JP3037926U - トラック用ブロックアオリ - Google Patents

トラック用ブロックアオリ

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JP3037926U
JP3037926U JP1996012327U JP1232796U JP3037926U JP 3037926 U JP3037926 U JP 3037926U JP 1996012327 U JP1996012327 U JP 1996012327U JP 1232796 U JP1232796 U JP 1232796U JP 3037926 U JP3037926 U JP 3037926U
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JP
Japan
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cover plate
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block
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JP1996012327U
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Inventor
誠一 政
隆一 佐生
嗣郎 浜井
茂 野原
Original Assignee
富山軽金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラック用ブロックアオリにおいて、ロアレー
ルとカバープレートとの嵌合部におけるクリアランスに
起因するがたつきやロアレールとカバープレートとの間
の嵌合部片の摩耗に起因して増大するがたつきの問題等
を解決する。 【解決手段】ロアーレールを含む少なくとも一つの中空
押出成形部材を有し、これらが所要数の連結ボルト及び
結合ナットにより一体に連結されてなるトラック用ブロ
ックアオリであって、ロアレールに開放部を備え、この
開放部をカバープレートにより蓋う形式のブロックアオ
リにおいて、ロアレールの該開放部の内壁と該カバープ
レートの間にバネ部材を介在させてなることを特徴とす
るトラック用ブロックアオリ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、トラック用ブロックアオリすなわちトラックの荷台を囲むように荷 台の左右両側及び後側の三方の縁部に起倒自在に配置された壁に関し、より詳し くはロアーレールを含む少なくとも一つの中空押出成形により構成された板状部 材を積み重ね、これらが所要数の連結ボルト及び結合ナットにより一体に連結さ れ、且つロアレールに開放部を備えてなる形式のブロックアオリに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にトラック用のブロックアオリは、例えばアルミニウム(含:その合金) の押出成形による板状部材からなる2個以上の複数個のアオリブロックを積み重 ねることにより構成される。図2はその一例を示すもので、ブロックアオリのう ちでもロアーレールに開放部を有し、該開放部をカバープレートにより蓋う形式 のブロックアオリを示している。図2(a)において、符号11はアッパーレー ル、12はミドルレール、13はロアーレールであり、これらアッパーレール1 1、ミドルレール12及びロアーレール13からなるブロックを一体に積層、固 定することによりブロックアオリが構成される。
【0003】 図2(a)のとおり、これらは縦方向に積み重ねられ、相隣接するアッパーレ ール11とミドルレール12のアオリブロック同士の接合面及びミドルレール1 2とロアーレール13のアオリブロック同士の接合面にそれぞれ設けられた雌雄 結合部16が互いに嵌め合わせられている。これらアオリブロックの数は、図2 (a)に示す例では3個であるが、各ブロックの単位幅やアオリとして必要な所 要高さに応じて、2個或いは4個以上の必要数が連結ボルト14及び結合ナット 15により一体に連結される。なお、図中19はトラック荷台の床板用の床枠、 20は丁番、21はその固定のためのボルトーナットである。
【0004】 上記のような形式のブロックアオリの場合、ロアーレール13の下部には開放 部Sが設けられている。この開放部Sは、アオリブロックを連結する連結ボルト 14に対する結合ナット15の締め付けや丁番20の取り付け作業のために設け られたもので、該開放部Sはそれらの必要作業完了後、カバープレート17によ り蓋われる。このカバープレート17をロアーレールに取り付けるに際して一般 的に実施されている方法としては引き抜きリベットによる方法があり、また ロアーレール13及びカバープレート17の両者間に形成した雌雄の嵌合部18 により嵌合する形式のものが考案されている。
【0005】 図2(b)〜図2(c)は上記の形式における当該関連部分の一、二の態様 を模式的に示した図である。これらの取り付け方法では、嵌合部18での取り付 けを容易とするためにカバープレート17をスライドさせるようにするが、この 場合には嵌合部における両者間のクリアランスを大きくとる必要があり、そうす ると嵌合部片間で“がたつき”が生じるなどの問題点が生じる。この場合、カバ ープレート17の設置時当初においては嵌合部における該クリアランスの部分に 起因する“がたつき”だけで済むが、積荷の積載及び荷降し中やトラック走行中 においては該嵌合部分に振動等による摩耗が生じ、これに起因してその“がたつ き”は逐次増大する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ロアーレール13の下部の開放部Sを蓋うためにロアーレール13 に対してカバープレート17を取り付けた場合、従来法で生じていたロアレール とカバープレートとの嵌合部におけるクリアランスに起因する“がたつき”やロ アレールとカバープレートとの間の嵌合部片の摩耗に起因して増大する“がたつ き”等の問題点を解決するためになされたものであり、ロアーレール13に対す るカバープレート17の固定をマイルドで且つ強固にしてなる取り付け構造を備 えたトラック用ブロックアオリを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、ロアーレールを含む少なくとも一つの中空押出成形部材 を有し、これらが所要数の連結ボルト及び結合ナットにより一体に連結されてな るトラック用ブロックアオリであって、ロアレールに開放部を備え、この開放部 をカバープレートにより蓋う形式のブロックアオリにおいて、ロアレールの該開 放部の内壁と該カバープレートの間にバネ部材を介在させてなることを特徴とす るトラック用ブロックアオリを提供する。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案によれば、上記のようにロアレール開放部の内壁と該カバープレートと の間にバネ部材を介在させる。これによりロアーレールに対するカバープレート の固定をマイルドで且つ強固に行うことができ、ロアレールとカバープレートと の嵌合部におけるクリアランスに起因する“がたつき”を防止するとともに、ロ アレールとカバープレートとの嵌合部片の摩耗を防止し、ひいて該摩耗に起因し て増大する“がたつき”を防止することができる。以下、図面に従い本考案の態 様をさらに詳しく説明するが、本考案がこれら態様に限定されないことはもちろ んである。
【0009】 図1(a)は、本考案が適用され得るブロックアオリ側面部の断面図であり、 このうち図1(b)は、図1(a)に示すカバープレートの取付け部を拡大して 示している。また、図1(a)には3個のアオリブロックを連結した場合の例を 示しているが、前述のとおり各ブロックの単位幅やアオリとして必要な所要高さ に応じて、2個或いは4個以上連結した場合についても同様である。図1中、符 号1はアッパーレール、2はミドルレール、3はロアーレールであり、これらア オリブロックを縦方向に積層することによりトラック用のブロックアオリが構成 される。
【0010】 図1(a)のとおり、これらは縦方向に積み重ねられ、相隣接するアッパーレ ール1とミドルレール2のアオリブロック同士の接合面及びミドルレール2とロ アーレール3のアオリブロック同士の接合面にそれぞれ設けられた雌雄結合部4 が互いに嵌め合わせられる。これら各アオリブロックは、必要数の連結ボルト5 及び結合ナット6により一体に連結される。また符号7は、例えばアルミニウム (含:合金)の押出成形により構成された板材からなるカバープレートであり、 ロアーレール3の下部に設けられた開放部Sを蓋う目的で適用される。
【0011】 符号8は、本考案に係るバネ部材の一態様を示し、図1(b)は当該バネ部材 8を含むカバープレート7の取付け部の構造である。この態様のバネ部材8は、 図示のとおり断面I字状又はJ字状に構成され、カバープレート7の面に対して 傾斜するように取り付けられる。この場合図1(b)中点線として示すとおり、 バネ部材8付きカバープレート7のバネ部材8〔その左右の(横)幅〕は、開口 部内壁とカバープレート7の取付け時におけるカバープレート7の内壁との間隔 より幾分大きくなるようにし、取り付け時以降は、図1(b)中実線で示す位置 まで弾性変形するように構成される。
【0012】 これによってカバープレート7の取付け時以降、カバープレート7を外方向に 常時押圧するようにすることにより、ロアーレール3に対するカバープレート7 の“がたつき”を防止し、嵌合部9における嵌合部片の摩耗を防止することがで きる。また積荷の積載、荷降し中やトラック走行中における該嵌合部片の摩耗が 防止されることにより、“がたつき”が増加、進行するのを防止することができ る。なお、バネ部材8は、好ましくは押出成形によりカバープレート7と一体に 形成することができる。この場合カバープレート7の幅〔図1(a)〜(b)で 云えば手前すなわち紙面表面側から裏面側方向の幅〕の全長にわたって設けるこ ともでき、また全長とは限らず、その幅方向に適当な間隔を置いて適宜の箇所に 設けることもできる。
【0013】 次に、図1(c)〜図1(d)は本考案に係るバネ部材の他の態様を示す断面 図である。図1(c)の態様のバネ部材8は、図示のとおり断面U字状に構成さ れるが、図1(b)の態様の場合と同じく、好ましくは押出成形によりカバープ レート7と一体に構成される。この場合、図1(c)中点線として示すとおり、 バネ部材8付きカバープレート7におけるバネ部材8〔その左右の(横)幅〕は 開口部内壁とカバープレート7の取付け時におけるカバープレート7の内壁との 間隔より幾分大きくなるようにし、取り付け時以降は、図1(c)中実線で示す 位置まで弾性変形するように構成される。
【0014】 これによってカバープレート7の取付け時以降、カバープレート7を外方向に 常時押圧するようにすることにより、ロアーレール3に対するカバープレート7 の“がたつき”を防止し、両者の嵌合部9における嵌合部片の摩耗を防止するこ とができる。また嵌合部9における嵌合部片の摩耗を防止することができる。ま た積荷の積載、荷降し中やトラック走行中における該嵌合部片の摩耗が防止され ることにより、“がたつき”が増加、進行するのを防止することができる。なお バネ部材8は、カバープレート7の幅〔図1(a)〜(b)で云えば、紙面表面 側から裏面方向の幅〕の全長にわたって設けることもでき、そのように全長とは 限らず、適当な間隔を置いて複数箇所に設けることもできる。
【0015】 さらに、図1(d)に示す態様のバネ部材8は、形状としては図1(a)〜( b)に示す態様と同様であるが、この場合にはバネ部材8は、好ましくはその材 質としてカバープレート7の材質よりもヤング率が低いものを用い、カバープレ ート7とは別体として形成され、嵌合部10によって係止される。このようにヤ ング率の低い材料を用いることにより、カバープレートとロアレール間において スライドによる取り付けが容易となり、またバネによる弾性力が作用するバネの 寸法管理幅を大きくとることができる。
【0016】 図1(d)中符号10として示すとおり、この嵌合部はカバープレート7の内 壁面に例えば断面T字状の係止片を設け、これにバネ部材8を係止するようにす るが、この場合、バネ部材8の係止部を該断面T字状の係止片に対してスライド させることにより容易に係止、固定することができる。このほか、バネ部材8付 きカバープレート7におけるバネ部材8の左右の(横)幅を開口部内壁とカバー プレート7の取付け時におけるカバープレート7の内壁との間隔より幾分大きく なるようにする点等については、図1(a)〜(b)に示す態様の場合と同様で ある。
【0017】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案によれば、上記のようにロアレール開放部の内壁と該カ バープレートとの間にバネ部材を介在させることにより、ロアレールとカバープ レートとの嵌合部におけるクリアランスに起因する“がたつき”を防止するとと もに、ロアレールとカバープレートとの嵌合部片の摩耗を防止し、ひいて該摩耗 に起因して増大する“がたつき”を防止することができる。
【0018】 また、本考案によれば、ロアーレールに対するカバープレートの固定をマイル ドで且つ強固に行うことができ、実用上も充分に且つきわめて有効であり、さら には、カバープレートは荷役作業中のフォークリフト衝突等の外力による変形が 生じやすい箇所であるが、バネによる弾性がカバープレートに加わる衝撃を緩和 し、その変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るブロックアオリ側面部の断面図。
【図2】従来におけるブロックアオリ側面部の断面図。
【符号の説明】
1、11 アッパーレール 2、12 ミドルレール 3、13 ロアーレール 4 嵌合部 5 連結ボルト 6 ナット 7 カバープレート 8 バネ部材 9 ロアーレール3に対するカバープレート7の嵌合部 10 カバープレート7に対するバネ部材8の嵌合部 S 開放部 14 連結ボルト 15 ナット 16 各ブロック同士の接合面の雌雄結合部 17 カバープレート 18 ロアーレール13に対するカバープレート17の
スライド嵌合部 19 床枠 20 丁番 21 ボルトーナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野原 茂 富山県新湊市奈呉の江13番地の3 富山軽 金属工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロアーレールを含む少なくとも一つの中空
    押出成形部材を有し、これらが所要数の連結ボルト及び
    結合ナットにより一体に連結されてなるトラック用ブロ
    ックアオリであって、ロアレールに開放部を備え、この
    開放部をカバープレートにより蓋う形式のブロックアオ
    リにおいて、ロアレールの該開放部の内壁と該カバープ
    レートの間にバネ部材を介在させてなることを特徴とす
    るトラック用ブロックアオリ。
JP1996012327U 1996-11-19 1996-11-19 トラック用ブロックアオリ Expired - Lifetime JP3037926U (ja)

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