JP2729908B2 - 車両の荷台用壁等におけるパネルの結合装置 - Google Patents

車両の荷台用壁等におけるパネルの結合装置

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JP2729908B2
JP2729908B2 JP5288442A JP28844293A JP2729908B2 JP 2729908 B2 JP2729908 B2 JP 2729908B2 JP 5288442 A JP5288442 A JP 5288442A JP 28844293 A JP28844293 A JP 28844293A JP 2729908 B2 JP2729908 B2 JP 2729908B2
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裕樹 小笠原
俊太 潮田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の荷台用壁等に
おけるパネルの結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばアルミニウム中空押出形材
製のパネルが上下に所要数重ね合わせられてなるトラッ
ク等車両の荷台用壁(アオリ)においては、すべてのパ
ネルが長い連結ボルト(通しボルト)およびナットによ
り結合されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の荷台用壁では、パネルにボルト挿通孔をあける必要
があるだけでなく、部品として長い連結ボルト(通しボ
ルト)およびナットを必要とし、しかもボルトを適正な
トルクで締め付ける必要があるため、組立て作業にかな
りの工数を要し、また部品費が高くつくとともに、部品
の管理が非常に面倒であり、さらに荷台用壁の重量が重
くなるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、荷台用壁等を構成する上下パネルを、従来の
連結ボルトおよびナットを使用することなく、ワンタッ
チで迅速に結合することができ、従って組立て工数を大
幅に削減することができて、組立て作業が容易であり、
作業性にすぐれているうえに、上下パネルの結合強度が
非常に大きく、さらに荷台用壁等の薄型化および軽量化
を果し得るとともに、部品費が安くつき、また煩わしい
部品の管理をする必要がなく、負担が軽減される、車両
の荷台用壁等におけるパネルの結合装置を提供しようと
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】記の目的を達成するた
めに、この発明は、中空状パネルが上下に所要数結合せ
られてなる車両の荷台用壁等において、上下に隣り合う
2つのパネルのうち、上位パネルの下端部の左右両側壁
部の内側に、下方に至るほど内向きに傾斜しかつ先端に
係合用外向き突起を有する一対の連結用下向き傾斜凸部
が同パネルの全長にわたってそれぞれ設けられて、同パ
ネル下端部の左右両側に、パネル左側壁部と同側の連結
用下向き傾斜凸部とによって横断面略逆V形の下方開口
凹状部、並びにパネル右側壁部と同側の連結用下向き傾
斜凸部とによって横断面略逆V形の下方開口凹状部がそ
れぞれ形成され、上位パネル側の各連結用下向き傾斜凸
部に対する係合用外向き突起の角度αが95±5°であ
り、かつ上位パネル下端部の左または右側壁部に対する
各連結用下向き傾斜凸部の傾斜角度βが15〜25°で
あり、下位パネル上端部に、左右両側縁寄り部分に位置
しかつ内面に係合用内向き突起を有する一対の差込み用
上向き凸部が同パネルの全長にわたってそれぞれ設けら
れ、上位パネル下端部左右両側の横断面略逆V形の下方
開口凹状部に、下位パネルの差込み用上向き凸部がそれ
ぞれ嵌め入れられて、係合用外向き突起と係合用内向き
突起とが相互に係り合わせられていることを特徴として
いる。
【0006】上記において、上位パネル側の各連結用下
向き傾斜凸部に対する係合用外向き突起の角度αは、9
5±5°、通常95°とする。また、上位パネル側の各
横断面略逆V形の下方開口凹状部の開き角度、すなわち
上位パネル下端部の左または右側壁部に対する連結用下
向き傾斜凸部の傾斜角度βは15〜25°、好ましく
は18〜22°であり、通常20°とするのが、望まし
い。
【0007】
【作用】上記において、上位パネル下端部左右両側の横
断面略逆V形の凹状部に、下位パネルの左右両差込み用
上向き凸部をそれぞれ嵌め合わせると、連結用下向き傾
斜凸部下端の係合用外向き突起と、差込み用上向き凸部
の係合用内向き突起とが当たり、係合用外向き突起が板
状連結用下向き傾斜凸部の素材の弾性に抗して一旦内側
に押しやられた後、係合用内向き突起を下方に越えて、
該係合用内向き突起に下側から係り合わせられる。
【0008】このように、上下パネルは、これらの端部
同士を互いに嵌め合わせるだけで、ワンタッチで確実に
結合することができ、従って非常に作業性が良く、組立
て工数を大幅に削減することができて、パネルの組立て
作業が容易である。
【0009】そして、上位パネル側の各横断面略逆V形
の下方開口凹状部の開き角度、すなわち上位パネル下端
部の左または右側壁部に対する連結用下向き傾斜凸部の
傾斜角度βを15〜25°、好ましくは18〜22°と
し、通常20°に設定すれば、これらの連結用下向き凸
部を上位パネルの下壁に垂直に平行して設ける場合に比
べて、上下両パネル同士の嵌合部の高さ、すなわち上位
パネルの下壁と下位パネルの上壁との間の間隔を低くす
ることができ、上下両パネルの剛性がアップする。
【0010】また、上下両パネルの嵌合状態において、
両パネルの連結部に押込み力が作用したり、あるいは引
張力が作用したりしても、上下両パネルの嵌合外れが生
じにくい。
【0011】なお、上位パネル側の各連結用下向き傾斜
凸部と、これの先端の係合用外向き突起との間の角度α
95±5°、通常95°に設定することにより、嵌合
外れが起こり難くなり、両パネルの嵌合部の動摩擦係数
に関係なく、構造により嵌合力を持たせることができ
る。
【0012】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0013】この明細書において、左右および上下は、
図1を基準とし、左とは図1の左側、右とは同右側をい
ゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいうものとする。
【0014】図面において、車両の荷台用壁(10)は、中
空状アルミニウム押出形材製のパネル(1)(2)が上下に所
要数重ね合わせられてなるものである。
【0015】そして、上下に隣り合う2つのパネル(1)
(2)のうち、上位パネル(1) の下端部の左右両側壁部(3)
(3)の内側に、下方に至るほど内向きに傾斜しかつ先端
に係合用外向き突起(5)(5)を有する一対の連結用下向き
傾斜凸部(4)(4)が同パネル(1)の全長にわたってそれぞ
れ設けられて、同パネル(1) 下端部の左右両側に、パネ
ル左側壁部(3) と同側の連結用下向き傾斜凸部(4) とに
よって横断面略逆V形の下方開口凹状部(6) 、並びにパ
ネル右側壁部(3) と同側の連結用下向き傾斜凸部(4) と
によって横断面略逆V形の下方開口凹状部(6) がそれぞ
れ形成されている。
【0016】ここで、上位パネル(1) 側の各連結用下向
き傾斜凸部(4) と、これの先端の係合用外向き突起(5)
との間の角度αは、通常95°とする。また、上位パネ
ル(1) 側の各横断面略逆V形の下方開口凹状部(6) の開
き角度、すなわち上位パネル(1) 下端部の左または右側
壁部(3)(3)に対する連結用下向き傾斜凸部(4)(4)の傾斜
角度βは20°である。
【0017】また左右両側壁部(3)(3)の先端部(3a)(3a)
は薄肉となされていて、これらの先端部(3a)(3a)のそれ
ぞれ外側に、小さい左右一対の外部突起(12)(12)が設け
られ、これらの外部突起(12)(12)の内面に、下方に至る
ほど外向きに傾斜したテーパ面(17)(17)が設けられてい
る。
【0018】一方、下位パネル(2) 上端部に、左右両側
縁寄り部分に位置しかつ内面に係合用内向き突起(15)(1
5)を有する一対の差込み用上向き凸部(14)(14)が同パネ
ル(2) の全長にわたってそれぞれ設けられている。左右
両係合用内向き突起(15)(15)のそれぞれ先端には、下方
に至るほど内向きに傾斜したテーパ面(16)(16)が設けら
れている。また差込み用上向き凸部(14)(14)のそれぞれ
左右外側に、小さい一対の側壁広がり防止用突起(21)(2
1)が設けられ、これらの側壁広がり防止用突起(21)(21)
の外面に、下方に至るほど外向きに傾斜したテーパ面(2
2)(22)が設けられている。両差込み用上向き凸部(14)(1
4)と側壁広がり防止用突起(21)(21)との間に凹状部(13)
(13)がそれぞれ形成されている。
【0019】上記車両の荷台用壁(10)において、上位パ
ネル(1) 下端部左右両側の横断面略逆V形の下方開口凹
状部(6)(6)と、下位パネル(2) 側の左右両差込み用上向
き凸部(14)(14)とをそれぞれ嵌め合わせると、連結用下
向き傾斜凸部(4)(4)下端の係合用外向き突起(5)(5)と差
込み用上向き凸部(14)(14)の係合用内向き突起(15)(15)
とが当たり、係合用外向き突起(5)(5)のテーパ面(8)(8)
と係合用内向き突起(15)(15)先端のテーパ面(16)(16)と
が互いに当接せしめられて、係合用外向き突起(5)(5)が
板状連結用下向き傾斜凸部(4)(4)の素材の弾性に抗して
一旦内側に押しやられた後、係合用内向き突起(15)(15)
を下側に越えたところで、同下向き傾斜凸部(4)(4)の素
材の弾性により復元して、係合用外向き突起(5)(5)と下
位パネル(2) の上壁(7) との間の空隙部(20)(20)内に入
り込み、同時に、該係合用外向き突起(5)(5)が係合用内
向き突起(15)(15)に下側から係り合わせられる。
【0020】ここで、図1に示すように、上位パネル
(1) 側の各横断面略逆V形の下方開口凹状部(6) の開き
角度、すなわち上位パネル(1) 下端部の左または右側壁
部(3)(3)に対する連結用下向き傾斜凸部(4)(4)の傾斜角
度βは20°であるため、例えば一対の連結用下向き凸
部(4)(4)を上位パネル(1) の下壁に垂直に平行して設け
る場合に比べて、上下両パネル(1)(2)同士の嵌合部の高
さ(W) 、すなわち上位パネル(1) の下壁(11)と下位パネ
ル(2) の上壁(7) との間の間隔を低くすることができ、
上下両パネル(1)(2)の剛性がアップする。
【0021】また、上位パネル(1) 側の左右両側壁部
(3)(3)の薄肉の先端部(3a)(3a)が、下位パネル(2) 側の
左右両差込み用上向き凸部(14)(14)とこれらの両外側の
側壁広がり防止用突起(21)(21)との間の凹状部(13)(13)
内に差し込まれる。このとき、上位パネル(1) 側の左右
両側壁部(3)(3)の薄肉先端部(3a)(3a)と、これの両外側
の小さい外部突起(12)(12)との間の凹部に、側壁広がり
防止用突起(21)(21)が差し込まれ、両外部突起(12)(12)
内面の下方外向きテーパ面(17)(17)と、下位パネル(2)
側の左右両側壁広がり防止用突起(21)(21)外面の下方外
向きテーパ面(22)(22)とが当接せしめられて、両外部突
起(12)(12)と左右両側壁広がり防止用突起(21)(21)とが
相互に係り合わせられており、これらの下方外向きテー
パ面(17)(17)(22)(22)の傾斜角度は、45°程度が好ま
しい。
【0022】上下両パネル(1)(2)の嵌合状態において、
同図に示すように、上下両パネル(1)(2)の連結部に、上
下両側から押込み力(P1)が作用すると、上位パネル(1)
側の各横断面略逆V形の下方開口凹状部(6) の開き角度
βが20°であるため、ベクトルの変換により押込み力
(P1)=1に対して、0.34の板状連結用下向き傾斜凸
部(4)(4)の開き力(b) が作用する。従って上下両パネル
(1)(2)同士の嵌合部の高さ(W) を低くすることができ、
上下両パネル(1)(2)の剛性がアップする。
【0023】また上下両パネル(1)(2)に、上下両側から
引張力(P2)が作用すると、上位パネル(1) 側の各横断面
略逆V形の下方開口凹状部(6) の開き角度βが20°で
あるため、ベクトルの変換により引張力(P2)=1に対し
て、0.34の板状連結用下向き傾斜凸部(4)(4)の閉じ
力(a) が作用し、嵌合が外れにくい。
【0024】なお、上位パネル(1) について、これの下
壁(11)の左右両側縁部を厚肉にして、その内側にテーパ
部(23)(23)が設けられているので、やはり上下両パネル
(1)(2)の剛性がアップする。
【0025】さらに、同図に示すように、嵌合状態の上
下パネル(1)(2)の連結部に横からの外力(P3)が作用して
も、ベクトルの変換を含め、連結部は相互に干渉し合う
ことになり、嵌合外れが生じにくい。
【0026】図3に示すように、上位パネル(1) の各連
結用下向き傾斜凸部(4) の長さ(X)、すなわち連結用下
向き傾斜凸部(4) の上端より凸部(4) 下端の係合用外向
き突起(5) の基端までの長さ(X) に対して、同連結用下
向き傾斜凸部(4) の上端より係合用外向き突起(5) の先
端間での長さ(Y) が大きすぎると(X<Y)、上下両パ
ネル(1)(2)に、上下両側から引張力(P2)が作用すると、
応力を逃がすため、連結用下向き傾斜凸部(4) が係合用
内向き突起(15)から逃げるように内方に倒れ、嵌合外れ
が起こる。
【0027】そこで、上記のように、上位パネル(1) 側
の各連結用下向き傾斜凸部(4) と、これの先端の係合用
外向き突起(5) との間の角度αを、95°とすることに
より、ほゞX=Yとなって、各連結用下向き傾斜凸部
(4) の係合用外向き突起(5) で引張り応力が逃げること
を防ぎ、嵌合外れを起こり難くしている。すなわち嵌合
部の動摩擦係数に関係なく、構造により嵌合力を持たせ
ているものである。
【0028】このように、上下に隣り合う2つのパネル
(1)(2)は、上位パネル(1) 側の横断面略逆V形の下方開
口凹状部(6)(6)に、下位パネル(2) 側の差込み用上向き
凸部(14)(14)を単に嵌め合わせて、係合用外向き突起
(5)(5)と係合用内向き突起(15)(15)とを相互に係り合わ
せるだけで、簡単に結合することができ、結局、上下両
パネル(1)(2)を、連結ボルトおよびナットを使用するこ
となく、ワンタッチで迅速に結合することができて、非
常に作業性が良く、パネル(1)(2)の組立て工数を大幅に
削減することができ、組立て作業が容易である。
【0029】なお、この実施例では、上位パネル(1) 側
の左右両外部突起(12)(12)内面の下方外向きテーパ面(1
7)(17)と、下位パネル(2) 側の側壁広がり防止用突起(2
1)(21)外面の下方外向きテーパ面(22)(22)とが相互に当
接せしめられているため、上下両パネル(1)(2)の連結部
分の外表面に段差が出にくゝ、上下両パネル(1)(2)の連
結部分の外表面がいわゆる面一となって、平面度を向上
させることができ、両パネル(1)(2)同士の間隙が見え
ず、外観にすぐれている。
【0030】また、上下パネル(1)(2)の嵌合は、相対的
なものであるので、図示の場合とは逆に、例えば上位パ
ネル(1) 側に、内面に係合用内向き突起(15)(15)を有す
る差込み用凸部(14)(14)が下方突出状に設けられ、下位
パネル(2) 側に、先端に係合用外向き突起(5)(5)を有す
る連結用傾斜凸部(4)(4)が上方突出状に設けられて、下
位パネル(2) に、横断面略逆V形の凹状部(6)(6)が上方
に開口するように形成されていても良い。
【0031】また図示のものは、係合用外向き突起(5)
(5)の外面と係合用内向き突起(15)(15)の内面の両方
に、下方に至るほど内向きに傾斜したテーパ面(8)(8)(1
6)(16)が設けられているが、これらのテーパ面(8) (16)
は、係合用外向き突起(5)(5)の外面と係合用内向き突起
(15)(15)の内面のうちの少なくとも一方に設けられてお
れば良い。
【0032】なお、上記実施例においては、この発明に
よるパネルの結合装置を、車両の荷台用壁(10)に適用し
た場合を示したが、近年、下水処理場の蓋やプールの蓋
等も所要数のパネルを同様に結合してつくられているの
で、この発明はこれらの場合についても同様に適用され
るものである。ここで、下水処理場の蓋やプールの蓋に
適用する場合には、相互に隣り合う2つのパネル(1)(2)
は、水平に(従って横向きに)配置される。
【0033】
【発明の効果】この発明は、上述のように、中空状パネ
ルが上下に所要数結合せられてなる車両の荷台用壁等に
おいて、上下に隣り合う2つのパネルのうち、上位パネ
ルの下端部の左右両側壁部の内側に、下方に至るほど内
向きに傾斜しかつ先端に係合用外向き突起を有する一対
の連結用下向き傾斜凸部が同パネルの全長にわたってそ
れぞれ設けられて、同パネル下端部の左右両側に、パネ
ル左側壁部と同側の連結用下向き傾斜凸部とによって横
断面略逆V形の下方開口凹状部、並びにパネル右側壁部
と同側の連結用下向き傾斜凸部とによって横断面略逆V
形の下方開口凹状部がそれぞれ形成され、上位パネル側
の各連結用下向き傾斜凸部に対する係合用外向き突起の
角度αが95±5°であり、かつ上位パネル下端部の左
または右側壁部に対する各連結用下向き傾斜凸部の傾斜
角度βが15〜25°であり、下位パネル上端部に、左
右両側縁寄り部分に位置しかつ内面に係合用内向き突起
を有する一対の差込み用上向き凸部が同パネルの全長に
わたってそれぞれ設けられ、上位パネル下端部左右両側
の横断面略逆V形の下方開口凹状部に、下位パネルの差
込み用上向き凸部がそれぞれ嵌め入れられて、係合用外
向き突起と係合用内向き突起とが相互に係り合わせられ
ているもので、この発明によれば、上位パネル側の横断
面略逆V形の凹状部に、下位パネル側の差込み用上向き
凸部をそれぞれ嵌め合わせて、連結用下向き傾斜凸部下
端の係合用外向き突起と、差込み用上向き凸部の係合用
内向き突起とを係り合わせるだけで、上下両パネルをワ
ンタッチで確実に結合することができ、従って非常に作
業性が良く、組立て工数を大幅に削減することができ
て、パネルの組立て作業が容易である。
【0034】そして、上位パネル側の各横断面略逆V形
の下方開口凹状部の開き角度、すなわち上位パネル下端
部の左または右側壁部に対する連結用下向き傾斜凸部の
傾斜角度βを15〜25°、好ましくは18〜22°と
し、通常20°に設定すれば、これらの連結用下向き凸
部を上位パネルの下壁に垂直に平行して設ける場合に比
べて、上下両パネル同士の嵌合部の高さを低くすること
ができ、上下両パネルの剛性がアップする。
【0035】また、上下両パネルの嵌合状態において、
両パネルの連結部に押込み力が作用したり、あるいは引
張力が作用したりしても、上下両パネルの嵌合外れが生
じにくいし、また上位パネル側の各連結用下向き傾斜凸
部と、これの先端の係合用外向き突起との間の角度αを
95±5°、通常95°に設定することにより、嵌合外
れが起こり難くなって、両パネルの嵌合部の動摩擦係数
に関係なく、構造により嵌合力を持たせることができ、
上下両パネルの結合を確実なものとすることができる。
【0036】さらに、荷台用壁等を構成するパネルを、
従来の連結ボルトおよびナットを使用することなく結合
することができるため、荷台用壁等の薄型化および軽量
化を果し得るとともに、部品費が安くつき、また煩わし
い部品の管理をする必要がなく、負担が軽減されるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両の荷台用壁の部分
斜視図である。
【図2】図1の要部拡大断面図で、上下両パネルの嵌合
状態を示している。
【図3】図2の要部拡大断面図で、上下両パネルの左側
部の嵌合状態を示している。
【図4】同要部拡大断面図で、上下両パネルの嵌合前の
状態を示している。
【符号の説明】
1 中空状上位パネル 2 中空状下位パネル 3 パネル左右両側壁部 4 連結用下向き傾斜凸部 5 係合用外向き突起 6 横断面略逆V形の下方開口凹状部 10 車両の荷台用壁 14 差込み用上向き凸部 15 係合用内向き突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状パネル(1)(2)が上下に所要数結合
    せられてなる車両の荷台用壁等において、上下に隣り合
    う2つのパネル(1)(2)のうち、上位パネル(1) の下端部
    の左右両側壁部(3)(3)の内側に、下方に至るほど内向き
    に傾斜しかつ先端に係合用外向き突起(5)(5)を有する一
    対の連結用下向き傾斜凸部(4)(4)が同パネル(1) の全長
    にわたってそれぞれ設けられて、同パネル(1) 下端部の
    左右両側に、パネル左側壁部(3) と同側の連結用下向き
    傾斜凸部(4) とによって横断面略逆V形の下方開口凹状
    部(6) 、並びにパネル右側壁部(3) と同側の連結用下向
    き傾斜凸部(4) とによって横断面略逆V形の下方開口凹
    状部(6) がそれぞれ形成され、上位パネル(1) 側の各連
    結用下向き傾斜凸部(4) に対する係合用外向き突起(5)
    の角度αが95±5°であり、かつ上位パネル(4) 下端
    部の左または右側壁部(3) に対する各連結用下向き傾斜
    凸部(4) の傾斜角度βが15〜25°であり、下位パネ
    ル(2) 上端部に、左右両側縁寄り部分に位置しかつ内面
    に係合用内向き突起(15)(15)を有する一対の差込み用上
    向き凸部(14)(14)が同パネル(2)の全長にわたってそれ
    ぞれ設けられ、上位パネル(1) 下端部左右両側の横断面
    略逆V形の下方開口凹状部(6)(6)に、下位パネル(2) の
    差込み用上向き凸部(14)(14)がそれぞれ嵌め入れられ
    て、係合用外向き突起(5)(5)と係合用内向き突起(15)(1
    5)とが相互に係り合わせられている、車両の荷台用壁等
    におけるパネルの結合装置。
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