JPH11210089A - 仮設架台を必要としないリフトアップ工法 - Google Patents
仮設架台を必要としないリフトアップ工法Info
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- JPH11210089A JPH11210089A JP2404698A JP2404698A JPH11210089A JP H11210089 A JPH11210089 A JP H11210089A JP 2404698 A JP2404698 A JP 2404698A JP 2404698 A JP2404698 A JP 2404698A JP H11210089 A JPH11210089 A JP H11210089A
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- brackets
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- steel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 架台やワイヤ受けをつけたままリフトアップ
工事を行うことができる仮設架台を必要としないリフト
アップ工法を提供すること。 【解決手段】 吊り上げようとする鉄骨梁1の仕口1
A、1Bの下側に突出段部1C、1Dを設けると共に、
対応するブラケット4、5の各接合端4A、5Aにこれ
らと相応するへこみ段部4B、5Bを設けておき、鉄骨
柱2、3に固設されたブラケット4、5に一体化された
吊りブラケット80、81に吊り上げ装置6、7を設置
し、吊り上げ装置6、7からのワイヤ10、11の端部
を仕口1A、1Bに一体化した受けブラケット90、9
1に連結してリフトアップする。
工事を行うことができる仮設架台を必要としないリフト
アップ工法を提供すること。 【解決手段】 吊り上げようとする鉄骨梁1の仕口1
A、1Bの下側に突出段部1C、1Dを設けると共に、
対応するブラケット4、5の各接合端4A、5Aにこれ
らと相応するへこみ段部4B、5Bを設けておき、鉄骨
柱2、3に固設されたブラケット4、5に一体化された
吊りブラケット80、81に吊り上げ装置6、7を設置
し、吊り上げ装置6、7からのワイヤ10、11の端部
を仕口1A、1Bに一体化した受けブラケット90、9
1に連結してリフトアップする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、躯体上部に吊り上
げ装置のための仮設架台を設ける必要なしにリフトアッ
プ工事を効率よく行うことができるようにしたリフトア
ップ工法に関するものである。
げ装置のための仮設架台を設ける必要なしにリフトアッ
プ工事を効率よく行うことができるようにしたリフトア
ップ工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、一対の鉄骨柱間に鉄骨梁を架設
する場合、地上で構築された鉄骨梁にPC鋼線等を連結
し、架設しようとする鉄骨柱の上部に設置された油圧ジ
ャッキによりPC鋼線をたぐり上げて鉄骨梁を所要のレ
ベルにまで吊り上げ、鉄骨柱に予め固設されているブラ
ケットに鉄骨梁の仕口を対向させて両者をボルト接合す
るリフトアップ工法が従来から広く採用されてきてい
る。
する場合、地上で構築された鉄骨梁にPC鋼線等を連結
し、架設しようとする鉄骨柱の上部に設置された油圧ジ
ャッキによりPC鋼線をたぐり上げて鉄骨梁を所要のレ
ベルにまで吊り上げ、鉄骨柱に予め固設されているブラ
ケットに鉄骨梁の仕口を対向させて両者をボルト接合す
るリフトアップ工法が従来から広く採用されてきてい
る。
【0003】この従来のリフトアップ工法の一例を図4
を参照して説明する。鉄骨柱100に予め適宜の手段で
固設されているブラケット101に鉄骨梁102の仕口
102Aをボルト接合しようとする場合、躯体の上端面
100A上にジャッキ架台103を仮設する。ここで、
ジャッキ架台103はその先端部103Aがブラケット
101よりも突出するように設けられ、ジャッキ架台1
03の先端部103A近くに油圧ジャッキ104が設置
される。すなわち、油圧ジャッキ104にセットされて
垂下されるPC鋼線105がブラケット101に干渉さ
れることがないよう、油圧ジャッキ104が鉄骨柱10
0の上部のジャッキ架台103の先端部103Aに設置
される。
を参照して説明する。鉄骨柱100に予め適宜の手段で
固設されているブラケット101に鉄骨梁102の仕口
102Aをボルト接合しようとする場合、躯体の上端面
100A上にジャッキ架台103を仮設する。ここで、
ジャッキ架台103はその先端部103Aがブラケット
101よりも突出するように設けられ、ジャッキ架台1
03の先端部103A近くに油圧ジャッキ104が設置
される。すなわち、油圧ジャッキ104にセットされて
垂下されるPC鋼線105がブラケット101に干渉さ
れることがないよう、油圧ジャッキ104が鉄骨柱10
0の上部のジャッキ架台103の先端部103Aに設置
される。
【0004】一方、地上で構築された鉄骨梁102の油
圧ジャッキ104に対応する仕口102Aの下端部付近
に予め固定されている吊り受け金具106には、PC鋼
線105の端部105Aがそこに固着された吊り部材端
部107によって繋着される。図4では示されていない
が、鉄骨梁102の他方の仕口102Bに関しても、対
応する鉄骨柱(図示せず)との間に同様の吊り上げ機構
が設けられる。この構成において、油圧ジャッキ104
及び仕口102B側の図示しない油圧ジャッキを同時に
作動させて鉄骨梁102をリフトアップすることによ
り、その仕口102Aを対応するブラケット101に対
向させ、両者をボルト接合する。鉄骨梁102の他方の
仕口102Bに関しても同様である。
圧ジャッキ104に対応する仕口102Aの下端部付近
に予め固定されている吊り受け金具106には、PC鋼
線105の端部105Aがそこに固着された吊り部材端
部107によって繋着される。図4では示されていない
が、鉄骨梁102の他方の仕口102Bに関しても、対
応する鉄骨柱(図示せず)との間に同様の吊り上げ機構
が設けられる。この構成において、油圧ジャッキ104
及び仕口102B側の図示しない油圧ジャッキを同時に
作動させて鉄骨梁102をリフトアップすることによ
り、その仕口102Aを対応するブラケット101に対
向させ、両者をボルト接合する。鉄骨梁102の他方の
仕口102Bに関しても同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
フトアップ工法によると、リフトアップすべき梁部材を
PC鋼線等のワイヤ部材を用いて吊り上げる場合、梁部
材が所定のレベルに達したときに、この梁部材の仕口が
ブラケットの接合端部に丁度対向するようにするため、
梁部材を吊り上げるための油圧ジャッキを鉄骨柱等の躯
体上部でブラケットよりも突出させる必要が生じる。こ
のため、躯体上部に油圧ジャッキを上述の如き態様で取
り付けるための仮設架台を設けなければならなかった。
フトアップ工法によると、リフトアップすべき梁部材を
PC鋼線等のワイヤ部材を用いて吊り上げる場合、梁部
材が所定のレベルに達したときに、この梁部材の仕口が
ブラケットの接合端部に丁度対向するようにするため、
梁部材を吊り上げるための油圧ジャッキを鉄骨柱等の躯
体上部でブラケットよりも突出させる必要が生じる。こ
のため、躯体上部に油圧ジャッキを上述の如き態様で取
り付けるための仮設架台を設けなければならなかった。
【0006】しかし、この種の目的で設けられる仮設架
台は重量が大きいので、仮設費の上昇を招くという問題
点を有しているほか、リフトアップ工事が終了した場合
には仮設架台は撤去しなければならず、その組み払しの
手間のために工期が長くなってしまうという別の問題点
も有していた。
台は重量が大きいので、仮設費の上昇を招くという問題
点を有しているほか、リフトアップ工事が終了した場合
には仮設架台は撤去しなければならず、その組み払しの
手間のために工期が長くなってしまうという別の問題点
も有していた。
【0007】さらに、従来の方法によると、架台やワイ
ヤ受けがフランジボルト接合部と干渉するため、フラン
ジ部の接合は、架台やワイヤ受けを外してからでなけれ
ば施工できないという問題点を有していた。
ヤ受けがフランジボルト接合部と干渉するため、フラン
ジ部の接合は、架台やワイヤ受けを外してからでなけれ
ば施工できないという問題点を有していた。
【0008】本発明の目的は、したがって、躯体上部に
吊り上げ装置用の仮設架台を設けることなしにリフトア
ップ工事を行うことができるようにし、仮設工費を削減
することができる仮設架台を必要としないリフトアップ
工法を提供することにある。本発明の他の目的は、架台
やワイヤ受けを外すことなしにフランジ部のボルト接合
を施工できるようにした、仮設架台を必要としないリフ
トアップ工法を提供することにある。
吊り上げ装置用の仮設架台を設けることなしにリフトア
ップ工事を行うことができるようにし、仮設工費を削減
することができる仮設架台を必要としないリフトアップ
工法を提供することにある。本発明の他の目的は、架台
やワイヤ受けを外すことなしにフランジ部のボルト接合
を施工できるようにした、仮設架台を必要としないリフ
トアップ工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、躯体の上部に複数の吊り上げ装置を
設置し、梁部材の各端部に取り付けられた複数のワイヤ
部材を前記複数の吊り上げ装置で引き上げて前記梁部材
をリフトアップし、前記躯体に予め取り付けられている
複数のブラケットの各接合端に前記梁部材の対応する仕
口を近接して対向させ前記梁部材を前記複数のブラケッ
トにボルト接合するようにしたリフトアップ工法におい
て、前記梁部材の各仕口を下側が突になる段形状に加工
しておくと共に前記複数のブラケットの各接合端の形状
を対応する前記仕口の形状に相応した上側が突になる段
形状に加工しておき、前記複数のブラケットとそれぞれ
一体化した吊りブラケットに前記複数の吊り上げ装置を
それぞれ取り付け、前記梁部材の各仕口とそれぞれ一体
化した受けブラケットに前記複数のワイヤ部材の対応す
る一端をそれぞれ連結し、前記複数のワイヤ部材を前記
複数の吊り上げ装置で引き上げて前記梁部材を前記複数
のブラケットのレベルにまでリフトアップするようにし
た点にある。
の本発明の特徴は、躯体の上部に複数の吊り上げ装置を
設置し、梁部材の各端部に取り付けられた複数のワイヤ
部材を前記複数の吊り上げ装置で引き上げて前記梁部材
をリフトアップし、前記躯体に予め取り付けられている
複数のブラケットの各接合端に前記梁部材の対応する仕
口を近接して対向させ前記梁部材を前記複数のブラケッ
トにボルト接合するようにしたリフトアップ工法におい
て、前記梁部材の各仕口を下側が突になる段形状に加工
しておくと共に前記複数のブラケットの各接合端の形状
を対応する前記仕口の形状に相応した上側が突になる段
形状に加工しておき、前記複数のブラケットとそれぞれ
一体化した吊りブラケットに前記複数の吊り上げ装置を
それぞれ取り付け、前記梁部材の各仕口とそれぞれ一体
化した受けブラケットに前記複数のワイヤ部材の対応す
る一端をそれぞれ連結し、前記複数のワイヤ部材を前記
複数の吊り上げ装置で引き上げて前記梁部材を前記複数
のブラケットのレベルにまでリフトアップするようにし
た点にある。
【0010】この構成によると、吊りブラケットに取り
付けられた吊り上げ装置によって引き上げられる各ワイ
ヤ部材は、梁部材の仕口と一体化した対応する受けブラ
ケットに連結されているので、吊り上げ装置によってワ
イヤ部材を引き上げる場合、ワイヤ部材とブラケットと
が互いに干渉することがない。梁部材がブラケットに対
向する所要のレベルにまで吊り上げられたとき梁部材の
仕口の各突出した段部がブラケットの段部の下部に入り
込み、梁部材の各仕口を対応するブラケットの接合端に
近接して対応させることができる。
付けられた吊り上げ装置によって引き上げられる各ワイ
ヤ部材は、梁部材の仕口と一体化した対応する受けブラ
ケットに連結されているので、吊り上げ装置によってワ
イヤ部材を引き上げる場合、ワイヤ部材とブラケットと
が互いに干渉することがない。梁部材がブラケットに対
向する所要のレベルにまで吊り上げられたとき梁部材の
仕口の各突出した段部がブラケットの段部の下部に入り
込み、梁部材の各仕口を対応するブラケットの接合端に
近接して対応させることができる。
【0011】換言すると、梁部材の仕口の下部がその上
部よりも突き出た段形状となっており、一方、対応する
ブラケットの接合端がこれと逆の段形状となっているた
め、ブラケットと一体化された吊りブラケットに取り付
けられた吊り上げ装置により、梁部材の仕口と一体化さ
れた受けブラケットに連結されたワイヤ部材を引き上げ
ることにより、ブラケットがワイヤ部材と干渉すること
なしにブラケットの接合端に梁部材の仕口を接近して合
せることができる。
部よりも突き出た段形状となっており、一方、対応する
ブラケットの接合端がこれと逆の段形状となっているた
め、ブラケットと一体化された吊りブラケットに取り付
けられた吊り上げ装置により、梁部材の仕口と一体化さ
れた受けブラケットに連結されたワイヤ部材を引き上げ
ることにより、ブラケットがワイヤ部材と干渉すること
なしにブラケットの接合端に梁部材の仕口を接近して合
せることができる。
【0012】この場合、吊りブラケット及び受けブラケ
ットを、それぞれ、ブラケット及び梁の側面から張り出
すようにしておけば、梁部材をブラケットの接合端に対
向させた状態において、リフトアップの架台やワイヤ受
けを外すことなく所要のボルト接合を行うことができ
る。
ットを、それぞれ、ブラケット及び梁の側面から張り出
すようにしておけば、梁部材をブラケットの接合端に対
向させた状態において、リフトアップの架台やワイヤ受
けを外すことなく所要のボルト接合を行うことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。図1は、本発明
によるリフトアップ工法により鉄骨梁を鉄骨柱に接合す
る場合の実施の形態の一例を説明するための説明図であ
る。図1において、1は地上にて構築された鉄骨梁、
2、3は鉄骨梁1が架設されるべき一対の鉄骨柱であ
る。これらの鉄骨柱2、3は、鉄骨梁1の長さに見合っ
た所要の間隔をあけて固定されて図1には示されていな
い建物の躯体の一部を構成するものであり、鉄骨柱2、
3の各上部には、ブラケット4、5がそれぞれ公知の手
段で接合され、固定されている。
施の形態の一例につき詳細に説明する。図1は、本発明
によるリフトアップ工法により鉄骨梁を鉄骨柱に接合す
る場合の実施の形態の一例を説明するための説明図であ
る。図1において、1は地上にて構築された鉄骨梁、
2、3は鉄骨梁1が架設されるべき一対の鉄骨柱であ
る。これらの鉄骨柱2、3は、鉄骨梁1の長さに見合っ
た所要の間隔をあけて固定されて図1には示されていな
い建物の躯体の一部を構成するものであり、鉄骨柱2、
3の各上部には、ブラケット4、5がそれぞれ公知の手
段で接合され、固定されている。
【0014】本発明の方法によるリフトアップ工法によ
って、鉄骨梁1をブラケット4、5のレベルにまでリフ
トアップしてこれらのブラケット4、5に鉄骨梁1の各
仕口1A、1Bをそれぞれ高力ボルト接合することによ
り鉄骨梁1を鉄骨柱2、3間に架設するため、ブラケッ
ト4、5の上方には、一対の吊り上げ装置6、7が設け
られ、鉄骨梁1の仕口1A、1Bの各下方には受けブラ
ケット90、91が一体に設けられている。ここで、吊
り上げ装置6はブラケット4と一体化した吊りブラケッ
ト80に取り付けられており、吊り上げ装置7はブラケ
ット5と一体化した別の吊りブラケット81に取り付け
られている。なお、これらの吊りブラケット80、81
及び受けブラケット90、91については後で図3を参
照して詳細に説明する。
って、鉄骨梁1をブラケット4、5のレベルにまでリフ
トアップしてこれらのブラケット4、5に鉄骨梁1の各
仕口1A、1Bをそれぞれ高力ボルト接合することによ
り鉄骨梁1を鉄骨柱2、3間に架設するため、ブラケッ
ト4、5の上方には、一対の吊り上げ装置6、7が設け
られ、鉄骨梁1の仕口1A、1Bの各下方には受けブラ
ケット90、91が一体に設けられている。ここで、吊
り上げ装置6はブラケット4と一体化した吊りブラケッ
ト80に取り付けられており、吊り上げ装置7はブラケ
ット5と一体化した別の吊りブラケット81に取り付け
られている。なお、これらの吊りブラケット80、81
及び受けブラケット90、91については後で図3を参
照して詳細に説明する。
【0015】吊り上げ装置6と受けブラケット90との
間にはワイヤ10がセットされ、吊り上げ装置7と受け
ブラケット91との間にはワイヤ11がセットされてお
り、ブラケット4、5に吊りブラケット80、81を介
して設けられた一対の吊り上げ装置6、7により鉄骨梁
1をワイヤ10、11を用いて吊り上げる構成となって
いる。なお、符号W1、W2で示されるのは、ブラケッ
ト4、5上での作業者の作業の安全性を確保するために
設けられた柵である。
間にはワイヤ10がセットされ、吊り上げ装置7と受け
ブラケット91との間にはワイヤ11がセットされてお
り、ブラケット4、5に吊りブラケット80、81を介
して設けられた一対の吊り上げ装置6、7により鉄骨梁
1をワイヤ10、11を用いて吊り上げる構成となって
いる。なお、符号W1、W2で示されるのは、ブラケッ
ト4、5上での作業者の作業の安全性を確保するために
設けられた柵である。
【0016】ブラケット4、5に設置された一対の吊り
上げ装置6、7から鉄骨柱2、3に沿って垂下されたワ
イヤ10、11によって、ワイヤ10、11とブラケッ
ト4、5との間の干渉なしに鉄骨梁1がブラケット4、
5との接合のためのレベルにまでリフトアップされ、ブ
ラケット4、5の各接合端4A、5Aとこれらに対応す
る鉄骨梁1の各仕口1A、1Bとがそれぞれ丁度対向
し、各仕口1A、1Bを対向する接合端4A、5Aにつ
き合わせることができるようにするため、鉄骨梁1の仕
口1A、1Bに、それらの各下半分が突出するように突
出段部1C、1Dをそれぞれ形成し、一方、ブラケット
4、5には、これらの突出段部1C、1Dに応じた形状
のへこみ段部4B、5Bを形成している。
上げ装置6、7から鉄骨柱2、3に沿って垂下されたワ
イヤ10、11によって、ワイヤ10、11とブラケッ
ト4、5との間の干渉なしに鉄骨梁1がブラケット4、
5との接合のためのレベルにまでリフトアップされ、ブ
ラケット4、5の各接合端4A、5Aとこれらに対応す
る鉄骨梁1の各仕口1A、1Bとがそれぞれ丁度対向
し、各仕口1A、1Bを対向する接合端4A、5Aにつ
き合わせることができるようにするため、鉄骨梁1の仕
口1A、1Bに、それらの各下半分が突出するように突
出段部1C、1Dをそれぞれ形成し、一方、ブラケット
4、5には、これらの突出段部1C、1Dに応じた形状
のへこみ段部4B、5Bを形成している。
【0017】鉄骨梁1の突出段部1C、1Dの下部に設
けられている受けブラケット90、91には対応するワ
イヤ10、11の下端部10A、11Aが通されて吊り
部材端部12、13に連結されている。この結果、吊り
上げ装置6から垂下されるワイヤ10はブラケット4に
邪魔されることなしに下方に延び、鉄骨梁1の突出段部
1Cをブラケット4のへこみ段部4Cの真下に位置さ
せ、同様にして、吊り上げ装置7から垂下されるワイヤ
11はブラケット5に邪魔されることなしに下方に延
び、鉄骨梁1の突出段部1Dをブラケット5のへこみ段
部5Cの真下に位置させるようにして、鉄骨梁1を吊り
下げることができる。
けられている受けブラケット90、91には対応するワ
イヤ10、11の下端部10A、11Aが通されて吊り
部材端部12、13に連結されている。この結果、吊り
上げ装置6から垂下されるワイヤ10はブラケット4に
邪魔されることなしに下方に延び、鉄骨梁1の突出段部
1Cをブラケット4のへこみ段部4Cの真下に位置さ
せ、同様にして、吊り上げ装置7から垂下されるワイヤ
11はブラケット5に邪魔されることなしに下方に延
び、鉄骨梁1の突出段部1Dをブラケット5のへこみ段
部5Cの真下に位置させるようにして、鉄骨梁1を吊り
下げることができる。
【0018】鉄骨梁1は、鉄骨柱2、3に予め接合され
ているブラケット4、5に一体化した吊りブラケット8
0、81にそれぞれ設置された一対の吊り上げ装置6、
7にセットされたワイヤ10、11によって、上述の如
く吊り下げられてリフトアップされる。したがって、吊
り上げ装置6、7により鉄骨梁1がブラケット4、5の
レベルにまでリフトアップされた場合、図2に示される
ように、ブラケット4のへこみ段部4Bに鉄骨梁1の突
出段部1Cが入り込み、ブラケット4の接合端4Aと鉄
骨梁1の仕口1Aの端縁とを対向させてつき合せること
ができると同時に、ブラケット5のへこみ段部5Bには
鉄骨梁1の突出段部1Dが入り込み、ブラケット5の接
合端5Aと鉄骨梁1の仕口1Bの端縁とを対向させてつ
き合せることができる。
ているブラケット4、5に一体化した吊りブラケット8
0、81にそれぞれ設置された一対の吊り上げ装置6、
7にセットされたワイヤ10、11によって、上述の如
く吊り下げられてリフトアップされる。したがって、吊
り上げ装置6、7により鉄骨梁1がブラケット4、5の
レベルにまでリフトアップされた場合、図2に示される
ように、ブラケット4のへこみ段部4Bに鉄骨梁1の突
出段部1Cが入り込み、ブラケット4の接合端4Aと鉄
骨梁1の仕口1Aの端縁とを対向させてつき合せること
ができると同時に、ブラケット5のへこみ段部5Bには
鉄骨梁1の突出段部1Dが入り込み、ブラケット5の接
合端5Aと鉄骨梁1の仕口1Bの端縁とを対向させてつ
き合せることができる。
【0019】このように、鉄骨梁1の各接合端縁の形状
とこれに対応するブラケット4、5の接合端縁の形状と
を上述の如く工夫することにより、躯体上部に一対の吊
り上げ装置6、7を設置するための架台をブラケット
4、5上に仮設する必要がない。この結果、仮設架台の
組み払しが必要なくなるので、鉄骨梁の架設のためのリ
フトアップ工事のコストを著しく低減させることができ
る上、工期を短縮させることができる。
とこれに対応するブラケット4、5の接合端縁の形状と
を上述の如く工夫することにより、躯体上部に一対の吊
り上げ装置6、7を設置するための架台をブラケット
4、5上に仮設する必要がない。この結果、仮設架台の
組み払しが必要なくなるので、鉄骨梁の架設のためのリ
フトアップ工事のコストを著しく低減させることができ
る上、工期を短縮させることができる。
【0020】図3は、図1及び図2に示されている吊り
ブラケット80及び受けブラケット90の取付状態を詳
細に示す要部斜視図である。
ブラケット80及び受けブラケット90の取付状態を詳
細に示す要部斜視図である。
【0021】図3を参照すると、鉄骨梁1は、一対の上
側及び下側フランジ21、22がウェブ23によってつ
ながれて成る公知の構成のものであり、突出段部1C
は、ウェブ23に一体に形成された凸部23Aと該凸部
23Aに対応する下側フランジ22の延長部22Aとか
ら構成されている。一方、ブラケット4も、ブラケット
ウェブ4の上下にブラケットフランジ42、43を設け
て成り、ブラケット4の下側が突出段部1Cに相応した
形状に切り欠かれてへこみ段部4Bが形成されている。
側及び下側フランジ21、22がウェブ23によってつ
ながれて成る公知の構成のものであり、突出段部1C
は、ウェブ23に一体に形成された凸部23Aと該凸部
23Aに対応する下側フランジ22の延長部22Aとか
ら構成されている。一方、ブラケット4も、ブラケット
ウェブ4の上下にブラケットフランジ42、43を設け
て成り、ブラケット4の下側が突出段部1Cに相応した
形状に切り欠かれてへこみ段部4Bが形成されている。
【0022】本実施の形態では、吊り上げ装置6は、一
組の油圧ジャッキ61、62から成り、これらの油圧ジ
ャッキ61、62は、上側のブラケットフランジ42と
一体化した吊りブラケット80に、ブラケットウェブ4
1の両側に振り分けるようにして固設されている。すな
わち、油圧ジャッキ61、62は、吊りブラケット80
によりブラケット4の両側に張り出すようにして設けら
れている。符号80A、80Bで示されるのは、吊りブ
ラケット80のための補強板である。
組の油圧ジャッキ61、62から成り、これらの油圧ジ
ャッキ61、62は、上側のブラケットフランジ42と
一体化した吊りブラケット80に、ブラケットウェブ4
1の両側に振り分けるようにして固設されている。すな
わち、油圧ジャッキ61、62は、吊りブラケット80
によりブラケット4の両側に張り出すようにして設けら
れている。符号80A、80Bで示されるのは、吊りブ
ラケット80のための補強板である。
【0023】一方、鉄骨梁1の仕口1Aには、受けブラ
ケット90が一体化して設けられている。符号90A、
90Bは受けブラケット90のための補強板である。
ケット90が一体化して設けられている。符号90A、
90Bは受けブラケット90のための補強板である。
【0024】油圧ジャッキ61、62にそれぞれセット
されているPC鋼線P1、P2はワイヤ10を構成する
ものである。PC鋼線P1は油圧ジャッキ61から垂下
して受けブラケット90の孔90Cを貫通し、受けブラ
ケット90の下面においてPC鋼線P1の端部P1Aが
吊り部材端部12に連結されている。PC鋼線P2は油
圧ジャッキ61から垂下し、PC鋼線P1とはブラケッ
トウェブ41及びウェブ23に関して反対側を通って受
けブラケット90に達しており、ここでPC鋼線P1と
同様にして、その端部P2Aが孔90Dを通って図示し
ない吊り部材端部に連結されている。図3は、鉄骨梁1
の仕口1Aの側における構成のみを詳細に示している
が、鉄骨梁1の仕口1Bの側における構成もこれと同様
である。
されているPC鋼線P1、P2はワイヤ10を構成する
ものである。PC鋼線P1は油圧ジャッキ61から垂下
して受けブラケット90の孔90Cを貫通し、受けブラ
ケット90の下面においてPC鋼線P1の端部P1Aが
吊り部材端部12に連結されている。PC鋼線P2は油
圧ジャッキ61から垂下し、PC鋼線P1とはブラケッ
トウェブ41及びウェブ23に関して反対側を通って受
けブラケット90に達しており、ここでPC鋼線P1と
同様にして、その端部P2Aが孔90Dを通って図示し
ない吊り部材端部に連結されている。図3は、鉄骨梁1
の仕口1Aの側における構成のみを詳細に示している
が、鉄骨梁1の仕口1Bの側における構成もこれと同様
である。
【0025】なお、へこみ段部4Bのための切欠きが大
きい場合には、吊り上げ装置6に掛かる荷重をブラケッ
ト4の先端で充分に支えることができるよう、ブラケッ
ト4に梁補強プレートを設けてブラケット4の剛性を確
保するようにしてもよい。同様に、鉄骨梁1の突出段部
1Cが長い場合には、鉄骨梁1に梁補強プレートを設け
て鉄骨梁1の剛性を確保するようにしてもよい。鉄骨梁
1の仕口1B側についても同様である。
きい場合には、吊り上げ装置6に掛かる荷重をブラケッ
ト4の先端で充分に支えることができるよう、ブラケッ
ト4に梁補強プレートを設けてブラケット4の剛性を確
保するようにしてもよい。同様に、鉄骨梁1の突出段部
1Cが長い場合には、鉄骨梁1に梁補強プレートを設け
て鉄骨梁1の剛性を確保するようにしてもよい。鉄骨梁
1の仕口1B側についても同様である。
【0026】以上の構成によれば、吊り上げ装置6、7
として構成されている油圧ジャッキを同時に作動させる
ことにより、鉄骨梁1の仕口1Aの下部と仕口1Bの下
部とがワイヤ10、11によって同時に持ち上げられ
る。この場合、仕口1Aの下側は1組のPC鋼線P1、
P2から成るワイヤ10により突出段部1Cを挟むよう
にして安定に吊り下げられる。図3に示されていない仕
口1Bの下側についても同様にしてワイヤ11によって
安定に吊り下げられる。このようにして、鉄骨梁1がブ
ラケット4のレベルにまで吊り上げられ、突出段部1C
がへこみ段部4Cにはまり合うと、仕口1Aの端縁が対
応するブラケット4の端縁につき合わせられる。仕口1
Bに関しても同様である。
として構成されている油圧ジャッキを同時に作動させる
ことにより、鉄骨梁1の仕口1Aの下部と仕口1Bの下
部とがワイヤ10、11によって同時に持ち上げられ
る。この場合、仕口1Aの下側は1組のPC鋼線P1、
P2から成るワイヤ10により突出段部1Cを挟むよう
にして安定に吊り下げられる。図3に示されていない仕
口1Bの下側についても同様にしてワイヤ11によって
安定に吊り下げられる。このようにして、鉄骨梁1がブ
ラケット4のレベルにまで吊り上げられ、突出段部1C
がへこみ段部4Cにはまり合うと、仕口1Aの端縁が対
応するブラケット4の端縁につき合わせられる。仕口1
Bに関しても同様である。
【0027】この状態において、鉄骨梁1のウェブ23
の端部およびブラケット4のブラケットウェブ41の接
続端にそれぞれ予め開けられている多数のボルト孔を用
いて高力ボルト接合が行われる。この高力ボルト接合は
スプライスプレートを用いる方法で施工されるが、この
接合方法それ自身は公知であるから、ここではその詳細
を説明するのを省略する。
の端部およびブラケット4のブラケットウェブ41の接
続端にそれぞれ予め開けられている多数のボルト孔を用
いて高力ボルト接合が行われる。この高力ボルト接合は
スプライスプレートを用いる方法で施工されるが、この
接合方法それ自身は公知であるから、ここではその詳細
を説明するのを省略する。
【0028】ブラケットウェブ41とウェブ23との接
合が完了したならば、このウェブ接合による耐力だけで
鉄骨梁1のリフトアップ荷重を支えておき、吊り上げ装
置6、7及びワイヤ10、11を撤去する。しかる後、
ブラケットフランジ42と上側フランジ21、及びブラ
ケットフランジ43と下側フランジ22とを高力ボルト
接合すると、これにより、鉄骨梁1のブラケット4、5
へのボルト接合が完了する。
合が完了したならば、このウェブ接合による耐力だけで
鉄骨梁1のリフトアップ荷重を支えておき、吊り上げ装
置6、7及びワイヤ10、11を撤去する。しかる後、
ブラケットフランジ42と上側フランジ21、及びブラ
ケットフランジ43と下側フランジ22とを高力ボルト
接合すると、これにより、鉄骨梁1のブラケット4、5
へのボルト接合が完了する。
【0029】なお、ブラケットウェブ41とウェブ23
とを接合したことによるウェブ接合耐力のみでは鉄骨梁
1のリフトアップ荷重を支えきれない場合には、吊り上
げ装置6、7を外す前にフランジ同志の接合を行う方法
を採用することができる。
とを接合したことによるウェブ接合耐力のみでは鉄骨梁
1のリフトアップ荷重を支えきれない場合には、吊り上
げ装置6、7を外す前にフランジ同志の接合を行う方法
を採用することができる。
【0030】図3に基づいて説明したように、吊り上げ
装置6は対応する吊りブラケット80によってブラケッ
ト4の両側に張り出すようにして設けられ、一方、PC
鋼線P1、P2は鉄骨梁1の仕口1Aに一体化した受け
ブラケット90によって鉄骨梁1から適宜のスペースを
保って鉄骨梁1を吊り下げることができるので、従来必
要とされていた仮設架台の組み払しが不要となる。さら
に、鉄骨梁1とブラケット4とのボルト接合の際にリフ
トアップの架台やワイヤ受けを外す必要なしにボルト接
合のための施工を行うことができる。この結果、仮設工
費の削減が可能な上に、工期の短縮を図ることができる
という利点を得ることができる。
装置6は対応する吊りブラケット80によってブラケッ
ト4の両側に張り出すようにして設けられ、一方、PC
鋼線P1、P2は鉄骨梁1の仕口1Aに一体化した受け
ブラケット90によって鉄骨梁1から適宜のスペースを
保って鉄骨梁1を吊り下げることができるので、従来必
要とされていた仮設架台の組み払しが不要となる。さら
に、鉄骨梁1とブラケット4とのボルト接合の際にリフ
トアップの架台やワイヤ受けを外す必要なしにボルト接
合のための施工を行うことができる。この結果、仮設工
費の削減が可能な上に、工期の短縮を図ることができる
という利点を得ることができる。
【0031】なお、上記実施の形態では、吊り上げ装置
及びワイヤ部材をそれぞれ一対ずつ設けた場合を例にと
って説明したが、これらは一対に限らず複数であっても
よい。
及びワイヤ部材をそれぞれ一対ずつ設けた場合を例にと
って説明したが、これらは一対に限らず複数であっても
よい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、躯体上部
に吊り上げ装置を設置するための架台を架設する必要が
なく、吊り上げ装置を吊りブラケットを用いてブラケッ
トに設置することができるので、仮設架台の設置費用を
削減してコストの低減を図ることができる。また、仮設
架台の組み払しの手間が省けるため、工期の短縮を図る
ことができる。
に吊り上げ装置を設置するための架台を架設する必要が
なく、吊り上げ装置を吊りブラケットを用いてブラケッ
トに設置することができるので、仮設架台の設置費用を
削減してコストの低減を図ることができる。また、仮設
架台の組み払しの手間が省けるため、工期の短縮を図る
ことができる。
【0033】さらに、ブラケットの上に取り付けられた
吊り上げ装置から垂下されたワイヤ部材を梁部材の対応
する仕口の下側に繋着して梁部材を所定の接合作業のた
めのレベルにまで吊り上げたときに、リフトアップの架
台やワイヤ受けを外すことなく所要のボルト接合作業を
行うことができるので、便利であり、工期の短縮を図る
ことができる。
吊り上げ装置から垂下されたワイヤ部材を梁部材の対応
する仕口の下側に繋着して梁部材を所定の接合作業のた
めのレベルにまで吊り上げたときに、リフトアップの架
台やワイヤ受けを外すことなく所要のボルト接合作業を
行うことができるので、便利であり、工期の短縮を図る
ことができる。
【図1】本発明によるリフトアップ工法の実施の形態の
一例を説明するための説明図。
一例を説明するための説明図。
【図2】図1で説明したリフトアップ工法において鉄骨
梁をブラケットとの接合レベルにまでリフトアップした
場合の状態を示す図。
梁をブラケットとの接合レベルにまでリフトアップした
場合の状態を示す図。
【図3】図1及び図2に示されている吊りブラケット及
び受けブラケットの取付状態を詳細に示す要部斜視図。
び受けブラケットの取付状態を詳細に示す要部斜視図。
【図4】従来のリフトアップ工法を説明するための説明
図。
図。
1 鉄骨梁 1A、1B 仕口 1C、1D 突出段部 2、3 鉄骨柱 4、5 ブラケット 4A、5A 接合端 4B、5B へこみ段部 6、7 吊り上げ装置 10、11 ワイヤ 61、62 油圧ジャッキ 80、81 吊りブラケット 90、91 受けブラケット P1、P2 PC鋼線
Claims (2)
- 【請求項1】 躯体の上部に複数の吊り上げ装置を設置
し、梁部材の各端部に取り付けられた複数のワイヤ部材
を前記複数の吊り上げ装置で引き上げて前記梁部材をリ
フトアップし、前記躯体に予め取り付けられている複数
のブラケットの各接合端に前記梁部材の対応する仕口を
近接して対向させ前記梁部材を前記複数のブラケットに
ボルト接合するようにしたリフトアップ工法において、
前記梁部材の各仕口を下側が突になる段形状に加工して
おくと共に前記複数のブラケットの各接合端の形状を対
応する前記仕口の形状に相応した上側が突になる段形状
に加工しておき、前記複数のブラケットとそれぞれ一体
化した吊りブラケットに前記複数の吊り上げ装置をそれ
ぞれ取り付け、前記梁部材の各仕口とそれぞれ一体化し
た受けブラケットに前記複数のワイヤ部材の対応する一
端をそれぞれ連結し、前記複数のワイヤ部材を前記複数
の吊り上げ装置で引き上げて前記梁部材を前記複数のブ
ラケットのレベルにまでリフトアップするようにしたこ
とを特徴とする仮設架台を必要としないリフトアップ工
法。 - 【請求項2】 前記複数の吊り上げ装置によって前記梁
部材を吊り下げた状態で前記梁部材と前記複数のブラケ
ットとのボルト接合を行うことができるように、前記複
数の吊り上げ装置の取り付け位置及び前記複数のワイヤ
部材の前記梁部材への結合位置が定められている請求項
1記載の仮設架台を必要としないリフトアップ工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404698A JPH11210089A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 仮設架台を必要としないリフトアップ工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404698A JPH11210089A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 仮設架台を必要としないリフトアップ工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11210089A true JPH11210089A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12127547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2404698A Withdrawn JPH11210089A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 仮設架台を必要としないリフトアップ工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11210089A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002070311A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Takenaka Komuten Co Ltd | リフトアップ機構と工法 |
SG106557A1 (en) * | 1998-11-16 | 2004-10-29 | Hitachi Plant Eng & Constr Co | Construction method for emplacing main-beam and centering adjustment apparatus for main-beam |
JP2008214932A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建物の構築方法 |
CN111677301A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-18 | 中冶(上海)钢结构科技有限公司 | 用于钢结构整体提升同步性调整的测量及处理系统 |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP2404698A patent/JPH11210089A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG106557A1 (en) * | 1998-11-16 | 2004-10-29 | Hitachi Plant Eng & Constr Co | Construction method for emplacing main-beam and centering adjustment apparatus for main-beam |
JP2002070311A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Takenaka Komuten Co Ltd | リフトアップ機構と工法 |
JP4507038B2 (ja) * | 2000-08-28 | 2010-07-21 | 株式会社竹中工務店 | リフトアップ機構と工法 |
JP2008214932A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建物の構築方法 |
CN111677301A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-18 | 中冶(上海)钢结构科技有限公司 | 用于钢结构整体提升同步性调整的测量及处理系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041007 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060630 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070511 |