JP2856048B2 - 油圧アクティブサスペンションの中立圧力制御装置 - Google Patents

油圧アクティブサスペンションの中立圧力制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適時にトレーラが連結
され、あるいは、切離しされるトラクタに装備される油
圧アクティブサスペンションの中立圧力制御装置、特
に、油圧アクティブサスペンション内の前輪及び後輪対
向部を支持する流体アクチュエータが定常時に中立圧力
に保持される構成の油圧アクティブサスペンションの中
立圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に装備される従来のサスペンション
は、車体が凹凸路面に乗り上げるとか、車体に慣性力が
働くことによって発生する力によりバネをたわませ、ス
トローク変位を発生させる。そして、そのバネがストロ
ーク変位によって蓄積した弾性力が振動を生じることを
ダンパによって熱エネルギに変えて吸収するようにして
いる。このようなバネ、ダンパー系によって受動的にス
トロークが決まるサスペンションシステムではなく、路
面状況や車両の運動に応じて自らのアクチュエータがス
トロークを作り出すアクティブサスペンションが知ら
れ、例えば、特開昭64−103524号公報にその一
例が開示される。この種のアクティブサスペンションで
は、車体にピッチング、ローリング及びヨーイングが働
かない中立状態にあると、車体姿勢を所定の上下方向の
中立位置に保持することとし、車体の前輪及び後輪対向
部を支持する各流体アクチュエータに予め設定される中
立油圧を供給すべく制御を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、適時にトレ
ーラが連結されるトラクタにアクティブサスペンション
が装備されたような場合、次のような問題がある。トラ
クタにトレーラが連結される連結時にはトラクタのサス
ペンションに対してトラクタ自体の重量に加えてトレー
ラの前部の分担荷重がカプラを介して加わることと成
り、連結時に車体の前輪及び後輪対向部を支持する各流
体アクチュエータに供給すべき中立油圧は比較的大きく
設定されることとなる。他方、トラクタよりトレーラが
外される単車時にはトラクタのサスペンションに対して
トラクタ自体の重量のみが加わることと成り、単車時に
車体の前輪及び後輪対向部を支持する各流体アクチュエ
ータに供給すべき中立油圧は比較的小さく設定されるこ
ととなる。
【0004】このため、トラクタがトレーラとの連結状
態からトレーラを外して単車状態に切り換えられる時点
では、各流体アクチュエータは比較的高い中立油圧に保
たれている。この状態で、先ず、トレーラの支持脚が支
持状態にセットされ、これによってトレーラの前端部側
の降下が防止される。次いでカプラが解除操作され、更
に、トレーラの前端部よりトラクタが離脱方向に徐行す
ると、カプラ上よりトレーラの前端部が外れた時点で、
トラクタ側の各流体アクチュエータが拡張方向に変位
し、伸び切ってしまう。結果として、トラクタ自体が上
昇作動し、トラクタの車体後部にトレーラの前端部が当
たり破損する可能性もあり、問題と成っている。逆に、
サスペンションの各流体アクチュエータが比較的低い中
立油圧に保たれた単車時のトラクタに対して、トレーラ
が連結される時点では、各流体アクチュエータは比較的
低い中立油圧に保たれている。この状態でカプラを介し
てトレーラが連結され、トラクタ40の中立油圧が上昇
しない内にトレーラがその前端部を降下させたまま走行
すると、積載している荷物のずれを招く可能性もあり問
題と成っている。本発明の目的はアクティブサスペンシ
ョンが装備されたトラクタに対してトレーラを安定して
着脱操作出来る油圧アクティブサスペンションの中立圧
力制御装置を提供することに有る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明はトラクタの前輪及び後輪対向部を各々支
持すると共に各々流体アクチュエータを有するフロント
サスペンション及びリヤサスペンションと、上記各流体
アクチュエータに各々前輪用及び後輪用供給弁を介して
流体を供給する流体供給手段と、上記各流体アクチュエ
ータから各々前輪用及び後輪用排出弁を介して流体を排
出する流体排出手段と、上記前後輪の各流体アクチュエ
ータの油圧信号を出力する前輪油圧センサ及び後輪油圧
センサと、上記トラクタにカプラを介して連結されるト
レーラの切離し作業の開始信号及び同トレーラの連結作
業の完了信号を出力するトレーラ着脱検出手段と、上記
開始信号の入力時には上記各流体アクチュエータの中立
油圧をトラクタのみの単車時の設定単車時中立油圧へ切
り換えを開始させるよう上記流体排出手段の各排出弁を
駆動し、逆に、上記完了信号の入力時には上記各流体ア
クチュエータの中立油圧をトレーラ連結時の設定連結時
中立油圧へ切り換えを開始させるよう上記流体供給手段
の各供給弁を駆動する制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】制御手段がトレーラの切離し作業の開始信号の
入力時には、各流体アクチュエータの中立油圧をトラク
タのみの単車時の設定単車時中立油圧へ切り換えを開始
させるよう流体排出手段の各排出弁を駆動し、中立油圧
を低下させ、逆に、トレーラの連結作業の完了信号の入
力時には、各流体アクチュエータの中立油圧をトレーラ
連結時の設定連結時中立油圧へ切り換えを開始させるよ
う流体供給手段の各供給弁を駆動し、中立油圧を上昇さ
せるので、トラクタの前輪及び後輪対向部を各々支持す
る各流体アクチュエータを有するフロントサスペンショ
ン及びリヤサスペンションが単車時にも連結時にもその
高さ方向の姿勢を中立位置に自動的に保持出来る。
【0007】
【実施例】図1、図2には本発明の一実施例としての油
圧アクティブサスペンションの中立圧力制御装置を備え
たトラクタ40及びその油圧アクティブサスペンション
の油圧回路を示した。ここで、トラクタ40はその前後
各車輪49が油圧アクティブサスペンションを介して車
体基部に連結され、これによって、車体にピッチング、
ローリング及びヨーイングが働かない中立状態にある
と、車体姿勢を所定の高さ方向の中立位置に保持するよ
うに制御している。このトラクタ40の後部にはトレー
ラ41を連結するためのカプラ42が装備され、これに
よって適時にトレーラ41が連結される。カプラ42は
トラクタ40の図示しないサイドレール等の基部に固着
される台座44と、この台座にピン結合されるカプラベ
ース421と、カプラベース421の裏側に装備され、
トレーラ41の前部下面より突出するキングピン47を
開放可能に係止する図示しない連結器とで構成される。
なお、カプラ42を介してトレーラ41がトラクタ40
に連結された場合、トラクタ40とトレーラ41側との
電気回路間の電線45が図示しない接続器により接続さ
れ、エア回路間のエアホース46が図示しない接続器に
より接続される。
【0008】このトレーラ41はバン型であり、その床
部裏面にはサイドフレーム43が車体前後に長く配設さ
れる。このサイドフレーム43の前端部には上述のキン
グピン47を備えた連結部が形成され、その後方近傍に
は支持脚48が装着される。この支持脚48は左右に一
対配備され、図1に破線で示す収納位置に走行時に収納
され、2点鎖線で示す支持位置にトラクタ40より分離
される駐車時に切り換え配備され、図示しない操作者に
よるハンドル回転操作により高さ調整等が成される。な
お、この支持脚48が収納位置に完全に保持された際に
オン信号を出力するトレーラ着脱検出手段52が支持脚
48と対向するトレーラ41低壁に装着される。トレー
ラ着脱検出手段52はコントローラ35に接続され、同
コントローラがトレーラ着脱検出手段52の出力するオ
ン信号がオンよりオフに切り換わる時点を検出し、トレ
ーラ41の切離し作業の開始信号s1(図4参照)とし
て取り込み、しかも、同手段の出力するオフ信号がオフ
よりオンに切り換わる時点を検出し、トレーラ41の連
結作業の完了信号s2(図4参照)として取り込むよう
にしている。
【0009】トラクタ40の油圧アクティブサスペンシ
ョンは車体の前輪及び後輪対向部を各々支持すると共に
各々流体アクチュエータ1,2,2’を有するフロント
サスペンションAfR及びリヤサスペンションArRと、各
流体アクチュエータ1,2,2’に各々前輪用及び後輪
用供給弁8,10を介して作動油を供給する流体供給手
段a1と、各流体アクチュエータ1,2,2’から各々
前輪用及び後輪用排出弁15,16を介して作動油を排
出する流体排出手段a2と、前後輪の各流体アクチュエ
ータ1,2,2’の油圧Pf,Prの信号を出力する前
輪油圧センサ9及び後輪油圧センサ11と、各供給弁
8,10及び排出弁15,16を駆動する制御手段35
とを備える。フロントサスペンションAfRは同一構造で
左右一対(図2には右側のみ示した)装備される。ここ
でフロントサスペンションAfRは車体の前輪49と車体
の前輪対向部間の高さ方向の変位を調整する流体アクチ
ュエータ1を備える。このアクチュエータ1の流体バネ
室cには流体供給手段a1及び流体排出手段a2が連結
される。リアサスペンションArRは同一構造で左右一対
(図2には右側のみ示した)装備される。ここでリアサ
スペンションArRは車体の後輪49と車体の後輪対向部
間の高さ方向の変位を調整する前後並設される流体アク
チュエータ2,2’を備える。この両アクチュエータ
2,2’の流体バネ室cには流体供給手段a1及び流体
排出手段a2が連結される。
【0010】ここでの流体供給手段a1はオイルタンク
3の作動油を圧送するモータ31に駆動されるポンプ4
と、そのポンプより延びると共に逆止弁34を備えた主
路5及び同路より分岐し、前後の油圧アクチュエータ
1,2,2’に連通する前後部配管6,7と、前後部配
管6,7上に配備される前後供給弁8,10と、油圧ア
クチュエータ1の流体バネ室cに主通路17上の主絞り
21を介し連通される主アキュムレータ22と、流体ア
クチュエータ1に切換弁23及び副通路19上の副絞り
24を介し連通される副アキュムレータ25と、流体ア
クチュエータ2,2’の両流体バネ室cに主通路18上
の主絞り26を介し連通される主アキュムレータ27
と、流体アクチュエータ2,2’に切換弁28及び副通
路20上の副絞り29を介し連通される副アキュムレー
タ30とを備える。なお、図2中符号33は主路5に連
通するアキュムレータを示し、符号32は主路5の油圧
が設定油圧を下回った際にモータ31を駆動すべく切り
換えを行なう圧力スイッチをそれぞれ示す。
【0011】流体排出手段a2は流体アクチュエータ
1,2,2’の流体バネ室cより延びる排出路12,1
3と、同排出路12,13上の排出弁15,16と、同
排出路12,13の下流端のドレーン14とを備える。
ここで、供給弁8,10及び排出弁15,16はコント
ローラ35に接続され、連結時等に供給弁8,10がオ
ンされて連通に切り換えられ、流体アクチュエータ1,
2,2’の拡張変位を行なわせ、トレーラ41を分離し
て単車状態に入る時等に排出弁15,16がオンされて
流体アクチュエータ1,2,2’の作動油を排除し、単
車時の流体アクチュエータ1,2,2’の伸び切りを防
止する。切換弁23,28はコントローラ35に接続さ
れ、トレーラ41を分離して単車状態に入る時等にオン
されて連通に切り換えられ、各流体アクチュエータ1,
2,2’に主、副アキュムレータ22,25や主、副ア
キュムレータ27,30が連通され、連結時のバネ定数
の急増を防止出来る。
【0012】コントローラ35はマイクロコンピュータ
で要部が成り、双方向性バスにより相互に接続されたR
OM(リードオンメモリ)、RAM(ランダムアクセス
メモリ)、CPU(マイクロプロセッサ)、入力ポー
ト、出力ポートを備えるという周知のハード構成を採
る。ここでの入力ポートには車速信号Vを出力する車速
センサ36と、トレーラ41の切離し作業の開始信号s
(s1)及びトレーラ41の連結作業の完了信号s(s
2)を出力するトレーラ着脱検出手段52と、前後輪の
各流体アクチュエータ1,2,2’の油圧Pf,Prの
信号を出力する前輪油圧センサ9及び後輪油圧センサ1
1とが接続される。他方、出力ポートには供給弁8,1
0と、排出弁15,16と、切換弁23,28とが接続
される。ROM(リードオンメモリ)は図6に示す中立
油圧制御プログラムや図示しない油圧アクティブサスペ
ンションのメイン制御その他の周知制御の各プログラム
や、図4、図5の中立油圧制御マップ等が記憶処理され
る。ここで図4の単車切り換え時の中立油圧制御マップ
の切り換え時間T1や、図5の連結切り換え時の中立油
圧制御マップの切り換え時間T2はそれぞれ、通常のト
レーラ41の着脱時間を考慮して設定される。
【0013】このような制御装置の作動を図6の中立油
圧制御プログラムに沿って説明する。 このプログラム
に達すると、先ず、現車速Vnが検出され、その値が設
定車速V1以下か否か判断し、上回ると、以下の制御を
行なわずに図示しないメインルーチンに戻り、以下にな
るとステップs2に進む。ステップs2,s3では前後
油圧アクチュエータ1,2,2’の各油圧Pf,Prを
検出し、トレーラ着脱検出手段52の出力信号を取り込
み、その信号と前回の信号とに基づき、オンよりオフに
切り換わる時点でトレーラ41の切離し作業の開始信号
s1を、オフよりオンに切り換わる時点でトレーラ41
の連結作業の完了信号s2を取り込む。
【0014】ステップs4では後述のFLG1=1か否
か判断し、オンでステップs7にオフでステップs5に
進む。ステップs5ではトレーラ41の支持脚48が格
納位置からずれ、即ち、切離し作業の開始信号s1が入
力か否か判断し、入力時にはステップs6に、そうでな
いとステップs10に進む。切離し作業の開始信号s1
が入力してステップs6に進むと、切離し作業中フラグ
FLG1をオンし、ステップs7,8に進む。ここでは
トラクタのみの単車時の中立油圧Pn1に達するか否か
判断し、図4の中立油圧Pnの経時変化速度を保つよう
に時点s1より順次排出弁15,16をデューティー作
動させ、リターンする。なお、ステップs4,s7,s
8が繰り返されて単車時の中立油圧Pn1に達するとス
テップs7よりステップs9に進み、切離し作業中フラ
グFLG1をオフしてリターンする。他方、ステップs
5で切離し作業の開始信号s1が入力せずステップs1
0に達すると、後述の連結作業の完了フラグFLG2=
1か否か判断し、オンでステップs13に、オフでステ
ップs11に進む。ステップs11ではトレーラ41の
連結作業が開始し、トレーラ41の支持脚48が収納位
置に格納されたか否かをトレーラ41の連結作業の完了
信号s2の入力か否かによって判断し、入力時にはステ
ップs12に、そうでないと、即ちトレーラ41の着脱
作業に入っていない時点として、そのままリターンす
る。
【0015】トレーラ41の連結作業の完了信号s2の
入力によってステップs12に達すると、連結作業の完
了フラグFLG2をオンし、ステップs13,14に進
む。ここでは、トレーラ41との連結時の中立油圧Pn
2に達するか否か判断し、図5の中立油圧Pnの経時変
化速度を保つように時点s2より順次供給弁8,10を
デューティー作動させ、リターンする。なお、ステップ
s10,s13,s14が繰り返されて連結時の中立油
圧Pn2に達するとステップs13よりステップs15
に進み、連結作業の完了フラグFLG2をオフしてリタ
ーンする。
【0016】このように、切離し作業の開始時には連結
時の中立油圧Pn2を単車時の中立油圧Pn1に低減出
来、単車状態のトラクタの各流体アクチュエータ1,
2,2’の膨出作動を押え、トラクタの車体後部にトレ
ーラ41の前端部が当たり破損することを確実に防止出
来る。他方、連結作業の完了時には単車時の中立油圧P
n1を連結時の中立油圧Pn2に増加出来、連結状態の
トラクタの各流体アクチュエータ1,2,2’の短縮作
動を押え、トレーラがその前端部を降下させたまま走行
することを確実に防止出来る。
【0017】上述のところにおいて、リアサスペンショ
ンArRは車体の後輪49と車体の後輪対向部間の高さ方
向の変位を調整する前後並設される流体アクチュエータ
2,2’を備えたが、これに代えて、図3に示すよう
に、後車軸rsを前端が車体にピン結合され後端がエア
バネasに支持される板バネspの中心部に連結し、後
車軸rsと車体の後輪対向部間に単一の流体アクチュエ
ータ2a(図1にも2点鎖線で示した)を配備した構成
を採ることも出来る。このリアサスペンションArR’も
図1のリアサスペンションArRと同様に作用でき、特
に、車体荷重を流体アクチュエータ2aとエアバネas
とで支持でき、流体アクチュエータ2aを単一化できる
利点がある。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トレー
ラの切離し作業の開始信号の入力により、各流体アクチ
ュエータの中立油圧をトラクタのみの単車時の設定単車
時中立油圧へ切り換えを開始させるよう各排出弁を駆動
し、トラクタの各流体アクチュエータの膨出作動を押さ
え、逆に、トレーラの連結作業の完了信号の入力によ
り、各流体アクチュエータの中立油圧をトレーラ連結時
の設定連結時中立油圧へ切り換えを開始させるよう各供
給弁を駆動し、連結状態のトラクタの各流体アクチュエ
ータの短縮作動を押さえ、トレーラの前端部を降下させ
たまま走行することを確実に防止出来、アクティブサス
ペンションが装備されたトラクタに対するトレーラの着
脱操作を、両部の無用な接触による損傷を招くこと無く
確実に安定して行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての油圧アクティブサス
ペンションの中立圧力制御装置の装備されたトラクタの
概略正面図である。
【図2】図1の油圧アクティブサスペンションの中立圧
力制御装置の油圧回路図である。
【図3】図1の油圧アクティブサスペンションの中立圧
力制御装置内のリアサスペンションに代えて用いられる
リアサスペンションを備えたトラクタの概略正面図であ
る。
【図4】図1の油圧アクティブサスペンションの中立圧
力制御装置で用いる単車切り換え時の中立油圧制御マッ
プの特性線図である。
【図5】図1の油圧アクティブサスペンションの中立圧
力制御装置で用いる連結状態への切り換え時の中立油圧
制御マップの特性線図である。
【図6】図1の油圧アクティブサスペンションの中立圧
力制御装置で用いる中立油圧制御プログラムのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 流体アクチュエータ 2 流体アクチュエータ 2’ 流体アクチュエータ 4 ポンプ 8 前輪用供給弁 9 前輪油圧センサ 10 後輪用供給弁 11 後輪油圧センサ 15 前輪用排出弁 16 後輪用排出弁 35 コントローラ 40 トラクタ 41 トレーラ 42 カプラ 48 支持脚 52 トレーラ着脱検出手段 c 流体バネ室 AfR フロントサスペンション ArR リヤサスペンション a1 流体供給手段 a2 流体排出手段 s1 トレーラの切離し作業の開始信号 s2 トレーラの連結作業の完了信号 Pn1 単車時中立油圧 Pn2 連結時中立油圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−76782(JP,U) 実開 昭62−38788(JP,U) 実開 昭57−182573(JP,U) 特公 昭39−16963(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60G 17/00 - 17/08 B62D 53/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタの前輪及び後輪対向部を各々支持
    すると共に各々流体アクチュエータを有するフロントサ
    スペンション及びリヤサスペンションと、上記各流体ア
    クチュエータに各々前輪用及び後輪用供給弁を介して流
    体を供給する流体供給手段と、上記各流体アクチュエー
    タから各々前輪用及び後輪用排出弁を介して流体を排出
    する流体排出手段と、上記前後輪の各流体アクチュエー
    タの油圧信号を出力する前輪油圧センサ及び後輪油圧セ
    ンサと、上記トラクタにカプラを介して連結されるトレ
    ーラの切離し作業の開始信号及び同トレーラの連結作業
    の完了信号を出力するトレーラ着脱検出手段と、上記開
    始信号の入力時には上記各流体アクチュエータの中立油
    圧をトラクタのみの単車時の設定単車時中立油圧へ切り
    換えを開始させるよう上記流体排出手段の各排出弁を駆
    動し、逆に、上記完了信号の入力時には上記各流体アク
    チュエータの中立油圧をトレーラ連結時の設定連結時中
    立油圧へ切り換えを開始させるよう上記流体供給手段の
    各供給弁を駆動する制御手段とを備えた油圧アクティブ
    サスペンションの中立圧力制御装置。
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