JP2838337B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2838337B2
JP2838337B2 JP4070825A JP7082592A JP2838337B2 JP 2838337 B2 JP2838337 B2 JP 2838337B2 JP 4070825 A JP4070825 A JP 4070825A JP 7082592 A JP7082592 A JP 7082592A JP 2838337 B2 JP2838337 B2 JP 2838337B2
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    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/31DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
    • H10B12/318DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor the storage electrode having multiple segments
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors
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    • H01L28/75Electrodes comprising two or more layers, e.g. comprising a barrier layer and a metal layer

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に関し、
特に、素子がさらに微細化された場合にも十分な記憶容
量を保持することを可能にするDRAM(ダイナミック
ランダムアクセスメモリ)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータなどの情報機器の目
覚しい普及によって半導体記憶装置の需要が急速に拡大
している。さらに、機能的には大規模な記憶容量を有
し、かつ高速動作が可能なものが要求されている。これ
に対応して、半導体記憶装置の高集積化、高速応答性お
よび高信頼性に関する技術開発が進められている。
【0003】半導体記憶装置のうち、記憶情報のランダ
ムな入出力が可能なものとしてDRAMが知られてい
る。一般にDRAMは、多数の記憶情報を蓄積する記憶
領域であるメモリセルアレイ部と、外部との入出力に必
要な周辺回路部とから構成されている。図68は、一般
的なDRAMの構成を示したブロック図である。図68
を参照して、DRAM150は、記憶情報のデータ信号
を蓄積するためのメモリセルアレイ151と、単位記憶
回路を構成するメモリセルを選択するためのアドレス信
号を外部から受けるためのロウアンドカラムアドレスバ
ッファ152と、そのアドレス信号を解読することによ
ってメモリセルを指定するためのロウデコーダ153お
よびカラムデコーダ154と、指定されたメモリセルに
蓄積された信号を増幅して読出すためのセンスリフレッ
シュアンプ155と、データ入出力のためのデータイン
バッファ156およびデータアウトバッファ157と、
クロック信号を発生するためのクロックジェネレータ1
58とを備えている。
【0004】半導体チップ上で大きな面積を占めるメモ
リセルアレイ151は、単位記憶情報を蓄積するための
メモリセルがマトリックス状に複数個配置されて形成さ
れている。すなわち、通常、メモリセルは、1個のMO
Sトランジスタと、これに接続された1個のキャパシタ
とから構成されている。このメモリセルは、1トランジ
スタ1キャパシタ型のメモリセルとして広く知られてい
る。このような構成を有するメモリセルは、構造が簡単
なためメモリセルアレイの集積度を向上させることが容
易であり、大容量のDRAMに広く用いられている。
【0005】また、DRAMのメモリセルは、キャパシ
タの構造によっていくつかのタイプに分けることができ
る。この中で、スタックトタイプキャパシタは、キャパ
シタの主要部をゲート電極やフィールド酸化膜の上部に
まで延在させることによりキャパシタの電極間の対向面
積を増大させキャパシタ容量を増加させることができ
る。スタックトタイプキャパシタは、このような特徴点
を有するので、半導体装置の集積化に伴い素子が微細化
された場合にも、キャパシタ容量を確保することができ
る。この結果、半導体装置の集積化に伴ってスタックト
タイプのキャパシタが多く用いられるようになった。こ
れらは、たとえば、米国特許公報USP4,907,0
46などに開示されている。
【0006】図69は、従来のスタックトタイプキャパ
シタを備えたDRAMの断面構造図である。図69を参
照して、従来のDRAMは、P型シリコン基板201
と、P型シリコン基板201の主表面上の所定領域に形
成された素子分離のためのフィールド酸化膜202と、
フィールド酸化膜202によって囲まれた活性領域にチ
ャネル領域114を挟むように所定の間隔を隔てて形成
されたソース/ドレイン領域203aおよび203b
と、チャネル領域214上にゲート酸化膜204を介し
て形成されたゲート電極205と、ゲート電極205を
覆うように形成された層間絶縁膜206と、ソース/ド
レイン領域203aに電気的に接続され、層間絶縁膜2
06を介してゲート電極205の上方に延在するように
形成されたキャパシタ下部電極207と、キャパシタ下
部電極207を覆うように形成されたキャパシタ絶縁膜
208と、キャパシタ絶縁膜208を覆うように形成さ
れたキャパシタ上部電極209と、キャパシタ上部電極
209を覆うように形成され、ソース/ドレイン領域2
03b上にコンタクトホール210aを有する層間絶縁
膜210と、コンタクトホール210a内でソース/ド
レイン領域203bに電気的に接続されるとともに層間
絶縁膜210の表面上に沿って延びるように形成された
ビット線211と、ビット線211を覆うように形成さ
れ、その表面が平坦化された層間絶縁膜212と、層間
絶縁膜212上にゲート電極205に対応するように形
成されたアルミ配線213とを備えている。キャパシタ
下部電極207およびキャパシタ上部電極209はポリ
シリコンによって構成されている。ビット線211はア
ルミニウム膜によって形成されている。キャパシタ絶縁
膜208は、シリコン酸化膜によって形成されている。
【0007】1対のソース/ドレイン領域203aおよ
び203bと、ゲート電極205とによってメモリセル
のトランスファーゲートトランジスタが構成されてい
る。キャパシタ下部電極207とキャパシタ絶縁膜20
8とキャパシタ上部電極209とによってデータ信号に
対応した電荷を蓄積するためのスタックトタイプキャパ
シタが構成されている。
【0008】書込動作としては、データ信号に対応した
電荷がビット線211を介してソース/ドレイン領域2
03bに伝達される。ゲート電極205に所定の電圧を
印加することによってトランスファーゲートトランジス
タがONする。これにより、ソース/ドレイン領域20
3bに伝達された電荷がさらにチャネル領域214およ
びソース/ドレイン領域203aを介してキャパシタ下
部電極207に伝達される。この結果、データ信号に対
応する電荷がキャパシタに蓄積される。
【0009】一方、読出動作は、ゲート電極205に所
定の電圧を印加することにより、トランスファーゲート
トランジスタをONさせる。これにより、キャパシタに
蓄積されていた電荷がソース/ドレイン領域203aお
よびチャネル領域214を介してソース/ドレイン領域
203bに伝達される。ソース/ドレイン領域203b
に伝達された電荷はビット線211を介して外部に読出
される。
【0010】図70〜78は、図69に示した従来のD
RAMの製造プロセス(第1工程〜第9工程)を説明す
るための断面構造図である。図69および図70〜図7
8を参照して、次に従来のDRAMの製造プロセスにつ
いて説明する。
【0011】まず、図70に示すように、P型シリコン
基板201の主表面上の所定領域に熱酸化法を用いて素
子分離のためのフィールド酸化膜202を形成する。そ
して、熱酸化法を用いてゲート酸化膜層(図示せず)を
形成し、ゲート酸化膜層上にCVD法を用いてポリシリ
コン層(図示せず)を形成する。写真製版技術およびエ
ッチング技術を用いて、ゲート酸化膜204およびゲー
ト電極205を形成する。ゲート電極205をマスクと
してイオン注入することによって、ソース/ドレイン領
域203aおよび203bを形成する。CVD法などを
用いてゲート電極205を覆うように層間絶縁膜206
を形成する。
【0012】次に、図71に示すように、全面にCVD
法を用いてポリシリコン層207aを形成する。
【0013】次に、図72に示すように、写真製版技術
およびエッチング技術を用いて、ポリシリコン層207
a(図71参照)をパターニングすることによって、キ
ャパシタ下部電極207を形成する。
【0014】次に、図73に示すように、熱酸化法を用
いて、キャパシタ下部電極207の表面にシリコン酸化
膜(キャパシタ絶縁膜)208を形成する。
【0015】次に、図74に示すように、CVD法を用
いてポリシリコン層209aを形成する。写真製版技術
およびエッチング技術を用いて、ポリシリコン層209
aをパターニングすることによって、図75に示すよう
なキャパシタ上部電極209を形成する。
【0016】次に、図76に示すように、CVD法を用
いて層間絶縁膜210を形成する。次に、図77に示す
ように、写真製版技術およびエッチング技術を用いて、
層間絶縁膜210にコンタクトホール210aを形成す
る。これにより、ソース/ドレイン領域203bの表面
が露出される。
【0017】次に、図78に示すように、スパッタリン
グ法を用いてビット線となるアルミニウム膜をソース/
ドレイン領域203bに電気的に接続するように形成す
る。
【0018】最後に、図69に示したように、ビット線
211上に層間絶縁膜212を形成する。リフロー法な
どを用いて層間絶縁膜212の表面を平坦化する。その
後、層間絶縁膜212上にゲート電極205に対応する
ようにアルミ配線213を形成する。このようにして、
従来のスタックトタイプキャパシタを有するDRAMが
完成されていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来で
は、半導体装置の集積化に伴って素子が微細化された場
合にも一定のキャパシタ容量を確保するため、図69に
示したような構造を有するスタックトタイプキャパシタ
が用いられていた。
【0020】しかしながら、素子がさらに微細化されて
くると図69の構造では一定のキャパシタ容量を確保す
ることが困難である。すなわち、素子がさらに微細化さ
れてくると、図69に示した構造では、キャパシタ下部
電極207とキャパシタ上部電極209との対向面積が
減少する。この結果、キャパシタ容量が減少し素子がさ
らに微細化された場合にデータの安定した記憶保持のた
めに十分なキャパシタ容量を確保することは困難であっ
た。
【0021】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、単位平面積当たりのキャパシタ下
部電極とキャパシタ上部電極との対向面積を増加させる
ことにより、半導体装置において素子がさらに微細化さ
れた場合にも、データの安定した記憶保持のために十分
なキャパシタ容量を確保することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の本発明の半導体装置は、上層と下層とを有
し、上層と下層とが電気的に接続されたキャパシタ上部
電極と、キャパシタ上部電極の下層の上下面および側面
を覆うように、かつ、底部が半導体基板の主表面の不純
物拡散領域に接するように形成されたキャパシタ下部電
極と、キャパシタ上部電極とキャパシタ下部電極との間
に介在するキャパシタ絶縁膜とを備え、キャパシタ下部
電極は、所定の縦断面において、それぞれ所定の間隔を
隔てて横に並ぶ第1,第2および第3の立壁部を含み、
第2の立壁部は第1の立壁部と第3の立壁部との間に位
置し、キャパシタ上部電極の上層と下層とは、所定の縦
断面において、第1の立壁部と第2の立壁部との間、お
よび第2の立壁部と第3の立壁部との間において電気的
に接続されている。
【0023】また、請求項2に記載の本発明の半導体装
置は、請求項1に記載の上記構成において、第2の立壁
部が、所定の縦断面において略T字形状を有する。
【0024】
【作用】請求項1に記載の本発明の半導体装置の構成に
よれば、キャパシタ下部電極が、キャパシタ上部電極の
下層の上下面および側面を覆うように、かつ、底部が半
導体基板の主表面の不純物拡散領域に接するように形成
されるとともに、所定の縦断面において、それぞれ所定
の間隔を隔てて横に並ぶ第1,第2および第3の立壁部
を含むことにより、キャパシタ上部電極とキャパシタ下
部電極との対向面積を大幅に増加させることができる。
そのため、半導体装置において素子がさらに微細化され
た場合にも、データの安定した記憶保持のために十分な
キャパシタ容量を確保することができる。また、キャパ
シタ上部電極の上層と下層とが、第1の立壁部と第2の
立壁部との間、および第2の立壁部と第3の立壁部との
間において電気的に接続されていることにより、キャパ
シタ上部電極の上層と下層との電気的導通を良好に保持
することができる。
【0025】また、請求項2に記載の本発明の半導体装
置の構成によれば、第2の立壁部が、所定の縦断面にお
いて略T字形状を有することにより、第2の立壁部の上
部の偏平部の上下面においてもキャパシタ上部電極と対
向することになるため、キャパシタの電極間対向面積を
さらに増加させることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を説明する上で参考となる構造
例および本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0027】図1は、特許請求の範囲に記載の発明には
包含されないが、本発明を説明する上で参考となる構造
を有するスタックトタイプキャパシタを備えたDRAM
の断面構造図である。図1に示す参考例のDRAMは、
P型シリコン基板1と、P型シリコン基板1の主表面上
の所定領域に形成された素子分離のためのフィールド酸
化膜2と、フィールド酸化膜2によって囲まれた活性領
域にチャネル領域14を挟むように所定の間隔を隔てて
形成されたソース/ドレイン領域3aおよび3bと、チ
ャネル領域14上にゲート酸化膜4を介して形成された
ゲート電極5と、ゲート電極5を覆うように形成された
層間絶縁膜6と、ソース/ドレイン領域3aに電気的に
接続されたキャパシタ下部電極7(7a、7b)と、キ
ャパシタ下部電極7の表面上に沿って形成されたキャパ
シタ絶縁膜8(8a、8b、8c)と、キャパシタ絶縁
膜8の表面上に形成されたキャパシタ上部電極9(9
a、9b)と、キャパシタ上部電極9を覆うように形成
され、ソース/ドレイン領域3b上にコンタクトホール
10aを有する層間絶縁膜10と、コンタクトホール1
0a内でソース/ドレイン領域3bに電気的に接続され
るとともに層間絶縁膜10の表面上に沿って延びるよう
に形成されたビット線11と、全面を覆うように形成さ
れ、その表面が平坦化された層間絶縁膜12と、層間絶
縁膜12上にゲート電極5に対応するように形成された
アルミ配線13とを備えている。
【0028】ソース/ドレイン領域3aおよび3bと、
ゲート電極5とによってメモリセルのトランスファーゲ
ートトランジスタが構成されている。キャパシタ下部電
極7とキャパシタ絶縁膜8とキャパシタ上部電極9とに
よってデータ信号に対応した電荷を蓄積するためのスタ
ックトタイプキャパシタが構成されている。キャパシタ
下部電極7はポリシリコンによって形成され、その厚み
は1000〜2000Åである。キャパシタ上部電極9
はドープトポリシリコンによって形成され、その厚みは
1000〜3000Å程度である。キャパシタ絶縁膜8
はSiO2 膜から構成され、その厚みは30〜200Å
程度である。
【0029】本参考例では、キャパシタ上部電極9を、
下層のキャパシタ上部電極9aと、上層のキャパシタ上
部電極9bとによって構成する。そして、その下層のキ
ャパシタ上部電極9aと上層のキャパシタ上部電極9b
とは中央部分で互いに電気的に接続されている。下層の
キャパシタ上部電極9aは、P型シリコン基板1の主表
面に沿って延びるように形成されている。そしてその下
層のキャパシタ上部電極9aを取り囲むようにキャパシ
タ下部電極7が形成されている。すなわち、キャパシタ
下部電極7は、ソース/ドレイン領域3aに電気的に接
続され、層間絶縁膜6を介してゲート電極4の上方に延
びるように形成された下層のキャパシタ下部電極7a
と、下層のキャパシタ下部電極7aに電気的に接続さ
れ、下層のキャパシタ上部電極9aの側面および上面を
覆うように形成された上層のキャパシタ下部電極7bと
によって構成されている。さらに、本参考例では、上層
のキャパシタ上部電極9bがキャパシタ下部電極7の上
面部分および両側壁部分を覆うように形成されている。
【0030】このように、本参考例では、キャパシタ上
部電極9を下層のキャパシタ上部電極9aと上層のキャ
パシタ上部電極9bとによって構成し、その下層のキャ
パシタ上部電極9aを取囲むようにキャパシタ下部電極
7を形成する。そして、さらに上層のキャパシタ上部電
極9bが下部電極7の上面部分および両側壁部分のすべ
てを覆うように形成する。
【0031】このように構成することによって、キャパ
シタ下部電極7とキャパシタ上部電極9との対向面積を
図69に示した従来のDRAMと同一平面積で約2倍に
することができ、この結果、約2倍のキャパシタ容量を
得ることができる。これにより、半導体装置の高集積化
に伴って素子がさらに微細化された場合にも、データの
安定した記憶保持に十分なキャパシタ容量を確保するこ
とができる。
【0032】図2ないし図20は、図1に示した参考例
のDRAMの製造プロセス(第1工程〜第19工程)を
説明するための断面構造図である。図1および図2〜図
20を参照して、次に本参考例のDRAMの製造プロセ
スについて説明する。
【0033】まず、図2に示すように、P型シリコン基
板1の主表面上の所定領域に熱酸化法を用いてフィール
ド酸化膜2を形成する。
【0034】次に、図3に示すように、熱酸化法を用い
てゲート酸化膜層(図示せず)を形成した後、CVD法
を用いてポリシリコンからなるゲート電極層(図示せ
ず)を形成する。そしてそのゲート電極層上に酸化膜層
(図示せず)を形成する。写真製版技術とエッチング技
術を用いてパターニングすることによって、ゲート酸化
膜4、ゲート電極5および酸化膜6aを形成する。ゲー
ト電極5および酸化膜6aをマスクとしてリン(P)を
40〜50KeV、約3×103 atoms/cm2
件下で斜め回転イオン注入を行なうことによって、ソー
ス/ドレイン領域3aおよび3bを形成する。
【0035】次に、図4に示すように、全面に酸化膜層
6bを形成した後異方性エッチングすることにより、図
5に示すような側壁酸化膜6bが得られる。
【0036】次に、図6に示すように、全面にCVD法
を用いて550〜650℃の条件下で1000〜200
0Å程度の厚みを有するキャパシタ下部電極を構成する
ポリシリコン層7aを形成する。このポリシリコン層7
aを写真製版技術とエッチング技術を用いてパターニン
グすることによって、図7に示すような下層のキャパシ
タ下部電極7aを得る。キャパシタ下部電極7aの表面
を酸化させることにより、SiO2 膜(キャパシタ絶縁
膜)8aを形成する。このキャパシタ絶縁膜8aは30
〜200Å程度の厚みで形成する。なお、SiO2 膜8
aの代わりに、SiO2 膜とSi34 膜との2層膜を
用いてもよい。
【0037】次に、図8に示すように、CVD法を用い
て550〜650℃の条件下で全面に1000〜300
0Å程度の厚みを有するポリシリコン層9aを形成した
後パターニングすることによって、図9に示すような下
層のキャパシタ上部電極9aを形成する。
【0038】次に、図10に示すように、下層のキャパ
シタ上部電極9aの表面を酸化させることにより、30
〜200Å程度の厚みを有するSiO2 膜(キャパシタ
絶縁膜)8bを形成する。
【0039】次に、図11に示すように、写真製版技術
とエッチング技術を用いて、キャパシタ下部電極7aの
表面を覆うキャパシタ絶縁膜8aのうち、その上にキャ
パシタ上部電極9aが形成されていないキャパシタ絶縁
膜8aの所定部分を除去する。これにより、キャパシタ
下部電極7aの所定の表面部分が露出される。
【0040】次に、図12に示すように、CVD法を用
いて、550〜650℃の条件下で1000〜2000
Å程度の厚みを有するポリシリコン層7bを形成する。
このポリシリコン層7bはキャパシタ下部電極7aと電
気的に接続されている。
【0041】次に、図13に示すように、写真製版技術
とエッチング技術を用いて、ポリシリコン層7bをパタ
ーニングすることによって、上層のキャパシタ下部電極
7bを形成する。ここで、上層のキャパシタ下部電極7
bは、下層のキャパシタ上部電極9aの中央部分の上方
に位置する領域には形成されないようにパターニングす
る。
【0042】次に、図14に示すように、キャパシタ下
部電極7aおよび7bの表面を酸化することにより、3
0〜200Å程度の厚みを有するSiO2 膜(キャパシ
タ絶縁膜)8cを形成する。
【0043】次に、図15に示すように、キャパシタ絶
縁膜8bのうちその上にキャパシタ下部電極7bが形成
されていない領域の所定部分をエッチングにより除去す
る。これにより、下層のキャパシタ上部電極9a表面の
所定領域が露出されることになる。
【0044】次に、図16に示すように、CVD法を用
いて、550〜650℃の条件下で、全面に1000〜
3000Åの厚みを有するポリシリコン層9bを形成す
る。
【0045】次に、図17に示すように、写真製版技術
とエッチング技術を用いて、ポリシリコン層9bをパタ
ーニングすることによって、上層のキャパシタ上部電極
9bを形成する。この上層のキャパシタ上部電極9b
は、キャパシタ下部電極7bの上面および両側壁部分
と、キャパシタ下部電極7aの両側壁部分とを覆うよう
に形成される。このようにして、キャパシタ下部電極7
(7a、7b)と、キャパシタ上部電極9(9a、9
b)とが形成される。すなわち、下層のキャパシタ上部
電極9aを取囲むようにキャパシタ下部電極7aおよび
7bが形成されるとともに、上層のキャパシタ上部電極
9bがキャパシタ下部電極7bの上面および側面とキャ
パシタ下部電極7aの両方の側面とを覆うように形成さ
れる。
【0046】次に、図18に示すように、全面に層間絶
縁膜10を形成する。次に、図19に示すように、写真
製版技術とエッチング技術を用いて、層間絶縁膜10の
ソース/ドレイン領域3b上に位置する領域にコンタク
トホール10aを形成する。
【0047】次に、図20に示すように、ポリシリコン
層または、ポリシリコン層と金属シリサイド層との2層
膜などからなるビット線11を形成する。
【0048】最後に、図1に示したように、PSG膜ま
たはTEOS膜からなる層間絶縁膜12を形成する。リ
フロー法またはエッチバック法を用いて層間絶縁膜12
の表面を平坦化する。層間絶縁膜12上にゲート電極5
に対応するように所定の間隔を隔ててアルミ配線13を
形成する。これにより、本参考例のDRAMが完成され
る。なお、本参考例のキャパシタ下部電極7(7a、7
b)とキャパシタ上部電極(9a、9b)とキャパシタ
絶縁膜8(8a、8b、8c)とを形成する工程は、従
来の成膜方法と同様であり、その従来の成膜方法を複数
回繰り返すことによって容易に形成することができる。
【0049】図21は、本発明の他の参考例のスタック
トタイプキャパシタを備えたDRAMを示した断面構造
図である。図21を参照して、この参考例のDRAM
は、P型シリコン基板21と、P型シリコン基板21の
主表面上の所定領域に形成された素子分離のためのフィ
ールド酸化膜22と、フィールド酸化膜22によって囲
まれた活性領域にチャネル領域36を挟むように所定の
間隔を隔てて形成された1対のソース/ドレイン領域2
3aおよび23bと、チャネル領域36上にゲート酸化
膜24を介して形成されたゲート電極25と、ゲート電
極25を覆うように形成された層間絶縁膜26と、ソー
ス/ドレイン領域23aに電気的に接続されたキャパシ
タ下部電極27(27a、27b)と、キャパシタ下部
電極27の表面上に形成されたキャパシタ絶縁膜28
(28a、28b、28c)と、キャパシタ絶縁膜28
の表面上に形成されたキャパシタ上部電極29(29
a、29b)と、ソース/ドレイン領域23bに電気的
に接続され、層間絶縁膜26を介してゲート電極25の
上方にまで延びて形成されたポリシリコンからなるパッ
ド層32と、パッド層32とキャパシタ下部電極27お
よびキャパシタ上部電極29とを絶縁するために形成さ
れたシリコン酸化膜33と、キャパシタ上部電極29を
覆うように形成され、パッド層32上にコンタクトホー
ル30aを有する層間絶縁膜30と、コンタクトホール
30a内でパッド層32に電気的に接続されるとともに
層間絶縁膜30の表面上に沿って延びるように形成され
たポリシリコン層または、ポリシリコン層と金属シリサ
イド層との2層膜などからなるビット線31と、全面を
覆うように形成され、その表面が平坦化された層間絶縁
膜34と、層間絶縁膜34上にゲート電極25に対応す
るように所定の間隔を隔てて形成されたアルミ配線35
とを備えている。
【0050】ソース/ドレイン領域23aおよび23b
とゲート電極25とによってメモリセルのトランスファ
ーゲートトランジスタが構成されている。キャパシタ下
部電極27とキャパシタ絶縁膜28とキャパシタ上部電
極29とによってデータ信号に対応した電荷を蓄積する
ためのキャパシタが構成されている。キャパシタ下部電
極27aおよび27bは、それぞれその厚みが1000
〜2000Å程度になるように形成されている。キャパ
シタ絶縁膜28a、28b、28cは、それぞれその厚
みが30〜200Å程度になるように形成されている。
キャパシタ上部電極29aおよび29bは、それぞれそ
の厚みが1000〜3000Å程度になるように形成さ
れている。なお、キャパシタ下部電極27およびキャパ
シタ上部電極29は、ともにポリシリコン層によって形
成されている。
【0051】この参考例では、図1に示した参考例と同
様に、下層のキャパシタ上部電極29aがP型シリコン
基板21の主表面に沿った方向に延びるように形成され
ている。そして、下層のキャパシタ上部電極29aと上
層のキャパシタ上部電極29bとは中央部分で電気的に
接続されている。下層のキャパシタ上部電極29aはキ
ャパシタ下部電極27(27a、27b)によって取囲
まれるように形成されている。また、上層のキャパシタ
上部電極29bはキャパシタ下部電極27bの上面およ
び両側壁部分ならびにキャパシタ下部電極27aの両側
壁部分を覆うように形成されている。
【0052】ここで、この参考例では、図1に示した参
考例と異なり、ビット線31とソース/ドレイン領域2
3bとの間にパッド層32を介在させている。そしてこ
のパッド層32の端部を覆うようにシリコン酸化膜33
を形成する。これにより、キャパシタ下部電極27aが
シリコン酸化膜33に乗上げたような構造になる。この
結果、キャパシタ下部電極27aにシリコン酸化膜33
に対応した段差部分が生じ、この段差部分だけ図1に示
した第1実施例と比較してキャパシタ容量が増加され
る。この結果、この参考例の構造では、図1に示した参
考例の構造と比較してさらにキャパシタ容量を増加させ
ることができる。また、この参考例では、パッド層32
によって、ビット線31のコンタクト位置の許容範囲が
広がり、さらにビット線31の段差が軽減されるので、
ビット線31の形成が容易となる。
【0053】図22ないし図27は、図21に示した参
考例のDRAMの製造プロセスを説明するための断面構
造図である。図21および図22〜図27を参照して、
次に本参考例のDRAMの製造プロセスについて説明す
る。
【0054】まず、図22に示すように、P型シリコン
基板21の主表面上の所定領域に熱酸化法を用いて素子
分離のためのフィールド酸化膜22を形成する。そし
て、ゲート酸化膜24およびゲート電極25ならびにゲ
ート電極25上の酸化膜26aを形成する。その後、そ
れらをマスクとしてイオン注入することによってソース
/ドレイン領域23aおよび23bを形成する。このイ
オン注入条件は、斜め回転イオン注入法を用いてリン
(P)を40〜50KeV、約3×103 atoms/
cm2の条件下で行なう。この後、ゲート電極25の側
壁部分に側壁酸化膜26bを形成する。これによってゲ
ート電極25を覆うように層間絶縁膜26(26a,2
6b)が形成される。
【0055】次に、図23に示すように、CVD法を用
いてポリシリコン層32aを形成する。
【0056】次に、図24に示すように、写真製版技術
とエッチング技術とを用いてポリシリコン層32a(図
23参照)をパターニングすることによってパッド層3
2を形成する。
【0057】次に、図25に示すように、全面にシリコ
ン酸化膜層33aを形成する。次に、図26に示すよう
に、写真製版技術とエッチング技術を用いて、シリコン
酸化膜層33aをパターニングすることによってパッド
層32の端部を覆うようにシリコン酸化膜33を形成す
る。この後、図6ないし図20に示した第1実施例の製
造プロセスと同様の製造プロセスを用いて、図27に示
すような構造が得られる。そして、図21に示したよう
に、層間絶縁膜34を形成した後、アルミ配線35を形
成することにより、本参考例のDRAMが完成される。
【0058】図28は、本発明の第1実施例によるスタ
ックトタイプキャパシタを備えたDRAMを示した断面
構造図である。図28を参照して、この第1実施例のD
RAMは、P型シリコン基板41と、P型シリコン基板
41の主表面上の所定領域に形成された素子分離のため
のフィールド酸化膜42と、フィールド酸化膜42によ
って囲まれた活性領域にチャネル領域54を挟むように
所定の間隔を隔てて形成されたソース/ドレイン領域4
3aおよび43bと、チャネル領域54上にゲート酸化
膜44を介して形成されたゲート電極45と、ゲート電
極45を覆うように形成された層間絶縁膜46と、ソー
ス/ドレイン領域43aに電気的に接続されたキャパシ
タ下部電極47(47a,47b,47c)と、キャパ
シタ下部電極47の表面上に形成されたキャパシタ絶縁
膜48(48a,48b,48c,48d)と、キャパ
シタ絶縁膜48の表面上に形成されたキャパシタ上部電
極49(49a,49b)と、キャパシタ上部電極49
を覆うように形成され、ソース/ドレイン領域43b上
にコンタクトホール50aを有する層間絶縁膜50と、
コンタクトホール50a内でソース/ドレイン領域43
bに電気的に接続されるとともに層間絶縁膜50の表面
上に沿って延びるように形成されたビット線51と、全
面を覆うように形成され、その表面が平坦化されたPS
G膜またはTEOS膜からなる層間絶縁膜52と、層間
絶縁膜52上にゲート電極45に対応するように形成さ
れたアルミ配線53とを備えている。
【0059】ソース/ドレイン領域43aおよび43b
とゲート電極45とによってメモリセルのトランスファ
ーゲートトランジスタが構成されている。キャパシタ下
部電極47およびキャパシタ上部電極49はともにポリ
シリコン層によって形成されている。キャパシタ絶縁膜
48は、SiO2 膜または、SiO2 膜とSi34
の多層膜によって形成されている。
【0060】キャパシタ下部電極47は、第1層目のキ
ャパシタ下部電極47aと第2層目のキャパシタ下部電
極47bと第3層目のキャパシタ下部電極47cとによ
って構成されており、キャパシタ上部電極は第1層目の
キャパシタ上部電極49aと第2層目のキャパシタ上部
電極49bとによって構成されている。第2層目のキャ
パシタ上部電極49bと第1層目のキャパシタ上部電極
49aとは2ヵ所で電気的に接続されている。また、キ
ャパシタ下部電極47は、P型シリコン基板41の主表
面に対して垂直方向に延びる3つの部分から構成されて
おり、そのうち中央部分のキャパシタ下部電極47はT
字状に形成されている。また、キャパシタ下部電極47
は、第1層目のキャパシタ上部電極49aを取囲むよう
に形成されている。
【0061】この第1実施例では、キャパシタ下部電極
47が上記のように第1層目と第2層目と第3層目とか
らなる3層構造となっているので、図1に示した第1実
施例に比べてP型シリコン基板41の表面からの高さが
高くなる。この結果、図1に示した参考例と比較してキ
ャパシタ下部電極47とキャパシタ上部電極49との対
向面積をさらに増大させることができる。この結果、図
69に示した従来のDRAMと比較して同一平面積で約
3〜4倍程度のキャパシタ容量を得ることができる。し
たがって、この第3の実施例においても、半導体装置の
高集積化に伴って素子がさらに微細化された場合にも、
データの安定した記憶保持に必要なキャパシタ容量を確
保することができる。なお、キャパシタ下部電極47
a、47b、47cのそれぞれの層の厚みは、1000
〜2000Å程度であり、キャパシタ上部電極49a、
49bのそれぞれの層の厚みは1000〜3000Å程
度である。また、キャパシタ絶縁膜48a,48b,4
8cおよび48dのそれぞれの厚みは30〜200Å程
度である。
【0062】図29ないし図47は、図28に示した第
1実施例のDRAMの製造プロセス(第1工程〜第19
工程)を説明するための断面構造図である。図28およ
び図29〜図47を参照して、次に第1実施例のDRA
Mの製造プロセスについて説明する。
【0063】まず、図29に示すように、P型シリコン
基板41上に熱酸化法を用いてフィールド酸化膜42を
形成する。ゲート酸化膜層(図示せず)を熱酸化法によ
って形成した後ポリシリコンからなるゲート電極層(図
示せず)を形成する。そしてそのゲート電極層上に酸化
膜層(図示せず)を形成する。写真製版技術とエッチン
グ技術とを用いて、それらをパターニングすることによ
って、ゲート酸化膜44、ゲート電極44および酸化膜
46aを形成する。ゲート酸化膜44、ゲート電極45
および酸化膜46aをマスクとして、40〜50Ke
V、約3×103atoms/cm2 の条件下で斜め回
転イオン注入を行なうことによって、ソース/ドレイン
領域43aおよび43bを形成する。そして、全面に酸
化膜(図示せず)を形成した後異方性エッチングを行な
うことによって、ゲート電極45aおよび酸化膜46a
の側壁部分に側壁酸化膜46bを形成する。これによ
り、酸化膜46aおよび側壁酸化膜46bからなる層間
絶縁膜46が形成される。
【0064】次に、図30に示すように、CVD法を用
いて、550〜650℃の条件下で1000〜2000
Åの厚みを有するポリシリコン層(第1層目のキャパシ
タ下部電極)47aを形成する。
【0065】次に、図31に示すように、熱酸化法を用
いて第1層目のキャパシタ下部電極47aの表面に30
〜200Åの厚みを有するシリコン酸化膜(第1層目の
キャパシタ絶縁膜)48aを形成する。
【0066】次に、図32に示すように、写真製版技術
とエッチング技術とを用いて、第1層目のキャパシタ絶
縁膜48aをパターニングする。
【0067】次に、図33に示すように、CVD法を用
いて550〜650℃の条件下で1000〜2000Å
の厚みを有するポリシリコン層(第2層目のキャパシタ
下部電極)47bを形成する。
【0068】次に、図34に示すように、写真製版技術
とエッチング技術を用いて、第1層目のキャパシタ絶縁
膜48a上に位置する第2層目のキャパシタ下部電極4
7bを除去する。
【0069】次に、図35に示すように、2層目のキャ
パシタ下部電極47bの表面を熱酸化法によって酸化す
ることにより、30〜200Åの厚みを有するシリコン
酸化膜(第2層目のキャパシタ絶縁膜)48bを形成す
る。これにより、第1層目のキャパシタ絶縁膜48aと
第2層目のキャパシタ絶縁膜48bとが接続される。
【0070】次に、図36に示すように、CVD法を用
いて550〜650℃の条件下で1000〜3000Å
の厚みを有するポリシリコン層(1層目のキャパシタ上
部電極)49aを形成する。
【0071】次に、図37に示すように写真製版技術と
エッチング技術とを用いて、第1層目のキャパシタ上部
電極49aを所定形状にパターニングする。すなわち、
第1層目のキャパシタ上部電極49aのうち第2層目の
キャパシタ下部電極47bの上方に位置する領域の所定
部分を除去する。
【0072】次に、図38に示すように、熱酸化法を用
いて第1層目のキャパシタ上部電極48cの表面に30
〜200Åの厚みを有するシリコン酸化膜(第3層目の
キャパシタ絶縁膜)48cを形成する。
【0073】次に、図39に示すように、第1層目のキ
ャパシタ上部電極49aの周辺に位置する第2層目のキ
ャパシタ絶縁膜48bを除去する。
【0074】次に、図40に示すように、CVD法を用
いて、550〜650℃の条件下で1000〜2000
Åの厚みを有するポリシリコン層(第3層目のキャパシ
タ下部電極)47cを形成する。
【0075】次に、図41に示すように、写真製版技術
とエッチング技術とを用いて、第1層目のキャパシタ上
部電極49aの上方の第3層目のキャパシタ下部電極4
7cの一部を除去するとともに、第1層目のキャパシタ
下部電極47aと第2層目のキャパシタ下部電極47b
と第3層目のキャパシタ下部電極47cとが積層されて
いる部分の一部を除去する。これにより、第1層目のキ
ャパシタ下部電極47aと第2層目のキャパシタ下部電
極47bと第3層目のキャパシタ下部電極47cとから
なるキャパシタ下部電極47が形成される。
【0076】次に、図42に示すように、熱酸化法を用
いて、第1層目のキャパシタ下部電極47a、第2層目
のキャパシタ下部電極47bおよび第3層目のキャパシ
タ下部電極47cの表面上に30〜200Åの厚みを有
するシリコン酸化膜からなる第4層目のキャパシタ絶縁
膜48dを形成する。
【0077】次に、図43に示すように、第1層目のキ
ャパシタ上部電極49a上であって第3層目のキャパシ
タ下部電極47cが除去されている部分に位置する第3
層目のキャパシタ絶縁膜48cを除去する。
【0078】次に、図44に示すように、CVD法を用
いて550〜650℃の条件下で全面に1000〜30
00Åの厚みを有するポリシリコン層からなる(第2層
目のキャパシタ上部電極)49bを形成する。これによ
り、第1層目のキャパシタ上部電極49aと第2層目の
キャパシタ上部電極49bとからなるキャパシタ上部電
極49が形成される。
【0079】次に、図45に示すように、全面に層間絶
縁膜10を形成する。次に、図46に示すように、ソー
ス/ドレイン領域43b上に位置する層間絶縁膜50に
コンタクトホール50aを形成する。
【0080】次に、図47に示すように、コンタクトホ
ール50a内でソース/ドレイン領域43bに電気的に
接続されるとともに層間絶縁膜50の表面上に沿って延
びるようにビット線51を形成する。
【0081】最後に、図28に示したように、ビット線
51を覆うように層間絶縁膜52を形成する。層間絶縁
膜52の表面をリフロー法またはエッチバック法を用い
て平坦化する。その平坦化された層間絶縁膜52の表面
上にゲート電極45に対応してアルミ配線53を形成す
る。これによって、第1実施例のDRAMが完成され
る。
【0082】図48は、本発明の第2実施例によるスタ
ックトタイプキャパシタを備えたDRAMの断面構造図
である。図48を参照して、この第2実施例のDRAM
は、P型シリコン基板61と、P型シリコン基板61の
主表面上の所定領域に形成された素子分離のためのフィ
ールド酸化膜62と、フィールド酸化膜62によって囲
まれた活性領域にチャネル領域76を挟むように所定の
間隔を隔てて形成された1対のソース/ドレイン領域6
3aおよび63bと、チャネル領域76上にゲート酸化
膜64を介して形成されたゲート電極65と、ゲート電
極65を覆うように形成された層間絶縁膜66と、ソー
ス/ドレイン領域63aに電気的に接続されたキャパシ
タ下部電極67(67a、67b、67c)と、キャパ
シタ下部電極67の表面上に形成されたキャパシタ絶縁
膜68(68a、68b、68c、68d)と、キャパ
シタ絶縁膜68の表面上に形成されたキャパシタ上部電
極69(69a、69b)と、ソース/ドレイン領域6
3bに電気的に接続され、層間絶縁膜66を介してゲー
ト電極65の上方にまで延びて形成されたポリシリコン
からなるパッド層72と、パッド層72のゲート電極6
5の上方に位置する端部を覆うとともに、パッド層と、
キャパシタ下部電極67およびキャパシタ上部電極69
とを絶縁するためのシリコン酸化膜73と、キャパシタ
上部電極69を覆うように形成され、パッド層72上に
コンタクトホール70aを有する層間絶縁膜70と、コ
ンタクトホール70a内でパッド層72に電気的に接続
されるとともに層間絶縁膜70の表面上に沿って延びる
ように形成されたビット線71と、ビット線71を覆う
ように形成され、その表面が平坦化されたPSG膜また
はTEOS膜からなる層間絶縁膜74と、層間絶縁膜7
4上にゲート電極65に対応して形成されたアルミ配線
75とを備えている。ソース/ドレイン領域63aおよ
び63bとゲート電極65とによってメモリセルのトラ
ンスファーゲートトランジスタが構成されている。
【0083】この第2実施例のキャパシタは、図28に
示した第1実施例のキャパシタと基本的には同じ構造を
有している。しかし、この第2実施例では、ビット線7
1とソース/ドレイン領域63bとの間にパッド層72
を介在させている。そして、さらにそのパッド層72
と、キャパシタ下部電極67およびキャパシタ上部電極
69との間にシリコン酸化膜73を介在させている。こ
れにより、この第2実施例では、シリコン酸化膜73の
段差部分に対応した分だけキャパシタ下部電極67とキ
ャパシタ上部電極69との対向面積が増加する。この結
果、この第2実施例のキャパシタ容量は図28に示した
第1実施例と比較してシリコン酸化膜73の段差分だけ
増加する。つまり、この第2実施例においても、図69
に示した従来のDRAMと比較して同一平面積で約3〜
4倍程度キャパシタ容量が増加する。これにより、半導
体装置の高集積化に伴って素子がさらに微細化された場
合にも、データの記憶保持に十分なキャパシタ容量を確
保することができる。また、この第2実施例では、ビッ
ト線71とソース/ドレイン領域63bとの間にパッド
層72を介在させることにより、ビット線71の形成が
容易となる。すなわち、パッド層72によって、ビット
線71のコンタクト位置の許容範囲が広がり、さらに、
ビット線71の段差が軽減されるので、ビット線71の
形成が容易となる。なお、第1層目のキャパシタ下部電
極67a、第2層目のキャパシタ下部電極67bおよび
第3層目のキャパシタ下部電極67cの厚みは、それぞ
れ1000〜2000Å程度である。また、第1層目の
キャパシタ絶縁膜67a、第2層目のキャパシタ絶縁膜
68b、第3層目ののキャパシタ下部電極68cおよび
第4層目のキャパシタ絶縁膜68dの厚みは、それぞれ
30〜200Å程度である。第1層目のキャパシタ上部
電極69aおよび第2層目のキャパシタ上部電極69b
のそれぞれの厚みは、1000〜3000Å程度であ
る。
【0084】図49ないし図54は、図48に示した第
2実施例のDRAMの製造プロセスを説明するための断
面構造図である。図48および図49〜図54を参照し
て、次に第2実施例のDRAMの製造プロセスについて
説明する。
【0085】まず、図49に示すように、P型シリコン
基板61の主表面上の所定領域に熱酸化法を用いてフィ
ールド酸化膜62を形成する。そして、ゲート酸化膜6
4、ゲート電極65および酸化膜66aを形成した後、
それらをマスクとして40〜50kev、約3×103
atoms/cm2 の条件下でリン(P)を斜め回転イ
オン注入することによって、ソース/ドレイン領域63
aおよび63bを自己整合的に形成する。全面に酸化膜
層(図示せず)を形成した後、異方性エッチングを行な
うことによってゲート電極65の両側壁部分に側壁酸化
膜66bを形成する。
【0086】次に、図50に示すように、CVD法を用
いてポリシリコン層72aを形成する。ポリシリコン層
72aを写真製版技術およびエッチング技術を用いてパ
ターニングすることによって図51に示したような形状
を有するパッド層72を形成する。
【0087】次に、図52に示すように、CVD法を用
いてシリコン酸化膜層73aを形成する。写真製版技術
およびエッチング技術を用いて、シリコン酸化膜層73
aをパターニングすることによって、図53に示すよう
な形状のシリコン酸化膜73を形成する。すなわち、パ
ッド層72のゲート電極65の上方に位置するエッジ部
を覆うような形状を有するシリコン酸化膜73を形成す
る。この後、図30ないし図47に示した第1実施例の
DRAMの製造プロセスと同様の工程を経ることによっ
て、図54に示したような形状が得られる。
【0088】最後に、図48に示したように、ビット線
71を覆うようにPSG膜またはTEOS膜からなる層
間絶縁膜74を形成する。リフロー法またはエッチバッ
ク法を用いて層間絶縁膜74の表面を平坦化する。層間
絶縁膜74上にゲート電極65と対応するアルミ配線7
5を形成する。これにより、第2実施例のDRAMが完
成される。
【0089】図55は、本発明の第3実施例によるスタ
ックトタイプキャパシタを備えたDRAMの断面構造図
である。図55を参照して、この第3実施例のDRAM
は、P型シリコン基板81と、P型シリコン基板81の
主表面上の所定領域に形成された素子分離のためのフィ
ールド酸化膜82と、フィールド酸化膜82によって囲
まれた活性領域にチャネル領域94を挟むように所定の
間隔を隔てて形成された1対のソース/ドレイン領域8
3aおよび83bと、チャネル領域94上にゲート酸化
膜84を介して形成されたゲート電極85と、ゲート電
極85を覆うように形成された層間絶縁膜86と、ソー
ス/ドレイン領域83aに電気的に接続され、層間絶縁
膜86を介してゲート電極85の上方に延びるように形
成されたキャパシタ下部電極87(87a、87b)
と、キャパシタ下部電極87の表面上に形成されたキャ
パシタ絶縁膜88(88a、88b、88c)と、キャ
パシタ絶縁膜88の表面上に形成されたキャパシタ上部
電極89(89a、89b)と、キャパシタ上部電極8
9を覆うように形成され、ソース/ドレイン領域83b
上にコンタクトホール90aを有する層間絶縁膜90
と、コンタクトホール90a内でソース/ドレイン領域
83bに電気的に接続されるとともに層間絶縁膜90の
表面上に沿って延びるように形成されたビット線91
と、ビット線91を覆うように形成され、その表面が平
坦化されたPSG膜またはTEOS膜からなる層間絶縁
膜92と、層間絶縁膜92上にゲート電極85に対応す
るように形成されたアルミ配線93とを備えている。
【0090】ソース/ドレイン領域83aおよび83b
とゲート電極85とによってメモリセルのトランスファ
ーゲートトランジスタが構成されている。キャパシタ下
部電極87と、キャパシタ絶縁膜88と、キャパシタ上
部電極89とによってデータ信号に対応した電荷を蓄積
するためのスタックトタイプキャパシタが構成されてい
る。
【0091】すなわち、キャパシタ下部電極87は、ソ
ース/ドレイン領域83aに電気的に接続されるととも
に層間絶縁膜86を介してゲート電極85の上方に延び
て形成された第1層目のキャパシタ下部電極87aと、
P型シリコン基板81の主表面に対して垂直方向に延び
るように形成された第2層目のキャパシタ下部電極87
bとによって構成されている。また、キャパシタ上部電
極89は、P型シリコン基板81の表面に沿って延びる
ように形成された第1層目のキャパシタ上部電極89a
と、第1層目のキャパシタ下部電極89aと所定位置で
電気的に接続され、キャパシタ下部電極87の上面部分
および両側壁部分を覆うように形成された第2層目のキ
ャパシタ上部電極89bとによって構成されている。さ
らに、キャパシタ下部電極87は、P型シリコン基板8
1の主表面に対して垂直方向に延びる3つの部分から構
成され、そのうち中央の部分ではT字状になるように形
成されている。すなわち、キャパシタ下部電極87は、
第1層目のキャパシタ上部電極89aを取囲むように形
成されている。これにより、図69に示した従来のDR
AMと比較して同一平面積で約2倍から3倍程度のキャ
パシタ容量を確保することができる。したがって、この
第3実施例においても、半導体装置の高集積化に伴って
素子がさらに微細化された場合にもデータの安定した記
憶保持に十分なキャパシタ容量を確保することができ
る。なお、キャパシタ下部電極87aおよび87bは、
ポリシリコンから構成されており、それぞれ1000〜
2000Å程度の厚みを有している。また、キャパシタ
絶縁膜88(88a,88b,88c)はSiO2 膜ま
たは、SiO2 膜とSi34 との2層膜によって構成
され、その厚みは30〜200Å程度である。キャパシ
タ上部電極89aおよび89bはポリシリコンによって
構成され、それぞれ1000〜3000Å程度の厚みを
有する。
【0092】図56ないし図60は、図55に示した第
3実施例の製造プロセスを説明するための断面構造図で
ある。図55および図56〜図60を参照して、次に第
実施例のDRAMの製造プロセスについて説明する。
【0093】まず、図56に示すように、P型シリコン
基板81の主表面上の所定領域に素子分離のためのフィ
ールド酸化膜82を熱酸化法を用いて形成する。ゲート
酸化膜84とゲート電極85と酸化膜86aとを形成す
る。そしてそれらをマスクとして40〜50kev,約
3×103 atoms/cm2 の条件下でリン(P)を
斜め回転をイオン注入することによってソース/ドレイ
ン領域83aおよび83bを形成する。全面に酸化膜
(図示せず)を形成した後、異方性エッチングすること
によってゲート電極85の両側壁部分に側壁酸化膜86
bを形成する。
【0094】次に、図57に示すように、CVD法を用
いて550〜650℃の条件下で1000〜2000Å
の厚みを有する第1層目のキャパシタ下部電極87aを
形成する。
【0095】次に、図58に示すように、第1層目のキ
ャパシタ下部電極87aの表面を酸化させることによっ
て30〜200Åの厚みを有し、SiO2 からなる第1
層目のキャパシタ絶縁膜88aを形成する。第1層目の
キャパシタ下部電極88a上にCVD法を用いて550
〜650℃の条件下で1000〜3000Åの厚みを有
する第1層目のキャパシタ上部電極89aを形成する。
写真製版技術とエッチング技術を用いて第1層目のキャ
パシタ上部電極89aをパターニングすることによって
図59に示したような形状の第1層目のキャパシタ上部
電極89aを形成する。この後、図38〜図47に示し
た第1実施例と同様の製造プロセスを経て図60に示し
たような構造が得られる。
【0096】最後に、図55に示したように、ビット線
91を覆うように層間絶縁膜92を形成した後、リフロ
ー法またはエッチバック法を用いて層間絶縁膜92の表
面を平坦化する。そして、層間絶縁膜92上にゲート電
極85と対応するようにアルミ配線93を形成する。こ
のようにして、この第3実施例のDRAMが完成され
る。
【0097】図61は、本発明の第4実施例によるDR
AMの断面構造図である。図61を参照して、この第4
実施例のDRAMは、P型シリコン基板101と、P型
シリコン基板101の主表面上の所定領域に形成された
素子分離のためのフィールド酸化膜102と、フィール
ド酸化膜102によって囲まれた活性領域にチャネル領
域114を挟むように所定の間隔を隔てて形成された1
対のソース/ドレイン領域103aおよび103bと、
チャネル領域114上にゲート酸化膜104を介して形
成されたゲート電極105と、ゲート電極105を覆う
ように形成された層間絶縁膜106と、ソース/ドレイ
ン領域103aに電気的に接続されるとともに層間絶縁
膜106を介してゲート電極105の上方に延びるよう
に形成されたキャパシタ下部電極107(107a、1
07b)と、キャパシタ下部電極107の表面上に形成
されたキャパシタ絶縁膜108(108a、108b、
108c)と、キャパシタ絶縁膜108の表面上に形成
されたキャパシタ上部電極109(109a、109
b)と、ソース/ドレイン領域103bに電気的に接続
され、層間絶縁膜106を介してゲート電極105の上
方に延びて形成されたポリシリコンからなるパッド層1
12と、パッド層112のゲート電極105の上方に位
置するエッジ部を覆うとともに、パッド層112とキャ
パシタ下部電極107およびキャパシタ上部電極109
との絶縁のためのシリコン酸化膜113と、キャパシタ
上部電極109を覆うように形成され、パッド層112
上にコンタクトホール110aを有する層間絶縁膜11
0と、コンタクトホール110a内でパッド層112に
電気的に接続されるとともに層間絶縁膜110の表面上
に沿って延びるように形成されたビット線111と、ビ
ット線111を覆うように形成され、その表面が平坦化
されたPSG膜またはTEOS膜からなる層間絶縁膜1
12と、層間絶縁膜112上にゲート電極105と対応
するように形成されたアルミ配線113とを備えてい
る。
【0098】ソース/ドレイン領域103aおよび10
3bとゲート電極105とによってメモリセルのトラン
スファーゲートトランジスタが構成されている。キャパ
シタ下部電極107は、ソース/ドレイン領域103a
に電気的に接続されるとともに層間絶縁膜106を介し
てゲート電極105の上方に延びるように形成された第
1層目のキャパシタ下部電極107aと、第1層目のキ
ャパシタ下部電極107aに電気的に接続され、P型シ
リコン基板101の主表面に対して垂直方向に延びて形
成された第2層目のキャパシタ下部電極107bとから
構成されている。そして、キャパシタ下部電極107
は、P型シリコン基板101の主表面に対して垂直方向
に延びる3つの部分から構成されており、そのうち中央
部分ではT字状に形成されている。キャパシタ上部電極
109は、第1層目のキャパシタ下部電極107aと第
2層目のキャパシタ下部電極107bとの間に位置しP
型シリコン基板101に沿って延びる方向に形成された
第1層目のキャパシタ上部電極109aと、第1層目の
キャパシタ上部電極109aと所定の箇所で電気的に接
続されるとともにキャパシタ下部電極107の上面およ
び両側壁部分を覆うように形成された第2層目のキャパ
シタ上部電極109bとから構成されている。すなわ
ち、第1層目のキャパシタ上部電極109aはキャパシ
タ下部電極107によって取囲まれている。このような
構造は、図55に示した第3実施例のキャパシタ部分と
ほぼ同様の構造である。
【0099】しかし、この第4実施例においては、第3
実施例と異なり、ビット線111とソース/ドレイン領
域103bとの間にパッド層112を介在させてそのパ
ッド層112のエッジ部分を覆うようにシリコン酸化膜
113を形成している。これにより、第1層目のキャパ
シタ下部電極107aはシリコン酸化膜113に乗上げ
たような構造となり、第1層目のキャパシタ下部電極1
07aはシリコン酸化膜113の段差部分を反映した形
状となる。この結果、シリコン酸化膜113の段差分だ
け第3実施例に比べてキャパシタ下部電極107とキャ
パシタ上部電極109との対向面積が増加する。これに
より、この第4実施例では、第3実施例と比較してさら
にキャパシタ容量を増大させることができる。したがっ
て、この第実施例においても、半導体装置の高集積化
に伴って素子が微細化された場合にもデータの安定した
記憶保持に十分なキャパシタ容量を確保することができ
る。
【0100】なお、第1層目のキャパシタ下部電極10
7aと第2層目のキャパシタ下部電極107bはポリシ
リコンから構成され、それぞれ1000〜2000Å程
度の厚みを有している。キャパシタ絶縁膜108a、1
08bおよび108cはSiO2 膜またはSiO2 膜と
Si34 膜との多層膜などによって構成され、そのそ
れぞれの厚みは30〜200Å程度である。第1層目の
キャパシタ上部電極109aおよび第2層目のキャパシ
タ上部電極109bは、ポリシリコンによって構成され
ており、それぞれの厚みは1000〜3000Å程度で
ある。
【0101】この第4実施例においても、第2実施例と
同様、パッド層112をビット線111とソース/ドレ
イン領域103bとの間に介在させることによって、ビ
ット線111の段差部分が軽減されるとともにビット線
111のコンタクトマージンが拡大される。この結果、
ビット線111の形成が容易となる。
【0102】図62ないし図67は、図61に示した第
4実施例のDRAMの製造プロセスを説明するための断
面構造図である。図61および図62〜図67を参照し
て、次に第4実施例のDRAMの製造プロセスについて
説明する。
【0103】まず、図62に示すように、P型シリコン
基板101の主表面上の所定領域に熱酸化法を用いて素
子分離のためのフィールド酸化膜102を形成する。そ
して、ゲート酸化膜104とゲート電極105と酸化膜
106aとを形成する。そしてそれらをマスクとして不
純物をイオン注入することによって自己整合的にソース
/ドレイン領域103aおよび103bを形成する。な
お、このイオン注入条件は、斜め回転イオン注入を用い
てリン(P)を40〜50KeV、約3×103 ato
ms/cm2 の条件下で形成する。そして、全面を覆う
ように酸化膜(図示せず)を形成した後異方性エッチン
グすることによってゲート電極105の両側壁部分に側
壁酸化膜106bを形成する。
【0104】次に、図63に示すように、CVD法を用
いてポリシリコン層112aを形成する。ポリシリコン
層112aを写真製版技術とエッチング技術を用いてパ
ターニングすることによって、図64に示したような形
状を有するパッド層112を形成する。
【0105】次に、図65に示すように、全面にCVD
法を用いてシリコン酸化膜層113aを形成する。そし
て、写真製版技術およびエッチング技術を用いてパター
ニングすることによって、図66に示すようなシリコン
酸化膜113を形成する。すなわち、パッド層112の
ゲート電極105の上方に位置するエッジ部を覆うよう
にシリコン酸化膜113を形成する。この後、図57〜
図60に示した第3実施例と同様の製造プロセスを経
て、図67に示したような構造が得られる。
【0106】最後に、図61に示したように、ビット線
111を覆うように層間絶縁膜114を形成する。層間
絶縁膜114の表面をリフロー法またはエッチバック法
を用いて平坦化する。層間絶縁膜114上にゲート電極
105と対応するようにアルミ配線115を形成する。
これによって、第4実施例のDRAMが完成される。
【0107】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明の半導体装置の
構成によれば、キャパシタ下部電極が、キャパシタ上部
電極の下層の上下面および側面を覆うように、かつ、底
部が半導体基板の主表面の不純物拡散領域に接するよう
に形成されるとともに、所定の縦断面において、それぞ
れ所定の間隔を隔てて横に並ぶ第1,第2および第3の
立壁部を含むことにより、キャパシタ上部電極とキャパ
シタ下部電極との対向面積を大幅に増加させることがで
きる。そのため、半導体装置において素子がさらに微細
化された場合にも、データの安定した記憶保持のために
十分なキャパシタ容量を確保することができ、高い集積
度および記憶容量を備えた半導体記憶装置を提供するこ
とができる。また、キャパシタ上部電極の上層と下層と
が、第1の立壁部と第2の立壁部との間、および第2の
立壁部と第3の立壁部との間において電気的に接続され
ていることにより、キャパシタ上部電極の上層と下層と
の電気的導通を良好に保持することができるため、良好
な電気特性を有する半導体記憶装置を提供することがで
きる。
【0108】また、請求項2に記載の本発明の半導体装
置の構成によれば、第2の立壁部が、所定の縦断面にお
いて略T字形状を有することにより、さらに高い集積度
および記憶容量を有する半導体記憶装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する上で参考となる構造を有する
のスタックトタイプキャパシタを備えたDRAMを示し
た断面構造図である。
【図2】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第1工程を説明するための断面構造図である。
【図3】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第2工程を説明するための断面構造図である。
【図4】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第3工程を説明するための断面構造図である。
【図5】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第4工程を説明するための断面構造図である。
【図6】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第5工程を説明するための断面構造図である。
【図7】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第6工程を説明するための断面構造図である。
【図8】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第7工程を説明するための断面構造図である。
【図9】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセス
の第8工程を説明するための断面構造図である。
【図10】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第9工程を説明するための断面構造図である。
【図11】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第10工程を説明するための断面構造図である。
【図12】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第11工程を説明するための断面構造図である。
【図13】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第12工程を説明するための断面構造図である。
【図14】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第13工程を説明するための断面構造図である。
【図15】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第14工程を説明するための断面構造図である。
【図16】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第15工程を説明するための断面構造図である。
【図17】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第16工程を説明するための断面構造図である。
【図18】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第17工程を説明するための断面構造図である。
【図19】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第18工程を説明するための断面構造図である。
【図20】図1に示した参考例のDRAMの製造プロセ
スの第19工程を説明するための断面構造図である。
【図21】本発明を説明する上で参考となる他の構造を
有するスタックトタイプキャパシタを備えたDRAMを
示した断面構造図である。
【図22】図21に示した参考例のDRAMの製造プロ
セスの第1工程を説明するための断面構造図である。
【図23】図21に示した参考例のDRAMの製造プロ
セスの第2工程を説明するための断面構造図である。
【図24】図21に示した参考例のDRAMの製造プロ
セスの第3工程を説明するための断面構造図である。
【図25】図21に示した参考例のDRAMの製造プロ
セスの第4工程を説明するための断面構造図である。
【図26】図21に示した参考例のDRAMの製造プロ
セスの第5工程を説明するための断面構造図である。
【図27】図21に示した参考例のDRAMの製造プロ
セスの第6工程を説明するための断面構造図である。
【図28】本発明の第1実施例によるスタックトタイプ
キャパシタを備えたDRAMを示した断面構造図であ
る。
【図29】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第1工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図30】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第2工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図31】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第3工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図32】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第4工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図33】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第5工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図34】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第6工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図35】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第7工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図36】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第8工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図37】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第9工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図38】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第10工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図39】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第11工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図40】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第12工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図41】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第13工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図42】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第14工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図43】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第15工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図44】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第16工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図45】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第17工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図46】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第18工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図47】図28に示した第1実施例のDRAMの製造
プロセスの第19工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図48】本発明の第2実施例によるスタックトタイプ
キャパシタを備えたDRAMを示した断面構造図であ
る。
【図49】図48に示した第2実施例のDRAMの製造
プロセスの第1工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図50】図48に示した第2実施例のDRAMの製造
プロセスの第2工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図51】図48に示した第2実施例のDRAMの製造
プロセスの第3工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図52】図48に示した第2実施例のDRAMの製造
プロセスの第4工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図53】図48に示した第2実施例のDRAMの製造
プロセスの第5工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図54】図48に示した第2実施例のDRAMの製造
プロセスの第6工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図55】本発明の第3実施例によるスタックトタイプ
キャパシタを備えたDRAMを示した断面構造図であ
る。
【図56】図55に示した第3実施例のDRAMの製造
プロセスの第1工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図57】図55に示した第3実施例のDRAMの製造
プロセスの第2工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図58】図55に示した第3実施例のDRAMの製造
プロセスの第3工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図59】図55に示した第3実施例のDRAMの製造
プロセスの第4工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図60】図55に示した第3実施例のDRAMの製造
プロセスの第5工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図61】本発明の第4実施例によるスタックトタイプ
キャパシタを備えたDRAMを示した断面構造図であ
る。
【図62】図61に示した第4実施例のDRAMの製造
プロセスの第1工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図63】図61に示した第4実施例のDRAMの製造
プロセスの第2工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図64】図61に示した第4実施例のDRAMの製造
プロセスの第3工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図65】図61に示した第4実施例のDRAMの製造
プロセスの第4工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図66】図61に示した第4実施例のDRAMの製造
プロセスの第5工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図67】図61に示した第4実施例のDRAMの製造
プロセスの第6工程を説明するための断面構造図であ
る。
【図68】一般的なDRAMの構成を示したブロック図
である。
【図69】従来のスタックトタイプキャパシタを備えた
DRAMを示した断面構造図である。
【図70】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第1工程を説明するための断面構造図である。
【図71】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第2工程を説明するための断面構造図である。
【図72】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第3工程を説明するための断面構造図である。
【図73】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第4工程を説明するための断面構造図である。
【図74】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第5工程を説明するための断面構造図である。
【図75】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第6工程を説明するための断面構造図である。
【図76】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第7工程を説明するための断面構造図である。
【図77】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第8工程を説明するための断面構造図である。
【図78】図69に示した従来のDRAMの製造プロセ
スの第9工程を説明するための断面構造図である。
【符号の説明】
1:P型シリコン基板 2:フィールド酸化膜 3a、3b:ソース/ドレイン領域 4:ゲート酸化膜 5:ゲート電極 6:層間絶縁膜 7:キャパシタ下部電極 8:キャパシタ絶縁膜 9:キャパシタ上部電極 10:層間絶縁膜 11:ビット線 12:層間絶縁膜 13:アルミ配線 14:チャネル領域 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/04 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/108

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上層と下層とを有し、前記上層と下層と
    が電気的に接続されたキャパシタ上部電極と、 前記キャパシタ上部電極の前記下層の上下面および側面
    を覆うように、かつ、底部が半導体基板の主表面の不純
    物拡散領域に接するように形成されたキャパシタ下部電
    極と、 前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ下部電極との
    間に介在するキャパシタ絶縁膜とを備え、 前記キャパシタ下部電極は、所定の縦断面において、そ
    れぞれ所定の間隔を隔てて横に並ぶ第1,第2および第
    3の立壁部を含み、 前記第2の立壁部は前記第1の立壁部と前記第3の立壁
    部との間に位置し、前記キャパシタ上部電極の前記上層
    と下層とは、前記所定の縦断面において、前記第1の立
    壁部と前記第2の立壁部との間、および前記第2の立壁
    部と前記第3の立壁部との間において電気的に接続され
    ている、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の立壁部が、前記所定の縦断面
    において略T字形状を有する、請求項1記載の半導体装
    置。
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