JP2839966B2 - インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2839966B2
JP2839966B2 JP3201907A JP20190791A JP2839966B2 JP 2839966 B2 JP2839966 B2 JP 2839966B2 JP 3201907 A JP3201907 A JP 3201907A JP 20190791 A JP20190791 A JP 20190791A JP 2839966 B2 JP2839966 B2 JP 2839966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording
energy
ejection
recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3201907A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04363253A (ja
Inventor
功 海老沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3201907A priority Critical patent/JP2839966B2/ja
Priority to GB9117503A priority patent/GB2247646B/en
Priority to US07/745,480 priority patent/US5289207A/en
Priority to CA002049196A priority patent/CA2049196C/en
Priority to AU82532/91A priority patent/AU649259B2/en
Priority to DE69130488T priority patent/DE69130488T2/de
Priority to DE69115162T priority patent/DE69115162T2/de
Priority to AT95101835T priority patent/ATE173198T1/de
Priority to EP95101835A priority patent/EP0657290B1/en
Priority to ES91113771T priority patent/ES2080203T3/es
Priority to EP91113771A priority patent/EP0471374B1/en
Priority to KR1019910014188A priority patent/KR960015762B1/ko
Publication of JPH04363253A publication Critical patent/JPH04363253A/ja
Priority to US08/179,564 priority patent/US5428380A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2839966B2 publication Critical patent/JP2839966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D15/00Component parts of recorders for measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
    • G01D15/16Recording elements transferring recording material, e.g. ink, to the recording surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/1721Collecting waste ink; Collectors therefor
    • B41J2002/1742Open waste ink collector, e.g. ink receiving from a print head above the collector during borderless printing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、通
信機器、各情報機器に搭載または接続可能なインクジェ
ット記録装置およびそれに適用される記録ヘッドの回復
方法に関する。特に本発明は、熱エネルギーを発生して
インク中に気泡を形成する発熱素子を備え、これを電気
的パルス信号によって駆動する駆動回路を備えた装置の
強制回復機構(電気的なものまたは、機械的なものいず
れをも含む)として有効な発明に関する。
【0002】
【従来の技術】熱エネルギーを用いて気泡を形成する基
本的な発明としては、米国特許第4740796号明細
書、西ドイツ公開公報第2843064号明細書に記載
されているように、発熱抵抗体を電気的パルス信号によ
って駆動するものや、光エネルギーを用いるものがあ
り、その他光エネルギーを熱に変換する素子を備えたも
のが知られている。
【0003】インクジェット記録の分野では、記録以外
にインクを吐出口から排出せしめる工程として予備吐出
と言われる回復が実行されている。この予備吐出を記録
中や待機中を含めて適切な排出を達成する発明として英
国特許第2169855号明細書が知られている。この
公報には、予備吐出として通常の記録中に実行される回
復に関して具体的に記載されて発明として明記されてい
る。
【0004】一方、極度の状態にある記録ヘッドの回復
については通常吸引回復というポンプを用いた回復が実
用化されているが、構成が複雑になるため、小型化、軽
量化或は、低コスト化にとっては不利な点がある。記録
ヘッドの状態に応じて適正な回復処置を実行することを
開示した米国特許第4977459号明細書において
も、最終的な強制回復は予備吐出ではなく、吸引回復が
採用されている。
【0005】また、従来の予備吐出は、比較的頻繁に実
行されるものであるため、通常の記録用の吐出条件か、
この条件に類似したものになっている。これは、記録ヘ
ッドの発熱素子の寿命を延命化するためである。この予
備吐出されたインクは、通常インク吸収体に向かって排
出されるが、これ以外に、専用の紙、記録シート、発砲
体、記録ヘッド用のキャップなどがインクの受け部材と
して知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
インクジェット記録装置のうちでも特に熱エネルギーを
利用してインクを発泡させインク滴を飛翔させる形態の
バブルジェット式の記録装置に関しては、記録を長期間
実施していると記録品位が劣化する傾向がある。
【0007】しかしてその原因としては、インク熱エネ
ルギーを供給するための電気熱変換体であるヒーター面
上に熱によってインク中の染料や不純物が凝固し、堆積
する為であることがわかっている。そこで、これに対し
ヒーター面上にこのような堆積物が生じない様に染料の
精製等により不純物の除去等について多大な努力が注が
れてはきたが、そのようなインクを用いても長期間にわ
たって記録を実施するとヒータ面上への堆積物はほとん
どないにもかかわらず記録品位が劣化するために記録ヘ
ッドとして使用に堪えなくなることがあり、未だこの問
題については十分な解決策がなかった。
【0008】特に、強制回復として与えられているポン
プだけでは回復できないような場合や、吸引回復を多数
回行っても回復できないような場合に対して、短時間
で、しかも効率よく回復処理を達成できる方法や装置は
現状ではなく、複雑な処理を組み合わせることで対処し
ようとされているだけである。
【0009】本発明の主たる目的は、上述した通常の回
復ではない強制的な回復を必要とする問題に対して、イ
ンク保持領域に対して熱エネルギーが作用する作用領域
に供給されるエネルギーを変化させるだけで、効率よく
回復処理を達成できる方法および装置を提供することに
ある。
【0010】本発明の他の目的は、通常所定時間ごとに
記録中に行われる予備吐出とは異なる強制回復予備吐出
モードを適正に実行できるインクジェット記録装置およ
びこれに用いられる回復方法を提供するものである。
【0011】本発明の別の目的は、強制回復予備吐出モ
ードの吐出インクを記録シートに対して噴射する方式に
おいて合理的かつ高寿命化を実現できる回復方法および
その装置を提供することにある。
【0012】さらに、本発明の別の目的は、総合的な記
録シーケンスとして有効な回復シーケンスを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、イ
ンク保持部の熱作用部に形成するための熱エネルギーを
供給することで気泡を形成し、インクを吐出させて記録
を行う記録手段と、該記録手段に上記熱エネルギーを形
成するためのエネルギー供給手段と、を備え、上記気泡
を発生するために必要な最小限のエネルギーE0 の1.
48倍以上のエネルギーを供給して103 回以上の予備
吐出を行わせる強制回復モードを実行することを特徴と
するインクジェット記録装置の回復方法を提供するもの
である。この発明によれば、従来では時間や構成に多く
のものを費やしても解決できなかった記録不良をも早期
にかつ確実に回復できた。
【0014】また、本発明インクジェット記録装置は、
インク保持部の熱作用部に形成するための熱エネルギー
を供給することで気泡を形成してインクを吐出させるた
めに必要な最小限のエネルギーE0 の1.48倍以上の
エネルギーを103 回以上供給する手段を有することを
特徴とする。
【0015】また、かかる発明の構成をさらに発展させ
た発明では、インク保持部の熱作用部を予備加熱するた
めのエネルギーを供給する手段と、インク保持部の熱作
用部に形成するための熱エネルギーを供給することで気
泡を形成してインクを吐出させるために必要な最小限の
エネルギーE0 の1.44倍以上のエネルギーを5×1
5 回以上供給する手段と、を有することを特徴とす
る。
【0016】この発明では、予備加熱によって、強制回
復に必要なエネルギーを減少できる利点がある。
【0017】さらに、以下には、本発明の回復方法およ
び装置の総合的な条件を少なくとも2つ備えた発明を挙
げるが、本発明はこれらを合体したものも含むものであ
る。
【0018】その本発明装置としては、記録シート搬送
機構と、インク保持部を備え熱作用部に気泡を形成する
記録ヘッドと、内部に吸収体を備えた記録ヘッド用キャ
ップと、インク保持部の熱作用部に形成するための熱エ
ネルギーを供給することで気泡を形成してインクを吐出
させるために必要な最小限のエネルギーE0 の1.48
倍以上のエネルギーを103 回以上供給して記録ヘッド
用キャップ内に予備吐出する記録中の強制回復モード
と、インク保持部の熱作用部に形成するための熱エネル
ギーを供給することで気泡を形成してインクを吐出させ
るために必要な最小限のエネルギーE0 の1.48倍以
上のエネルギーを104 回以上供給して上記記録シート
搬送機構により供給された記録シートに予備吐出する非
記録中の強制回復モードと、を備える。この発明は、記
録中の回復状態を極めて良好にするので、記録中の画像
変化を防止して、且つ強制回復時の効率よい回復を達成
できる発明である。
【0019】また、他の本発明装置としては、記録シー
ト搬送機構と、インク保持部を備え熱作用部に気泡を形
成する記録ヘッドと、インク保持部の熱作用部に形成す
るための熱エネルギーを供給することで気泡を形成して
インクを吐出させるために必要な最小限のエネルギーE
0 の1.48倍以上のエネルギーを104 回以上供給し
て上記記録シート搬送機構により供給された記録シート
に予備吐出する非記録中の強制回復モードと、インク保
持部の熱作用部に形成するための熱エネルギーを供給す
ることで気泡を形成してインクを吐出させるために必要
な最小限のエネルギーE0 の1.48倍以上のエネルギ
ーを105 回以上で非記録中の強制回復モードよりも多
く供給して上記記録シート搬送機構により供給された記
録シートに予備吐出するメンテナンス用の強制回復モー
ドと、を備える。この発明は、記録装置の使用者自身が
十分かつ対処できる容易なメンテナンス性を有し、安定
した記録時間の確保ができることに加えて、通常メンテ
ナンスをサービスコ−ルによって行う場合にあってもそ
の処理をいちはやく行うことができ、装置の休止時間を
大幅に短縮できる利点がある。
【0020】上記強制回復モードにおいて供給された記
録シートに上記予備吐出を実行する構成は、予備吐出し
たインクの処理の必要性がなくなり、強制回復による効
果を目視できる利点がある。
【0021】また、上記記録手段が上記熱作用部を複数
有し、上記記録シートへの予備吐出が間欠に行う構成に
於いては、記録シートのインクによる変形を抑制しつ
つ、また、発熱素子の寿命の延命化を達成できる。本発
明の記録手段や記録方式としては、先に挙げた光エネル
ギーによって気泡を形成する方式も含まれるが、好適に
は電気・熱変換体が良い。
【0022】なお、本発明の基準エネルギーに対しての
件数は、1.48倍以上で実用的には、2.2倍以下が
適切である。エネルギーの増大は、できるだけおさえた
方が好ましいので2.0倍以下が良く、短時間での効率
よい予備吐出をパルス幅可変で行う場合は1.85倍以
下が好適である。ここで本発明者が解明した事実を説明
する。本発明者は、記録品位が劣化した記録ヘッドを詳
細に調べた結果、インクに熱エネルギーを供給して発泡
させる為に設けられたヒーターの抵抗値の変化は殆どな
いにもかかわらずその発泡量が発生されるべき本来の量
よりも小さくなっていることを見出した。従って発泡量
が小さくなった為にそれだけ吐出エネルギーが不足する
ことによりインク滴の速度が低下し、また発泡不順を発
生するために結果として品位が劣化することが判明し
た。
【0023】本発明は、本発明者が見出した上述の技術
的知見に基づいてなされたもので、本発明インクジェッ
ト記録装置および回復方法で重要なことは、前記回復動
作時に前記吐出エネルギー発生素子を駆動するための電
気的エネルギーの量を記録時に前記吐出エネルギー発生
素子を駆動するために要する最低の電気的エネルギーの
量の1.48倍以上となる駆動エネルギー供給を行うこ
とである。
【0024】本発明によれば、記録ヘッドの吐出不良時
等に行われる回復動作において、吐出エネルギーとして
利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換素子等の
吐出エネルギー発生素子に供給する電気的エネルギーの
量を記録時に要する最低の電気的エネルギーの量の1.
48倍以上(予備加熱有の場合は1.44倍以上)とな
して、吐出口からインクを強制的に吐出させることで確
実に回復が達成できる。吐出されたインクは被記録材上
にべた記録(全ノズルからの吐出印字)として吸収させ
てもよいが、好ましくはキャップ部材またはインク回収
手段を設けて、それに受け入れて自動的に排出されるよ
うになし、あとは掃拭あるいは記録ヘッドからのインク
吸収動作など従来から行われてきた回復動作を行っても
よく、かくして、完全に全ての吐出口から良好な状態で
インクを吐出させるように回復を図ることができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0026】図1は本発明の適用が可能なインクジェッ
ト記録装置の一例を示す。ここで、1はインクジェット
記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭載したキャリッジ、
3は記録ヘッド1に記録のための電気的信号を供給用の
コネクタ、4は装置本体から電気信号を記録ヘッド1に
送る為のフレキシブルケーブル、5はキャリッジ2を移
動自在に保持する案内軸、6は回復手段を有するキャッ
プユニット、7はキャップ部材、8はゴム等の部材でで
きたワイパーブレード、9は記録ヘッド1の対向位置に
保持される被記録材の記録シートである。また16はヘ
ッド表面のゴミやインク固着物を除去するためのウレタ
ンフォーム等の柔軟多孔質体である。
【0027】なお、図1は記録動作中の状態を示し、記
録ヘッド1は通常の場合、電源が“オフ”の状態ではキ
ャップユニット6の対向位置にあり、電源が投入される
とヘッド1はキャップ部材7に接触した状態のままで、
キャップユニット6により自動回復操作がなされる。具
体的には、後述するように不図示の吸引ポンプによりヘ
ッド1からインクが吸引され、この状態で記録信号待ち
となり、記録信号を受けるとキャップ7がヘッド1から
開放され記録が開始される。
【0028】なお本実施例による回復吐出(通常の電源
投入時に自動的に行われる回復操作と区別するために、
以下では強制回復吐出という)の実行の際には、全吐出
口から一斉にインクの吐出を通常のエネルギーより大き
い状態で行なうもので、図2は、第1の実施例での強制
回復吐出を行なっている状態を示す。また、回復のため
のインク強制吐出操作にあたっては、まずヘッド1にか
かる電圧を上昇させパルス幅を一定に保ったままで行な
うかあるいはヘッド1に供給する電圧は一定のままでパ
ルス幅を拡大する等によって記録時に使用する出力より
も増大させた出力によって吐出を行わせるようにする。
なお、通常は装置に記録シート9をセットした後、所定
の操作により該シート面に強制回復吐出が開始され、所
定のパルス数の吐出を終了した後自動的に停止するよう
に設定される。
【0029】しかし本実施例のようにすると、記録シー
ト9をセットする手間がかかる上、シート9の紙幅が小
さい場合には、紙幅以上にわたって吐出が行なわれ装置
内部を汚すといった不具合が発生する可能性がある為に
更に別の手段としてキャップ部材7内に向けて強制回復
吐出を行なう。これにより、操作の不手際によって装置
内を汚したりする不都合を未然に防止でき、シート送り
時間等の無駄な時間を短縮することもできる。
【0030】そこで、以下にキャップ部材7に向けてイ
ンクの吐出がなされ強制回復動作を行うようにした実施
例について述べる。
【0031】本実施例の強制回復吐出を行なうにあたっ
てはホームポジションすなわちキャップ部材7にヘッド
1が対向する位置で所定の操作によって吐出が行われる
ものである。図3にその強制回復吐出を実施する時の図
を示す。
【0032】強制回復操作の指令があると、まず記録ヘ
ッド1に供給する電圧を上昇させパルス幅を一定のまま
で行なうように設定するかあるいはヘッド電圧を一定に
保ったままパルス幅を拡大するように設定し、記録時に
使用される出力よりも出力を増大させる。なお、吐出を
行なうにあたってヘッド1はキャップ部材7から開放さ
れた状態で行なわれ、キャップ部材7から排出されたイ
ンクは図4(a)に示すように吸引管10を介して吸引
される。図4(a)において20はヘッド1にインクを
供給する為のサブインクタンク、21はキャップ部材7
内を大気開放又は遮閉可能な大気開放弁、22は回復操
作を行なう為のポンプ、23はインクカートリッジ、2
4および25はインクカートリッジ23に収容されてい
るインク袋および廃インク吸収体、26はインク供給チ
ューブであり、インクはインク袋24からチューブ26
を介してサブタンク20に供給され、記録ヘッド1に導
かれて吐出される。
【0033】また、通常の回復操作を実施する時は、大
気開放弁21は閉じられポンプ22による負圧発生により
ヘッド1からインクが吸引されるもので、ヘッド1から
キャップ部材7を介して吸引されたインクはポンプ22を
通り、インクカートリッジ23内にある廃インク吸収体
25に排出される。
【0034】次に、強制回復吐出の具体例について以下
に詳述する。公知のヘッド1の液路L内には、図4
(b)に示すように、発熱抵抗層Hに対して設けられた
電極対E1、E2の間に形成された発熱部が設けられて
いる。この発熱部は、近傍の発熱作用部(インク中)に
熱エネルギーを与える。なお、この発熱fには公知の保
護層Cが設けられている。
【0035】ヘッド1の通常記録時にインクを吐出する
為になされる駆動では、パルス幅3μs、ヘッド電圧28
V、周波数5.5KHzの駆動パルスが電極E1、E2
間に供給される。また記録中のヘッド温度管理のために
スタート時に30℃になるようヘッド1に取りつけられ
た不図示の外部加熱手段又はヘッド1内にあって、吐出
に使用しない不図示の内部加熱手段によって保温されて
いる。しかし、この状態でも記録を長期間(例えば30
00〜5000万字後)実施すると液路Lに設けた発熱
素子(ヒーター)H上方にインク中の染料のこげつきや
不純物による付着物が堆積し、発泡が徐々に不安定とな
って正常な発泡量が得られなくなることがあり、その結
果、記録のための飛翔インク滴が小さくなったり、イン
ク滴の吐出速度が低下して記録品位を低下させる原因と
なる。
【0036】従来、このように記録品位が低下したり不
吐出が発生した時にはクリーニング操作等によりヘッド
1からインクを吸引したり、吐出面をウレタンフォーム
16等の柔軟多孔質体で摺擦する等の回復操作が行なわ
れてきたが、このようなクリーニング操作では回復しな
い発泡不安定の生じる場合がある。そこで、本発明にお
いては先にも述べた条件に合うように、 1)駆動パルス幅を増大させる 2)駆動電圧を増大させる ことによって、記録時に与えるべきエネルギーより大き
いエネルギーを発熱部に与え、強制的に吐出を行なうこ
とで初期性能に近い状態に回復することを可能とする。
【0037】図5は本発明による強制回復吐出を行うた
めの回路構成の一例を示す。ここでは回復動作に必要な
構成要素のみを示すが、MPU51はクロックやタイマ
を有し、記録時における諸動作をも制御するものであ
る。52は操作盤であり、不図示の記録開始キーの外
に、強制回復モード、その他のモードを指定するキーを
具えている。53はROM、54は記録データ等の格納
が可能なRAMであり、ROM53には強制回復モード
のときの回復吐出ルーチン、すなわち、インク吐出のた
めに利用される熱エネルギーを発生する発熱素子55に
印加する駆動パルスのパルス幅あるいは駆動電圧および
パルス数をMPU51に指示して回復動作を行わせるル
ーチン56を格納している。
【0038】本発明者は上述の回復条件を求めるべく、
実験を行って、 1)強制回復吐出のための駆動電圧を増大させる条件と
しては発泡開始電圧(吐出最低電圧)をVO とした時に
駆動電圧Vとの比KV 値(V/VO )では、1.22〜
1.35(正確にはエネルギー量はKV 2で表わされ1.
48〜1.82である)でパルス数を3×105 〜10
6 の範囲とするのが望ましいことがわかった(電圧値は
パルス幅3μsに対する発泡開始電圧(吐出最低電圧)
をVOとした)。
【0039】2)また、強制回復吐出のためのパルス幅
を変動させる好ましい条件としては発泡開始パルス幅
(吐出最低パルス幅)をPTOとした時に駆動パルス幅P
T との比KT 値(PT /pTO)が1.48〜1.7の時
に回復効果の得られることがわかった。また、さらに好
ましくは、下限を変化させて種々検討したところ、1.
5倍以上で全体としてレベルアップが達成され、より好
ましくは、1.55倍以上であると回復処理をより効率
良く行えることが判明した(なお、2)でのパルス幅は
電圧値28Vに対する発泡開始パルス幅(吐出最低パル
ス幅)をPTOとした)。なお、エネルギー量はKV 2=K
T の関係がある。
【0040】そのときの条件等具体例を以下に示す。
【0041】ヘッド電圧 28V 吐出駆動パルス幅 3μs 吐出周波数 5.5KHz で記録が実施されるように設定されたインクジェット記
録装置の場合、強制回復吐出のために電圧を増大させる
方法を適用した例として、 ヘッド電圧 30.2V(発泡開始電圧VO ×1.2
2) 吐出駆動パルス幅 3μs 吐出周波数 4.0( 〜5.5)KHz 吐出量 1×106 パルス 全ノズル で行なった。
【0042】なおここで、吐出周波数は過大発泡による
不吐出発生防止の為に低めに設定されることが望まし
い。
【0043】また強制回復吐出のためにパルス幅を増大
させる方法として、 ヘッド電圧 28V 吐出駆動パルス幅 3.48μs( 発泡開始パルス幅×
1.48) 吐出周波数 4.0(〜5.5)KHz 吐出量 1×106 パルス 全ノズル で実験を行なった。
【0044】その結果、強制回復吐出を行った後の記録
品位を実施する前に比べ著しく向上させることができ
た。この強制回復吐出方法は、印字を長期間(印字で3
000万〜4000万字以上)にわたって実施した時の
印字ヨレ等の回復方法に特に好適であるが、長期間保存
時等による記録品位の劣化の時等に実施しても、効果
は、十分に認められるものである。
【0045】以上の実験結果を以下の各表に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】なお、同様の条件の下でヘッド1を加熱し
ながらパルス幅を増大させた結果、KT が1.49〜
1.7の範囲で効果が認められた。
【0050】以上の表1〜表3から明らかなように、表
1の場合は電圧がKV 1.22〜1.35の範囲のとき
に効果が認められた。なお、KV 値が1.22時のヒー
ターへの投入エネルギーは吐出最低エネルギーの約1.
5倍であり、吐出パルス数としては5×105 で回復
し、またKV 値が1.30の時のエネルギーは約1.7
倍で3×105 のパルス吐出によって回復することがわ
かった。KV 値を1.216近傍でみたところ効果があ
り、1.215近傍では効果が見られなかった。このこ
とは、エネルギー値の1.48倍という数値が臨界的で
あることを裏付けていた。
【0051】同様に表2のパルス幅をアップした時もK
T 値が1.48以上で印字品位を回復することができ
た。これは、本発明の条件をより正確に裏付けるもので
ある。
【0052】表3はヘッド温度を強制的に高い温度で保
温して実施したもので、投入エネルギーをやや低め(k
V 1.20)にでき、かつ吐出パルス数を少なくしても
効果を上げられることがわかる。
【0053】さらにつづいて強制回復吐出時の具体的動
作を図3にもとづき説明する。ここで、11はキャップ
部材7内の圧力を逃す為に設けられた大気連通管であり
図4に示す大気開放弁21に接続されている。いま、図
3に示す状態にあって、記録開始信号が入力し強制回復
吐出が行われる場合、キャップ部材7はヘッド1から少
し離れた位置(約0.5〜2mm)に後退して待機して
おり、強制回復吐出によって吐出されたインクがキャッ
プ部材7の内面にぶつかりはね返るのを防止する姿勢を
保っている。
【0054】かくして上述の条件で記録ヘッド1が駆動
されることになるが、この場合強制回復吐出されるイン
ク量は本実施例に使用のヘッド(吐出口数が64) にお
いては1ドロップ容量が約80pl/ドロップである為
64×80pl×106 パルス=5.1ccが使用され
る。また、このとき吸引ポンプ22により行われる自動
吸引ではポンプ22の1回当りの吸引量が0.5cc/
回である為に、約11回の吸引が行われる。(ただし、
この場合キャップ部材7内のインク収容量が0.5cc
以上あるものとして0.5cc溜る毎に吸引が行われる
ものとした)。そして強制回復吐出が終了した後に通常
の回復操作を1回以上行い、ヘッド1内に残留した気泡
やインク吐出面に付着したインク滴等を除去した。
【0055】以上述べたように強制吐出を行うことによ
り劣化した印字品位を初期品位に回復することが可能で
あることがわかった。しかしながら、微小な印字品位の
劣化等が発見された際に本発明の強制吐出回復が何度も
実施されると、ヘッドの耐久性能上寿命が短くなる恐れ
がある。
【0056】そこで本発明者はさらに実験を進め、本発
明条件の1.48倍を満足した上で微小劣化時に回復す
る最低パルス数を確認したところ、長期保管中(3か月
放置)に発見された記録初期時の発泡不順ヘッドに関し
て、その回復性を見たところ5.7×104 以上1.8
×105 以下のパルス数で十分に初期品位まで回復する
ことがわかった。また、n×103 オーダのパルス数の
回復を1度行えば、通常の連続記録を十分満足できる回
復効果が得られた。なお、nは1≦n<10であり、好
ましくはn=5以上であった。
【0057】具体的手段として以下の方法で行った。
【0058】ユーザーが被記録材を用いて実施する際、
手間を考慮し望ましくは1枚以内(A4サイズ)が良
く、さらに耐久上問題なく効果のあるパルス数を求めた
結果次の条件が好ましいものと認められた。
【0059】A4サイズ1枚を用いて、ヘッド温度65
℃保温、吐出周波数5.5kHzとして1/2間引き千
鳥、80桁、40行の記録を行うと、強制回復吐出パル
ス数は5.7×104 パルスであった。強制吐出回復動
作は、前記の図2に示す方法により実施した。またさら
にA4サイズ1枚で全ベタ吐出をした場合には最大で8
0桁、60行すなわち1.8×105 パルスが望まし
い。
【0060】したがって、ユーザーが印字品位を回復さ
せるための強制回復吐出は5.7×104 以上1.8×
105 以下のパルス数が望ましく、また吐出が被記録材
上で一層確認し易くなるといった長所もある。なお、上
記強制吐出回復で品位が回復しない際には先に述べた3
×105 パルス以上の強制回復吐出を実施すれば良い。
通常、より好ましいパルス数は、1.8×105 以上3
×105 未満が寿命の面から好ましく、3×105 を越
えるパルス数はメンテナンス時のように特異時のみに限
定されることが良い。
【0061】被記録材を用いた具体的な吐出ドットパタ
ーンを図6ないし図8に示す。
【0062】図6は、全ノズル(吐出口)数12の記録
ヘッドを1/2に間引いて互い違いの千鳥打ちを行った
パターンを示している。このパターンは、全画のベタ打
ちに対して各吐出口からのドットの状態が判別し易い利
点に加えて、発熱部以外の気泡の除去効果にも優れてい
る。このパターンによれば、記録シート全面にわたって
記録しても、記録シートの変形が防止され不都合なく回
復が達成できる。
【0063】図7は、図6と同様に全ノズル数12のヘ
ッドを上下半分の6ノズルずつを6ドット連続打ちをし
てこの6×6マトリックスを全体として千鳥状にしてい
く印字パターンである。このパターンによって急激に吐
出したり休止したりする期間が交互におとずれるので回
復効果は一層向上できる。
【0064】図8は、図7の交互の急激吐出と休止とを
全ノズルに対して行うもので、全ノズルからの吐出によ
って、ヘッド内インクの大きな流れの相乗効果により、
インクの状態も改善でき効果は著しい。
【0065】図6ないし図8では、本発明でいう強制回
復を、供給された記録シートに対して予備吐出させる方
式としているので、インクの後処理を不要とし、装置の
小型化やメンテナンスの度数を減少できる。
【0066】さらに本発明において強制回復吐出を被記
録材である紙面に実施した具体例の詳細を述べる。
【0067】図9は本発明に用いたプリンタの操作パネ
ル部の概略図である。
【0068】本プリンタは、回復手段のモードを3種類
持っていて不具合の状況により適宜行うものであり、第
1のモードはノズルの不吐出やヨレが発生した時に実施
する小回復モードであり、操作パネルで次の操作によっ
て実行される。<SHIFT>キー(2)によりパネル
のモードを切り替えた後<CLEANING>キー
(7)を押すと、まずウレタン材16(図1に示すウレ
タン材)によりヘッド表面のクリーニングを実施し次に
吸引回復動作が1回行われるシーケンスが組まれてい
る。
【0069】第2のモードは第1のモードで回復しない
時に実施する大回復モードであり、操作パネルで次の操
作によって実行される。
【0070】<SHIFT>キー(2)と<CLEAN
ING>キー(7)を同時またはこれらを連続して押す
ことによって実施され、吸引回復動作を連続4回実施し
次に第1のモードを続けて実行するようになっている。
第3のモードは本発明の強制回復吐出による回復モード
であり、第2のモードで前記の不具合である不吐出やヨ
レが回復したにもかかわらず印字品位が悪い時に実施す
るもので次の操作によって実行される。
【0071】まず<SHIFT>キー(2)によってパ
ネルのモードを切り替えた後に、<CLEANING>
キー(7)と<PITCH/PAPER>キー(6)を
同時に押すことによって実施される。即ち、給紙が行わ
れ、上述した1.48倍条件を満足するエネルギーの所
定パルスが所定パターンの印字を実行するように予備吐
出が行われる。
【0072】なお、被記録材である紙がセットされてい
ない時には、不図示の紙センサーが働き自動的に給紙を
行う構成とすることで強制回復吐出が実行される時は必
ず給紙されているのでプラテンへのインク汚れは防止さ
れる。
【0073】強制回復吐出開始時には、図10に示すよ
うにまず特定の文字表記を行った後に実施されるように
なっていて、強制回復吐出が実行されているのがわかる
ようになっている(強制回復吐出のドットパターンは、
図6に示すものを使用した)。強制回復吐出の終了後に
は自動的に排紙され、続いて前記第1のモードによる回
復手段が実施されるようになっていて、ノズル近傍に付
着しているインク等やヘッド内に残留した気泡の除去を
行うものである。
【0074】図11は図10とは別の例で強制回復吐出
の状態をユーザーが確認でき、しかも残り行数がわかる
ようにしたものである。図11も図10と同様に強制回
復モードを実行していることをユーザーに知らせつつ、
確実な回復を達成するものである。
【0075】(他の実施例)前述したキャップ内への予
備吐出の実施例においては、ヘッドとキャップを一定距
離離して回復吐出を行なったがその他の例としていうな
らば、必ずしも離す必要性はなく、図3においてヘッド
1をキャップ部材7に当接した状態で強制回復吐出を実
施してもかまわない。
【0076】この場合は大気連通管11を大気開放弁2
1により開放した上で実施すればよく吐出されたインク
のみを図4のポンプ22の操作によって吸引すればよ
い。ただし、この場合、キャップ内壁面が吐出面に近い
と吐出したインク滴がはね返りヘッド1の吐出面に付着
する虞がありその量が多くなると不吐出を発生させてし
まうので一定時間毎に大気開放弁21を閉成してヘッド
1からインクを吸引させるようになして不吐出の発生を
防止するのがよい。
【0077】更に別の方法として、大気連通管11を密
閉状態に保ったまま自動的にポンプ22によって吸引操
作を行い、ヘッド1の吐出口からインクを吸引すると同
時に先に述べたようなパルス幅または電圧で強制回復吐
出を行なうことができる。この方法によればヘッド1の
吐出口からの不吐出をなくし、更にキャプ部材7外にイ
ンクが飛散するのを防止できる利点がある。
【0078】上記の実施例においては強制回復吐出によ
ってキャップ部材7の中に溜った排インクを自動吸引す
るようにしたが、排出されたインクを収容するのはキャ
ップ部材7中でなくてもよく、例えば図12および図1
3に示すようにキャップ部材7は別にインク回収箱を設
けるようにしてもよい。すなわち、本例は、強制回復吐
出させたインクをインク回収箱13の開口部14から受
入れてインク吸収体15に吸収させた後、下方に溜めて
吸引管10により排出させるものである。なお、コンテ
ィニュアス系のインクジェット記録装置等の場合は強制
回復吐出したインクを回収して再利用するように構成し
てもよい。
【0079】図14および図15は本発明の更に他の実
施例を示す。本実施例は強制回復吐出を行なう際にその
排出インクを受け入れるキャップ部材7の中にインク吸
収体15を設け、インク吸収体15に向けてインクを吐
出させることによりインクのはね返り等を防止するよう
にしたものである。なおここで、インク吸収体15は記
録ヘッド1の不図示の吐出口列から強制回復吐出される
インクを受入れ易く、かつ、周囲への飛散が防止できる
ように吐出口列と対向した位置に十分な大きさを保つよ
うにして取りつけられる。但し、この場合、強制回復吐
出するにあたり、記録ヘッド1の吐出面をキャップ部材
7によって密閉状態に保つか、または僅かばかりその間
に間隔を保つようにするかはいずれであってもよい。
【0080】図16および図17は本発明の更にもう1
つの実施例によるキャップ部材7の形態を示す。
【0081】本実施例は、キャップ部材7にインク受け
溝12を設け、インク受け溝12の奥の部分に図17に
示すようにテーパ面12Aを形成して吐出されたインク
滴をこのテーパ面12Aで受止め下方に導くようにした
ものである。そこで、少なくともテーパ面12Aをイン
ク滴を受止め易い材料で形成することが望ましい。かく
して、本実施例によればキャップ部材7からインクが跳
ね返るのを防止し、記録ヘッドに跳ね返ったインクが付
着しないようにすることができる。
【0082】キャップ内への強制回復は、そのキャップ
自体に他のインク吸引手段が作用しない場合は、キャッ
プ自体のインク受け容量に相当するインク吐出を行うこ
とが好ましい。これは、通常予備吐出を越えた強制回復
を確実に行えるからである。本例では、通常吸収体を内
部に備えたキャップに対しては、103 オーダのパルス
数を各吐出部に与えることで好ましい結果が得られた。
【0083】次に、表4を用いて本発明の好ましいシー
ケンス実施例について説明する。
【0084】
【表4】
【0085】なお、ここでM1 ,M2 は1≦M1 <M2
<10であり、n1,n2もまた、1≦n1<n2<1
0である。E0 は、インク吐出ができる気泡発生用の最
低エネルギーである。表4において、本発明回復手段
は、各モードを実行するROMを有している。各ROM
は、前述したキー入力信号の単独あるいは組合せによっ
て選定されても良いが、本実施例は、その選定手段はい
ずれでも良く、モードの切換え自体に特徴をもつもので
ある。各ROMについて説明する。
【0086】モード1のROMは、通常回復モードで選
定され、その内容は、E0 ×1.1のパルスエネルギー
で102 以下のパルス数を各発熱素子に与えるものであ
る。このモードでは、予備吐出されたインクは、ヘッド
用キャップ内(または通常の回収用吸収体)へ回収され
るものである。
【0087】モード2のROMは、記録フローチャート
中で実行される強制回復モード1で選定される。その内
容は、E0 ×1.48以上のエネルギーでn1×103
のパルス数を各発熱素子に与えるものである。このモー
ドもモード1と同様の吐出先とする。
【0088】モード3のROMは、非記録時、即ち、記
録信号に基づく記録を行わずに記録シートへ予備吐出す
るもので、非記録用の強制回復モード2で選定される。
このROMは、E0 ×1.48倍以上のエネルギーでn
2×103 以上M1 ×105以下(通常は104 オーダ
が適する)のパルス数を各発熱素子に与えるものであ
る。ここでモード2とモード3とを比較して、両者を共
に実行できる構成の場合は、n1<n2が好ましい条件
となる。これは通常記録中では適度の回復は不要であ
り、モード実行回数も多くなるので寿命安定化のために
は必要な条件となる。
【0089】モード4のROMは、メンテナンス専用の
記録シートへの予備吐出であり、その条件も最も厳しい
ものとなる。即ち、エネルギー条件はE0×1.48倍
以上で、M2 ×105 のパルス数が各発熱素子に与えら
れる。ここでモード3のM1に対してM2>M1であ
る。ユーザーに使用されるモード3では先に挙げた10
4 オーダのパルス数としておくことが、高寿命化のため
と十分な効率面から裏づけられる。
【0090】このようにイクジェット記録装置自体が、
記録ヘッドの形態にかかわらず、上記E0 を基準とし
て、与えるべき条件を各モードごとにもつことで、本発
明は充分達成される。
【0091】図18ないし図20は、本発明の実施例の
フローチャートおよびそのサブルーチンを示すもので、
表4で説明した内容の実行フローとして表現したもので
ある。本例ではROMを複数もたなくても予めこれらの
フローがメモリーされていれば良い制御シーケンスであ
る。
【0092】図18はメインフローで、図19は強制回
復モード実行サブルーチン、図20はメンテナンスモー
ドを示している。
【0093】図18で電源オンされたプリンタは、電源
オンと同時にステップS1で強制回復モードを実行し、
0 ×1.48倍以上のエネルギーをもったパルスをY
1×103 発数、各発熱素子に与えて、予備吐出をキャ
ップまたは吸収体に向けて行う。ここでY1は1≦Y1
<10である。
【0094】この後印字信号有無判別のステップS2へ
移り、記録の場合はシート送り(ステップS3)、記録
(ステップS4)を行う。記憶終了か否かを判別ステッ
プS5で行いつつ、記録中に通常回復要請があった場
合、判別ステップS8から通常予備吐出(ステップS
9)を行う。記録終了後はステップS6でシートを排出
し、続いて、ステップS7で強制回復を実行し、Y2×
103発数のE0 ×1.48倍以上のエネルギーのパル
スを各発熱素子へ与える。この強制回復はいずれか一方
で十分であり、これを行うことで後述するユーザー指令
の強制回復や、メンテナンス用強制回復の必要回数は減
少できる。なお、Y2は1≦Y2<10を満足し、Y2
=Y1でも良いが、両者を行う場合はY2<Y1であれ
ば充分である。
【0095】図19での強制回復は、非記録モードで行
われるので、強制回復指示の有無をステップSA1で判
別し続けており、指示有の場合は、記録終了か否かをス
テップSA2で判別する。この後、記録中であれば、記
録終了までまってから強制回復を実行しても良いし、本
例のように記録中のシートを強制排出(ステップSA
3)して、予備吐出用の記録シートを新たに供給する
(ステップSA4)。
【0096】シート供給が確認されてから、シート面に
対しての所定パターンでの回復を行い、E0 ×1.48
倍以上のエネルギーをもつパルスをN1×104 発数、
各発熱素子に与え(ステップSA5)、そのパターン終
了後、ステップSA6でシートを排出して上記ステップ
SA1で待機する。N1は1≦N1<10である。
【0097】一方、図20でのサービス用メンテナンス
フローは、常時サブルーチンとし動いている必要はな
く、装置の異常状態やメンテナンス状態になった時のみ
可動するもので良い。図20においては、非記録状態で
あるので、指定信号判別の有無をステップSB1で判別
して、シート供給(ステップSB2)する。
【0098】本メンテナンスモードは、E0 ×1.48
倍のエネルギーのパルスを105 オーダ実行する。従っ
てN2は1≦N2<10である。
【0099】これらの図18〜20で示したように、各
強制回復の実行パルス数を可変に設定できるようにプロ
グラムするだけで、良好な回復シーケンスを得ることが
できる。
【0100】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でもキヤノン株式会社が提唱してい
る熱エネルギで気泡を形成してインクを吐出する方式の
記録ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすも
のである。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細
化が達成できるからである。
【0101】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0102】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0103】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0104】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0105】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、電源投入時の動作手段、記録ヘッドに対してのキャ
ッピング手段、クリーニング手段、加圧或は吸引手段、
電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組
み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行な
う予備吐出モードを行なうことも安定した記録を行なう
ために有効である。
【0106】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0107】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。加えて、積極的
に熱エネルギによる昇温をインクの固形状態から液体状
態への状態変化のエネルギとして使用せしめることで防
止するか、またはインクの蒸発防止を目的として放置状
態で固化するインクを用いるかして、いずれにしても熱
エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0108】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0109】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、吐出不良等による記録品位回復時に通常の記録時に
吐出エネルギー発生素子に供給する最低の電気的エネル
ギーの量1.48倍以上のエネルギー量で所定のパルス
数を記録ヘッドの吐出エネルギー発生素子に印加するこ
とにより記録品位を向上することができる。また、強制
回復吐出をする際にキャップ部材内に向けて吐出を行う
と同時にキャップ部材に溜ったインクを自動的に吸引す
ることにより、簡単にかつ装置の周囲を汚すことなく回
復動作を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用が可能なインクジェット記録装置
の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による回復動作の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明による他の回復動作の状態を示す斜視図
である。
【図4】図4(a)および(b)は、それぞれ、本発明
によるインク供給系および回復時の回収系を示す系統図
およびそのヘッドの部分詳細図である。
【図5】本発明による強制回復動作を実施するための回
路の構成図である。
【図6】被記録材に強制回復吐出する際のドットパター
ンの実施例の説明図である。
【図7】図6とは別の被記録材に強制回復吐出する際の
ドットパターンの実施例の説明図である。
【図8】図6,図7とは別の被記録材に強制回復吐出す
る際のドットパターンの実施例の説明図である。
【図9】本発明を実施したプリンタの操作パネルの概要
図である。
【図10】強制回復吐出を実施した時の印字パターンの
具体例の図である。
【図11】他の印字パターンの具体例説明図である。
【図12】本発明の他の実施例によるインク回収手段の
斜視図である。
【図13】図12の断面図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例によるインク回収
手段の斜視図である。
【図15】図14の断面図である。
【図16】本発明のさらにもう一つ他の実施例によるイ
ンク回収手段の斜視図である。
【図17】図16の断面図である。
【図18】本発明実施例の記録中の強制回復モード実施
のフローチャートである。
【図19】本発明実施例の非記録中の強制回復モードの
サブルーチンのフローチャートである。
【図20】本発明実施例のメンテナンス用強制回復モー
ドのサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 6 キャップユニット 7 キャップ部材 9 記録シート 10 吸引管 13 インク回収箱 14 開口部 15 インク吸収体 16 柔軟多孔質体 22 ポンプ 23 インクカートリッジ 25 廃インク吸収体 51 MPU 52 操作盤 53 ROM 54 RAM 55 吐出エネルギー発生素子 56 強制回復吐出ルーチン

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク保持部の熱作用部に形成するため
    の熱エネルギーを供給することで気泡を形成し、インク
    を吐出させて記録を行う記録手段と、該記録手段に前記
    熱エネルギーを形成するためのエネルギー供給手段と、
    を備えたインクジェット記録装置の回復方法において、
    前記気泡を発生するために必要な最小限のエネルギーE
    0 の1.48倍以上のエネルギーを供給して103 回以
    上の予備吐出を行わせる強制回復モードを実行すること
    を特徴とするインクジェット記録装置の回復方法。
  2. 【請求項2】 前記強制回復モードは、供給された記録
    シートに前記予備吐出を実行することを請求項1に記載
    のインクジェット記録装置の回復方法。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、前記熱作用部を複数有
    し、前記記録シートへの予備吐出は間欠であることを特
    徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置の回
    復方法。
  4. 【請求項4】 インク保持部の熱作用部に形成するため
    の熱エネルギーを供給することで気泡を形成してインク
    を吐出させるために必要な最小限のエネルギーE0
    1.48倍以上のエネルギーを103 回以上供給する手
    段を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 インク保持部の熱作用部を予備加熱する
    ためのエネルギーを供給する手段と、 インク保持部の熱作用部に形成するための熱エネルギー
    を供給することで気泡を形成してインクを吐出させるた
    めに必要な最小限のエネルギーE0 の1.44倍以上の
    エネルギーを5×105 回以上供給する手段とを具えた
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録シート搬送機構と、 インク保持部を備え熱作用部に気泡を形成する記録ヘッ
    ドと、 内部に吸収体を備えた記録ヘッド用キャップと、 インク保持部の熱作用部に形成するための熱エネルギー
    を供給することで気泡を形成してインクを吐出させるた
    めに必要な最小限のエネルギーE0 の1.48倍以上の
    エネルギーを103 回以上供給して記録ヘッド用キャッ
    プ内に予備吐出する記録中の強制回復モードと、 インク保持部の熱作用部に形成するための熱エネルギー
    を供給することで気泡を形成してインクを吐出させるた
    めに必要な最小限のエネルギーE0 の1.48倍以上の
    エネルギーを104 回以上供給して上記記録シート搬送
    機構により供給された記録シートに予備吐出する非記録
    中の強制回復モードと、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 記録シート搬送機構と、 インク保持部を備え熱作用部に気泡を形成する記録ヘッ
    ドと、 インク保持部の熱作用部に形成するための熱エネルギー
    を供給することで気泡を形成してインクを吐出させるた
    めに必要な最小限のエネルギーE0 の1.48倍以上の
    エネルギーを104 回以上供給して上記記録シート搬送
    機構により供給された記録シートに予備吐出する非記録
    中の強制回復モードと、 インク保持部の熱作用部に形成するための熱エネルギー
    を供給することで気泡を形成してインクを吐出させるた
    めに必要な最小限のエネルギーE0 の1.48倍以上の
    エネルギーを105 回以上で非記録中の強制回復モード
    よりも多く供給して上記記録シート搬送機構により供給
    された記録シートに予備吐出するメンテナンス用の強制
    回復モードと、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 発熱素子を有し、該発熱素子から得られ
    る熱エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出させ
    て記録を行うと共に吐出不良時に前記発熱素子を駆動し
    て前記吐出口から強制的にインクを吐出させる回復動作
    が可能な記録ヘッドを具え、前記回復動作時に前記発熱
    素子を駆動するための電気的エネルギーの量を、記録時
    において前記発熱素子を駆動するために要する最低の電
    気的エネルギーの量の1.48倍以上となるように制御する
    駆動エネルギー制御手段を設けたことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動エネルギー制御手段は連続又は
    間欠して電気的パルスの出力が可能であり、該電気的パ
    ルスの電圧および/またはパルス幅と連続又は間欠して
    出力されるパルス数に関連して前記電気的エネルギーの
    量が変化可能であることを特徴とする請求項8に記載の
    インクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記回復動作時に吐出されたインクは
    前記記録ヘッド用のキャップ部材に収容され、該キャッ
    プ部材から吸引手段により排出可能であることを特徴と
    する請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記回復動作時に吐出されたインクを
    吸収する、インク吸収体を前記キャップ部材に設けたこ
    とを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録
    装置。
  12. 【請求項12】 前記回復動作時に吐出されたインクは
    前記記録ヘッド用のキャップ部材とは別に設けられたイ
    ンク吸収体を有するインク収容部に収容され、該インク
    収容部から吸引手段により排出可能であることを特徴と
    する請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 熱発熱素子を有し該発熱素子から得ら
    れる熱エネルギーを利用して吐出口から吐出させたイン
    ク滴により記録が可能な記録ヘッドを具えたインクジェ
    ット記録装置の前記記録ヘッドの吐出不良時に、前記発
    熱素子に対して記録時にインクを吐出させるために要す
    る最低の電気的エネルギー量の1.48倍以上を供給し、前
    記吐出口からインクを強制的に吐出させることを特徴と
    するインクジェット記録装置の回復方法。
  14. 【請求項14】 前記記録ヘッドの吐出不良時に行う前
    記回復動作は前記記録ヘッドを特別に加熱して自己発熱
    より高い温度で行われることを特徴とする請求項13に
    記載のインクジェット記録装置の回復方法。
  15. 【請求項15】 前記記録ヘッドの吐出不良時に前記発
    熱素子に供給される電気的エネルギーは電気的パルスの
    連続又は間欠して出力であり、そのパルス数が3×10
    5 〜106 であることを特徴とする請求項13または1
    4に記載のインクジェット記録装置の回復方法。
  16. 【請求項16】 前記電気的エネルギーの量は前記電気
    的パルスの電圧および/またはパルス幅と前記連続又は
    間欠して出力されるパルス数に関連して変化可能である
    ことを特徴とする請求項13ないし15のいずれかの項
    に記載のインクジェット記録装置の回復方法。
JP3201907A 1990-08-17 1991-08-12 インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP2839966B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3201907A JP2839966B2 (ja) 1990-08-17 1991-08-12 インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置
US07/745,480 US5289207A (en) 1990-08-17 1991-08-14 Enhanced discharge recovery for ink jet recording apparatus
CA002049196A CA2049196C (en) 1990-08-17 1991-08-14 Ink jet recording apparatus using the thermal energy and recovery method therefor
GB9117503A GB2247646B (en) 1990-08-17 1991-08-14 Ink jet recording apparatus using the thermal energy and recovery method therefor
AT95101835T ATE173198T1 (de) 1990-08-17 1991-08-16 Thermische energie verwendendes tintenstrahlaufzeichnungsgerät und betriebsverfahren dafür
DE69115162T DE69115162T2 (de) 1990-08-17 1991-08-16 Thermische Energie verwendendes Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und Rückgewinnungsverfahren dafür.
AU82532/91A AU649259B2 (en) 1990-08-17 1991-08-16 Ink jet recording apparatus using thermal energy and recovery method therefor
EP95101835A EP0657290B1 (en) 1990-08-17 1991-08-16 Ink jet recording apparatus using thermal energy and a method for driving it.
ES91113771T ES2080203T3 (es) 1990-08-17 1991-08-16 Aparato para la impresion por chorros de tinta que utiliza energia termica y metodo de recuperacion para el mismo.
EP91113771A EP0471374B1 (en) 1990-08-17 1991-08-16 Ink jet recording apparatus using the thermal energy and recovery method therefor
DE69130488T DE69130488T2 (de) 1990-08-17 1991-08-16 Thermische Energie verwendendes Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und Betriebsverfahren dafür
KR1019910014188A KR960015762B1 (ko) 1990-08-17 1991-08-17 열에너지를 사용한 잉크제트 기록장치 및 그 회복방법
US08/179,564 US5428380A (en) 1990-08-17 1994-01-10 Dual mode ink ejection for discharge recovery of an inkjet recording apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21592790 1990-08-17
JP2-215927 1990-08-17
JP3201907A JP2839966B2 (ja) 1990-08-17 1991-08-12 インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04363253A JPH04363253A (ja) 1992-12-16
JP2839966B2 true JP2839966B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=26513072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3201907A Expired - Fee Related JP2839966B2 (ja) 1990-08-17 1991-08-12 インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置

Country Status (10)

Country Link
US (2) US5289207A (ja)
EP (2) EP0471374B1 (ja)
JP (1) JP2839966B2 (ja)
KR (1) KR960015762B1 (ja)
AT (1) ATE173198T1 (ja)
AU (1) AU649259B2 (ja)
CA (1) CA2049196C (ja)
DE (2) DE69130488T2 (ja)
ES (1) ES2080203T3 (ja)
GB (1) GB2247646B (ja)

Families Citing this family (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69207381T2 (de) * 1991-07-12 1996-06-27 Canon Kk Tintenstrahlaufzeichnungssystem
US5701146A (en) * 1991-10-18 1997-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Ink head recovery method and apparatus
JP3029163B2 (ja) * 1992-07-24 2000-04-04 キヤノン株式会社 液体噴射装置
EP0585923B1 (en) * 1992-09-03 1998-12-09 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
US5517217A (en) * 1992-10-30 1996-05-14 Hewlett-Packard Company Apparatus for enhancing ink-flow reliability in a thermal-inkjet pen; method for priming and using such a pen
US5404158A (en) * 1992-11-12 1995-04-04 Xerox Corporation Ink jet printer maintenance system
ATE185321T1 (de) * 1993-07-30 1999-10-15 Canon Kk Bildausgabeanlage und bilderzeugungsgerät zur korrektur von ungleichmässigkeiten in der dichte
US5757396A (en) * 1994-06-30 1998-05-26 Compaq Computer Corporation Ink jet printhead having an ultrasonic maintenance system incorporated therein and an associated method of maintaining an ink jet printhead by purging foreign matter therefrom
US6386673B1 (en) 1994-07-27 2002-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Image output apparatus and image formation system for correcting density unevenness
US5710581A (en) * 1994-07-29 1998-01-20 Hewlett-Packard Company Inkjet printhead having intermittent nozzle clearing
US6079809A (en) * 1994-08-26 2000-06-27 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus and method including prevention of color mixing through selective predischarge of nozzles adjacent to differing color groups
US5805180A (en) 1994-08-26 1998-09-08 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus which performs suction recovery with a cap and method for same
DE69634884T2 (de) * 1995-04-11 2006-04-27 Canon K.K. Tintenstrahlaufzeichnungsgerät mit einem Bildlesekopf
AUPN229495A0 (en) * 1995-04-12 1995-05-04 Eastman Kodak Company A nozzle clearing procedure for liquid ink fault tolerant (lift) printing
US5808639A (en) * 1995-04-12 1998-09-15 Eastman Kodak Company Nozzle clearing procedure for liquid ink printing
DE19518989A1 (de) * 1995-05-29 1996-12-05 Staedtler Fa J S Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen der Köpfe und Düsen von Tintenstrahldruckern
JP3175539B2 (ja) * 1995-06-21 2001-06-11 富士ゼロックス株式会社 記録装置および印字制御方法
JP3408060B2 (ja) * 1995-09-22 2003-05-19 キヤノン株式会社 液体吐出方法および装置とこれらに用いられる液体吐出ヘッド
KR0165206B1 (ko) * 1995-10-18 1999-05-01 김광호 홈위치 감지장치 및 방법
US6193351B1 (en) 1995-11-27 2001-02-27 Canon Kabushiki Kaisha System to perform ink jet printing head recovery
US5984455A (en) * 1997-11-04 1999-11-16 Lexmark International, Inc. Ink jet printing apparatus having primary and secondary nozzles
US6076910A (en) * 1997-11-04 2000-06-20 Lexmark International, Inc. Ink jet printing apparatus having redundant nozzles
US6017112A (en) * 1997-11-04 2000-01-25 Lexmark International, Inc. Ink jet printing apparatus having a print cartridge with primary and secondary nozzles
JP3969816B2 (ja) 1997-12-19 2007-09-05 三菱重工業株式会社 ウェブ式印刷機
EP1002648A1 (en) * 1998-11-20 2000-05-24 Seiko Epson Corporation Flushing position controller incorporated in ink-jet recording apparatus and flushing method used for the same
US6631976B2 (en) * 1999-04-14 2003-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Control of ink jet nozzle prefiring
US6176569B1 (en) 1999-08-05 2001-01-23 Lexmark International, Inc. Transitional ink jet heater addressing
JP2002096470A (ja) * 1999-08-24 2002-04-02 Canon Inc 記録装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
US6565185B1 (en) 1999-09-29 2003-05-20 Seiko Epson Corporation Nozzle testing before and after nozzle cleaning
US6644777B2 (en) * 2000-03-29 2003-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejecting apparatus, and method for maintaining and recovering ejection performance of the same
JP2001277466A (ja) * 2000-03-29 2001-10-09 Fuji Photo Film Co Ltd 機上描画平版印刷方法及び機上描画平版印刷装置
NZ521731A (en) * 2000-03-30 2004-06-25 Orde Levinson Urination apparatus
JP2002273912A (ja) * 2000-04-18 2002-09-25 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US6565189B2 (en) * 2000-04-19 2003-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Waste ink absorber, pre-ejected ink receiving device and ink-jet recording apparatus
US6481823B1 (en) * 2000-04-29 2002-11-19 Hewlett-Packard Company Method for using highly energetic droplet firing events to improve droplet ejection reliability
US6663219B2 (en) * 2000-06-01 2003-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
KR20020009281A (ko) * 2000-07-25 2002-02-01 윤종용 잉크젯 프린터 헤드
EP1312479B1 (en) * 2000-08-11 2009-09-30 Canon Finetech Inc. Ink-jet recorder and method for cleaning restoring system
US6557971B1 (en) * 2000-08-22 2003-05-06 Hewlett-Packard Company Method for servicing an inkjet printhead
AU2001295712A1 (en) 2000-10-31 2002-05-15 Zipher Limited Printing apparatus
US6715855B2 (en) 2001-05-23 2004-04-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording device and bubble removing method
FR2832941B1 (fr) * 2001-11-30 2004-09-24 Gemplus Card Int Nettoyage de tetes de jet de matiere
US6837560B2 (en) * 2002-06-05 2005-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus, and method for operating the same
JP2004237723A (ja) * 2003-01-17 2004-08-26 Canon Inc インクジェット記録装置、撮像装置、および当該装置におけるインク供給方法
JP2005262551A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、及びその制御方法
JP5055701B2 (ja) * 2005-02-24 2012-10-24 ブラザー工業株式会社 インクジェットヘッドのフラッシング方法
JP2007076156A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Brother Ind Ltd プリンタ
US7604320B2 (en) * 2005-12-22 2009-10-20 Lexmark International, Inc. Maintenance on a hand-held printer
KR101428479B1 (ko) * 2007-06-22 2014-08-11 삼성전자 주식회사 잉크젯 화상 형성 장치 및 그 제어 방법
DE602008000696D1 (de) * 2007-07-26 2010-04-08 Brother Ind Ltd Bildaufzeichnungsvorrichtung
JP2009125983A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Canon Inc インクジェット記録装置および予備吐出方法
US8172348B2 (en) 2008-03-24 2012-05-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print head cap vent
US20130100197A1 (en) * 2011-10-19 2013-04-25 Frederick Allen Donahue Indoor humidity condition adjustment of printhead maintenance
US8764155B2 (en) * 2011-10-19 2014-07-01 Eastman Kodak Company Weather based humidity adjustment of printhead maintenance
JP6045191B2 (ja) * 2012-05-21 2016-12-14 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置および記録方法
JP6015230B2 (ja) * 2012-08-14 2016-10-26 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1127227A (en) * 1977-10-03 1982-07-06 Ichiro Endo Liquid jet recording process and apparatus therefor
JPS5936879B2 (ja) * 1977-10-14 1984-09-06 キヤノン株式会社 熱転写記録用媒体
US4330787A (en) * 1978-10-31 1982-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording device
US4345262A (en) * 1979-02-19 1982-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method
US4463359A (en) * 1979-04-02 1984-07-31 Canon Kabushiki Kaisha Droplet generating method and apparatus thereof
US4313124A (en) * 1979-05-18 1982-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording process and liquid jet recording head
US4558333A (en) * 1981-07-09 1985-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording head
JPS5818273A (ja) * 1981-07-27 1983-02-02 Sharp Corp インク噴射ノズル内の空気除去方法
JPS58171964A (ja) * 1982-04-02 1983-10-08 Canon Inc インクジエツトプリンタ
US4558332A (en) * 1982-04-02 1985-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet printer
JPS59123670A (ja) * 1982-12-28 1984-07-17 Canon Inc インクジエツトヘツド
JPS59138461A (ja) * 1983-01-28 1984-08-08 Canon Inc 液体噴射記録装置
JPS6071260A (ja) * 1983-09-28 1985-04-23 Erumu:Kk 記録装置
US4999643A (en) * 1984-11-19 1991-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Discharge recovery device and apparatus having suction means and vent means communicating with capping means
GB2169855B (en) * 1984-12-21 1989-11-08 Canon Kk Liquid-discharge recording apparatus and method of operation thereof
JPS61195312A (ja) * 1985-02-25 1986-08-29 Shimadzu Corp 電子天びん
DE3611333A1 (de) * 1985-04-05 1986-10-16 Canon K.K., Tokio/Tokyo Fluessigkeitsstrahl-aufzeichnungsgeraet und in dem geraet verwendete saug-regeneriereinrichtung
US4745414A (en) * 1986-04-09 1988-05-17 Canon Kabushiki Kaisha Recovery device for an ink jet recorder and a recovery method thereof
IT1195151B (it) * 1986-09-05 1988-10-12 Olivetti & Co Spa Apparecchiatura per ripristinare il funzionamento degli ugelli di una testina di stampa a getto d inchiostro e relativo procedimento
JPH0729443B2 (ja) * 1987-05-11 1995-04-05 キヤノン株式会社 インクジエツトヘツド駆動方法
JP2659954B2 (ja) * 1987-05-27 1997-09-30 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
US4791435A (en) * 1987-07-23 1988-12-13 Hewlett-Packard Company Thermal inkjet printhead temperature control
JP2888521B2 (ja) * 1987-10-30 1999-05-10 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の回復処理操作方法
EP0316198B1 (en) * 1987-11-11 1994-10-19 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus with cleaning mode
US5040000A (en) * 1988-05-12 1991-08-13 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus having a space saving ink recovery system
JP2724158B2 (ja) * 1988-06-17 1998-03-09 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP2728436B2 (ja) * 1988-06-23 1998-03-18 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
US4970527A (en) * 1988-12-02 1990-11-13 Spectra-Physics, Incorporated Priming method for inkjet printers
JPH02182641A (ja) * 1988-12-30 1990-07-17 Canon Inc 画像記録装置
US5185615A (en) * 1990-04-11 1993-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method and apparatus for recovering ejection at a particular orifice by ejecting ink from adjacent orifices
US5142296A (en) * 1990-11-09 1992-08-25 Dataproducts Corporation Ink jet nozzle crosstalk suppression

Also Published As

Publication number Publication date
EP0471374A3 (en) 1992-08-12
ATE173198T1 (de) 1998-11-15
JPH04363253A (ja) 1992-12-16
AU8253291A (en) 1992-02-20
KR920004163A (ko) 1992-03-27
GB9117503D0 (en) 1991-10-02
GB2247646A (en) 1992-03-11
GB2247646B (en) 1994-07-06
DE69115162D1 (de) 1996-01-18
DE69115162T2 (de) 1996-06-13
EP0657290B1 (en) 1998-11-11
CA2049196C (en) 1997-03-18
AU649259B2 (en) 1994-05-19
DE69130488T2 (de) 1999-05-27
EP0471374B1 (en) 1995-12-06
CA2049196A1 (en) 1992-02-18
KR960015762B1 (ko) 1996-11-21
EP0657290A1 (en) 1995-06-14
US5289207A (en) 1994-02-22
EP0471374A2 (en) 1992-02-19
DE69130488D1 (de) 1998-12-17
ES2080203T3 (es) 1996-02-01
US5428380A (en) 1995-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2839966B2 (ja) インクジェット記録装置の回復方法およびインクジェット記録装置
JPH0725026A (ja) インクジェット記録装置
JPH0752406A (ja) インクジェット記録装置
JPH11192723A (ja) 画像形成装置
JPH11192729A (ja) インクジェット記録装置および回復処理方法並びに回復処理制御プログラムを記憶した記憶媒体
JP2804613B2 (ja) インクジェット記録方法およびその装置
JP2001315352A (ja) インクジェット記録装置
JP3554110B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH06191060A (ja) インクジェット記録装置
JP3162892B2 (ja) 液体噴射記録装置及び該装置におけるヘッド温度制御方法
JP2766037B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH10230621A (ja) 画像記録装置
JP2766036B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH07178929A (ja) インクジェット記録方法、記録装置および情報処理システム
JP2804581B2 (ja) インクジェット記録装置の操作方法
JPH08169124A (ja) インクジェット記録装置
JPH07195708A (ja) インクジェット装置およびインクジェットヘッドの回復処理方法
JPH03234543A (ja) インクジェット記録装置
JP2755794B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2003053986A (ja) インクジェット記録装置
JPH0431058A (ja) インクジェット記録装置
JPH0717058A (ja) インクジェット記録装置
JPH04235055A (ja) インクジェット記録装置
JP2002019154A (ja) インクジェット記録装置
JPH11334103A (ja) インクジェット記録装置およびカードプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees