JPH0637277A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0637277A
JPH0637277A JP4185420A JP18542092A JPH0637277A JP H0637277 A JPH0637277 A JP H0637277A JP 4185420 A JP4185420 A JP 4185420A JP 18542092 A JP18542092 A JP 18542092A JP H0637277 A JPH0637277 A JP H0637277A
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memory cell
manufacturing
insulating film
film
showing
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JP4185420A
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Hajime Arai
肇 新井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定な動作を維持したまま高集積化を図るこ
とが可能な所定の容量を備えたキャパシタを有する半導
体装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 ストレージノード3は、シリコン基板10の
表面上方においてシリコン基板10の主表面に沿う方向
へ延びる延在部分を有している。第1および第2の誘電
体膜4a、4bはストレージノードの少なくとも延在部
分の表面上を覆うように形成されている。セルプレート
は第1の部分4a、第2の部分4bを含んでいる。セル
プレートの第1の部分4aは、ストレージノードの延在
部分の下側表面上を覆うように形成されている。セルプ
レートの第2の部分4bは、ストレージノード3の延在
部分の上側表面上を覆うように、かつ第1の部分4aと
電気的に絶縁されるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置およびその
製造方法に関し、特に記憶情報のランダムな入出力が可
能な高集積化に適した半導体装置およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの情報機器のめ
ざましい普及によって、半導体装置の需要が急速に拡大
している。また機能的には、大規模な記憶容量を有し、
かつ高速動作が可能なものが要求されている。これに伴
って、半導体装置の高集積化および高速応答性あるいは
高信頼性に関する技術開発が進められている。
【0003】半導体装置の中で、記憶情報のランダムな
入出力が可能なものとしてDRAM(Dynamic
Random Access Memory)が一般的
に知られている。このDRAMは、多数の記憶情報を蓄
積する記憶領域であるメモリセルアレイと、外部との入
出力に必要な周辺回路とから構成されている。
【0004】以下、このDRAMについて説明する。図
42は、一般的なDRAMの構成を示すブロック図であ
る。図42を参照して、DRAM350は、メモリセル
アレイ351、ロウアンドカラムアドレスバッファ35
2、ロウデコーダ353、カラムデコーダ354、セン
スリフレッシュアンプ355、データインバッファ35
6、データアウトバッファ357およびクロックジェネ
レータ358とを含んでいる。メモリセルアレイ351
は記憶情報のデータ信号を蓄積する役割をなす。ロウア
ンドカラムアドレスバッファ352は、単位記憶回路を
構成するメモリセルを選択するためのアドレス信号を外
部から受ける役割をなす。ロウデコーダ353およびカ
ラムデコーダ354はアドレス信号を解読することによ
ってメモリセルを指定する役割をなす。センスリフレッ
シュアンプ355は、指定されたメモリセルに蓄積され
た信号を増幅して読出す役割をなす。データインバッフ
ァ356およびデータアウトバッファ357は、データ
を入力または出力する役割をなす。クロックジェネレー
タ358は、クロック信号を発生する役割をなす。この
ように構成されるDRAMの半導体チップ上において、
メモリセルアレイ351は大きな面積を占めている。ま
た、このメモリセルアレイ351には、単位記憶情報を
蓄積するためのメモリセルがマトリックス状に複数個配
列されて形成されている。
【0005】次に、メモリセルアレイ351を構成する
メモリセルについて説明する。図43は、メモリセルア
レイ351を構成するメモリセルの4ビット分の等価回
路図を示している。図43を参照して、メモリセルは、
1個のMOS(Metal Oxide Semico
nductor)トランジスタ302とこれに接続され
た1個のキャパシタ301とから構成されている。この
トランジスタ302のゲートはワード線309aと電気
的に接続されている。また、トランジスタ302のソー
スまたはドレインのいずれか一方がビット線316と電
気的に接続されている。トランジスタ302の他方のソ
ースまたはドレインには、キャパシタ301が接続され
ている。すなわち、このメモリセルは1トランジスタ1
キャパシタ型のメモリセルである。このタイプのメモリ
セルは、構造が簡単なためメモリセルアレイの集積度を
容易に向上でき、それゆえ大容量のDRAMに広く用い
られている。
【0006】図44は、従来の1トランジスタ1キャパ
シタ型のメモリセルの概略構成を示す断面図である。図
44を参照して、メモリセルは、1つのトランスファゲ
ートトランジスタ302と1つのキャパシタ301とか
ら構成されている。
【0007】トランスファゲートトランジスタ302
は、1対のソース・ドレイン領域307、ゲート絶縁膜
308およびゲート電極309b、309cから構成さ
れている。また、このトランスファゲートトランジスタ
302は、シリコン基板310の分離酸化膜311によ
って分離された領域に形成されている。1対のソース・
ドレイン領域307はシリコン基板310の表面に所定
の間隔を介して形成されている。また、このソース・ド
レイン領域307は、不純物濃度の比較的薄い領域30
7aと比較的濃い領域307bの二層構造よりなるLD
D(Lightly Doped Drain)構造を
有している。ゲート電極309b、309cは、1対の
ソース・ドレイン領域307の間に位置するシリコン基
板1の表面上に、ゲート絶縁膜308を介して形成され
ている。分離酸化膜311の表面上には、ワード線とな
るべき配線層309a、309dが形成されている。こ
のゲート電極309b、309cと配線層309a、3
09dにおいて、その表面上には酸化膜(SiO2 )3
12が、側壁にはシリコン酸化物(SiO2 )よりなる
サイドウォール313が各々形成されている。このトラ
ンスファゲートトランジスタ302が形成されたシリコ
ン基板310の表面全面には、薄い層間絶縁膜314が
堆積されている。この薄い層間絶縁膜314には、コン
タクトホール314aが形成されている。このコンタク
トホール314aからは、一方のソース・ドレイン領域
307の一部表面が露出している。この露出するソース
・ドレイン領域の表面に接するようにビットライン31
6が形成されている。このビットライン316は、多結
晶シリコンと高融点金属シリサイドの二層構造よりなる
ポリサイドからなっている。ビットライン316を覆う
ように、シリコン基板310の表面全面には層間絶縁膜
317が形成されている。この層間絶縁膜317には、
コンタクトホール319が形成されている。このコンタ
クトホール319からは、他方のソース・ドレイン領域
の一部表面が露出している。この露出する他方のソース
・ドレイン領域307と電気的に接続されるようにキャ
パシタ301が形成されている。
【0008】キャパシタ301は、下部電極(以下、ス
トレージノードとする)303、誘電体膜305および
上部電極(以下、セルプレートとする)304から構成
されている。ストレージノード303は、コンタクトホ
ール319を介して他方のソース・ドレイン領域307
と接するように層間絶縁膜317の表面上に形成されて
いる。このストレージノード303の表面上を覆うよう
に誘電体膜305が形成されている。この誘電体膜30
5を覆うように、かつストレージノード303の表面と
対向する表面を有するようにセルプレート304が形成
されている。このように形成されたキャパシタ301の
表面全面を覆うように層間絶縁膜322が形成されてい
る。
【0009】次に、上記の1トランジスタ1キャパシタ
型のメモリセルの製造方法について説明する。
【0010】図45〜図60は、従来のメモリセルの製
造方法を工程順に示す概略断面図である。
【0011】まず図45を参照して、シリコン基板31
0の表面にLOCOS法によって分離酸化膜311が形
成される。
【0012】図46を参照して、シリコン基板310の
表面上に、熱酸化によりゲート絶縁膜308が形成され
る。このシリコン基板310の表面全面に、多結晶シリ
コン膜309が形成される。この多結晶シリコン膜30
9の表面上には、CVD(Chemical Vapo
r Deposition)法などによって、酸化膜3
12が堆積される。
【0013】図47を参照して、フォトリソグラフィ
法、RIE(Reactive Ion Etchin
g)法などによって酸化膜312がパターニングされ
る。このパターニングされた酸化膜312をマスクとし
て、多結晶シリコン膜309がエッチングされる。この
エッチングにより、ゲート電極309b、309cと配
線層309a、309dが形成される。シリコン基板3
10の表面には、分離酸化膜311とゲート電極309
b、309cをマスクとして、リン(P)または砒素
(As)などの不純物が注入される。この注入により、
シリコン基板310の表面には比較的薄い濃度を有する
不純物領域307aが形成される。
【0014】図48を参照して、シリコン基板310の
表面全面には、CVD法により酸化膜313が堆積され
る。
【0015】図49を参照して、酸化膜313に異方性
エッチングが施される。このエッチングにより、ゲート
電極309b、309cおよび配線層309a、309
dの側壁にはサイドウォール313が形成される。
【0016】図50を参照して、シリコン基板310の
表面には、分離酸化膜311、ゲート電極309b、3
09cおよびサイドウォール313をマスクとして、砒
素(As)などが注入される。この注入により、シリコ
ン基板310の表面には、比較的濃い濃度を有する不純
物領域307bが形成される。これにより、LDD構造
を有するソース・ドレイン領域307が形成される。こ
のソース・ドレイン領域307,ゲート絶縁膜308お
よびゲート電極309b,309cにより、トランスフ
ァゲートトランジスタ302が形成される。
【0017】図51を参照して、シリコン基板310の
表面全面には、CVD法によりシリコン酸化物よりなる
薄い層間絶縁膜314が堆積される。
【0018】図52を参照して、薄い層間絶縁膜314
の表面上にはフォトレジスト315が塗布される。この
フォトレジスト315には、所望の形状に露光処理が施
される。このフォトレジスト315をマスクとして、薄
い層間絶縁膜314がエッチングされる。このエッチン
グにより、薄い層間絶縁膜314には、開口314aが
形成される。この開口314aからは、トランスファゲ
ートトランジスタ302を構成する一方のソース・ドレ
イン領域307の一部表面が露出する。
【0019】図53を参照して、フォトレジスト315
が除去される。開口314aを埋込むように、シリコン
基板310の表面全面にはポリサイドよりなる導電層3
16が堆積される。
【0020】図54を参照して、この導電層316は、
フォトリソグラフィ法、RIE法などによってパターニ
ングされる。このパターニングにより、ソース・ドレイ
ン領域307と電気的に接続されたビットライン316
が形成される。
【0021】図55を参照して、ビットライン316を
覆うように、CVD法によってシリコン基板310の表
面全面にシリコン酸化物よりなる層間絶縁膜317が堆
積される。
【0022】図56を参照して、層間絶縁膜317の表
面上には、フォトレジスト318が塗布される。このフ
ォトレジスト318には、所望の形状に露光処理が施さ
れる。このフォトレジスト318をマスクとして、層間
絶縁膜317がエッチングされる。このエッチングによ
り、層間絶縁膜317にはコンタクトホール319が形
成される。このコンタクトホール319からは、他方の
ソース・ドレイン領域307の一部表面が露出する。
【0023】図57を参照して、フォトレジスト318
が除去される。コンタクトホール319を埋込むよう
に、層間絶縁膜317の表面全面には多結晶シリコン膜
303が堆積される。
【0024】図58を参照して、多結晶シリコン膜30
3は、フォトリソグラフィ法、RIE法などによってパ
ターニングされる。これにより、他方のソース・ドレイ
ン領域307と電気的に接続されるストレージノード3
03が形成される。また、ストレージノード303は層
間絶縁膜317の表面上に形成される。
【0025】図59を参照して、ストレージノード30
3の表面を覆うようにシリコン酸化膜とシリコン窒化膜
(ON膜)よりなるキャパシタ誘電体膜305が形成さ
れる。このキャパシタ誘電体膜305の表面を覆うよう
に、多結晶シリコンよりなるセルプレート304が形成
される。このセルプレート304、ストレージノード3
03およびキャパシタ誘電体膜305により、キャパシ
タ301が構成される。
【0026】図60を参照して、キャパシタ301の表
面全面を覆うように、CVD法によりシリコン酸化物よ
りなる層間絶縁膜322が形成される。
【0027】上記のように従来の1トランジスタ1キャ
パシタ型のメモリセルは製造される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、キャパシタ
の容量は電極間の対向面積に比例し、誘電体層の厚みに
反比例する。したがって、キャパシタの容量の増大とい
う点から、キャパシタの電極間対向面積を増大させるこ
とが望ましい。一方、DRAMの高集積化を進めた場
合、メモリセルサイズの縮小が余儀なくされる。このメ
モリセルサイズの縮小に伴って、キャパシタの平面的な
占有面積も同時に縮小される。これにより、キャパシタ
の電極間対向面積が減少する。すなわち、キャパシタに
蓄えられる電荷量(1ビットのメモリセルに蓄えられる
電荷量)が低下することになる。この1ビットのメモリ
セルに蓄えられる電荷量が一定値より低下した場合、記
憶領域としてのDRAMの動作が不安定なものとなり、
信頼性が低下する。従来のキャパシタの構造では、セル
プレート304はストレージノード303の上側表面と
対向しているだけである。このため、キャパシタに蓄え
られる電荷は比較的少ない。よって、高集積化を図る場
合、容易に不安定な動作を示す電荷量に達するため、高
集積化を図り難かった。このように、従来のキャパシタ
構造を有するメモリセルにおいては、DRAMの高集積
化を図ることが困難であり、また高集積化を押し進めた
場合、DRAMの動作が不安定なものとなり信頼性が低
下するという問題点があった。
【0029】また、キャパシタの上部電極に印加される
電圧は、通常VC C /2(VC C :電源電圧)となるよ
うに設定されている。この電圧は、周辺回路部に設けら
れたVC C /2の発生回路の発生電圧により制御されて
いる。しかしながら、熱酸化処理などの製造プロセス時
に与えられる影響により、この発生回路により上部電極
に印加される電圧がVC C /2から変動する恐れがあ
る。すなわち、上部電極に印加される電圧はVC C /2
に設定されているにもかかわらず、製造プロセスの影響
によりこれと異なる電圧が印加されることとなる。これ
により、DRAMのデータ保持安定性などの特性が劣化
し、信頼性が低下するという問題点があった。
【0030】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、安定な動作を維持したままで高
集積化を図ることが可能な所定の容量を備えたキャパシ
タを有する半導体装置およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板と、第1の電極層と、誘電体層と、第2の電
極層とを備えている。半導体基板は主表面を有してい
る。第1の電極層は、半導体基板の主表面上方において
半導体基板の主表面に沿う方向へ延びる延在部分を有し
ている。誘電体層は第1の電極層の少なくとも延在部分
の表面上を覆うように形成されている。第2の電極層は
第1の部分と第2の部分とを含んでいる。第1の部分
は、誘電体層を介して第1の電極層の延在部分の下側表
面上を覆っている。第2の部分は、誘電体層を介して第
1の電極層の延在部分の上側表面上を覆い、かつ第1の
部分と電気的に絶縁されている。
【0032】本発明の好ましい局面によれば、半導体装
置は少なくとも2つの電圧発生回路を含み、第2の電極
層の第1の部分と第2の部分とが互いに異なる電圧発生
回路に接続されている。
【0033】本発明の半導体装置の製造方法において
は、半導体基板の主表面上方に第2の電極層の第1の部
分が形成される。第1の部分の表面上に第1の誘電体層
が形成される。半導体基板の主表面に沿う方向へ延びる
ように第1の誘電体層の表面上に第1の電極層が形成さ
れる。第1の電極層の表面上を覆うように第2の誘電体
層が形成される。第2の誘電体層の表面上を覆うよう
に、かつ第2の電極層の第1の部分と電気的に絶縁され
るように第2の電極層の第2の部分が形成される。
【0034】
【作用】本発明の半導体装置においては、第2の電極層
に含まれる第1の部分が第1の電極層の延在部分の上側
表面上を覆っている。また、第2の電極層に含まれる第
2の部分が第1の電極層の延在部分の下側表面上を覆っ
ている。すなわち、第2の電極層は第1の電極層の延在
部分の上・下両表面上を覆う構成を有している。このた
め、延在部分の上・下のいずれか一方の表面上のみを覆
う従来のキャパシタの構成に比較して、キャパシタ容量
の増大あるいは確保が可能となる。したがって、高集積
化に伴うDRAMの動作の不安定化および信頼性の低下
を防止することができる。
【0035】また、第2の電極層に含まれる第1の部分
と第2の部分は電気的に絶縁されている。このため、第
1の部分と第2の部分に同じもしくは異なる電圧を印加
するように制御することが可能となる。特に、第1の部
分と第2の部分に異なる電圧を印加した場合に顕著な効
果が現われる。たとえば、第1の部分と第2の部分のい
ずれか一方にVC C /2よりも高い電圧VH を、また他
方にVC C /2よりも低い電圧VL を印加するように設
定することができる。このように印加電圧を設定した場
合、第1の部分と第2の部分に印加された電圧の相乗効
果により、第2の電極層は、VC C /2を挟む設定電圧
L からVH の電圧範囲において優れたデータ保持安定
性などの特性を有することとなる。すなわち、同電位で
は設定電圧値でしか安定した特性を得ることができなか
ったが、別電位に設定することにより安定な特性を示す
電圧の範囲を広く確保することが可能となる。したがっ
て、製造プロセス時の影響によりVL ,VH に変動が生
じた場合でも、VC C /2の電圧値におけるデータ保持
などの特性は安定し、信頼性の向上を図ることが可能と
なる。
【0036】第2の電極層の第1の部分と第2の部分と
が互いに異なる電圧発生回路に接続されていることが好
ましい。これにより、第1の部分と第2の部分に異なる
電圧を印加することが可能となる。したがって、上記に
述べるように製造プロセス時の影響によりVC C /2の
電圧値におけるデータ保持安定性の劣化を防止でき、そ
れにより信頼性の向上を図ることが可能となる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて詳細に
説明する。
【0038】図1は、本発明の第1の実施例におけるD
RAMのメモリセルアレイの平面構造図であり、図2
は、図1のII−II線に沿う断面図である。まず、主
に図1を参照して、シリコン基板10の表面には、ワー
ド線9a、9b、9c、9dと、ビット線16およびメ
モリセル1、2が形成されている。複数のワード線9
a、9b、9c、9dは行方向に互いに平行に延びてい
る。また、複数のビット線16は列方向に互いに平行に
延びている。このワード線9a、9b、9c、9dとビ
ット線16との交差部付近には、複数のメモリセル1、
2が配置・形成されている。
【0039】図1および図2を参照して、メモリセルは
1つのトランスファゲートトランジスタ2とキャパシタ
1とから構成されている。トランスファゲートトランジ
スタ2は、1対のソース・ドレイン領域7、ゲート絶縁
膜8およびゲート電極(ワード線)9b、9cから構成
されている。このトランスファゲートトランジスタ2
は、シリコン基板10の分離酸化膜11によって分離さ
れた領域に形成されている。1対のソース・ドレイン領
域7はシリコン基板10の表面に所定の間隔を介して形
成されている。このソース・ドレイン領域7は、不純物
濃度の薄い領域7aと濃い領域7bの二層構造からなる
LDD構造を有している。1対のソース・ドレイン領域
7の間に位置するシリコン基板10の表面上には、ゲー
ト絶縁膜8を介してゲート電極9b、9cが形成されて
いる。また、分離酸化膜11の表面上には配線層9a、
9dが形成されている。ゲート電極9b、9cと配線層
9a、9dには、その表面上には酸化膜12が、その側
壁にはシリコン酸化物よりなるサイドウォール13が各
々形成されている。このトランスファゲートトランジス
タ2などを覆うようにシリコン基板10の表面上には、
薄い層間絶縁膜14が形成されている。この薄い層間絶
縁膜14には、開口14aが形成されている。この開口
14aからは、一方のソース・ドレイン領域7の一部表
面が露出している。この露出するソース・ドレイン領域
7の表面と接するようにビットライン16が形成されて
いる。このビットライン16は、多結晶シリコンと高融
点金属シリサイドの2層構造よりなるポリサイドからな
っている。このビットライン16を覆うように、シリコ
ン基板10の表面全面には、シリコン酸化物よりなる層
間絶縁膜17が形成されている。この層間絶縁膜17を
介して他方のソース・ドレイン領域7と電気的に接続さ
れるようにキャパシタ1が形成されている。
【0040】キャパシタ1は、下部電極(以下、ストレ
ージノードとする)3、上部電極(以下、セルプレート
とする)の第1・第2の部分4a、4bおよび第1・第
2の誘電体膜5a、5bより構成されている。セルプレ
ートの第1の部分4aは、層間絶縁膜17の表面上に形
成されている。このセルプレートの第1の部分4aの表
面上には、第1の誘電体膜5aが形成されている。層間
絶縁膜1には、コンタクトホール19が形成されてい
る。このコンタクトホール19からは、他方のソース・
ドレイン領域7の一部表面が露出している。また、コン
タクトホール19の側壁にはシリコン酸化物よりなる側
壁スペーサ21が形成されている。コンタクトホール1
9を介して露出する他方のソース・ドレイン領域7の表
面と接するようにストレージノード3が形成されてい
る。このストレージノード3は、第1の誘電体膜5aの
表面上にも形成されている。このストレージノード3の
表面上を覆うように第2の誘電体膜5bが形成されてい
る。この第2の誘電体膜5bを覆うようにセルプレート
の第2の部分4bが形成されている。このセルプレート
を構成する第1の部分4aと第2の部分4bの間には、
第1および第2の誘電体膜5a,5bが介在している。
これにより、第1の部分4aと第2の部分4bが電気的
に絶縁されている。このように形成されたキャパシタ1
を覆うように、シリコン酸化物よりなる層間絶縁膜22
が形成されている。
【0041】次に、本発明の第1の実施例におけるメモ
リセルの製造方法について説明する。
【0042】図3〜図20は、本発明の第1の実施例に
おけるメモリセルの製造方法を工程順に示す概略断面図
である。
【0043】まず図3を参照して、シリコン基板10の
表面には、LOCOS法により分離酸化膜11が形成さ
れる。
【0044】図4を参照して、シリコン基板10の表面
上には、熱酸化などによりゲート絶縁膜8が形成され
る。また、シリコン基板10の表面全面には、多結晶シ
リコン膜9が形成される。この多結晶シリコン膜9の表
面全面には、CVD法により酸化膜12が堆積される。
【0045】図5を参照して、この酸化膜12が、フォ
トリソグラフィ法、RIE法などによりパターニングさ
れる。このパターニングされた酸化膜12をマスクとし
て、多結晶シリコン膜9がエッチングされる。このエッ
チングにより、ゲート電極9b、9cと配線層9a、9
dが形成される。分離酸化膜11とゲート電極9b、9
cをマスクとして、砒素(As)またはリン(P)など
の不純物がシリコン基板10の表面に注入される。この
注入により、シリコン基板10の表面には比較的薄い濃
度を有する不純物領域7aが形成される。
【0046】図6を参照して、シリコン基板10の表面
全面を覆うようにCVD法により酸化膜13が堆積され
る。
【0047】図7を参照して、酸化膜13に、異方性エ
ッチングが施される。このエッチングにより、ゲート電
極9b、9cと配線層9a、9dの側壁にはサイドウォ
ール13が形成される。
【0048】図8を参照して、分離酸化膜11、ゲート
電極9b、9cおよびサイドウォール13をマスクとし
て、砒素(As)などの不純物がシリコン基板10の表
面に注入される。この注入により、比較的濃い不純物濃
度を有する不純物領域7bが形成される。これにより、
LDD構造を有するソース・ドレイン領域7が形成され
る。このソース・ドレイン領域7、ゲート絶縁膜8およ
びゲート電極9b、9cよりトランスファゲートトラン
ジスタ2が構成される。
【0049】図9を参照して、トランスファゲートトラ
ンジスタ2と配線層9a、9dを覆うようにシリコン基
板10の表面全面にCVD法によりシリコン酸化物より
なる薄い層間絶縁膜14が堆積される。
【0050】図10を参照して、薄い層間絶縁膜14の
表面上にフォトレジスト15が塗布される。このフォト
レジスト15は、露光処理により所望の形状にパターニ
ングされる。このフォトレジスト15をマスクとして、
薄い層間絶縁膜14がエッチングされる。このエッチン
グにより、薄い層間絶縁膜14には開口14aが形成さ
れる。この開口14aからは、トランスファゲートトラ
ンジスタ2を構成する一方のソース・ドレイン領域7の
一部表面が露出する。
【0051】図11を参照して、フォトレジスト15が
除去される。開口14aを埋込むように、薄い層間絶縁
膜14の表面上には多結晶シリコン膜と高融点金属シリ
サイド膜からなるポリサイド層16が形成される。
【0052】図12を参照して、フォトリソグラフィ
法、RIE法などによって、ポリサイド層16がパター
ニングされる。このパターニングによって、ビットライ
ン16が形成される。このビットライン16は、一方の
ソース・ドレイン領域7と電気的に接続されている。
【0053】図13を参照して、ビットライン16を覆
うように、CVD法によってシリコン酸化物よりなる層
間絶縁膜17が堆積される。この層間絶縁膜17の表面
上には、多結晶シリコン膜4aが形成される。この多結
晶シリコン膜4aの表面上には第1の誘電体膜5aが形
成される。
【0054】図14を参照して、第1の誘電体膜5aの
表面上には、フォトレジスト18が塗布される。このフ
ォトレジスト18は、露光処理によって所望の形状にパ
ターニングされる。このパターニングされたフォトレジ
スト18を用いて層間絶縁膜17にコンタクトホール1
9が形成される。このコンタクトホール19からは、ト
ランスファゲートトランジスタ2を構成する他方のソー
ス・ドレイン領域7の一部表面が露出する。
【0055】図15を参照して、フォトレジスト18が
除去される。シリコン基板10の表面全面にCVD法に
よって酸化膜21が堆積される。
【0056】図16を参照して、酸化膜21に異方性エ
ッチングが施される。このエッチングにより、酸化膜2
1はコンタクトホール19の側壁にのみ残される。これ
により、側壁スペーサ21が形成される。
【0057】図17を参照して、露出する他方のソース
・ドレイン領域7の表面と接するように第1の誘電体膜
5aの表面上には多結晶シリコン膜3が形成される。
【0058】図18を参照して、多結晶シリコン膜3
は、フォトリソグラフィ法、RIE法などによってパタ
ーニングされる。このパターニングによって、第1の誘
電体膜5aの表面に沿って延びる部分を有するストレー
ジノード3が形成される。
【0059】図19を参照して、ストレージノード3の
表面を覆うように、ON膜よりなる第2の誘電体膜5b
が形成される。この第2の誘電体膜5bの表面を覆うよ
うに多結晶シリコン膜4bが形成される。多結晶シリコ
ン膜4a、4bが、各々セルプレートの第1の部分と第
2の部分となる。このように、ストレージノード3、セ
ルプレートの第1・第2の部分4a、4bおよび第1・
第2の誘電体膜5a、5bからキャパシタ1が構成され
る。
【0060】図20を参照して、キャパシタ1の表面上
を覆うようにCVD法によってシリコン酸化物よりなる
層間絶縁膜22が堆積される。
【0061】上記のように本発明の第1の実施例におけ
るメモリセルは製造される。本発明の第1の実施例にお
いては、セルプレートを構成する第1の部分と第2の部
分が絶縁されている。このため、第1の部分と第2の部
分に同じ電圧もしくは異なる電圧を印加するように設定
することができる。第1の部分4aと第2の部分4bに
同じ電圧を印加した場合、本発明の第1の実施例におけ
るメモリセルの回路図は図21(a)に示すようにな
る。すなわち、この場合には、セルプレートを構成する
第1の部分4a、第2の部分4bおよびストレージノー
ド3から1つのキャパシタ1が構成されるとみなすこと
ができる。このため、その回路図は、トランスファゲー
トトランジスタ2に1つのキャパシタ1が電気的に接続
された構成となる。
【0062】一方、第1の部分4aと第2の部分4bに
異なる電圧を印加した場合、本発明の第1の実施例にお
けるメモリセルの回路図は図21(b)に示すようにな
る。すなわち、この場合には、セルプレートの第1の部
分4aとストレージノード3から、また第2の部分4b
とストレージノード3から各々1つずつキャパシタ1a
と1bが構成されることとなる。このため、その回路図
はトランスファゲートトランジスタ2に2つのキャパシ
タ1aと1bが並行に接続された構成となる。
【0063】なお、セルプレートの第1の部分4aと第
2の部分4bに異なる電圧を印加する場合、第1の部分
4aと第2の部分4bは互いに異なる電圧発生回路に接
続されている。すなわち、周辺回路部には少なくとも2
つ以上の電圧発生回路が形成されており、第1の部分4
aと接続される電圧発生回路と異なる電圧発生回路が第
2の部分4bと接続されている。
【0064】このように、第1の部分4aと第2の部分
4bに異なる電圧が印加された場合の利点について以下
に説明する。
【0065】図22は、電源電圧VC C とセルプレート
に印加される電圧VC P の関係を示す図である。図22
を参照して、通常、セルプレートには実線で示すように
C C /2の電圧が印加されるように設定されている。
しかしながら、熱酸化などの製造プロセス時の影響によ
り、セルプレートに印加される電圧VC P は変動する。
このようにVC P の値が変動すると、図23(a)に示
すようにデータ保持安定度が変動する。図23(a)
は、VC P とデータ保持安定度の関係を概念的に示す図
である。この図を参照して、セルプレートに印加される
電圧VC P はVC C /2となるように設定されているた
め、VC C /2が印加された場合に最も高いデータ保持
安定度を示す。すなわち、VC C /2が印加された場合
にメモリセルがデータを保持する安定度が最も高い。し
かし、VC P が変動した場合、一点鎖線または二点鎖線
で示すように曲線のピークがVC C /2からずれてしま
う。結果として、VC P がVC C /2のときのデータ保
持安定度が低下することになる。このように、従来のメ
モリセルの構造では、製造プロセス時の影響などによ
り、データ保持安定度が低下してしまい、これにより信
頼性が低下するという問題点があった。
【0066】これに対して、本発明では上述したよう
に、第1の部分と第2の部分に異なる電圧を印加するよ
うに設定することができる。たとえば、第1の部分には
C C/2よりも低い電圧を、また第2の部分にはV
C C /2よりも高い電圧を各々印加するように設定でき
る。すなわち、図22の一点鎖線と二点鎖線で示すよう
に、傾きが2分の1よりも大きく、または小さくなるよ
うに各々第1の部分と第2の部分に電圧を印加できる。
このように各部分の印加電圧を設定した場合、そのデー
タ保持安定度は図23(b)に示すようになる。図23
(b)は、本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
C P とデータ保持安定度の関係を概念的に示す図であ
る。この図を参照して、第1の部分と第2の部分のいず
れか一方にV C C /2よりも低い電圧VL を印加するた
め、このVC P −データ保持安定度曲線はVC P がVL
でピークを有する曲線となる。また、VC C /2よりも
高い電圧VH が印加された他方のVC P −データ保持安
定度曲線は、VC P がVH でピークを有する曲線とな
る。この2つの曲線の相乗作用により、メモリセル全体
としてのVC P −データ保持安定度曲線は、実線で示す
ようになる。すなわち、V C P がVL からVH までの電
圧範囲において、メモリセルは高いデータ保持安定度を
有することになる。したがって、製造プロセス時の影響
によってVC P (すなわち、VL ,VH )が三点鎖線で
示すように各々変動した場合でも、VC C /2の電圧値
において高いデータ保持安定度を維持することが可能と
なり、信頼性の向上を図ることができる。
【0067】なお、図23(b)の三点鎖線で示すよう
に低電圧側のピーク(VL )がVC C /2よりも大きい
値になった場合、ないし高電圧側のピーク(VH )がV
C C/2よりも小さくなった場合には、データ保持安定
度曲線のフラット部がVC C/2の値に分布しなくな
る。結果として、データ保持安定度の低下を招き信頼性
が劣化する。これを防止するために、プロセスの変動に
よってもデータ保持安定度曲線のフラット部がVC C
2の値に分布するように、(すなわちVC C に対してV
L で低電圧側およびVH が高電圧側に分布するように)
電圧発生回路の電圧を初期設定する必要がある。
【0068】次に、本発明の第2の実施例におけるメモ
リセルの構成について説明する。図24は、本発明の第
2の実施例におけるメモリセルの構成を概略的に示す断
面図である。図24を参照して、メモリセルは1つのト
ランスファゲートトランジスタ2とキャパシタ1とから
構成されている。
【0069】トランスファゲートトランジスタ2は、1
対のソース・ドレイン領域7、ゲート絶縁膜8およびゲ
ート電極(ワード線)9b、9cから構成されている。
このトランスファゲートトランジスタ2は、シリコン基
板10の分離酸化物11によって分離された領域に形成
されている。1対のソース・ドレイン領域8はシリコン
基板10の表面に所定の間隔を介して形成されている。
このソース・ドレイン領域7は、不純物濃度の薄い領域
7aと濃い領域7bの二層構造からなるLDD構造を有
している。ソース・ドレイン領域7の間に位置するシリ
コン基板10の表面上には、ゲート絶縁膜8を介してゲ
ート電極9b、9cが形成されている。また、分離酸化
物11の表面上にはワード線となるべき配線層9a、9
dが形成されている。このゲート電極9b、9cと配線
層9a、9dにおいて、その表面上には酸化膜12が、
その側壁にはシリコン酸化物よりなるサイドウォール1
3がそれぞれ形成されている。このトランスファゲート
トランジスタ2と配線層9a、9dを覆うようにシリコ
ン基板10の表面上にはシリコン酸化物よりなる薄い層
間絶縁膜14が形成されている。この薄い層間絶縁膜1
4には、開口14aが形成されている。この開口14a
からは、一方のソース・ドレイン領域7の一部表面が露
出している。この露出する一方のソース・ドレイン領域
7の表面に接するように、ビットライン16が形成され
ている。このビットライン16は、多結晶シリコンと高
融点金属シリサイドの2層構造であるポリサイドよりな
っている。ビットライン16を覆うように、シリコン基
板10の表面上にはシリコン酸化物よりなる層間絶縁膜
17が形成されている。この層間絶縁膜17を介して、
他方のソース・ドレイン領域7と電気的に接続されるよ
うにキャパシタ1が形成されている。
【0070】キャパシタ1は、下部電極(以下、ストレ
ージノードとする)3、上部電極(以下、セルプレート
とする)4a、4bおよび第1と第2の誘電体膜5a、
5bより構成されている。セルプレートの第1の部分4
aは層間絶縁膜17の表面上に形成されている。このセ
ルプレートの第1の部分4aの表面上には、第1の誘電
体膜5aが形成されている。層間絶縁膜17には、コン
タクトホール19が形成されている。このコンタクトホ
ール19からは、他方のソース・ドレイン領域7の一部
表面が露出している。また、コンタクトホール19の側
壁に面して、層間絶縁膜17の表面上には熱酸化膜12
1が形成されている。また、この熱酸化膜121はセル
プレートの第1の部分4aと隣接している。露出する他
方のソース・ドレイン領域7の表面に接するようにスト
レージノード3が形成されている。このストレージノー
ド3は、第1の誘電体膜5aの表面上を延びるように形
成されている。このストレージノード3の表面上を覆う
ように第2の誘電体膜5bが形成されている。この第2
の誘電体膜5bの表面上を覆うようにセルプレートの第
2の部分4bが形成されている。セルプレートを構成す
る第1の部分4aと第2の部分4bの間には、第1と第
2の誘電体膜5a,5bが介在している。これにより、
第1の部分4aと、第2の部分4bは電気的に絶縁され
ている。このように形成されるキャパシタ1の表面上を
覆うように層間絶縁膜22が形成されている。
【0071】次に、本発明の第2の実施例におけるメモ
リセルの製造方法について説明する。
【0072】図25〜図31は、本発明の第2の実施例
におけるメモリセルの製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
【0073】まず図25を参照して、ここまでの工程は
図14に示す第1の実施例の製造工程と同様であるため
その説明は省略する。
【0074】図26を参照して、フォトレジスト18が
除去される。熱酸化により、熱酸化膜121が形成され
る。熱酸化膜121は他方のソース・ドレイン領域7の
露出表面上および層間絶縁膜17の表面上であってコン
タクトホール19の側壁に面する部分に形成される。
【0075】図27を参照して、エッチングにより、他
方のソース・ドレイン領域7の表面上の熱酸化膜121
が除去される。図28を参照して、露出する他方のソー
ス・ドレイン領域7の表面と接するように、第1の誘電
体膜5aの表面上には多結晶シリコン膜3が形成され
る。この多結晶シリコン膜3とセルプレートの第1の部
分4aは、熱酸化膜121により完全に絶縁される。
【0076】図29を参照して、多結晶シリコン膜3
が、フォトリソグラフィ法、RIE法によりパターニン
グされる。これにより、ストレージノード3が形成され
る。
【0077】図30を参照して、ストレージノード3の
表面上を覆うように、ON膜よりなる第2の誘電体膜5
bが形成される。この第2の誘電体膜5bを覆うよう
に、多結晶シリコンよりなるセルプレートの第2の部分
4bが形成される。
【0078】図31を参照して、キャパシタ1の表面上
を覆うように層間絶縁膜22が形成される。上記のよう
に、本発明の第2の実施例におけるメモリセルが製造さ
れる。
【0079】本発明の第2の実施例においては、第1の
実施例と同様ストレージノード3の上・下側の両表面上
を覆うようにセルプレートの第1・第2の部分4a、4
bが形成されている。このため、従来のキャパシタの構
成に比較して容量の増大を図ることが可能となる。ま
た、セルプレートを構成する第1の部分4aと第2の部
分4bが絶縁されている。このため、第1の実施例と同
様、第1の部分4aと第2の部分4bを別電位に設定す
ることができる。したがって、高いデータ保持特性を有
し、信頼性の向上を図ることが可能である。
【0080】次に、本発明の第3の実施例におけるメモ
リセルの構成について説明する。図32は、本発明の第
3の実施例におけるメモリセルの構成を概略的に示す断
面図である。図32を参照して、メモリセルは、1つの
トランスファゲートトランジスタ2とキャパシタ101
とから構成されている。
【0081】トランスファゲートトランジスタ2は、1
対のソース・ドレイン領域7、ゲート絶縁膜8およびゲ
ート電極(ワード線)9b、9cから構成されている。
このトランスファゲートトランジスタ2は、シリコン基
板10の分離酸化膜11によって分離された領域に形成
されている。1対のソース・ドレイン領域7は、シリコ
ン基板10の表面に所定の間隔を介して形成されてい
る。このソース・ドレイン領域7は、不純物濃度の比較
的薄い領域7aと濃い領域7bの二層構造よりなるLD
D構造を有している。ソース・ドレイン領域7の間に位
置するシリコン基板10の表面上には、ゲート絶縁膜8
を介してゲート電極9b、9cが形成されている。分離
酸化膜11の表面上にはワード線となるべき配線層9
a、9dが形成されている。このゲート電極9b、9c
と配線層9a、9dにおいて、その表面上には酸化膜1
2が、その側壁には酸化物よりなるサイドウォール13
が各々形成されている。シリコン基板10の表面上を覆
うように、シリコン酸化物よりなる薄い層間絶縁膜14
が形成されている。この層間絶縁膜14には、開口14
aが形成されている。この開口14aからは、一方のソ
ース・ドレイン領域7の一部表面が露出している。この
露出する一方のソース・ドレイン領域7の表面に接する
ようにビットライン16が形成されている。このビット
ライン16は、多結晶シリコンと高融点金属シリサイド
の2層構造であるポリサイドよりなっている。このビッ
トライン16を覆うように、シリコン基板10の表面全
面にはシリコン酸化物よりなる層間絶縁膜17が形成さ
れている。この層間絶縁膜17を介して、他方のソース
・ドレイン領域7と電気的に接続されるようにキャパシ
タ101が形成されている。
【0082】キャパシタ101は、下部電極(以下、ス
トレージノードとする)3a、3b、上部電極(以下、
セルプレートとする)4a、4bおよび第1と第2の誘
電体膜5a、5bより構成されている。層間絶縁膜17
の表面上には、セルプレートの第1の部分4aが形成さ
れている。このセルプレートの第1の部分4aの表面上
には、第1の誘電体膜5aが形成されている。第1の誘
電体膜5aの表面上には、ストレージノードの第1の部
分3aが形成されている。層間絶縁膜17には、コンタ
クトホール19が形成されている。このコンタクトホー
ル19からは、他方のソース・ドレイン領域7の一部表
面が露出している。コンタクトホール19の側壁部に
は、シリコン酸化物よりなる側壁スペーサ21が形成さ
れている。コンタクトホール19から露出する他方のソ
ース・ドレイン領域7の表面と接するように、ストレー
ジノードの第1の部分3aの表面上にストレージノード
の第2の部分3bが形成されている。このストレージノ
ードの第1の部分3aと第2の部分3bは、接するよう
に、かつ第1の誘電体膜5aの表面上を延びるように形
成されている。このストレージノード3a、3bの表面
上を覆うように、第2の誘電体膜5bが形成されてい
る。この第2の誘電体膜5bの表面上を覆うようにセル
プレートの第2の部分4bが形成されている。このよう
に形成されるキャパシタ101の表面上には層間絶縁膜
22が形成されている。
【0083】次に、本発明の第3の実施例におけるメモ
リセルの製造方法について説明する。
【0084】図33〜図41は、本発明の第3の実施例
におけるメモリセルの製造方法を工程順に示す概略断面
図である。
【0085】まず図33を参照して、ここまでの工程
は、図12に示す第1の実施例の製造工程と同様である
ためその説明は省略する。
【0086】図34を参照して、ビットライン16を覆
うように、シリコン基板10の表面全面には、CVD法
によりシリコン酸化物よりなる層間絶縁膜17が堆積さ
れる。この層間絶縁膜17の表面上には多結晶シリコン
よりなるセルプレートの第1の部分4aが形成される。
このセルプレートの第1の部分4aの表面上にはON膜
よりなる第1の誘電体膜5aが形成される。この第1の
誘電体膜5aの表面上には、多結晶シリコンよりなるス
トレージノードの第1の部分3aが形成される。
【0087】図35を参照して、ストレージノードの第
1の部分3aの表面上には、フォトレジスト18が塗布
される。このフォトレジスト18は、露光処理により所
望の形状にパターニングされる。このパターニングされ
たフォトレジスト18をマスクとして、層間絶縁膜17
などがエッチングされる。このエッチングにより、層間
絶縁膜17には、コンタクトホール19が形成される。
このコンタクトホール19からは、他方のソース・ドレ
イン領域7の一部表面が露出する。
【0088】図36を参照して、フォトレジスト18が
除去される。セルプレートの第1の部分3aの表面全面
を覆うように、CVD法によりシリコン酸化物よりなる
絶縁膜21が堆積される。
【0089】図37を参照して、絶縁膜21がエッチン
グされる。このエッチングにより、絶縁膜21はコンタ
クトホール19の側壁部のみに残される。
【0090】図38を参照して、露出する他方のソース
・ドレイン領域7の表面に接するように多結晶シリコン
よりなるストレージノードの第2の部分3bが形成され
る。また、ストレージノードの第2の部分3bは、スト
レージノードの第1の部分3aの表面上に形成される。
【0091】図39を参照して、ストレージノードの第
1の部分3aと第2の部分3bが、フォトリソグラフィ
法、RIE法によりパターニングされる。これにより、
第1の誘電体膜5aの表面上に延びるストレージノード
3a、3bが形成される。
【0092】図40を参照して、ストレージノード3
a、3bの表面上を覆うようにON膜よりなる第2の誘
電体膜5bが形成される。この第2の誘電体膜5bの表
面上を覆うように、多結晶シリコンよりなるセルプレー
トの第2の部分4bが形成される。
【0093】図41を参照して、キャパシタ101の表
面全面を覆うように、CVD法によりシリコン酸化物よ
りなる層間絶縁膜22が堆積される。
【0094】上記のように本発明の第3の実施例におけ
るメモリセルは製造される。本発明の第3の実施例にお
いては、第1の実施例と同様ストレージノード3a、3
bの上・下側表面の両表面上を覆うようにセルプレート
の第1・第2の部分4a,4bが形成されている。この
ため、従来のキャパシタの構成に比較して容量の増大を
図ることが可能となる。
【0095】また、第3の実施例におけるメモリセルに
おいては、セルプレートの第1の部分4aと第2の部分
4bは絶縁されている。このため、第1の部分4aと第
2の部分4bを同電位あるいは別電位に設定することが
可能となる。これにより、より安定したデータ保持特性
を得ることが可能となり、信頼性の向上を図ることも可
能となる。
【0096】さらに、本発明の第3の実施例において
は、図37に示す工程において、酸化膜21をエッチン
グするときにストレージノードの第1の部分3aが第1
の誘電体膜5aの表面上にある。このため、このエッチ
ング時に第1の誘電体膜5aの表面にダメージが与えら
れることはない。
【0097】
【発明の効果】本発明の半導体装置においては、第2の
電極層に含まれる第1の部分が第1の電極層の延在部分
の上側表面上を覆っている。また、第2の電極層に含ま
れる第2の部分が第1の電極層の延在部分の下側表面上
を覆っている。すなわち、第1の電極層の延在部分の上
・下両表面上を覆うように第2の電極層が構成されてい
る。このため、第1の電極層の延在部分のいずれか一表
面上のみを覆う構成を有する従来のキャパシタに比較し
てキャパシタ容量の増大を図ることが可能となる。した
がって、安定な動作を維持したままで、高集積化を図る
ことができる。
【0098】また、第2の電極層に含まれる第1の部分
と第2の部分は電気的に絶縁されている。このため、第
1の部分と第2の部分を同電位あるいは別電位に設定す
ることが可能となる。これにより、より安定したデータ
保持特性を有し、信頼性の向上を図ることが可能とな
る。
【0099】本発明の半導体装置の製造方法において
は、上記の効果を有する半導体装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるDRAMのメモ
リセルアレイの平面構造図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるDRAMのメモ
リセルの概略構成を示す図1のII−II線に沿う断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの製
造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの製
造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの製
造方法の第3工程を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの製
造方法の第4工程を示す概略断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの製
造方法の第5工程を示す概略断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの製
造方法の第6工程を示す概略断面図である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの製
造方法の第7工程を示す概略断面図である。
【図10】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第8工程を示す概略断面図である。
【図11】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第9工程を示す概略断面図である。
【図12】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第10工程を示す概略断面図である。
【図13】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第11工程を示す概略断面図である。
【図14】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第12工程を示す概略断面図である。
【図15】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第13工程を示す概略断面図である。
【図16】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第14工程を示す概略断面図である。
【図17】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第15工程を示す概略断面図である。
【図18】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第16工程を示す概略断面図である。
【図19】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第17工程を示す概略断面図である。
【図20】本発明の第1の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第18工程を示す概略断面図である。
【図21】本発明の第1の実施例におけるメモリセルを
構成するキャパシタの第1の部分と第2の部分を同電位
に設定したときの回路図(a)、別電位に設定したとき
の回路図(b)である。
【図22】半導体装置の電源電圧VC C とキャパシタを
構成するセルプレートに印加される電圧VC P の関係を
示す図である。
【図23】キャパシタを構成するセルプレートに印加さ
れる電圧VC P とデータ保持安定度の関係を示す図であ
る。
【図24】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
構成を概略的に示す断面図である。
【図25】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図26】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図27】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第3工程を示す概略断面図である。
【図28】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第4工程を示す概略断面図である。
【図29】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第5工程を示す概略断面図である。
【図30】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第6工程を示す概略断面図である。
【図31】本発明の第2の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第7工程を示す概略断面図である。
【図32】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
構成を概略的に示す断面図である。
【図33】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図34】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図35】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第3工程を示す概略断面図である。
【図36】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第4工程を示す概略断面図である。
【図37】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第5工程を示す概略断面図である。
【図38】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第6工程を示す概略断面図である。
【図39】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第7工程を示す概略断面図である。
【図40】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第8工程を示す概略断面図である。
【図41】本発明の第3の実施例におけるメモリセルの
製造方法の第9工程を示す概略断面図である。
【図42】一般的なDRAMの構成を示すブロック図で
ある。
【図43】メモリセルアレイを構成するメモリセルの4
ビット分の等価回路を示す図である。
【図44】従来のメモリセルの構成を概略的に示す断面
図である。
【図45】従来のメモリセルの製造方法の第1工程を示
す概略断面図である。
【図46】従来のメモリセルの製造方法の第2工程を示
す概略断面図である。
【図47】従来のメモリセルの製造方法の第3工程を示
す概略断面図である。
【図48】従来のメモリセルの製造方法の第4工程を示
す概略断面図である。
【図49】従来のメモリセルの製造方法の第5工程を示
す概略断面図である。
【図50】従来のメモリセルの製造方法の第6工程を示
す概略断面図である。
【図51】従来のメモリセルの製造方法の第7工程を示
す概略断面図である。
【図52】従来のメモリセルの製造方法の第8工程を示
す概略断面図である。
【図53】従来のメモリセルの製造方法の第9工程を示
す概略断面図である。
【図54】従来のメモリセルの製造方法の第10工程を
示す概略断面図である。
【図55】従来のメモリセルの製造方法の第11工程を
示す概略断面図である。
【図56】従来のメモリセルの製造方法の第12工程を
示す概略断面図である。
【図57】従来のメモリセルの製造方法の第13工程を
示す概略断面図である。
【図58】従来のメモリセルの製造方法の第14工程を
示す概略断面図である。
【図59】従来のメモリセルの製造方法の第15工程を
示す概略断面図である。
【図60】従来のメモリセルの製造方法の第16工程を
示す概略断面図である。
【符号の説明】 1 キャパシタ 3 ストレージノード 4a セルプレートの第1の部分 4b セルプレートの第2の部分 5a、5b 誘電体膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上方において前記半導体基板の
    主表面に沿う方向へ延びる延在部分を有する第1の電極
    層と、 前記第1の電極層の少なくとも前記延在部分の表面上を
    覆うように形成された誘電体層と、 前記誘電体層を介して、前記第1の電極層の延在部分の
    下側表面上を覆う第1の部分と、前記第1の電極層の延
    在部分の上側表面上を覆い,かつ前記第1の部分と電気
    的に絶縁される第2の部分とを含む第2の電極層とを備
    えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 当該半導体装置は少なくとも2つの電圧
    発生回路を含み、 前記第2の電極層の前記第1の部分と前記第2の部分と
    が互いに異なる前記電圧発生回路に接続されていること
    を特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板の主表面上方に第2の電極層
    の第1の部分を形成する工程と、 前記第1の部分の表面上に第1の誘電体層を形成する工
    程と、 前記半導体基板の主表面に沿う方向へ延びるように前記
    第1の誘電体層の表面上に第1の電極層を形成する工程
    と、 前記第1の電極層の表面上を覆うように第2の誘電体層
    を形成する工程と、 前記第2の誘電体層の表面上を覆うように、かつ前記第
    2の電極層の第1の部分と電気的に絶縁されるように第
    2の電極層の第2の部分を形成する工程とを備えた、半
    導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09199692A (ja) * 1995-12-30 1997-07-31 Lg Semicon Co Ltd 半導体メモリ素子のメモリセル構造及びその製造方法とラインパターニング方法
JP2012160250A (ja) * 2011-01-14 2012-08-23 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 記憶装置、半導体装置、検出方法

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