JP2837762B2 - 外壁パネルの取付け方法 - Google Patents

外壁パネルの取付け方法

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JP2837762B2
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淳 古田
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National House Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、柱と梁で組まれたフレ
ーム内に外壁パネルをピン固定で取付けた外壁パネルの
取付け方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、柱と梁で組まれたフレーム内に外
壁パネルを建て込む場合、外壁パネルを固定するために
は外壁パネルと梁とをボルト接合により固定していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、外壁パネルの
建て込み及び固定に手間を要して施工性に劣ったもので
あった。本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、外壁パネルの固定をピン
接合とすることにより壁パネルの建て込み及び固定を簡
素化させることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、外壁パネル１
の上面及び下面にそれぞれ上ピン受け孔２及び下ピン受
け孔３を設け、外壁パネル１の下ピン受け孔３に外壁土
台４の上面に上方に向けて突設された下固定ピン５を挿
着させ、その後外壁パネル１の上ピン受け孔２に外壁土
台４の上方に位置する梁６の下面から下方に向けて突設
された上固定ピン７を挿着させると共に梁６を柱８に固
定するものであり、この方法により上記課題が解決され
たものである。
【０００５】
【作用】外壁パネル１の上ピン受け孔２及び下受けピン
孔３にそれぞれ梁６の上固定ピン７と外壁土台４の下固
定ピン５を挿着させているので、外壁パネル１をピン接
合により取付けることができ、施工性を向上させること
ができるものである。
【０００６】
【実施例】第１図は本発明の一実施例である。外壁パネ
ル１は耐力壁パネルであり、上面には長手方向に沿って
所定の間隔を置いて４個の上ピン受け孔２が穿孔されて
おり、下面には長手方向に沿って所定の間隔を置いて４
個の下ピン受け孔３が穿孔されている。外壁土台４はコ
字状の型材であり、上フランジには外壁パネル１の下ピ
ン受け孔３に対応させて所定の間隔を置いて下固定ピン
５が突設されている。外壁パネル１はクレーンにより吊
り上げられ、外壁土台４上にもってこられ、外壁土台４
の下固定ピン５に外壁パネル１の下ピン受け孔２が挿着
されて外壁パネル１が柱８に仮固定される。梁６はラチ
ス梁であり、下面には外壁パネル１の上ピン受け孔２に
対応させて所定の間隔を置いて上固定ピン７が突設され
ている。この梁６の上固定ピン７が外壁パネル１の上ピ
ン受け孔３に挿着され、柱８にボルト挿通孔９を介して
ボルト接合される。この後、外壁パネル１の仮固定が外
される。尚、この実施例のように外壁パネル1 を耐力壁
構成とする場合には水平力が加わった時に外壁パネル１
の上端部の浮き上がり及び下端部の沈みがあるため梁６
及び外壁土台４の強度アップが必要となる。
【０００７】第２図に示す実施例にあっては、外壁パネ
ル１には耐力フレーム１０が取付けられている。
【０００８】
【発明の効果】本発明にあっては、外壁パネルの上面及
び下面にそれぞれ上ピン受け孔及び下ピン受け孔を設
け、外壁パネルの下ピン受け孔に外壁土台の上面に上方
に向けて突設された下固定ピンを挿着させ、その後外壁
パネルの上ピン受け孔に外壁土台の上方に位置する梁の
下面から下方に向けて突設された上固定ピンを挿着させ
ると共に梁を柱に固定しているので、外壁パネルをピン
接合により取付けることができ、外壁パネルの建て込み
及び固定が簡素化でき、施工性が向上するものである。
また、外壁土台と外壁パネルとの間、及び梁と外壁パネ
ルとの間を隙間無く正確に施工することが容易であり、
外壁パネルのがたつきを防止すると共に、密閉性を向上
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
１ 外壁パネル ２ 上ピン受け孔 ３ 下ピン受け孔 ４ 外壁土台 ６ 梁 ７ 上固定ピン８ 柱

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 外壁パネルの上面及び下面にそれぞれ上
    ピン受け孔及び下ピン受け孔を設け、外壁パネルの下ピ
    ン受け孔に外壁土台の上面に上方に向けて突設された下
    固定ピンを挿着させ、その後外壁パネルの上ピン受け孔
    に外壁土台の上方に位置する梁の下面から下方に向けて
    突設された上固定ピンを挿着させると共に梁を柱に固定
    することを特徴とする外壁パネルの取付け方法。
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