JP2876296B2 - バン型荷台 - Google Patents
バン型荷台Info
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- JP2876296B2 JP2876296B2 JP22320195A JP22320195A JP2876296B2 JP 2876296 B2 JP2876296 B2 JP 2876296B2 JP 22320195 A JP22320195 A JP 22320195A JP 22320195 A JP22320195 A JP 22320195A JP 2876296 B2 JP2876296 B2 JP 2876296B2
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- JP
- Japan
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- press
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バン型荷台に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右サイドパネルの上縁部に、内
外壁およびこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第
1連結枠部材が設けられ、ルーフパネルの左右両縁部
に、上下壁およびこれらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を
有する第2連結枠部材が設けられ、第1連結枠部材と第
2連結枠部材とが連結されているバン型荷台は、従来よ
りが知られている。従来のバン型荷台では、第1連結枠
部材の内壁上縁から内方にのびる水平突出部が設けら
れ、この水平突出部と第2連結枠部材の下壁とがシール
材を介して重ね合わせられ、約300mmピッチでボル
ト・ナットにより接合されていた。
外壁およびこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第
1連結枠部材が設けられ、ルーフパネルの左右両縁部
に、上下壁およびこれらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を
有する第2連結枠部材が設けられ、第1連結枠部材と第
2連結枠部材とが連結されているバン型荷台は、従来よ
りが知られている。従来のバン型荷台では、第1連結枠
部材の内壁上縁から内方にのびる水平突出部が設けら
れ、この水平突出部と第2連結枠部材の下壁とがシール
材を介して重ね合わせられ、約300mmピッチでボル
ト・ナットにより接合されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバン型荷台
では、シール材の塗布不良や劣化により雨仕舞いに不具
合が出るという問題や、ボルト・ナットによる接合作業
における位置合わせやボルト締めが困難なため組立てに
時間がかかるという問題があった。
では、シール材の塗布不良や劣化により雨仕舞いに不具
合が出るという問題や、ボルト・ナットによる接合作業
における位置合わせやボルト締めが困難なため組立てに
時間がかかるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、雨仕舞いを改善し、か
つ組立て工数を削減することができるバン型荷台を提供
することにある。
つ組立て工数を削減することができるバン型荷台を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるバ
ン型荷台は、左右サイドパネルの上縁部に、内外壁およ
びこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第1連結枠
部材が設けられ、ルーフパネルの左右両縁部に、上下壁
およびこれらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を有する第2
連結枠部材が設けられ、第1連結枠部材と第2連結枠部
材とが連結されているバン型荷台において、第1連結枠
部材の内壁に、第2連結枠部材の下壁を受ける内方突出
部が設けられ、第2連結枠部材に、上壁の外縁より外方
にのびかつ先端部が第1連結枠部材の外壁の上縁部に外
側から当接する延長壁が設けられ、延長壁の先端部の内
面および第1連結枠部材の外壁の上縁部の外面にそれぞ
れ連結ピン圧入孔形成用溝が設けられ、これら2つの溝
によって連結ピン圧入孔が形成されており、延長壁の先
端部と第1連結枠部材の外壁とのいずれか一方に嵌合凸
部が、同他方に嵌合凹部が設けられており、嵌合凸部と
嵌合凹部とが嵌め合わせられるとともに、連結ピン圧入
孔に連結ピンが圧入されており、連結ピン圧入孔形成用
溝に、連結ピン圧入時の圧入抵抗を減少させるための切
欠きが設けられていることを特徴とするものである。
ン型荷台は、左右サイドパネルの上縁部に、内外壁およ
びこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第1連結枠
部材が設けられ、ルーフパネルの左右両縁部に、上下壁
およびこれらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を有する第2
連結枠部材が設けられ、第1連結枠部材と第2連結枠部
材とが連結されているバン型荷台において、第1連結枠
部材の内壁に、第2連結枠部材の下壁を受ける内方突出
部が設けられ、第2連結枠部材に、上壁の外縁より外方
にのびかつ先端部が第1連結枠部材の外壁の上縁部に外
側から当接する延長壁が設けられ、延長壁の先端部の内
面および第1連結枠部材の外壁の上縁部の外面にそれぞ
れ連結ピン圧入孔形成用溝が設けられ、これら2つの溝
によって連結ピン圧入孔が形成されており、延長壁の先
端部と第1連結枠部材の外壁とのいずれか一方に嵌合凸
部が、同他方に嵌合凹部が設けられており、嵌合凸部と
嵌合凹部とが嵌め合わせられるとともに、連結ピン圧入
孔に連結ピンが圧入されており、連結ピン圧入孔形成用
溝に、連結ピン圧入時の圧入抵抗を減少させるための切
欠きが設けられていることを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明によるバン型荷台は、左右
サイドパネルの上縁部に、内外壁およびこれらの上縁部
同士をつなぐ頂壁を有する第1連結枠部材が設けられ、
ルーフパネルの左右両縁部に、上下壁およびこれらの外
縁部同士をつなぐ垂直壁を有する第2連結枠部材が設け
られ、第1連結枠部材と第2連結枠部材とが連結されて
いるバン型荷台において、第1連結枠部材の内壁に、第
2連結枠部材の下壁を受ける内方突出部が設けられ、第
2連結枠部材に、上壁の外縁より外方にのびかつ先端部
が第1連結枠部材の外壁の上縁部に外側から当接する延
長壁が設けられ、延長壁の先端部の内面および第1連結
枠部材の外壁の上縁部の外面にそれぞれ連結ピン圧入孔
形成用溝が設けられ、これら2つの溝によって連結ピン
圧入孔が形成されており、延長壁の先端部と第1連結枠
部材の外壁とのいずれか一方に嵌合凸部が、同他方に嵌
合凹部が設けられており、嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌め
合わせられるとともに、連結ピン圧入孔に連結ピンが圧
入されており、連結ピン圧 入孔の横断面が、非円形とさ
れていることを特徴とするものである。
サイドパネルの上縁部に、内外壁およびこれらの上縁部
同士をつなぐ頂壁を有する第1連結枠部材が設けられ、
ルーフパネルの左右両縁部に、上下壁およびこれらの外
縁部同士をつなぐ垂直壁を有する第2連結枠部材が設け
られ、第1連結枠部材と第2連結枠部材とが連結されて
いるバン型荷台において、第1連結枠部材の内壁に、第
2連結枠部材の下壁を受ける内方突出部が設けられ、第
2連結枠部材に、上壁の外縁より外方にのびかつ先端部
が第1連結枠部材の外壁の上縁部に外側から当接する延
長壁が設けられ、延長壁の先端部の内面および第1連結
枠部材の外壁の上縁部の外面にそれぞれ連結ピン圧入孔
形成用溝が設けられ、これら2つの溝によって連結ピン
圧入孔が形成されており、延長壁の先端部と第1連結枠
部材の外壁とのいずれか一方に嵌合凸部が、同他方に嵌
合凹部が設けられており、嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌め
合わせられるとともに、連結ピン圧入孔に連結ピンが圧
入されており、連結ピン圧 入孔の横断面が、非円形とさ
れていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0008】図1は、アルミニウム製バン型荷台(1) を
有するバン型車を示しており、図2は、左サイドパネル
(2) とルーフパネル(3) との連結部を示している。
有するバン型車を示しており、図2は、左サイドパネル
(2) とルーフパネル(3) との連結部を示している。
【0009】図1および図2に示すように、バン型荷台
(1) は、左右サイドパネル(2)(2)、ルーフパネル(3) 、
フロントパネル(4) およびリヤドア(5) を備えている。
(1) は、左右サイドパネル(2)(2)、ルーフパネル(3) 、
フロントパネル(4) およびリヤドア(5) を備えている。
【0010】サイドパネル(2) およびルーフパネル(3)
は、それぞれ、表面板(6)(8)とこの内面に設けられた補
強材(7)(9)とよりなる。サイドパネル(2) の上縁には、
押出形材製アッパーサイドレール(以下これを第1連結
枠部材という)(11)が設けられており、ルーフパネル
(3) の左右両縁には、押出形材製左右ルーフレール(以
下これを第2連結枠部材という)(31)が設けられてい
る。
は、それぞれ、表面板(6)(8)とこの内面に設けられた補
強材(7)(9)とよりなる。サイドパネル(2) の上縁には、
押出形材製アッパーサイドレール(以下これを第1連結
枠部材という)(11)が設けられており、ルーフパネル
(3) の左右両縁には、押出形材製左右ルーフレール(以
下これを第2連結枠部材という)(31)が設けられてい
る。
【0011】第1連結枠部材(11)は、横断面略逆U字状
で、内外壁(13)(14)およびこれらの上縁部同士をつなぐ
頂壁(12)よりなる。内外壁(13)(14)の間に、サイドパネ
ル(2) の補強材(7) の上端部が挿入されて、リベット(2
2)により固定されている。内壁(13)には、上縁部に上側
の内方突出部(15)が、これより少し下に下側の内方突出
部(17)がそれぞれ水平状に設けられている。下側の内方
突出部(17)に、天井内装材(24)の左右縁部が受け止めら
れている。内壁(13)の下縁には、横断面逆U字状の内装
材嵌入部(18)が設けられており、これに左右内装材(23)
の上端部が嵌め入れられている。外壁(14)の上縁部(14
a) は、外壁(14)の他の部分より内方に凹んでおり、こ
の上縁部(14a) の外面には、横断面半円形の連結ピン圧
入孔形成用溝(16)が設けられている。外壁(14)の上縁部
(14a) とこれより下の部分との間に形成された水平段部
に、上方に突出した凸条(嵌合凸部)(19)が設けられて
いる。外壁(14)の下縁部分にサイドパネル(2) の表面板
(6) の上縁部がリベット(22)により固定されている。
で、内外壁(13)(14)およびこれらの上縁部同士をつなぐ
頂壁(12)よりなる。内外壁(13)(14)の間に、サイドパネ
ル(2) の補強材(7) の上端部が挿入されて、リベット(2
2)により固定されている。内壁(13)には、上縁部に上側
の内方突出部(15)が、これより少し下に下側の内方突出
部(17)がそれぞれ水平状に設けられている。下側の内方
突出部(17)に、天井内装材(24)の左右縁部が受け止めら
れている。内壁(13)の下縁には、横断面逆U字状の内装
材嵌入部(18)が設けられており、これに左右内装材(23)
の上端部が嵌め入れられている。外壁(14)の上縁部(14
a) は、外壁(14)の他の部分より内方に凹んでおり、こ
の上縁部(14a) の外面には、横断面半円形の連結ピン圧
入孔形成用溝(16)が設けられている。外壁(14)の上縁部
(14a) とこれより下の部分との間に形成された水平段部
に、上方に突出した凸条(嵌合凸部)(19)が設けられて
いる。外壁(14)の下縁部分にサイドパネル(2) の表面板
(6) の上縁部がリベット(22)により固定されている。
【0012】第2連結枠部材(31)は、水平状の上壁(33)
と、第1連結枠部材(11)の上側の内方突出部(15)に支持
された水平状の下壁(34)と、上壁(33)と下壁(34)とを連
結する垂直壁(32)と、上壁(33)の外縁部よりさらに外向
きかつ下向きにのびており先端部が第1連結枠部材(11)
の外壁(14)の上縁部(14a) に外側から当接している延長
壁(35)とよりなる。第2連結枠部材(31)の上下壁(33)(3
4)の間にルーフパネル(3) の補強材(9) の左右縁部が挿
入されて、リベット(22)により固定されている。
と、第1連結枠部材(11)の上側の内方突出部(15)に支持
された水平状の下壁(34)と、上壁(33)と下壁(34)とを連
結する垂直壁(32)と、上壁(33)の外縁部よりさらに外向
きかつ下向きにのびており先端部が第1連結枠部材(11)
の外壁(14)の上縁部(14a) に外側から当接している延長
壁(35)とよりなる。第2連結枠部材(31)の上下壁(33)(3
4)の間にルーフパネル(3) の補強材(9) の左右縁部が挿
入されて、リベット(22)により固定されている。
【0013】第2連結枠部材(31)の延長壁(35)の先端部
は厚肉とされており、その内面には、横断面半円形の連
結ピン圧入孔形成用溝(36)が設けられている。この溝(3
6)は、第1連結枠部材(11)の外壁(14)の上縁部(14a) に
設けられた横断面半円形の連結ピン圧入孔形成用溝(16)
に対向しており、これらの溝(16)(36)により横断面円形
の連結ピン圧入孔(30)が形成されている。延長壁(35)の
下端部の下面には、横断面略逆U字状の嵌合凹部(39)が
設けられている。この嵌合凹部(39)が、第1連結枠部材
(11)の凸条(19)と嵌め合わせられている。嵌合凹部(39)
と凸条(19)とが嵌め合わせられた状態で、第2連結枠部
材(31)の延長壁(35)の外面と第1連結枠部材(11)の外壁
(14)の外面とが面一となされている。
は厚肉とされており、その内面には、横断面半円形の連
結ピン圧入孔形成用溝(36)が設けられている。この溝(3
6)は、第1連結枠部材(11)の外壁(14)の上縁部(14a) に
設けられた横断面半円形の連結ピン圧入孔形成用溝(16)
に対向しており、これらの溝(16)(36)により横断面円形
の連結ピン圧入孔(30)が形成されている。延長壁(35)の
下端部の下面には、横断面略逆U字状の嵌合凹部(39)が
設けられている。この嵌合凹部(39)が、第1連結枠部材
(11)の凸条(19)と嵌め合わせられている。嵌合凹部(39)
と凸条(19)とが嵌め合わせられた状態で、第2連結枠部
材(31)の延長壁(35)の外面と第1連結枠部材(11)の外壁
(14)の外面とが面一となされている。
【0014】左右サイドパネル(2) とルーフパネル(3)
とは、次のようにして連結されている。
とは、次のようにして連結されている。
【0015】第1連結枠部材(11)が固定された左右サイ
ドパネル(2) をバン型荷台(1) の床に先に固定しておい
てから、第2連結枠部材(31)が固定されたルーフパネル
(3)をサイドパネル(3) の上から落とし込む。そして、
第1連結枠部材(11)の上側の内方突出部(15)に第2連結
枠部材(31)の下壁(34)の左半部を載せて、第2連結枠部
材(31)の延長壁(35)の嵌合凹部(39)を、第1連結枠部材
(11)の外壁(14)の凸条(19)に嵌め合わせる。このさい、
外壁(14)の外縁部(14a) の連結ピン圧入孔形成用溝(16)
と延長壁(35)の連結ピン圧入孔形成用溝(36)とにより、
横断面円形の連結ピン圧入孔(30)が形成される。そこ
で、連結ピン圧入孔(30)に連結ピン(21)を圧入する。連
結ピン(21)の圧入は、少なくとも連結ピン圧入孔(30)の
両端部分において行われ、好ましくは、連結ピン圧入孔
(30)の全長にわたって行われる。連結ピン(21)を圧入し
たとき、第2連結枠部材(31)の延長壁(35)は外向きに力
を受けるが、この力は嵌合凹凸部(19)(39)により受けら
れ、サイドパネル(2) とルーフパネル(3) とが強固に接
合される。したがって、嵌合凹凸部(19)(39)からの雨の
吹上げが防止される。
ドパネル(2) をバン型荷台(1) の床に先に固定しておい
てから、第2連結枠部材(31)が固定されたルーフパネル
(3)をサイドパネル(3) の上から落とし込む。そして、
第1連結枠部材(11)の上側の内方突出部(15)に第2連結
枠部材(31)の下壁(34)の左半部を載せて、第2連結枠部
材(31)の延長壁(35)の嵌合凹部(39)を、第1連結枠部材
(11)の外壁(14)の凸条(19)に嵌め合わせる。このさい、
外壁(14)の外縁部(14a) の連結ピン圧入孔形成用溝(16)
と延長壁(35)の連結ピン圧入孔形成用溝(36)とにより、
横断面円形の連結ピン圧入孔(30)が形成される。そこ
で、連結ピン圧入孔(30)に連結ピン(21)を圧入する。連
結ピン(21)の圧入は、少なくとも連結ピン圧入孔(30)の
両端部分において行われ、好ましくは、連結ピン圧入孔
(30)の全長にわたって行われる。連結ピン(21)を圧入し
たとき、第2連結枠部材(31)の延長壁(35)は外向きに力
を受けるが、この力は嵌合凹凸部(19)(39)により受けら
れ、サイドパネル(2) とルーフパネル(3) とが強固に接
合される。したがって、嵌合凹凸部(19)(39)からの雨の
吹上げが防止される。
【0016】左右サイドパネル(2) とルーフパネル(3)
との連結は、シール材を使用しないものであるから、シ
ール材の塗布不良や劣化等によって、雨仕舞いの不具合
が生じることはない。しかも、ボルト・ナットを使用し
ない連結であるので、位置合わせやボルト締めなどの面
倒な作業を行う必要がない。
との連結は、シール材を使用しないものであるから、シ
ール材の塗布不良や劣化等によって、雨仕舞いの不具合
が生じることはない。しかも、ボルト・ナットを使用し
ない連結であるので、位置合わせやボルト締めなどの面
倒な作業を行う必要がない。
【0017】図3は、連結ピン圧入孔(40)の変形例を示
すもので、外壁(14)の外縁部(14a)の横断面半円形の連
結ピン圧入孔形成用溝(41)および延長壁(35)の横断面半
円形の連結ピン圧入孔形成用溝(42)の各底面に、溝(41)
(42)の長さ方向にのびる接触面積低減用の横断面方形の
切欠き(43)を3つずつ設けたものである。これにより、
連結ピン(21)を連結ピン圧入孔(40)に圧入するときの力
が小さくて済む。
すもので、外壁(14)の外縁部(14a)の横断面半円形の連
結ピン圧入孔形成用溝(41)および延長壁(35)の横断面半
円形の連結ピン圧入孔形成用溝(42)の各底面に、溝(41)
(42)の長さ方向にのびる接触面積低減用の横断面方形の
切欠き(43)を3つずつ設けたものである。これにより、
連結ピン(21)を連結ピン圧入孔(40)に圧入するときの力
が小さくて済む。
【0018】連結ピン圧入孔は、連結ピン(21)の断面と
同じ形状、すなわち円形に限られるものではない。図4
は、その一例を示すもので、連結ピン圧入孔形成用溝(5
1)(52)がいずれも横断面三角形とされており、これによ
り横断面ひし形の連結ピン圧入孔(50)が形成されてい
る。連結ピン圧入孔(50)と連結ピン(51)との接触は、横
断面において4点接触となり、連結ピン(21)を連結ピン
圧入孔(50)に圧入するときの力が小さくて済む。
同じ形状、すなわち円形に限られるものではない。図4
は、その一例を示すもので、連結ピン圧入孔形成用溝(5
1)(52)がいずれも横断面三角形とされており、これによ
り横断面ひし形の連結ピン圧入孔(50)が形成されてい
る。連結ピン圧入孔(50)と連結ピン(51)との接触は、横
断面において4点接触となり、連結ピン(21)を連結ピン
圧入孔(50)に圧入するときの力が小さくて済む。
【0019】
【発明の効果】請求項1および2の発明のバン型荷台に
よると、嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌め合わせられるとと
もに、連結ピン圧入孔に連結ピンが圧入されているの
で、シール材およびボルト締めが共に不要となり、組み
立て工数が削減される。また、シール材を使用しないの
で、シール材の塗布不良や劣化等によって、雨仕舞いの
不具合が生じることもない。さらにまた、連結ピンを連
結ピン圧入孔に圧入するときの力が小さくて済む。
よると、嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌め合わせられるとと
もに、連結ピン圧入孔に連結ピンが圧入されているの
で、シール材およびボルト締めが共に不要となり、組み
立て工数が削減される。また、シール材を使用しないの
で、シール材の塗布不良や劣化等によって、雨仕舞いの
不具合が生じることもない。さらにまた、連結ピンを連
結ピン圧入孔に圧入するときの力が小さくて済む。
【図1】この発明によるバン型荷台を有するバン型車を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】この発明によるバン型荷台の要部を示す拡大垂
直断面図である。
直断面図である。
【図3】ピン圧入孔の変形例を示す拡大垂直断面図であ
る。
る。
【図4】ピン圧入孔の他の変形例を示す拡大垂直断面図
である。
である。
(1) バン型荷台 (2) 左右サイドパネル (3) ルーフパネル (11) 第1連結枠部材 (12) 頂壁 (13) 内壁 (14) 外壁 (14a) 上縁部 (15) 内方突出部 (1 9) 凸条(嵌合凸部) (3 1) 第1連結枠部材 (32) 垂直壁 (33) 上壁 (34) 下壁 (35) 延長壁 (3 9) 嵌合凹部 (40)(50) 連結ピン圧入孔 (41)(42) 連結ピン圧入孔形成用溝 (43) 切欠き (51)(52) 連結ピン圧入孔形成用溝
Claims (2)
- 【請求項1】 左右サイドパネル(2) の上縁部に、内外
壁(13)(14)およびこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁(12)
を有する第1連結枠部材(11)が設けられ、ルーフパネル
(3) の左右両縁部に、上下壁(33)(34)およびこれらの外
縁部同士をつなぐ垂直壁(32)を有する第2連結枠部材(3
1)が設けられ、第1連結枠部材(11)と第2連結枠部材(3
1)とが連結されているバン型荷台において、第1連結枠
部材(11)の内壁(13)に、第2連結枠部材(31)の下壁(34)
を受ける内方突出部(15)が設けられ、第2連結枠部材(3
1)に、上壁(33)の外縁より外方にのびかつ先端部が第1
連結枠部材(11)の外壁(14)の上縁部(14a) に外側から当
接する延長壁(35)が設けられ、延長壁(35)の先端部の内
面および第1連結枠部材(11)の外壁(14)の上縁部(14a)
の外面にそれぞれ連結ピン圧入孔形成用溝(41)(42)が設
けられ、これら2つの溝(41)(42)によって連結ピン圧入
孔(40)が形成されており、延長壁(35)の先端部と第1連
結枠部材(11)の外壁(14)とのいずれか一方に嵌合凸部(1
9)が、同他方に嵌合凹部(39)が設けられており、嵌合凸
部(19)と嵌合凹部(39)とが嵌め合わせられるとともに、
連結ピン圧入孔(40)に連結ピン(21)が圧入されており、
連結ピン圧入孔形成用溝(41)(42)に、連結ピン(21)圧入
時の圧入抵抗を減少させるための切欠き(43)が設けられ
ていることを特徴とするバン型荷台。 - 【請求項2】 左右サイドパネル(2) の上縁部に、内外
壁(13)(14)およびこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁(12)
を有する第1連結枠部材(11)が設けられ、ルーフパネル
(3) の左右両縁部に、上下壁(33)(34)およびこれらの外
縁部同士をつなぐ垂直壁(32)を有する第2連結枠部材(3
1)が設けられ、第1連結枠部材(11)と第2連結枠部材(3
1)とが連結されているバン型荷台において、第1連結枠
部材(11)の内壁(13)に、第2連結枠部材(31)の下壁(34)
を受ける内方突出部(15)が設けられ、第2連結枠部材(3
1)に、上壁(33)の外縁より外方にのびかつ先端部が第1
連結枠部材(11)の外壁(14)の上縁部(14a) に外側から当
接する延長壁(35)が設けられ、延長壁(35)の先端部の内
面および第1連結枠部材(11)の外壁(14)の上縁部 (14a)
の外面にそれぞれ連結ピン圧入孔形成用溝(51)(52)が設
けられ、これら2つの溝(51)(52)によって連結ピン圧入
孔(50)が形成されており、延長壁(35)の先端部と第1連
結枠部材(11)の外壁(14)とのいずれか一方に嵌合凸部(1
9)が、同他方に嵌合凹部(39)が設けられており、嵌合凸
部(19)と嵌合凹部(39)とが嵌め合わせられるとともに、
連結ピン圧入孔(50)に連結ピン(21)が圧入されており、
連結ピン圧入孔(50)の横断面が、非円形とされているこ
とを特徴とするバン型荷台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22320195A JP2876296B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | バン型荷台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22320195A JP2876296B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | バン型荷台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966866A JPH0966866A (ja) | 1997-03-11 |
JP2876296B2 true JP2876296B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=16794382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22320195A Expired - Lifetime JP2876296B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | バン型荷台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876296B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4800910B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2011-10-26 | 理研軽金属工業株式会社 | 車両の箱形荷台のパネル連結構造 |
CN103129815B (zh) * | 2011-11-30 | 2015-03-04 | 同方威视技术股份有限公司 | 方舱边角处理方法 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22320195A patent/JP2876296B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0966866A (ja) | 1997-03-11 |
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---|---|---|---|
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