JP3005220U - バン型車両に於ける側壁のパネル結合構造 - Google Patents

バン型車両に於ける側壁のパネル結合構造

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JP3005220U
JP3005220U JP1994006915U JP691594U JP3005220U JP 3005220 U JP3005220 U JP 3005220U JP 1994006915 U JP1994006915 U JP 1994006915U JP 691594 U JP691594 U JP 691594U JP 3005220 U JP3005220 U JP 3005220U
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JP
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locking groove
panel
bent portion
type vehicle
panel material
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研二 深島
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リベットを使用しないバン型車両の壁面構造
を提供することを目的とする。 【構成】 隣接するパネル材1の両側縁に斜め上向きの
折曲げ部3を設け、他方柱部材2の頂部内側に折曲げ部
3を挿入するためのスリット4aを備えた断面略逆三角形
状の係止凹溝4を設け、パネル材1,1の折曲げ部3を
係止凹溝4内に挿入したのち、係止凹溝4をパネル材1
と直交する方向からプレスにより押圧してパネル材1と
柱部材2を一体に結合するようにした。又断面略逆三角
形の係止凹溝4の底部4bを弧状凹面にしてプレス結合時
にスリットの開口部巾が縮少する方向の力を受けるよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バン型車両における側壁のパネル結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の箱体の壁面構造の一例として図6〜図8に示すバン型車両の側壁につい て説明する。図6において、バン型車両の荷箱Aは前壁a、開閉扉fを有する後 壁b、天井c、両側壁d、床eの六面体で構成されている。そして、特に主要構 成部材がアルミ製のものにあっては、図7に示すように一定間隔で配列された断 面ハット型の柱部材dの頂面に隣接する板d2,d2の端部を重ね、リベットd3で 固着した構成になっている。
【0003】 このような従来の壁面構成においては、 壁面構造のパネルは比較的薄いアルミ板が使用されているので、上記重ね部 の水密性を維持するため、リベットd3 の間隔L(図8)を密にする必要がある 。このため組立工数アップの原因となっていた。又さらに断面ハット型の柱部材 dに直接薄い板d2をリベットd3で固着するため、バン型車両においては振動に よるリベットd3の弛緩が生じ、雨水が箱内に浸入するという問題があった。 又壁面の外表面にリベットd3 の頭が突出物として存在するので美観を損な うこと、或いは又広告シ−ル等の貼付けもきれいにできないという問題があった 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の問題点に鑑み、リベットを使用しないバン型車両の壁面構造を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
隣接するパネル材1の両側縁に斜め上向きの折曲げ部3を設け、他方柱部材2 の頂部内側に折曲げ部3を挿入するためのスリット4aを備えた断面略逆三角形状 の係止凹溝4を設け、パネル材1,1の折曲げ部3を係止凹溝4内に挿入したの ち、係止凹溝4をパネル材1と直交する方向からプレスにより押圧してパネル材 1と柱部材2を一体に結合するようにした。 又断面略逆三角形の係止凹溝4の底部4bを弧状凹面にしてプレス結合時にスリ ットの開口部巾が縮少する方向の力を受けるようにした。 さらに隣接するパネル材11の両側縁に斜め上向きの折曲げ部13を設け、他 方柱部材12の頂部内側に折曲げ部13を挿入するための巾広の開口を備え底部 14bを弧状凹面に、又両側に肩部14cを形成し側部を斜め内向きに傾斜させた係止 凹溝14を設け、パネル材11,11の折曲げ部13を係止凹溝14内にその開 口側から挿入したのち、係止凹溝14をパネル材11と直交する方向からプレス により押圧してパネル材11と柱部材12を一体に結合するようにした。
【0006】
【実施例1】 本考案はパネル材の側縁部に折り曲げ部を設け、一方柱部材にはその頂面中央 部にスリットを有する係止凹溝を設け、パネル材の折曲げ部を係止凹溝内に挿入 したのち、パネル材と直交する方向からプレスすることによって一体化するもの である。
【0007】 図1に基いてより詳細に説明する。図1(a)は結合前のパネル材1と柱部材2 の断面図である。パネル材1の端縁部に約50°の斜め上向きの折曲げ部3が設 けられている。柱部材2側にはこの折曲げ部3を挿入する断面略逆三角形状の係 止凹溝4が設けられている。4aは長手方向スリットである。又図示の如く、断面 逆三角形状の係止凹溝4の底部4bは弧状凹面となり、底部4bの両側に肩部4c,4c を持っている。
【0008】 図1(b)は柱部材2の係止凹溝4内にパネル材1の折曲げ部3を挿入した状態 を示し、このように挿入したのち、接合部の内外からプレス5a,5bでプレスして 結合する。なおパネル材1を挿入前に折り曲げ部3及び該折り曲げ部3に隣接す る部分、即ち柱部材2と接する部分に接着剤6を塗布しておけばこの部分の水密 性をより向上させることができる。図1(c)はプレス加工後の状態で、左右のパ ネル材1,1が柱部材2と完全に一体化されている。
【0009】 以上のようにして結合されるが、図1(d)に示すように、係止凹溝4の底部4b が弧状凹面となり、かつ底板4bの両側に肩部4c,4cをもっているので、プレスで 押圧したとき肩部4c,4cが外向きに開く力を受ける。すると長手方向スリット4a が接近する力P1 を受け、スリット4aが狭まる結果、パネル材1の折曲げ部3の 接合がより強化される。なお側壁の端部、つまり荷箱の長手方向の前壁と後壁に 立設された隅柱との接合においては、該隅柱に固着される柱部材2′を図2に示 すごとき形状にすれば側壁中間と同様の接合方法が使用できる。この部分は隅柱 に固着される柱部材2′に設ける断面略逆三角形の係止凹溝4は同一であるが、 パネル材1は片側一枚だけである。
【0010】 図3は本発明に係る柱部材2′をパネル材1,1の接合のみでなく、一枚のパ ネル材1の中間部の補強材として使用した例を示す。7は接着剤である。 図4の符号2″は予め押出し加工でスリットを同時成形できない場合で、この 場合には、あとでスリット4a′を機械加工し、しかるのち、左右のパネル材1, 1を挿入し、プレス加工する。
【0011】
【実施例2】 図5は図1に示した実施例1の改変例である。図1の例では柱部材2に設けた 係止凹溝4のスリット4aが狭いので、パネル材1の折曲げ部3,3はスリット4a の端から挿入しなければならない。この実施例では断面逆三角形の係止凹溝に代 え、折曲げ部13,13を開口14a 側から容易に挿入できるようにした。この為 柱部材12は押出成形されたときは図5の如くハット形が歪んでいる。係止凹溝 14の底部14bは実施例1と同様弧状凹面となり、凹溝14の側辺14dは少し内向 きに傾斜している。
【0012】 この柱部材12とパネル材11,11を接合するには、一対の折り曲げ部13, 13を係止凹溝14の開口側から挿入する。しかるのち実施例1と同様にプレス で押圧すると、両肩部14c,14cを介し係止凹溝14のあご部は互に接近し、図5 (b)の矢印の如くまず側辺14d の下端あご部が折り曲げ部に突き当り、さらにプ レスすることによって図5(c)の如く圧縮されて接合される。この例の場合も接 着剤16を折り曲げ部13及び折り曲げ部13に隣接する部分に塗布しておくも のとする。
【0013】
【効果】
パネル材1の折曲げ部3と柱部材2の係止凹溝4に挿入し、パネル材1の面と 直交する方向からプレス押圧により結合したので、 壁面構造がリベットレスとなり、リベットの弛緩による雨水の浸入等の心配 がまったくなくなった。又、壁面製作時のリベット打ちによる騒音発生を減少さ せることが可能となった。 壁面をプレス加工による工場製作が可能となったので、現場における孔あけ 加工、リベット打ち作業等がなくなり、箱体組立工数を大巾に削減することがで きる。 特に柱部材に設けた逆三角形状の係止凹溝にパネル端縁部の折曲げ部を挿入 しプレスで押圧する構造であるので、プレス時係止凹溝の両肩部が押されると、 あご部が接近する力を受け、よく密接し、塗布した接着剤と相まって強力な接合 が可能となった。 又実施例2の如く係止凹溝を広くしておくならば、折り曲げ部を直接係止凹 溝に嵌め込んでプレス作業ができるので、さらに能率的な接合が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の壁構造を示す。(a)は接合前の柱部材
及びパネル材、(b)はパネル材の挿入時の状態、(c)は
プレスで押圧した状態、(d)は押圧時の係止溝部が受け
る力の説明図。
【図2】パネル材の隅柱部結合方法を示す。
【図3】柱部材の他の使用例。
【図4】予めスリットを形成できない場合の柱部材の
例。
【図5】本発明の第2実施例を示す。
【図6】公知バン型車両の斜視図を示す。
【図7】公知壁構造の横断面図。
【図8】公知壁構造の斜視図を示す。
【符号の説明】
1,11 パネル材 2,12 柱部材 3,13 折曲げ部 4,14 係止凹溝 4a スリット 4b 底部 5a,5b プレス 6,7 接着剤 14a 開口 14b 底部 14c 肩部 14d 側辺 16 接着剤

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するパネル材(1)の両側縁に斜め上
    向きの折曲げ部(3)を設け、他方柱部材(2)の頂部内側
    に折曲げ部(3)を挿入するためのスリット(4a)を備えた
    断面略逆三角形状の係止凹溝(4)を設け、パネル材
    (1,1)の折曲げ部(3)を係止凹溝(4)内に挿入したの
    ち、係止凹溝(4)をパネル材(1)と直交する方向からプ
    レスにより押圧してパネル材(1)と柱部材(2)を一体に
    結合したことを特徴とするバン型車両に於ける側壁のパ
    ネル結合構造。
  2. 【請求項2】 断面略逆三角形の係止凹溝(4)の底部(4
    b)を弧状凹面に両側に肩部(4c)を形成した請求項1のバ
    ン型車両に於ける側壁のパネル結合構造。
  3. 【請求項3】 隣接するパネル材(11)の両側縁に斜め上
    向きの折曲げ部(13)を設け、他方柱部材(12)の頂部内側
    に折曲げ部(13)を挿入するための巾広の開口を備え底部
    (14b)を弧状凹面に、又両側に肩部(14c)を形成し側部
    を斜め内向きに傾斜させた係止凹溝(14)を設け、パネル
    材(11,11)の折曲げ部(13)を係止凹溝(14)内にその開口
    側から挿入したのち、係止凹溝(14)をパネル材(11)と直
    交する方向からプレスにより押圧してパネル材(11)と柱
    部材(12)を一体に結合したことを特徴とするバン型車両
    に於ける側壁のパネル結合構造。
JP1994006915U 1994-06-14 1994-06-14 バン型車両に於ける側壁のパネル結合構造 Expired - Lifetime JP3005220U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563247U (ja) * 1980-06-19 1981-01-13
JPH0422524A (ja) * 1990-05-15 1992-01-27 Matsushita Electric Works Ltd 金属板の接続方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563247U (ja) * 1980-06-19 1981-01-13
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