JP3038573U - トラック用ブロックアオリ - Google Patents
トラック用ブロックアオリInfo
- Publication number
- JP3038573U JP3038573U JP1996013025U JP1302596U JP3038573U JP 3038573 U JP3038573 U JP 3038573U JP 1996013025 U JP1996013025 U JP 1996013025U JP 1302596 U JP1302596 U JP 1302596U JP 3038573 U JP3038573 U JP 3038573U
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- Japan
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- cover plate
- lower rail
- block
- tilt
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ロアーレールに対するカバープレートの両端嵌
合部において、カバープレートが荷台内側へ凸変形する
ことをなくしたカバープレートとロアレールの取り付け
構造を得る。 【解決手段】ロアーレールを含めて少なくとも二つの中
空押出成形部材を有し、これらが所要数の連結ボルト及
び結合ナットにより一体に連結されてなり、該ロアーレ
ールの下部に備える開放部Sをカバープレートにより蓋
う形式のトラック用ブロックアオリにおいて、カバープ
レートとロアーレールとの嵌合部におけるカバープレー
トの両側の端部を断面コ字状の形状とし、該断面コ字状
の凹部に対して、対応するロアーレールの係止片を嵌合
するようにしてなることを特徴とするトラック用ブロッ
クアオリ。
合部において、カバープレートが荷台内側へ凸変形する
ことをなくしたカバープレートとロアレールの取り付け
構造を得る。 【解決手段】ロアーレールを含めて少なくとも二つの中
空押出成形部材を有し、これらが所要数の連結ボルト及
び結合ナットにより一体に連結されてなり、該ロアーレ
ールの下部に備える開放部Sをカバープレートにより蓋
う形式のトラック用ブロックアオリにおいて、カバープ
レートとロアーレールとの嵌合部におけるカバープレー
トの両側の端部を断面コ字状の形状とし、該断面コ字状
の凹部に対して、対応するロアーレールの係止片を嵌合
するようにしてなることを特徴とするトラック用ブロッ
クアオリ。
Description
【0001】
本考案は、トラック用のブロックアオリ、すなわちトラックの荷台を囲むよう に荷台の左右両側及び後側の三方の縁部に起倒自在に配置された壁に関し、より 具体的にはロアーレールを含む少なくとも一つの中空押出成形により構成された 板状部材を積み重ね、これらが所要数の連結ボルト及び結合ナットにより一体に 連結されてなるブロックアオリに関する。
【0002】
一般にトラック用のブロックアオリは、例えばアルミニウム(含:その合金) の押出成形による板状部材からなる2個以上の複数個のアオリブロックを積み重 ねることにより構成される。図1はその一例を示すもので、ブロックアオリのう ちでもロアーレールに開放部Sを有し、該開放部Sをカバープレートにより蓋う 形式のブロックアオリを示している。図1(a)において、符号1はアッパーレ ール、2はミドルレール、3はロアーレールであり、これらアッパーレール1、 ミドルレール2及びロアーレール3からなるブロックを一体に積層、固定するこ とによりブロックアオリが構成される。
【0003】 図1(a)のとおり、これらは縦方向に積み重ねられ、相隣接するアッパーレ ール1とミドルレール2のアオリブロック同士の接合面及びミドルレール2とロ アーレール3のアオリブロック同士の接合面にそれぞれ設けられた雌雄結合部6 が互いに嵌め合わせられている。これらアオリブロックの数は、図2(a)に示 す例では3個であるが、各ブロックの単位幅やアオリとして必要な所要高さに応 じて、2個或いは4個以上の必要数が連結ボルト4及び結合ナット5により一体 に連結される。なお図中、符号9はトラック荷台の床板用の床枠、10は丁番、 11、12はそのためのボルトーナットである。
【0004】 上記のような形式の場合、ロアーレール3の下部には開放部Sが設けられてい る。この開放部Sは、アオリブロックを連結する連結ボルト4に対する結合ナッ ト5の締め付けや丁番10の取り付け作業のために設けられたもので、該開放部 Sはそれらの必要作業完了後、カバープレート7により蓋われる。このカバープ レート7をロアーレール3に取り付けるに際して採られる手法としては、引き 抜きリベットにより結合させる手法や図1(d)に示すようなロアーレール3 及びカバープレート7の両者間に形成した雌雄の嵌合部8により嵌合する形式の ものがある。
【0005】 図1(b)は、上記のうち図1(a)の形式の結合部分を拡大して模式的に 示した図である。この形式では、ロアーレール3及びカバープレート7の両者間 に形成した上下結合部において、カバープレート7はロアーレール3に対してリ ベット13により固定される。しかしこの取り付け手法では、カバープレートに 荷役作業中のフォークリフトの衝突などの何らかの衝突があった場合(特に、こ の衝突はカバープレートの腹部、すなわち上下両嵌合部8間のカバープレートの 部分で起こり易い)、カバープレートの上下両結合部8の端部が荷台内面へ凸変 形し、これにより積み荷を損傷するばかりでなく、積み荷作業や荷降し作業の障 害となり、さらには美観を著しく損なうことにもなってしまう。
【0006】 図1(b)中、点線で示すのが上記荷台内側へ凸変形の典型例であるが、この ような変形は、積み荷作業や荷降し作業中のフォークリフトや荷物の角部、或い はトラック走行中における荷物の角部等により、カバープレートの腹部、すなわ ち上下両結合部8間のカバープレート面に対して起こり易く、その腹部が開放部 S内方へ向けてへこむとともに、相対して上下両結合部8のカバープレート端部 が外方に向けて凸変形する。
【0007】 図1(c)〜(d)は、他の形式のカバープレートの上下両結合部8について のものであるが、上下両結合部8のカバープレート端部が外方に向けて凸変形す る点では図1(b)の場合と同じである。図1(c)の形式では、符号14とし て示すとおり、図1(b)の形式における下部の嵌合部14を下方へ配置した態 様であるが、この場合にも、図中点線で示すとおり、上方嵌合部8のカバープレ ート端部が外方に向けて凸変形する。
【0008】 さらに、図1(d)の形式は、ロアーレールに対するカバープレートの両端嵌 合部の内側に、符号15として示すように断面コ字状の係止部を有し、これがロ アーレール3に相対して設けられた係止片に係止される態様で固定される。しか し、図1(b)の態様と同じく、この場合にも、図中点線で示すとおり、カバー プレートの腹部が開放部S内方へ向けてへこむとともに、相対して上下両嵌合部 8のカバープレート端部が外方に向けて凸変形する点で変わりはない。
【0009】
本考案は、従来の手法におけるロアーレールに対するカバープレート両端の結 合部又は嵌合部における、上記の欠点を解決するためになされたものであり、ロ アレールに開放部Sを有し、その開放部Sをカバープレートにより蓋う形式のブ ロックアオリにおいて、カバープレートに何らかの衝突があった場合、カバープ レートが荷台内側へ凸変形することなく、積荷を傷付けることがないカバープレ ートとロアレールの取り付け構造を提供するを目的とする。
【0010】
すなわち、本考案は、ロアーレールを含めて少なくとも二つの中空押出成形部 材を有し、これらが所要数の連結ボルト及び結合ナットにより一体に連結されて なり、該ロアーレールの下部に備える開放部Sをカバープレートにより蓋う形式 のトラック用ブロックアオリにおいて、カバープレートとロアーレールとの嵌合 部におけるカバープレートの両側の端部を断面コ字状の形状とし、該断面コ字状 の凹部に対して、対応するロアーレールの係止片を嵌合するようにしてなること を特徴とするトラック用ブロックアオリである。
【0011】
以下、図面に従い本考案の態様をさらに詳しく説明するが、本考案がこれら態 様に限定されないことはもちろんである。図2は、本考案に係るブロックアオリ 側面部の断面図であり、このうち図2(b)は、図2(a)に示すカバープレー トの取付け部を拡大して示している。なお、図1に示した部片と共通する部片に ついては同一の符号を付し、また図2(a)は、図1(a)に対応する図である が、その上方の一部をカットし示している。
【0012】 図1の場合と同じく、符号1、2、3はブロックアオリを構成する各アオリブ ロックで、1はアッパーレール、2はミドルレール、3はロアレールである。こ れらは縦方向に積み重ねられ、隣接するアッパーレール1とミドルレール2、ミ ドルレール2とロアレール3のアオリブロック同士の接合面に設けられた雌雄結 合部6が互いに嵌め合わせられている。これらアオリブロックは必要数の連結ボ ルト4及びナット5により一体に連結され、ブロックアオリを構成する。
【0013】 符号7はアルミニウム(含、合金)の押出形材からなるカバープレートを示す もので、ロアーレール3に設けられた開放部Sを蓋う目的で使用される。本考案 においては、図2(b)中、符号16で示すように、カバープレート7とロアー レール3との嵌合部8におけるカバープレート両側の端部を共に断面コ字状の形 状に構成する。一方、これと嵌合するロアーレール3の嵌合部については、該断 面コ字状の凹部に対応する断面凸状の係止片17として構成し、この係止片17 に対してコ字状の凹部を嵌合させる。
【0014】 本考案によれば、その両嵌合部8を上記のように構成することによって、上下 両嵌合部8のカバープレートの端部が外方に向けて凸変形するのを防止すること ができる。既述のとおり、カバープレート7は荷役作業中のフォークリフトの衝 突や荷物の角部等の外力による変形が生じ易い箇所であるが、上記構造によれば 図2(b)中点線で示すとおり、そのような外力が加わっても、カバープレート 7の腹部が開放部S内方へ向けてへこむだけであり、従来の手法では生じていた 上下両嵌合部8のカバープレートの端部が外方に向けて凸変形することがない。 また、このように凸変形自体発生しないため、積荷を傷付けることがないばかり か、荷役作業時における障害となることもなくすることができる。
【0015】
以上のとおり、本考案に係るトラック用ブロックアオリのカバープレートによ れば、カバープレートとロアーレールとの嵌合部におけるカバープレート両側の 外側端部を共に断面コ字状の形状としてなることことにより、カバープレートが 荷台内側へ凸変形することなく、積荷を傷付けることがないばかりか、荷役作業 時における障害となることもなく、さらには美観を損なうことがないなど、各種 有効な効果が得られる。
【図1】従来におけるアオリ側面部の断面図。
【図2】本考案に係るアオリ側面部の断面図。
1 アッパーレール 2 ミドルレール 3 ロアーレール 4 連結ボルト 5 ナット 6 各レール間の嵌合部 7 カバープレート 8 ロアーレール3に対するカバープレート7の結合部
又は嵌合部 9 床枠 10 丁番 11、12 ボルトーナット S 開放部 13 リベット 14 嵌合部 15 嵌合部片 16 コ字状 17 係止片
又は嵌合部 9 床枠 10 丁番 11、12 ボルトーナット S 開放部 13 リベット 14 嵌合部 15 嵌合部片 16 コ字状 17 係止片
Claims (1)
- 【請求項1】ロアーレールを含めて少なくとも二つの中
空押出成形部材を有し、これらが所要数の連結ボルト及
び結合ナットにより一体に連結されてなり、該ロアーレ
ールの下部に備える開放部Sをカバープレートにより蓋
う形式のトラック用ブロックアオリにおいて、カバープ
レートとロアーレールとの嵌合部におけるカバープレー
トの両側の端部を断面コ字状の形状とし、該断面コ字状
の凹部に対して、対応するロアーレールの係止片を嵌合
するようにしてなることを特徴とするトラック用ブロッ
クアオリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013025U JP3038573U (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | トラック用ブロックアオリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013025U JP3038573U (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | トラック用ブロックアオリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038573U true JP3038573U (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=43173247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996013025U Expired - Lifetime JP3038573U (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | トラック用ブロックアオリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038573U (ja) |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP1996013025U patent/JP3038573U/ja not_active Expired - Lifetime
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