JP2630107B2 - エレベーターシャフトの施工方法 - Google Patents

エレベーターシャフトの施工方法

Info

Publication number
JP2630107B2
JP2630107B2 JP3109566A JP10956691A JP2630107B2 JP 2630107 B2 JP2630107 B2 JP 2630107B2 JP 3109566 A JP3109566 A JP 3109566A JP 10956691 A JP10956691 A JP 10956691A JP 2630107 B2 JP2630107 B2 JP 2630107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
elevator shaft
construction
elevator
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3109566A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04317976A (ja
Inventor
博文 早川
潔 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOBAYASHIGUMI KK
Original Assignee
OOBAYASHIGUMI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OOBAYASHIGUMI KK filed Critical OOBAYASHIGUMI KK
Priority to JP3109566A priority Critical patent/JP2630107B2/ja
Publication of JPH04317976A publication Critical patent/JPH04317976A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2630107B2 publication Critical patent/JP2630107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄骨コンクリート構
造の高層ビルの工事に際してエレベーターシャフトを施
工する方法に関し、特に、プレキャストコンクリート製
のエレベーターシャフトモジュールを順次上方へ積み上
げて連結してエレベーターシャフトを構築する方法の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特公昭第59−1667号公報
(B66B 7/00)に開示されているように、ビル
建設に伴ってエレベーターシャフトを構築する方法とし
て、プレキャストコンクリート構造で所定長さのエレベ
ーターシャフトモジュールを予め製作しておき、ビル建
設現場においてモジュールを順次上方へ積み上げて設置
する施工方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特許公報の従来技
術では、前記モジュールの所定箇所にネジ穴を形成して
おき、モジュールを現場に設置してから前記ネジ穴にア
ンカーボルトを取り付け、そのアンカーボルトを打設す
る床コンクリート中に埋め込む。これでモジュールを建
設中の建物に固定している。つまりエレベーターシャフ
トモジュールを順次積み上げて固定する工事は、建物の
各階のコンクリートの打設工事に合せて行われる。した
がってコンクリート打設前の鉄骨工事の段階でエレベー
ターシャフトを上まで施工することはせず、工事のため
の仮設のエレベーターを別途に設けていた。このため、
工事の費用が嵩む欠点があった。
【0004】また前記の従来技術では、上下ふたつのモ
ジュールを連続するように設けた連結用の穴内に連結用
の鋼材を挿入し、その鋼材と穴内の鋼材とを溶接するこ
とで、上下のモジュールを連結・固定している。これは
構造も複雑だし、連結作業も非常に面倒であり、コスト
および工期の面で満足することができなかった。
【0005】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、コンクリート打設前の鉄骨
工事の段階でプレキャストコンクリート製のエレベータ
ーシャフトを簡単な工事で順次積み上げて設置して、仮
設あるいは本設のエレベーターシャフトとして利用する
ことができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、プ
レキャストコンクリート製のエレベーターシャフトモジ
ュールの上端部に、その筒体の内面に沿って上方へ突出
する連結筒部と、前記モジュールの上端面から外側へ水
平に突出するフランジ部とを一体に有する連結金具を固
定しておき、このモジュールを建て込んで前記フランジ
部を鉄骨梁に固定するとともに、このモジュールの上に
別のモジュールを積み上げる際に、下のモジュールの前
記連結筒部を上のモジュールの下端部内側に嵌め込ん
で、その連結筒部と上のモジュールとを固定するように
した。
【0007】
【作用】建設中の建物の鉄骨に前記モジュールを組み込
み、モジュール上端に水平に張りだしている前記フラン
ジ部を鉄骨梁にボルトなどで締結することで、モジュー
ルは鉄骨に固定される。この固定されたモジュールの上
に別のモジュールを積み上げる際に、上のモジュールの
下部を下のモジュールの前記連結筒部に嵌め込むことで
両モジュールの位置合せができ、かつ連結筒部と上のモ
ジュールをボルトなどで締結することで両モジュールが
連結・固定される。
【0008】
【実施例】図1にこの発明を適用したプレキャストコン
クリート製のエレベーターシャフトモジュール1を示し
ている。これは建物の1階分の高さの四角の筒体であ
り、出入口用の切り欠き2が形成されている。モジュー
ル1の上端部に連結金具3が取り付けられている。連結
金具3は、モジュール1の内面に沿う寸法の四角の連結
筒部3aと、この連結筒部3a中間位置の外周に水平方
向に張り出したフランジ部3bを一体に備えたもので、
全体に多数のボルト締結用の穴が形成されている。
【0009】モジュール1の上下両端部の内面には連結
筒部3aを嵌合した状態で内面全体が面一になるよう
に、連結筒部3aの厚み分の凹部4が形成されている。
またモジュール1の凹部4の位置には前記連結筒部3a
のボルト穴と合致する多数のボルト穴5が形成されてい
る。モジュール1の上部に連結金具3を嵌め込み、両者
をボルトで固定しておく。
【0010】前記モジュール1を用いたエレベーターシ
ャフトの施工状態を図2と図3に示している。建設現場
の基礎床6上に最下部のモジュール1(連結金具3が付
いたもの)を位置決めして設置すると、連結金具3のフ
ランジ部3bが上部の鉄骨梁7a上にちょうど当接す
る。そこでフランジ部3bと鉄骨梁7aとをボルトなど
で固定する。
【0011】次に二段めのモジュール1を前記のモジュ
ール1の上に設置する。そのとき下のモジュール1の連
結筒部3aと上のモジュール1の下部とを嵌め合わせ
る。すると両者のボルト穴が合致するので、ボルトなど
で両者を締結する。またこのとき、上のモジュール1の
連結金具フランジ部3bが二段めの鉄骨梁7b上にちょ
うど当接する。そこでフランジ部3bと鉄骨梁7bとを
ボルトなどで固定する。
【0012】以上のようにして、建物の鉄骨工事の段階
でモジュール1を順次積み上げて、エレベーターシャフ
トを構築する。そして、エレベーターを据え付け、その
後の工事に使用する。
【0013】
【発明の効果】この発明では、プレキャストコンクリー
ト製のエレベーターシャフトモジュールに連結筒部とフ
ランジ部を有する連結金具を取り付けておき、前記フラ
ンジ部によって建物の鉄骨梁に固定するとともに、前記
連結筒部によって上下のモジュールを連結・固定するの
で、建物のコンクリート打設工事に先立ってエレベータ
ーシャフトを構築することができ、したがってこれを建
設工事用の仮設のエレベーターにも利用することがで
き、従来に比べて工費および工期を削減することができ
る。またモジュールを建て込むための固定構造、連結構
造が簡単なので、モジュールの製作費が安くなり、現場
での固定・連結の作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用したエレベーターシャフトモジ
ュールの斜視図
【図2】同上モジュールの建て込み状態を示す断面図
【図3】同上モジュールを積み上げて設置している状態
の断面図
【符号の説明】
1 エレベーターシャフトモジュール 3 連結金具 3a 連結筒部 3b フランジ部 7a、7b 鉄骨梁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート製のエレベー
    ターシャフトモジュールを建物の鉄骨工事の際に順次上
    方へ積み上げて連結してエレベーターシャフトを構築す
    る方法であって、 前記モジュールの上端部に、その筒体の内面に沿って上
    方へ突出する連結筒部と、前記モジュールの上端面から
    外側へ水平に突出するフランジ部とを一体に有する連結
    金具を固定しておき、 前記モジュールを建て込んで前記フランジ部を鉄骨梁に
    固定するとともに、そのモジュールの上に別のモジュー
    ルを積み上げる際に、下のモジュールの前記連結筒部を
    上のモジュールの下端部内側に嵌め込んで、その連結筒
    部と上のモジュールとを固定する ことを特徴とするエレ
    ベーターシャフトの施工方法。
JP3109566A 1991-04-16 1991-04-16 エレベーターシャフトの施工方法 Expired - Fee Related JP2630107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3109566A JP2630107B2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 エレベーターシャフトの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3109566A JP2630107B2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 エレベーターシャフトの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04317976A JPH04317976A (ja) 1992-11-09
JP2630107B2 true JP2630107B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=14513494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3109566A Expired - Fee Related JP2630107B2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 エレベーターシャフトの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2630107B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106049826A (zh) * 2016-07-06 2016-10-26 南京市莱茵帝得电梯有限公司 一种预制型电梯井

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50127343A (ja) * 1974-03-27 1975-10-07
JP2668237B2 (ja) * 1988-04-14 1997-10-27 株式会社竹中工務店 コア部先行型建築工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04317976A (ja) 1992-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5138813A (en) Building construction method and concrete panel for use therein
JP2630107B2 (ja) エレベーターシャフトの施工方法
JPH1136449A (ja) 柱梁接合部構造
JP3044459B2 (ja) 塔状構造物建設方法
JP4163329B2 (ja) 建物ユニットおよびユニット式建物
JP2000129953A (ja) 免震装置の基礎への取付け工法
JPS60188553A (ja) 建築架構
JPS5914568Y2 (ja) 集成プレキャストコンクリ−トパネル
JPH0115774Y2 (ja)
KR100466695B1 (ko) 조립식 건물의 지붕구조체와 벽체 간의 결합구조 및 방법
JP2577385Y2 (ja) 壁パネルの設置構造
JPH0696916B2 (ja) 増築用間仕切耐力壁パネルの施工方法
JP2683878B2 (ja) プレキャスト階段構造
JP2692696B2 (ja) 玄関ユニット
JPH0813962A (ja) 組立式門柱
JP2599529Y2 (ja) 勝手口階段
JP2000027478A (ja) 立体駐車場の落下防止壁構築法および落下防止壁
JPS6343281Y2 (ja)
JP2558889Y2 (ja) ガレージ
JPH061921Y2 (ja) 木造建築物の骨組構造体用補強金具
JP2989337B2 (ja) 鉄骨鉄筋コンクリート構造における梁の先組工法
JP2558094Y2 (ja) 鉄筋コンクリート建物の構築用埋殺し柱PCa部材
JPH0122011Y2 (ja)
JP2820542B2 (ja) ボックス型住宅ユニットの製造方法
JPH09217357A (ja) アンカ−フレ−ム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees