JP2873557B2 - 車両の荷台用壁等におけるパネルの結合構造 - Google Patents

車両の荷台用壁等におけるパネルの結合構造

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JP2873557B2
JP2873557B2 JP7268306A JP26830695A JP2873557B2 JP 2873557 B2 JP2873557 B2 JP 2873557B2 JP 7268306 A JP7268306 A JP 7268306A JP 26830695 A JP26830695 A JP 26830695A JP 2873557 B2 JP2873557 B2 JP 2873557B2
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裕樹 小笠原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、トラック
におけるアオリ等の荷台用壁を構成するパネル同士を結
合するのに利用することができるパネルの結合構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、トラックにおけるアオリ
を構成する中空押出形材製パネルを結合する場合、図4
に示すように、3枚の押出形材製パネル(31)(32)(33)の
端部同士を嵌め合わせ、これらパネル(31)(32)(33)の内
部に長ボルト(34)を通し、該長ボルトの端部にナット(3
5)を嵌めてパネル(31)(32)(33)を締め付けることによ
り、各パネル(31)(32)(33)同士を結合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たパネルの結合構造の場合、一般に長尺なアオリでは、
各パネル(31)(32)(33)同士を結合するのに、その長さ方
向に所要間隔をあけて多数の長ボルト(34)を配してパネ
ル(31)(32)(33)の絞め付けを適性なトルクで行う必要が
ある。そのため、かかるアオリの組立作業に相当の工数
と時間を要する上、アオリの仕様に合わせて種々の長ボ
ルト(34)およびナット(35)を準備しておく必要があるこ
とから、部品管理が煩雑になると共に部品コススも高く
なる等、種々の問題があった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、長ボルトやナット
等の部品を使用せずに、パネル同士を直接的に結合可能
とすることにより、部品管理の削減とアオリ等の荷台用
壁の組立作業を簡略化することができる車両の荷台用壁
等におけるパネルの結合構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、中空状パネルが上下に所要数結合せら
れてなる車両の荷台用壁等において、上下に隣り合う2
つのパネルのうち、上位パネルの下端における両側縁部
には同パネルの両側壁から延長された垂下壁が設けら
れ、両垂下壁間における上位パネル下面には両側面に外
向き突起を有する下向き凸部が設けられており、下位パ
ネルの上端における両側縁部には立上り壁が設けられ、
両立上り壁の上部には上位パネルの両垂下壁間に嵌め入
れられる一対の嵌入壁が設けられ、各嵌入壁の上端には
斜め内向き下方へ傾斜した係合壁が設けられ、両係合壁
の下端同士の間隔は下向き凸部の両外向き突起の基部上
面側基端同士間の間隔と略同一となされており、上位パ
ネルの両垂下壁間に下位パネルの両嵌入壁を嵌め入れる
と共に下位パネルの両係合壁間に上位パネルの下向き凸
部を挿入することにより、両係合壁が押し開かれて、こ
れらの下端部に下向き凸部の両外向き突起が係り合わせ
られるようになされているものである。
【0006】また、本発明は、上述した上位パネルと下
位パネルを逆にした構造のものについても適用されるこ
とは勿論である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明をトラックの荷台に
おける所謂、アオリ・パネルの結合に適用した場合の実
施形態について図面に従って説明する。
【0008】図1〜図3において、アオリは、アルミニ
ウム中空押出形材製のアオリ・パネル(1)(2)が上下に所
要数結合されてなるものである。上下に隣り合う2つの
アオリ・パネル(1)(2)のうち、上位パネル(1) の下端に
おける両側縁部には同パネルの両側壁(1a)から延長され
た垂下壁(3) が設けられ、両垂下壁(3) 間における上位
パネル(1) 下面には両側面の同位置に外向き突起(5) を
有する下向き凸部(4)が設けられており、下位パネル(2)
の上端における両側縁部には立上り壁(6) が設けら
れ、両立上り壁(6) の上部には上位パネル(1) の両垂下
壁(3) 間に嵌め入れられる一対の嵌入壁(7) が設けら
れ、各嵌入壁(7) の上端には斜め内向き下方へ傾斜した
係合壁(8) が設けられ、両係合壁(8) の下端同士の間隔
(S) は下向き凸部(4) の両外向き突起(5) の基部上面(5
a)側基端(P) 同士間の間隔(L) と略同一となされてお
り、上位パネル(1) の両垂下壁(3) 間に下位パネル(2)
の両嵌入壁(7) を嵌め入れると共に下位パネル(2) の両
係合壁(8) 間に上位パネル(1) の下向き凸部(4) を挿入
(矢印(A) )することにより、両係合壁(8) が押し開か
れて(矢印(B) 方向)、これらの下端部(8a)に下向き凸
部(4) の両外向き突起(5)が係り合わせられるようにな
されている。
【0009】上位パネル(1) の下向き凸部(4) は下方に
向かって幅が狭まった逆台形状となされ、下向き凸部
(4) の両外向き突起(5) は、下向き凸部(4) の下端部両
側に設けられている。各外向き突起(5) の下面(5b)は斜
め内向き下方へ傾斜した形状となされ、これにより、下
向き凸部(4) を両係合壁(8) 間に挿入して両係合壁(8)
を押し開ける操作が行い易くなる。
【0010】立上り壁(6) は、下位パネル(2) の両側壁
(2a)から上方へ延長されたものであり、その上部におけ
る嵌入壁(7) は、上位パネル(1) の垂下壁(3) の厚みに
相当する長さだけ内方へ寄っている。
【0011】そして、嵌入壁(7) の上部から係合壁(8)
の上部にかけて、略円形に削除(9)されることにより、
薄肉部(11)が形成されている。この薄肉部(11)の存在に
より、両係合壁(8) が容易に押し開かれる一方、係合壁
(8) 自体は、厚肉とすることができるため、両係合壁
(8) 間に上位パネル(1) の下向き凸部(4) を挿入して、
両係合壁(8) の下端部(8a)に下向き凸部(4) の両外向き
突起(5) が係合された後において、矢印(C) 方向の抜け
力が働くときでも、係合壁(8) に充分な圧縮強度が得ら
れる。
【0012】この実施形態では、下位パネル(2) の両嵌
入壁(7) は、上位パネル(1) の垂下壁(3) の厚みに相当
する長さだけ内方へ寄った構造となされているため、上
位パネル(1) と下位パネル(2) とを結合した場合、図3
に示すように、上位パネル(1) と下位パネル(2) の側面
が略面一となって、外観的に美麗である。しかしなが
ら、本発明は、かかる構造に限定されるものではなく、
下位パネル(2) の一対の嵌入壁(7) が上位パネルの両垂
下壁(3) 間に嵌め入れられることを要件とするものであ
る。従って、例えば、下位パネル(2) の一対の嵌入壁を
同パネルの両立上り壁(6) から真っ直ぐに延長された形
態とし、これら嵌入壁が上位パネル(1) の両垂下壁(3)
間に嵌まり込むようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、中空状パネルが上下に
所要数結合せられてなる車両の荷台用壁等において、上
位パネルの両垂下壁間に下位パネルの両嵌入壁を嵌め入
れると共に下位パネルの両係合壁間に上位パネルの下向
き凸部を挿入することにより、両係合壁の内側面に下向
き凸部の両外向き突起が当接して両係合壁が一旦外側へ
押しやられた後、両外向き突起が両係合壁の下端部を通
過した時点で両係合壁が弾性により復元して、その各下
端部に下向き凸部の各外向き突起がそれぞれ係り合わせ
られる結果、上位パネルと下位パネルが結合される。
【0014】すなわち、本発明に係るパネルの結合構造
によれば、上位パネルと下位パネルの嵌め合わせだけで
両パネルの結合が行え、従来のトラックのアオリのよう
に、多数の長ボルトおよびナットを使用せずに、パネル
同士の結合が行えるのである。そのため、組立作業にお
ける工数と時間の大幅な削減が可能になると共に部品管
理の煩雑さも解消されるものである。また、多数の長ボ
ルトおよびナットを使用しないため、トラックのアオリ
では、その大幅な軽量化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパネル同士の結合
前の状態を示す要部拡大断面図である。
【図2】同じく、パネル同士の結合状態を示す要部拡大
断面図である。
【図3】同実施形態におけるパネルの斜視図である。
【図4】従来例を示すアオリ・パネルの垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
(1) : 上位パネル (2) : 下位パネル (1a): 両側壁 (3) : 垂下壁 (4) : 下向き凸部 (5) : 外向き突起 (6) : 立上がり壁 (7) : 嵌入壁 (8) : 係合壁 (8a): 係合壁の下端部 (A) : 外向き突起の基部上面側基端 (S) : 係合壁の下端部同士間の間隔 (L) : 外向き突起の基部上面側基端同士間の間隔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状パネルが上下に所要数結合せられ
    てなる車両の荷台用壁等において、上下に隣り合う2つ
    のアオリ・パネル(1)(2)のうち、上位パネル(1) の下端
    における両側縁部には同パネルの両側壁(1a)から延長さ
    れた垂下壁(3) が設けられ、両垂下壁(3) 間における上
    位パネル(1) 下面には両側面に外向き突起(5) を有する
    下向き凸部(4) が設けられており、下位パネル(2) の上
    端における両側縁部には立上り壁(6) が設けられ、両立
    上り壁(6) の上部には上位パネル(1) の両垂下壁(3) 間
    に嵌め入れられる一対の嵌入壁(7) が設けられ、各嵌入
    壁(7) の上端には斜め内向き下方へ傾斜した係合壁(8)
    が設けられ、両係合壁(8) の下端同士の間隔(S) は下向
    き凸部(4) の両外向き突起(5) の基部上面側基端(P) 同
    士間の間隔(L) と略同一となされており、上位パネル
    (1) の両垂下壁(3)間に下位パネル(2) の一対の嵌入壁
    (7) を嵌め入れると共に下位パネル(2) の両係合壁(8)
    間に上位パネル(1) の下向き凸部(4) を挿入することに
    より、両係合壁(8) が押し開かれて、これらの下端部(8
    a)に下向き凸部(4) の両外向き突起(5) が係り合わせら
    れるようになされている、車両の荷台用壁等におけるパ
    ネルの結合構造。
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