JP3530264B2 - 壁パネルと床パネルの接合構造及び建物ユニット - Google Patents
壁パネルと床パネルの接合構造及び建物ユニットInfo
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Description
の接合構造、及びこれを利用した建物ユニットに関す
る。
公報記載の発明のように、壁パネルの側面に床パネルの
端部が接合される、いわゆる壁勝ちの建物ユニットがあ
る。
載の建物ユニットでは、壁パネルに、床パネルの端部を
嵌合するために横方向略全長に連続した大きな凹部
(穴)が設けられている。このため、上記建物ユニット
では、壁パネルの断面欠損、即ち強度低下が大きくな
り、十分な構造耐力を確保できないおそれがある。
ものであり、壁パネルの断面欠損を小さくして、構造耐
力を十分に確保できる壁パネルと床パネルの接合構造及
び建物ユニットを提供することを目的とする。
は、複数本の縦枠を備えた壁パネルの内側面に、複数本
の床根太を備えた床パネルの端面が接合された壁パネル
と床パネルの接合構造において、上記床パネルの各床根
太には、上記端面から突出する突部が設けられ、この突
部の先端にほぞが形成され、上記壁パネルの各縦枠には
ほぞ溝が形成され、上記床パネルの上記ほぞを上記壁パ
ネルの上記ほぞ溝に嵌合させて、これらの床パネルと壁
パネルとが接合されたものである。
備えた壁パネルの内側面に、複数本の床根太を備えた床
パネルの端面が接合された壁パネルと床パネルの接合構
造において、上記床パネルの各床根太には上記端面から
突出する突部が形成され、上記壁パネルには、複数本の
縦枠に切欠きが形成され、これらの各切欠きに床受け材
が嵌め込まれ、複数本の縦枠が掛け渡されて床受け材が
設置され、この床受け材に複数の嵌合溝が形成され、こ
の床受け材の上記嵌合溝に上記床パネルの上記突部を嵌
合させて、上記床パネルと上記壁パネルとが接合された
ものである。
記載の壁パネルと床パネルの接合構造によって壁パネル
と床パネルとが接合されてなるものである。
パネルと壁パネルとの接合は、床パネルの床根太の端部
に設けられたほぞを、壁パネルの縦枠に形成されたほぞ
溝に嵌合させて実現させるので、壁パネルの内壁面に
は、床パネルの突部のほぞを挿通するに十分な断面積の
切欠き(挿通穴)を形成すれば良い。このため、壁パネ
ルの断面欠損を小さくでき、この壁パネルの構造耐力を
十分に確保できる。
る。床パネルと壁パネルとの接合は、床パネルの床根太
の突部を、壁パネルの縦枠が掛け渡された床受け材の嵌
合溝に嵌合させて実現させるので、壁パネルの内壁面に
は、床パネルの突部を挿通するに十分な断面積の切欠き
(挿通穴)を設ければ良い。このため、壁パネルの断面
欠損を小さくでき、この壁パネルの構造耐力を十分に確
保できる。
ネルの床根太の突部とは断面積を大きく設定できるの
で、床パネル及び壁パネル間の水平方向の剪断力を確実
に支持でき、床パネルと壁パネルの接合部の強度、ひい
ては建物ユニットの強度の信頼性を向上させることがで
きる。
枠の各切欠きに床受け材が嵌め込まれ、掛け渡されたこ
とから、床パネルの端部を、壁パネルの縦枠以外の床受
け材に、例えば縦枠の近傍において釘等を用いて固定で
きる。このため、床パネルと壁パネルとの接合強度を一
層高めることができる。
成されず、壁パネルの縦枠にほぞ溝が形成されないの
で、これらの縦枠及び床根太に細かな加工が不要とな
り、床パネルと壁パネルとの接合部の加工コスト、ひい
ては建物ユニットの加工コストを低減できる。
の構造耐力を十分確保した建物ユニットを実現できる。
する。 (1)第1実施例 図1は、本発明に係る建物ユニットの第1実施例を示す
斜視図である。図2は、図1のII部を断面状態で示す拡
大断面図である。図3は、図2の縦枠と床根太との接合
作業を示す斜視図である。
壁パネル11の内側面に床パネル12の端面を接合して
構成される。いわゆる壁勝ちの建物ユニットである。
床根太13を有し、妻方向の両端部に端根太14を、桁
方向の両端部に不図示の側根太をそれぞれ備えて床枠組
が形成され、この床枠組に床面材15が取り付けられて
構成されたものである。
下枠16との間に、複数本の縦枠17を備えて壁枠組が
形成され、この壁枠組に外壁面材18及び内壁面材19
を取り付けて構成される。
合箇所に、ブロッキング材20が、複数本の縦枠17間
に設置されるとともに、内壁面材19と面一状態で、壁
下合板21が取り付けられている。この壁下合板21
は、壁パネル11の縦枠17に、後述のほぞ溝24が形
成されたことによる縦枠17の断面欠損を補うために設
置されたものである。
2及び図3に示すように、端根太14の端面から突出す
る突部22が一体形成され、この突部22にほぞ23が
同様に一体形成される。また、上記壁パネル11の縦枠
17には、各縦枠17にほぞ溝24が形成される。壁パ
ネル11の壁下合板21には、各床根太13の突部22
を挿通可能とする挿通穴25が、ほぞ溝24に対応した
位置に穿設される。
み立てた後、各床パネル12の各根太13における突部
22を、壁パネル11の壁下合板21における各挿通穴
25に挿通させ、更に、床パネル12の各突部22先端
のほぞ23を、壁パネル11の各縦枠17におけるほぞ
溝24に嵌合させて、壁パネル11と床パネル12とを
接合させ、建物ユニット10を構成する。
の接合前に、ほぞ23或いはほぞ溝24の少なくとも一
方に接着剤を塗布し、この接着剤の固化により、壁パネ
ル11と床パネル12との接合強度を増大させる。
ネル11との接合は、床パネル11の床根太13の突部
22の設けられたほぞ23を、壁パネル11の縦枠17
に形成されたほぞ溝24に嵌合させて実現されるので、
壁パネル11の壁下合板21には、床パネル12の突部
22及びほぞ23を挿通するに十分な断面積の挿通穴2
5を形成すれば足りる。このため、壁パネル11の断面
欠損を小さくでき、この壁パネル11の構造耐力を十分
に確保できる。
る図2に対応した拡大断面図である。図5は、図4のV-
V 線に沿う断面図である。図6は、図4の縦枠と床根太
との接合作業を示す斜視図である。この第2実施例にお
いて、前記第1実施例と同様な部分は、同一の符号を付
すことにより説明を省略する。
14の端面から突出する突部30が一体形成される。一
方、壁パネル11には、複数本の縦枠17に切欠き31
が形成され、これらの各縦枠17の切欠き31に床受け
材32が嵌め込まれて、この床受け材32が、複数本の
縦枠17に掛け渡される。そして、この床受け材32の
各縦枠17に対応した位置に、嵌合溝33が複数形成さ
れる。また、壁パネル11の壁下合板21には、各嵌合
溝33に対応する位置に挿通穴34が穿設される。この
壁下合板21は、縦枠17に切欠き31が形成されたこ
とによる縦枠17の断面欠損を補うためのものである。
床パネル12の各床根太13における突部30を、壁パ
ネル11のおける壁下合板21の挿通穴34の挿通さ
せ、上記突部30を床受け材32の嵌合溝33の嵌合さ
せて実現され、建物ユニット35が構築される。
接合前に、床パネル12の突部30或いは壁パネル11
の嵌合溝33の少なくとも一方に接着剤を塗布し、この
接着剤の固化により、床パネル12と壁パネル11との
接合を強固にしても良い。或いは、壁パネル12の縦枠
17近傍位置で、床パネル12の端根太14と壁パネル
11の床受け材32に釘36(図4)を斜め或いは垂直
に打ちつけて、床パネル12と壁パネル11との接合強
度を高めても良い。
ネル11との接合は、床パネル12の床根太13の突部
30を、壁パネル11の縦枠17に掛け渡された床受け
材32の嵌合溝33の嵌合させて実現されるので、壁パ
ネル11の壁下合板21には、床パネル12の突部30
の挿通するに十分な断面積の挿通穴34を設ければ良
い。このため、壁パネル11の断面欠損を小さくでき、
この壁パネル11の構造耐力を十分に確保できる。
溝33と、床パネル11の床根太13の突部30とは断
面積を大きく設定できるので、床パネル12及び壁パネ
ル11間の水平方向の剪断力を確実に支持でき、建物ユ
ニット35の強度の信頼性を向上させることができる。
数本の縦枠17に掛け渡されたことから、床パネル12
の端根太14を、壁パネル11の縦枠17以外の床受け
材32に、縦枠17近傍において釘36やボルト等を用
いて固定できる。このため、床パネル12と壁パネル1
1との接合強度を一層高めることができる。
0にほぞ(23)が形成されず、壁パネル11の縦枠1
7にほぞ溝(24)が形成されないので、これらの縦枠
17及び床根太13に細かな加工が不要となり、建物ユ
ニット35の加工コストを低減できる。
えば上面をテーパ面37としたときには、突部30と床
受け材32、つまり床根太13と縦枠17とを密着状態
で接合させることができ、床鳴り等の不具合を確実に防
止できる。
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、第1実施例
の建物ユニット10において、床パネル12と壁パネル
11とのほぞ23及びほぞ溝24間の接着剤を塗布した
ものを述べたが、この接着剤と併用して、或いは単独
で、図2に2点斜線で示すように、側面視L字形状の金
具38を用いて、壁パネル11と床パネル12との接合
を強化してもよい。
床パネルの接合構造及び建物ユニットによれば、壁パネ
ルの断面欠損を小さくして、この壁パネルの構造耐力を
十分に確保できる。
例を示す斜視図である。
図である。
す斜視図である。
例における図2に対応した拡大断面図である。
す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数本の縦枠を備えた壁パネルの内側面
に、複数本の床根太を備えた床パネルの端面が接合され
た壁パネルと床パネルの接合構造において、上記床パネ
ルの各床根太には、上記端面から突出する突部が設けら
れ、この突部の先端にほぞが形成され、上記壁パネルの
各縦枠にはほぞ溝が形成され、上記床パネルの上記ほぞ
を上記壁パネルの上記ほぞ溝に嵌合させて、これらの床
パネルと壁パネルとが接合されたことを特徴とする壁パ
ネルと床パネルの接合構造。 - 【請求項2】 複数本の縦枠を備えた壁パネルの内側面
に、複数本の床根太を備えた床パネルの端面が接合され
た壁パネルと床パネルの接合構造において、上記床パネ
ルの各床根太には上記端面から突出する突部が形成さ
れ、上記壁パネルには、複数本の縦枠に切欠きが形成さ
れ、これらの各切欠きに床受け材が嵌め込まれ、複数本
の縦枠に掛け渡されて床受け材が設置され、この床受け
材に複数の嵌合溝が形成され、この床受け材の上記嵌合
溝に上記床パネルの上記突部を嵌合させて、上記床パネ
ルと上記壁パネルとが接合されたことを特徴とする壁パ
ネルと床パネルの接合構造。 - 【請求項3】 請求項1乃至2記載の壁パネルと床パネ
ルの接合構造によって壁パネルと床パネルとが接合され
てなる建物ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195495A JP3530264B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 壁パネルと床パネルの接合構造及び建物ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195495A JP3530264B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 壁パネルと床パネルの接合構造及び建物ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302864A JPH08302864A (ja) | 1996-11-19 |
JP3530264B2 true JP3530264B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=14574328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11195495A Expired - Lifetime JP3530264B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 壁パネルと床パネルの接合構造及び建物ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3530264B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP11195495A patent/JP3530264B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08302864A (ja) | 1996-11-19 |
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