JP3346588B2 - 車両用サスペンション制御装置 - Google Patents

車両用サスペンション制御装置

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JP3346588B2
JP3346588B2 JP11066392A JP11066392A JP3346588B2 JP 3346588 B2 JP3346588 B2 JP 3346588B2 JP 11066392 A JP11066392 A JP 11066392A JP 11066392 A JP11066392 A JP 11066392A JP 3346588 B2 JP3346588 B2 JP 3346588B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の車高調整
等を行うのに好適に用いられる車両用サスペンション制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5および図6に従来技術の車両用サス
ペンション制御装置を示す。
【0003】図において、1は流体供給手段を構成する
油圧ポンプを示し、該油圧ポンプ1は車両に搭載された
電動モータ2によって駆動され、リザーバタンク3内の
油液を圧力流体(以下、圧油という)として共通配管4
内に吐出させる。ここで、該共通配管4の先端側は、例
えば4本の分岐配管4A,4B,…(2本のみ図示)と
なって分岐し、該各分岐配管4A,4B,…の先端側は
後述の油圧シリンダ6,7等に接続されている。
【0004】5は共通配管4の途中に接続された流体排
出手段としての排出弁を示し、該排出弁5は電磁切換式
リリーフ弁によって構成され、常時はばね5Aにより図
5に示す如く閉弁位置(イ)に保持される。そして、該
排出弁5は後述するコントロールユニット17からの切
換信号に基づき閉弁位置(イ)から開弁位置(ロ)に切
換えられ、油圧シリンダ6,7等からの圧油をリザーバ
タンク3内に排出する。また、該排出弁5はパイロット
管路5Bを備え、共通配管4内の圧力がばね5Aの設定
圧よりも高くなったときに開弁し、この圧力をリザーバ
タンク3内にリリーフさせる。
【0005】6,7は車両の車体側と各車輪の車軸側と
の間に介装される車高調整手段としての油圧シリンダ
(左,右の前輪側のみ図示)を示し、該油圧シリンダ
6,7は左,右の前輪側で車体を懸架するサスペンショ
ンを構成し、油圧ポンプ1からの圧油が給排されること
により、チューブ6A,7Aからロッド6B,7Bを伸
縮させ、車高調整また車体側の姿勢制御等を行う。な
お、図5中では左,右の前輪側に設ける油圧シリンダ
6,7を示したが、左,右の後輪側にも同様に油圧シリ
ンダ(図示せず)が設けられ、これらの油圧シリンダも
分岐配管4A,4Bと同様の分岐配管に接続される。
【0006】8,9は油圧シリンダ6,7に付設された
アキュムレータを示し、該アキュムレータ8,9は減衰
力バルブ10,11を介して油圧シリンダ6,7に接続
され、該油圧シリンダ6,7のロッド6B,7Bを常時
伸長方向に付勢するガスばねとして作動する。そして、
該油圧シリンダ6,7のロッド6B,7Bが外部からの
振動で伸縮するときには、油圧シリンダ6,7とアキュ
ムレータ8,9との間で圧油が流通し、このときに減衰
力バルブ10,11により減衰力を発生させて前記振動
を緩衝する。
【0007】12,13は左,右の前輪側に設けられる
車高センサを示し、該車高センサ12,13は車両の前
輪側で車軸側に対する車体側の高さ位置を検出し、それ
ぞれの検出信号をコントロールユニット17に出力す
る。
【0008】14,15は分岐配管4A,4Bの途中に
設けられた圧油の給排弁を示し、該給排弁14,15は
電磁切換弁によって構成され、常時は閉弁位置(イ)に
保持される。そして、該給排弁14,15はコントロー
ルユニット17からの制御信号により閉弁位置(イ)か
ら開弁位置(ロ)に切換えられ、油圧シリンダ6,7に
圧油が給排されるのを許すようになっている。また、分
岐配管4A,4Bの途中には該給排弁14,15と油圧
シリンダ6,7との間に位置して絞り弁16,16が設
けられ、該各絞り弁16は油圧シリンダ6,7に給排さ
れる圧油の流量を規制し、ロッド6B,7Bの伸縮速度
を遅くしている。
【0009】17はマイクロコンピュータ等によって構
成されるコントロールユニットを示し、該コントロール
ユニット17は入力側が車高センサ12,13および車
速センサ、ステアリングセンサ(いずれも図示せず)等
に接続され、出力側が電動モータ2、排出弁5および給
排弁14,15等に接続されている。そして、該コント
ロールユニット17は記憶回路内に図6に示すプログラ
ム等を格納し、車高調整制御処理等を行うようになって
いる。また、該コントロールユニット17の記憶回路に
は、その記憶エリア17A内に車高判定用の基準データ
等が格納されている。
【0010】さらに、18はリザーバタンク3内に設け
られたフィルタを示し、該フィルタ18はリザーバタン
ク3内の油液中からダスト等を除去し、清浄化した油液
を油圧ポンプ1内に吸込ませる。
【0011】従来技術による車両用サスペンション制御
装置は上述の如き構成を有するもので、次にコントロー
ルユニット17による車高調整制御処理について図6を
参照して述べる。
【0012】まず、電源スイッチ(図示せず)の投入に
よって処理動作がスタートすると、ステップ1で各種の
設定値等の初期化を行い、ステップ2に移って数ms程
度の制御周期が経過したか否かを判定し、「YES」と
判定したときにはステップ3に移って車高センサ12,
13等から検出信号を読込む。次に、ステップ4では車
高センサ12,13からの検出信号に基づき車高が高く
なっているか、低くなっているかの車高判定を行い、給
排油フラグをセットまたはクリアし、ステップ5に移っ
て下記の如く給排油動作を実行する。
【0013】即ち、ステップ4で車高が低いと判定した
ときには、右前輪側(以下、FRという)の給油フラグ
および左前輪側(以下、FLという)の給油フラグをセ
ット(フラグ=1)し、このフラグの状態に基づき、次
のステップ5で電動モータ2に駆動信号を出力して該電
動モータ2により油圧ポンプ1を駆動すると共に、給排
弁14,15に制御信号を出力して該給排弁14,15
を開弁させ、油圧ポンプ1からの圧油を油圧シリンダ
6,7に供給し、該油圧シリンダ6,7のロッド6B,
7Bを伸長させて車高が高くなるように調整する。そし
て、車高が所定高さになったときには、FR給油フラグ
およびFL給油フラグがそれぞれクリア(フラグ=0)
されるので、前記駆動信号および制御信号の出力が停止
し、油圧ポンプ1が停止すると共に、給排弁14,15
が閉弁される。
【0014】また、前記ステップ4で車高が高いと判定
したときには、FR排油フラグおよびFL排油フラグを
セットし、このフラグ状態に基づき、次のステップ5で
排出弁5を開弁位置(ロ)に切換えるべく切換信号を出
力すると共に、給排弁14,15を開弁位置(ロ)に切
換え、油圧シリンダ6,7から圧油をリザーバタンク3
内に排出させることによって、該油圧シリンダ6,7の
ロッド6B,7Bを縮小させ、車高が低くなるように調
整する。そして、車高が所定高さとなったときに、FR
排油フラグおよびFL排油フラグがそれぞれクリアされ
るので、排出弁5および給排弁14,15が閉弁位置
(イ)に切換えられ、油圧シリンダ6,7からの圧油の
排出を停止する。
【0015】一方、車両の走行途中等で車高を変えるべ
く、車高切換えスイッチ(図示せず)を操作したときに
も、図6に示すプログラムに基づいた処理が実行され、
車高を高めに調整したり、低めに調整したりすることが
できる。また、車高調整の途中において、ステアリング
センサ等からの検出信号により車両が旋回途中であると
判定したときには、油圧シリンダ6,7への圧油の供給
を停止し、車高調整を中断させるようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、車両に搭載した電動モータ2を比較的小型
のモータにより構成し、軽量化を図るようにしているか
ら、油圧ポンプ1の吐出容量をそれ程大きくできず、車
両の走行途中で車高を高くする場合には、油圧シリンダ
6,7のロッド6B,7B等を全て伸長させるのに、例
えば30秒程度の時間がかかってしまう。
【0017】このため、車高調整を行っている途中で車
両の旋回時を検出したときには、油圧シリンダ6,7へ
の圧油の給排を停止するようにしているものの、車両の
旋回時を検出して給排弁14,15を閉弁させるまでに
時間遅れが生じることがある。そして、この場合には車
両の旋回時における慣性力の作用で、例えば油圧シリン
ダ6のロッド6Bが縮小され、油圧シリンダ7のロッド
7Bが伸長されるように車両がローリングするから、給
排弁14,15が閉弁されるまでに、油圧シリンダ6内
の圧油が分岐配管4A,4Bを介して油圧シリンダ7内
に流入してしまう。
【0018】このため、従来技術では、車両の旋回時に
発生するローリング現象により、例えば油圧シリンダ6
のロッド6Bが縮小し、油圧シリンダ7のロッド7Bが
伸長してロッド6B,7Bの伸び具合が異なり、所謂ロ
ール増長を起してしまう。そして、給排弁14,15が
閉弁されたときには、ロッド6B,7Bが前述した状態
に保持され、車両が傾いた状態となり、所謂ロール残り
を起こしてしまうという問題がある。また、車両の発
進、停止時にはスクォットやダイブを増長するという問
題もある。
【0019】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は各車高調整手段毎に個別に圧力
流体の給排を実行することにより、車両の旋回時等に一
方の車高調整手段から他方の車高調整手段に圧力流体が
流通してしまうのを防止でき、所謂ロール増長やロール
残り等の問題を解消できるようにした車両用サスペンシ
ョン制御装置を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、車両の車体側と各車輪の車軸側との
間に介装され、圧力流体が給排されることにより車高を
調整する複数の車高調整手段と、該各車高調整手段に配
管を介して接続され、該各車高調整手段に圧力流体を供
給する流体供給手段と、前記配管の途中に設けられ、前
記各車高調整手段から圧力流体を排出する流体排出手段
と、前記各車高調整手段に対応して前記配管の途中に設
けられ、常時は閉弁し、前記各車高調整手段に圧力流体
を給排するときに開弁される複数の給排弁とからなる車
両用サスペンション制御装置において、前記車両がロー
リングしたりすることのない車速が低い速度のときに
は、前記各車高調整手段に対して圧力流体を給排するた
め前記各給排弁を共に開弁させる車高調整制御を行い、
前記車両の車速が速い速度のときには、前記各車高調整
手段に対して選択的に圧力流体を給排する車高調整順番
判定処理を行うため、前記各給排弁のうちいずれか一の
給排弁を選択的に開弁させ、他の給排弁を閉弁させる給
排弁選択手段を備えたことを特徴としている。
【0021】
【作用】上記構成により、車両がローリングしたりする
ことのない低い速度のときには、複数の給排弁を共に開
弁させて複数の車高調整手段に対し圧力流体を給排する
車高調整制御を行うことができる。そして、車両の車速
が速い速度となったときには、複数の車高調整手段に対
して選択的に圧力流体を給排する車高調整順番判定処理
を行うため、給排弁選択手段によって各給排弁を所定の
順番で個別に開,閉させることが可能となり、複数の給
排弁が共に開弁状態となるのを防止できる。これによ
り、複数の車高調整手段には圧力流体が選択的に給排さ
れるため、各車高調整手段間で圧力流体が流出,入して
しまうような事態をなくすことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図5に示す従
来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0023】図中、21は車両の走行速度を検出する車
速センサ、22は車両の運転者によって手動操作される
車高切換スイッチを示し、該車高切換スイッチ22は路
面状態や運転者の好み等に応じて切換操作され、例えば
車高を「高い位置」と「低い位置」とに切換えて調整さ
せる。
【0024】さらに、23はマイクロコンピュータ等に
よって構成されるコントロールユニットを示し、該コン
トロールユニット23は従来技術で述べたコントロール
ユニット17とほぼ同様に構成されているものの、該コ
ントロールユニット23は記憶回路内に図2ないし図4
に示すプログラム等を格納し、車高調整制御処理および
車高調整順番判定処理等を行うようになっている。ま
た、該コントロールユニット23の記憶回路にはその記
憶エリア23A内に、車高切換スイッチ22からの切換
信号に応じた車高判定用のそれぞれの基準データおよび
FR車高調整フラグ、FL車高調整フラグ等が格納され
ている。
【0025】本実施例による車両用サスペンション制御
装置は上述の如き構成を有するもので、その基本的作動
については従来技術によるものと格別差異はない。
【0026】そこで、本実施例の特徴であるコントロー
ルユニット23による車高調整制御処理および車高調整
順番判定処理について図2ないし図4を参照して説明す
る。
【0027】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ11〜ステップ14に亘る処理を従来技術で述べた図
6中のステップ1〜ステップ4の処理とほぼ同様に行
い、ステップ15に移って給排弁選択手段を構成する車
高調整順番判定処理を図3,図4の如く行う。なお、前
記ステップ11ではFR車高調整フラグ=0,FL車高
調整フラグ=0として初期化を行う。
【0028】車高調整順番判定処理は車高調整を行う場
合に、図5に示す給排弁14,15を順次選択的に開,
閉弁させ、両者が共に開弁状態となるのを禁止するもの
である。まず、ステップ21ではFR車高調整フラグが
セット(フラグ=1)されているか否かを判定し、「N
O」と判定したときにはステップ22に移ってFL車高
調整フラグがセット(フラグ=1)されているか否かを
判定し、「NO」と判定したときにはステップ23に移
って前記FR車高調整フラグをセットし、ステップ24
でメインとなる図2のルーチンにリターンしてステップ
16の処理を実行する。
【0029】次に、再びステップ12に戻って数ms程
度の制御周期が経過したか否かを判定し、「YES」と
判定したときにステップ13,14の処理を行い、再び
図3のステップ21に戻って車高調整フラグがセットさ
れているか否かを判定する。そして、ステップ21で
「YES」と判定したときには図4のステップ29でF
Lの給油フラグおよび排油フラグをクリアする。これに
より、仮にステップ14でFLの給油フラグまたは排油
フラグがセットされていたとしてもクリアされるので、
図2のステップ16でFLの車高調整が行われることは
ない。
【0030】次に、ステップ30に移ってFR給油フラ
グが「1」であるか否かを判定し、「YES」と判定し
たときにはステップ24に移り図2のステップ16にリ
ターンする。そして、ステップ16ではFR給油フラグ
がセットされていることに基づき、電動モータ2により
油圧ポンプ1が駆動され、給排弁14を開弁位置(ロ)
に切換えてFRの油圧シリンダ6に圧油を供給する。
【0031】また、ステップ30で「NO」と判定した
ときにはステップ31に移ってFR排油フラグが「1」
であるか否かを判定し、「YES」と判定したときには
前述の場合と同様にステップ24に移って図2のステッ
プ16にリターンする。そしてステップ16ではFR排
油フラグがセットされていることに基づき、排出弁5が
開弁され、給排弁14を開弁位置(ロ)に切換えてFR
の油圧シリンダ6から圧油を排出する。
【0032】一方、ステップ31で「NO」と判定した
ときにはFRの給油フラグおよび排油フラグが共に
「0」であるから、FRの車高調整が不要かまたは実行
されて完了していると判定でき、ステップ32に移って
FR車高調整フラグをクリアすると共に、FL車高調整
フラグをセットしてステップ24に移り、図2のステッ
プ16にリターンする。
【0033】次に、ステップ21で「NO」と判定し、
ステップ22で「YES」と判定したときにはステップ
25に移ってFRの給油フラグおよび排油フラグをクリ
アする。これにより、仮にステップ14でFLの給油フ
ラグまたは排油フラグがセットされていたとしてもクリ
アされるので、図2のステップ16でFRの車高調整が
行われることはない。
【0034】次に、ステップ26,27で前記ステップ
30,31と同様の処理を行い、図2のステップ16で
FLの油圧シリンダ7への圧油の給排のみを行う。ま
た、ステップ26,27で共に「NO」と判定したとき
にはFLの車高調整が不要かまたは実行されて完了して
いると判定できるので、ステップ28に移ってFL車高
調整フラグをクリアすると共に、FR車高調整フラグを
セットしてステップ24に移り、図2中のステップ16
に再びリターンする。
【0035】かくして、本実施例によれば、例えば車両
の走行途中に車高切換スイッチ22等を操作して車高調
整を行うときに、給排弁14,15を選択的に順次開,
閉弁させ、両者が共に開弁状態となるのを禁止できるか
ら、FRの油圧シリンダ6に圧油を給排してFRの車高
調整を行った後に、FLの油圧シリンダ7に圧油を給排
してFLの車高調整を順次行うことができ、車両が旋回
状態となって油圧シリンダ6,7間で圧油が流出,入し
てしまうのを確実に防止できる。
【0036】従って本実施例では、給排弁14,15を
選択的に開弁、閉弁させることにより、車両の旋回中に
起こし易い所謂ロール増長やロール残りあるいは発進、
停止時のスクォットやダイブ等の問題が発生するのを効
果的に防止でき、サスペンション制御装置として信頼性
を向上できる上に、従来技術のようにステアリングセン
サや加速度センサ等を用いて車両の旋回時を検出し、旋
回時の車高調整動作を中断すべく圧油の給排を禁止した
りする必要がなくなり、車両の走行時でも適宜に車高調
整を行うことができる。
【0037】また、車速センサ21からの検出信号に基
づき、車両が低速で走行しているとき、または停車して
いるときには、車両がローリングしたりすることはない
ので、車高調整順番判定処理を省略し、従来技術と同様
の制御処理を行い、車両が比較的速い速度で走行してい
るときにのみ前述の如く車高調整順番判定処理を行うよ
うにすることも可能である。
【0038】なお、前記実施例では、車両の前輪側で車
高調整を行う場合を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、例えば後輪側でも同様の制御を行うように
してもよく、この場合には前,後、左,右の車輪側で選
択的に順次車高調整を行うべく、それぞれの給排弁1
4,15等を選択的に開,閉弁させるようにすればよ
い。
【0039】また、前記実施例では、車高調整手段を油
圧シリンダ6,7によって構成するものとして述べた
が、これに替えて、例えばエアサスペンション等の空気
ばねを車高調整手段として用いてもよい。
【0040】さらに、前記実施例では、車高調整順番判
定処理を、各輪の車高判定処理を行ったものの中より選
択して車高調整処理の順番を決めるような処理とした
が、車高調整順番判定処理はそれに限られることなく、
例えば、車高の検出信号の読込み順を決めるような処理
とし、この読込み順に基づいて読込まれた1つの車高検
出信号に関して車高判定処理、給排油動作実行を行うよ
うにしてもよく、要は4輪のうちの1輪を順次選択して
1輪づつの車高調整処理を行わせるようにするものであ
ればよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、車
両の車体側と各車輪の車軸側との間に介装される車高調
整用の各車高調整手段に圧力流体を給排して車高調整を
行う場合に、車両がローリングしたりすることのない車
速が低い速度のときには、複数の給排弁を共に開弁させ
て前記各車高調整手段に対し圧力流体を給排する車高調
整制御を行い、前記車両の車速が速い速度になると、
記各車高調整手段に対して選択的に圧力流体を給排する
車高調整順番判定処理を行うため、給排弁選択手段を用
いて前記各給排弁のうちいずれか一の給排弁を選択的に
開弁させ、他の給排弁を閉弁させて前記各車高調整手段
に順次圧力流体を給排する構成としたから、車両が速
速度で走行している途中で旋回するとき等に前記各車高
調整手段間で圧力流体が流出,入してしまうのを確実に
防止でき、所謂ロール増長やロール残り等の問題が発生
するのを解消できる上に、車両の旋回時に車高調整を中
断する必要がなくなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるサスペンジョン制御装置
を示す制御ブロック図である。
【図2】車高調整制御処理を示す流れ図である。
【図3】車高調整順番判定処理を示す流れ図である。
【図4】図3に続く流れ図である。
【図5】従来技術によるサスペンション制御装置を示す
油圧回路図である。
【図6】従来技術の車高調整制御処理を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ(流体供給手段) 4 共通配管 4A,4B 分岐配管 5 排出弁(流体排出手段) 6,7 油圧シリンダ(車高調整手段) 12,13 車高センサ 14,15 給排弁 23 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 17/015

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車体側と各車輪の車軸側との間に
    介装され、圧力流体が給排されることにより車高を調整
    する複数の車高調整手段と、該各車高調整手段に配管を
    介して接続され、該各車高調整手段に圧力流体を供給す
    る流体供給手段と、前記配管の途中に設けられ、前記各
    車高調整手段から圧力流体を排出する流体排出手段と、
    前記各車高調整手段に対応して前記配管の途中に設けら
    れ、常時は閉弁し、前記各車高調整手段に圧力流体を給
    排するときに開弁される複数の給排弁とからなる車両用
    サスペンション制御装置において、前記車両がローリングしたりすることのない車速が低い
    速度のときには、前記各車高調整手段に対して圧力流体
    を給排するため前記各給排弁を共に開弁させる車高調整
    制御を行い、 前記車両の車速が速い速度のときには、前記各車高調整
    手段に対して選択的に圧力流体を給排する車高調整順番
    判定処理を行うため、前記各給排弁のうちいずれか一の
    給排弁を選択的に開弁させ、他の給排弁を閉弁させる給
    排弁選択手段を備えたことを特徴とする車両用サスペン
    ション制御装置。
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