JP2984982B2 - バン型荷台 - Google Patents
バン型荷台Info
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- JP2984982B2 JP2984982B2 JP7299447A JP29944795A JP2984982B2 JP 2984982 B2 JP2984982 B2 JP 2984982B2 JP 7299447 A JP7299447 A JP 7299447A JP 29944795 A JP29944795 A JP 29944795A JP 2984982 B2 JP2984982 B2 JP 2984982B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バン型荷台に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右サイドパネルの上縁部に、内
外壁およびこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第
1連結枠部材が設けられ、ルーフパネルの左右両縁部
に、上下壁およびこれらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を
有する第2連結枠部材が設けられ、第1連結枠部材と第
2連結枠部材とが連結されているバン型荷台は、従来よ
りが知られている。従来のバン型荷台では、第1連結枠
部材の内壁上縁から内方にのびる水平突出部が設けら
れ、この水平突出部と第2連結枠部材の下壁とがシール
材を介して重ね合わせられ、約300mmピッチでボル
ト・ナットにより接合されていた。
外壁およびこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第
1連結枠部材が設けられ、ルーフパネルの左右両縁部
に、上下壁およびこれらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を
有する第2連結枠部材が設けられ、第1連結枠部材と第
2連結枠部材とが連結されているバン型荷台は、従来よ
りが知られている。従来のバン型荷台では、第1連結枠
部材の内壁上縁から内方にのびる水平突出部が設けら
れ、この水平突出部と第2連結枠部材の下壁とがシール
材を介して重ね合わせられ、約300mmピッチでボル
ト・ナットにより接合されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバン型荷台
では、シール材の塗布不良や劣化により雨仕舞いに不具
合が出るという問題や、ボルト・ナットによる接合作業
における位置合わせやボルト締めが困難なため組立てに
時間がかかるという問題があった。
では、シール材の塗布不良や劣化により雨仕舞いに不具
合が出るという問題や、ボルト・ナットによる接合作業
における位置合わせやボルト締めが困難なため組立てに
時間がかかるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、雨仕舞いを改善し、か
つ組立て工数を削減することができるバン型荷台を提供
することにある。
つ組立て工数を削減することができるバン型荷台を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるバン型荷
台は、左右サイドパネルの上縁部に、内外壁およびこれ
らの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第1連結枠部材が
設けられ、ルーフパネルの左右両縁部に、上下壁および
これらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を有する第2連結枠
部材が設けられ、第1連結枠部材と第2連結枠部材とが
連結されているバン型荷台において、第1連結枠部材の
頂壁に、第2連結枠部材の垂直壁に外側から対向する上
方突出部が設けられ、垂直壁の外面および上方突出部の
内面にそれぞれ連結ピン圧入孔形成用溝が設けられ、こ
れら2つの溝によって垂直壁と上方突出部との間に連結
ピン圧入孔が形成されており、第2連結枠部材に、上壁
外縁より外方にのびかつ第1連結枠部材の外壁の上端部
を覆う延長壁が設けられ、延長壁の内面に、第1連結枠
部材の上方突出部の上端部外面に当接する突起が設けら
れ、延長壁の先端部と外壁とのいずれか一方に嵌合凸部
が、同他方に嵌合凹部が設けられており、嵌合凸部と嵌
合凹部とが嵌め合わせられるとともに、連結ピン圧入孔
に連結ピンが圧入されていることを特徴とするものであ
る。
台は、左右サイドパネルの上縁部に、内外壁およびこれ
らの上縁部同士をつなぐ頂壁を有する第1連結枠部材が
設けられ、ルーフパネルの左右両縁部に、上下壁および
これらの外縁部同士をつなぐ垂直壁を有する第2連結枠
部材が設けられ、第1連結枠部材と第2連結枠部材とが
連結されているバン型荷台において、第1連結枠部材の
頂壁に、第2連結枠部材の垂直壁に外側から対向する上
方突出部が設けられ、垂直壁の外面および上方突出部の
内面にそれぞれ連結ピン圧入孔形成用溝が設けられ、こ
れら2つの溝によって垂直壁と上方突出部との間に連結
ピン圧入孔が形成されており、第2連結枠部材に、上壁
外縁より外方にのびかつ第1連結枠部材の外壁の上端部
を覆う延長壁が設けられ、延長壁の内面に、第1連結枠
部材の上方突出部の上端部外面に当接する突起が設けら
れ、延長壁の先端部と外壁とのいずれか一方に嵌合凸部
が、同他方に嵌合凹部が設けられており、嵌合凸部と嵌
合凹部とが嵌め合わせられるとともに、連結ピン圧入孔
に連結ピンが圧入されていることを特徴とするものであ
る。
【0006】連結ピン圧入孔形成用溝に、連結ピン圧入
時の圧入抵抗を減少させるための切欠きが設けられてい
ることがある。
時の圧入抵抗を減少させるための切欠きが設けられてい
ることがある。
【0007】また、連結ピン圧入孔の横断面が、非円形
とされていることがある。
とされていることがある。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0009】図1は、アルミニウム製バン型荷台(1) を
有するバン型車を示しており、図2は、左サイドパネル
(2) とルーフパネル(3) との連結部を示している。
有するバン型車を示しており、図2は、左サイドパネル
(2) とルーフパネル(3) との連結部を示している。
【0010】図1および図2に示すように、バン型荷台
(1) は、左右サイドパネル(2)(2)、ルーフパネル(3) 、
フロントパネル(4) およびリヤドア(5) を備えている。
(1) は、左右サイドパネル(2)(2)、ルーフパネル(3) 、
フロントパネル(4) およびリヤドア(5) を備えている。
【0011】サイドパネル(2) およびルーフパネル(3)
は、それぞれ、表面板(6)(8)とこの内面に設けられた補
強材(7)(9)とよりなる。サイドパネル(2) の上縁には、
押出形材製アッパーサイドレール(以下これを第1連結
枠部材という)(11)が設けられており、ルーフパネル
(3) の左右両縁には、押出形材製左右ルーフレール(以
下これを第2連結枠部材という)(31)が設けられてい
る。
は、それぞれ、表面板(6)(8)とこの内面に設けられた補
強材(7)(9)とよりなる。サイドパネル(2) の上縁には、
押出形材製アッパーサイドレール(以下これを第1連結
枠部材という)(11)が設けられており、ルーフパネル
(3) の左右両縁には、押出形材製左右ルーフレール(以
下これを第2連結枠部材という)(31)が設けられてい
る。
【0012】第1連結枠部材(11)は、横断面略逆U字状
で、内外壁(13)(14)およびこれらの上縁部同士をつなぐ
頂壁(12)よりなる。内外壁(13)(14)の間に、サイドパネ
ル(2) の補強材(7) の上端部が挿入されて、リベット(2
2)により固定されている。頂壁(12)には、垂直状の上方
突出部(15)が設けられている。上方突出部(15)の内面に
は、横断面半円形の連結ピン圧入孔形成用溝(16)が設け
られている。頂壁(12)は、内壁(13)よりも内方に突出す
る延長部(12a) を有している。内壁(13)の上縁近くに
は、頂壁(12)の延長部(12a) との間に内装材挿入用間隙
を形成する内方突出部(17)が設けられており、この内方
突出部(17)に、天井内装材(24)の左右縁部が受け止めら
れている。内壁(13)の下縁には、横断面逆U字状の内装
材嵌入部(18)が設けられており、これに左右内装材(23)
の上端部が嵌め入れられている。外壁(14)の高さの中間
に、水平部(19a) および垂直部(嵌合凸部)(19b) より
なる横断面L字状の外方突出部(19)が設けられている。
で、内外壁(13)(14)およびこれらの上縁部同士をつなぐ
頂壁(12)よりなる。内外壁(13)(14)の間に、サイドパネ
ル(2) の補強材(7) の上端部が挿入されて、リベット(2
2)により固定されている。頂壁(12)には、垂直状の上方
突出部(15)が設けられている。上方突出部(15)の内面に
は、横断面半円形の連結ピン圧入孔形成用溝(16)が設け
られている。頂壁(12)は、内壁(13)よりも内方に突出す
る延長部(12a) を有している。内壁(13)の上縁近くに
は、頂壁(12)の延長部(12a) との間に内装材挿入用間隙
を形成する内方突出部(17)が設けられており、この内方
突出部(17)に、天井内装材(24)の左右縁部が受け止めら
れている。内壁(13)の下縁には、横断面逆U字状の内装
材嵌入部(18)が設けられており、これに左右内装材(23)
の上端部が嵌め入れられている。外壁(14)の高さの中間
に、水平部(19a) および垂直部(嵌合凸部)(19b) より
なる横断面L字状の外方突出部(19)が設けられている。
【0013】第2連結枠部材(31)は、外縁部が下向きに
傾斜した略水平状の上壁(33)と、外側半部が第1連結枠
部材(11)の頂壁(12)に支持された水平状の下壁(34)と、
上壁(33)の外縁と下壁(34)の外縁とを連結しかつ第1連
結枠部材(11)の上方突出部(15)に内側から当接している
垂直壁(32)と、上壁(33)の外縁部よりさらに外向きかつ
下向きにのびており第1連結枠部材(11)の外壁(14)の上
半部を覆っている延長壁(35)とよりなる。第2連結枠部
材(31)の上下壁(33)(34)の間にルーフパネル(3) の補強
材(9) の左右縁部が挿入されて、リベット(22)により固
定されている。
傾斜した略水平状の上壁(33)と、外側半部が第1連結枠
部材(11)の頂壁(12)に支持された水平状の下壁(34)と、
上壁(33)の外縁と下壁(34)の外縁とを連結しかつ第1連
結枠部材(11)の上方突出部(15)に内側から当接している
垂直壁(32)と、上壁(33)の外縁部よりさらに外向きかつ
下向きにのびており第1連結枠部材(11)の外壁(14)の上
半部を覆っている延長壁(35)とよりなる。第2連結枠部
材(31)の上下壁(33)(34)の間にルーフパネル(3) の補強
材(9) の左右縁部が挿入されて、リベット(22)により固
定されている。
【0014】第2連結枠部材(31)の垂直壁(32)の外面に
は、横断面半円形の連結ピン圧入孔形成用溝(36)が設け
られている。この溝(36)は、第1連結枠部材(11)の上方
突出部(15)に設けられた横断面半円形の連結ピン圧入孔
形成用溝(16)に対向しており、これらの溝(16)(36)によ
り横断面円形の連結ピン圧入孔(30)が形成されている。
は、横断面半円形の連結ピン圧入孔形成用溝(36)が設け
られている。この溝(36)は、第1連結枠部材(11)の上方
突出部(15)に設けられた横断面半円形の連結ピン圧入孔
形成用溝(16)に対向しており、これらの溝(16)(36)によ
り横断面円形の連結ピン圧入孔(30)が形成されている。
【0015】第2連結枠部材(31)の延長壁(35)の下端部
に、水平部(39a) 、内側垂直部(39b) および外側垂直部
(39c) よりなる横断面略逆U字状の嵌合凹部(39)が設け
られている。この嵌合凹部(39)が、第1連結枠部材(11)
の外方突出部(19)の垂直部(19b) と嵌め合わせられてい
る。嵌合凹部(39)の内側垂直部(39b) は、外方突出部(1
9)の垂直部(19b) と外壁(14)との間に嵌め入れられてお
り、嵌合凹部(39)の外側垂直部(39c) の下端は、外方突
出部(19)よりも下方にある。
に、水平部(39a) 、内側垂直部(39b) および外側垂直部
(39c) よりなる横断面略逆U字状の嵌合凹部(39)が設け
られている。この嵌合凹部(39)が、第1連結枠部材(11)
の外方突出部(19)の垂直部(19b) と嵌め合わせられてい
る。嵌合凹部(39)の内側垂直部(39b) は、外方突出部(1
9)の垂直部(19b) と外壁(14)との間に嵌め入れられてお
り、嵌合凹部(39)の外側垂直部(39c) の下端は、外方突
出部(19)よりも下方にある。
【0016】第2連結枠部材(31)の延長壁(35)の内面に
は、第1連結枠部材(11)の上方突出部(15)の上端部外面
に当接する横断面三角形状の突起(37)が設けられてい
る。
は、第1連結枠部材(11)の上方突出部(15)の上端部外面
に当接する横断面三角形状の突起(37)が設けられてい
る。
【0017】左右サイドパネル(2) とルーフパネル(3)
とは、次のようにして連結されている。
とは、次のようにして連結されている。
【0018】第1連結枠部材(11)が固定された左右サイ
ドパネル(2) をバン型荷台(1) の床に先に固定しておい
てから、第2連結枠部材(31)が固定されたルーフパネル
(3)をサイドパネル(3) の上から落とし込む。そして、
第1連結枠部材(11)の頂壁(12)に第2連結枠部材(31)の
下壁(34)の左半部を載せて、第2連結枠部材(31)の垂直
壁(32)を頂壁(12)に設けられた上方突出部(15)に内側か
ら当接させるとともに、第2連結枠部材(31)の延長壁(3
5)の嵌合凹部(39)を、第1連結枠部材(11)のL字状外方
突出部(19)の垂直部(19b) に嵌め合わせる。このさい、
上方突出部(15)の連結ピン圧入孔形成用溝(16)と垂直壁
(32)の連結ピン圧入孔形成用溝(36)とにより、横断面円
形の連結ピン圧入孔(30)が形成される。そこで、連結ピ
ン圧入孔(30)に連結ピン(21)を圧入する。連結ピン(21)
の圧入は、少なくとも連結ピン圧入孔(30)の両端部分に
おいて行われ、好ましくは、連結ピン圧入孔(30)の全長
にわたって行われる。連結ピン(21)を圧入したとき、上
方突出部(15)は外向きに力を受けるが、この力は、三角
形状の突起(37)および嵌合凹凸部(19)(39)により受けら
れ、サイドパネル(2) とルーフパネル(3) とが強固に接
合される。
ドパネル(2) をバン型荷台(1) の床に先に固定しておい
てから、第2連結枠部材(31)が固定されたルーフパネル
(3)をサイドパネル(3) の上から落とし込む。そして、
第1連結枠部材(11)の頂壁(12)に第2連結枠部材(31)の
下壁(34)の左半部を載せて、第2連結枠部材(31)の垂直
壁(32)を頂壁(12)に設けられた上方突出部(15)に内側か
ら当接させるとともに、第2連結枠部材(31)の延長壁(3
5)の嵌合凹部(39)を、第1連結枠部材(11)のL字状外方
突出部(19)の垂直部(19b) に嵌め合わせる。このさい、
上方突出部(15)の連結ピン圧入孔形成用溝(16)と垂直壁
(32)の連結ピン圧入孔形成用溝(36)とにより、横断面円
形の連結ピン圧入孔(30)が形成される。そこで、連結ピ
ン圧入孔(30)に連結ピン(21)を圧入する。連結ピン(21)
の圧入は、少なくとも連結ピン圧入孔(30)の両端部分に
おいて行われ、好ましくは、連結ピン圧入孔(30)の全長
にわたって行われる。連結ピン(21)を圧入したとき、上
方突出部(15)は外向きに力を受けるが、この力は、三角
形状の突起(37)および嵌合凹凸部(19)(39)により受けら
れ、サイドパネル(2) とルーフパネル(3) とが強固に接
合される。
【0019】サイドパネル(2) の表面板(6) は、第1連
結枠部材(11)の外壁(14)の外方突出部(19)より下の部分
を覆うようにして、第1連結枠部材(11)の外壁(14)に取
り付けられている。そして、第1連結枠部材(11)の外壁
(14)の外方突出部(19)より上の部分は、第2連結枠部材
(31)の延長壁(35)に覆われている。したがって、第1連
結枠部材(11)には、外面に露出する部分がなく、第1連
結枠部材(11)の表面処理が不要となる。
結枠部材(11)の外壁(14)の外方突出部(19)より下の部分
を覆うようにして、第1連結枠部材(11)の外壁(14)に取
り付けられている。そして、第1連結枠部材(11)の外壁
(14)の外方突出部(19)より上の部分は、第2連結枠部材
(31)の延長壁(35)に覆われている。したがって、第1連
結枠部材(11)には、外面に露出する部分がなく、第1連
結枠部材(11)の表面処理が不要となる。
【0020】嵌合凹凸部(19)(39)においては、嵌合凹部
(39)に外方突出部(19)の垂直部(19b) が嵌め入れられる
とともに、外方突出部(19)の垂直部(19b) と外壁(14)と
の間に、嵌合凹部(39)の内側垂直部(39b) が嵌め入れら
れ、さらに、外方突出部(19)の垂直部(19b) を嵌合凹部
(39)の外側垂直部(39c) が覆うことになるので、この部
分からの雨の吹上げが防止される。また、左右サイドパ
ネル(2) とルーフパネル(3) との連結は、シール材を使
用しないものであるから、シール材の塗布不良や劣化等
によって、雨仕舞いの不具合が生じることはない。しか
も、ボルト・ナットを使用しない連結であるので、位置
合わせやボルト締めなどの面倒な作業を行う必要がな
い。
(39)に外方突出部(19)の垂直部(19b) が嵌め入れられる
とともに、外方突出部(19)の垂直部(19b) と外壁(14)と
の間に、嵌合凹部(39)の内側垂直部(39b) が嵌め入れら
れ、さらに、外方突出部(19)の垂直部(19b) を嵌合凹部
(39)の外側垂直部(39c) が覆うことになるので、この部
分からの雨の吹上げが防止される。また、左右サイドパ
ネル(2) とルーフパネル(3) との連結は、シール材を使
用しないものであるから、シール材の塗布不良や劣化等
によって、雨仕舞いの不具合が生じることはない。しか
も、ボルト・ナットを使用しない連結であるので、位置
合わせやボルト締めなどの面倒な作業を行う必要がな
い。
【0021】図3は、連結ピン圧入孔(40)の変形例を示
すもので、上方突出部(15)の横断面半円形の連結ピン圧
入孔形成用溝(41)および垂直壁(32)の横断面半円形の連
結ピン圧入孔形成用溝(42)の各底面に、溝(41)(42)の長
さ方向にのびる接触面積低減用の横断面方形の切欠き(4
3)を3つずつ設けたものである。これにより、連結ピン
(21)を連結ピン圧入孔(40)に圧入するときの力が小さく
て済む。
すもので、上方突出部(15)の横断面半円形の連結ピン圧
入孔形成用溝(41)および垂直壁(32)の横断面半円形の連
結ピン圧入孔形成用溝(42)の各底面に、溝(41)(42)の長
さ方向にのびる接触面積低減用の横断面方形の切欠き(4
3)を3つずつ設けたものである。これにより、連結ピン
(21)を連結ピン圧入孔(40)に圧入するときの力が小さく
て済む。
【0022】連結ピン圧入孔は、連結ピン(21)の断面と
同じ形状、すなわち円形に限られるものではない。図4
は、その一例を示すもので、上方突出部(15)の内面およ
び垂直壁(32)の外面に設けられる連結ピン圧入孔形成用
溝(51)(52)がいずれも横断面方形とされるとともに、上
方突出部(15)の連結ピン圧入孔形成用溝(51)の下壁およ
び垂直壁(32)の連結ピン圧入孔形成用溝(52)の上壁とが
取り除かれている。したがって、両連結ピン圧入孔形成
用溝(51)(52)によって形成された横断面方形の連結ピン
圧入孔(50)と連結ピン(51)との接触が横断面において4
点接触となり、しかも、上方突出部(15)の連結ピン圧入
孔形成用溝(51)の上壁(51a) が連結ピン(21)圧入時に変
形しやすくなり、連結ピン(21)を連結ピン圧入孔(50)に
圧入するときの力が小さくて済む。連結ピン圧入孔は、
図示省略したが、ひし形であってもよい。
同じ形状、すなわち円形に限られるものではない。図4
は、その一例を示すもので、上方突出部(15)の内面およ
び垂直壁(32)の外面に設けられる連結ピン圧入孔形成用
溝(51)(52)がいずれも横断面方形とされるとともに、上
方突出部(15)の連結ピン圧入孔形成用溝(51)の下壁およ
び垂直壁(32)の連結ピン圧入孔形成用溝(52)の上壁とが
取り除かれている。したがって、両連結ピン圧入孔形成
用溝(51)(52)によって形成された横断面方形の連結ピン
圧入孔(50)と連結ピン(51)との接触が横断面において4
点接触となり、しかも、上方突出部(15)の連結ピン圧入
孔形成用溝(51)の上壁(51a) が連結ピン(21)圧入時に変
形しやすくなり、連結ピン(21)を連結ピン圧入孔(50)に
圧入するときの力が小さくて済む。連結ピン圧入孔は、
図示省略したが、ひし形であってもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明のバン型荷台によると、嵌合凸
部と嵌合凹部とが嵌め合わせられるとともに、連結ピン
圧入孔に連結ピンが圧入されているので、シール材およ
びボルト締めが共に不要となり、組み立て工数が削減さ
れる。また、延長壁の内面に、第1連結枠部材の上方突
出部の上端部外面に当接する突起が設けられているの
で、連結ピンを圧入したときに上方突出部にかかる外向
き力は、嵌合凹凸部だけでなく突起によっても受けら
れ、サイドパネルとルーフパネルとが強固に接合され
る。
部と嵌合凹部とが嵌め合わせられるとともに、連結ピン
圧入孔に連結ピンが圧入されているので、シール材およ
びボルト締めが共に不要となり、組み立て工数が削減さ
れる。また、延長壁の内面に、第1連結枠部材の上方突
出部の上端部外面に当接する突起が設けられているの
で、連結ピンを圧入したときに上方突出部にかかる外向
き力は、嵌合凹凸部だけでなく突起によっても受けら
れ、サイドパネルとルーフパネルとが強固に接合され
る。
【図1】この発明によるバン型荷台を有するバン型車を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】この発明によるバン型荷台の要部を示す拡大垂
直断面図である。
直断面図である。
【図3】ピン圧入孔の変形例を示す拡大垂直断面図であ
る。
る。
【図4】ピン圧入孔の他の変形例を示す拡大垂直断面図
である。
である。
(1) バン型荷台 (2) 左右サイドパネル (3) ルーフパネル (11) 第1連結枠部材 (12) 頂壁 (13) 内壁 (14) 外壁 (15) 上方突出部 (16) 連結ピン圧入孔形成用溝 (19) 外方突出部 (19b) 垂直部(嵌合凸部) (30) 連結ピン圧入孔 (31) 第1連結枠部材 (32) 垂直壁 (33) 上壁 (34) 下壁 (35) 延長壁 (36) 連結ピン圧入孔形成用溝(37) 突起 (39) 嵌合凹部 (40)(50) 連結ピン圧入孔 (41)(42) 連結ピン圧入孔形成用溝 (43) 切欠き (51)(52) 連結ピン圧入孔形成用溝
Claims (3)
- 【請求項1】 左右サイドパネル(2) の上縁部に、内外
壁(13)(14)およびこれらの上縁部同士をつなぐ頂壁(12)
を有する第1連結枠部材(11)が設けられ、ルーフパネル
(3) の左右両縁部に、上下壁(33)(34)およびこれらの外
縁部同士をつなぐ垂直壁(32)を有する第2連結枠部材(3
1)が設けられ、第1連結枠部材(11)と第2連結枠部材(3
1)とが連結されているバン型荷台において、第1連結枠
部材(11)の頂壁(12)に、第2連結枠部材(31)の垂直壁(3
2)に外側から対向する上方突出部(15)が設けられ、垂直
壁(32)の外面および上方突出部(15)の内面にそれぞれ連
結ピン圧入孔形成用溝(16)(36)(41)(42)(51)(52)が設け
られ、これら2つの溝(16)(36)(41)(42)(51)(52)によっ
て連結ピン圧入孔(30)(40)(50)が形成されており、第2
連結枠部材(31)に、上壁(33)外縁より外方にのびかつ第
1連結枠部材(12)の外壁(14)の上端部を覆う延長壁(35)
が設けられ、延長壁(35)の内面に、第1連結枠部材(11)
の上方突出部(15)の上端部外面に当接する突起(37)が設
けられ、延長壁(35)の先端部と外壁(14)とのいずれか一
方に嵌合凸部(19b) が、同他方に嵌合凹部(39)が設けら
れており、嵌合凸部(19b) と嵌合凹部(39)とが嵌め合わ
せられるとともに、連結ピン圧入孔(30)(40)(50)に連結
ピン(21)が圧入されていることを特徴とするバン型荷
台。 - 【請求項2】 連結ピン圧入孔形成用溝(41)(42)に、連
結ピン(21)圧入時の圧入抵抗を減少させるための切欠き
(43)が設けられている請求項1のバン型荷台。 - 【請求項3】 連結ピン圧入孔(50)の横断面が、非円形
とされている請求項1のバン型荷台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7299447A JP2984982B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | バン型荷台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7299447A JP2984982B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | バン型荷台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09136670A JPH09136670A (ja) | 1997-05-27 |
JP2984982B2 true JP2984982B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17872702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7299447A Expired - Fee Related JP2984982B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | バン型荷台 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984982B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4874071B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2012-02-08 | 日本フルハーフ株式会社 | 車両の箱形荷台のフレーム構造 |
WO2015137548A1 (ko) * | 2014-03-13 | 2015-09-17 | 한국차체 주식회사 | 상용차용 적재함 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP7299447A patent/JP2984982B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09136670A (ja) | 1997-05-27 |
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