JP2016074364A - 車体構造 - Google Patents

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剛志 山崎
Tsuyoshi Yamazaki
剛志 山崎
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Abstract

【課題】クリップ固定タイプのルーフモールを溝に取り付けた状態で、側突時での車両側部の変形を抑制できる車体構造を提供する。【解決手段】本発明にかかる車体構造100は、車体天面を構成するルーフパネル104と、車体側面を構成するサイドボディーアウターパネル106とを備え、ルーフパネルおよびサイドボディーアウターパネルの車両前後方向に延びる縁104a、106a同士が溝110を形成するように互いに結合されている車体構造において、車体構造はさらに、溝を覆う車両前後方向に延びるルーフモール114と、ルーフパネルの車両前後方向に延びる縁を支えるピラー108と、ルーフモールを溝の底部124に固定する第1クリップ115、116、117と、第1クリップから溝の両側部146a、146bに延び両側部に当接する当接部材160とを備え、第1クリップの車両前後方向の位置はピラーの位置と重なる。【選択図】図4

Description

本発明は、ルーフパネルおよびサイドボディーアウターパネルの車両前後方向に延びる縁同士が溝を形成するように互いに結合されている車体構造に関するものである。
自動車などの車両は、車体天面を構成するルーフパネルと、車体側面を構成するサイドボディーアウターパネルを備える。これらのパネルの車両前後方向に延びる縁同士は、溝を形成するように互いに結合された車体構造を成している。車体構造はさらに、ルーフパネルの車両前後方向に伸びる縁を支えるセンターピラー(Bピラー)を備える。
溝には、ルーフパネルおよびサイドボディーアウターパネルの結合箇所を覆うように、車両前後方向に延びるルーフモールが固定される。ルーフモールによってこれらのパネルの結合箇所の溶接跡が外部から視認されず、外観を良好に保ち、さらには溝への雨水などの浸入を防止可能な車体構造を提供できる。
ルーフモールには、車体への取付方法に応じた複数の仕様があり、例えばクリップ固定タイプや嵌合固定タイプが知られている。クリップ固定タイプのルーフモールは、溝に配置されたクリップなどの固定用の部材を用いて溝に固定される。
嵌合固定タイプのルーフモールは、押出成形で製造されたリップを有していて、いわゆるインバース形状を成す溝に固定される。インバース形状とは、溝の断面が底部から開口に向かって先細りとなっている形状を言う。すなわち、溝の底部と開口との間の側部が傾斜し、開口が狭まった形状を指す。このため、嵌合固定タイプのルーフモールは、クリップなどを必要とせず、溝の側部にリップを差し渡して引っ掛けることで溝から抜けることなく溝に固定される。
特許文献1には、溝の車幅方向での断面の両側壁のうち、車幅方向内側の側壁のみにインバース形状を成す傾斜面を有する車体構造が記載されている。さらに車体構造では、傾斜面の下端から車幅方向外側に突出し、溝の底部よりも高い段部が形成されている。
特許文献1では、車幅方向内側の側壁の傾斜面、すなわちルーフパネルに形成されたインバース形状を成す傾斜面にリップを引っ掛けることで、嵌合固定タイプのルーフモールを溝に固定できる、としている。また特許文献1では、クリップ固定タイプのルーフモールは、溝に配置されたクリップを用いることで溝に固定でき、さらに溝に形成された段部の側面にクリップを当接させることで、クリップおよびルーフモールの車幅方向の位置を規制できる、としている。
特開2013−159299号公報
ところで車体構造は、側突時に側方からの荷重を受けると、Bピラーの上端が支点となり、Bピラーが車室内側に移動するような車両側部の変形を生じる。このため、Bピラーの上端に高い剛性を確保すれば、Bピラーの中間部や下部での車室側への移動量が小さくなり車両側部の変形を抑えられると考えられる。しかしBピラーを構成するBピラーインナリンフォースは、ルーフパネルおよびサイドボディーアウターパネルの縁同士が結合して形成された溝の下側に結合され、ルーフパネルを支えているに過ぎず、車両側部の変形の支点となるBピラーの上端に高い剛性を確保することは困難である。
Bピラーの上端に高い剛性を確保する方法の一例として、Bピラーインナリンフォースの板厚を厚くする構成や、溝の下側にさらに他のリンフォースを配置する構成が考えられる。しかしこれら構成では、側突時に伴う支点での変形を十分に抑制できるほどBピラーの上端自体の剛性を高めることは困難であり、しかも重量が増加してしまう。
特許文献1に記載の車体構造は、単に、クリップ固定タイプおよび嵌合固定タイプのいずれのルーフモールであっても、共通の溝に取付け可能とする技術に過ぎず、側突時の車両側部の変形を抑えるための構成は開示されていない。
さらに車体構造では、ルーフキャリアなどの外側部材を取付ける場合がある。このような場合、ルーフモールが嵌合固定タイプであれば、ルーフキャリアを取付けるためのブラケットを、サイドボディーアウターパネルに引っ掛けて固定する。しかしブラケットは、いわば外板にのみ取付けられているに過ぎず、その取付剛性を確保できない。
一方ルーフモールがクリップ固定タイプであれば、溝の底部にブラケットを固定することが可能となり、ブラケットの取付剛性を確保できる。このため、車体構造は、ルーフキャリアを取付ける仕様を考慮すると、クリップ固定タイプのルーフモールを用いることが好ましい。
本発明は、このような課題に鑑み、クリップ固定タイプのルーフモールを溝に取り付けた状態で、側突時での車両側部の変形を抑制できる車体構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車体構造の代表的な構成は、車体天面を構成するルーフパネルと、車体側面を構成するサイドボディーアウターパネルとを備え、ルーフパネルおよびサイドボディーアウターパネルの車両前後方向に延びる縁同士が溝を形成するように互いに結合されている車体構造において、車体構造はさらに、溝を覆う車両前後方向に延びるルーフモールと、ルーフパネルの車両前後方向に延びる縁を支えるピラーと、ルーフモールを溝の底部に固定するクリップと、クリップから溝の両側部に延び両側部に当接する当接部材とを備え、クリップの車両前後方向の位置はピラーの位置と重なることを特徴とする。
上記構成によれば、溝の両側部の間に差し渡されている当接部材が溝の形状を保持する突っ支い棒の役割を果たすため、側突時に溝の変形を抑制できる。通常、側突時の初期には、車両側部のうち、上記の溝が変形することが多い。このため、溝の変形を抑制することで、その後の車両側部の他の部分の変形のタイミングを遅らせることができる。よって、車両側部全体の変形に時間的な猶予ができ、荷重が分散し易くなり、車両側部での荷重吸収性を向上させることができる。また、ピラーが設けられている箇所は他の箇所よりも剛性が高いところ、当接部材が設けられたクリップの車両前後方向の位置が剛性の高いピラーの位置に重なるため、側突時での車両側部の変形をより十全に抑制できる。
上記の溝の断面が、底部から開口に向かって先細りとなるインバース形状を有するとよい。これにより、当接部材は、インバース形状を成す溝の両側部の間に差し渡されているので、溝から外れ難い。また側突時には、当接部材を圧縮する力が作用するものの、この力は、両側部がインバース形状を成すことによって、当接部材を溝の底部に移動させる荷重となる。よって、側突時においても当接部材は、溝から外れ難い。
また、本発明による溝構造の利点は、異なるタイプのルーフモールに対応可能としたことである。本発明によれば、溝はその中央でインバース形状を有する。本発明で用いるクリップは、ルーフモールを溝の底部に固定するものであるため、溝がインバース形状を有するか否かに拘わらず、クリップ固定タイプのルーフモールを溝に固定可能である。一方、押出成形で製造されたリップを有する嵌合固定タイプのルーフモールも、本発明によれば、クリップなどの固定用の部材を必要とせず、それ自体の一部であるリップを溝の側部に差し渡して突っ張ることで溝に固定可能である。本発明によれば、インバース形状を成す溝の中央の底部と開口との間の傾斜した側部に、上記の嵌合固定タイプのルーフモールのリップを引っ掛けることができるため、嵌合固定タイプのルーフモールは溝から抜けることなく溝に固定される。このように上記構成によれば、クリップ固定タイプおよび嵌合固定タイプのいずれのルーフモールであっても、共通の溝に確実に取付けることができる。
上記のクリップは、溝の側部に向かって突出し側部に当接する突出部を有するとよい。これにより、溝の底部にクリップを取付ける取付作業では、溝の側部にクリップの突出部を当接させて位置決めを行いながら、クリップの下部を溝の底部に向かって押付けることができる。また、溝の側部は、インバース形状を成すように傾斜している。このため、クリップの下部を押付ける際に、例えばインバース形状とは逆の末広がりの開口を有する溝の場合と比較すると、クリップの突出部が溝の側部から受ける反力を小さくでき、取付作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、クリップ固定タイプのルーフモールを溝に取り付けた状態で、側突時での車両側部の変形を抑制できる車体構造を提供することができる。
本実施形態における車体構造を概略的に示す図である。 図1の車体構造の一部を拡大して示す図である。 図1(a)の車体構造の領域Aの詳細を示す図である。 図1(b)の車体構造のD−D断面図である。 図4に示した第1クリップを溝に取付ける様子を示す図である。 図1(b)の車体構造のE−E断面図である。 図1(b)の車体構造のF−F断面図である。 本実施形態の変形例における車体構造を概略的に示す、図3に対応した図である。 図8の車体構造のI−I断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における車体構造100を概略的に示す図である。図1(a)は、車両102に適用される車体構造100の分解斜視図である。図1(b)は、図1(a)の各部材を組み立てた状態の車体構造100を示す図である。以下、各図に示す矢印X、Yは車両前側、車幅方向外側(車両右側)をそれぞれ示している。
車体構造100は、車両102に適用されていて、ルーフパネル104とサイドボディーアウターパネル106とを備える。ルーフパネル104は、車体天面を構成する板状の部材であり、長手方向である車両前後方向に延びる縁104aを有する。サイドボディーアウターパネル106は、ルーフパネル104に結合され車体側面を構成する板状の部材であり、長手方向である車両前後方向に延びる縁106aを有する。
車体構造100はさらに、Bピラー(以下、ピラー108)と、車両前後方向に延びる溝110とを有する。ピラー108は、車両上下方向に延びていてルーフパネル104の縁104aを支える部材である。
溝110は、ルーフパネル104およびサイドボディーアウターパネル106の縁104a、106a同士が互いに結合されることで形成されていて、その結合箇所で高い剛性を確保している。溝110は、ルーフパネル104とサイドボディーアウターパネル106との間で車両前後方向に延びているものであるため、車体上側の角部112に位置している。車体上側の角部112は、車体全体の剛性を高める上で重要な箇所であり、溝110によって高い剛性が確保されている。
車体構造100はさらに、溝110を覆う保護部材として車両前後方向に延びるルーフモール114を備える。ルーフモール114は、いわゆるクリップ固定タイプであって、クリップなどの固定用の部材を用いて溝110に固定される。
図2は、図1の車体構造100の一部を拡大して示す図である。図2(a)、図2(b)および図2(c)は、図1(a)の領域A、領域Bおよび領域Cをそれぞれ拡大して示す図である。
車体構造100は、固定用の部材として第1クリップ115、116、117、第2クリップ118、119および中間クリップ120(図6参照)をさらに備える。3つの第1クリップ115、116、117は、図1(a)に示すように、溝110の車両前後方向の中央122に配置されている。ただし第1クリップの数は3つに限られず、任意の複数としてよい。3つの第1クリップ115、116、117はいずれも同様の構成を有するため、これ以降は代表して第1クリップ116の構成のみを説明する。第1クリップ116は、図4に示すように、溝110の底部124に両面テープ125で固定される。
2つの第2クリップ118、119は、図1(a)に示すように、溝110の車両前後方向の両端部にそれぞれ配置されている。ただし第2クリップの数も2つに限られず、溝110の車両前後方向の両端部に任意の数ずつ設けてもよい。2つの第2クリップ118、119はいずれも同様の構成を有するため、これ以降は代表して溝110の一方の端部126に配置された第2クリップ118の構成のみを説明する。
第2クリップ118は、図2(b)に示すように、溝110の底部124に固定される。なお第2クリップ118は、中間クリップ120を介してルーフモール114を溝110に固定しつつ、ルーフモール114の車両前後方向の位置を規制する(図6参照)。
また、溝110には、図1(a)に示すように、2つのブラケット130、131が配置されている。ブラケットの数も2つに限られず、任意の複数としてもよい。2つのブラケット130、131はいずれも同様の構成を有するため、これ以降は代表してブラケット130の構成のみを説明する。
ブラケット130は、外側部材であるルーフキャリア128(図7参照)などを溝110に取付けるために用いられ、図2(c)に示すように、溝110の底部124に溶接などによって固定される。ルーフモール114には、ブラケット130に外部からアクセスするための2つの孔部132a、132bが形成されている。孔部132a、132bには、図1(a)に示すように、着脱式のキャップ134a、134bが取付可能となっている。
車体構造100では、図1(b)に示すように、車体上側の角部112に位置する溝110にルーフモール114が固定され、さらにルーフキャリア128を取付けない場合には孔部132a、132bにキャップ134a、134bが取付けられた状態となる。
図3は、図1(a)の車体構造100の領域Aの詳細を示す図である。図中では、第1クリップ116およびルーフモール114を省略して示す領域Aおよびその周囲を拡大して示している。図4は、図1(b)の車体構造100のD−D断面図である。なおD−D線は、図2(a)に示す第1クリップ116および図3に示すルーフクロスメンバ135を横切っている。
ルーフクロスメンバ135は、ルーフパネル104の下面に設けられ車幅方向に延びる部材である。ここでは、ピラー108およびルーフクロスメンバ135は、図3に示す領域Aおよびその周辺で車両前後方向の位置が重なるように設けられている。このため、車両側部のうち、ピラー108およびルーフクロスメンバ135が設けられた箇所は、車両側部の他の箇所よりも剛性が高い。
ルーフモール114は、外部から視認される図4に示す意匠面136がポリ塩化ビニル(PVC)で形成され、内側面138がステンレス(SUS)で形成されている。ルーフモール114の内側面138は、図示のようにフランジ140a、140bを有する。ルーフモール114は、第1クリップ116の爪部142a、142b(図2(a)参照)とフランジ140a、140bが嵌合することで、第1クリップ116に固定される。
溝110のうち第1クリップ116が配置される車両前後方向の中央122での断面は、図4に示すように、底部124から開口144に向かって先細りとなるインバース形状を成している。また、溝110は、インバース形状を成すように傾斜した側部146a、146bを有する。
第1クリップ116は、溝110の底部124と対面する下部148と、突出部150とを有する。第1クリップ116の下部148は、両面テープ125により溝110の底部124に固定される。突出部150は、下部148から溝110の側部146aに向かって突出し、図示のように側部146aに当接する。また突出部150は、溝110の側部146aに当接する先端150aが、側部146aの傾斜に対応した形状となっている。
溝110は、ルーフモール114が載置される棚面154a、154bを有する。棚面154a、154bは、図4に示すように、ルーフモール114の意匠面136とルーフパネル104の意匠面156とが同じ高さになるように、底部124からの高さが調整されている。なお車体構造100では、ルーフモール114が棚面154a、154bに載置された状態で、ルーフパネル104およびサイドボディーアウターパネル106とフランジ140a、140bとが接触しないように、双方の間に空隙158a、158bが確保されている。
また溝110の下側には、ピラー108を構成するピラーインナリンフォース159aが結合されている。さらに、ピラーインナリンフォース159aの下面とルーフクロスメンバ135の上面との間には、ルーフレールメンバ159bが結合されている。なお一般に車体構造では、側突時にピラーの上端が支点となり、ピラーが車室内側に移動するような車両側部の変形を生じる。このため、ピラーの上端に高い剛性を確保すれば、車両側部の変形を抑えられると考えられる。しかし、ピラー108を構成するピラーインナリンフォース159aは、図示のように、溝110の下側に結合され、ルーフパネル104を支えているに過ぎず、車体側部の変形の支点となるピラー108の上端に高い剛性を確保し難い。
そこで本実施形態の車体構造100は、図4に示すように当接部材160をさらに備える。当接部材160は、第1クリップ116から溝110の両側部146a、146bに延び両側部146a、146bに当接する。第1クリップ116の車両前後方向の位置は、図3に示すピラー108およびルーフクロスメンバ135の位置と重なっている。
車体構造100では、溝110の両側部146a、146bの間に差し渡されている当接部材160が溝110の形状を保持する突っ支い棒の役割を果たし、これにより車両102の側突時に溝110の変形を抑制できる。通常、側突時の初期には、車両側部のうち、ピラー108の上端を支点とする変形に伴って溝110が変形することが多い。このため、溝110の変形を抑制することで、その後の車両側部の他の部分の変形のタイミングを遅らせることができる。よって、車両側部全体の変形に時間的な猶予ができ、車両側部の他の部分に荷重が分散し易くなり、車両側部での荷重吸収性を向上させることができる。
また、当接部材160は、インバース形状を成す対向する両側部146a、146bの間に差し渡されているので、溝110から外れ難い。さらに車体構造100では、当接部材160が設けられた第1クリップ116の車両前後方向の位置が、車両側部のうち剛性が高い箇所となるピラー108およびルーフクロスメンバ135の位置に重なっている。したがって、車体構造100では、側突時での車両側部の変形をより十全に抑制できる。
図5は、図4に示した第1クリップ116を溝に取付ける様子を示す図である。図5(a)は、第1クリップ116を本実施形態の溝110に取付ける様子を示している。図5(b)は、第1クリップ116を比較例の車体構造200の溝202に取付ける様子を示している。溝202は、インバース形状とは逆の末広がりの開口204を成すように側部206a、206bが傾斜している。
溝110の底部124に第1クリップ116を取付ける取付作業では、図5(a)に示すように、第1クリップ116の突出部150を溝110の側部146aに当接させて位置決めを行いながら、第1クリップ116の下部148を溝110の底部124に向かって押付ける。ここで、溝110の側部146aがインバース形状を成すように傾斜しているため、押付ける力の方向は、第1クリップ116が溝110の底部124に向かってスライドする方向と同じとなる。このため、第1クリップ116の突出部150は、押付ける力に対して溝110の側部146aから反力Gを受けるものの、その大きさは比較例の溝202の側部206aから受ける反力Hよりも小さい。
すなわち比較例の溝202の底部208に第1クリップ116を取付ける取付作業では、図5(b)に示すように、突出部150を溝202の側部206aに当接させて位置決めを行いながら、下部148を溝202の底部208に向かって押付ける。ここで、溝202の側部206aは、溝110のインバース形状を成す側部146aとは傾斜が逆になっている。このため、押付ける力の方向は、第1クリップ116が溝202の底部208に向かってスライドする方向と異なる。よって、第1クリップ116の突出部150は、押付ける力に対して、溝202の側部206aから反力G(図5(a)参照)よりも大きな反力Hを受ける。
したがって、車体構造100によれば、第1クリップ116の突出部150が溝110の側部146aから受ける反力Gを、比較例の車体構造200での反力Hに比べて小さくでき、取付作業を安定して確実に行うことができる。また第1クリップ116の突出部150は、溝110の側部146aに当接する先端150aが側部146aの傾斜に対応した形状となっているため、第1クリップ116の位置決めを確実に行うことができる。
図6は、図1(b)の車体構造100のE−E断面図である。なおE−E線は、図2(b)に示すように第2クリップ118を横切っている。ルーフモール114は、その内側面138に形成されたフランジ140a、140bが中間クリップ120の上端部166と嵌合することで、中間クリップ120に固定される。
第2クリップ118は、溝110の底部124に固定された土台168と、土台168から上方に突出した爪部170a、170bとを有する(図2(b)参照)。第2クリップ118は、図示のように、爪部170a、170bが中間クリップ120の下端部172と嵌合することで、中間クリップ120に固定される。このようにして、第2クリップ118は、中間クリップ120を介してルーフモール114を溝110に固定する。
また第2クリップ118の爪部170a、170bは、図2(b)に示すように車両前後方向に長いため、中間クリップ120の下端部172に車両前後方向に沿って嵌合することになり、ルーフモール114の車両前後方向の位置を規制できる。
溝110の車両前後方向の端部126では、図6に示すように、ルーフパネル104およびサイドボディーアウターパネル106の成形要件により、中央122のインバース形状とは逆の末広がりの開口144を成すように側部174a、174bが傾斜している。このため、溝110の車両前後方向の端部126において、溝110をルーフモール114で覆うために中央122と同様の開口144の幅を維持しながら、クリップなどの固定用の部材を固定するための底部124の幅を確保するためには、溝110の深さを浅くしなければならない。
そこで、本実施形態では、固定用の部材として、第1クリップ116よりも高さの低い第2クリップ118を溝110の端部126に配置し、さらに中間クリップ120を用いて溝110の深さに合わせることで、ルーフモール114を溝110の端部126に固定可能とした。
図7は、図1(b)の車体構造100のF−F断面図である。なおF−F線は、図2(c)に示すようにブラケット130を横切っている。ブラケット130は、図2(c)に示すように溝110の底部124に溶接された下部176と、下部176から立ち上がっていて挿通孔178が形成された縦壁180とを有する。
車体構造100では、ブラケット130にルーフキャリア128を取付ける際には、まず、ルーフモール114の孔部132a、132bに取付けられていたキャップ134a、134bを取り外す。つぎに、ルーフキャリア128に接続されたルーフキャリアフック182を、図7に示すように、ルーフモール114の孔部132aを通して、ブラケット130の縦壁180の挿通孔178に挿通させる。
これにより、ルーフキャリアフック182をブラケット130に引っ掛けて、ルーフキャリア128をブラケット130に取付けることができる。このように、車体構造100では、車体上側の角部112に位置し高い剛性が確保された溝110の底部124にブラケット130を固定し、さらにブラケット130にルーフキャリア128を取付けることができる。よって、車体構造100では、取付剛性を確保するための専用部品などが不要となる。
なおルーフキャリア128を取り付けない仕様であれば、クリップ固定タイプのルーフモール114に代えて、いわゆる嵌合固定タイプのルーフモールを共通の溝110に取付けてもよい。嵌合固定タイプのルーフモールは、例えばオレフィン系エラストマー(TPO)を用いて押出成形で製造されたリップを有する。
嵌合固定タイプのルーフモールは、それ自体の一部であるリップを溝110の中央122でインバース形状を成す側部146a、146bに差し渡して突っ張ることによって、溝110に固定される。このため、嵌合固定タイプのルーフモールは、溝110から抜け難くなる。なおこの場合には、溝110の車両前後方向の中央122で上記第1クリップ184が不要となる。
本実施形態にかかる車体構造100によれば、共通の溝110によってクリップ固定タイプおよび嵌合固定タイプのルーフモールのいずれにも対応可能となる。さらに、車体構造100によれば、クリップ固定タイプのルーフモール114を溝110に取り付けた状態で、溝110の両側部の間に差し渡されている当接部材160が溝110の形状を保持する突っ支い棒の役割を果たすため、側突時での車両側部の変形を抑制できる。
上記実施形態では、当接部材160は第1クリップ116に設けられているとしたが、第1クリップ116と一体あるいは別体に成形されていてもよい。また、当接部材160は、溝110の形状を保持する突っ支い棒の役割を果たすように溝110の両側部の間に差し渡されているのであれば、形状などは限定されない。さらに当接部材160が溝の形状を保持するように機能するのであれば、溝110の両側部は、例えばインバース形状とは逆の形状を成してもよい。以下、図8、図9を参照して説明する。
図8は、本実施形態の変形例における車体構造100Aを概略的に示す、図3に対応した図である。図9は、図8の車体構造100AのI−I断面図である。図9(a)、図9(b)は、車体構造100Aの溝110Aに当接部材160A、160Bをそれぞれ設置した状態を示している。当接部材160A、160Bはいずれも、図8に示す車両前後方向に沿った2つの設置箇所184a、184bに設置されている。なお当接部材160A、160Bの材質は、オレフィン系エラストマー(TPO)またはポリ塩化ビニル(PVC)であってもよい。
溝110Aは、図9(a)および図9(b)に示すように、インバース形状とは逆の末広がりの開口144Aを成すように側部186a、186bが傾斜している。当接部材160Aは、図9(a)に示すように、ルーフモール114の断面内に位置し、さらに溝110の底部124Aおよび側部186a、186bに当接している。よって、当接部材160Aは、ルーフモール114を溝110Aに取り付けた状態で、溝110Aの両側部の間に差し渡されていて、溝110Aの形状を保持する突っ支い棒の役割を果たす。したがって、車体構造100Aでは、当接部材160Aを溝110Aに設置することで、側突時での車両側部の変形を抑制できる。
当接部材160Bは、図9(b)に示すように、ルーフモール114の断面内に位置せず、溝110の底部124Aおよび側部186a、186bに当接している。このような当接部材160Bであっても、溝110Aの両側部の間に差し渡されているため、溝110Aの形状を保持する突っ支い棒の役割を果たす。したがって、車体構造100Aによれば、当接部材160Bを溝110Aに設置することによっても、側突時での車両側部の変形を抑制できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、ルーフパネルおよびサイドボディーアウターパネルの車両前後方向に延びる縁同士が溝を形成するように互いに結合されている車体構造に利用することができる。
100、100A…車体構造、102…車両、104…ルーフパネル、106…サイドボディーアウターパネル、108…ピラー、110、110A…溝、112…角部、114…ルーフモール、115、116、117…第1クリップ、118、119…第2クリップ、120…中間クリップ、122…中央、124、124A…底部、125…両面テープ、126…端部、128…ルーフキャリア、130、131…ブラケット、132a、132b…孔部、134a、134b…キャップ、135…ルーフクロスメンバ、136、156、186…意匠面、138…内側面、140a、140b…フランジ、142a、142b、170a、170b…爪部、144、144A…開口、146a、146b、174a、174b、186a、186b…側部、148、176…下部、150…突出部、150a…先端、154a、154b…棚面、158a、158b…空隙、159a…ピラーインナリンフォース、159b…ルーフレールメンバ、160、160A、160B…当接部材、166…上端部、168…土台、172…下端部、178…挿通孔、180…縦壁、182…ルーフキャリアフック、184a、184b…設置箇所

Claims (3)

  1. 車体天面を構成するルーフパネルと、車体側面を構成するサイドボディーアウターパネルとを備え、該ルーフパネルおよび該サイドボディーアウターパネルの車両前後方向に延びる縁同士が溝を形成するように互いに結合されている車体構造において、
    当該車体構造はさらに、
    前記溝を覆う車両前後方向に延びるルーフモールと、
    前記ルーフパネルの車両前後方向に延びる縁を支えるピラーと、
    前記ルーフモールを前記溝の底部に固定するクリップと、
    前記クリップから前記溝の両側部に延び該両側部に当接する当接部材とを備え、
    前記クリップの車両前後方向の位置は前記ピラーの位置と重なることを特徴とする車体構造。
  2. 前記溝の断面が、底部から開口に向かって先細りとなるインバース形状を有することを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記クリップは、前記溝の側部に向かって突出し該側部に当接する突出部を有することを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
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