JPH0452143Y2 - - Google Patents

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JPH0452143Y2
JPH0452143Y2 JP1986077790U JP7779086U JPH0452143Y2 JP H0452143 Y2 JPH0452143 Y2 JP H0452143Y2 JP 1986077790 U JP1986077790 U JP 1986077790U JP 7779086 U JP7779086 U JP 7779086U JP H0452143 Y2 JPH0452143 Y2 JP H0452143Y2
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JP
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flange
panel
roof
vehicle body
quarter panel
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JP1986077790U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車の車体構造に関し、さらに詳
しくは車体のルーフ構造に関する。
(従来の技術とその問題点) 第4図に示すように、両側部に雨どいとして機
能する凹溝1の形成されたいわゆるモヒカンルー
フを有する自動車2の従来例として、同図に符号
Aで示す部分のルーフ構造を第5図に示すように
構成したものが知られている。このルーフ構造で
は、車体ルーフの幅方向中央部を構成するルーフ
パネル3の両端部に降下段差をなす断面概形がL
字状のフランジ3aが形成される一方、車体ルー
フの側部を構成するクオータパネル4の車体内方
側へ向けられた一端部にも上記ルーフパネル3の
フランジ3aの下面に接合される同じく降下段差
をなすフランジ4aが形成される。そして、この
クオータパネル4の内側にはレールインナパネル
5が接合され、ルーフパネル3のフランジ3aの
降下段差形状と、クオータパネル4のフランジ4
aの降下段差形状とにより、車体の長手方向に延
びる雨どい用の凹溝1が構成されている。この車
体ルーフの組立工程においては、先ずクオータパ
ネル4とレールインナパネル5とが仮溶接により
接合固定され、このクオータパネル4のフランジ
部4aの上にルーフパネル3のフランジ3aを重
ねた状態のまま次の本溶接の工程に上記各部材が
移送され、そこで、上記ルーフパネル3、クオー
タパネル4のフランジ3a,4aの接合部が、レ
ールインナパネル5とともにスポツト溶接により
同時に固着される。
ところで、このようなルーフ構造では、クオー
タパネル4のフランジ4aの立上り傾斜面部4b
と、ルーフパネル3のフランジ3aの端縁との間
に、これらフランジ3a,4aの接合部のシーリ
ング処理などの便宜のために第6図に示すように
所定の隙間Wが設けられる。一方、クオータパネ
ル4のフランジ4aの内向き端部4cが車体内天
井部で車体幅方向に差し渡される補強部材の取付
部材として利用される場合には、フランジ4aの
上記内向き端部4cはルーフパネル3のフランジ
3aとの接合部を越えて車体内方側へ延長形成さ
れる。
しかしながら、このような従来のルーフ構造で
は、先述した本溶接の工程への移送途中におい
て、クオータパネル4上のルーフパネル3が幅方
向に位置ずれしてしまうので、本溶接の作業に入
る前に上気した所要の隙間Wを残すようにルーフ
パネル3の位置を直す必要があり、組立工程の自
動化に大きな障害となるという問題を有する。
(考案の目的) この考案は、上記問題を解決するためになされ
たもので、本溶接の工程への移送途中で生じるル
ーフパネルとクオータパネルの間の位置ずれを簡
単な構成により防止できる自動車の車体構造を提
供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、降下段差をなすフランジを両端部
に有し車体ルーフの幅方向中央部を形成するルー
フパネルと、このルーフパネルの前記フランジ下
面に接合されるフランジを有し車体ルーフの側部
を形成するクオータパネルとを備え、前記両フラ
ンジの接合部で車体の長手方向に延びる凹溝を形
成した自動車の車体構造であつて、前記目的を達
成するために、前記ルーフパネルのフランジ背面
に当るずれ止め用突部を前記クオータパネルのフ
ランジに形成するとともに、前記突部形成部以外
の前記クオータパネルのフランジの先端を、前記
ルーフパネルとの接合部よりも車体内側へ延出さ
せている。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である自動車の車
体構造の要部の破断斜視図を示し、第2図はその
要部の縦断面図を示す。
この車体構造では、車体ルーフの幅方向中央部
を構成するルーフパネル6の左右両側部に降下段
差をなす断面概形L字形のフランジ6a(第1図、
第2図には右側部のみを示す)が形成される。一
方、車体ルーフの側部を構成するクオータパネル
7の一端部、すなわち車体内方側に向く端部にも
降下段差をなす断面概形L字形のフランジ7aが
形成され、このフランジ7aは上記ルーフパネル
6のフランジ6aの下面に接合固定される。そし
て、ルーフパネル6とクオータパネル7の接合部
では、これらの各フランジ6a,7aにより囲ま
れた雨どい用の凹溝8が車体ルーフの長手方向に
向けて形成され、フランジ6aを除くルーフパネ
ル6の表面の上記凹溝8を越えた延長上に、同じ
くフランジ7aを除くクオータパネル7の表面が
滑らかに続くように形成されている。クオータパ
ネル7の内側にはレールインナパネル9が接合固
定され、このレールインナパネル9と上記クオー
タパネル7とによりルーフサイドレールが構成さ
れている。
上記クオータパネル7のフランジ7aは、後述
する突部10形成部を除く部分がルーフパネル6
のフランジ6aとの接合部を越えて車体内方側へ
延びており、その先端部は上向きに折り曲げられ
て取付用フランジ部7a1が形成されている。この
取付用フランジ部7a1は、車体内天井部で車体幅
方向に差し渡される補強部材の取付部として利用
される。また、上記クオータパネル7の接合用フ
ランジ7aの一部、例えば2個所には、上記取付
用フランジ部7a1側から切り起されたずれ止め用
突部10が形成される。このずれ止め用突部10
に、クオータパネル7上に載せられるルーフパネ
ル6のフランジ6aの立上り傾斜部6a1の背面が
当ることにより、ルーフパネル6はそのフランジ
6aの端縁とクオータパネル7のフランジ7aの
立上り傾斜部7a2との間に所要の隙間Wを保つよ
うに位置決めされる。
上記ルーフ構造の組立工程では、先ずクオータ
パネル7とレールインナパネル9とがスポツト溶
接により仮溶接される。このあとクオータパネル
7のフランジ7a上にルーフパネル6のフランジ
6aが重ねられ、その状態で次の本溶接の工程ま
で移送される。このとき、ルーフパネル6の左右
両端でフランジ6aの立上り傾斜部6a1の背面
は、クオータパネル7のフランジ部7aのずれ止
め用突部10により受け止められるので、ルーフ
パネル6は幅方向に位置ずれすることなくそのフ
ランジ6aの端縁とクオータパネル7のフランジ
7aの立上り傾斜部7a2との間に所要の隙間Wを
保つたまま移送される。したがつて、ルーフパネ
ル6とクオータパネル7の接合部をレールインナ
パネル9とともに同時にスポツト溶接する本溶接
において、ルーフパネル6の位置調整を要するこ
となく正しい接合位置で本溶接が行われる。ま
た、前記のような突部10を設けている一方、突
部10の形成部以外のフランジ7aを、ルーフパ
ネル6との接合部よりも車体内側に延出させてい
るから、この延出部を補強部材の取付部あるいは
ルーフの内張材端部の支持固定部として用いるこ
とができる。
第3図はこの考案の他の実施例である車体構造
の要部の破断斜視図を示す。
この実施例の車体構造では、クオータパネル7
のフランジ7aの先端部を上向きに折り曲げて形
成される取付用フランジ部7a1側の一部を、プレ
ス加工により車体外方側へ向けて屈曲させ、その
屈曲加工部を前記ルーフパネル6の位置ずれを防
ぐずれ止め用突部10としたものである。すなわ
ち、この実施例においても、突部10形成部以外
のフランジ7aは、ルーフパネル6との接合部よ
りも車体内側へ延出しており、この車体内側に突
出したフランジ7aの先端には、補強部材等を取
り付ける取付用フランジ部7a1が形成されてい
る。そのほかの構成は先の実施例と同様であり、
同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(考案の効果) この考案は、以上のようにクオータパネルの接
合用フランジにルーフパネルのフランジ背面に当
る突部を形成しているので、ルーフパネルをクオ
ータパネルのフランジ上に垂せて本溶接の工程に
移送する途中でルーフパネルに幅方向の位置ずれ
が生じることがなく、位置調整を要することなく
本溶接を正しい接合位置で行うことができ、車体
構造の組立工程の作業を正確に能率よく行うこと
ができるという効果が得られる。しかも、前記突
部形成部以外の前記クオータパネルのフランジの
先端は車体内側に延出させているから、上記のよ
うなずれ止め作用を得ることができるようにして
いるにも拘らず、前記延出させたフランジで、車
体内天井部に設けられる補強部材等を支持固定す
ることができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部の破断斜視
図、第2図はその要部の縦断面図、第3図はこの
考案の他の実施例の要部の破断斜視図、第4図な
いし第6図は従来例の説明図で、そのうち第4図
は従来例の適用された自動車の外観斜視図、第5
図はその要部の破断斜視図、第6図はその要部の
縦断面図である。 6……ルーフパネル、6a……フランジ、7…
…クオータパネル、7a……フランジ、8……凹
溝、10……ずれ止め用突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 降下段差をなすフランジを両側部に有し車体ル
    ーフの幅方向中央部を形成するルーフパネルと、
    このルーフパネルの前記フランジ下面に接合され
    るフランジを有し車体ルーフの側部を形成するク
    オータパネルとを備え、前記両フランジの接合部
    で車体の長手方向に延びる凹溝を形成した自動車
    であつて、前記ルーフパネルのフランジ背面に当
    る突部を前記クオータパネルのフランジに形成す
    るとともに、前記突部形成部以外の前記クオータ
    パネルのフランジの先端を、前記ルーフパネルと
    の接合部よりも車体内側へ延出させていることを
    特徴とする自動車の車体構造。
JP1986077790U 1986-05-22 1986-05-22 Expired JPH0452143Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986077790U JPH0452143Y2 (ja) 1986-05-22 1986-05-22

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JP1986077790U JPH0452143Y2 (ja) 1986-05-22 1986-05-22

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JPS62187977U JPS62187977U (ja) 1987-11-30
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JP2533655B2 (ja) * 1989-10-20 1996-09-11 日産自動車株式会社 自動車のル―フパネル位置決め構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717880B2 (ja) * 1974-09-13 1982-04-13

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