JP2832644B2 - リチウムヘキサフルオロホスフェートの製造法 - Google Patents

リチウムヘキサフルオロホスフェートの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、高純度且つバッテリー品質のリチウムヘキ
サフルオロホスフェート、並びに高エネルギーバッテリ
ーに使用するのに好適な高純度のリチウムヘキサフルオ
ロホスフェート溶液の製造法に関する。
背景技術 一次リチウムバッテリーの高い電圧及び二次リチウム
バッテリーデザインのための電荷電圧は、これらのバッ
テリーの応用に選ばれる電解質塩に厳しい要求をしてい
る。塩は、還元反応を避けるのに十分な電気化学的安定
性、他のバッテリー成分との反応を避けるのに十分な化
学的安定性、並びに一次バッテリーの放電及び二次バッ
テリーの電荷に十分な電導度を許すのに十分な電解質溶
媒(又は重合体マトリックス)における溶解性を有しな
ければならない。
リチウムヘキサフルオロホスフェートは、多くのバッ
テリーの応用に関する電気化学的及び伝導度の要求に合
致する。しかし、塩は、化学的に非常に反応しやすく、
製造及び精製が困難である。リチウムバッテリーの電解
質塩としてのこの塩の使用は、他のバッテリー成分との
反応及び塩の熱分解を導く。塩基性リチウム塩例えば水
酸化リチウム又は炭酸リチウムとヘキサフルオロ燐酸の
水溶液から製造されるリチウムヘキサフルオロホスフェ
ートは、加水分解されて3種の陰イオンPO2F2 -、HPO3F-
及びPO4を形成する。従って、水溶液から製造される沈
殿したリチウムヘキサフルオロホスフェート塩は、これ
らの望ましくない汚染物を含むだろう。これらの加水分
解反応は、加水分解反応を触媒化する酸を生ずるだろ
う。リチウムヘキサフルオロホスフェートの低い熱安定
性は、無水のリチウムヘキサフルオロホスフェートを生
成するための水の除去を極めて困難する。その結果、水
性の経路により製造されるリチウムヘキサフルオロホス
フェートは、一般にバッテリーの応用に適していない。
他の溶媒との分解反応を触媒化する酸について可能性が
存在する。
水溶液中のヘキサフルオロホスフェート陰イオンの加
水分解を処理する問題を避けるために、リチウムヘキサ
フルオロホスフェートが、有機溶媒中の懸濁されたフッ
化リチウム及び気体状の五フッ化燐の反応により生成さ
れた方法が開発された。これらの処理方法の困難さは、
極めて反応性の高い高価な五フッ化燐気体の取り扱い及
び有機溶液からの溶媒和しない塩の困難な単離を含む。
無水フッ化水素酸溶媒中の五フッ化燐とハロゲン化リチ
ウムとの反応は、記述されている。コストを下げそして
純度を上げるための他の処理の記述も開示されている。
これらのやり方は、完全に除くことができずしかもバッ
テリーの性能に不利な固体生成物に含まれる残存フッ化
水素酸を残す。
リチウムヘキサフルオロホスフェートは、極めて吸湿
性であり、その製造及び精製を困難にしている。一つの
製法は、フッ化水素酸無水物の存在下水素化リチウム
(LiH)及び五塩化燐(PCl5)を反応させる。方法は、
或る量の水分、硫酸塩イオン、鉄及び鉛を常に含む固体
のPCl5から出発し、これらの不純物は、電解質を汚染
し、残念ながらたとえ比較的少量のこれらの不純物でも
電解質中では許容されない。他の方法は、フッ化水素酸
無水物中でハロゲン化リチウムとPF6とを反応させる。
この方法は、多孔性のLiF−HFとPF6気体との固体気体反
応を用い、以前の方法の水分の問題を避けることができ
るが、高い純度のPF5気体は極めて高価である。公開さ
れた特開平4−175216号(1992)は、PCl5とフッ化水素
酸とを−20℃又はそれ以下で反応させることにより高い
PF5のコストを克服し、HF溶液即ちHPF6が形成されるこ
とを主張している。この得られる反応溶液は、−10℃か
ら20℃に加温されて高い純度のPF5気体を生成する。PF5
気体は、LiF−HFの溶液中に注意深く導入されて30℃でL
iPF6を生成する。LiPF6は、2−3mmの粒子として沈殿
し、それらは、通常の回収方法を用いて回収される。NH
4PF6とLiBrとがジメトキシエタン(DME)中で反応してL
iPF6・DMEコンプレックスを形成する方法は、周知であ
る。生成物は、高い純度を有するが、DMEは、除去が困
難であり、それは、DMEが許容できる使用に生成物を制
限する。
酸性成分による汚染を避ける処理が記述されている。
米国特許第4880714号は、プロトンとルイス塩基との付
加物を含む陽イオン並びにエーテル中のヘキサフルオロ
ホスフェートからなる陰イオンの塩とリチウム塩基との
反応を開示し、LiPF6−エーテルコンプレックスが単離
できる溶液を形成する。コンプレックスからエーテルを
除く困難さにより、コンプレックスは、バッテリー電解
質中に直接配合され、そのためこの生成物は、エーテル
を含まないバッテリーデザインに有用ではない。
アセトニトリル中のカリウムヘキサフルオロホスフェ
ートと臭化リチウムとの反応が記載されて、カリウム臭
化物沈殿物を生じ、それは濾過されそしてアセトニトリ
ル中のリチウムヘキサフルオロホスフェートの溶液が回
収される。アセトニトリルの除去、ハロゲン化炭化水素
溶媒による抽出及び不純物の濾過は、結晶性[Li(CH3C
N)4PF6]が有機溶媒の除去により単離できる溶液を生
ずる。この生成物は、電解質成分としてアセトニトリル
を含むバッテリーの応用に制限され、そしてバッテリー
に一般的に適していない。
発明の開示 本発明は、無水のアンモニア、メチルアミン又はエチ
ルアミンから選択される化合物により連続的に飽和され
ている反応帯内で非プロトン性有機溶媒中でリチウム塩
とヘキサフルオロ燐酸のアルカリ金属又はアンモニウム
又は有機アンモニウム塩とを塩基性条件下で反応させる
ことにより、バッテリー品質のリチウムヘキサフルオロ
ホスフェート溶液を生成する問題を克服する方法を提供
する。本発明の特別な態様では、アンモニア又は他の揮
発性のアミンは添加されて、反応の速度を増大させると
ともに、反応物であるヘキサフルオロホスフェート塩か
ら酸性の汚染物を沈殿させる。種々の有機溶媒は、処理
に使用でき、そして好ましい態様では、低沸点有機溶媒
は、最初の溶媒が他の高沸点溶媒の存在下除去されて最
後のバッテリー電解質溶液を製造するように使用され
る。この方法の利点は、望ましくない分解反応を生ずる
ことができる酸性の条件の回避、並びに例えば無水アン
モニアにより反応溶液を飽和することにより熱的に不安
定な固体塩の回避を含む。反応は、任意に、例えばメチ
ル或いはエチルアミンの使用により、反応が完了すると
き容易に除去できるアミンの存在下有利に行われる。
本発明を実施するのに有用な種々の反応物リチウム塩
は、塩化リチウム、臭化リチウム、過塩素酸リチウム、
リチウムテトラフルオロボレート、硝酸リチウム、酢酸
リチウム、安息香酸リチウムなどを含むが、これらに限
定されない。選択は、通常、ヘキサフルオロホスフェー
ト塩の陽イオン及びリチウム塩の陰イオンから形成され
る副生成物の溶解度により左右される。リチウム塩は、
また反応を進行させるのに十分な溶解度を有しなければ
ならない。同様に、反応物ヘキサフルオロホスフェート
塩における陽イオンの選択は、一般に、得られる副生成
物塩の溶解度により左右される。
本発明を実施するのに有用なヘキサフルオロ燐酸の塩
は、式R4NPF6(式中、Rは1−8個好ましくは1−4個
の炭素原子のアルキル基及び6−12個の炭素原子のアリ
ール基から選ばれる)のカリウムヘキサフルオロホスフ
ェート、ナトリウムヘキサフルオロホスフェート、アン
モニウムヘキサフルオロホスフェート及び有機アンモニ
ウムヘキサフルオロホスフェート化合物を含むが、これ
らに限定されない。
本発明を実施するのに有用な溶媒は、反応物リチウム
塩の陰イオンを含むナトリウム、カリウム、アンモニウ
ム又は有機アンモニウム塩の低い溶解度、並びにリチウ
ムヘキサフルオロホスフェートの高い溶解度を有する低
沸点非プロトン性有機溶媒であり、それらは、アセトニ
トリル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、塩化メチレン及びジメトキシエタン又は他の低沸点
非プロトン性溶媒を含むがこれに限定されない。これら
の低沸点溶媒は、高い粘度の溶媒、例えばエチレンカー
ボネート又はプロピレンカーボネートと混合でき、その
後低沸点溶媒は除かれる。これらの物質の粘度は、高い
粘度の溶媒中に溶解されるとき、ジメチルカーボネート
又はジエチルカーボネートのように変性できる。最後の
数%の反応溶媒は、ヘキサフルオロホスフェート生成物
から除くのが困難であり、そして掃引フィルム蒸留装置
が、アセトニトリルを除くのに有用であることが分かっ
た。
反応は、一般に、室温又はそれよりわずかに高い温度
で行われる。高い温度は、ヘキサフルオロホスフェート
塩の分解を避けるために回避される。反応は、遅くそし
て完了するのに24時間又はそれ以上を要する。アンモニ
アは、アンモニアにより反応帯内の雰囲気の連続的な飽
和があるような速度で加えられる。反応帯は、反応物及
び生成物に対して不活性な任意の材料により構成でき
る。
反応物であるLiCl及びKPF6は、実質的に化学量論的な
量で使用され、わずかに過剰のLiClが一般に使用され
る。無水のアンモニアが、反応溶液をアンモニアにより
飽和された反応溶液を維持するのが望ましいので、実質
的な量で使用される。アンモニアの添加を停止すること
は、見かけ上反応を停止させることになる。反応は、元
来、外界の圧力及び温度の条件下でなされる。加圧下の
反応は、行うことができ、そして反応はアンモニア飽和
雰囲気で最もよく行われる。アンモニアの添加は、僅か
な発熱を生じさせ、さもなければ、反応は外界の圧力及
び温度の条件下で行われる。アンモニアは、有利には、
反応期間を通して添加される。
有機溶媒に溶解したLiPF6に基づくバッテリー品質の
電解質は、有用なバッテリー電解質である。NH3の使用
は、塩化リチウム(LiCl)について使用ができ、NH3
存在しなければ、KPF6−LiCl反応は進行しない。アンモ
ニアは、LiPF6生成物を溶解し、そして反応を完了にシ
フトさせる。臭化リチウム(LiBr)は、LiClの代わりに
使用できるが、これは溶媒に溶解するKBrを生ずる。LiC
lは、溶媒中にそれほど可溶でなく、生成物LiPF6は、よ
り純度が高い。反応の完了後、NH3は、反応帯又は混合
物から気体として除かれる。従って、NH3は、NH3又はア
ミンの何れも電解質に望ましくないので、アミンより好
ましい。反応混合物は、従来の手段例えば副生成物の瀘
去及びアンモニアの真空除去により回収される。
実 施 例 以下の実施例は、本発明をさらに説明する。
実施例 1 プロピレンカーボネート中のLiPF6 溶液A:553gの再結晶KPF6を室温で3000ccのCH3CNに溶解
した。
溶液B:127gのLiClを室温で400ccのCH3CNに加えた。
溶液Aを室温で溶液B加えた。アンモニアを次に24時
間かけて混合物中にスパージした。溶液を濾過してKCl
を除いた。溶液をプロピレンカーボネートと混合し、ア
セトニトリルを蒸発により除いた。生成物は、0.1%のK
Clを含んだ。
比較例 A 実施例1を、アンモニアのスパージなしに繰り返し
た。反応は生じなかった。
実施例 2 混合溶媒中のLiPF6 実施例1を繰り返した。CH3CNの蒸発除去後、第二の
溶媒をLiPF6/PC溶液に加えた。第二の溶媒は、ジメチル
カーボネート、ジエチルカーボネート、エチレンカーボ
ネートであった。
実施例 3 LiBrを使用するPC中のLiPF6 LiClの代わりにLiBrを置き換えて実施例1を繰り返し
た。結果は、3%のKBrを含む生成物であった。
実施例 4 PC中のLiPF6 LiClの代わりにLiBrを置き換え、そしてアンモニアの
スパージなしで、実施例1繰り返した。得られる生成物
は、酸触媒分解により着色した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バーネット,レベッカ エイ アメリカ合衆国ノース カロライナ州 28650 メイデン ボックス 148エイ ルート 3 (56)参考文献 特開 平4−265213(JP,A) 特開 昭59−87774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C01B 25/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無水のアンモニア、メチルアミン又はエチ
    ルアミンから選ばれる化合物により連続的に飽和してい
    る反応帯内で低沸点非プロトン性有機溶媒中でナトリウ
    ム、カリウム、アンモニウム又はテトラアルキルアンモ
    ニウムヘキサフルオロホスフェートから選ばれる塩とリ
    チウム塩とを塩基性条件下で反応させて、リチウムヘキ
    サフルオロホスフェート並びに反応物リチウム塩の陰イ
    オンを含む沈殿したナトリウム、カリウム、アンモニウ
    ム又は有機アンモニウム塩の溶液を生成することを特徴
    とするリチウムヘキサフルオロホスフェートの溶液を製
    造する方法。
  2. 【請求項2】有機溶媒が、アセトニトリル、ジメチルカ
    ーボネート、ジエチルカーボネート、ジメトキシエタン
    及び塩化メチレンから選ばれることを特徴とする請求項
    1の方法。
  3. 【請求項3】反応物リチウム塩が、塩化リチウム、臭化
    リチウム、過塩素酸リチウム、硝酸リチウム、酢酸リチ
    ウム、リチウムテトラフルオロボレート又は安息香酸リ
    チウムから選ばれることを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】反応物有機ヘキサフルオロホスフェート塩
    が、式R4NPF6(式中、Rは1−8個の炭素原子のアルキ
    ル基から選ばれる)のテトラアルキルアンモニウムヘキ
    サフルオロホスフェートであることを特徴とする請求項
    1の方法。
  5. 【請求項5】塩基性条件が、有効量のアミンの添加、又
    は無水のアンモニアによる反応溶液の飽和から選ばれる
    手段により達成されることを特徴とする請求項1の方
    法。
  6. 【請求項6】初めの生成物溶液を濾過することにより溶
    液からリチウムヘキサフルオロホスフェートを回収し、
    エチレンカーボネート又はプロピレンカーボネートから
    選ばれる高沸点溶媒をリチウムヘキサフルオロホスフェ
    ートの最初の生成物溶液に加え、そして真空下加熱する
    ことにより最初の低沸点溶媒及びアンモニア又はアミン
    を除くことをさらに特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】溶液を無水アンモニアにより飽和させるこ
    とにより溶液を塩基性に維持しつつ、塩基性条件下カリ
    ウムヘキサフルオロホスフェート塩と塩化リチウムとを
    アセトニトリル中で反応させて、リチウムヘキサフルオ
    ロホスフェート及び沈殿した塩化カリウムの溶液を生成
    させることを特徴とするリチウムヘキサフルオロホスフ
    ェートの溶液の製造法。
  8. 【請求項8】最初の生成物溶液を濾過することにより溶
    液からリチウムヘキサフルオロホスフェートを回収し、
    エチレンカーボネート又はプロピレンカーボネートから
    選ばれる高沸点溶媒をリチウムヘキサフルオロホスフェ
    ートの最初の生成物溶液に加え、そして真空下加熱する
    ことにより最初の低沸点溶媒及びアンモニア又はアミン
    を除くことをさらに特徴とする請求項7の方法。
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