JP3272609B2 - 車両のルーフ構造 - Google Patents

車両のルーフ構造

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JP3272609B2 JP22374896A JP22374896A JP3272609B2 JP 3272609 B2 JP3272609 B2 JP 3272609B2 JP 22374896 A JP22374896 A JP 22374896A JP 22374896 A JP22374896 A JP 22374896A JP 3272609 B2 JP3272609 B2 JP 3272609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のルーフ構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車やボンネットトラック等の車両に
適用されるルーフ構造としては、従来、図3〜図5に示
されるように、ルーフパネル1の幅端部に形成されたフ
ランジ部2と、サイドメンバ3のフランジ部6とを、車
体前後方向(図3中の矢印Aで示す方向)に延びるルー
フ溝9が凹設されるよう、重ね合わせてスポット溶接等
により接合し、且つ前記ルーフパネル1のフランジ部2
とサイドメンバ3のフランジ部6の前部に、フロントピ
ラーインナ部材10のフランジ部11を重ね合わせてス
ポット溶接等により接合し、前記ルーフ溝9にルーフモ
ール12を嵌着したものがある。
【0003】前記サイドメンバ3は、サイドパネルアウ
タ部材4とルーフサイドインナ部材5とからなり、サイ
ドパネルアウタ部材4のフランジ部7とルーフサイドイ
ンナ部材5のフランジ部8とからサイドメンバ3のフラ
ンジ部6が形成してある。
【0004】前記ルーフモール12は、直線状に押出し
成形された樹脂製品であって、前記ルーフ溝9の上面を
塞ぐ意匠部13を上部に備え、該意匠部13の下部に
は、前記ルーフ溝9の幅方向両側に張り出して該ルーフ
溝9の底部並びに両側壁部に当接するリップ部14,1
5が形成されている。
【0005】ところで、同一車種であっても、その仕様
によって、図6及び図7に示される如く、ルーフパネル
1とサイドメンバ3のサイドパネルアウタ部材4の意匠
を変える場合があり、この場合には、ルーフモール12
を共通部品として使用するために、ルーフ溝9の深さは
変えずに、フロントピラーインナ部材10のフランジ部
11の高さ位置を変えたものを専用の部品として用意す
ることが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、仕様によって、ルーフパネル1とサイドメンバ3
のサイドパネルアウタ部材4の意匠を変える場合に、フ
ロントピラーインナ部材10のフランジ部11の高さ位
置を変えたものを専用の部品として用意するのでは、フ
ロントピラーインナ部材10の製造用の型が複数種類必
要となって製造費が高くなると共に、部品点数が増加し
て部品管理費が高くなる等の問題を有していた。
【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、ルーフパネ
ルとサイドメンバの意匠を変えた場合でも、ルーフモー
ルとフロントピラーインナ部材を各々共通部品として使
用し得、製造費や部品管理費の削減を図り得る車両のル
ーフ構造を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ルーフパネル
の幅端部に形成されたフランジ部と、サイドメンバ
のフランジ部とを、車体前後方向に延びるルーフ溝
が凹設されるよう、重ね合わせて接合し、且つ前記ル
ーフパネルのフランジ部とサイドメンバのフラン
ジ部の前部に、フロントピラーインナ部材10のフラ
ンジ部11を重ね合わせて接合し、前記ルーフ溝にル
ーフモール12を嵌着してなる車両のルーフ構造であっ
て、ルーフパネルの前部におけるサイドメンバ及び
フロントピラーインナ部材10に対する接合部に、該サ
イドメンバ及びフロントピラーインナ部材10のフラ
ンジ部6,11と接合可能なフランジ部2’と、該フラ
ンジ部2’より所要量だけ高く位置し且つルーフモール
12のリップ部14を支持可能となる略水平な棚部16
とを形成したことを特徴とする車両のルーフ構造にかか
るものである。
【0009】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0010】ルーフパネルの前部におけるサイドメン
及びフロントピラーインナ部材10に対する接合部
に、該サイドメンバ及びフロントピラーインナ部材
のフランジ部6,11と接合可能なフランジ部2’
形成すると、ルーフパネルとサイドメンバの意匠を
変えた場合でも、フロントピラーインナ部材10は、ル
ーフパネルとサイドメンバの意匠を変えていない場
合と同一のものを使用可能となり、しかも、ルーフパネ
の前部におけるサイドメンバ及びフロントピラー
インナ部材10に対する接合部には、前記フランジ部
2’より所要量だけ高く位置し且つルーフモール12の
リップ部14を支持可能となる略水平な棚部16を形成
してあるため、ルーフモール12に関しても、ルーフパ
ネルとサイドメンバの意匠を変えていない場合と同
一のものを使用可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0012】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例であって、図中、図3〜図7と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしており、基本的な構成は図3〜図7
に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とす
るところは、図1及び図2に示す如く、ルーフパネル1
の前部におけるサイドメンバ3及びフロントピラーイン
ナ部材10に対する接合部に、該サイドメンバ3及びフ
ロントピラーインナ部材10のフランジ部6,11と接
合可能なフランジ部2’と、該フランジ部2’より所要
量だけ高く位置し且つルーフモール12のリップ部14
を支持可能な棚部16とを形成した点にある。
【0013】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0014】ルーフパネル1の前部におけるサイドメン
バ3及びフロントピラーインナ部材10に対する接合部
に、該サイドメンバ3及びフロントピラーインナ部材1
0のフランジ部6,11と接合可能なフランジ部2’を
形成すると、ルーフパネル1とサイドメンバ3のサイド
パネルアウタ部材4の意匠を変えた場合でも、フロント
ピラーインナ部材10は、ルーフパネル1とサイドメン
バ3のサイドパネルアウタ部材4の意匠を変えていない
場合と同一のものを使用可能となり、しかも、ルーフパ
ネル1の前部におけるサイドメンバ3及びフロントピラ
ーインナ部材10に対する接合部には、前記フランジ部
2’より所要量だけ高く位置し且つルーフモール12の
リップ部14を支持可能な棚部16を形成してあるた
め、ルーフモール12に関しても、ルーフパネル1とサ
イドメンバ3のサイドパネルアウタ部材4の意匠を変え
ていない場合と同一のものを使用可能となる。
【0015】こうして、ルーフパネル1とサイドメンバ
3のサイドパネルアウタ部材4の意匠を変えた場合で
も、ルーフモール12とフロントピラーインナ部材10
を各々共通部品として使用し得、製造費や部品管理費の
削減を図り得る。
【0016】尚、本発明の車両のルーフ構造は、上述の
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の車両のル
ーフ構造によれば、ルーフパネルとサイドメンバ
意匠を変えた場合でも、ルーフモール12とフロントピ
ラーインナ部材10を各々共通部品として使用し得、製
造費や部品管理費の削減を図り得るという優れた効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の断面図であっ
て、図2のI−I断面相当図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例においてルーフパ
ネルとフロントピラーインナ部材とを表わす斜視図であ
る。
【図3】従来におけるルーフ溝を有する車両の部分斜視
図である。
【図4】図3のIV部を表わす一部切断斜視図である。
【図5】従来例を表わす断面図であって、図4のV−V
断面相当図である。
【図6】従来例においてルーフの意匠が異なる場合を表
わす断面図であって、図4のV−V断面相当図である。
【図7】従来例においてルーフパネルとフロントピラー
インナ部材とを表わす斜視図であって、図4のVII部
相当図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 フランジ部 2’ フランジ部 3 サイドメンバ 6 フランジ部 9 ルーフ溝 10 フロントピラーインナ部材 11 フランジ部 12 ルーフモール 14 リップ部 16 棚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネル(1)の幅端部に形成され
    たフランジ部(2)と、サイドメンバ(3)のフランジ
    (6)とを、車体前後方向に延びるルーフ溝(9)
    凹設されるよう、重ね合わせて接合し、且つ前記ルーフ
    パネル(1)のフランジ部(2)とサイドメンバ(3)
    のフランジ部(6)の前部に、フロントピラーインナ部
    (10)のフランジ部(11)を重ね合わせて接合
    し、前記ルーフ溝(9)にルーフモール(12)を嵌着
    してなる車両のルーフ構造であって、 ルーフパネル(1)の前部におけるサイドメンバ(3)
    及びフロントピラーインナ部材(10)に対する接合部
    に、該サイドメンバ(3)及びフロントピラーインナ部
    (10)のフランジ部(6,11)と接合可能なフラ
    ンジ部(2’)と、該フランジ部(2’)より所要量だ
    け高く位置し且つルーフモール(12)のリップ部(1
    4)を支持可能となる略水平な棚部(16)とを形成し
    たことを特徴とする車両のルーフ構造。
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