JP2836556B2 - 5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGl2誘導体の中間体の製造方法 - Google Patents

5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGl2誘導体の中間体の製造方法

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JP2836556B2
JP2836556B2 JP7331130A JP33113095A JP2836556B2 JP 2836556 B2 JP2836556 B2 JP 2836556B2 JP 7331130 A JP7331130 A JP 7331130A JP 33113095 A JP33113095 A JP 33113095A JP 2836556 B2 JP2836556 B2 JP 2836556B2
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dehydroxy
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品、特に抗血
栓剤として有用なm−フェニレン型PGI2 誘導体、す
なわち一般式[VII]
【0002】
【化11】
【0003】(式中、Rはメチル基あるいはエチル基
を表わし、R及びRは水素あるいはメチル基を表わ
す)で示される化合物の中間体の製造方法に関する。
【0004】
【従来の技術】α−側鎖が炭素数4である上記一般式
[VII]に示すようなm−フェニレン型PGI2 誘導体
の製造方法としては、チャート1(特開昭56−364
77)、チャート2(特開昭58−124778)及び
文献(Advances in Prostaglandin, Tronboxane and L
eukotriene Research, Vol. 15, p.279) で示される方
法が知られている。
【0005】
【化12】
【0006】
【化13】
【0007】
【化14】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、再現
性の欠如、カラムクロマトグラフィーの必要なステップ
の多さ、立体選択性、位置特異性の欠如、低温反応の必
要性、操作性の悪さ、低収率等、工業的大量合成を実施
するうえで多くの難点を有している。
【0009】すなわち、本発明の目的は立体選択性、位
置特異性、操作性及び再現性に優れた新規なm−フェニ
レン型PGI2 誘導体の製造方法における中間体及びそ
の製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、m−フェニレン型PGI2 誘導体の新規な合成
法を見出し、この発明を完成した。
【0011】本発明は、工程Aに示すような、上記一般
式[VII]で表わされる5,6,7−トリノル−4,
8−インタ−m−フェニレンPGl誘導体の中間体の
製造方法に関する。
【0012】本発明によって得られるPGI2 誘導体
は、N. A. Nelsonらによって提案されたプロスタグラン
ジン及びプロスタサイクリン類似体の命名法に従って命
名されている[N. A. Nelson, J. Med. Chem., 17, 911
(1974) 、及びR. A. Johson,D. R. Morton, N. A. Nel
son, Prostaglandins, 15, 787 (1978)] 。PGI2
エキソエノールエーテル構造部分をインタ−m−フェニ
レンに変換した最も基本の化合物は次式で表わされ、次
のように番号をつけ
【0013】
【化15】
【0014】5,6,7−トリノル−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 と命名される。この命名法に従
えば次式の化合物は、
【0015】
【化16】
【0016】16−メチル−18,19−テトラデヒド
ロ−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 と命名される。この化合物のより正式な
命名法による名前は酪酸の誘導体として名付けることが
できる。この場合、縮合環部分は次式の1H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフラン
【0017】
【化17】
【0018】を基本として命名される。それ故、4−
[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−(3−ヒドロ
オキシ−4−メチル−6,7−テトラデヒドロ−1−オ
クテニル)−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−5シシクロペンタ[b]ベンゾフ
ラニル]酪酸と命名される。本発明では、化合物の構造
式は光学活性体の一方のみを表わしてあるが、これらの
式はd体、l体、dl体をも包含して表わすものとし
て、上記命名では絶対配置を表わすRS表示の命名は略
してある。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、具体的には工程A中の
工程A−1ないし工程A−3に示すような工程を含む
【0020】
【化18】
【0021】以下、各工程を詳しく説明する。
【0022】工程A−1は、いわゆるPrins反応に
よってジブロミド(化合物1)をトランスジアセテート
とし、次いでアルカリ加水分解することにより、ジオー
ル体(化合物2)を得る工程である。Prins反応
は、通常酢酸溶媒中でジブロミドとホルマリンまたはホ
ルマリン等価の化合物とを酸の存在下加熱することによ
り達成される。ホルマリン等価の化合物としては、パラ
ホルムアルデヒド、1,3,5−トリオキサンを挙げる
ことができる。触媒としては通常、硫酸、クロルスルホ
ン酸、トリクロル酢酸、トリフルオロ酢酸、トリブロモ
酢酸、過塩素酸、リン酸等を使用できるが、通常の実施
には硫酸が好ましく用いられる。反応は室温〜200℃
で実施されるが、通常は60〜90℃の範囲で好ましい
反応速度が得られる。通常この生成物は溶媒を除去し、
ホルムアルデヒド由来の固形物を除去した後、精製する
ことなくアルカリ加水分解を行なうことができる。この
加水分解は通常、メタノール、エタノールを溶媒として
上記生成物を溶かし、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムの水溶液を8当量以
上加えることにより容易に達成される。この生成物の精
製はシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより行なう
ことができる。
【0023】工程A−2は、ジオールジブロミド(化合
物2)にグリニヤー試薬を作用させ、5位の臭素のみを
グリニヤー交換し、次いでホルミルプロピオン酸メチル
と反応させ、その生成物を加水分解することによりα−
側鎖を導入する工程である。グリニヤー試薬としては、
エチルマグネシウムブロマイド、n−プロピルマグネシ
ウムブロマイド、イソプロピルマグネシウムブロマイ
ド、シクロヘキシルマグネシウムブロマイド、エチルマ
グネシウムクロライド、n−プロピルマグネシウムクロ
ライド、イソプロピルマグネシウムクロライド、シクロ
ヘキシルマグネシウムクロライド等が用いられるが、中
でもイソプロピルマグネシウムブロマイド、シクロヘキ
シルマグネシウムブロマイド、シクロヘキシルマグネシ
ウムクロライド等が用いられる。グリニヤー交換の溶媒
としてはエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、
1,2−ジメトキシエタン(DME)、ジオキサン等の
エーテル系溶媒が好ましく用いられ、中でもTHFが好
ましい。反応は−40〜30℃で実施可能であるが、−
20〜0℃で好ましく行なわれる。この反応で得られた
化合物は、溶媒を除去した後、メタノールに溶かし、酸
を加えてさらにパラジウム−炭素を触媒として加水素分
解することができる。酸としては塩酸、臭化水素酸、硫
酸、リン酸等の鉱酸、シュウ酸、酢酸等が挙げられる
が、通常塩酸を用いて好ましい結果が得られる。反応温
度は−20〜50℃で実施可能であるが、通常室温で好
ましい結果が得られる。精製はシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーを用いて行なうことができる。
【0024】工程A−3は、1)一級水酸基の選択的保
護、2)二級水酸基のエステル化、3)一級水酸基の再生の
3段階をone pot で行なう工程である。一級水酸基の保
護に用いられる試薬としては、塩化t−ブチルジメチル
シリル、塩化トリチル、塩化トリフェニルシリル、塩化
ジ−t−ブチルシリル、塩化ジフェニルメチルシリル等
が挙げられるが、塩化トリチルが最も好ましく用いられ
る。溶媒としてはエーテル、THF、DME、ジオキサ
ン等のエーテル系溶媒及びN,N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)等の非プロトン性溶媒が好ましく用いら
れ、中でもシリル化にはDMFが好ましく、トリチル化
にはTHFが好ましく用いられるが、勿論これに限られ
ない。この反応の際、塩基を共存させると反応を好まし
く進行させることができる。用いられる塩基としては、
トリエチルアミン、ピリジン、イミダゾールが挙げら
れ、シリル化にはイミダゾール、トリチル化にはトリエ
チルアミンが好ましく用いられるが、勿論これらに限ら
れない。二級水酸基の保護に用いられる試薬は、無水酢
酸、塩化o−トルオイル、塩化p−トルオイル、塩化ベ
ンゾイル、塩化m−トルオイル、塩化p−t−ブチルベ
ンゾイル、塩化p−フェニルベンゾイル、3,5−ジニ
トロベンゾイル、N−フェニルカルバモイル、塩化α−
ナフトイル、塩化β−ナフトイル等が挙げられるが、中
でも塩化p−トルオイルが最も好ましく用いられる。一
級水酸基の再生は酸触媒を用いて実施される。酸として
は、塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸及びp−トルエンスルホ
ン酸、メタンスルホン酸、d−10−カンファースルホ
ン酸等のスルホン酸類、酢酸、クロル酢酸、ブロモ酢
酸、トルフルオロ酢酸等が挙げられるが、通常1〜6規
定の塩酸−メタノールが好ましく用いられる。また、シ
リル基の除去は、以上の酸の他フッ化テトラブチルアン
モニウムを用いても実行できる。反応温度に関しては
1)、2)、 3)共に−20〜100℃で実施可能であるが、
トリチル化の際には50〜90℃が好ましく、他の反応
に関しては室温付近で十分な反応速度が得られる。この
3段階(one pot)反応で得られた生成物は試薬を除く程
度のショートカラムで精製後、再結晶を行なうか、また
は通常のカラムクロマトグラフィーを行なうことにより
純品を得ることができる。特に一般式[I]においてR
1 がp−トルオイル基のときは容易に再結晶できる。
【0025】本発明の方法である工程A−3までの工程
により得られた化合物[l]から最終化合物である化合
物[Vll]を合成する工程A−4ないし工程A−7に
ついてさらに説明する。 工程A−4は、アルコールを酸化してアルデヒド(化合
物4)に変換する工程である。試薬としては、無水クロ
ム酸−ピリジン錯体(コリンズ試薬)、ジメチルスルホ
キシド/ジシクロヘキシルカルボジイミド系酸化剤、ジ
メチルスルフィド/N−ブロモコハク酸イミド系酸化
剤、ジメチルスルフィド/塩素/塩基系酸化剤等が好ま
しく用いられるが、勿論これらに限られるものではな
い。アルデヒドは生成することなく次の反応に用いるこ
とができる。 工程A−5は、アルデヒドと一般式[ll]
【0026】
【化19】
【0027】(式中、R2 はメチル基又はエチル基、R
4 は水素又はメチル基を表わす)で示されるジメチルホ
スホン酸エステルのリチウム塩と反応させることによっ
て、α,β−不飽和ケトン(化合物 [III])を得る工程
である。溶媒としては通常、エーテル、THF、DME
等のエ−テル系溶媒が用いられるが、その他Wittig反応
に用いられる溶媒、例えばDMSO、ジアルキルホルム
アミド類も好ましく用いられる。ジメチルホスホン酸エ
ステルは次式に従って容易に合成することができる(E.
J. Corey, et al., J. Am. Chem. Soc., 88, 5654 (19
66))。
【0028】
【化20】
【0029】反応は−78〜80℃で行なわれるが、通
常−20〜30℃が好ましい。この反応の生成物[III]
は試薬を除去する程度の簡単なシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーの後、再結晶するか、又は通常のカラムク
ロマトグラフィーにより容易に精製することができる。
特に、一般式[III]においてR1 がp−トルオイル基の
ときは容易に再結晶できる。
【0030】工程A−6は、α,β−不飽和ケトンをア
リルアルコールに還元する工程である。還元剤として
は、Zn(BH42 、LiAlH4 /α,α’−ビナ
フトール、ジイソプロピルアルミニウム(2,6−ジメ
チルフェノキシド)、アルミニウムトリイソプロポキシ
ド、NaBH4 −塩化セリウム等が用いられるが、勿論
これらに限られるものではない。溶媒としては、Zn
(BH4)2 、LiAlH4/α,α’−ビナフトール、
ジイソプロピルアルミニウム(2,6−ジメチルフェノ
キシド)を用いるときはエーテル、THF、DME、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒が好ましく、中でもTHF
が好ましい。また、アルミニウムイソプロポシキドを用
いる場合は、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素が好ましく用いられ、中でもベンゼンが好まし
い。水素化ホウ素ナトリウム−塩化セリウムを用いると
きは、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒が
好ましく用いられるが、勿論これらに限られるものでは
ない。この反応で生成するアルコール体は15位のα体
とβ体の混合物として得られるが、このうち薬理活性の
高い15α体のみを次の工程A−7に用いることができ
る。15α体は混合物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製することにより得ることができる。
【0031】工程A−7は、メタノリシス又は加水分解
により化合物[IV]のR1 基を除去する工程である。こ
のうち、メタノリシスを行なう場合は化合物[VII]のR
3 がメチル基となり、加水分解を行なう場合はR3 が水
素となる。メタノリシスのときは化合物[IV]をメタノ
ールに溶かし、無水の炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
ナトリウムメトキシドのような塩基を触媒として容易に
実行できる。加水分解を行なう場合は、化合物[IV]を
メタノール、エタノール等のアルコール性溶媒に溶か
し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の塩基を用いて実施できるが、勿論
これらに限られない。反応温度は0〜150℃、特に好
ましくは20〜60℃であるが、通常は室温で容易に実
行することができる。また、加水分解の際には上記溶媒
の他に含水THF、含水ジオキサン、含水DME、含水
DMSO等も使用できる。
【0032】本発明において、上記工程A−6で副成す
る15β体は、薬理活性が低いものである。これを薬理
活性が高い15α体(化合物[IV])に効率よく変換す
ることで収率をアップすることができ、合成費用の点か
ら大いに有利となる。
【0033】本発明において、15β体を15α体に変
換する方法としては、15β体を光延試薬を用いて15
α体に効率よく変換する方法を用いることができる。
【0034】すなわち、この方法は工程Bに示す2工程
から構成される(式中、R1 、R2及びR4 は前記定義
に同じ)。
【0035】
【化21】
【0036】工程B−1は、15β体(化合物[V])
をカルボン酸を用いてSN 2反応を行なう光延反応[O.
Mitsunobu, M. Yamada, Bull.Chem. Soc. Jpn 40, 2380
(1967)] である。反応に用いるカルボン酸の例として
は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、ヘ
キサン酸、ノナン酸、デカン酸、安息香酸、p−メチル
安息香酸、p−フェニル安息香酸が挙げられるが、中で
も安息香酸、吉草酸、酪酸等を使用すると好ましい結果
が得られる。しかし、勿論これらに限られるものではな
い。反応温度は−40〜100℃の範囲で実行可能であ
るが、通常は室温で十分な結果が得られる。溶媒として
は、通常ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメ
トキシエタン、ジオキサン等のエーテル系溶媒が用いら
れ、中でもジエチルエーテル、THFが好ましく用いら
れる。使用する試薬は、トリアルキル又はトリアリール
ホスフィンとジアルキルアゾジカルボキシレートを用い
るが、通常トリフェニルホスフィンとジエチルアゾジカ
ルボキシレートが好ましく用いられる。試薬量は1〜1
0当量用いられるが、通常1.2当量で十分満足する結
果が得られる。得られた化合物[VI]は精製することな
く次の工程に用いることができる(一般式[VI]中、R
5 は炭素数2〜10のアシル基又は炭素数7〜11のア
ロイル基を示す)。
【0037】工程B−2は、加水分解又は加溶媒分解す
ることによって化合物[VI]を化合物[VII]に変換する
工程である。R1 がエステルの場合、化合物[VI]を溶
媒に溶かし、塩基を用いて用意に実施できる。塩基とし
ては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化バリ
ウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属又はアルカリ
土類金属の水酸化物、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属、又は
アルカリ土類金属の炭酸塩、ナトリウムアルコキシド、
カリウムアルコキシドが挙げられ、アルコキシドは炭素
数1〜12のアルキル基が挙げられる。溶媒としてはメ
タノール、エタノール等のアルコール性溶媒を無水又は
含水の状態で用いることができる。R1 がアルキルシリ
ル又はアリールシリルの場合は、上述の操作に次いで酸
又は四級アンモニウム塩を用いて加水分解を行なう。用
いられる酸としては酢酸、塩酸、硫酸、フッ化水素等が
挙げられ、四級アンモニウム塩としては、テトロn−ブ
チルアンモニウムフルオライド、テトラn−ブチルアン
モニウムクロライド、ピリジウムハイドロフルオライド
等が挙げられる。酢酸、塩酸、硫酸を用いるときの溶媒
としては、含水のTHF、ジエチルエーテル、アセトニ
トリル、塩化メチレン、ジメチルスルホキシド、メタノ
ール、エタノール等が挙げられ、フッ化水素、テトラn
−ブチルアンモニウムフルオライド、テトラn−ブチル
アンモニウムクロライド、ピリジニウムハイドロフルオ
ライド等を用いるときの溶媒としては、無水のTHF、
アセトニトリル、塩化メチレン、ジオキサン等が挙げら
れる。中でも酢酸−水−THFの系を用いると好ましい
結果が得られる。得られた化合物[VII ]は15β異性
体等の副生成物がほとんど含まれず、簡単なクロマト精
製を行なうことで純度よく得ることができる。
【0038】上記の15β体を15α体に変換する方法
は、より一般的には下記一般式
【0039】
【化22】
【0040】(式中、R1 は水素又は炭素数1〜12の
直鎖アルキル基、R2 は炭素数2〜10のアシル基、炭
素数7〜18のアロイル基、炭素数3〜18のアルキル
シリル基又は炭素数7〜18のアリールシリル基、R3
は水素、メチル基又はエチル基、R4 は炭素数1〜5の
直鎖アルキル基を表わし、Aは、 1) -CH2-CH2-CH2- 2) -CH2-CH2- または 3) -O-CH2- を表わす)で示される化合物の15位の水酸基を光延試
薬を用いて反転し、加溶媒分解又は加水分解して下記の
一般式
【0041】
【化23】
【0042】(式中、R1 、R3 、R4 及びAは前記定
義と同じ)で示される4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 誘導体を製造することに適用できる。
【0043】上記化合物において、R2 が2〜10のア
シル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチロ
イル基、オクタノイル基、デカノイル基、バレロイル基
等が挙げられるが、勿論これらに限定されるものではな
い。R2 が炭素数7〜13のアロイル基としては、ベン
ゾイル基、α−ナフトイル基、β−ナフトイル基、p−
トルオイル基、o−トルオイル基、m−トルオイル基、
p−フェニルベンゾイル基が挙げられるが、勿論これら
に限定されるものではない。R2 が3〜18のシリル基
としては、トリメチルシリル基、t−ブチルジメチルシ
リル基、t−ブチルジフェニルシリル基、ジフェニルメ
チルシリル基、ジ−t−ブチルシリル基、トリフェニル
シリル基等が挙げられるが、勿論これらに限定されるも
のではない。
【0044】この方法により効果的に低活性な15β体
を高活性な15α体に高収率で変換することができる。
また、従来の二酸化マンガン、クロム酸等の酸化剤を用
いて15位の水酸基の酸化を行ないケトン体とし、さら
に水素化ホウ素ナトリウムで代表される還元剤を用いて
15位ケトンの還元を行なう方法に比べて不純物の生成
がほとんどなく、収率も高く、かつ工業的に廃棄に問題
のある重金属の使用を避けることができる優れた方法で
ある。本発明の方法において、上記工程A−1の出発原
料である3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5,7−
ジブロモシクロペンタ[b]ベンゾフラン(化合物1)
は、下記工程Cに示すような工程により調製される。
【0045】
【0046】
【化24】
【0047】先ず、工程C−1は、3,5−シス−ジブ
ロモシクロペンテン(化合物5)[W. G. Young, et a
l., J. Am.Chem. Soc., 78, 4338 (1956)]とo−ハロゲ
ン化フェノールのアルカリ金属塩を相関移動触媒の存在
下反応させ、3,5−シス−ビス(2−ハロゲン化フェ
ノキシ)シクロペンテン(化合物6)を得る工程であ
る。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等が
挙げられ、中でもカリウムが好ましく用いられる。ハロ
ゲン化フェノールとしては、2−クロロフェノール、2
−ブロモフェノール、2−ヨードフェノールが挙げられ
る。溶媒としてはジエチルエーテル、THF、DME、
ジオキサン等のエ−テル系溶媒、トルエン、ベンゼン等
の芳香族炭化水素系溶媒及びジメチルホルムアミド、ア
セトニトリル等の非プロトン性溶媒が用いられるが、中
でもTHFが好ましく用いられる。相関移動触媒として
は、文献(W. P. Weber, G. W. Kokel, 田伏岩夫、西谷
孝子共訳、相関移動触媒、p309、化学同人)に記された
ものが挙げられるが、中でも臭化テトラブチルアンモニ
ウム、18−クラウン−6等が好ましく用いられる。し
かしこれらに限られるものではない。反応温度としては
−78〜50℃が好ましく、特に−30〜30℃が好ま
しいが、通常室温で満足すべき結果が得られる。反応時
間は1〜60時間が用いられ、通常は2〜40時間で実
施される。化合物6は、溶解度が小さいため反応中に固
体として析出してくる。
【0048】工程C−2は、化合物6を分子内環化させ
ることにより3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−シク
ロペンタ[b]ベンゾフラン(化合物7)に変換する工
程である。すなわち、化合物6(式中、Xは塩素、臭素
又はヨウ素を表わす)を溶媒に溶かして、乾燥した金属
マグネシウムに加えることにより、ジグリニヤー試薬を
発生させる。化合物6としては3,5−ビス(2−ブロ
モフェノキシ)シクロペンテン、3,5−ビス(2−ク
ロロフェノキシ)シクロペンテン、3,5−ビス(2−
ヨードフェノキシ)シクロペンテンが挙げられる。溶媒
としては、ジエチルエーテル、THF、DME、ジグリ
ム等のエーテル系溶媒又はベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素系溶媒が用いられるが、中でもエ
ーテル系溶媒が通常用いられ、特にTHFが好ましい。
マグネシウムの当量としては1〜5当量、好ましくは2
〜2.2当量が好ましく用いられる。反応温度としては
−20〜100℃、好ましくは20〜60℃が好まし
い。
【0049】次に化合物6の溶液に金属化合物を触媒量
加えて分子内環化させることにより、3a,8b−シス
−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
(化合物7)を得ることができる。金属触媒としては、
塩化ニッケル、塩化第一銅、臭化第一銅、ヨウ化第一
銅、シアン化第一銅、塩化パラジウム等が用いられる
が、中でも一価の銅化合物が好ましく、特にヨウ化第一
銅が好ましく用いられる。しかし、これらに限られるも
のではない。環化反応の温度は好ましくは−20〜10
0℃、より好ましくは30〜50℃である。化合物7の
単離方法としては、蒸留、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーが用いられ、中でも大量の場合には蒸留による
方法が好ましい。工程C−2は、従来の方法のように高
価なn−BuLiを低温で用いることなく、安価なマグ
ネシウムを室温付近で用いることができるのでより合成
操作が容易になる。
【0050】工程C−3は、化合物7をブロモ化してテ
トラブロミドに変換する工程である。すなわち、化合物
7を溶媒に溶かして臭素を加えることにより化合物8を
製造することができる。用いる溶媒としては、ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素等の塩素系溶媒や二
硫化炭素、酢酸、シクロヘキサンが用いられ、中でもジ
クロロメタン、クロロホルムが好ましく用いられる。臭
素の当量はフリーデルクラフツ触媒を用いるかどうかで
異なる。すなわち、触媒を用いない場合には、臭素の当
量としては3〜10当量が用いられるが、中でも4〜6
当量が好ましい。触媒を用いる場合には、臭素の当量は
3〜6当量、好ましくは3〜3.2当量が好ましく用い
られる。フリ−デルクラフツ触媒としては、鉄、塩化第
二鉄、臭化第二鉄、塩化アルミニウム、臭化アルミニウ
ム、塩化亜鉛、塩化アンチモン(III)等が用いられる
が、中でも鉄、臭化アルミニウムが好ましい。触媒の当
量としては、好ましくは0.001 〜0.5 、より好ましくは
0.007 〜0.015 当量である。反応温度としては、触媒を
用いない場合には−20〜100℃、好ましくは20〜
60℃が好ましい。触媒を用いるときには0〜30℃が
好ましい。反応時間は、触媒を用いずに行なった場合に
は、10分〜1週間が用いられ、中でも臭素4当量では
12時間〜1日が好ましく、臭素5当量以上では10分
〜3時間が好ましい。触媒を用いた場合には1分〜1週
間が用いられるが、中でも30分〜1日が好ましい。そ
の他の反応条件としては、遮光下で反応を行なう方が好
ましいが、これに限るものではない。化合物8の単離方
法としては、再結晶、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーを用いることができるが、反応は定量的に進行する
ため、未精製のまま次の反応に供することもできる。こ
の工程は、操作が容易でかつ高収率で再現性良く化合物
8を製造することができる。
【0051】工程C−4は、テトラブロミド(化合物
8)の5員環部の臭素を還元的に除去することにより、
二重結合を再生する工程である。還元剤として、1)亜
鉛、2)チオ硫酸ナトリウム、3)硫化ナトリウムを用いる
3つの方法が挙げられる。亜鉛を用いる方法を実施する
時は、以下のような条件に従って行なうことができる。
すなわち、テトラブロモシクロペンタ[b]ベンゾフラ
ンを溶媒に溶かし、亜鉛を加えることにより、3a,8
b−シス−ジヒドロ−3H−5,7−ジブロモシクロペ
ンタ[b]−ベンゾフラン(化合物1)を得ることがで
きる。亜鉛の当量としては1〜10当量が用いられる
が、通常1〜4当量で好ましい結果が得られる。用いる
溶媒としてはメタノール、エタノール、酢酸、THF、
DMF、ジメチルエーテル、ジグリム等や酢酸とTH
F、ジエチルエーテル等の混合溶媒が好ましく用いられ
るが、中でも酢酸、酢酸とTHFの混合溶媒が好ましく
用いられる。反応温度、反応時間としては、0〜150
℃で10分〜1日、好ましくは20〜60℃で10分〜
3時間が好ましい。 チオ硫酸ナトリウムを用いる方法
を実施する場合は、文献(K. M. Ibne-Rasa, A. R. Tahi
r, A. Rahman, Chem. Ind.,1973, 232)に従って行なう
ことができる。この方法において、チオ硫酸ナトリウム
の当量に関しては1〜10当量、好ましくは2〜4当量
が好ましく用いられる。用いる溶媒としては、DMF、
DMSO等の非プロトン性双極性溶媒が通常用いられる
が、中でもDMSOが好ましく用いられる。反応温度及
び時間としては0〜150℃で10分〜3日、好ましく
は80〜100℃で30分〜2時間が好ましい。
【0052】硫化ナトリウムを用いる方法を実施する場
合には、文献(K. Fukunaga, H. Yamaguchi, Synthesis,
1981,897, D. Landini, L. Milesi, M. L. Quardri, a
nd F. Rolla, J. Org. Chem., 49, 157 (1984), J. Nak
ayama,H. Machida and M. Hoshino, Tetrahedron Let
t., 1983, 3001) に従って行なうことができる。用いる
溶媒としては、DMSO、DMF等の非プロトン性双極
性溶媒のみか、あるいはジクロロメタン、ヘキサン、ベ
ンゼン、トルエン等と水と相間移動触媒との組み合わせ
が用いられるが、中でもDMSO、DMF等の非プロト
ン性双極性溶媒のみが好ましい。相間移動触媒として
は、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、臭化ヘキサ
デシルトリブチルホスホニウム、塩化トリオクチルメチ
ルアンモニウム、15−クラウン−5等が用いられる
が、中でも塩化トリオクチルメチルアンモニウムが好ま
しい。反応温度及び時間としては、20〜150℃で1
分〜3日、中でもDMSO、DMFを用いる場合は20
〜40℃で1分〜1時間が好ましい。化合物1の単離方
法としては、いずれの脱ブロム化剤を使用する場合でも
再結晶、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて
行なうことができる。
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明
するが、本発明の実施例はこれらに限られるものではな
い。
【0065】参考例1 3,5−シス−ジブロモシクロペンテン シクロペンタジエン2128g (32.19mol)をn−ヘキサン40
0ml に溶かし、エタノール4mlを加えて−78℃に冷却
した。次に臭素1616ml (31.55mol) を3時間半かけてゆ
っくり滴下した。次に、−40〜−55℃で3時間撹拌
した後、析出した結晶を吸引ろ過すると、淡黄色ないし
橙色結晶が得られた。結晶は次の反応に供するまで冷凍
庫に保存した。
【0066】収量: 2299.55 g 収率:32.2% NMR(CDCl3) δ:2.79 (1H, d, J=16.78 Hz)、
2.97〜3.06 (1H, m)、 5.10 (2H, d, J=16.72 Hz)、 6.20 (2H, d, J=0.97 Hz)
【0067】実施例13,5−シス−ビス(2−ブロモフェノキシ)シクロペ
ンテン メタノール6.1 リットルにKOH(85%)610.5g (9.
248 mol)を溶かし、氷冷した後、o−ブロモフェノール
1600.1g (9.248mol)をメタノール1リットルに溶かした
ものを1時間かけて加えた。溶媒を留去した後、THF
800ml で共沸脱水し、真空ポンプで乾燥した。o−ブロ
モフェノールのカリウム塩の収量2067.0g 、収率105.9
%。
【0068】上述のo−ブロモフェノールのカリウム塩
をTHF2.6 リットルに溶かし、n−Bu4 NBr14.9
0g (46.2mmol) を加えて氷冷した。次に、3,5−シス
−ジブロモシクロペンテン1096.9g (4.855mol)をTHF
1.1 リットルに溶かして冷却したものを、一度に加え
た。そして氷冷したまま、一晩撹拌した。反応液に水1.
2 リットルを加えて撹拌し、溶媒を留去した後、析出し
た結晶を1NNaOHaq5リットル、水5リットルで
2回、メタノール3リットル、シクロヘキサン2リット
ルで洗浄した後、n−ヘキサン500ml で2回洗浄した。
得られた結晶を、一晩真空ポンプで乾燥すると標題化合
物が得られた。
【0069】収量: 1352.0 g 収率:71.3% m.p.: 138〜138.5 ℃ NMR(CDCl3) δ:2.21 (1H, dd, J=14.0, 5.0
Hz)、 3.08 (1H, dd,J=14.0, 7.0 Hz)、 5.20 (1H, dd, J
=7.0, 5.0 Hz)、 6.30 (2H, s)、 6.80 〜7.50 (8H, m) IR(KBr)ν cm-1 :1585、 1570、 1165、 992、 790 元素分析 計算値:C; 49.66 H; 3.68 実測値:C; 49.76 H; 3.56
【0070】同様にして、o−ブロモフェノールの代わ
りにo−クロロフェノールを用いると3,5−シス−ビ
ス(2−クロロフェノキシ)シクロペンテンが得られ、
o−ヨードフェノールを用いると3,5−シス−ビス
(2−ヨードフェノキシ)シクロペンテンが得られる。
【0071】実施例23a,8b−シス−ジヒドロ−3H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン 乾燥したマグネシウム1.3g (53.5mmol) に乾燥THF1
0mlを加えた後、3,5−シス−ビス(2−ブロモフェ
ノキシ)シクロペンテン10g (24.4mmol)をTHF70ml
に溶かしたものの一部を加えた。これを加温してグリニ
ヤー試薬を生起させた後、残りのTHF溶液を加えて室
温で撹拌した。次に、乾燥したマグネシウム65.2g (2.6
8mol) に上記の反応液を加え、さらに乾燥THF0.5 リ
ットルを加えた後、 3,5−ビス(2−ブロモフェノ
キ)シクロペンテン500g (1.22mol)をTHF3.5 リット
ルに溶解させたものを徐々に加えた。加え終った後、5
0℃で1時間加熱した後、氷冷した。次に、CuI 11.6g
(60.9 mmol) を加え、40℃で1時間加熱した後、氷冷
した。反応液に3NNaOH水溶液0.9 リットルを加
え、ハイフロスーパーセルを用いてろ過した。THF2.
5 リットルでろ過した固体を洗浄後、ろ液を濃縮した。
濃縮液をシクロヘキサン1リットルで4回抽出し、有機
層を2NNaOH水溶液0.25リットルで2回、飽和食塩
水0.1 リットルで3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。抽出洗浄時に界面が不明確な場合には、適宜
ハイフロスーパーセルを用いてろ過した。そして、硫酸
マグネシウムをろ別後、ろ液の有機層を濃縮した。さら
に、3,5−シス−ビス(2−ブロモフェノキシ)シク
ロペンテン816g (1.99mol)を用いて同様の操作を行な
い、2つ合わせて蒸留した。
【0072】収量: 377.0 g 収率 73.7 % b.p.: 77.8 〜78.8℃/ 0.1mmHg NMR(CDCl3) δ:2.80 (1H, dd, J=2.2, 0.5 H
z)、 2.82 (1H, dd, J=5.2, 0.5 Hz)、 4.35 (1H, d, J=
7.8 Hz)、 5.43(1H, ddd, J=7.8, 5.2, 2.2 Hz)、 5.71
(2H, s)、6.95 (4H, m) IR(液膜法)ν cm-1 : 3060、 1602、 1582 Mass: 158 ( M+ )
【0073】同様にして、3,5−シス−ビス(2−ブ
ロモフェノキシ)シクロペンテンの代わりに、3,5−
シス−ビス(2−クロロフェノキシ)シクロペンテン、
3,5−シス−ビス(2−ヨードフェノキシ)シクロペ
ンテンを用いても同様に標題化合物が得られる。また、
ヨウ化第一銅の代わりに塩化第一銅、臭化第一銅、シア
ン化第一銅、塩化パラジウム、塩化ニッケルを用いても
標題化合物が得られる。
【0074】実施例33a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−1,2,5,7−テトラブロモシクロペンタ
[b]ベンゾフラン 3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン2.0156g (12.7mmol)をジクロロメタ
ン20mlに溶かし氷冷した後、 臭素3.9ml (76.2mmol)を
ゆっくり加えた。室温で1時間撹拌した後、反応溶液を
氷冷した飽和炭酸水素ナトリウム水溶液100ml に加え
た。撹拌しながら、チオ硫酸ナトリウム4.7gを水10ml
に溶かしたものを、徐々に加えた。臭素の色が消えたの
を確認した後、酢酸エチル50mlで2回抽出した。有機
層を飽和食塩水50mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。硫酸ナトリウムをろ別後、濃縮乾固し、減圧
乾燥すると褐色粘性液体が得られた。 収量: 6.2725 g 収率: 103.8%
【0075】そのうち10.1mgをとり、薄層クロマトグラ
フィー分取によりジアステレオマーを分離し、低極性留
分として(4A)6.4mg 、高極性留分として(4B)3.
9mgを得た。
【0076】(4A)白色結晶 m.p.: 117.0〜119.0 ℃ NMR(CDCl3) δ:2.69〜2.78 (1H, m)、 3.11〜
3.22 (1H, m)、 4.37〜4.43 (1H, m)、 4.43〜4.51 (1H,
m)、 4.55〜4.62(1H, m)、 5.52 〜5.60 (1H, m)、 7.32〜
7.41 (1H,m)、 7.49 (1H, d, J=1.95 Hz) IR(KBr)ν cm-1 :2970、 1452、 1258、 1187、 113
5、 1058、 992、 804、 714 Mass(EI法、m/e): 472 ( M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C11H8OBr4, M+): 471.7309 実測値(M+ ): 471.7323
【0077】(4B)白色結晶 m.p.: 110.0〜112.0 ℃ NMR(CDCl3) δ:2.59〜2.70 (1H, m)、 2.97 (1
H, ddd, J=15.13,5.37, 3.42 Hz)、 4.35 (1H, t, J=7.8
2 Hz)、 4.40 (1H, t, J=5.86 Hz)、 4.57〜4.64 (1H,
m)、 5.46〜5.53 (1H, m)、 7.34 (1H, s)、 7.50 (1H, d,
J=1.95 Hz) IR(KBr)ν cm-1 :2970、 1455、 1263、 1161、 101
3、 867、 812、 Mass(EI法、m/e): 472 ( M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C11H8OBr4, M+): 471.7309 実測値(M+ ): 471.7349
【0078】
【化29】
【0079】実施例43a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−1,2,5,7−テトラブロモシクロペンタ
[b]ベンゾフラン 3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン100g (0.632mol) をジクロロメタン
1リットルに溶かし、鉄353mg (6.32mmol)を加えた後、
氷冷した。臭素100ml (1.96mol) をゆっくり加え、室温
で21時間撹拌した後、反応溶液を氷冷し、炭酸水素ナ
トリウム160g (1.90mol)と水1リットルを加えた。撹拌
しながら、チオ硫酸ナトリウム7.8g (0.0314mol)を加え
た後、水層と有機層を分液した。水層を酢酸エチル2リ
ットルで抽出し、有機層を水1リットル、飽和食塩水1
リットルで洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。硫酸マグネシウムをろ別後、濃縮乾固し、減圧乾燥
した。 収量: 298.7g 収率: 99.7 % GC純度: 93%
【0080】実施例53a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5,7−ジブロモ
シクロペンタ[b]ベンゾフラン 3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−1,2,5,7−テトラブロモシクロペンタ
[b]ベンゾフラン687.3mg (1.372mmol、 95.0%純度)
をDMSO10mlに溶かし、細かく粉砕したチオ硫酸ナ
トリウム1.022g (4.12mmol) を加えて100 ℃で1時間加
熱した。室温で放冷した後、反応液に酢酸エチル30m
l、水30mlを加えて抽出した。さらに、水層を酢酸エ
チル10mlで抽出し、有機層を飽和食塩水20mlで洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムを
ろ別後、濃縮乾固した。
【0081】収量: 447.0mg GC収率: 96.3 % m.p.: 108.0〜109.0 ℃ NMR(CDCl3) δ:2.90 (2H, m)、 4.48 (1H, m)、
5.60 (1H, m)、 5.80 (2H, m)、 7.25 (1H, d,J=2.0 H
z)、 7.40 (1H, d,J=2.0 Hz) IR(KBr)ν cm-1 :3070、 2980、 2920、 1595、 15
70、 865、 830、 740、 720 Mass:314 (M+)、 316 (M+ +2)、 318 (M+ +4)
【0082】実施例63a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5,7−ジブロモ
シクロペンタ[b]ベンゾフラン 3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−1,2,5,7−テトラブロモシクロペンタ
[b]ベンゾフラン5.00g (10.51mmol) をDMF50ml
に溶かし、硫化ナトリウム5.05g (21.02mmol) を加え
て、4時間室温で撹拌した。反応液に水50mlを加え
て、酢酸エチル50mlで抽出した。さらに、水層を酢酸
エチル30mlで2回抽出し、有機層を水50ml(分液し
にくいので、飽和食塩水10mlを追加)、飽和食塩水5
0mlで洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸
マグネシウムをろ別後、濃縮乾固した。収量: 3.20g
GC収率: 87.6 %
【0083】実施例73a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5,7−ジブロモ
シクロペンタ[b]ベンゾフラン 3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ
−1H−1,2,5,7−テトラブロモシクロペンタ
[b]ベンゾフラン3.00g (6.31mmol)をTHF10mlと
酢酸10mlの混合溶媒に溶かし、亜鉛0.8657g (13.2 mm
ol) を加えて1時間室温で撹拌した。反応液をろ過し、
ろ液の溶媒を留去した。残渣に水20ml、酢酸エチル2
0mlを加えて抽出した。さらに、水層を酢酸エチル20
mlで2回抽出し、有機層を水20ml、飽和食塩水20ml
で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグ
ネシウムをろ別後、濃縮乾固した。
【0084】収量: 1.95g 収率: 97.5 % GC純度: 96.6 % m.p. 108.0 〜109.0 ℃ NMR(CDCl3) δ:2.90 (2H, m)、 4.48 (1H, m)、
5.60 (1H, m)、 5.80 (2H, m)、 7.25 (1H, d,J=2.0 H
z)、 7.40 (1H, d,J=2.0 Hz) IR(KBr)ν cm-1 :3070、 2980、 2920、 1595、 15
70、 865、 830、 740、 720 Mass:314 (M+)、 316 (M+ +2)、 318 (M+ +4)
【0085】実施例83−(2,4−ジブロモ−6−ヨードフェニキシ)シク
ロペンテン 2,4−ジブロモ−6−ヨードフェノール48.5g (128mm
ol) をエタノール100ml に溶かし、0℃に氷冷した。水
酸化カリウムのエタノール溶液(1.12 M) 115ml (128mm
ol) を滴下し、カリウム塩とした後、溶媒を留去、減圧
下加熱乾燥(0.5mmHg、 60℃、16h)した。このもの
53.2g (128mmol) をジメチルホルムアミド150ml に溶か
し18−クラウン−6 0.68g (2.6mmol) を加えた。3
−クロロシクロペンテン11.8g (115mmol) を滴下ロート
を用いてゆっくりと滴下し、室温(20℃)で2.5 時間
撹拌した。反応混合物を酢酸エチル300ml と1N水酸化
ナトリウム水溶液100ml を入れた分液ロートにあけ、得
られた有機層を1N水酸化ナトリウム水溶液100ml と飽
和食塩水150ml で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を留去して得た固形物をエタノールから再結晶し
て、3−(2,4−ジブロモ−6−ヨードフェノキシ)
シクロペンテン41.6g (105mmol、 82%)が得られた。
【0086】mp 57〜58℃ IR(KBr)ν cm-1 :2900、 1520、 1425、 1360、 11
05、 1020、 990、 930、 910、 880、 810、 780、 710 NMR(400 MHz、 CDCl3) δ:2.1 〜2.8 (4H,
m)、 5.4〜5.6 (1H, m)、 5.7〜6.0 (1H, m)、 6.0〜6.3
(1H,m)、 7.68 (1H, d, J=2.3 Hz)、 7.87 (1H, d, J=2.3
Hz) MS(CI)459 (M+ +NH3
【0087】同様にして、2,4−ジブロモ−6−ヨー
ドフェノールの代わりに2−ブロモ−6−ヨードフェノ
ールを用いることを除いて実施例8と同様にして3−
(2−ブロモ−6−ヨードフェノキシ)シクロペンテン
が得られる。
【0088】同様にして、4−ブロモ−2−ヨードフェ
ノールを用いると3−(4−ブロモ−2−ヨードフェノ
キシ)シクロペンテンが得られ、2−ブロモ−4−クロ
ロ−6−ヨードフェノールを用いると3−(2−ブロモ
−4−クロロ−6−ヨードフェノキシ)シクロペンテン
が得られ、4−ブロモ−2−クロロ−6−ヨードフェノ
ールを用いると3−(4−ブロモ−2−クロロ−6−ヨ
ードフェノキシ)シクロペンテンが得られ、2,4,6
−トリヨードフェノールを用いると3−(2,4,6−
トリヨードフェノキシ)シクロペンテンが得られる。
【0089】参考例2 3−(2,4−ジクロロ−6−ヨードフェノキシ)シク
ロペンテン 2,4−ジクロロ−6−ヨードフェノール6.3g (21.8mm
ol) をメタノール20mlに溶かし0℃に氷冷した。水酸
化カリウムのメタノール溶液(3.33M) 6.5ml (21.8 mmo
l) を滴下し、カリウム塩とした後、溶媒を留去、減圧
下加熱乾燥(0.5mmHg、 60℃、16h)した。得られた
固体をジメチルホルムアミド30mlに溶かし18−クラ
ウン−6 0.12g (0.45mmol)を加えた。3−クロロシク
ロペンテン2.2g (19.6mmol) をDMF7.5ml に溶かし、
滴下ロートを用いてゆっくりと滴下し、室温(20℃)
で14時間撹拌した。反応混合物をエーテル20mlと1
N水酸化ナトリウム水溶液30mlを入れた分液ロートに
あけ、得られた有機層を1N水酸化ナトリウム水溶液(2
0ml x 2)と飽和食塩水20mlで洗浄した。硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去して得た油状物をシリカゲル
クロマトグラフィーで精製して、3−(2,4−ジクロ
ロ−6−ヨードフェノキシ)シクロペンテン5.4g(15.3m
mol、70%)が得られた。
【0090】IR(KBr)ν cm-1 :2910、 1525、 14
35、 1360、 1100、 1010、 1000、 995、 930、 925、 890、 80
0、 780、 715 NMR(400 MHz、 CDCl3) δ:2.1 〜2.8 (4H,
m)、 5.4〜5.6 (1H, m)、 5.9〜6.1 (1H, m)、 6.1〜6.3
(1H,m)、 7.41 (1H, d, J=2.5 Hz)、 7.74 (1H, d, J
=2.5 Hz) MS(CI)371 (M+ +NH3
【0091】同様にして、2,4−ジクロロ−6−ヨー
ドフェノールのかわりに2−ヨードフェノールを用いる
と3−(2−ヨードフェノキシ)シクロペンテンが得ら
れ、2−クロロ−6−ヨードフェノールを用いると3−
(2−クロロ−6−ヨードフェノキシ)シクロペンテン
が得られ、4−クロロ−2−ヨードフェノールを用いる
と3−(4−クロロ−2−ヨードフェノキシ)シクロペ
ンテンが得られる。
【0092】実施例9 3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5、7−ジブロモ
シクロペンタ[b]ベンゾフラン シュレンク型反応管に3−(2,4−ジブロモ−6−ヨ
ードフェノキシ)シクロペンテン300.5mg (0.67 mmol)
、酢酸パラジウム7.8mg (0.035mmol) 、トリフェニル
ホスフィン22.2mg (0.089mmol)、炭酸銀102.5mg (0.37m
mol)を入れ、アセトニトリル5mlに懸濁させた。アルゴ
ン雰囲気下25℃で20時間反応させた。セライトを通
して濾過し、酢酸エチルで洗い込み、溶媒を留去した。
フタル酸ジn−プロピルを内部標準としてガスクロマト
グラフィーにて分析したところ、化学収率は70%、オ
レフィン異性対比は30:1であった。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー[シクロヘキサン:酢酸エチル
(50:1)]で分離すると3a,8b−シス−ジヒド
ロ−3H−5,7−ジブロモシクロペンタ[b]ベンゾ
フランが得られた。
【0093】IR(KBr)ν cm-1 :3070、 2970、 29
20、 1570、 1450、 1245、 1220、 1150、 1000、 950、 860、
830、805、 740、 710 NMR(400 MHz、 CDCl3) δ:2.85〜2.95 (2H,
m)、 4.46 (1H, d, J=7.3 Hz)、 5.53〜5.60 (1H, m)、 5.
69〜5.73 (1H, m)、 5.80〜5.85 (1H, m)、 7.23 (1H, d
d, J=2.1, 0.6 Hz)、 7.38 (1H, d, J=1.8 Hz) MS(EI) 314(M+
【0094】3−(2,4−ジブロモ−6−ヨードフェ
ノキシ)シクロペンテンの代わりに3−(2−ブロモ−
6−ヨードフェノキシ)シクロペンテンを用いることを
除いて実施例9と同様にして3a,8b−シス−ジヒド
ロ−3H−5−ブロモシクロペンタ[b]ベンゾフラン
が得られる。
【0095】同様にして、3−(4−ブロモ−2−ヨー
ドフェノキシ)シクロペンテンを用いると3a,8b−
シス−ジヒドロ−3H−7−ブロモシクロペンタ[b]
ベンゾフランが得られ、3−(2−ブロモ−4−クロロ
−6−ヨードフェノキシ)シクロペンテンを用いると3
a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5−ブロモ−7−ク
ロロシクロペンタ[b]ベンゾフランが得られ、3−
(4−ブロモ−2−クロロ−6−ヨードフェノキシ)シ
クロペンテンを用いると3a,8b−シス−ジヒドロ−
3H−7−ブロモ−5−クロロシクロペンタ[b]ベン
ゾフランが得られ、3−(2,4,6−トリヨードフェ
ノキシ)シクロペンテンを用いると3a,8b−シス−
ジヒドロ−3H−5、7−ジヨードシクロペンタ[b]
ベンゾフランが得られる。
【0096】参考例3 3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5、7−ジクロロ
シクロペンタ[b]ベンゾフラン シュレンク型反応管に3−(2,4−ジクロロ−6−ヨ
ードフェノキシ)シクロペンテン228.7mg (0.68 mmol)
、酢酸パラジウム7.6mg (0.035mmol) 、トリフェニル
ホスフィン35.4mg (0.135mmol)、炭酸銀102.3mg (0.37m
mol)を入れ、アセトニトリル5mlに懸濁させた。アルゴ
ン雰囲気下25℃で20時間反応させた。セライトを通
して濾過し、酢酸エチルで洗い込み、溶媒を留去した。
フタル酸ジn−プロピルを内部標準として400MHz 1
HNMRで分析したところ、化学収率は68%であっ
た。また、ガスクロマトグラフィーの分析によるとオレ
フィン異性体比は25:1であった。シリカゲルカラム
クロマトグラフィー[シクロヘキサン:酢酸エチル(3
0:1)]で分離すると3a,8b−シス−ジヒドロ−
3H−5,7−ジクロロシクロペンタ[b]ベンゾフラ
ンが得られた。
【0097】IR(KBr)ν cm-1 :2980、 2920、 15
75、 1435、 1240、 1235、 1220、 1140、 1050、 985、 940、 855、 830、 805、 740、 710 NMR(400 MHz、 CDCl3) δ:2.88〜2.92 (2H,
m)、 4.43 (1H, d, J=7.1 Hz)、 5.56〜5.60 (1H, m)、 5.
68〜5.72 (1H, m)、 5.80〜5.82 (1H, m)、 7.08 (1H, d
d, J=2.0 Hz)、 7.14 (1H, d, J=2.0 Hz) MS(EI) 226(M+
【0098】同様にして、3−(2,4−ジクロロ−6
−ヨードフェノキシ)シクロペンテンの代わりに3−
(2−ヨードフェノキシ)シクロペンテンを用いると3
a,8b−シス−ジヒドロ−3H−シクロペンタ[b]
ベンゾフランが得られ、3−(2−クロロ−6−ヨード
フェノキシ)シクロペンテンを用いると3a,8b−シ
ス−ジヒドロ−3H−5−クロロシクロペンタ[b]ベ
ンゾフランが得られ、3−(4−クロロ−2−ヨードフ
ェノキシ)シクロペンテンを用いると3a,8b−シス
−ジヒドロ−3H−7−クロロシクロペンタ[b]ベン
ゾフランが得られる。
【0099】実施例10 5,7−ジブロモ−2−エンド−ヒドロキシ−1−エキ
ソ−ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラン 3a,8b−シス−ジヒドロ−5,7−ジブロモシクロ
ペンタ[b]ベンゾフラン33g とs−トリオキサン6
6g を酢酸400ml に溶かし、80℃で撹拌している中へ
濃硫酸30mlを加え15時間撹拌した。冷却後酢酸を留
去し、酢酸エチル1000mlを加えて、水(500ml) 、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(500ml x5)で洗浄した。洗浄
液より生成物を酢酸エチル(500ml) で抽出し、酢酸エチ
ル層を合わせて乾燥、濃縮すると46g の油状物が得ら
れた。この油状物をメタノール400ml に溶かし、3N水
酸化ナトリウム水溶液160ml を加え、室温で30分間撹
拌した。濃縮後、反応混合物に6N塩酸50mlを加え、
酢酸エチル(300ml、 1100mlx2)で生成物を抽出した。
抽出液を合わせて、水(200ml、 100ml)、飽和塩化ナトリ
ウム水溶液(100ml) で洗浄し、乾燥、濃縮すると、30
g の油状物が得られた。この油状物をn−ヘキサン−酢
酸エチル( 50ml :25ml) より再結晶すると、16g
( 42%)の無色結晶(mp 126 〜128 ℃) が得られた。
さらに、母液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(シクロヘキサン−酢酸エチル2:1→酢酸エチ
ル)で精製すると、8.1g (21%)の標題化合物が得ら
れた。
【0100】NMR(CDCl3) δ:2.05 (2H, m)、
2.54 (1H, m)、 3.68 (3H, m)、 4.04 (3H, m)、 5.24 (1
H, ddd, J=9.5, 7.2, 5.0 Hz)、 7.22 (1H, d, J=2.0 H
z)、 7.39 (1H, d, J=2.0 Hz) IR(KBr)ν:3300、 2970、 2925、 2870、 1600、 15
75、 750、 730 cm-1 Mass (m/e):366 (M+4)、 364 (M+2)、 362 (M
+)
【0101】以下同様にして、トリオキサンの代わりに
パラホルムアルデヒドを用いても標題化合物が得られ
る。
【0102】実施例11 4−(2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン−
5−イル)酪酸メチル アルゴン下5,7−ジブロモ−2−エンド−ヒドロキシ
−1−エキソ−ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−
2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−シクロペン
タ[b]−ベンゾフラン35g のTHF(175ml) 溶液
に、塩化シクロヘキシルマグネシウムのTHF溶液(1.8
2M、 109ml)を0℃で40分間かけて滴下し、室温で30
分間撹拌した。この混合物に塩化シクロヘキシルマグネ
シウム(1.82M、 54ml) を加え、混合物を40℃で3時
間撹拌した。
【0103】アルゴン下、−20℃で撹拌しておいた3
−ホルミルプロピオン酸メチルのTHF(190ml) 溶液
に、上記作製したグリニヤー試薬を15分間で加え、−
5〜0℃でさらに10分間撹拌した。反応溶液に濃塩酸
(約35%) 25mlを加え、この混合物を濃縮し、メタ
ノール(300ml) に溶かした。この溶液に濃塩酸を加えて
溶液のpHを2〜3に調整し、10%パラジウム−活性炭
3.0gを加え、この混合物を水素雰囲気で14時間激しく
撹拌した。反応混合物をろ過し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液でろ液のpHを7〜8に調整し、濃縮した。この
残渣に1N塩酸100ml 、飽和食塩水50mlを加え、生成
物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を合わせて水、飽和
食塩水で洗浄し、乾燥、濃縮すると約50g の油状物が
得られた。この油状物をカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル300g、シクロヘキサン:酢酸エチル1:1→酢
酸エチル)で精製すると30g のほぼ純粋な標題化合物
が得られた。これをn−ヘキサン−酢酸エチル(12m
l、 15ml) より再結晶すると15.2g( 52%)の結晶が
得られ、母液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精
製すると9.7g (33%)の標題化合物が得られた。
【0104】NMR(CDCl3) :1.7 〜2.7 (11H,
m)、 3.40 (1H, dd, J=7.0, 8.0 Hz)、 3.64 (3H, s)、 3.
7〜4.2 (3H, m)、 5.10 (1H,m)、 6.76 (1H, t, J=7.5 H
z)、 6.98 (2H, m) IR(KBr)ν:3350 (3600〜3000)、 1735、 1600、 7
55 cm-1 Mass (m/e): 306 (M+)
【0105】以下同様にして、塩化シクロヘキシルマグ
ネシウムの代わりに、臭化エチルマグネシウム、臭化n
−プロピルマグネシウム、臭化イソプロピルマグネシウ
ム、臭化シクロヘキシルマグネシウム、塩化エチルマグ
ネシウム、塩化n−プロピルマグネシウム、塩化イソプ
ロピルマグネシウムを用いても標題化合物が得られる。
【0106】実施例12 4−[2−エンドヒドロキシ−1−エキソ−t−ブチル
ジメチルシリロキシメチル−3a,8b−シス−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペン
タ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンドヒドロキシ−1−エキソ−ヒドロキシ
メチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル900mg を無水のDMF6.8ml に
溶かし氷冷下、イミダゾール543mg と塩化t−ブチルジ
メチルシリル636mg (1.3eq) を加え室温で3時間撹拌し
た。反応溶液にエーテル、ペンタン(1:1)を加え、
炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液を加え、エーテル:ペ
ンタン(1:1)で3回抽出した。有機層を合わせて飽
和食塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮すると1.2gの油状物が
得られた。この油状物は精製することなく次の反応に用
いた。
【0107】実施例13 4−[2−エンドアセトキシ−1−エキソ−t−ブチル
ジメチルシリロキシメチル−3a,8b−シス−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペン
タ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンドヒドロキシ−1−エキソ−t−ブチル
ジメチルシリロキシメチル−3a,8b−シス−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペン
タ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステルの粗油状
物1.2gを20mlの無水酢酸と10mlの無水ピリジンに溶
かし、室温で14時間撹拌した。反応混合物より無水酢
酸及びピリジンを除去(真空ポンプを用いた)し、トル
エンで3回共沸した。得られた油状物は精製することな
く次の反応に用いた。 NMR(CDCl3) δ:0.92 (6H, s)、 1.70 (3H, s)、
1.80〜2.70(9H)、 3.67 (3H, s)、 3.70 (1H,m)、 5.02
(1H, m)、 5.25 (1H, m)、 6.80 (1H, t, J=8.0 Hz)、 6.9
5 (2H, m) Mass (m/e): 462 (M+)
【0108】実施例14 4−[2−エンドアセトキシ−1−エキソ−ヒドロキシ
メチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンドアセトキシ−1−エキソ−t−ブチル
ジメチルシリロキシメチル−3a,8b−シス−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペン
タ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステルの粗油状
物1.3gを10mlの酢酸と5mlのTHFに溶かし、水4ml
を加え50℃で14時間撹拌した。反応混合物を真空ポ
ンプで濃縮し、残渣をトルエンで3回共沸し、得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー[メルク社ローバー
カラム(シリカゲル);酢酸エチル:シクロヘキサン
(1:1)]で分離精製すると598mg の純粋な標題化合
物が得られた(収率実施例12の出発物質より64
%)。
【0109】IR(液膜法)ν:3450、 1740、 1595、 12
40、 745 cm-1 NMR(CDCl3) δ:1.82 (3H, s)、 1.82〜2.80 (1
H)、 3.66 (3H, s)、 3.70 (3H, m)、 5.00 〜5.35 (2H,
m)、 6.80 (3H, t,J=7.0 Hz) Mass (m/e): 348 (M+)
【0110】実施例15 4−[2−エンドアセトキシ−1−エキソ−ヒドロキシ
メチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンドヒドロキシ−1−エキソヒドロキシメ
チル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル5g (0.016mol)を無水THF5
0mlに溶かし、無水トリエチルアミン(水素化カルシウ
ムより蒸留)7.5ml を加え、さらに塩化トリチル7g を
加え室温で24時間撹拌後、トリエチルアミン2mlと塩
化トリチル2g を追加し、さらに14時間撹拌した。こ
の反応混合物に無水酢酸13.8mlと無水ピリジン(水酸化
カリウム上で乾燥)10.6mlを加え室温で14時間撹拌し
た。この反応混合物を氷で冷却し、3.7 規定のメタノー
ル塩酸55mlを加え、pH1とし、室温で4時間撹拌し
た。反応混合物を氷で冷却し、撹拌している中へ、炭酸
水素ナトリウム23.2g を少しづつ加え、pH6付近とす
る。この反応混合物を濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え
てしばらく撹拌し、目的物をよく溶かし、ろ別する。ろ
過した固体を酢酸エチルで洗浄し、ろ液を分液し、水層
を酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、6規定
塩酸で洗い、さらに水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナト
リウムで乾燥し、濃縮すると15.8g の油状物が得られ
た。この油状物をカラムクロマトグラフィー[シリカゲ
ル;酢酸エチル:シクロヘキサン(1:1)]で分離精
製すると4.4gの標題化合物が得られた(収率78%)。
【0111】実施例16 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−トリチロ
キシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ニル]酪酸メチルエステル100mg を無水のTHF1mlに
溶かし97mgの塩化トリチルと0.1ml のトリエチルアミ
ンを加え室温で20時間撹拌後、さらに塩化トリチル2
0mgを追加し、室温で14時間撹拌した。反応混合物に
酢酸エチルを加え、水を加え、酢酸エチルで3回抽出
し、酢酸エチル層を合わせて水、飽和食塩水で洗浄し、
乾燥後、濃縮する。得られた油状物をカラムクロマトグ
ラフィー[シリカゲル;酢酸エチル:シクロヘキサン
(1:9)]で分離精製すると167mg の純粋な標題化合
物が得られた(収率93%)。
【0112】NMR(CDCl3) δ:1.70〜2.70 (9
H)、 3.30 (3H, m)、 3.60 (3H, s)、 4.00 (1H, m)、 5.00
(1H,m)、 6.80 (3H, m)、 7.30 (15H, m) Mass (m/e): 548 (M+)
【0113】実施例17 4−[2−エンド−アセトキシ−1−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ニル]酪酸メチルエステル350mg を無水DMF3.5ml に
溶かし、氷冷下で140mg のイミダゾールと360mg の塩化
t−ブチルジメチルシリルを加え、室温で3時間撹拌
後、真空ポンプDMFを濃縮除去し、得られた残渣をベ
ンゼンで3回共沸し、無水酢酸10mlと無水ピリジン5
mlに溶かし、室温で2時間撹拌した。この反応混合物を
濃縮し、残渣を5mlの酢酸に溶かし、5mlのTHFと2
mlの水を加え50℃で14時間撹拌した。反応混合物を
濃縮し、残渣をトルエンで2回共沸し、カラムクロマト
グラフィー[シリカゲル;酢酸エチル:シクロヘキサン
(1:2)]で分離精製すると280mg の純粋な標題化合
物が得られた(収率70%)。 IR(液膜法)ν:3450、 1740、 1595、 1240、 745 cm-1 NMR(CDCl3) δ:1.82 (3H, s)、 1.82〜2.80 (1
0H)、 3.66 (3H, s)、 3.70 (3H, m)、 5.00〜5.35 (2H,
m)、 6.80 (3H, t, J=7.0 Hz)、 6.95 (2H, m) Mass (m/e): 348 (M+)
【0114】実施例18 4−[2−エンド−ベンゾイロキシ−1−エキソ−ヒド
ロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ニル]酪酸メチルエステル30.4g (0.1mol)と塩化トリチ
ル33.5g (0.12mol) を無水THF250ml に溶解し、トリ
エチルアミン33.3ml (0.24mol)を加えてTHF還流下に
6時間撹拌した。その後室温まで冷却し、ピリジン14.6
ml (0.18mol)と塩化ベンゾイル20.9ml (0.18mol)を加え
てTHF還流下に8時間撹拌した。この反応混合物を氷
冷し、メタノール350ml と4.35N 塩酸−メタノール溶液
60mlを加えて室温下で約1時間撹拌した後、NaHCO3 2
1.9g (0.26mol)を加えて1時間撹拌した。この反応混合
物を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル300ml と水100m
l に溶解した後分液し、水層を酢酸エチル150 mlで2回
抽出した。さらに有機層を3N塩酸100ml で1回、10
%食塩水100ml で4回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別後、ろ液を減圧濃縮
した。濃縮物78.8g をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー[シリカゲル;メルク社Art 7734、 500g。展開溶
媒;酢酸エチル:シクロヘキサン(1:2)]で分離す
ると標題化合物31.3g (収率76.2%)が得られた。
【0115】実施例19 4−[2−エンド−o−トルオイロキシ−1−エキソ−
ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,
8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ニル]酪酸メチルエステル19.9g (0.065mol)と塩化トリ
チル27.2g (0.0975mol) を無水THF250ml に溶解し、
トリエチルアミン27.1ml (0.195mol) を加えてTHF還
流下に3時間撹拌した。その後室温まで冷却し、ピリジ
ン13.1ml(0.161mol) とo−トルオイルクロライド25g
(0.161mol)を加えてTHF還流下に10時間撹拌し
た。この反応混合物を氷冷し、メタノール400ml と11
N塩酸40ml(0.44mol) を加えて室温下で約1時間撹拌
した後、NaHCO337g (0.44mol) を加えて30分間撹拌
した。この反応混合物を実施例18と同様に後処理して
濃縮物70g を得た。この濃縮物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー[シリカゲル;メルク社Art 7734、 35
0g。展開溶媒;酢酸エチル:シクロヘキサン(1:
2)]で分離すると標題化合物21.5g (収率77.9%)が
得られた。
【0116】実施例20 4−[2−エンド−m−トルオイルロシ−1−エキソ−
ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,
8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラニル]酪酸メチルエステル 実施例19のo−トルオイルクロライドの代わりにm−
トルオイルクロライドを用いた以外は実施例19と同じ
条件で反応、後処理、および分離精製を行った。標題化
合物21.1g ( 収率76.5%)が得られた。
【0117】実施例214−[2−エンド−p−トルオイロキシ−1−エキソ−
ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,
8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テ
トラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラ
ニル]酪酸メチルエステル1.5g (0.0049mol)と塩化トリ
チル1.98g (0.0071mol) を無水THF25mlに溶解し、
トリエチルアミン2.0ml (0.144mol)を加えてTHF還流
下に7時間撹拌した。この反応混合物にp−トルオイル
クロライド1.36g (0.00088mol)とピリジン0.72ml(0.009
9mol) を加えてTHF還流下に5時間撹拌した。この反
応混合物を氷冷し、メタノール50mlと4.4 N塩酸−メ
タノール溶液6ml(0.026mol)を加えて室温下で約1時間
撹拌した後、NaHCO32.3g (0.026mol) を加えて30分間
撹拌した。この反応混合物を実施例18と同様に後処
理、クロマトグラフィーして黄色の油状物1.83g ( 収率
88.1%)が得られた。油状物を酢酸エチル:n−ヘキサ
ン(1:1)に溶解して再結晶すると課題化合物(白色
結晶)1.43g が得られた。
【0118】融点: 72.0 〜73.0℃ C25286 としての 計算値:C; 70.74 H; 6.65 実測値:C; 70.72 H; 6.75
【0119】実施例22 4−[2−エンド−p−トルオイロキシ−1−エキソ−
ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,
8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベ
ンゾフラニル]酪酸メチルエステルの合成 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−トリチロ
キシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラニル]酪酸メチルエステル49.4g (0.9mol)を無水TH
F300ml に溶解し、p−トルオイルクロライド25g
(0.162mol)とトリエチルアミン26.9ml (0.162 mol)を加
えてTHF還流下に7時間撹拌した。反応混合物を氷冷
し、メタノール350ml と4.4 N塩酸−メタノール溶液5
0ml (0.44mol)を加えて1時間撹拌した後、NaHCO318.4
g を加えて30分撹拌した。この反応混合物を実施例1
8と同様に後処理、クロマトグラフィーして黄色の油状
物35g ( 収率91.8%)が得られた。油状物を酢酸エチ
ル:n−ヘキサン(1:1)に溶解して再結晶すると標
題化合物(白色結晶)25.9g が得られた。
【0120】実施例23〜27 実施例21のp−トルオイルクロライドの代わりに、p
−t−ブチルベンゾイルクロライド(実施例23)、p
−フェニルベンゾイルクロライド(実施例24)、α−
ナフトイルクロライド(実施例25)、β−ナフトイル
クロライド(実施例26)、3,5−ジニトロベンゾイ
ルクロライド(実施例27)を用いて、実施例21と同
様に反応、後処理、および分離精製を行なった。結果は
表−1に示した。
【0121】
【表1】
【0122】実施例28 4−[2−エンド−N−フェニルカルバモイロキシ−1
−エキソ−ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペン
タ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステル 4−[2−エンド−ヒドロキシ−1−エキソ−トリチロ
キシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−
テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフ
ラニル]酪酸メチルエステル50g (0.91mol) を無水ト
ルエン500ml に溶解し、フェニルイソシアネート16g
(0.136mol)とピリジン1ml (0.012mol)を加え、60℃
で4時間半撹拌した。反応混合物を氷冷し、メタノール
500ml と12N塩酸15.2ml (0.18mol)を加えて室温下で
1時間半撹拌した。この反応混合物を実施例18と同様
に後処理、クロマトグラフィーして標題化合物39.5g
(収率101.9 %)が得られた。淡黄色の油状物は室温下
で徐々に結晶化し、融点は57.0〜59.0℃を示した。実施
例18〜28のスペクトルデータを表−2に示す。
【0123】
【表2】
【0124】実施例29 11,15−ジデヒドロキシ−11−アセトキシ−16
−メチル−15−オキソ−18,19−テトラデヒドロ
−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニ
レンPGI2 メチルエステル 4−[2−エンドアセトキシ−1−エキソ−ヒドロキシ
メチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル16.1g (0.0463mol) を無水ベン
ゼン161ml と無水DMSO161ml に溶かし、無水ピリジ
ン137ml とトリフルオロ酢酸2.76mlを加え、D.C.C
(ジシクロヘキシルカルボジイミド)15.26g (1.5eq)を
加え20℃で14時間撹拌した。反応混合物を氷で冷却
し、炭酸カルシウム23g を加え30分間撹拌を続け
た。沈殿をろ過し、ベンゼン20mlで3回洗浄し、ろ液
を合わせて水50mlで洗浄し、水層を酢酸エチル:シク
ロヘキサン(1:1)100ml、酢酸エチル100ml ×2、
50mlで抽出し、有機層を合わせて、硫酸銅の飽和水溶
液100ml で洗い、その硫酸銅溶液を再び100ml の酢酸エ
チルで逆抽出した。有機層を合わせて120gの硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をベンゼン50
mlで4回共沸し、真空ポンプで乾燥しておく。次に水素
化ナトリウム(60%ミネラルオイルディスパージョ
ン)2.76g を三ッ口フラスコにとり乾燥し、アルゴン置
換しておく。この中へ無水DME(水素化アルミニウム
リチウムより蒸留したもの)200ml を加え、懸濁撹拌
し、2−オキソ−3−メチルヘプト−5−イン−ホスホ
ン酸ジメチルエステル16g (1.5eq) を無水DME50
mlに溶かして滴下した。室温で30分間撹拌した後、上
記作製のアルデヒドを無水DME20mlに溶かして滴下
し、室温で30分間撹拌した。反応混合物に酢酸1.7ml
を加えてpH7とし、30分間撹拌後、沈殿をろ過し、酢
酸エチル20mlで5回洗浄し、ろ液を濃縮すると46g
の油状物が得られた。この油状物をシリカゲル700g[酢
酸エチル:シクロヘキサン(1:4)]で分離精製する
と、15g の純粋な共役ケトンが得られた(収率80
%)。
【0125】IR(液膜法)ν:1740、 1700、 1670、 16
30、 1595 cm-1 NMR(CDCl3 )δ:1.20 (3H, d, J=6.3 Hz)、 1.
78 (3H, t, J=3.1 Hz)、 1.60〜2.60 (12H)、 3.67 (3H,
s)、 3.68 (2H, m)、 5.00 (1H, q, J=6.3 Hz)、 5.40 (1
H, m)、6.25 (1H, d, J=16.0 Hz)、 6.60 〜7.10 (4H) Mass(m/e): 452 (M+
【0126】実施例30 11,15−ジデヒドロキシ−11−アセトキシ−16
−メチル−15−オキソ−18,19−テトラデヒドロ
−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニ
レンPGI2 メチルエステル 4−[2−エンドアセトキシ−1−エキソ−ヒドロキシ
メチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル250mg (0.721mmol) を無水TH
F2.5ml と無水DMSO(水素化カルシウムより蒸留)
2.5ml に溶かし、無水ピリジン(KOH上で乾燥)0.05
7ml とトリフルオロ酢酸(単蒸留)0.042ml とD.C.
C(ジシクロヘキシルカルボジイミド)221mg を加え室
温で14時間撹拌した。反応混合物を氷で冷却し、炭酸
カルシウム(市販品を120 ℃、2時間乾燥したもの)35
7mg を加え、氷冷下30分間撹拌しておく。
【0127】次に水素化ナトリウム(60%ミネラルオ
イルディスパージョン)43mg (1.5eq)を二ッ口フラス
コにとり乾燥し、アルゴン置換しておく。この中へ無水
DME(水素化アルミニウムリチウムより蒸留したも
の)2mlを加え懸濁撹拌し、ワーズワース試薬250mg
(1.5eq) を無水DME1.8ml に溶かして滴下し、室温で
30分間撹拌した。この反応混合物中へ、上記作製した
アルデヒドエステル反応混合物の上澄み液を注射器でと
り、加えた後、30分間撹拌した。反応混合物に酢酸を
コマゴメピペットで2滴加えてpH7とし、濃縮した。残
渣に水3mlと酢酸エチル10mlを加え、沈殿をろ過し、
固体を酢酸エチル3mlで2回洗い、ろ液を分液し、水層
を酢酸エチル3mlで2回抽出し、有機層を合わせて水2
ml、飽和食塩水3mlで洗浄し、硫酸ナトリウム10g で
乾燥後、濃縮すると567mg の油状物が得られた。この油
状物をカラムクロマトグラフィー[メルク社ローバーカ
ラム[B](シリカゲル);酢酸エチル:シクロヘキサ
ン(1:2)]で分離精製すると240mg の共役ケトンが
得られた(収率76%)。
【0128】実施例31 11,15−ジデヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−
16−メチル−15−オキソ−18,19−テトラデヒ
ドロ−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル 4−[2−エンド−ベンゾイロキシ−1−エキソ−ヒド
ロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b
−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾ
フラニル]酪酸メチルエステル10.24g (25mmol) とジシ
クロヘキシルカルボジイミド6.19g (30mmol)を無水TH
F45mlと無水DMSO17.7ml (0.25mmol) に溶解し、
ピリジン0.4ml (5mmol) とトリフルオロ酢酸0.37ml
(5mmol)をN2 気流下で加え、室温下で1時間半撹拌
してアルデヒド体とした。次に、水素化ナトリウム1.5g
(60%ミネラル油ディスパージョン: 37.5mmol) を無
水THF50mlに懸濁して氷冷し、2−オキソ−ヘプト
−5−イン−ホスホン酸−ジメチルエステル8.78g (37.
5mmol)を25mlの無水THF25mlに溶かした溶液を加
え、N2 気流下、室温で30分間撹拌した。この反応混
合物を−10〜−20℃に冷却し、前記アルデヒド体の
反応液を加えて30分間撹拌した後、酢酸2.2ml を加え
て中和した。反応混合物をハイフロスーパーセルを介し
てろ過し、ろ液に酢酸エチル100ml と水50mlを加えて
分液し10%食塩水50mlで3回洗浄した後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別後、
ろ液を減圧濃縮した。濃縮物20.8g をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー[メルク社 Art7734、400g。展開溶
媒;酢酸エチル:シクロヘキサン(1:5)]で分離す
ると標題化合物10.82g(収率84.3%)が得られた。
【0129】実施例32〜40 実施例31の4−[2−エンド−ベンゾイロキシ−1−
エキソ−ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,
3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペン
タ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステルの代わり
に、4−[2−エンド−o−トルオイロキシ−1−エキ
ソ−ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3
a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ
[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステル(実施例3
2)、4−[2−エンド−m−トルオイロキシ−1−エ
キソ−ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ
[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステル(実施例3
3)、4−[2−エンド−p−トルオイロキシ−1−エ
キソ−ヒドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,
3a,8b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ
[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエステル(実施例3
4)、4−[2−エンド−p−ターシャリブチルベンゾ
イロキシ−1−エキソ−ヒドロキシメチル−3a,8b
−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H−5
−シクロペンタ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチルエス
テル(実施例35)、4−[2−エンド−p−フェニル
ベンゾイロキシ−1−エキソ−ヒドロキシメチル−3
a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−
1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニル]酪酸メ
チルエステル(実施例36)、4−[2−エンド−α−
ナフトイロキシ−1−エキソ−ヒドロキシメチル−3
a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−
1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニル]酪酸メ
チルエステル(実施例37)、4−[2−エンド−β−
ナフトイロキシ−1−エキソ−ヒドロキシメチル−3
a,8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−
1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニル]酪酸メ
チルエステル(実施例38)、4−[2−エンド−3,
5−ジニトロベンゾイロキシ−1−エキソ−ヒドロキシ
メチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8b−テト
ラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル(実施例39)、4−[2−エ
ンド−N−フェニルカルバモイロキシ−1−エキソ−ヒ
ドロキシメチル−3a,8b−シス−2,3,3a,8
b−テトラヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベン
ゾフラニル]酪酸メチルエステル(実施例40)を用い
て実施例31と同様に反応、後処理、および分離精製を
行った。結果は表−3に示した。また、スペクトルデー
タを表−4に示した。
【0130】
【表3】
【0131】
【表4】
【0132】
【表5】
【0133】実施例4111,15−ジデヒドロキシ−11−アセトキシ−15
−オキソ−18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−
トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル 4−[2−エンドアセトキシ−1−エキソヒドロキシメ
チル−3a,8b−シス−2,2,3a,8b−テトラ
ヒドロ−1H−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニ
ル]酪酸メチルエステル150ml を無水ピリジン0.3ml を
無水ベンゼン10mlに溶かした溶液に溶かし、トリフル
オロ酢酸0.14mlを無水DMSO10mlに溶かした溶液0.
37mlを加え、さらにD.C.C(ジシクロヘキシルカル
ボイミド)340mg を加えて室温で14時間撹拌した。析
出した沈殿をろ過し、濃縮すると260mg の粗アルデヒド
が得られた。次に水素化ナトリウム118mg (55%ミネ
ラルオイルディスパージョン)を10mlのDMEに懸濁
し、2−オキソ−ヘプト−5−イン−ホスホン酸−ジメ
チルエステル689mg を10mlのDMEに溶かして加え、
室温アルゴン下で30分間撹拌した。この反応混合物に
前記アルデヒド260mgを5mlのDMEに溶かした溶液を
加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物に酢酸を加
えpH7とした後、濃縮した。残渣をペンタン:エーテ
ル(1:1)10mlに溶かし、沈殿をろ過し、ろ液を濃
縮すると800mg の油状物が得られた。この油状物をカラ
ムクロマトグラフィー[メルク社ローバーカラム(シリ
カゲル):酢酸エチル:シクロヘキサン(1:3)]で
分離精製すると116mg の標題化合物が得られた(収率6
2%)。
【0134】IR(液膜法)ν:1740、 1700、 1675、 16
30、 1575、 750 cm-1 NMR(CDCl3 )δ: 1.69 (3H, t, J=3.1 H
z)、 1.71 (3H, s)、 1.70〜3.05 (13H)、 3.60 (3H, s)、
3.62 (1H, m)、 4.90 (1H, q, J=6.2 Hz)、 5.15(1H, m)、
6.15 (1H, dd, J=16.0Hz, 2.0Hz)、 6.50〜7.10 (4H,
m) Mass(m/e): 438(M+
【0135】実施例4211−デヒドロキシ−11−アセトキシ−18,19−
テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル 11,15−ジデヒドロキシ−11−アセトキシ−15
−オキソ−18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−
トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル116mg をメタノール10mlに溶かし、塩化
セリウムの7水和物150mg を加えて溶かし、氷冷下で水
素化ホウ素ナトリウム15mgを加え15分間撹拌した。
反応混合物に炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液2mlを加
え、10分間撹拌後、濃縮した。残渣に5mlの酢酸エチ
ルを加え、スーパーセル2g をしいたロールで減圧ろ過
し、5mlの酢酸エチルで2回洗い、ろ液を合わせて水2
mlで洗浄し、水層を酢酸エチル2mlで抽出し、有機層を
合わせて水2ml、飽和食塩水2mlで洗浄し、乾燥後、濃
縮すると170mg の油状物が得られた。この油状物は精製
することなく次の反応に使用した。
【0136】実施例42−218,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
11−デヒドロキシ−11−アセトキシ−18,19−
テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル170mg を無
水メタノール4.5ml に溶かし、ナトリウムメトキシド
(4.8M)を注射器で3滴加え、室温で2時間30分撹拌し
た。この溶液にイオン交換樹脂(IRC−50)1g を
加え、室温で20分間撹拌後ろ過した。メタノールで樹
脂をよく洗浄し、ろ液を合わせて濃縮すると170mg の油
状物が得られた。この油状物をカラムクロマトグラフィ
ー[メルク社ローバーカラム(シリカゲル);酢酸エチ
ル:シクロヘキサン(3:1)]で分離精製すると49
mgのジオールが得られた(収率47%)。
【0137】IR(液膜法)ν:3370、 1740、 1595、 97
0、 745 cm-1 NMR(CDCl3 )δ:1.70 (3H, t, J=3.0 Hz)、 1.
20〜2.80 (15H)、 3.40 (1H, t, J=7.8 Hz)、 3.59 (3H,
s)、 3.80 (1H, q, J=6.1 Hz)、 4.50 (1H, m)、 5.05 (1
H, m)、 5.60(2H,m)、 6.60 〜7.00 (3H) Mass(m/e): 398(M+
【0138】実施例4318,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル43mgをメタノール4.3ml に溶かし、1規定水酸化ナ
トリウム1mlを加え、室温、アルゴン下で14時間放置
した。反応溶液を濃縮し、残渣に氷冷下で1規定塩酸1
mlを加えpH3とし、酢酸エチル5mlで3回抽出し、有
機層を合わせて水2ml、飽和食塩水2mlで洗浄し、乾燥
後、濃縮すると41mgのカルボン酸が得られた(収率9
3%)。
【0139】IR(液膜法)ν:3700〜2200、 1710、 15
95、 975、 740 cm-1 NMR(CDCl3 )δ:1.65 (3H, t, J=3.0 Hz)、 1.
40〜2.80 (14H)、 3.30(1H, t, J=8.0 Hz)、 3.80 (1H,
m)、 4.20 (1H, m)、 5.00 (1H, m)、 5.10〜5.80(4H)、 6.
50 〜7.00 (3H) Mass(m/e): 384(M+
【0140】実施例4411−デヒドロキシ−11−アセトキシ−16−メチル
−18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル 11,15−ジデヒドロキシ−11−アセトキシ−16
−メチル−15−オキソ−18,19−テトラデヒドロ
−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニ
レンPGI2 メチルエステル122mg を10mlのメタノー
ルに溶かし、塩化セリウムの7水和物150mg を加えて溶
かし氷冷下で撹拌している中へ水素化ホウ素ナトリウム
15mgを加え、そのまま10分間撹拌後2mlの炭酸水素
ナトリウム飽和水溶液を加えてさらに10分間撹拌し
た。反応混合物を濃縮後、残渣に5mlの酢酸エチルを加
え、沈殿をろ過し、酢酸エチル2mlで2回洗い、有機層
を合わせて水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、濃縮する
と130mg の油状物が得られた。この油状物をカラムクロ
マトグラフィー[メルク社ローバーカラム(シリカゲ
ル);酢酸エチル:シクロヘキサン(1:2)]で分離
精製すると54mgの純粋な標題化合物が得られた(収率
44%)。 IR(液膜法)ν:3475、 1740、 1595、 970 cm-1 Mass(m/e): 454(M+
【0141】実施例4516−メチル−18,19−テトラデヒドロ−5,6,
7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル 11−デヒドロキシ−11−アセトキシ−16−メチル
−18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル54mgを無水メタノール4.5ml に溶かし、4.8 規定
のナトリウムメトキシド0.001ml を加え、室温で1.5 時
間撹拌した。反応混合物に酢酸を加えて濃縮し、残渣を
20mlの酢酸エチルに溶かし、炭酸水素ナトリウムの飽
和水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮する
と55mgの油状物が得られた。この油状物をカラムクロ
マトグラフィー[メルク社ローバーカラムtypeB
(シリカゲル);酢酸エチル:シクロヘキサン(3:
1)]で分離精製すると48mgのジオールが得られた
(収率98%)。
【0142】IR(液膜法)ν:3370、 1740、 1595、 97
0、 745 cm-1 NMR(CDCl3 )δ:1.00 (3H, d, J=6.3 Hz)、 1.
80 (3H, t, J=3.1 Hz)、 1.80〜2.80 (14H)、 3.45 (1H,
t, J=7.8 Hz)、 3.65 (3H, s)、 4.00 (2H, m)、 5.10 (1
H, m)、 5.65 (2H, m)、 6.60〜7.00 (3H) Mass(m/e): 412(M+
【0143】実施例4616−メチル−18,19−テトラデヒドロ−5,6,
7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 16−メチル−18,19−テトラデヒドロ−5,6,
7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル41mgを4.3ml のメタノールに溶か
し、1規定の水酸化ナトリウム1mlを加え、30℃で1
7時間放置した。反応混合物を濃縮し、残渣に水1mlを
加え、1規定塩酸でpH4とし、酢酸エチル5mlで3回抽
出した。有機層を合わせて、水5ml、飽和食塩水5mlで
洗浄し、乾燥後、濃縮すると純粋なカルボン酸39mgが
得られた(収率100%)。
【0144】IR(液膜法)ν:3700〜2200、 1710、 15
95、 743 cm-1 NMR(CDCl3 )δ:1.00 (3H, m)、 1.79 (3H,
s)、 1.50〜3.00 (12H)、 3.35 (1H, t, J=9.1 Hz)、 4.00
(2H, m)、 5.20(4H, m)、 5.60 (2H, m)、 6.80 (1H, m)、
6.90 (2H, m) Mass(m/e): 398(M+
【0145】実施例4716−メチル−18,19−テトラデヒドロ−5,6,
7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル 11,15−ジデヒドロキシ−11−p−トルオイロキ
シ−16−メチル−15−オキソ−18,19−テトラ
デヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル(結晶物)6.00g
(11.35mmol) と三塩化セリウム・7水和物3.72g (11.35
mmol) をメタノール60mlとTHF20mlに溶解し、−
10℃に冷却、撹拌しながら、水素化ホウ素ナトリウム
322mg (8.5mmol) を30分かけて加え、そのまま20分
間撹拌後、10mlの炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液を
加えて15分間撹拌した。析出した沈殿をハイフロスー
パーセルを介してろ過し、ろ液を濃縮した。残渣に酢酸
エチル50mlと少量の硫酸マグネシウムを加えて10分
間撹拌した後、ろ過、濃縮すると、7.05g の油状物が得
られた。この油状物を酢酸エチル:シクロヘキサン
(1:2)の混液12mlに溶かして再結晶し、結晶0.55
g と母液6.0gが得られた。母液6.0gをメタノール50ml
に溶解し、5Nのナトリウムメトキシド1.1ml (5.5mmo
l) を加え、室温下で20時間撹拌した後、酢酸0.3ml
を加えて濃縮し、残渣に酢酸エチル50mlと少量の硫酸
マグネシウムを加えて10分間撹拌した後、ろ過、濃縮
し5.8gの油状物が得られた。この油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー[シリカゲル:メルク社Art139
05;180g。展開溶媒:酢酸エチル:シクロヘキサン
(3:2)]で分離すると無色、透明な油状物3.15g
(収率67.3%)が得られた。得られた油状物は実施例4
5で得られた標題化合物のスペクトルデータと完全に一
致した。
【0146】以下同様にして、11,15−ジデヒドロ
キシ−11−p−トルオイロキシ−16−メチル−15
−オキソ−18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−
トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステルの代わりに、11,15−ジデヒドロキシ
−11−ベンゾイロキシ−16−メチル−15−オキソ
−18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル、11,15−ジデヒドロキシ−11−o−トルオ
イロキシ−16−メチル−15−オキソ−18,19−
テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル、11,1
5−ジデヒドロキシ−11−m−トルオイロキシ−16
−メチル−15−オキソ−18,19−テトラデヒドロ
−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニ
レンPGI2 メチルエステル、11,15−ジデヒドロ
キシ−11−p−t−ブチルベンゾイロキシ−16−メ
チル−15−オキソ−18,19−テトラデヒドロ−
5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステル、11,15−ジデヒドロキ
シ−11−p−フェニルベンゾイロキシ−16−メチル
−15−オキソ−18,19−テトラデヒドロ−5,
6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル、11,15−ジデヒドロキシ−
11−α−ナフトイロキシ−16−メチル−15−オキ
ソ−18,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノ
ル−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル、11,15−ジデヒドロキシ−11−β−ナフ
トイロキシ−16−メチル−15−オキソ−18,19
−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル、11,
15−ジデヒドロキシ−11−(3,5−ジニトロベン
ゾイロキシ)−16−メチル−15−オキソ−18,1
9−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステルを用い
ても標題化合物が得られる。
【0147】実施例4811,15−ジデヒドロキシ−11−アセトキシ−16
−メチル−20−ホモ−15−オキソ−18,19−テ
トラデヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル 実施例41と同様にして、3−メチル−2−オキソ−ヘ
プト−5−イン−ホスホン酸−ジメチルエステルの代わ
りに3−メチル−2−オキソ−オクト−5−イン−ホス
ホン酸−ジメチルエステルを用いると4−[2−エンド
−アセトキシ−1−エキソ−ヒドロキシメチル−3a,
8b−シス−2,3,3a,8b−テトラヒドロ−1H
−5−シクロペンタ[b]ベンゾフラニル]酪酸メチル
エステル150mg より標題化合物120mg が得られた。 IR(液膜法)ν:1740、 1700、 1670、 1630、 1595、 97
0 cm-1 Mass(m/e): 466(M+
【0148】実施例4916−メチル−20−ホモ−18,19−テトラデヒド
ロ−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル 実施例45と同様にして、11−デヒドロキシ−11−
アセトキシ−16−メチル−20−ホモ−18,19−
テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル58mgより
50mgの標題化合物が得られた。 IR(液膜法)ν:3370、 1740、 1595、 970 cm-1 Mass(m/e): 426(M+
【0149】実施例5016−メチル−20−ホモ−18,19−テトラデヒド
ロ−5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 実施例46と同様にして16−メチル−20−ホモ−1
8,19−テトラデヒドロ−5,6,7−トリノル−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル50mgより48mgの標題化合物が得られた。 IR(液膜法)ν:3700〜2200、 1710、 1595、 975 cm-1 Mass(m/e): 412 (M+
【0150】実施例51 16−メチル−5,6,7−トリノル−18,18,1
9,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル(1)
【0151】
【化30】
【0152】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体328mg (0.619
mmol) を無水THF3mlに溶かし、次いでトリフェニル
ホスフィン333mg (1.27mmol)、安息香酸158mg (1.29mmo
l) を加え室温で撹拌する。この中へジエチルアゾジカ
ーボキシレート284mg(1.29mmol)を無水THF6mlで溶
かした溶液を5分間で加え、さらに室温で2時間撹拌す
る。減圧で溶媒を留去し、残渣をメタノール10mlで溶
かし、炭酸カリウム1g を加え室温で16時間撹拌す
る。減圧で溶媒を留去し、残渣を酢酸エチル10mlで溶
かし、中性となるまで水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥、減圧で溶媒を留去後、メルク社ローバーカラム(酢
酸エチル:シクロヘキサン=1:2)で精製し、標題化
合物216mg を得た。
【0153】IR(液膜法):3370、 2985、 2950、 293
0、 1720、 1595、 1455、 1415、 1380、 1360、 1340、 1305、
1285、 1250、 1180、 1130、 1100、 1080、 1025、 1010、 9
60、 900、 860 cm NMR(CDCl3 )δ:1.00 (3H, two, d, J=6.3 H
z)、 1.80 (3H, t, J=3.1 Hz)、 1.80 〜2.80 (14H, m)、
3.45 (1H, t, J=7.8 Hz)、 3.65 (3H, s)、 4.05 〜4.30
(2H, m)、 5.05〜5.13 (1H, m)、 5.58〜5.68 (2H, m)、
6.60〜7.00 (3H, m) Mass(EI法、m/e): 412(M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C25H32O5,M+ ): 412.2250 測定値(M+ ): 412.2258
【0154】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに11−デヒドロキシ−11−アセトキシ
−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−
11−プロピイオニロキシ−16−メチル−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−16
−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
オクタノロキシ−16−メチル−5,6,7−トリノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−デカノロキシ−16−メチル−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−バレロキシ
−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−
11−ベンゾイロキシ−16−メチル−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキシ)−
16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(β−ナフトイロキシ)−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキ
シ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−(o−トルオイロキシ)−16−メチル−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェ
ニルベンゾイロキシ)−16−メチル−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体を
用いても標題化合物が得られる。
【0155】メタノールの代わりにエタノールを溶媒と
して、11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイル)
−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 メチルエステル−15β体の代わりに11−デヒド
ロキシ−11−アセトキシ−16−メチル−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−プロピイオニロキシ−
16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−ブチロイロキシ−16−メチル−5,6,7−トリ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−16−メ
チル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−デカ
ノイロキシ−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−バレロイロキシ−16−メチル−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2エチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ
−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−
11−(α−ナフトイロキシ)−16−メチル−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイ
ロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(m−トルオイロキシ)−16−メチ
ル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(o−
トルオイロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾイロキ
シ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステル−15β体を用いることを除い
て実施例51と同様にして16−メチル−5,6,7−
トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが得られ
る。
【0156】実施例52 16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル(2)
【0157】
【化31】
【0158】11−デヒドロキシ−11−(t−ブチル
ジメチルシリロキシ)−16−メチル−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体205mg (0.423mmol) を無水THF3mlに溶かし、次い
でトリフェニルホスフィン233mg (0.888mmol) 、安息香
酸108 mg (0.884mmol)を加え室温で撹拌する。この中へ
ジエチルアゾジカーボキシレート892mg (0.892mmol) を
無水THF6mlで溶かした溶液を5分間で加え、さらに
室温で2時間撹拌する。減圧で溶媒を留去し、残渣をメ
タノール10mlで溶かし、炭酸カリウム1g を加え室温
で16時間撹拌する。減圧で溶媒を留去し、残渣を酢酸
エチル10mlで溶かし、中性となるまで水洗、減圧で溶
媒を留去し、残渣を酢酸−水−THF(65:35:1
0)の混合溶液40mlで溶かし、25℃で30時間撹拌
する。炭酸水素ナトリウムを用いて中性とし、減圧でT
HFを留去して酢酸エチルで抽出し、水洗、飽和食塩水
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧で溶媒を留去
後、メルク社ローバーカラム(酢酸エチル:シクロヘキ
サン=1:2)で精製し、標題化合物101mg が得られ
る。
【0159】IR(液膜法):3380、 2948、 1728、 159
2、 1442、 1366、 1335、 1295、 1247、 1187、 1065、 1030、
999、 965、 884、 875、 833、 761、 742 cm-1 NMR(CDCl3 )δ:0.90〜1.11 (3H, m)、 1.60〜
1.89 (3H, m)、 1.89〜3.09 (10H, m)、 2.27 (2H, s)、
3.44 (1H, t, J=8.95 Hz)、 3.66 (3H, s)、 3.74〜4.26
(2H, m)、 4.98〜5.22 (1H, m)、 5.55〜5.73 (2H, m)、
6.61〜7.10 (3H, m) Mass(EI法、m/e): 398(M+
【0160】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(t−ブチルジメチルシリロキシ)−16−メチル
−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデ
ヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチ
ルエステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキシ
−11−ジフェニルメチルシリロキシ−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(t
−ブチルジフェニルシリロキシ)−16−メチル−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(ジ−t
−ブチルシリロキシ)−16−メチル−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−トリメチルシリロキ
シ−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−トリフェニルシリロキシ−16−メチ
ル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体を用いても標題化合物が得られ
る。
【0161】実施例52と同様にして、11−デヒドロ
キシ−11−(t−ブチルジメチルシリロキシ)−16
−メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 メチルエステル−15β体の代わりに、11−デヒ
ドロキシ−11−ジフェニルメチルシリロキシ−16−
メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−16−メチ
ル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(ジ−t−ブチルシリロキシ)−16−メチル−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−トリメチ
ルシリロキシ−16−メチル−2,5,6,7−テトラ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−トリフェニルシリロキシ−1
6−メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体を用いれば、16−メ
チル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
エチルエステルが得られ、11−デヒドロキシ−11−
(t−ブチルジメチルシリロキシ)−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキシ−
11−トリメチルシリロキシ−16−メチル−20−ホ
モ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−ジフェニルメチルシリロキシ−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−16−メチル
−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−トリフェニルシリロキシ−16−メチル−2
0−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 メチルエステル−15β体を用いれば、16−メチ
ル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステルが得られ、11−デヒドロキ
シ−11−(t−ブチルジメチルシリロキシ)−16−
メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体の代わりに、11−デヒド
ロキシ−11−トリメチルシリロキシ−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−16−
メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ジフェニルメチルシリロキシ−16−
メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−16
−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−トリフェニルシリロキシ−16−メ
チル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体を用いれば、
16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 エチルエステルが得られ、11−
デヒドロキシ−11−(t−ブチルジメチルシリロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
【0162】11−デヒドロキシ−11−トリメチルシ
リロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7
−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(t−
ブチルジフェニルシリロキシ)−16−メチル−20−
ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ジフェニルメチルシリロキシ−16−
メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリ
ロキシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7
−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−トリフ
ェニルシリロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体を用いれば、16−メチル
−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステルが得られ、11−
デヒドロキシ−11−(t−ブチルジメチルシリロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−11−トリメチルシリロキシ−1
6−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジフェ
ニルシリロキシ)−16−メチル−20−ホモ−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−ジフェニルメチルシリロキシ−16−メチル−20
−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−16
−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−
4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−トリフェニルシリロキ
シ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テト
ラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステ
ル−15β体を用いれば、16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,1
8,19,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 エチルエステルが得られ、11−
デヒドロキシ−11−(t−ブチルジメチルシリロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−11−トリメチルシリロキシ−1
6−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−16−メチル
−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフェニ
ルメチルシリロキシ−16−メチル−5,6,7−トリ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリロキ
シ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−トリフェニルシリロキシ−16−メチル−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体を用いれば、16−メチル−5,6,7−
トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステルが得られ、
11−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジメチルシリ
ロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わり
に、11−デヒドロキシ−11−トリメチルシリロキシ
−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−
11−(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−16−メ
チル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフ
ェニルメチルシリロキシ−16−メチル−5,6,7−
トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリ
ロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−トリフェニルシリロキシ−16−メチ
ル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエ
ステル−15β体を用いれば、16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが得ら
れ、
【0163】11−デヒドロキシ−11−(t−ブチル
ジメチルシリロキシ)−16−メチル−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−(t−ブ
チルジフェニルシリロキシ)−16−メチル−20−ホ
モ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフェ
ニルメチルシリロキシ−16−メチル−20−ホモ−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(ジ−t−
ブチルシリロキシ)−16−メチル−20−ホモ−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−トリフェニルシ
リロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体を
用いれば、16−メチル−20−ホモ−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステルが得られ、1
1−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジメチルシリロ
キシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わり
に、11−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジフェニ
ルシリロキシ)−16−メチル−20−ホモ−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−ジフェニルメチルシ
リロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−トリフェニルシリロキシ−16
−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 エチルエステル−15β体を用いれば、16
−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 エチルエステルが得られ、11−デヒドロキ
シ−11−(t−ブチルジメチルシリロキシ)−16−
メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体の代わりに、11−デヒド
ロキシ−11−(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフェニル
メチルシリル−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−5,6,7−トリ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−トリフェニルシリル−5,
6,7−トリノロキシ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体を用いれば、5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステルが得られ、11−デヒド
ロキシ−11−(t−ブチルジメチルシリロキシ)−1
6−メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体の代わりに、11−デ
ヒドロキシ−11−(t−ブチルジフェニルシリロキ
シ)−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフ
ェニルメチルシリロキシ−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2エチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−トリフェニルシ
リロキシ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体を用いれば、5,6,7−トリ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2エチルエステルが得られ、11
−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジメチルシリロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジフェニルシ
リロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−ジフェニルメチルシリロキシ−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシ
リロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−トリフェニルシリロキシ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体
を用いれば、2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステルが得られ、11−デヒドロキシ−
11−(t−ブチルジメチルシリロキシ)−16−メチ
ル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキ
シ−11−(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフェニ
ルメチルシリロキシ−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−トリフェ
ニルシリロキシ−2,5,6,7−テトラノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 エチルエステル−15β体を用いれば、2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テルが得られ、11−デヒドロキシ−11−(t−ブチ
ルジメチルシリロキシ)−16−メチル−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−トリメ
チルシリロキシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オ
キサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジフェニルシリ
ロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−ジフェニルメチルシリロキシ−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−トリフェ
ニルシリロキシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オ
キサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体を用
いれば、2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステルが得られ、
【0164】11−デヒドロキシ−11−(t−ブチル
ジメチルシリロキシ)−16−メチル−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−(t−ブ
チルジフェニルシリロキシ)−2,5,6,7−テトラ
ノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフェニルメチ
ルシリロキシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(ジ−t−ブチルシリロキシ)
−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−トリフェニルシリロキシ−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体を用いれば、2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが得ら
れ、11−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジメチル
シリロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代
わりに、11−デヒドロキシ−11−(t−ブチルジフ
ェニルシリロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ジフェニ
ルメチルシリロキシ−16−メチル−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(ジ−t
−ブチルシリロキシ)−16−メチル−2,5,6,7
−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−トリフ
ェニルシリロキシ−16−メチル−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体を用いれば、16−メチル−2,5,6,
7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2メチル
エステルが得られ、11−デヒドロキシ−11−(t−
ブチルジメチルシリロキシ)−16−メチル−2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−
(t−ブチルジフェニルシリロキシ)−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−ジフェニルメチルシリロキシ−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(ジ−t−ブチルシリロキシ)−16−メチル
−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−トリフェニルシリロキシ−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2エチルエステル−15β体を用いれば、16−メ
チル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステルが得られる。
【0165】実施例53 16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル(3)
【0166】
【化32】
【0167】実施例51と同様にして、11−デヒドロ
キシ−11−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体156 mgより標題化合物
75mgが得られた。
【0168】IR(液膜法):3380、 2960、 2930、 173
0、 1590、 1440、 1360、 1250、 1185、 1060、 1030、 990、
960、 880、 850 cm-1 NMR(CDCl3 ,δ):1.01 (3H, two, d, J=7.8
Hz)、 1.12 (3H, two, t,J=7.8 Hz)、 1.8〜1.85 (1H,
m)、 1.9 〜2.0 (1H, m)、 2.1〜2.3 (4H, m)、 2.35 〜2.
45 (1H, m)、 2.55〜3.0 (7H, m)、 3.42 (1H, two, t, J
=8.8 Hz)、 3.66 (3H, s)、 3.85 〜3.95 (1H, m)、 4.10
(1H, two, t, J=6.7 Hz)、 5.05〜5.15 (1H, m)、 5.58
(1H, two, dd,J=6.7, 15.1 Hz)、 5.67 (1H, two, dd, J
=8.9、 15.1 Hz)、 6.76 (1H, two, t,J= 7.5 Hz)、 6.
9〜7.0 (1H, m) Mass(EI法, m/e): 412 (M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C25H32O5、M+ ): 412.2250 測定値(M+ ): 412.2263
【0169】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホ
モ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキ
シ−11−アセトキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−プロ
ピオニロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロ
キシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−1
6−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−バレロイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ベン
ゾイロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロ
キシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(o−トルオイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体を用いても標題化合物が得られる。
【0170】又、メタノールの代わりにエタノールを溶
媒にして、11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイ
ロキシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−アセトキ
シ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テト
ラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−16−
メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ブチロイロキシ−16−メチル−20
−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−オクタノイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−デカ
ノイロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイロキシ−
16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−16−メチル
−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−(α−ナフトイロキシ)−16−メチル−2
0−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−
11−(β−ナフトイロキシ)−16−メチル−20−
ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−(m−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホモ
−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデ
ヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチ
ルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(o−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p
−フェニルベンゾイロキシ)−16−メチル−20−ホ
モ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体を用いることを除いて実施例5
3と同様にして16−メチル−20−ホモ−2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが
得られる。
【0171】実施例54 16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル
(4)
【0172】
【化33】
【0173】実施例51と同様にして、11−デヒドロ
キシ−11−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体178mg よ
り標題化合物82mgが得られた。
【0174】IR(液膜法):3450、 2970、 2930、 174
5、 1660、 1615、 1590、 1490、 1460、 1440、 1330、 1290、
1245、 1195、 1115、 1040、 970、 865、 765、 730 690 cm
-1 NMR(CDCl3 ,δ):1.01 (3H, two, d, J=6.8
Hz)、 1.12 (3H, two, t, J=7.3 Hz)、 1.7 〜1.9(1H,
m)、 1.9〜2.3 (5H, m)、 2.3〜2.5 (1H, m)、 2.6〜3.1
(3H, m)、 3.44 (1H,two, t, J=8.8 Hz)、 3.79 (3H, s)、
3.8 〜3.9 (1H, m)、 4.0〜4.2 (1H, m)、 4.72 (2H,
s)、 5.1〜5.3 (1H, m)、 5.5〜5.7 (2H, m)、 6.7〜7.9
(3H, m) Mass(EI法, m/e): 414 (M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C24H30O6、M+ ): 414.2042 測定値(M+ ): 414.2042
【0175】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホ
モ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、11
−デヒドロキシ−11−アセトキシ−16−メチル−2
0−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−16−メチル
−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−16−メチル
−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−バレロイロキシ−16−メチル
−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−16−メチル
−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキシ)−16
−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−
4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(m−トル
オイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(o−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(p−フェニルベンゾイロキシ)−16−メチ
ル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オ
キサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体を用
いても標題化合物が得られる。
【0176】又、メタノールの代わりにエタノールを溶
媒にして、11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイ
ロキシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7
−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキシ−1
1−アセトキシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
プロピオニロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−ブチロイロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−オクタノイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−デカノイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−バレロイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−ベンゾイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(α−ナフトイロキシ)−16−メチル−20
−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(β−ナフトイロキシ)−16−メチ
ル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オ
キサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキシ)−1
6−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(o−トルオイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェ
ニルベンゾイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体を用いることを除いて
実施例54と同様にして16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI3 エチルエステルが得られる。
【0177】実施例55 16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル(5)
【0178】
【化34】
【0179】実施例51と同様にして、11−デヒドロ
キシ−11−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体163mg より標題化合物
82mgが得られた。
【0180】IR(液膜法):3380、 2970、 2930、 175
0、 1620、 1595、 1490、 1460、 1440、 1380、 1295、 1210、
1200、 1120、 1020、 970、 890、 855 830、 760、 730、 66
5 cm-1 NMR(CDCl3 ,δ):1.00 (3H, two, d, J=6.8
Hz)、 1.7〜1.9 (4H, m)、 1.9〜2.5 (4H, m)、 2.6〜2.7
(1H, m)、 2.5〜3.1 (2H, m)、 3.50 (1H, two, t, J=8.6
0 Hz)、 3.79 (3H,s)、 3.8〜4.0 (1H, m)、 4.0〜4.0 (1
H, m)、 4.72 (2H, s)、 5.13 〜5.3 (1H, m)、 5.5〜5.8
(2H, m)、 6.6 〜6.9 (3H, m) Mass(EI法, m/e): 400 (M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C23H28O6、M+ ): 400.1886 測定値(M+ ): 400.1892
【0181】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキ
シ−11−アセトキシ−16−メチル−2,5,6,7
−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−プロピ
オニロキシ−16−メチル−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−
16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−16−メチ
ル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロ
キシ−11−デカノイロキシ−16−メチル−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
バレロイロキシ−16−メチル−2,5,6,7−テト
ラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ベンゾイロ
キシ−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(o−トルオイロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体を用いても標題化合物が得られる。
【0182】又、メタノールの代わりにエタノールを溶
媒にして、11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイ
ロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−アセトキ
シ−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4−
オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−16−
メチル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ブチロイロキシ−16−メチル−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−オクタノイロキシ−16−メチル−2,5,6,7
−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−デカノ
イロキシ−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイロキシ−1
6−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(α−ナフトイロキシ)−16−メチル−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(β−ナフトイロキシ)−16−メチル−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(m−トルオイロキシ)−16−メチル−2,5,6,
7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(o
−トルオイロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p−フ
ェニルベンゾイロキシ)−16−メチル−2,5,6,
7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体を用いることを除いて実施例55と
同様にして16−メチル−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが得ら
れる。
【0183】参考例4 16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル(6)
【0184】
【化35】
【0185】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体148mg (0.279
mmol) を無水THF2mlに溶かし、次いでトリフェニル
ホスフィン146mg (0.556mmol) 、安息香酸69mg(0.565
mmol) を加え室温で撹拌する。この中へジエチルアゾジ
カーボキシレート115mg (0.558mmol) を無水THF6ml
で溶かした溶液を5分間で加え、さらに室温で2時間撹
拌する。減圧で溶媒を留去し、残渣を無水エタノール1
0mlで溶かし、1.44Mナトリウムエトキサイド0.2ml 加
え、室温で18時間撹拌する。減圧で溶媒を留去し、残
渣を酢酸エチル10mlで溶かし、中性となるまで水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧で溶媒を留去後、
メルク社ローバーカラム(酢酸エチル:シクロヘキサン
=1:2)精製し、標題化合物81mgを得た。
【0186】IR(液膜法):3370、 2985、 2950、 293
0、 1720、 1595、 1415、 1380、 1305、 1285、 1250、 1180、
1130、 1100、 1080、 1025、 960、 900、 860 cm+ Mass(EI法、m/e): 426(M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C26H34O5、M+ ): 426.2404 測定値(M+ ): 426.2411
【0187】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−アセトキ
シ−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−プロピオニロキシ−16−メチル−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−16
−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
オクタノイロキシ−16−メチル−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−16−メチル
−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイ
ロキシ−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロ
キシ−11−ベンゾイロキシ−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−(β−ナフトイロキシ)−16−メチル−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(m−トル
オイロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−(o−トルオイロキシ)−16−メ
チル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p
−フェニルベンゾイロキシ)−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体を用いても標題化合物が得られる。
【0188】実施例56 5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル(7)
【0189】
【化36】
【0190】実施例51と同様にして、11−デヒドロ
キシ−11−(p−トルオイロキシ)−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体12
8 mgから標題化合物58mgが得られる。
【0191】IR(液膜法):3370、 1740、 1595、 970、
745 cm-1 NMR(CDCl3 ,δ):1.70 (3H, t, J=3.0 Hz)、
1.20〜2.80 (15H, m)、3.40 (1H, t, J=7.8 Hz)、3.59 (3
H, s)、 3.80(1H, q, J=6.1 Hz)、 4.50 (1H, m)、 5.05
(1H, m)、 5.60 (2H, m)、 6.60 〜7.00 (3H, m) Mass(EI法、m/e): 398(M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C24H30O5、M+ ): 398.2352 測定値(M+ ): 398.2358
【0192】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−5,6,7−トリノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わり
に、11−デヒドロキシ−11−アセトキシ−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロ
キシ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−オク
タノイロキシ−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−デカノイロキシ−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−バレロイロキシ−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ベンゾイロキシ−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキシ)−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイ
ロキシ)−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(m−トルオイロキシ)−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(o−トルオイロキシ)−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体を用いても標題化合物が得ら
れる。
【0193】又、メタノールの代わりにエタノールを溶
媒にして、11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイ
ロキシ)−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキ
シ−11−アセトキシ−5,6,7−トリノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロ
キシ−11−プロピオニロキシ−5,6,7−トリノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ
−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイ
ロキシ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデ
ヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチ
ルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ベ
ンゾイロキシ−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(α−ナフトイロキシ)−5,6,7−トリノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキシ)−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキ
シ)−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(o
−トルオイロキシ)−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−(p−フェニルベンゾイロキシ)−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15
β体を用いることを除いて実施例56と同様にして5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが
得られる。以下、同様にして、11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−5,6,7−トリノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わり
に、
【0194】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−アセトキシ−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−プロピオニ
ロキシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ブチロイロキシ−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイ
ロキシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−デカノイロキシ−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイロ
キシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ベンゾイロキシ−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフ
トイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイル)−2,5,
6,7−テトラノロキシ−4−オキサ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(m−トルオイロキシ)−2,5,6,7−テトラ
ノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−(o−トルオイ
ロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾイロキシ)−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体を用いれば、2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステルが得られ、11−デヒドロキシ−11−
(p−トルオイロキシ)−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイロキシ)−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−アセ
トキシ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−プロピオニロキシ−2,5,6,7−テトラノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−デカ
ノイロキシ−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−バレロイロキシ−2,5,6,7−テトラノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキ
シ)−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−(β−ナフトイロキシ)−2,5,6,7−テトラノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキシ)−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(o−ト
ルオイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロ
キシ−11−(p−フェニルベンゾイロキシ)−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体を用いれば、2,5,6,7−テトラノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステルが得られる。
【0195】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体の代わりに、11−デヒドロ
キシ−11−(p−トルオイロキシ)−2,5,6,7
−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエ
ステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−アセト
キシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−プロピオニロキシ−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイ
ロキシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−オクタノイロキシ−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−デカノイ
ロキシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−バレロイロキシ−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ベンゾイロ
キシ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(α−ナフトイロキシ)−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(β−ナフトイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキ
シ)−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(o−トルオイロキシ)−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(p−フェニルベンゾイロキシ)−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステ
ル−15β体を用いれば、2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが得ら
れ、11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイロキ
シ)−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキシ−
11−(p−トルオイロキシ)−2,5,6,7−テト
ラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2エチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−アセトキシ−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ
−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデ
ヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチ
ルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ブ
チロイロキシ−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−オクタノイロキシ−2,5,6,7−テトラ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2エチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイロ
キシ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−ベンゾイロキシ−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(α−ナフトイロキシ)−2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフ
トイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−(m−トルオイロキシ)−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(o−トルオイロキ
シ)−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−(p−フェニルベンゾイロキシ)−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β
体を用いれば、2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 エチルエステルが得られる。
【0196】実施例57 16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 (8)
【0197】
【化37】
【0198】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体226mg (0.548
mmol) を無水THF3mlに溶かし、次いでトリフェニル
ホスフィン287mg (1.09 mmol) 、安息香酸144mg (1.18
mmol) を加え室温で撹拌する。この中へジエチルアゾジ
カーボキシレート245mg (1.19mmol)を無水THF6mlで
溶かした溶液を5分間で加え、さらに室温で2時間撹拌
する。減圧で溶媒を留去し、残渣をメタノール10mlで
溶かし、1.02N水酸化ナトリウム水溶液3mlを加え室温
で17時間撹拌する。減圧で溶媒を留去し、残渣を酢酸
エチル10mlで溶かし中性となるまで水洗後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥、減圧で溶媒を留去後、メルク社ロー
バーカラム(水飽和の酢酸エチルで不活性化したもの、
酢酸エチル:シクロヘキサン=1:4)で精製し標題化
合物156mg を得た。
【0199】IR(液膜法):3700〜2200、 1710、 159
5、 1455、 1415、 1380、 1360、 1340、 1305、 1285、 1250、
1180、 1130、 1100、 1080、 1025、 1010、 975、 900、 86
0、 740cm-1 NMR(CDCl3 ,δ):1.65 (3H, t, J=8.0 Hz)、
1.40〜2.80 (14H, m)、3.80 (1H, m)、 4.20 (1H,m)、 5.0
0 (1H, m)、 5.10〜5.80 (4H, m)、 6.50〜7.00 (3H, m) Mass(EI法、m/e): 398(M+ ) 高分解能マススペクトル 計算値(C24H30O5、M+ ): 398.2352 測定値(M+ ): 398.2356
【0200】以下、同様にして11−デヒドロキシ−1
1−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−アセトキ
シ−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−プロピオニロキシ−16−メチル−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−16
−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
オクタノイロキシ−16−メチル−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−16−メチル
−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイ
ロキシ−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロ
キシ−11−ベンゾイロキシ−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−(β−ナフトイロキシ)−16−メチル−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(m−トル
オイロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−(o−トルオイロキシ)−16−メ
チル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p
−フェニルベンゾイロキシ)−16−メチル−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体を用いても標題化合物が得られる。 又、11−デ
ヒドロキシ−11−(p−トルオイロキシ)−16−メ
チル−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキシ−
11−(p−トルオイロキシ)−2,5,6,7−テト
ラノル−4−オキサー18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−アセトキシ
−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−プロピオニロキシ−2,5,6,7−テトラ
ノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ
−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−オクタノイロキシ−2,5,6,7−テトラ
ノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ
−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−バレロイロキシ−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(α−ナフトイロキシ)−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフ
トイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−4−オキ
サ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキシ)−2,
5,6,7−テトラノル−4−オキシ−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−(o−トルオイロキシ)−2,5,6,7−テトラ
ノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニル
ベンゾイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−4−
オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体を
用いれば、2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 が得られ、11−デヒドロキシ−11
−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−(p−トル
オイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−アセトキシ−2,5,6,7−テトラノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−2,5,6,7
−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−オク
タノイロキシ−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−デカノイロキシ−2,5,6,7−テトラノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−バレロイロキシ−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(α
−ナフトイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(β−ナフトイロキシ)−2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(m−トル
オイロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−(o−トルオイロキシ)−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体を用いれば、2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2が得られ、1
1−デヒドロキシ−11−(p−トルオイロキシ)−1
6−メチル−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体の代わりに、11−デヒドロ
キシ−11−アセトキシ−16−メチル−20−ホモ−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−プロピオニ
ロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−16−メチ
ル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−
11−オクタノイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−デカノイロ
キシ−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−バレロイロキシ−16−メチル
−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−ベンゾイロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイ
ロキシ)−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキシ)−
16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(m−トルオイロキシ)−16−メチ
ル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−
テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPG
2メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−
11−(o−トルオイロキシ)−16−メチル−20−
ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p
−フェニルベンゾイロキシ)−16−メチル−20−ホ
モ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエ
ステル−15β体を用いると、16−メチル−20−ホ
モ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒド
ロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 が得ら
れ、
【0201】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−11−(p−トルオイロキシ)−
16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−アセトキシ−16
−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−
4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−1
6−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−1
6−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−
16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−
16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイロキシ−
16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ−
16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロ
キシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−
テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナ
フトイル)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,
7−テトラノロキシ−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(m−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(o−トルオイロキシ)−16−メチル−20
−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(p−フェニルベンゾイロキシ)−1
6−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル
−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体を用いれば、16−メチル−20−ホモ−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
得られ、
【0202】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−(p−トルオイロキシ)−16−
メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−アセトキシ−16−メチル−20−ホ
モ−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
プロピオニロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイ
ロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−1
6−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−16−メチル−
20−ホモ−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−バレロイロキシ−16−メチル−20−ホモ−
2,5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ベン
ゾイロキシ−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロ
キシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(o−トルオイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,7−テ
トラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−16−メチル−20−ホモ−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体を用いれば、16−メチル−20−ホモ−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 が得られ、
【0203】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−11−アセトキシ−5,6,7−
トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロ
キシ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−オク
タノイロキシ−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−デカノイロキシ−5,6,7−トリノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−バレロイロキシ−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−ベンゾイロキシ−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキシ)−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイ
ロキシ)−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(m−トルオイロキシ)−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−(o−トルオイロキシ)−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体を用いると、5,6,7−ト
リノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 が得られ、
【0204】11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−(p−トルオイロキシ)−16−
メチル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサー1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒ
ドロキシ−11−アセトキシ−16−メチル−2,5,
6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
プロピオニロキシ−16−メチル−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ブチロイロ
キシ−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−1
6−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−16−メチル−
2,5,6,7−テトラノル−4−オキサ−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−バレロイロキシ−16−メチル−2,5,6,
7−テトラノル−4−オキサ−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−ベン
ゾイロキシ−16−メチル−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロ
キシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−
4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(m−トルオイロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(o−トルオイロキ
シ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−4
−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノ
ル−4−オキサ−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体を用いれば、16−メチル−2,5,6,7−テ
トラノル−4−オキサ−18,19−テトラヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ルが得られ、11−デヒドロキシ−11−(p−トルオ
イロキシ)−16−メチル−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル−15β体の代わりに、
11−デヒドロキシ−(p−トルオイロキシ)−16−
メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−アセトキシ−16−メチル−2,5,6,7−テト
ラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−16−
メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−ブチロイロキシ−16−メチル−2,5,6,7−
テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキシ−1
6−メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−デカノイロキシ−16−メチル−2,5,6,
7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8
−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−1
5β体、11−デヒドロキシ−11−バレロイロキシ−
16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,1
9−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレン
PGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキ
シ−11−ベンゾイロキシ−16−メチル−2,5,
6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフ
トイロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラ
ノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−
m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、1
1−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキシ)−1
6−メチル−2,5,6,7−テトラノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(m−トルオイロキシ)−16−メチル−2,
5,6,7−テトラノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(o−ト
ルオイロキシ)−16−メチル−2,5,6,7−テト
ラノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ
−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、
11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾイロ
キシ)−16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体を用いれ
ば、16−メチル−2,5,6,7−テトラノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステルが得られる。
【0205】実施例58 16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−1
8,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェ
ニレンPGI2 メチルエステル(9
【0206】
【化38】
【0207】実施例51と同様にして、11−デヒドロ
キシ−11−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−
20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体186mg から標題化合物98mg
が得られた。 IR(液膜法): 3370、 1740、 1595、 970 cm-1 Mass(m/e): 426(M+
【0208】以下、同様にして、11−デヒドロキシ−
11−(p−トルオイロキシ)−16−メチル−20−
ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒ
ドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチル
エステル−15β体の代わりに、11−デヒドロキシ−
11−アセトキシ−16−メチル−20−ホモ−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−プロピオニロキ
シ−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−ブチロイロキシ−16−メチル−
20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−オクタノイロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−デカノイロキシ
−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−バレロイロキシ−16−メチル−2
0−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラ
デヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
チルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
ベンゾイロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体、11−デヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキ
シ)−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノ
ル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m
−フェニレンPGI2 メチルエステル−15β体、11
−デヒドロキシ−11−(β−ナフトイロキシ)−16
−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,
19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレ
ンPGI2 メチルエステル−15β体、11−デヒドロ
キシ−11−(m−トルオイロキシ)−16−メチル−
20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
メチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−(o−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホモ
−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ
−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエス
テル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(p−フ
ェニルベンゾイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステ
ル−15β体を用いても標題化合物が得られる。
【0209】又、11−デヒドロキシ−11−(p−ト
ルオイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−5,6,
7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−
インタ−m−フェニレンPGI2 メチルエステル−15
β体の代わりに、11−デヒドロキシ−11−アセトキ
シ−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−プロピオニロキシ−16−メチル
−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テ
トラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI
2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−1
1−ブチロイロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−オクタノイロキ
シ−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル
−18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−
フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−
デヒドロキシ−11−デカノイロキシ−16−メチル−
20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テト
ラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2
エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11
−バレロイロキシ−16−メチル−20−ホモ−5,
6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,
8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−
15β体、11−デヒドロキシ−11−ベンゾイロキシ
−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−
18,19−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フ
ェニレンPGI2 エチルエステル−15β体、11−デ
ヒドロキシ−11−(α−ナフトイロキシ)−16−メ
チル−20−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19
−テトラデヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンP
GI2 エチルエステル−15β体、11−デヒドロキシ
−11−(β−ナフトイロキシ)−16−メチル−20
−ホモ−5,6,7−トリノル−18,19−テトラデ
ヒドロ−4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチ
ルエステル−15β体、11−デヒドロキシ−11−
(m−トルオイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−
5,6,7−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−
4,8−インタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステ
ル−15β体、11−デヒドロキシ−11−(o−トル
オイロキシ)−16−メチル−20−ホモ−5,6,7
−トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イ
ンタ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β
体、11−デヒドロキシ−11−(p−フェニルベンゾ
イロキシ)−16−メチル−20−ホモ−5,6,7−
トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 エチルエステル−15β体
を用いれば、16−メチル−20−ホモ−5,6,7−
トリノル−18,19−テトラデヒドロ−4,8−イン
タ−m−フェニレンPGI2 エチルエステルが得られ
る。
【0210】
【発明の効果】本発明により立体選択性、位置特異性に
優れたm−フェニレン型PGl誘導体の新規な製造方
法が提供された。また、本発明の方法は、低温反応及び
カラムクロマトグラフィーを必要とする工程を減らし、
かつ操作性及び再現性に優れるので、工業的に大量に医
薬品として抗血栓剤、抗潰瘍剤、抗動脈硬化剤等として
有効なPGl誘導体の中間体を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 孝治 神奈川県鎌倉市津西2−1−20 L− 202 (72)発明者 吉原 秀夫 愛知県名古屋市緑区池上台1丁目82番地 B−2−4 (56)参考文献 特開 昭57−144277(JP,A) 特開 平2−200681(JP,A) 特開 平2−200682(JP,A) 特開 平2−200683(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 307/93 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式5 【化7】 で示される3,5−シス−ジブロモシクロペンテンとo
    −ハロゲン化フェノールのカリウム塩と反応させ、式6 【化1】 (式中、Xは塩素、臭素又はヨウ素を表わす)で示され
    る3,5−シス−ビス(2−ハロゲン化フェノキシ)シ
    クロペンテンを合成し、該式6の化合物を金属マグネシ
    ウムでグリニヤー試薬に変換後、金属触媒を加えて環化
    反応を行ない、式7 【化2】 で示されるシクロペンタベンゾフランを得、さらに該式
    7の化合物をブロム化することにより、式8 【化3】 で示されるテトラブロマイドとし、該式8の化合物の5
    員環部の臭素を還元的に除去して得られる式1 【化4】 で示される3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−5,7
    −ジブロモシクロペンタ[b]ベンゾフランにプリンス
    反応、加水分解を施すことにより式2 【化8】 のジオールに変換し、続いて該式2の化合物にグリニヤ
    ー試薬を作用させ、金属−ハロゲン変換した後、3−ホ
    ルミルプロピオン酸メチルと反応させ、次いで加水素分
    解を行ない、式3 【化9】 のジオールエステルとし、該式3の化合物に一級水酸基
    の保護、二級水酸基のエステル化及び一級水酸基の脱保
    護を施すことを特徴とする一般式[l] 【化10】 (式中、Rは前記定義に同じ)で示される化合物の製
    造方法。
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