ34
上に表示し、さらには必要に応じてプリンタアプリケー
ション部54に必要な通知等を行い、これを受けたプリ
ンタアプリケーション部54は、当該プリンタアプリケ
ーションに対応する所定の処理を施す。
【0065】一方、プリンタアプリケーションに対応す
る所定の処理により生成されたプリンタ部15において
記録すべきデータ並びにプリンタ機能を実行するために
必要なプリンタ部15を制御するためのデータは、プリ
ンタドライバ55からプリンタ用送信データSptとして
出力され、プリンタ用送信バッファ57に一時的に保存
される。そして、当該プリンタ用送信バッファ57から
読み出されたプリンタ用送信データSptは、後述のリソ
ースマネージャ66における送信管理処理により後述の
ようにパケット化され、プリンタ用送信データSptであ
ることを示すID情報フラグが付加されてパラレルポー
トドライバ69を介して多機能周辺装置1に送信され、
プリンタ部15の動作が制御される。
【0066】このとき、上述のプリンタ制御部PRの動
作の前提として、後述のリモートセットアップ処理が実
行される。次に、上記ファクシミリ制御部FXの動作に
ついて説明する。
【0067】当該ファクシミリ制御部FXに含まれるフ
ァクシミリ用受信バッファ64は、多機能周辺装置1か
ら受信したデータから後述のリソースマネージャ66に
おける受信管理処理により振り分けられたファクシミリ
用受信データSfr(多機能周辺装置1のファクシミリ機
能部により電話回線24を介して受信した情報等を含
む。)を一時的に記憶し、ファクシミリドライバ63に
出力する。このファクシミリ用受信データSfrには、リ
ソースマネージャ66により当該ファクシミリ用受信デ
ータSfrであることを示すID情報フラグが付加されて
いる。そして、ファクシミリドライバ63はファクシミ
リ用受信データSfrに対して所定の処理を施してファク
シミリアプリケーション部62に出力し、例えば、ファ
クシミリ情報の送受信履歴を管理するログマネージャア
プリケーションプログラム等を出力してファクシミリ用
受信データSfrを外部記憶部33に格納させると共に、
必要に応じてディスプレイ34上に受信ログ等を表示さ
せる。
【0068】この他、ファクシミリアプリケーション部
62は、上述のスキャナアプリケーション部50におい
て取り込んだスキャナ用受信データSsrに含まれるスキ
ャナ部14で読み取られた情報をファクシミリ送信する
処理が選択されたときには、当該情報を外部記憶部33
から読み出して後述のファクシミリ用送信データSftと
して出力する。
【0069】一方、ファクシミリアプリケーション部6
2からファクシミリ機能を実行する場合に出力されるフ
ァクシミリ送信すべきデータ(上述のスキャナ部14で
読み取られた情報を含む。)及び制御データは、ファク
シミリドライバ63に入力され所定の処理が施されてフ
ァクシミリ用送信データSftとなり、ファクシミリ用送
信バッファ65に一時的に保存される。そして、当該フ
ァクシミリ用送信バッファ65から読み出されたファク
シミリ用送信データSftは、後述のリソースマネージャ
66における送信管理処理により後述のようにパケット
化され、ファクシミリ用送信データSftであることを示
すID情報フラグが付加されてパラレルポートドライバ
69を介して多機能周辺装置1に送信され、NCU19
等からなる多機能周辺装置1のファクシミリ機能部を介
してファクシミリ送信される。
【0070】このとき、上述のファクシミリ制御部FX
の動作の前提として、後述のリモートセットアップ処理
が実行される。また、当該リモートセットアップ処理に
おいて上記転送機能のために送信情報をRAM13に記
憶させるべく送信情報記憶機能が動作するように設定さ
れたときには、多機能周辺装置1は、当該送信情報をプ
リンタ部15を用いて記録すると共にRAM13に格納
し、外部の他のファクシミリ装置から当該送信情報の転
送を要求する要求信号が入力されたときには当該他のフ
ァクシミリ装置に対して送信情報の転送を行う。
【0071】次に、セットアップ制御部RMの動作につ
いて説明する。上述のように、セットアップ制御部RM
は、スキャナ制御部SC、プリンタ制御部PR及びファ
クシミリ制御部FXの動作に先立って、多機能周辺装置
1における種々の機能設定をパソコン30から遠隔的に
行うためのものである。この動作において、当該セット
アップ制御部RMに含まれるセットアップ用受信バッフ
ァ60は、多機能周辺装置1から受信したデータから後
述のリソースマネージャ66における受信管理処理によ
り振り分けられたセットアップ用受信データSrr(多機
能周辺装置1の機能設定における設定完了情報等を含
む。)を一時的に記憶し、リモートセットアップデータ
ドライバ59に出力する。このセットアップ用受信デー
タSrrには、リソースマネージャ66により当該セット
アップ用受信データSrrであることを示すID情報フラ
グが付加されている。そして、リモートセットアップデ
ータドライバ59はセットアップ用受信データSrrに基
づいて、後に例示する多機能周辺装置1における機能設
定のためのリモートセットアップ処理を行う。
【0072】一方、リモートセットアップ部58から出
力される、多機能周辺装置1における機能設定処理のた
めのデータは、リモートセットアップデータドライバ5
9からセットアップ用送信データSrtとして出力され、
セットアップ用送信バッファ61に一時的に保存され
る。そして、当該セットアップ用送信バッファ61から
読み出されたセットアップ用送信データSrtは、後述の
リソースマネージャ66における送信管理処理により後
述のようにパケット化され、セットアップ用送信データ
Srtであることを示すID情報フラグが付加されてパラ
レルポートドライバ69を介して多機能周辺装置1に送
信され、機能設定が行われる。
【0073】次に、上記夫々の制御部が動作する際の上
記リソースマネージャ66、受信バッファ67及びリソ
ースマネージャ用バッファ68の動作について説明す
る。始めに、本実施形態におけるパソコン30と多機能
周辺装置1との間のデータの授受の態様について概説す
る。本実施形態においては、パソコン30と多機能周辺
装置1との間でデータの授受を行う際、当該データは、
スキャナ部14用データ(スキャナ制御部SC関連)、
プリンタ部15用データ(プリンタ制御部PR関連)、
NCU19等からなるファクシミリ機能部用データ(フ
ァクシミリ制御部FX関連)並びに機能設定用データ
(セットアップ制御部RM関連)毎にパケット化され分
離されている。すなわち、一のパケットの中には一種類
のデータが含まれており、当該パケットの先頭には、夫
々のパケットに含まれるデータのデータ量及び当該デー
タの種類を示すID情報フラグ(スキャナ制御部SC関
連のデータ、プリンタ制御部PR関連のデータ、ファク
シミリ制御部FX関連のデータ又はセットアップ制御部
RM関連のデータのうち、いずれのデータであるかを示
すID情報フラグ)を記述したヘッダが付加されてい
る。
【0074】次に、リソースマネージャ66における受
信管理処理について説明する。リソースマネージャ66
は、多機能周辺装置1からのデータを受信する際には、
当該パケット化されているデータに対応して、パラレル
ポートドライバ69を介して受信され受信バッファ67
に一時的に記憶されている受信データSr におけるパケ
ット毎のヘッダの内容を識別し、当該記憶されている受
信データSr を上記スキャナ制御部SCに関連するスキ
ャナ用受信データSsr、プリンタ制御部PRに関連する
プリンタ用受信データSpr、ファクシミリ制御部FXに
関連するファクシミリ用受信データSfr及びセットアッ
プ制御部RMに関連するセットアップ用受信データSrr
に分割し、これらを時系列的に分離して出力する。この
受信管理処理の際、リソースマネージャ66は受信バッ
ファ67との間で管理メッセージSmrの授受を行い上記
受信管理処理を行う。
【0075】一方、リソースマネージャ66における送
信管理処理においては、上記各制御部から送信されてく
るスキャナ用送信データSst、プリンタ用送信データS
pt、ファクシミリ用送信データSft及びセットアップ用
送信データSrtを、夫々に所定のデータ量毎に分割して
パケット化し、当該リソースマネージャ66から夫々の
データのID情報フラグを管理メッセージSmtとして出
力することにより当該ID情報フラグをパケット毎にそ
のヘッダに記述し、夫々のパケットを時系列的に並べて
送信データSt としてパラレルポートドライバ69に出
力する。なお、この他にリソースマネージャ66は、必
要に応じてセットアップ制御部RMからの後述の要求信
号Sq を多機能周辺装置1に出力する。
【0076】上記のリソースマネージャ66の動作にお
いて、リソースマネージャ用バッファ68は、上記受信
管理処理時にリソースマネージャ66において必要なデ
ータを一時的に格納し、所定のタイミングでリソースマ
ネージャ66に出力する。
【0077】また、パラレルポートドライバ69は、上
記受信データSr を多機能周辺装置1から受信して受信
バッファ67に出力すると共に、上記送信データSt を
多機能周辺装置1に出力する。
【0078】上述のように、リソースマネージャ66に
おいてパケット化されたデータに対して送信管理処理及
び受信管理処理を行うことにより、例えば、ファクシミ
リ機能部とスキャナ部14又はプリンタ部15とを同時
に(実際には時分割的に)動作させることができ、従っ
て、多機能周辺装置1において、例えば、ファクシミリ
受信したデータをパソコン30に取り込みつつパソコン
30から出力したデータをプリントアウトするという同
時動作が可能となるのである。 (IV)パソコンにおける制御処理の実施形態 次に、上記構成を有するパソコン30における多機能周
辺装置1の制御処理の全体動作について、図5を用いて
説明する。
【0079】図5にそのフローチャートを示すように、
パソコン30における多機能周辺装置1の制御処理は、
当該パソコン30に多機能周辺装置1が接続されると、
始めに、上記リソースマネージャ66が起動される(ス
テップS1)。このリソースマネージャ66は、パソコ
ン60の制御における基本プログラムであるOS(オペ
レーティングシステム)が立ち上ったときに自動的に起
動される。なお、図4に示す各ドライバが起動されたと
きに、リソースマネージャ66が動作していなければ各
ドライバによっても起動される。
【0080】なお、リソースマネージャ66の起動後
は、当該リソースマネージャ66を示すアイコンが現在
当該リソースマネージャ66が起動しているものとして
ディスプレイ34に表示され、当該リソースマネージャ
66の動作を停止したいときには、当該アイコンをクリ
ック処理することにより動作停止させることができる。
【0081】リソースマネージャ66が起動されると
(ステップS1)、その起動がインストール直後の起動
であるときには、次に、リモートセットアップ部58を
含むセットアップ制御部RMが起動され(ステップS
2)、当該セットアップ制御部RMにより多機能周辺装
置1において情報処理を実行するための当該多機能周辺
装置1の機能設定(上記リモートセットアップ処理)が
実行される(ステップS3)。なお、この機能設定は、
インストールした以降の任意のタイミングにおいても、
使用者がリモートセットアッププログラムを起動するこ
とにより適宜実行可能である。
【0082】この機能設定においては、始めに、多機能
周辺装置1において設定可能な機能(スキャナ部14の
解像度、ファクシミリ機能部における通信速度等)をパ
ソコン30に送信させるべく要求信号Sq がセットアッ
プ制御部RMから多機能周辺装置1に出力され、当該要
求信号Sq に対応して多機能周辺装置1から送信されて
きたデータに基づいて機能設定(リモートセットアップ
処理)のための設定画面が生成され、当該設定画面を用
いて機能設定を行うこととなる。
【0083】そして、機能設定が終了すると(ステップ
S3)、所望の情報処理(例えば、パソコン30におい
て作成した文書をプリンタ部15から記録出力したり、
当該文書をファクシミリ機能部を用いて外部に送信した
り、ファクシミリ機能部を用いて受信したデータを上記
ビューワーアプリケーションプログラム等を用いてディ
スプレイ34に表示して編集したり、スキャナ部14を
制御して情報を読み取る等)を実行し(ステップS
4)、必要に応じて使用者から処理の終了を指示された
ときは処理を終了することとなる。
【0084】なお、セットアップ制御部RM起動時(ス
テップS2)においては、リモートセットアップデータ
ドライバ59からリソースマネージャ66に対して多機
能周辺装置1との間でデータの授受を行なうことを可能
とするためにセットアップ用受信バッファ60とセット
アップ用送信バッファ61をRAM37上に確保するた
めのオープン指令を出力し、また、そのセットアップ動
作を終了するときにおいては、リソースマネージャ66
に対して、起動時に確保したRAM37上のセットアッ
プ用受信バッファ60とセットアップ用送信バッファ6
1を解放するためのクローズ指令を出力するようになっ
ている。これは、セットアップ用受信バッファ60とセ
ットアップ用送信バッファ61が不要のとき(リモート
セットアップドライバ59が動作していないとき)ま
で、あえてRAM37上にメモリ領域を占有するのは好
ましくないことによる。
【0085】そして、このオープン指令に対して、リソ
ースマネージャ66は、多機能周辺装置1との間で通信
を実施可能な状態であることを確認した場合には、直ち
にセットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送
信バッファ61をRAM37上に確保するとともに、そ
の旨リモートセットアップデータドライバ59に通知す
る。その後、リモートセットアップデータドライバ59
とリソースマネージャ66とは、以下の手順を通して多
機能周辺装置1との間でコマンドデータを始めとする各
種データの授受が行なわれる。
【0086】すなわち、リモートセットアップデータド
ライバ59から多機能周辺装置1に対して送信すべきデ
ータがセットアップ用送信バッファ61に格納された後
に「送信データあり。」のセットアップ用メッセージM
r がリソースマネージャ66に出力され、これを受けた
リソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対してセ
ットアップ用送信バッファ61内の上記データを送信す
るとともに、多機能周辺装置1からデータを受信したと
きには、リソースマネージャ66が当該受信データをセ
ットアップ用受信バッファ60に格納した後に「受信デ
ータあり。」のセットアップ用メッセージMr をリモー
トセットアップデータドライバ59に出力して上記受信
のデータを取り込むように通知する。
【0087】ここで、リモートセットアップ処理用のセ
ットアップ用受信バッファ60とセットアップ用送信バ
ッファ61とセットアップ用メッセージMr とを用いた
上記処理は、ファクシミリ制御部FXにおいてのみ、フ
ァクシミリドライバ63が常に動作状態にあり、且つ、
ファクシミリ用受信バッファ64及びファクシミリ送信
用バッファ65が常時確保されている点を除いて、他の
制御部においても同様に行われる。すなわち、スキャナ
制御部SC、プリンタ制御部PR又はファクシミリ制御
部FXから多機能周辺装置1におけるスキャナ部14、
プリンタ部15又はNCU19等を含むファクシミリ機
能部を制御して動作させる場合には、夫々の制御部内の
ドライバからスキャナ用データとスキャナ用メッセージ
Ms 又はプリンタ用データとプリンタ用メッセージMp
或はファクシミリ用データとファクシミリ用メッセージ
Mf がリソースマネージャ66に出力され、これを受け
たリソースマネージャ66が多機能周辺装置1に対して
夫々の制御部に対応するパケットデータとして出力する
と共に、多機能周辺装置1から各制御部SC、PR及び
FXに対応するデータを受信した場合には、リソースマ
ネージャ66が当該受信データと各メッセージMs 、M
p 及びMf を夫々対応するドライバに出力することによ
りデータの授受が行なわれる。なお、ファクシミリドラ
イバ63ならびにファクシミリ用受信バッファ64及び
ファクシミリ送信用バッファ65が常に動作可能にある
のは、多機能周辺装置1からファクシミリ受信したデー
タを何時送ってくるかわからないので、常に待機するた
めである。 (V)情報読取処理及び保存処理の実施形態 次に、本発明に係るパソコン30におけるスキャナ部1
4を用いた情報読取処理及び読み取った情報の外部記憶
部33(主としてハードディスク)への保存処理につい
て、図6及び図7を用いて説明する。なお、図6は当該
読取処理及び保存処理を示す主としてスキャナアプリケ
ーション部50(より具体的には上記ビュワーアプリケ
ーションプログラム)等において実行される動作のフロ
ーチャートであり、図7は保存処理の際にディスプレイ
34上に表示される画面の一例である。
【0088】本発明においては、既にハードディスクに
格納(記憶)されている読取り情報等のファイルのう
ち、いずれかのファイルが追加可能状態(以下、当該追
加可能状態のことをアクティブ状態という。)とされ、
当該アクティブ状態とされているファイルに対して新た
にスキャナ部14において読み取られた情報が追加さ
れ、ハードディスク上に記憶される。例えば、いずれか
1つのファイルのみがオープンとされ当該ファイルの内
容(情報)がディスプレイ34上に表示されている場合
には、そのオープンされているファイルがアクティブ状
態(追加可能状態)とされる。また、図7に示すよう
に、ディスプレイ34上に複数のファイル70乃至72
がオープンされている場合には、その複数のファイルの
中でユーザーが選択している一つのファイル(通常、最
も手前側に表示されており、且つタイトルバー(夫々の
ファイルにおける上辺部分)の表示色が現在アクティブ
状態を示す色に切替っているファイル(図7に示す例で
は、ファイル72)がアクティブ状態(追加可能状態)
とされる。更に、ディスプレイ34上にオープンされて
いるファイルが一つもない場合、すなわち画面上にファ
イル内容が一つも表示されていない場合には現在アクテ
ィブ状態のファイルは登録されていないことになる。従
って、アクティブ状態のファイルがすでに登録されてい
る場合には、当該アクティブ状態のファイルに新たな読
取り情報が追加されるが、アクティブ状態のファイルが
登録されていない場合には、既存のファイルとは別に新
規ファイルが作成され、当該新規ファイルがアクティブ
状態のファイルとして登録されたのちに、新たな読取り
情報が格納されることになる。以下、その詳細を図6に
示すフローチャートに基づいて説明する。
【0089】図6に示すように、実施形態の読取処理及
び保存処理においては、始めに、パソコン30における
入力部においてスキャナ部14による情報の読み取りを
指示するスキャン指示が成されたか否かが判定される
(ステップS1)。そして、スキャン指示が成されてい
ないときは(ステップS1;NO)成されるまで待機
し、スキャン指示が成されたときは(ステップS1;Y
ES)、次に、アクティブ状態のファイルが存在してい
るか否か(パソコン上で当該ファイルがアクティブ状態
であることが登録されているか否か)が判定される(ス
テップS2)。ステップS2においては、既存のファイ
ル(過去において読み取られた情報により構成されてい
るファイル)の内の一つのファイルがアクティブ状態と
されているか否か(すなわち、そのファイルに対応して
新しく読み取った情報を追加する旨が指示されており、
当該ファイルに含まれている情報がディスプレイ34上
に表示されていると共に、当該ファイルにおける所定の
フラグ等が情報を追加可能である旨のフラグに変更され
ているか否か)が判定される。そして、ステップS2の
判定において、アクティブ状態のファイルが存在してい
るときは(ステップS2;YES)、次に、スキャナ部
14における情報の読み取りを開始する(ステップS
3)。この動作は、具体的には、例えばビューワーアプ
リケーションプログラムの画面上に表示された「スキャ
ナ」アイコンをクリック処理することにより、スキャナ
ドライバ51を起動してスキャナ読取りを実行させる。
そして、読み取られた情報を多機能周辺装置1からパソ
コン30に送信させ、ステップS2においてアクティブ
状態とされているファイルに送信されてきた情報を追加
して外部記憶部33に記憶し(ステップS4)、当該情
報が追加されたファイルに含まれている情報をディスプ
レイ34に表示して(ステップS5)、読取処理及び保
存処理を終了する。なお、ステップS5においてディス
プレイ34に表示する処理を行ったのち、新たな情報が
追加されているファイルの内容を多機能周辺装置1のフ
ァクシミリ機能部を介して外部に送信する等の処理を行
うこともできる。より具体的には、例えばビュワーアプ
リケーションプログラムの画面上に表示された「FAX
送信」アイコンをクリック処理することにより、ファク
シミリ制御部FXを介してファクシミリ送信させること
ができる。
【0090】一方、ステップS2における判定におい
て、アクティブ状態のファイルが存在していないとき
(すなわち、例えばファイル内容が1つも表示されてい
ないとき)は(ステップS2;NO)、次に、新たな読
取り情報を格納するためのファイルを既存のファイルと
は別に新規に作成するか否かが、パソコン30における
入力部からの指示に基づいて判定され(ステップS
6)、新規ファイルを作成しないとき(ステップS6;
NO)は、ユーザーにより指定された既存のファイルが
ディスプレイ34上に表示されると共にアクティブ状態
に変更されて登録され(ステップS7)、ステップS3
の処理に移行する。
【0091】ここで、ステップS7における登録処理に
ついて、より詳細には、例えば、既存のファイル(過去
に読み取られた情報を含むファイル)が一つのみである
ときはそのファイルに対応して新しく読み取った情報を
追加する旨の指示が成され、当該指示が成されたファイ
ルにおける所定のフラグ等が情報を追加可能である旨の
フラグ等に変更されると共に、当該既存のファイルがオ
ープンされてアクティブ状態のファイルとしてディスプ
レイ34上に表示される。
【0092】また、既存のファイルが複数存在する場合
には、予めそのファイルリストを表示させ、その中から
使用者が選択したファイルあるいはディスプレイ上に既
存のファイル内容を順に表示させ、その中から使用者が
選択したファイルが新たに情報が追加されるファイルで
あるとしてそのフラグ等が変更され、アクティブ状態の
ファイルとして登録される。
【0093】一方、いずれのファイルもオープンされて
おらず、ディスプレイ34上に1つも表示されていない
とき、すなわち、アクティブ状態として登録されている
ファイルが存在しない場合に、新規のファイルを作成す
る旨の指示がなされたときは(ステップS6;YE
S)、次に、既存のファイルとは別に新規のファイル
(何等情報が含まれていないファイル)を作成し(ステ
ップS8)、当該作成したファイルのフラグ等を変更し
てアクティブ状態のファイルとして登録し(ステップS
9)、ステップS3の処理に移行する。
【0094】なお、上記実施形態においては、ディスプ
レイ34上にオープンされているファイルが1つもない
場合、すなわち、アクティブ状態のファイルとして登録
されているファイルが存在しない状態でスキャン指示が
実行された場合、予め、使用者に新規にファイルを作成
すべきか否かを確認し(ステップS6)、新規に作成し
ない場合には(ステップS6;NO)、既存のファイル
の中から選択したファイルをアクティブ状態のファイル
として登録したのちに、新たな読取り情報を追加するよ
うにし、新規にファイルを作成する旨の指示があった場
合のみ、新規ファイルを作成して新たな読取り情報を格
納するうようにしたものであるが、これに限らず、例え
ばアクティブ状態のファイルとして登録されているファ
イルがない場合には、直ちに、新規ファイルを作成する
ようにしてもよい。すなわち、ステップS6、S7の処
理を省いてもよい。
【0095】以上説明したように、実施形態の読取処理
及び保存処理によれば、既に読み取られた情報が含まれ
ているファイル内に新たな情報を追加格納させることが
できるので、古い情報と新しい情報を一つのファイル内
に格納させ、且つ、一つのファイルとして取り扱うこと
ができる。
【0096】また、複数の情報を一のファイル内に格納
することができるので、ファイルの数が不必要に増える
ことがなく、その後の処理、例えばファクシミリ送信等
の処理を行なう場合に好都合となる。
【0097】更に、ファイル型式で情報が記憶されるの
で、相互に関連のある情報を一のファイルとして取り扱
うことができる。更にまた、アクティブ状態とすべきフ
ァイルに含まれている情報をディスプレイ34上に表示
することにより当該ファイルをアクティブ状態とするの
で、アクティブ状態となっているファイルを容易に認識
しつつ追加記憶処理を行うことができる。
【0098】なお、上記の実施形態では、スキャナ部1
4を用いて読み取った情報をファイルに追加する場合に
ついて説明したが、これに限らず、多機能周辺装置1の
ファクシミリ機能部により受信した情報を、既存のファ
イルをアクティブ状態に変更してその中に格納するよう
に構成することもできる。この場合には、スキャナ部1
4で読み取った情報とファクシミリ情報として受信した
情報とを一つのファイルとして取り扱うこともできるこ
ととなる。
【0099】更に、同じスキャナ部14において読み取
られた情報であって、異なる解像度で読み取られた複数
の情報を一つのファイルとして、外部にファクシミリ情
報として送信する等の処理を行うこともできる。この場
合、必要に応じて解像度変換をすることは勿論である。
【0100】更にまた、上記実施形態を行うためのアプ
リケーションプログラムは、フレキシブルディスク41
又はCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory )
等の記録媒体に記録させておくことができるので、パソ
コン30に限らず、アプリケーションプログラムが実行
可能なコンピュータであれば、いずれのコンピュータを
用いても本発明を適用することができる。
【0101】また、上記実施形態はスキャナ部14、プ
リンタ部15又はNCU19等からなるファクシミリ機
能部を一体に備えた多機能周辺装置1を対象とした実施
形態であって、スキャナ部14等の機能を周辺装置とし
て一元的にパソコン30から管理するようにした実施形
態であるが、これに限らず、スキャナ部等又はファクシ
ミリ機能部等を単体として含んだ情報処理装置に対して
も本発明を適用することができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、情報区分毎に情報を記憶後に、いずれか
の情報区分を情報の追加が可能な追加可能状態に変更
し、追加可能状態に変更された情報区分内に情報読取手
段により新たに読み取られた他の情報を追加記憶させる
ので、既に情報が記憶されている情報区分内に新たな情
報を追加記憶させることができ、古い情報と新しい情報
を一つの情報区分内に記憶させ、且つ、一つの情報区分
として取り扱うことができる。
【0103】また、複数の情報を一の情報区分内に格納
することができるので、情報区分の数が不必要に増える
ことがない。従って、情報読取手段により読み取られた
情報であって、相互に関連のある古い情報と新しい情報
等を一纏めにして取り扱うことができると共に情報区分
数を最小限にできるので、情報処理装置における利便性
が向上する。
【0104】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、追加記憶制御手段が、い
ずれの情報区分も追加可能状態とされていないときは、
新たに読み取られた他の情報を新たな情報区分内に記憶
させるので、いずれの情報区分も追加可能状態でないと
きでも、他の情報を確実に記憶媒体上の情報区分内に記
憶させることができる。
【0105】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、他の情報取得手段
がファクシミリ手段であるので、電話回線を介して送信
されてきた情報を情報区分内に追加記憶させることがで
きる。
【0106】従って、電話回線を介して夫々送信されて
きた相互に関連のある古い情報と新しい情報等を一纏め
にして取り扱うことができる。請求項4に記載の発明に
よれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の
効果に加えて、情報区分がファイル区分であるので、相
互に関連のある情報同士を一纏まりとして取り扱うこと
ができる。
【0107】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、変更手段が、少なくとも
追加可能状態とすべきファイル区分に含まれている情報
を表示手段に表示することにより当該ファイル区分を追
加可能状態とすると共に、追加記憶制御手段が、追加可
能状態とされているファイル区分内に新たに読み取られ
た他の情報を追加記憶するので、追加可能状態となって
いるファイルを容易に認識しつつ追加記憶処理を行うこ
とができる。
【0108】請求項6に記載の記録媒体に記録された情
報処理用制御プログラムによれば、情報区分毎に情報を
記憶後に、いずれかの情報区分を情報の追加が可能な追
加可能状態に変更し、追加可能状態に変更された情報区
分内に情報読取手段により新たに読み取られた他の前記
情報を追加記憶させるので、既に情報が記憶されている
情報区分内に新たな情報を追加記憶させることができ、
古い情報と新しい情報を一つの情報区分内に記憶させ、
且つ、一つの情報区分として取り扱うことができる。
【0109】また、複数の情報を一の情報区分内に格納
することができるので、情報区分の数が不必要に増える
ことがない。従って、情報読取手段により読み取られた
情報であって、相互に関連のある古い情報と新しい情報
等を一纏めにして取り扱うことができる共に、情報区分
数を最小限にできるので、情報処理装置における利便性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理装置の全体構成を示す外観図である。
【図2】多機能周辺装置の内部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】パソコンの内部の概要構成を示すブロック図で
ある。
【図4】パソコンの機能構成を示すブロック図である。
【図5】多機能周辺装置の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図6】読取処理及び保存処理の実施形態を示すフロー
チャートである。
【図7】複数のファイルが表示されている状態の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1…多機能周辺装置 2…操作パネル 3…カセット装着部 4…原稿台 4A…検出部 5…記録用紙カセット 6、142…本体 10、36…CPU 11、39…ROM 12…EEPROM 13、37…RAM 14…スキャナ部 15…プリンタ部 16、38…インターフェース部 17…接続ケーブル 18…受話器 19…NCU 20…モデム部 21…アンプ 22…スピーカ 23、40…バス 24…電話回線 30…パソコン 31…キーボード 32…マウス 33…外部記憶部 33A…フレキシブルディスクドライブ装置 34…ディスプレイ 35…画像処理部 41…フレキシブルディスク 50…スキャナアプリケーション部 51…スキャナドライバ 52…スキャナ用受信バッファ 53…スキャナ用送信バッファ 54…プリンタアプリケーション部 55…プリンタドライバ 56…プリンタドライバ用受信バッファ 57…プリンタドライバ用送信バッファ 58…リモートセットアップ部 59…リモートセットアップデータドライバ 60…セットアップ用受信バッファ 61…セットアップ用送信バッファ 62…ファクシミリアプリケーション部 63…ファクシミリドライバ 64…ファクシミリ用受信バッファ 65…ファクシミリ用送信バッファ 66…リソースマネージャ 67…受信バッファ 68…リソースマネージャ用バッファ 69…パラレルポートドライバ 70、71、72…ファイル S…情報処理装置 SC…スキャナ制御部 PR…プリンタ制御部 RM…セットアップ制御部 FX…ファクシミリ制御部 Ssr…スキャナ用受信データ Sst…スキャナ用送信データ Spr…プリンタ用受信データ Spt…プリンタ用送信データ Srr…セットアップ用受信データ Srt…セットアップ用送信データ Sfr…ファクシミリ用受信データ Sft…ファクシミリ用送信データ Smr、Smt…管理メッセージ Sr …受信データ St …送信データ Sq …要求信号 Ms …スキャナ用メッセージ Mp …プリンタ用メッセージ Mr …セットアップ用メッセージ Mf …ファクシミリ用メッセージ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を取得する情報取得手段として、情
    報を読み取る情報読取手段を少なくとも備えた情報処理
    装置において、 前記読み取られた情報又は他の前記情報取得手段により
    取得された前記情報を予め設定された所定の情報区分毎
    に記憶媒体に記憶させる記憶制御手段と、 前記情報を記憶後に、いずれかの前記情報区分を情報の
    追加が可能な追加可能状態に変更する変更手段と、 前記追加可能状態に変更された情報区分内に、少なくと
    も前記情報読取手段により新たに読み取られた他の前記
    情報を追加記憶させる追加記憶制御手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 前記追加記憶制御手段は、いずれの前記情報区分も前記
    追加可能状態とされていないときは、前記情報読取手段
    によって新たに読み取られた他の前記情報を前記記憶媒
    体上の新たな前記情報区分内に記憶させることを特徴と
    する情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の情報処理装置に
    おいて、 他の前記情報取得手段は、外部から送信されてきた情報
    を受信するファクシミリ手段であることを特徴とする情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    情報処理装置において、 前記情報区分は、ファイル区分であることを特徴とする
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の情報処理装置におい
    て、 前記変更手段は、少なくとも前記追加可能状態とすべき
    前記ファイル区分に含まれている前記情報を表示手段に
    表示することにより当該ファイル区分を前記追加可能状
    態とすると共に、 前記追加記憶制御手段は、前記追加可能状態とされてい
    る前記ファイル区分内に前記情報読取手段により新たに
    読み取られた他の前記情報を追加記憶することを特徴と
    する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 情報を取得する情報取得手段として、情
    報を読み取る情報読取手段を少なくとも備えると共に、
    少なくとも前記読み取られた情報を記憶する記憶媒体
    と、前記情報読取手段及び前記情報取得手段を制御する
    コンピュータとを備えた情報処理装置における当該コン
    ピュータにおいて実行される情報処理用制御プログラム
    が記録された記録媒体であって、 前記コンピュータを、 前記読み取られた情報又は他の前記情報取得手段により
    取得された前記情報を予め設定された所定の情報区分毎
    に前記記憶媒体に記憶させる記憶制御手段、 前記情報を記憶後に、いずれかの前記情報区分を情報の
    追加が可能な追加可能状態に変更する変更手段、及び、 前記追加可能状態に変更された情報区分内に、少なくと
    も前記情報読取手段により新たに取得された他の前記情
    報を追加記憶させる追加記憶制御手段、 として機能させるための前記情報処理用制御プログラム
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
JP8276723A 1996-10-18 1996-10-18 情報処理装置及び情報処理用制御プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH10126596A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004531A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Sharp Corp 複合機及びプリントコンテナを変更する方法
US8213037B2 (en) 2007-12-20 2012-07-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Multifunctional peripheral print container modification
JP2015210768A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 キヤノン株式会社 管理装置、コンピュータプログラム、管理方法

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JP2010004531A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Sharp Corp 複合機及びプリントコンテナを変更する方法
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