JP3005706B2 - ダンプトラック用荷台の床組み - Google Patents
ダンプトラック用荷台の床組みInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はダンプトラック用荷台
の床組みに関する。
の床組みに関する。
【０００２】この明細書において、「アルミニウム」と
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。
【０００３】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、ダ
ンプトラック用荷台の床組みとしては、図５に示すよう
に、シャシフレーム（図示略）で支持されている横断面
コ字状の鋼製縦根太(30)と、縦根太(30)にこれと間隔を
おいて載せられている複数の横断面コ字状の鋼製横根太
(31)と、横根太(31)上に張られた床板(32)とよりなるも
のが用いられていた（実開平３−２８０８１号参照）。
ンプトラック用荷台の床組みとしては、図５に示すよう
に、シャシフレーム（図示略）で支持されている横断面
コ字状の鋼製縦根太(30)と、縦根太(30)にこれと間隔を
おいて載せられている複数の横断面コ字状の鋼製横根太
(31)と、横根太(31)上に張られた床板(32)とよりなるも
のが用いられていた（実開平３−２８０８１号参照）。
【０００４】しかしながら、従来の床組みの場合、上下
方向の高さが大きくなるという問題があった。しかも、
縦根太(30)および横根太(31)が鋼製であるので、重量が
大きくなるという問題があった。
方向の高さが大きくなるという問題があった。しかも、
縦根太(30)および横根太(31)が鋼製であるので、重量が
大きくなるという問題があった。
【０００５】そこで、図６に示すような床組みが考えら
れている。この床組みは、横断面Ｕ字状の鋼製縦根太(3
5)と、同じく横断面Ｕ字状の鋼製横根太(36)とを備えて
いる。縦根太(35)の相対向する垂直壁(37)に、その上端
から横根太(36)の高さと等しい高さの切欠き(38)が形成
され、横根太(36)が切欠き(38)内に嵌め入れられた状態
で縦根太(35)に溶接されている。また、切欠き(38)から
縦根太(35)の長さ方向にずれた位置において、縦根太(3
5)内に複数の長方形状垂直補強板(39)が嵌め入れられ、
補強板(39)の下縁および両側縁が縦根太(35)に溶接され
ている。補強板(39)は、縦根太(35)の曲げに対する剛性
を向上させるためのものである。
れている。この床組みは、横断面Ｕ字状の鋼製縦根太(3
5)と、同じく横断面Ｕ字状の鋼製横根太(36)とを備えて
いる。縦根太(35)の相対向する垂直壁(37)に、その上端
から横根太(36)の高さと等しい高さの切欠き(38)が形成
され、横根太(36)が切欠き(38)内に嵌め入れられた状態
で縦根太(35)に溶接されている。また、切欠き(38)から
縦根太(35)の長さ方向にずれた位置において、縦根太(3
5)内に複数の長方形状垂直補強板(39)が嵌め入れられ、
補強板(39)の下縁および両側縁が縦根太(35)に溶接され
ている。補強板(39)は、縦根太(35)の曲げに対する剛性
を向上させるためのものである。
【０００６】しかしながら、図６に示す床組みでも、縦
根太(35)および横根太(36)が鋼製であるので、重量が大
きくなるという問題がある。また、補強板(39)を縦根太
(35)に溶接する作業に手間がかかり、ひいては床組みの
製造作業が面倒になるという問題がある。
根太(35)および横根太(36)が鋼製であるので、重量が大
きくなるという問題がある。また、補強板(39)を縦根太
(35)に溶接する作業に手間がかかり、ひいては床組みの
製造作業が面倒になるという問題がある。
【０００７】この発明の目的は、上記問題を一挙に解決
したダンプトラック用荷台の床組みを提供することにあ
る。
したダンプトラック用荷台の床組みを提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明によるダンプト
ラック用荷台の床組みは、相対向する１対の垂直壁およ
び両垂直壁と一体に形成されかつ両垂直壁の下部どうし
を連結する水平壁を有するアルミニウム押出形材製縦根
太と、同じく相対向する１対の垂直壁および両垂直壁と
一体に形成されかつ両垂直壁の下部どうしを連結する水
平壁を有するアルミニウム押出形材製横根太とを備えて
おり、縦根太の両垂直壁間における水平壁よりも上方の
部分に、両垂直壁を連結する水平状補強壁が両垂直壁と
一体に形成され、縦根太の両垂直壁における補強壁より
も上方の部分の高さが横根太の高さと等しくされ、縦根
太の両垂直壁にそれぞれその上端から横根太嵌合用の切
欠きが形成され、横根太がこの切欠き内に嵌め入れられ
て補強壁に支持された状態で縦根太に接合されているも
のである。
ラック用荷台の床組みは、相対向する１対の垂直壁およ
び両垂直壁と一体に形成されかつ両垂直壁の下部どうし
を連結する水平壁を有するアルミニウム押出形材製縦根
太と、同じく相対向する１対の垂直壁および両垂直壁と
一体に形成されかつ両垂直壁の下部どうしを連結する水
平壁を有するアルミニウム押出形材製横根太とを備えて
おり、縦根太の両垂直壁間における水平壁よりも上方の
部分に、両垂直壁を連結する水平状補強壁が両垂直壁と
一体に形成され、縦根太の両垂直壁における補強壁より
も上方の部分の高さが横根太の高さと等しくされ、縦根
太の両垂直壁にそれぞれその上端から横根太嵌合用の切
欠きが形成され、横根太がこの切欠き内に嵌め入れられ
て補強壁に支持された状態で縦根太に接合されているも
のである。
【０００９】上記ダンプトラック用荷台の床組みにおい
て、補強壁の両側縁部にそれぞれ斜め下方に傾斜した傾
斜部が設けられ、横根太嵌合用の切欠きの下端が、補強
壁の傾斜部上端よりも下方でかつ傾斜部下端よりも上方
に位置していることがある。
て、補強壁の両側縁部にそれぞれ斜め下方に傾斜した傾
斜部が設けられ、横根太嵌合用の切欠きの下端が、補強
壁の傾斜部上端よりも下方でかつ傾斜部下端よりも上方
に位置していることがある。
【００１０】また、上記ダンプトラック用荷台の床組み
において、縦根太および横根太が、それぞれ垂直壁と水
平壁により横断面Ｕ字状となされていることがある。
において、縦根太および横根太が、それぞれ垂直壁と水
平壁により横断面Ｕ字状となされていることがある。
【００１１】
【作用】この発明によるダンプトラック用荷台の床組み
では、縦根太および横根太がアルミニウム押出形材製で
あるので、従来の縦根太および横根太が鋼製のものに比
べて軽量化を図れる。また、縦根太の両垂直壁における
補強壁よりも上方の部分の高さが横根太の高さと等しく
され、縦根太の両垂直壁にそれぞれその上端から横根太
嵌合用の切欠きが形成され、横根太がこの切欠き内に嵌
め入れられているので、床組みの高さが、図５に示す従
来のものに比べて低くなる。また、縦根太の両垂直壁間
における水平壁よりも上方の部分に、両垂直壁を連結す
る水平状補強壁が両垂直壁と一体に形成されているの
で、曲げに対する剛性が向上する。しかも、横根太は縦
根太の補強壁によって支持されるので、横根太に対する
支持力が増大する。さらに、縦根太はアルミニウム押出
形材製であるから、補強壁を垂直壁および水平壁と同時
に成形することができる。
では、縦根太および横根太がアルミニウム押出形材製で
あるので、従来の縦根太および横根太が鋼製のものに比
べて軽量化を図れる。また、縦根太の両垂直壁における
補強壁よりも上方の部分の高さが横根太の高さと等しく
され、縦根太の両垂直壁にそれぞれその上端から横根太
嵌合用の切欠きが形成され、横根太がこの切欠き内に嵌
め入れられているので、床組みの高さが、図５に示す従
来のものに比べて低くなる。また、縦根太の両垂直壁間
における水平壁よりも上方の部分に、両垂直壁を連結す
る水平状補強壁が両垂直壁と一体に形成されているの
で、曲げに対する剛性が向上する。しかも、横根太は縦
根太の補強壁によって支持されるので、横根太に対する
支持力が増大する。さらに、縦根太はアルミニウム押出
形材製であるから、補強壁を垂直壁および水平壁と同時
に成形することができる。
【００１２】補強壁の両側縁部にそれぞれ斜め下方に傾
斜した傾斜部が設けられ、横根太嵌合用の切欠きの下端
が、補強壁の傾斜部上端よりも下方でかつ傾斜部下端よ
りも上方に位置していると、切欠きの下端と補強壁にお
ける傾斜部を除いた水平部上面との高さ位置を合致させ
る必要はないので、切欠きの形成作業が簡単になる。ま
た、垂直壁における切欠きの下端を構成する面から補強
壁にかけての亀裂の発生を防止することができる。
斜した傾斜部が設けられ、横根太嵌合用の切欠きの下端
が、補強壁の傾斜部上端よりも下方でかつ傾斜部下端よ
りも上方に位置していると、切欠きの下端と補強壁にお
ける傾斜部を除いた水平部上面との高さ位置を合致させ
る必要はないので、切欠きの形成作業が簡単になる。ま
た、垂直壁における切欠きの下端を構成する面から補強
壁にかけての亀裂の発生を防止することができる。
【００１３】縦根太および横根太が、それぞれ垂直壁と
水平壁により横断面Ｕ字状となされていると、必要な強
度および剛性を確保した上で、床組みの軽量化を図るこ
とができる。
水平壁により横断面Ｕ字状となされていると、必要な強
度および剛性を確保した上で、床組みの軽量化を図るこ
とができる。
【００１４】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【００１５】図１はこの発明によるダンプトラック用荷
台の床組みの１つの実施例を示す。
台の床組みの１つの実施例を示す。
【００１６】図１において、ダンプトラック用荷台の床
組みは、相対向する１対の垂直壁(2) および両垂直壁
(2) と一体に形成されかつ両垂直壁(2) の下端どうしを
連結する水平壁(3) を有する横断面Ｕ字状アルミニウム
押出形材製縦根太(1) と、同じく相対向する１対の垂直
壁(6)(7)および両垂直壁(6)(7)と一体に形成されかつ両
垂直壁(6)(7)の下端どうしを連結する水平壁(8)(9)を有
している高さの異なる２種の横断面Ｕ字状アルミニウム
押出形材製横根太(4)(5)とを備えている。
組みは、相対向する１対の垂直壁(2) および両垂直壁
(2) と一体に形成されかつ両垂直壁(2) の下端どうしを
連結する水平壁(3) を有する横断面Ｕ字状アルミニウム
押出形材製縦根太(1) と、同じく相対向する１対の垂直
壁(6)(7)および両垂直壁(6)(7)と一体に形成されかつ両
垂直壁(6)(7)の下端どうしを連結する水平壁(8)(9)を有
している高さの異なる２種の横断面Ｕ字状アルミニウム
押出形材製横根太(4)(5)とを備えている。
【００１７】縦根太(1) の両垂直壁(2) 間に、両垂直壁
(2) を連結する複数、たとえば２つの水平状補強壁(11)
(12)が上下に間隔をおいて両垂直壁(2) と一体に形成さ
れている。縦根太(1) の両垂直壁(2) における上側の補
強壁(11)よりも上方の部分の高さは、高さの低い第１の
横根太(4) の高さと等しくされている。縦根太(1) の両
垂直壁(2) における下側の補強壁(12)よりも上方の部分
の高さは、高さの高い第２の横根太(5) の高さと等しく
されている。縦根太(1) の両垂直壁(2) の相対向する部
分に、それぞれその上端から上側補強壁(11)まで至りか
つ第１横根太(4) を嵌入しうる横根太嵌合用の第１の切
欠き(13)が形成されている。また、第１切欠き(13)とは
縦根太(1) の長さ方向にずれた位置において、縦根太
(1) の両垂直壁(2) の相対向する部分に、それぞれその
上端から下側補強壁(12)まで至りかつ第２横根太(5) を
嵌入しうる横根太嵌合用の第２の切欠き(14)が形成され
ている。第１切欠き(13)の下端は上側補強壁(11)上面
と、第２切欠き(14)の下端は下側補強壁(12)上面とそれ
ぞれ合致している。そして、第１横根太(4) が第１切欠
き(13)内に、第２横根太(5) が第２切欠き(14)内にそれ
ぞれ嵌め入れられて補強壁(11)(12)に支持された状態で
縦根太(1) に溶接、ろう付等によって接合されている。
(2) を連結する複数、たとえば２つの水平状補強壁(11)
(12)が上下に間隔をおいて両垂直壁(2) と一体に形成さ
れている。縦根太(1) の両垂直壁(2) における上側の補
強壁(11)よりも上方の部分の高さは、高さの低い第１の
横根太(4) の高さと等しくされている。縦根太(1) の両
垂直壁(2) における下側の補強壁(12)よりも上方の部分
の高さは、高さの高い第２の横根太(5) の高さと等しく
されている。縦根太(1) の両垂直壁(2) の相対向する部
分に、それぞれその上端から上側補強壁(11)まで至りか
つ第１横根太(4) を嵌入しうる横根太嵌合用の第１の切
欠き(13)が形成されている。また、第１切欠き(13)とは
縦根太(1) の長さ方向にずれた位置において、縦根太
(1) の両垂直壁(2) の相対向する部分に、それぞれその
上端から下側補強壁(12)まで至りかつ第２横根太(5) を
嵌入しうる横根太嵌合用の第２の切欠き(14)が形成され
ている。第１切欠き(13)の下端は上側補強壁(11)上面
と、第２切欠き(14)の下端は下側補強壁(12)上面とそれ
ぞれ合致している。そして、第１横根太(4) が第１切欠
き(13)内に、第２横根太(5) が第２切欠き(14)内にそれ
ぞれ嵌め入れられて補強壁(11)(12)に支持された状態で
縦根太(1) に溶接、ろう付等によって接合されている。
【００１８】図２はこの発明によるダンプトラック用荷
台の床組みの他の実施例を示す。
台の床組みの他の実施例を示す。
【００１９】図２において、アルミニウム押出形材製縦
根太(20)およびアルミニウム押出形材製横根太(21)(22)
は、それぞれ両垂直壁(2)(6)(7) の上端どうしも、垂直
壁(2)(6)(7) と一体に形成された水平壁(23)(24)(25)に
より連結されている。その他の構成は図１に示す実施例
と同様であり、同一部分および同一部材にはそれぞれ同
一符号を付して説明を省略する。
根太(20)およびアルミニウム押出形材製横根太(21)(22)
は、それぞれ両垂直壁(2)(6)(7) の上端どうしも、垂直
壁(2)(6)(7) と一体に形成された水平壁(23)(24)(25)に
より連結されている。その他の構成は図１に示す実施例
と同様であり、同一部分および同一部材にはそれぞれ同
一符号を付して説明を省略する。
【００２０】上記において、図１に示す実施例の場合、
図２に示す実施例の場合と比べて、縦根太の曲げに対す
る剛性および横根太の強度をほとんど低下させることな
く軽量化を図ることができる。
図２に示す実施例の場合と比べて、縦根太の曲げに対す
る剛性および横根太の強度をほとんど低下させることな
く軽量化を図ることができる。
【００２１】図３および図４はこの発明によるダンプト
ラック用荷台の床組みのさらに他の実施例を示す。
ラック用荷台の床組みのさらに他の実施例を示す。
【００２２】図３および図４において、横断面Ｕ字状ア
ルミニウム押出形材製縦根太(1) の両垂直壁(2) 間に、
両垂直壁(2) を連結する複数、たとえば２つの補強壁(2
6)(27)が上下に間隔をおいて両垂直壁(2) と一体に形成
されている。各補強壁(26)(27)は、水平部(26a)(27a)
と、その両側縁部の斜め下方に傾斜した傾斜部(26b)(27
b)とよりなる。縦根太(1) の両垂直壁(2) における上側
の補強壁(26)の水平部(26a) よりも上方の部分の高さ
は、高さの低い第１の横根太(4) の高さと等しくされて
いる。縦根太(1) の両垂直壁(2) における下側の補強壁
(27)の水平部(27a)よりも上方の部分の高さは、高さの
高い第２の横根太(5) の高さと等しくされている。縦根
太(1) の両垂直壁(2) の相対向する部分に形成された横
根太嵌合用の第１切欠き(13)の下端は、上側補強壁(26)
の水平部(26a) 上面よりも下方でかつ傾斜部(26b) の下
端よりも上方に位置している。縦根太(1) の両垂直壁
(2) の相対向する部分に形成された横根太嵌合用の第２
切欠き(14)の下端は、下側補強壁(27)の水平部(27a) 上
面よりも下方でかつ傾斜部(27b) の下端よりも上方に位
置している。そして、第１横根太(4) が第１切欠き(13)
内に、第２横根太(5) が第２切欠き(14)内にそれぞれ嵌
め入れられて補強壁(26)(27)の水平部(26a)(27a)に支持
された状態で縦根太(1) に溶接、ろう付等によって接合
されている。
ルミニウム押出形材製縦根太(1) の両垂直壁(2) 間に、
両垂直壁(2) を連結する複数、たとえば２つの補強壁(2
6)(27)が上下に間隔をおいて両垂直壁(2) と一体に形成
されている。各補強壁(26)(27)は、水平部(26a)(27a)
と、その両側縁部の斜め下方に傾斜した傾斜部(26b)(27
b)とよりなる。縦根太(1) の両垂直壁(2) における上側
の補強壁(26)の水平部(26a) よりも上方の部分の高さ
は、高さの低い第１の横根太(4) の高さと等しくされて
いる。縦根太(1) の両垂直壁(2) における下側の補強壁
(27)の水平部(27a)よりも上方の部分の高さは、高さの
高い第２の横根太(5) の高さと等しくされている。縦根
太(1) の両垂直壁(2) の相対向する部分に形成された横
根太嵌合用の第１切欠き(13)の下端は、上側補強壁(26)
の水平部(26a) 上面よりも下方でかつ傾斜部(26b) の下
端よりも上方に位置している。縦根太(1) の両垂直壁
(2) の相対向する部分に形成された横根太嵌合用の第２
切欠き(14)の下端は、下側補強壁(27)の水平部(27a) 上
面よりも下方でかつ傾斜部(27b) の下端よりも上方に位
置している。そして、第１横根太(4) が第１切欠き(13)
内に、第２横根太(5) が第２切欠き(14)内にそれぞれ嵌
め入れられて補強壁(26)(27)の水平部(26a)(27a)に支持
された状態で縦根太(1) に溶接、ろう付等によって接合
されている。
【００２３】図１に示す実施例の場合には、切欠き(13)
(14)を形成するさい、切欠き(13)(14)の下端と補強壁(1
1)(12)の上面との高さ位置を合致させる作業が面倒であ
るが、図３および図４に示す実施例の場合には、切欠き
(13)(14)の下端と補強壁(26)(27)の水平部(26a)(27a)上
面との高さ位置を合致させる必要はないので、切欠き(1
3)(14)の形成作業が簡単になる。また、図１に示す実施
例の場合には、垂直壁(2) における切欠き(13)(14)の下
端を構成する面から補強壁(11)(12)にかけて亀裂が発生
するおそれがあるが、図３および図４に示す実施例の場
合には、このような心配はない。
(14)を形成するさい、切欠き(13)(14)の下端と補強壁(1
1)(12)の上面との高さ位置を合致させる作業が面倒であ
るが、図３および図４に示す実施例の場合には、切欠き
(13)(14)の下端と補強壁(26)(27)の水平部(26a)(27a)上
面との高さ位置を合致させる必要はないので、切欠き(1
3)(14)の形成作業が簡単になる。また、図１に示す実施
例の場合には、垂直壁(2) における切欠き(13)(14)の下
端を構成する面から補強壁(11)(12)にかけて亀裂が発生
するおそれがあるが、図３および図４に示す実施例の場
合には、このような心配はない。
【００２４】その他の構成は図１に示す実施例と同様で
あり、同一部分および同一部材にはそれぞれ同一符号を
付して説明を省略する。
あり、同一部分および同一部材にはそれぞれ同一符号を
付して説明を省略する。
【００２５】
【発明の効果】この発明のダンプトラック用荷台の床組
みによれば、上述のように、従来の縦根太および横根太
が鋼製のものに比べて軽量化を図れる。また、縦根太の
両垂直壁における補強壁よりも上方の部分の高さが横根
太の高さと等しくされ、縦根太の両垂直壁に、それぞれ
その上端から補強壁まで至る横根太嵌合用の切欠きが形
成され、横根太がこの切欠き内に嵌め入れられているの
で、床組みの高さが、図５に示す従来のものに比べて低
くなる。また、縦根太の両垂直壁間における水平壁より
も上方の部分に、両垂直壁を連結する水平状補強壁が両
垂直壁と一体に形成されているので、曲げに対する剛性
が向上し、しかも横根太は縦根太の補強壁によって支持
されるので、横根太に対する支持力が増大する。したが
って、床組み全体の強度が増大する。さらに、縦根太は
アルミニウム押出形材製であるから、補強壁を垂直壁お
よび水平壁と同時に成形することができる。したがっ
て、図６に示す従来の床組みに比べてその製造作業が簡
単になる。
みによれば、上述のように、従来の縦根太および横根太
が鋼製のものに比べて軽量化を図れる。また、縦根太の
両垂直壁における補強壁よりも上方の部分の高さが横根
太の高さと等しくされ、縦根太の両垂直壁に、それぞれ
その上端から補強壁まで至る横根太嵌合用の切欠きが形
成され、横根太がこの切欠き内に嵌め入れられているの
で、床組みの高さが、図５に示す従来のものに比べて低
くなる。また、縦根太の両垂直壁間における水平壁より
も上方の部分に、両垂直壁を連結する水平状補強壁が両
垂直壁と一体に形成されているので、曲げに対する剛性
が向上し、しかも横根太は縦根太の補強壁によって支持
されるので、横根太に対する支持力が増大する。したが
って、床組み全体の強度が増大する。さらに、縦根太は
アルミニウム押出形材製であるから、補強壁を垂直壁お
よび水平壁と同時に成形することができる。したがっ
て、図６に示す従来の床組みに比べてその製造作業が簡
単になる。
【００２６】補強壁の両側縁部にそれぞれ斜め下方に傾
斜した傾斜部が設けられ、横根太嵌合用の切欠きの下端
が、補強壁の傾斜部上端よりも下方でかつ傾斜部下端よ
りも上方に位置していると、切欠きの下端と補強壁にお
ける傾斜部を除いた水平部上面との高さ位置を合致させ
る必要はないので、切欠きの形成作業が簡単になる。ま
た、垂直壁における切欠きの下端を構成する面から補強
壁にかけての亀裂の発生を防止することができる。
斜した傾斜部が設けられ、横根太嵌合用の切欠きの下端
が、補強壁の傾斜部上端よりも下方でかつ傾斜部下端よ
りも上方に位置していると、切欠きの下端と補強壁にお
ける傾斜部を除いた水平部上面との高さ位置を合致させ
る必要はないので、切欠きの形成作業が簡単になる。ま
た、垂直壁における切欠きの下端を構成する面から補強
壁にかけての亀裂の発生を防止することができる。
【００２７】縦根太および横根太が、それぞれ垂直壁と
水平壁により横断面Ｕ字状となされていると、必要な強
度および剛性を確保した上で、床組みの軽量化を図るこ
とができる。
水平壁により横断面Ｕ字状となされていると、必要な強
度および剛性を確保した上で、床組みの軽量化を図るこ
とができる。
【図１】この発明によるダンプトラック用荷台の床組み
の１つの実施例を示す部分斜視図である。
の１つの実施例を示す部分斜視図である。
【図２】この発明によるダンプトラック用荷台の床組み
の他の実施例を示す部分斜視図である。
の他の実施例を示す部分斜視図である。
【図３】この発明によるダンプトラック用荷台の床組み
のさらに他の実施例を示す部分斜視図である。
のさらに他の実施例を示す部分斜視図である。
【図４】図３の部分拡大断面図である。
【図５】従来の床組みを備えたダンプトラック用荷台の
全体構成を示す一部切欠き斜視図である。
全体構成を示す一部切欠き斜視図である。
【図６】他の従来のダンプトラック用荷台の床組みを示
す部分斜視図である。
す部分斜視図である。
(1) 縦根太 (2) 垂直壁 (3) 水平壁 (4) 第１横根太 (5) 第２横根太 (6) 垂直壁 (7) 垂直壁 (8) 水平壁 (9) 水平壁 (11) 補強壁 (12) 補強壁 (13) 横根太嵌合用の第１切欠き (14) 横根太嵌合用の第２切欠き (26) 補強壁(26a) 水平部 (26b) 傾斜部 (27) 補強壁(27a) 水平部 (27b) 傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−63971（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−31874（ＪＰ，Ａ) 実開 平６−37067（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭50−85920（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62D 33/02
Claims (3)
- 【請求項１】 相対向する１対の垂直壁および両垂直壁
と一体に形成されかつ両垂直壁の下部どうしを連結する
水平壁を有するアルミニウム押出形材製縦根太と、同じ
く相対向する１対の垂直壁および両垂直壁と一体に形成
されかつ両垂直壁の下部どうしを連結する水平壁を有す
るアルミニウム押出形材製横根太とを備えており、縦根
太の両垂直壁間における水平壁よりも上方の部分に、両
垂直壁を連結する水平状補強壁が両垂直壁と一体に形成
され、縦根太の両垂直壁における補強壁よりも上方の部
分の高さが横根太の高さと等しくされ、縦根太の両垂直
壁にそれぞれその上端から横根太嵌合用の切欠きが形成
され、横根太がこの切欠き内に嵌め入れられて補強壁に
支持された状態で縦根太に接合されているダンプトラッ
ク用荷台の床組み。 - 【請求項２】 補強壁の両側縁部にそれぞれ斜め下方に
傾斜した傾斜部が設けられ、横根太嵌合用の切欠きの下
端が、補強壁の傾斜部上端よりも下方でかつ傾斜部下端
よりも上方に位置している請求項１記載のダンプトラッ
ク用荷台の床組み。 - 【請求項３】 縦根太および横根太が、それぞれ垂直壁
と水平壁により横断面Ｕ字状となされている請求項１ま
たは２記載のダンプトラック用荷台の床組み。
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|---|---|---|---|
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7052760A JP3005706B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | ダンプトラック用荷台の床組み |
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|---|---|
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| JP3005706B2 true JP3005706B2 (ja) | 2000-02-07 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| JP2007145171A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | ダンプトラック |
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-
1995
- 1995-03-13 JP JP7052760A patent/JP3005706B2/ja not_active Expired - Fee Related
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