JP2820542B2 - ボックス型住宅ユニットの製造方法 - Google Patents
ボックス型住宅ユニットの製造方法Info
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- JP2820542B2 JP2820542B2 JP1228291A JP1228291A JP2820542B2 JP 2820542 B2 JP2820542 B2 JP 2820542B2 JP 1228291 A JP1228291 A JP 1228291A JP 1228291 A JP1228291 A JP 1228291A JP 2820542 B2 JP2820542 B2 JP 2820542B2
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- floor
- ceiling
- housing unit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレファブ住宅を構成
するボックス型住宅ユニットに係わり、特に鉄骨フレー
ムからなる架構に木質パネルを組み込んだ住宅ユニット
の製造方法に関するものである。
するボックス型住宅ユニットに係わり、特に鉄骨フレー
ムからなる架構に木質パネルを組み込んだ住宅ユニット
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一戸建て住宅等の建築にあって
は、例えば建築現場に建築用の角材等を搬入した上、作
業者が現場でかんななどをひいてこれを組み立てるいわ
ゆる在来工法や、矩形枠組みの両面に面板を貼着してな
る木質パネルを用いてこれを面方向に接合し床、壁、天
井などを構成するパネル工法等が採られている。
は、例えば建築現場に建築用の角材等を搬入した上、作
業者が現場でかんななどをひいてこれを組み立てるいわ
ゆる在来工法や、矩形枠組みの両面に面板を貼着してな
る木質パネルを用いてこれを面方向に接合し床、壁、天
井などを構成するパネル工法等が採られている。
【0003】所定の規格に基づいて予め工場製作された
パネルを用いて構築されるプレファブ住宅にあっては、
各パネルを個別に組み立てていくことで構築されること
が従来一般的であるが、施工をより簡略化して工期の短
縮を図るため、それら各パネルを予め箱型のユニットに
組み立て、そのユニットを一括して吊り上げて所定位置
に設置するユニット工法が提案されている。そのような
ユニット工法による場合、ユニットを大形とするほど施
工が簡略化され、また、クレーンの稼動時間も短くて済
み、より効率的である。
パネルを用いて構築されるプレファブ住宅にあっては、
各パネルを個別に組み立てていくことで構築されること
が従来一般的であるが、施工をより簡略化して工期の短
縮を図るため、それら各パネルを予め箱型のユニットに
組み立て、そのユニットを一括して吊り上げて所定位置
に設置するユニット工法が提案されている。そのような
ユニット工法による場合、ユニットを大形とするほど施
工が簡略化され、また、クレーンの稼動時間も短くて済
み、より効率的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術における次のような課題を解決せんとするもので
ある。
来技術における次のような課題を解決せんとするもので
ある。
【0005】第1に住宅ユニットを構成するパネルは、
建材としての強度は十分に高いものであるが、パネルを
ユニット化して大形化した場合には、重量が増すために
パネルの上框を介してクレーンによりユニットを吊り上
げることが出来ない問題がある。
建材としての強度は十分に高いものであるが、パネルを
ユニット化して大形化した場合には、重量が増すために
パネルの上框を介してクレーンによりユニットを吊り上
げることが出来ない問題がある。
【0006】すなわち、住宅ユニットをクレーンで吊り
上げるためには、一般に住宅ユニットの上面に位置する
パネルの胴差しボルト用のボルト孔の内、数箇所に吊り
上げ用金具を差し込んで芯材と係合させるとともに、こ
の吊り上げ用金具に固定されているワイヤをクレーンで
引き上げるようにしていることから、壁パネルの上框に
はユニットの重量が直接的に加わるものである。そし
て、ユニットが比較的小形で軽量である場合には上框は
そのような荷重に耐え得るが、ユニットが大形化してそ
の重量がたとえば2Ton以上にも及ぶような場合には上
框が曲げ変形してしまう恐れがある。
上げるためには、一般に住宅ユニットの上面に位置する
パネルの胴差しボルト用のボルト孔の内、数箇所に吊り
上げ用金具を差し込んで芯材と係合させるとともに、こ
の吊り上げ用金具に固定されているワイヤをクレーンで
引き上げるようにしていることから、壁パネルの上框に
はユニットの重量が直接的に加わるものである。そし
て、ユニットが比較的小形で軽量である場合には上框は
そのような荷重に耐え得るが、ユニットが大形化してそ
の重量がたとえば2Ton以上にも及ぶような場合には上
框が曲げ変形してしまう恐れがある。
【0007】したがって、そのような大形のユニットを
構成するための壁パネルには、上框の曲げ変形を防止す
るための補助金具を予め組み込んでおく等の対策が必要
となり、標準規格のパネルを用いることが出来ないので
ある。
構成するための壁パネルには、上框の曲げ変形を防止す
るための補助金具を予め組み込んでおく等の対策が必要
となり、標準規格のパネルを用いることが出来ないので
ある。
【0008】第2に、前記のようなユニット工法は、柱
などを用いず、パネルのみを面方向に接続して構築し、
完成時にその強度を期待するものであるため、構築中の
住宅ユニットは形状が安定せず、木質パネルの接続に不
便が生じていた。
などを用いず、パネルのみを面方向に接続して構築し、
完成時にその強度を期待するものであるため、構築中の
住宅ユニットは形状が安定せず、木質パネルの接続に不
便が生じていた。
【0009】パネルを立設した状態で水平方向に接続し
て筒状に構成される壁部などにおいては、構築中の形状
の安定しない状態でパネルを接続してなる壁体の重量が
増すことから、ボルト接合する双方のパネルの位置を調
整して双方のボルト孔の位置を一致させることが大変で
あり、構築作業に不便であるといった問題がある。
て筒状に構成される壁部などにおいては、構築中の形状
の安定しない状態でパネルを接続してなる壁体の重量が
増すことから、ボルト接合する双方のパネルの位置を調
整して双方のボルト孔の位置を一致させることが大変で
あり、構築作業に不便であるといった問題がある。
【0010】本発明は、前記事情に鑑みて提案されたも
ので、その目的とするところは、吊り上げ時においても
構築時においても躯体に変形を生じることないボックス
型住宅ユニットの有効適切な製造方法を提供することに
ある。
ので、その目的とするところは、吊り上げ時においても
構築時においても躯体に変形を生じることないボックス
型住宅ユニットの有効適切な製造方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明のボックス型住宅ユニットの製造方法は、鉄
骨材をコ字状に組み、床の外形を形成する床枠組みの一
部を構築し、この床枠組みに床面を形成する木質パネル
を挿入固定した後、床枠組みの開口部に鉄骨材を取り付
けて床枠組みを構築する工程と、この床枠組みの隅部に
1本の柱体を立設して、この柱体を基準にして前記床枠
組み鉄骨材に沿って壁面を形成する木質パネルを建て込
んだ後、床枠組みの隅部に新たに柱体を立設し、壁面を
形成する木質パネルを柱体ではさむようにして固定する
工程と、新たに立設した柱体を基準にして残りの壁の部
位に木質パネルを面方向に接合しつつ立設し、最後の柱
体を取り付ける工程と、この壁面を構成する木質パネル
の上端に鉄骨材をコ字状に組み、天井の外形を形成する
天井枠組みの一部を構築し、この天井枠組みに天井面を
形成する木質パネルを挿入固定した後、天井枠組みの開
口部に鉄骨材を取り付けて天井枠組みを構築する工程と
を具備してなることを特徴とするものである。
めに本発明のボックス型住宅ユニットの製造方法は、鉄
骨材をコ字状に組み、床の外形を形成する床枠組みの一
部を構築し、この床枠組みに床面を形成する木質パネル
を挿入固定した後、床枠組みの開口部に鉄骨材を取り付
けて床枠組みを構築する工程と、この床枠組みの隅部に
1本の柱体を立設して、この柱体を基準にして前記床枠
組み鉄骨材に沿って壁面を形成する木質パネルを建て込
んだ後、床枠組みの隅部に新たに柱体を立設し、壁面を
形成する木質パネルを柱体ではさむようにして固定する
工程と、新たに立設した柱体を基準にして残りの壁の部
位に木質パネルを面方向に接合しつつ立設し、最後の柱
体を取り付ける工程と、この壁面を構成する木質パネル
の上端に鉄骨材をコ字状に組み、天井の外形を形成する
天井枠組みの一部を構築し、この天井枠組みに天井面を
形成する木質パネルを挿入固定した後、天井枠組みの開
口部に鉄骨材を取り付けて天井枠組みを構築する工程と
を具備してなることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明にかかるボックス型住宅ユニットの製造
方法では、ボックス型住宅ユニットの床枠組み、柱体、
天井枠組みの構成を常に先行して進めることによって、
これら床枠組み、柱体、天井枠組みに固定された鉄骨材
の位置を基準にして、順次ボックス型住宅ユニットの床
面、壁面、天井面となる木質パネルを設置する。
方法では、ボックス型住宅ユニットの床枠組み、柱体、
天井枠組みの構成を常に先行して進めることによって、
これら床枠組み、柱体、天井枠組みに固定された鉄骨材
の位置を基準にして、順次ボックス型住宅ユニットの床
面、壁面、天井面となる木質パネルを設置する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0014】図1に示す符号1は、本実施例のボックス
型住宅ユニットの製造方法によって製造されたボックス
型住宅ユニットである。
型住宅ユニットの製造方法によって製造されたボックス
型住宅ユニットである。
【0015】このボックス型住宅ユニット(以下単に住
宅ユニットと称する)1を製造するには、本実施例の製
造方法によって以下のような手順で行う。
宅ユニットと称する)1を製造するには、本実施例の製
造方法によって以下のような手順で行う。
【0016】まず、図2に示すように、断面が同一のH
型に形成された長短2種類の鉄骨材2a、2bをコ字状に
組み、床の外形を形成する床枠組み3Aの一部を構築す
る。
型に形成された長短2種類の鉄骨材2a、2bをコ字状に
組み、床の外形を形成する床枠組み3Aの一部を構築す
る。
【0017】ここで、鉄骨2aは、図3に示すように住
宅ユニット1の床面を構成する木質パネル4の長さにほ
ぼ等しい長さに形成されており、また、鉄骨2bは、床
枠組み3Aの中に前記木質パネル4を4枚組み込むこと
ができる大きさに形成されている。
宅ユニット1の床面を構成する木質パネル4の長さにほ
ぼ等しい長さに形成されており、また、鉄骨2bは、床
枠組み3Aの中に前記木質パネル4を4枚組み込むこと
ができる大きさに形成されている。
【0018】そして、この床枠組み3Aに、住宅ユニッ
ト1の床面を形成する木質パネル4を互いに長辺を当接
させた状態で面方向に水平に四枚挿入して後述の手段に
より固定した後、床枠組み3Aの開口部に鉄骨材2bを
取り付けて床枠組み3Aを完成する。
ト1の床面を形成する木質パネル4を互いに長辺を当接
させた状態で面方向に水平に四枚挿入して後述の手段に
より固定した後、床枠組み3Aの開口部に鉄骨材2bを
取り付けて床枠組み3Aを完成する。
【0019】次いで、図4および図5に示すように、こ
の床枠組み3Aの隅部に1本の柱体3Bを立設して、こ
の柱体3Bを基準に前記床枠組み3Aの鉄骨材2a、2b
に沿って壁面を形成する木質パネル4を建て込む。
の床枠組み3Aの隅部に1本の柱体3Bを立設して、こ
の柱体3Bを基準に前記床枠組み3Aの鉄骨材2a、2b
に沿って壁面を形成する木質パネル4を建て込む。
【0020】続いて、木質パネル4によって形成された
前記壁面の前記柱体3Bと反対側に位置する前記床枠組
み3Aの隅部に新たに柱体3Bを立設し、壁面を形成す
る木質パネル4を柱体3Bではさむようにして固定す
る。
前記壁面の前記柱体3Bと反対側に位置する前記床枠組
み3Aの隅部に新たに柱体3Bを立設し、壁面を形成す
る木質パネル4を柱体3Bではさむようにして固定す
る。
【0021】そして、新たに立設した柱体3Bを基準に
して残りの壁の部位に木質パネル4を面方向に接合しつ
つ立設し、最後の柱体3Bを取り付けて、筒状の壁面を
完成する。なお柱体3Bは、図8に示すように、住宅ユ
ニット1の壁面を構成する木質パネル4の側部に接合さ
れる2枚のフランジ板を互いに直角に交差して溶接した
断面L字状のアングル材であり、床枠組み2Aに溶接し
て固定されている。
して残りの壁の部位に木質パネル4を面方向に接合しつ
つ立設し、最後の柱体3Bを取り付けて、筒状の壁面を
完成する。なお柱体3Bは、図8に示すように、住宅ユ
ニット1の壁面を構成する木質パネル4の側部に接合さ
れる2枚のフランジ板を互いに直角に交差して溶接した
断面L字状のアングル材であり、床枠組み2Aに溶接し
て固定されている。
【0022】完成した壁面を構成する木質パネル4の上
端には、鉄骨材2a、2bを前記床枠組み3Aと同様にし
てコ字状に組み、天井の外形を形成する天井枠組み3C
の一部を構築し、この天井枠組み3Cに天井面を形成す
る木質パネル4を挿入して固定する。
端には、鉄骨材2a、2bを前記床枠組み3Aと同様にし
てコ字状に組み、天井の外形を形成する天井枠組み3C
の一部を構築し、この天井枠組み3Cに天井面を形成す
る木質パネル4を挿入して固定する。
【0023】最後に、天井枠組み3Cの開口部に鉄骨材
2a、2bを取り付けて天井枠組み3Cを完成して住宅ユ
ニット1の構築を完了する。
2a、2bを取り付けて天井枠組み3Cを完成して住宅ユ
ニット1の構築を完了する。
【0024】前記において、鉄骨材2a、2bは、床枠組
み3A、柱体3B、天井枠組み3Cのそれぞれの隅部に
おいて、それぞれの端面の下端を略正方形板状の接続板
5に溶接することによって接続する。
み3A、柱体3B、天井枠組み3Cのそれぞれの隅部に
おいて、それぞれの端面の下端を略正方形板状の接続板
5に溶接することによって接続する。
【0025】また、床枠組み3A、柱体3B、天井枠組
み3Cに対する木質パネル4の接続手段は、図5および
図8に示すように、鉄骨材2a、2bの水平に突出してい
る上下のフランジ部の間に木質パネル4を嵌合させ、木
質パネル4の框にボルト6aを挿入してパネル内部でナ
ット6bに締結することによって接続する。
み3Cに対する木質パネル4の接続手段は、図5および
図8に示すように、鉄骨材2a、2bの水平に突出してい
る上下のフランジ部の間に木質パネル4を嵌合させ、木
質パネル4の框にボルト6aを挿入してパネル内部でナ
ット6bに締結することによって接続する。
【0026】また、この際木質パネル4同士の当接面に
は、予め接着剤を塗布しておき、パネル同士を接着接合
することは勿論である。
は、予め接着剤を塗布しておき、パネル同士を接着接合
することは勿論である。
【0027】なお、1階を構成する住宅ユニット1の場
合には、床枠組み2aの下面に、住宅ユニット1を基礎
7に設置する際に、基礎上面のモルタル充填孔7aに挿
入されるアンカー鉄筋3Aaを溶接しておくことは言う
までもない。
合には、床枠組み2aの下面に、住宅ユニット1を基礎
7に設置する際に、基礎上面のモルタル充填孔7aに挿
入されるアンカー鉄筋3Aaを溶接しておくことは言う
までもない。
【0028】本実施例のボックス型住宅ユニットの製造
方法は、鉄骨製の床枠組み3A、柱体3B、天井枠組み
3Cの構築を常に先行して進めることによって、これら
床枠組み3A、柱体3B、天井枠組み3Cに固定された
鉄骨材2a、2bの位置を基準にして、順次住宅ユニット
1の床面、壁面、天井面となる木質パネル4を設置する
ため、鉄骨の架構の内部に木質パネル4を容易に組み込
むことができ、木質パネル4と鉄骨からなる住宅ユニッ
ト1の構築の作業能率が向上する。
方法は、鉄骨製の床枠組み3A、柱体3B、天井枠組み
3Cの構築を常に先行して進めることによって、これら
床枠組み3A、柱体3B、天井枠組み3Cに固定された
鉄骨材2a、2bの位置を基準にして、順次住宅ユニット
1の床面、壁面、天井面となる木質パネル4を設置する
ため、鉄骨の架構の内部に木質パネル4を容易に組み込
むことができ、木質パネル4と鉄骨からなる住宅ユニッ
ト1の構築の作業能率が向上する。
【0030】また、これら床面、壁面、天井面を構成す
る木質パネル4は、個別に鉄骨材2a、2bに固定するよ
うになっているから、構築中も住宅ユニット1の躯体の
形状が安定であり、未完成部分の保持が不要となって住
宅ユニット1の構築の作業能率が向上する。
る木質パネル4は、個別に鉄骨材2a、2bに固定するよ
うになっているから、構築中も住宅ユニット1の躯体の
形状が安定であり、未完成部分の保持が不要となって住
宅ユニット1の構築の作業能率が向上する。
【0031】なお、住宅ユニット1の構築後、柱体3B
の開口部には、この開口部に適応する角柱状の化粧柱を
はめ込んで固定する。
の開口部には、この開口部に適応する角柱状の化粧柱を
はめ込んで固定する。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のボック
ス型住宅ユニットの製造方法によれば、吊り上げ時にお
いても構築時においても躯体に変形を生じることないボ
ックス型住宅ユニットを構築するにあたって、鉄骨材を
コ字状に組み、床の外形を形成する床枠組みの一部を構
築し、この床枠組みに床面を形成する木質パネルを挿入
固定した後、床枠組みの開口部に鉄骨材を取り付けて床
枠組みを構築する工程と、この床枠組みの隅部に1本の
柱体を立設して、この柱体を基準にして前記床枠組み鉄
骨材に沿って壁面を形成する木質パネルを建て込んだ
後、床枠組みの隅部に新たに柱体を立設し、壁面を形成
する木質パネルを柱体ではさむようにして固定する工程
と、新たに立設した柱体を基準にして残りの壁の部位に
木質パネルを面方向に接合しつつ立設し、最後の柱体を
取り付ける工程と、この壁面を構成する木質パネルの上
端に鉄骨材をコ字状に組み、天井の外形を形成する天井
枠組みの一部を構築し、この天井枠組みに天井面を形成
する木質パネルを挿入固定した後、天井枠組みの開口部
に鉄骨材を取り付けて天井枠組みを構築する工程とを具
備してなることを特徴とするから、鉄骨の架構の内部に
木質パネルを容易に組み込むことができ、木質パネルと
鉄骨からなるボックス型住宅ユニットの構築の作業能率
が向上する。
ス型住宅ユニットの製造方法によれば、吊り上げ時にお
いても構築時においても躯体に変形を生じることないボ
ックス型住宅ユニットを構築するにあたって、鉄骨材を
コ字状に組み、床の外形を形成する床枠組みの一部を構
築し、この床枠組みに床面を形成する木質パネルを挿入
固定した後、床枠組みの開口部に鉄骨材を取り付けて床
枠組みを構築する工程と、この床枠組みの隅部に1本の
柱体を立設して、この柱体を基準にして前記床枠組み鉄
骨材に沿って壁面を形成する木質パネルを建て込んだ
後、床枠組みの隅部に新たに柱体を立設し、壁面を形成
する木質パネルを柱体ではさむようにして固定する工程
と、新たに立設した柱体を基準にして残りの壁の部位に
木質パネルを面方向に接合しつつ立設し、最後の柱体を
取り付ける工程と、この壁面を構成する木質パネルの上
端に鉄骨材をコ字状に組み、天井の外形を形成する天井
枠組みの一部を構築し、この天井枠組みに天井面を形成
する木質パネルを挿入固定した後、天井枠組みの開口部
に鉄骨材を取り付けて天井枠組みを構築する工程とを具
備してなることを特徴とするから、鉄骨の架構の内部に
木質パネルを容易に組み込むことができ、木質パネルと
鉄骨からなるボックス型住宅ユニットの構築の作業能率
が向上する。
【0033】また、これら床面、壁面、天井面を構成す
る木質パネルは、個別に鉄骨材間に介在し、これら鉄骨
材に互いに補強しあうように組み合わせて固定するよう
になっているから、構築中もボックス型住宅ユニットの
躯体の形状が安定であり、未完成部分の保持が不要とな
ってボックス型住宅ユニットの構築の作業能率が向上す
る。
る木質パネルは、個別に鉄骨材間に介在し、これら鉄骨
材に互いに補強しあうように組み合わせて固定するよう
になっているから、構築中もボックス型住宅ユニットの
躯体の形状が安定であり、未完成部分の保持が不要とな
ってボックス型住宅ユニットの構築の作業能率が向上す
る。
【0034】また、これら床面、壁面、天井面を構成す
る木質パネルは、個別に鉄骨材に固定するようになって
いるから、構築中もボックス型住宅ユニットの躯体の形
状が安定であり、未完成部分の保持が不要となってボッ
クス型住宅ユニットの構築の作業能率が向上する。
る木質パネルは、個別に鉄骨材に固定するようになって
いるから、構築中もボックス型住宅ユニットの躯体の形
状が安定であり、未完成部分の保持が不要となってボッ
クス型住宅ユニットの構築の作業能率が向上する。
【0035】そして、前記の結果、吊り上げ時において
も構築時においても躯体に変形を生じることないボック
ス型住宅ユニットの有効適切な製造方法を提供すること
ができる。
も構築時においても躯体に変形を生じることないボック
ス型住宅ユニットの有効適切な製造方法を提供すること
ができる。
【図1】本実施例のボックス型住宅ユニットを示す斜視
図である。
図である。
【図2】床枠組みの構成初期段階を示す斜視図である。
【図3】床枠組みに、床面を構成する木質パネルを挿入
する手順を示す斜視図である。
する手順を示す斜視図である。
【図4】床枠組みに柱体を立設する初期段階を示す斜視
図である。
図である。
【図5】床枠組みの基礎への取り付け方法を示す斜視図
である。
である。
【図6】木質パネルを設置して壁面を構築する初期段階
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】壁面を構築する中間段階を示す斜視図である。
【図8】前記木質パネルを柱体に固定する固定手段を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 ボックス型住宅ユニット 2a 鉄骨材 2b 鉄骨材 3A 床枠組み 3B 柱体 3C 天井枠組み 4 木質パネル
Claims (1)
- 【請求項1】 予め住宅の居住空間を構成する構造体を
ボックス型に組み立ててなるボックス型住宅ユニットの
製造方法であって、鉄骨材をコ字状に組み、床の外形を
形成する床枠組みの一部を構築し、この床枠組みに床面
を形成する木質パネルを挿入固定した後、床枠組みの開
口部に鉄骨材を取り付けて床枠組みを構築する工程と、
この床枠組みの隅部に1本の柱体を立設して、この柱体
を基準にして前記床枠組み鉄骨材に沿って壁面を形成す
る木質パネルを建て込んだ後、床枠組みの隅部に新たに
柱体を立設し、壁面を形成する木質パネルを柱体ではさ
むようにして固定する工程と、新たに立設した柱体を基
準にして残りの壁の部位に木質パネルを面方向に接合し
つつ立設し、最後の柱体を取り付ける工程と、この壁面
を構成する木質パネルの上端に鉄骨材をコ字状に組み、
天井の外形を形成する天井枠組みの一部を構築し、この
天井枠組みに天井面を形成する木質パネルを挿入固定し
た後、天井枠組みの開口部に鉄骨材を取り付けて天井枠
組みを構築する工程とを具備してなるボックス型住宅ユ
ニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1228291A JP2820542B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | ボックス型住宅ユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1228291A JP2820542B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | ボックス型住宅ユニットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04360735A JPH04360735A (ja) | 1992-12-14 |
JP2820542B2 true JP2820542B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=11801008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1228291A Expired - Fee Related JP2820542B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | ボックス型住宅ユニットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820542B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP1228291A patent/JP2820542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04360735A (ja) | 1992-12-14 |
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