JP3166581B2 - トラニオン型サスペンション - Google Patents

トラニオン型サスペンション

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JP3166581B2 JP26163295A JP26163295A JP3166581B2 JP 3166581 B2 JP3166581 B2 JP 3166581B2 JP 26163295 A JP26163295 A JP 26163295A JP 26163295 A JP26163295 A JP 26163295A JP 3166581 B2 JP3166581 B2 JP 3166581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重トラック等の
大型車両に使われるトラニオン型サスペンションに係
り、特に後前軸が駆動輪用で後後軸が遊動輪用である後
輪2軸タイプの車両に適したトラニオン型サスペンショ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、後輪2軸タイプの大型車両用
の後部懸架装置としてトラニオン型サスペンションが使
われている。例えば図6に示すトラニオン型サスペンシ
ョン1は、シャシ2に固定されたトラニオンベース3に
水平方向のトラニオン軸4を設け、トラニオン軸4を中
心に重ね板ばね5が上下方向に揺動できるように取付け
られている。そして駆動輪6a用の後前軸6を重ね板ば
ね5の前端側に支持させるとともに、遊動輪7a用の後
後軸7を重ね板ばね5の後端側に支持させるようになっ
ている。駆動輪6aは、差動機8を介してプロペラシャ
フト9によって駆動される。また、シャシ2側には、重
ね板ばね5の上下方向の最大変位量を規制するためのス
トッパとして機能するラバーバンパ2aが設けられてい
る。
【0003】こうしたトラニオン型サスペンションにお
いて、車両後部の荷重は駆動輪6aと遊動輪7aとに分
散されて支持される。そして走行中に路面の凹凸や段差
などを通る際に、凸部の高さや凹部の深さに応じて、重
ね板ばね5がトラニオン軸4を中心として図6中に矢印
Rで示す方向に回動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、走
行中に駆動輪6aが路面の凹部Sなどに落ちた時に、重
ね板ばね5の前端側が下がるとともに重ね板ばね5の後
端側が上がるといった挙動が生じる。この場合、平坦地
を走行する時に比べて遊動輪7aの軸重が大きくなり、
相対的に駆動輪6aの軸重が減少することから、凹部S
が深かったり、ぬかるみや降雪等の悪条件が重なると、
駆動輪6aが凹部Sから脱出しにくくなることがある。
【0005】なお、実開昭55−109007号公報に
記載されているように、駆動輪を板ばねによって支持す
るとともに、遊動輪を空気ばねによって懸架し、必要に
応じて空気ばねの圧力を調整することにより駆動輪の分
担荷重を減らすようにしたサスペンションや、特公平1
−34164号公報に記載されているトラニオン型サス
ペンションのように、重ね板ばねの後端を空気袋式のジ
ャッキによって持ち上げることにより、駆動輪と遊動輪
の軸重配分を変えることができるものも提案されてい
る。
【0006】これらの先行技術は運転手等が必要に応じ
て軸重配分を変えるものであるが、駆動輪が凹部に落ち
てしまった時に脱出を補助できるように考慮されたもの
ではなかった。すなわち上記先行技術を備えた車両は、
駆動輪が凹部に落ちたことを運転手が気付いてその時に
機転をきかせて駆動輪の軸重配分を大きくするような操
作を行えば、駆動輪を凹部から脱出させやすくすること
ができるかもしれないが、このような運転技術は熟練し
た運転手であってもとっさに行うことはむずかしく、ま
た、駆動輪が凹部に落ちているか否かの状況判断を運転
席に座ったまま行うことは困難な場合が多い。特に、不
整地の工事現場のように地面の状況が悪い場所ではなお
さらである。
【0007】従ってこの発明の目的は、走行中に駆動輪
が地面の凹部に落ちたり段差に落ちた時などに、駆動輪
が脱出不能になることを回避できるようなトラニオン型
サスペンションを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された請求項1に対応する本発明のトラニオン型サ
スペンションは、シャシに固定されるトラニオンベース
と、上記トラニオンベースに設けられたトラニオン軸
と、上記トラニオン軸を中心に揺動自在に設けられかつ
前端側が後前軸を支持し後端側が後後軸を支持する重ね
板ばねと、上記重ね板ばねの長手方向中間部のクランプ
部に設けられていてこのクランプ部と一体に揺動可能な
リンクと、上記リンクに連結されかつ流体の圧力によっ
て上記重ね板ばねの前端側を下げる方向に加圧可能な作
動部を有するアクチュエータと、上記重ね板ばねの前端
側が下方に傾いた時の前傾角度に応じた信号を出力する
変位検出センサと、上記重ね板ばねの前端側が下方に傾
いた時に上記変位検出センサから出力される信号に基い
て加圧された流体を上記アクチュエータに供給しかつ重
ね板ばねの前傾角度が大きいほど上記アクチュエータの
圧力が高くなるように制御される圧力供給手段とを具備
している。
【0009】上記サスペンションにおいて、駆動輪が路
面の凹部に落ちると、重ね板ばねの前端側が下がること
により、重ね板ばねの前傾角度に応じた信号が変位検出
センサから出力される。そして前傾角度が大きいほど高
い圧力をアクチュエータに作用させ、重ね板ばねの前端
側を下方に加圧することにより、後前軸が下方に付勢さ
れる。
【0010】このため駆動輪の接地圧が増大してトラク
ションが確保され、凹部からの脱出が可能となる。駆動
輪が凹部から脱出することによって駆動輪が元の高さに
戻ると、重ね板ばねも元の中立の姿勢に戻る。このため
変位検出センサが元の状態に戻り、アクチュエータの圧
力が減少させられることにより、駆動輪の軸重が適正に
保たれる。
【0011】請求項2に記載したように、圧縮空気によ
って作動するシリンダ機構を採用すれば、エアブレーキ
搭載車においてサービスブレーキ用の空気圧回路のエア
タンクを流体供給源として利用することができる。また
請求項2に記載した発明において、上記空気圧回路は、
上記重ね板ばねの前傾角度が増加する時に上記変位検出
センサから出力される信号に基いて上記シリンダ機構に
圧縮空気を供給し、重ね板ばねの前傾角度が減少する時
にシリンダ機構の空気を逃がす切替弁を備えてもよい。
このような切替弁を採用すれば、構成が更に簡単とな
る。
【0012】請求項1に記載した発明において、アクチ
ュエータの作動部の伸び量に対応した信号を出力するス
トロークセンサを用いれば、このセンサをシリンダ機構
と一体化させることができる。また請求項1に記載した
発明において、上記アクチュエータが流体の圧力によっ
て作動するシリンダ機構であり、また上記変位検出セン
サが上記シリンダ機構のロッドの伸び量に対応した信号
を出力するストロークセンサであり、上記シリンダ機構
と上記センサをシャシのサイドメンバに沿って配置して
もよい。このようにシリンダ機構と変位検出センサをシ
ャシのサイドメンバに沿って前後方向に配置すれば、シ
ャシまわりの空間を有効に利用してシリンダ機構とセン
サをコンパクトに搭載することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施形態につ
いて図1から図5を参照して説明する。図1に示した後
輪2軸車用のトラニオン型サスペンション10の一例
は、車両の前後方向に延びるシャシ11のサイドメンバ
11a等に固定されたトラニオンベース13を有してい
る。図2に示すように,トラニオンベース13に設けら
れた水平方向の孔14にトラニオン軸(スプリングシャ
フト)15が挿通され、このトラニオン軸15に嵌合さ
れるロワサドル16がトラニオン軸15を中心に回転自
在に支持されるようになっている。
【0014】ロワサドル16の上面側に重ね板ばね20
が設置されている。重ね板ばね20は複数枚のばね板2
1を上下方向に重ねたものであり、図1に示されるよう
に、長手方向中間部に位置するセンタクランプ部22に
おいて、少なくとも2本のUボルト23と、このUボル
ト23に螺合されるナット24により、各ばね板21が
ロワサドル16とアッパサドル25との間に締結されて
いる。従ってこの重ね板ばね20は、ロワサドル16お
よびアッパサドル25と一体に、トラニオン軸15を中
心に上下方向に揺動することができる。
【0015】駆動輪用の後前軸30は重ね板ばね20の
前端側部分に支持され、遊動輪用の後後軸31は重ね板
ばね20の後端側部分に支持される。また、シャシ11
側には、重ね板ばね20の上下方向の最大変位量を規制
するためのラバーバンパ等のバンプストッパ35,36
が設けられている。
【0016】トラニオンベース13の下部に、後前軸3
0の方向に延出するロワラジアスロッド40と、後後軸
31の方向に延出するロワラジアスロッド41が設けら
れている。ロワラジアスロッド40の前端40aは後前
軸30の下側の部分に連結されている。ロワラジアスロ
ッド41の後端41aは、後後軸31の下側の部分に連
結されている。これらのラジアスロッド40,41は後
前軸30と後後軸31のトルクを受ける部材である。ま
た、後前軸30の上方と後後軸31の上方に、それぞれ
アッパラジアスロッド(図示せず)が設けられている。
【0017】重ね板ばね20のクランプ部22に、リン
ク45が設けられている。図示例のリンク45は、ロワ
サドル16に溶接あるいはボルトなどの適宜の固定手段
によって固定されている。このリンク45はアッパサド
ル25の側面から垂直方向に延出し、リンク45の上端
部46がアッパサドル25の上方に突き出ている。
【0018】上記リンク45は、流体式アクチュエータ
の一例としてのシリンダ機構50によって、前方に加圧
することができるようになっている。図示例のシリンダ
機構50は、エア配管51を通じて圧縮空気が供給され
るシリンダ本体52と、このシリンダ本体52に供給さ
れた圧縮空気によって駆動される作動部としてのロッド
53を備えている。ロッド53の先端部は、ピン54に
よってリンク45の上端部46に連結されている。
【0019】シリンダ本体52の基部はピン55によっ
てシャシ11のサイドメンバ11aに枢着されている。
このため、ロッド53が図1に示す初期位置から図3に
示す前進位置の方向に伸びると、トラニオン軸15を中
心として、重ね板ばね20が前傾する方向(図において
反時計回り方向)に回動するようになる。
【0020】シリンダ本体52に、変位検出センサとし
て機能するストロークセンサ60が設けられている。こ
のセンサ60は、重ね板ばね20の前端側が下方に変位
した時に、ロワサドル16の前傾角度に対応した電気的
な信号を、下記コントローラ61に送出するものであ
る。
【0021】図示例の変位検出センサ60は、シリンダ
機構50のロッド53と一体的に移動するプランジャ6
5を有しており、プランジャ65の伸び量を検出するこ
とにより、ロワサドル16(重ね板ばね20)の前傾角
度に対応した出力を得るようにしている。但しロワサド
ル16やアッパサドル25の回転角を検出するようなロ
ータリ式の変位検出センサが使われてもよく、要するに
重ね板ばね20のセンタクランプ部22の前傾角度に応
じた出力が得られるものであればよい。
【0022】シリンダ機構50に圧力センサ67が設け
られており、シリンダ本体52の内部の空気圧を検出で
きるようになっている。圧力センサ67はコントローラ
61に接続されており、シリンダ本体52の圧力に関す
る電気的な信号をコントローラ61に送出するようにな
っている。
【0023】シリンダ機構50は、圧力供給手段として
機能する空気圧回路70によって駆動される。空気圧回
路70の一例は、前記エア配管51に接続される3ウェ
イマグネットバルブ等の切替弁71と、流体供給源とし
て機能するエアタンク72を備えている。エアタンク7
2は、例えばエアブレーキ用のエア(一例として8〜9
kgf/cm2 前後の圧力)を蓄えるようにしている。
【0024】切替弁71は、電磁弁等のように電気信号
によって開閉を制御できるものが適しており、図示例の
場合には変位検出センサ60からコントローラ61に入
力される変位量(ストローク)に応じた信号に基いて、
下記のように切替弁71の切替制御をなすように構成さ
れている。
【0025】マイクロコンピュータ等を用いたコントロ
ーラ61のメモリには、図5に示すような変位量Lと圧
力Pとの関係がマップあるいは計算式等の形で記憶され
ており、LとPの関係が図中の領域Aに入るように、変
位量Lに応じた大きさの圧力Pをシリンダ機構50に供
給するようにしている。すなわち図5に示す制御例の場
合、LとPの値が領域Bに含まれている時にはシリンダ
機構50の圧力Pを上げる方向に空気圧回路70が作動
し、LとPの値が領域Cに含まれている時にはシリンダ
機構50の圧力Pを下げる方向に空気圧回路70が作動
するようにしている。
【0026】シリンダ機構50の圧力Pを上げる場合に
は、エアタンク72内の圧縮空気が切替弁71とエア配
管51を介してシリンダ機構50に供給され、圧力セン
サ67によって検出される圧力が目標値に達するまで圧
縮空気をシリンダ本体52に供給する。逆にシリンダ機
構50の圧力を減少させる際には、切替弁71が切替わ
ることにより、シリンダ本体52内の空気を排出口75
から放出するようにしている。
【0027】次に、上記構成のトラニオン型サスペンシ
ョン10の作用について図4および図5等を参照して説
明する。図4は、駆動輪が凹部や段差等に落ちた時に、
駆動輪が凹部から脱出する過程を示している。平坦地を
走行している時には、重ね板ばね20はほぼ水平な姿勢
(中立状態)にあるため、センサ60の変位量は図5の
原点にある。このとき空気圧回路70は作動しないた
め、シリンダ機構50の内部は実質的に大気圧である。
【0028】走行中に駆動輪が地面の凹部に落ちると、
図3に示すように後前軸30が下がるとともに、後後軸
31が上がるため、凹部の深さに応じた角度だけ重ね板
ばね20が前傾する。これに伴い、変位検出センサ60
が作動し、その変位量に応じた信号がコントローラ61
に送出される。コントローラ61は、センサ60の変位
量が大きいほどシリンダ機構50に高い圧力が作用する
ように切替弁71を作動させる。
【0029】例えば図5に示すように、センサの変位量
が例えばL1 になった場合には、圧力がP1 となるよう
に加圧された空気がシリンダ機構50に供給される。ま
た、変位量がL1 よりも大きいL2 の場合には、圧力が
P2 となるように加圧された空気がシリンダ機構50に
供給される。
【0030】上記の動作により、重ね板ばね20の前傾
の度合いに応じてシリンダ機構50がリンク45を前方
に加圧し、重ね板ばね20の前端側が下方に付勢され
る。このため駆動輪の接地圧が高まり、トラクションが
確保されることによって駆動輪の脱出が可能となる。
【0031】駆動輪が凹部から脱出すると、駆動輪が元
の高さに戻るため、重ね板ばね20が元の中立状態(ほ
ぼ水平に近い姿勢)に戻るようになる。このため変位検
出センサ60も元に戻り、センサ60の変位量が図5に
おいて左方向にシフトするためシリンダ機構50の圧力
が原点に向って減少させられる。その結果、重ね板ばね
20に対するシリンダ機構50の加圧力が減少ないし解
消され、シリンダ機構50のロッド53がフリーな状態
となり、タンデム比に応じた荷重が後前軸30と後後軸
31に配分される。
【0032】上記サスペンション10は、シリンダ本体
52とロッド53および変位検出センサ60をシャシ1
1のサイドメンバ11aに沿って前後方向に配置するこ
とができるため、シャシ11まわりの空間を有効に利用
することができる。そしてシリンダ機構50とリンク4
5との間に働く圧縮荷重がサイドメンバ11aの強度の
高い長手方向に加わるから、特別な補強対策を講じなく
てもシリンダ機構50を据え付けることができる。
【0033】なお上記実施形態ではリンク45をロワサ
ドル16に固定したが、この発明を実施するに当たっ
て、アッパサドル25にリンク45を固定してもよい。
また、アッパサドル25にリンクとして機能するピンを
設け、このピンにシリンダ機構50のロッド53を連結
するようにしてもよい。また、圧縮空気を用いるシリン
ダ機構50の代りに、液圧式のシリンダ機構によってリ
ンク45を駆動するように構成してもよい。また、シリ
ンダ機構以外の流体式アクチュエータが使われてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、駆動輪が路面の凹部
や段差などに落ちた時に、凹部の深さに応じて自動的に
駆動輪の接地圧を増加させることができる。このため駆
動輪のトラクションが確保され、凹部からの脱出が可能
となる。そして脱出後は自動的に元の軸重配分に戻すこ
とができるなど、凹部や段差のある路面を容易に走破す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すサスペンションの
側面図。
【図2】 図1に示されたサスペンションの一部の分解
斜視図。
【図3】 図1に示されたサスペンションの作動態様を
示す側面図。
【図4】 駆動輪が凹部から脱出する過程を示すフロー
チャート。
【図5】 変位検出センサの変位量とシリンダの圧力と
の関係を示す図。
【図6】 従来のトラニオン型サスペンションの側面
図。
【図7】 図6に示された従来のサスペンションの作動
態様を示す側面図。
【符号の説明】
10…トラニオン型サスペンション 11…シャシ 13…トラニオンベース 15…トラニオン軸 20…重ね板ばね 22…クランプ部 30…後前軸 31…後後軸 45…リンク 50…シリンダ機構(アクチュエータ) 60…変位検出センサ 71…切替弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 5/00 - 5/04 B60G 11/04 B60G 17/015

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャシに固定されるトラニオンベースと、 上記トラニオンベースに設けられたトラニオン軸と、 上記トラニオン軸を中心に揺動自在に設けられかつ前端
    側が後前軸を支持し後端側が後後軸を支持する重ね板ば
    ねと、 上記重ね板ばねの長手方向中間部のクランプ部に設けら
    れていてこのクランプ部と一体に揺動可能なリンクと、 上記リンクに連結されかつ流体の圧力によって上記重ね
    板ばねの前端側を下げる方向に加圧可能な作動部を有す
    るアクチュエータと、 上記重ね板ばねの前端側が下方に傾いた時の前傾角度に
    応じた信号を出力する変位検出センサと、 上記重ね板ばねの前端側が下方に傾いた時に上記変位検
    出センサから出力される信号に基いて加圧された流体を
    上記アクチュエータに供給しかつ重ね板ばねの前傾角度
    が大きいほど上記アクチュエータの圧力が高くなるよう
    に制御される圧力供給手段と、 を具備したことを特徴とするトラニオン型サスペンショ
    ン。
  2. 【請求項2】上記アクチュエータが圧縮空気によって作
    動するシリンダ本体とロッドを有するエアシリンダ機構
    であり、上記重ね板ばねの前傾角度が大きいほど高い圧
    力の空気を上記シリンダ本体に供給する空気圧回路を備
    えていることを特徴とする請求項1記載のトラニオン型
    サスペンション。
  3. 【請求項3】駆動輪用の後前軸を重ね板ばねの前端側に
    支持し、遊動輪用の後後軸を上記重ね板ばねの後端側に
    支持するトラニオン型サスペンションにおいて、 シャシに固定されるトラニオンベースと、 上記トラニオンベースに設けられたトラニオン軸と、 上記トラニオン軸を中心に揺動自在に設けられかつ前端
    側が後前軸を支持し後端側が後後軸を支持する重ね板ば
    ねと、 上記重ね板ばねの長手方向中間部のクランプ部に設けら
    れていてこのクランプ部と一体に揺動可能なリンクと、 上記リンクに連結されかつ流体の圧力によって上記重ね
    板ばねの前端側を下げる方向に加圧可能なロッドを有す
    るシリンダ機構と、 上記重ね板ばねの前端側が下方に傾いた時の前傾角度に
    応じた信号を出力する変位検出センサと、 上記重ね板ばねの前端側が下方に傾いた時に上記変位検
    出センサから出力される信号に基いて加圧された流体を
    上記シリンダ機構に供給しかつ重ね板ばねの前傾角度が
    大きいほどシリンダ機構の圧力が高くなるように制御さ
    れる圧力供給手段とを具備し、 駆動輪が路面の凹部に落ちた時に上記変位検出センサか
    ら出力される信号に基いて上記圧力供給手段によって上
    記重ね板ばねの前端側を下げる方向にシリンダ機構を加
    圧し、駆動輪が凹部から脱出した後は上記変位検出セン
    サが戻ることにより上記シリンダ機構の圧力を減少させ
    ることを特徴とするトラニオン型サスペンション。
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