JP2831648B2 - 吸水性保水材 - Google Patents

吸水性保水材

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JP2831648B2 JP63080746A JP8074688A JP2831648B2 JP 2831648 B2 JP2831648 B2 JP 2831648B2 JP 63080746 A JP63080746 A JP 63080746A JP 8074688 A JP8074688 A JP 8074688A JP 2831648 B2 JP2831648 B2 JP 2831648B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は改良された吸水性保水材に関するものであ
り、さらに詳しく述べると、吸水能を2〜45倍に調整さ
れた吸水性樹脂を、疎水性材料即ち熱可塑性樹脂,エラ
ストマーまたはシーラントに混合し、要すれば所望の形
状に成形することにより、これらに吸水性を付与し、吸
水時に樹脂の脱落の無い、表面状態のきれいな吸水性保
水材を提供するものである。本発明の保水性保水材は、
土木建築関係の止水材,コーキング材,結露防止材,園
芸用資材,玩具材料,家庭用品など広範囲な用途に供す
ることができる。
(従来の技術) (発明が解決しようとする問題点) 熱可塑性樹脂,エラストマー,シーラント,などはい
ずれも疎水性材料であり、各種の用途に供するために
は、これらの基材に吸水性並びに保水性を付与すること
が必要となって来た。これまで吸水性付与方法として
は、種々の方法が提案されており、例えば、基材の表面
を化学的に処理して親水性を高める方法、吸水性物質を
混合する方法などが知られている。中でも吸水性物質を
用いる方法は、比較的実施が容易であり、高度の吸水性
が得られるので多くの発明がなされており、とりわけ吸
水性樹脂を用いる方法が広く実用されている。
しかしながら吸水性樹脂は、吸水能力が高いために、
自ら吸水して膨潤し、基材から脱離してしまうという問
題点があった。このため、基材の表面が荒れ、極端な場
合には脱離が次第に内部に及び、基材の吸水性能が無く
なってしまうこともあった。これを解決するため、特開
昭56−33032号公報には、100μ以下の微粉末吸水性樹脂
を軟質樹脂またはゴム中に均一に分散させる方法が開示
されているが、未だ充分とは言えず、長期間水に浸漬す
ると脱離と甚しくなってくる。
また特開昭62−174259号公報には、シリコーンゴムに
吸水性を付与するに際し、同様に吸水性樹脂脱離の問題
があるのをシリコーンゴムの種類を限定することによっ
て回避しようとしている。
特開昭61−200142号公報には、エチレン−アクリル酸
共重合体のみを基材として用いることが記載されている
が、吸水性樹脂脱離の問題については何等触れられてい
ない。
(問題点を解決するための手段) この様な状況に鑑み、本発明者らは上記問題点を解決
すべく鋭意検討を重ねた結果、吸水性樹脂自体の吸水能
が前記基材の吸水時の脱離現象や表面状態に大きく影響
していることを見出した。即ち一般に吸水能の高いもの
程、基材からの脱離量が多く、長時間の浸漬では脱離が
甚しくなり、吸水性,保水性が消失してしまうことが判
った。前記従来技術においては、いずれも高性能の吸水
性樹脂をそのまま用いており、吸水能の低いものは、吸
水性および保水性材料としての性能に劣るので好ましく
ないとして顧られていなかった。しかしながら本発明者
らは、逆に吸水能を2〜45倍に低下させた吸水性樹脂を
用いることにより前記問題点を解決して、吸水時に脱離
の少ない、表面状態のきれいな吸水性保水材を得られる
ことも見出した。これは、従来の常識を破った驚くべき
発明とも云うべきである。その作用機構は明らかではな
いが、吸水性樹脂の架橋が表面より内部へ進行すると、
その親水性の程度が低下し、疎水性材料との親和性が高
まり、かつ吸水能が低下するため単位粒子の膨潤率が減
少することも関係しているものと考えられる。
現にこの程度の吸水能の低い吸水性樹脂を用いても、
止水材,コーキング材,結露防止材などの目的には充分
機能するので実用上必ずしも、高吸水能のものを用いる
必要はないし、高吸水能のものを少量用いても相当する
膨潤率は得られない。
逆に高吸水能のものを少量用いるよりも、低吸水能の
ものを多く用いる方が、基材に対し均一に分散しやすい
という意外な効果も現われることが判った。
本発明の目的は、吸水性樹脂の脱離しない、表面状態
のきれいな吸水性保水材を提供するものであり、その要
旨は、吸水能が2〜45倍で粒径が100μ以下の微粉末状
の吸水性樹脂を、熱可塑性樹脂,エラストマー,シーラ
ントまたは塗料に混合してなる吸水性保水材である。こ
の様にするとこれら疎水性の材料に吸水性能を付与する
ことが出来、しかも外観の美しいものが得られるので、
特に人目につく箇所に用いるのに適している。本発明に
用いる吸水性樹脂は、出来るだけ粒径の小さい方が基材
に分散できる上、吸水時の脱落が少なくなるので望まし
い。実用上100μ以下であることが好ましく、40μ以下
であればさらに望ましいが、吸水性樹脂の種類によって
はその様に小さなものが少なく、実用上は、篩別の関係
から余り小さいものばかりを使用出来ない場合もある。
吸水性樹脂の種類は特に限定されることはなく、市販
のものはすべて利用できるが中でもカルボキシレートを
重合体の構成成分として含有するものが、架橋により、
吸水能を調整するのに便利である。その例を挙げると、
アクリル酸塩重合体架橋物,ビニルアルコール−アクリ
ル酸塩共重合体の架橋物,無水マレイン酸グラフトポリ
ビニルアルコール架橋物,アクリル酸塩−メタクリル酸
塩共重合体の架橋物,アクリル酸メチル−酢酸ビニル共
重合体のけん化物の架橋物,澱粉アクリル酸塩グラフト
共重合体の架橋物,澱粉アクリロニトリルグラフト共重
合体の加水分解生成物の架橋物,澱粉−アクリル酸エチ
ルグラフト共重合体のけん化物の架橋物,カルボキシメ
チルセルローズ架橋物などがある。
これらの樹脂は、最近ではいずれも数百倍から1000倍
もの吸水能を持つものが多く、吸水性を付与するには出
来るだけ高吸水能のものが好ましいとされていた。従っ
てこれらの吸水性樹脂を本発明で使用するには、その吸
水能を2〜45倍に調整する必要がある。このためには吸
水性樹脂を樹脂100重量部に対し、10〜200重量部の水の
存在下、2個以上の官能基を有する架橋剤を用いて、若
干膨潤させた状態を架橋させることが好ましい。水の使
用量は10〜200重量部、好ましくは25〜100重量部が適当
である。水の使用量が少ないと膨潤し足らず、多過ぎる
とゲル化してしまうので架橋するのに好ましくない。ま
た架橋剤の使用量は吸水性樹脂100重量部に対し、0.01
〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の範囲が適して
いる。少な過ぎると架橋度が少なく、多過ぎても、それ
に対応する効果が現れないので経済的に好ましくない。
いずれにしても吸水性樹脂の種類に応じて、適量の水の
存在下、適当な架橋を行なって、吸水能を2〜45倍、好
ましくは10〜30倍の範囲になるよう低下させる。また、
吸水性樹脂を製造する段階で吸水能を調整するには、モ
ノマーの重合中あるいは重合後の適当な時期に架橋剤を
用いて架橋することにより、2〜45倍の吸水能の吸水性
樹脂を得ることができる。例えばカルボキシレートを含
有する吸水性樹脂の製造方法として、特開昭56−93716,
特開昭56−131608,特開昭56−147806,特開昭53−50290,
特開昭53−46389,特開昭55−108407,特開昭52−59690あ
るいは米国特許3,966,679,4,041,228号などを挙げるこ
とが出来るが、これらの方法を実施する途中でモノマー
100重量部に対し、0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5
重量部の架橋剤を用いて架橋させることにより、吸水能
の調整された吸水性樹脂を得ること出来、これを直ちに
本発明に用いることが出来る。架橋の時期、架橋剤の種
類と使用量、架橋に際し水を添加するか否か、その適量
などの条件は吸水性樹脂の種類により適宜選定すべきで
ある。いずれの場合にも使用する架橋剤としては、エチ
レングリコール,プロピレングリコール,トリメチロー
ルプロパン,グリセリン,ポリオキシエチレングリコー
ル,ポリオキシプロピレングリコール,ポリグリセリン
等のポリオール類のジまたはトリ(メタ)アクリル酸エ
ステル類,N,N−メチレンビスアクリルアミドなどのビス
アクリルアミド類,N,N′,N″−トリアクリルイソシアヌ
レート,ジビニルベンゼン等が挙げられる。
一方α,β−不飽和カルボン酸およびアルカリ金属塩
またはその重合体中に存在するカルボキシル基との反応
性を利用した架橋剤としては、例えばジグリシジルエー
テル化合物,ハロエポキシ化合物,イソシアネート化合
物等があり、これらの中では特にジグリシジルエーテル
化合物が適している。
本出願人の吸水性樹脂の吸水性改良方法に関する特開
昭58−117222号公報にはこれ等の架橋剤を用いて吸水性
樹脂の表面層のみを架橋させるため、架橋剤の使用量と
して0.005〜5.0重量%が適当であるとの記載があるが、
本発明においては、表面より若干内部まで架橋させるの
で、同一条件においてこれより多く用いる必要があり、
従って前記の範囲の量を用いるのが適当である。
本発明に用いる熱可塑性樹脂は、吸水性樹脂微粉末を
均一に混合出来るものであればいずれも使用可能であ
り、目的により選定すべきであるが、通常ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,エチレン−アクリル酸共重合体,
エチレン−酢酸ビニル共重合体,熱可塑性ポリエステ
ル,ポリアミド,塩化ビニル樹脂などが用いられる。就
中、エチレン−酢酸ビニル共重合体は軟質であり、加工
しやすくまた吸水性樹脂となじみ易いので多くの用途に
用いられる。
本発明に用いるエラストマーは、大別すると天然ゴム
および合成ゴムであり、合成ゴムとしてはスチレン−ブ
タジエンゴム,ブタジエン系ゴム,クロロプレンゴム、
アクリロニトリル−ブタジエンゴム,ブチルゴム,フッ
素ゴム,エチレンプロピレンゴム,クロルスルホン化ポ
リエチレン,シリコンゴム,ウレタンゴム,ポリスルフ
ィドゴム,アクリルゴムなど多くの公知のものが挙げら
れるが、加工性,経済的観点などからみて、スチレン−
ブタジエンゴム,天然ゴムを用いる場合が多い。
本発明で用いるシーラントとは、主として建築用シー
リング材のことであり、各種部材間の接合部や、隙間
(目地)に充填または装着して目地に水密性,気密性を
付与するほか、ガラスなどに対しては固定する働きをす
る材料である。大別して弾性型と非弾性型に分けられる
が、本発明では弾性型のものが多く用いられ、就中、一
成分形の無溶剤タイプまたは溶剤タイプのものが、主と
して用いられている。前者には、シリコーン系,変性シ
リコーン系,ポリサルファィド系,ポリウレタン系のも
のが、後者には、シリコーン系,ブチルゴム系のものが
ある。この外に二成分形のシーラントとしてシリコーン
系,変成シリコーン系,ポリサルファイド系,ポリウレ
タン系,アクリルウレタン系のものがあり、一成分形の
ものの場合は、通常液状のものがチューブやカートリッ
ジなどに充填されており、空気中の湿気に触れて始めて
硬化するので、チューブに充填する前に吸水性樹脂を混
合しなければならない。この時、吸水性樹脂に水分が多
く含まれていると、チューブなどの中で硬化してしまっ
て、チューブから出なくなる。市販の吸水性樹脂には、
7%以下、通常の6%前後の水分が含まれている。湿気
硬化型一成分形シーラントの場合は、この水分と反応し
て硬化するので吸水性樹脂中の水分を4%以下、好まし
くは2%以下程度に減少させておく必要がある。
二成分形のものは硬化剤と混合して始めて硬化するの
で、主剤に予め混合しておけばそれ程トラブルは無い
が、水分の少ない方が好ましいことはいうまでもない。
熱可塑性樹脂やエラストマーに混合する場合にも、吸水
能に影響するので吸水性樹脂は乾燥したものを用いた方
がよいのは当然であるが、前記一成分形シーラントの場
合には特に含水率が4%以下のものを用いる必要があ
る。これは勿論、吸水性樹脂の混合割合にもよるが、4
%を超えると前記のようなトラブルの起ることが多くな
るので好ましくない。
吸水性樹脂の乾燥方法としては、性能に影響を与えな
い範囲の温度で加熱乾燥するか、低温で真空乾燥すれば
よい。溶剤タイプシーラントに用いる有機溶剤として
は、特に限定されることなく、通常用いられる脂肪族炭
化水素類,芳香族炭化水素類,脂環族炭化水素類,ハロ
ゲン化炭化水素類,アルコール類,ケトン類など主剤を
均一に溶解し得るものであれば、いずれも使用すること
が出来、これらは塗料または接着剤に混合する場合も同
じである。
この様な溶剤の具体例としては、 n−プロピルアルコール,i−プロピルアルコール,n−ブ
チルアルコール,i−ブチルアルコール,t−ブチルアルコ
ール,アミルアルコール,オクチルアルコール,エチレ
ングルコール,プロピレングリコール,グリセリン,ジ
エチレングリコール,アセトン,メチルエチルケトン,
メチルイソブチルケトン,n−ペンタン,n−ヘキサン,n−
ヘプタン,リグロイン,ベンゼン,トルエン,キシレ
ン,クロルベンゼン,シクロペンタン,メチルシクロペ
ンタン,シクロヘキサン,メチルシクロヘキサン,四塩
化炭素,塩化メチレン,クロロホルム,エチレンジクロ
ライド,トリクロルエチレン,テトラヒドロフラン等の
溶剤が使用できる。これらの溶剤の中から目的に適する
ものを選び単独または混合して使用することも出来る。
工業的にはn−ヘキサン,n−ヘプタン,トルエン,キシ
レン,トリクロルエチレンなどを使用することが有利で
ある。
勿論、溶剤タイプのシーラント,塗料,接着剤など市
販のものに吸水性樹脂を混合する場合には、特に溶剤を
吟味することなく適当な方法で均一に混合すればよい。
吸水性樹脂には有機溶剤に対する溶解性は無く均一に
分散しさえすればよいのであるから、エラストマー,シ
ーラント等の基材と用途により溶剤の種類が決まるのは
当然のことともいえる。
混合成形については特に限定されることなく、通常の
方法が適用されるが、熱可塑性樹脂またはエラストマー
単独の成形に必要な可塑剤,安定剤,充填剤,顔料,加
硫剤,加硫促進剤などの添加剤を用いてもよいことはい
う迄もない。これらの基材と混合する割合は、吸水能が
2〜45倍に調整された吸水性樹脂100重量部に対し、熱
可塑性樹脂15〜700部、好ましくは50〜500部、エラスト
マーは25〜700部、好ましくは50〜500部の範囲が適当で
ある。少な過ぎると成形性が悪く、逆に多過ぎると吸水
性保水材の吸水率が低下するので、目的に応じて決定す
べきであるが、通常、100部前後の場合が多い。
熱可塑性樹脂をブレンドする場合は、必要な添加剤を
加えリボンブレンダー,ヘンシェルミキサー等を用いて
通常の混合方法を行った後、押出成形,インフレーショ
ン成形を行いチューブ,フィルム,紐などとし、あるい
はTダイを利用してシート等の形状に成形することがで
きる。
また、紐を切断することによりペレットとすることも
これを粉砕し微粉末にして利用することもできる。ま
た、圧縮成形,射出成形,真空成形,ブロー成形等によ
り所望の形状に成形することができる。エラストマーの
場合は、必要な添加剤を加えオープンロール,ニーダ
ー,バンバリーミキサー等で混練後、熱プレスを用いて
加硫シートに成形する。要するに、混合成形方法として
は、通常のプラスチックゴムの成形加工に用いられる方
法を適宜用いて成形すればよく、何等限定されるもので
はない。成形体の形状としてはペレット,シート,紐,
リング,チューブ,フィルム等の他、各種形状のものと
することができ、目的に応じ、用途に適する様に成形法
ならびに形状を決定する。特にエラストマーの場合は、
吸水能の調整された吸水性樹脂とブレンドしなくとも、
未調整の吸水性樹脂と所定量の水と架橋剤とを、エラス
トマーその他添加剤と共に混練すれば、結果として吸水
能の調整された吸水性樹脂と混合したのと同一になり、
却って均一に混合しやすく、また工程が省略されるので
有利な場合がある。またエラストマーと混合する際に発
泡剤を添加して成形し、スポンジ状に成形したものは、
吸水速度が速くなり弾性やクッション性が増加するの
で、用途によっては好ましい場合もある。シーラント,
塗料,接着剤など液状の材料の場合は、ニーダー,プラ
ネタリーミキサー,ドラム回転混合機,ドリル型混合
機,ボールミル,ペイントシェカー等の他、一般に用い
られる機械撹拌式の混合機を選定して混合すればよく一
成分形の混合は湿気を遮断する必要があり、また、溶剤
タイプの場合は有機溶剤の揮散を防ぐ必要があるので、
いずれにしても密閉型の撹拌混合機を用いる。要すれば
窒素ガス等の不活性ガスでシールする。要するに現在シ
ーラント,塗料,接着剤の混合に用いられている方法を
利用すればよく、その場合、本発明の吸水性樹脂は、添
加剤の一種として取扱ってさしつかえない。
(発明の効果) 本発明の吸水性保水材は、疎水性の種々の基材ないし
材料に吸水性を付与し、吸水性樹脂の脱離が少なく、従
って長期間に亘って吸水性能の低下しない、しかも表面
状態の良好なものであるのでその形態により下記の様な
用途に幅広く使用することができ、従来品に比べて格段
に良好な効果を示した。
可塑性樹脂又はエラストマー (成形品) モルタル,コンクリート施工個所,送水管の接続個所
などのひび割,亀裂,間隙などに充填する土木建築用止
水材,コーキング材,自動車用止水材,農園芸用保水
材,膨張する玩具,油水分離用脱水材等 (フィルム,シート) 生鮮野菜,鮮魚等の保存包装材,種子の発芽,育苗用
シート、結露防止材等 シーラント 土木建築用目地充填材,コーキング材,止水材,継手
シール材,シーリングゴムの汚れ防止, (実施例) 以下実施例,比較例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお、用いた吸水性樹脂はJIS Z 8801の篩により
篩分けして粒径100μ以下のものを用いた。
実施例,比較例における吸水性能測定方法は下記の通
りである。
吸水能(g/g) 吸水性樹脂1.0gを2の純水(イオン交換水)に分
散,撹拌し、4時間経過後200メッシュ金網にてゲルを
別し、滓として得られたゲルの重量を測定して吸水
能とする。
吸水率(%) 吸水性保水材を成形して、20×40mm(厚み1,2または4
mm)とした試験片を純水500mlに浸漬し所定時間後の重
量を測定し、次式により吸水率(%)を算出する。
Wo:吸水前の重量(g) W :吸水後の重量(g) 脱離量(%) 20×40mm(厚み1,2または4mm)シートを純水500ml中
に所定時間浸漬し、吸水膨潤したシートを取出した後、
浸漬液を蒸発乾固し残渣量を測り次式により算出する。
表面状態 吸水膨潤したシートの表面状態を目視にて判定する。
[判定] ○:表面なめらか △:表面ざらつきあり ×:表面がざらざら なお、特にことわらない限り、添加割合は重量部で示
す。
製造例1 ポリアクリル酸塩架橋物(吸水能:300g/g)〔商品
名:アクアキープ4S 製鉄化学工業(株)製〕5,000gを
内容積20のヘンシェルミキサーに仕込み、撹拌下で純
水(イオン交換水)2,500gとエチレングリコールジグリ
シジルエーテル25gを滴下、混合を行なった後、内容物
を取出し110℃熱風循環式オーブンで16時間乾燥と同時
に架橋反応を行なった。得られたものの吸水能は25g/
g、含水率(140℃×4hr)は2.0%であった。
製造例2 純度99.8重量%のアクリル酸39.1gを100mlのフラスコ
に取り、冷却しつつ撹拌下に23.3重量%の苛性ソーダ水
溶液69.9gを滴下して75%の中和を行なったのち、過硫
酸カリウム0.13gを添加し、撹拌を続けて室温にて溶解
した。あらかじめ系内を窒素置換した還流冷却器付500m
lフラスコにシクロヘキサン213.6gとソルビトールモノ
ステアレート1.1gを仕込み撹拌下50〜55℃にてこれを溶
解したのち室温まで冷却し、前述のアクリル酸部分中和
塩水溶液を滴下し、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル2.4gを加えて懸濁せしめた。その後50℃に保持し
て6時間重合反応を行なったのち、油浴を110℃に保持
して蒸発乾固することにより微粉末状の吸水性樹脂(吸
水能35g/g)を得た。
製造例3 ポリアクリル酸塩架橋物(吸水能:720g/g)〔商品
名:アクアキープ10SH 製鉄化学工業(株)製〕200gを
内容積1のニーダーに仕込み、撹拌下で純水100gとエ
チレングリコールジグリシジルエーテル1.0gを滴下、混
合を行なった後、内容物を取出し110℃熱風循環式オー
ブンで16時間乾燥した。得られたものの吸水能は45g/g
であった。
製造例4 エチレングリコールジグリシジルエーテルの量及び吸
水性樹脂の種類を第1表のように変えた以外は製造例1
と同様な操作で行なった。吸水能測定結果は第1表に示
す通りであった。
実施例1 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部とエチレン
−酢酸ビニル共重合体〔商品名:フローバックK2010
製鉄化学工業(株)製〕100部,ポリエチレンオキシド
〔商品名:PEO−8 製鉄化学工業(株)製〕10部,ポリ
エチレングリコール#400 10部,ステアリン酸2部をミ
キサーで混合後、6インチオープンロールで(80℃×15
分間)混練し、熱プレス(140℃×10分間)で厚み1mmの
吸水性保水材を得た。
実施例2〜6 製造例2〜4で得られた吸水性樹脂それぞれ100重量
部を実施例1と同様な方法で混合,混練,熱プレスし、
厚み1mmの吸水性保水材を得た。
但し、実施例3〜6に使用した吸水性樹脂は機械粉砕
した粒径100μ以下のものである。
比較例1〜5 製造例1及び製造例3,4で用いられた吸水性樹脂の吸
水能を調整せず、そのまゝそれぞれ100重量部をとり、
実施例1と同様な方法で厚み1mmのシートを作製した。
実施例1〜8,比較例1〜5の吸水性能測定結果を第2
表に示す。
実施例9 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部とエチレン
・アクリル酸共重合体〔商品名:ユカロンEAA A−510W,
三菱油化(株)製〕100部,ポリエチレンオキシドPEO−
8 10部,ポリエチレングリコール#400 10部,ステアリ
ン酸2部をヘンシェルミキサーで混合後、市販の30mm
(L/D=24)押出機で混練し、熱プレス(150℃×10分
間)して、厚み1mmの吸水性保水材を得た。
実施例10〜14 熱可塑性樹脂の種類を第3表のごとく変えた以外は実
施例9と同様な方法で厚み1mmの吸水性保水材を得た。
但し塩化ビニル樹脂については、可塑剤としてDOP20部
を添加し、熱プレス温度170℃×10分間で実施した。
実施例9〜14の吸水性能測定結果は第3表に示す通り
であった。
実施例15 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部にスチレン
−ブタジエンゴム〔商品名:ニポール1788J 日本ゼオ
ン(株)製〕137.5部,カーボンブラック(HAF)20,水5
0部,アタクチックポリプロピレン〔商品名:ユカタッ
クK−4 三菱油化(株)製〕100部、ケイソウ土50
部,酸化亜鉛3部,ステアリン酸2部,イオウ4部,加
硫促進剤TT〔商品名:ノクセラーTT 大内新興(株)
製〕1.75部、加硫促進剤DM〔商品名:ノクセラーDM 大
内新興(株)製〕0.7部をオープンロールで混練後、熱
プレス(150℃×30分間)で加硫し、厚み2mmの吸水性保
水材を得た。
実施例16 吸水性樹脂として吸水能未調整のアクアキープ4Sを用
い、エチレングリコールジグリシジルエーテル0.5部を
添加した以外は実施例15と同様な操作で厚み2mmの吸水
性保水材を得た。
実施例17 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部にクロルス
ルホン化ポリエチレン〔商品名:ハイパロン40 昭和ネ
オプレン(株)製〕100部,水50部,ステアリン酸2
部,酸化マグネシウム〔商品名:キョーワマグ150 三
協化成(株)製〕20部,加硫促進剤〔商品名:ノクセラ
ーTRA 大内新興(株)製〕2部,加硫促進剤〔商品
名:ノクセラーDM 大内新興(株)製〕0.5部を6イン
チオープンロールで混練し、熱プレス(150℃×30分)
して厚み2mmの吸水性保水材を得た。
実施例18 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部にペールク
レープ2号100部、亜鉛華5部,老化防止剤ノクラックN
S−6〔大内新興(株)製〕1部,炭酸カルシウム25
部、カーボンSRF〔商品名:#50 旭カーボン(株)
製〕5部,プロセスオイル〔商品名:アロマ790 サン
石油社製〕15部,ステアリン酸10部,イオウ 3.5部,
促進剤0.2部,重曹10部を6インチオープンロールで混
練後、熱プレス(155℃×20分)で発泡させ比重が0.35
のスポンジ状の吸水性保水材を得た。
実施例19 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部とシリコー
ンスポンジ用の主剤〔商品名:KE51信越化学(株)製〕1
67部およびシリコーンオイル〔商品名:WM−100 ワッカ
ー社製〕16.7部とを均一に撹拌,混合しながら硬化剤
〔商品名:CAT−RS 信越化学(株)製〕6.7部を添加
し、90φガラス製シャレーの中に流し込み比重が0.25の
スポンジ状吸水性保水材を得た。
実施例20 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部とウレタン
プレポリマー〔商品名:PANDEX304 大日本インキ化学工
業(株)製〕400部を混合し、80〜100℃に予熱後、120
℃で熔融した硬化剤〔商品名:PANDEX−E大日本インキ
化学工業(株)製〕28部を添加,混合し、金型に注入
し、恒温槽で120℃×40分間、キュアしてスポンジ状の
吸水性保水材を得た。
比較例6〜10 吸水性樹脂(アクアキープ4S)の吸水能を調整せず、
そのまゝ用いた以外は、実施例15,17〜20と同様な操作
を行ない吸水性保水材を得た。但し比較例6について
は、実施例16において、エチレングリコールジグリシジ
ルエーテルが無添加の場合にも対応する。実施例15〜2
0,比較例6〜10の結果を第4表に示す。
実施例21 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部と湿気硬化
型一成分形シリコーンシーラント(無溶剤タイプ)〔商
品名:KE45 脱オキシムタイプ 信越化学(株)製〕200
部,可塑剤〔商品名:WM−100 ワッカー社製〕10部,架
橋剤〔商品名:BO−38 ワッカー社製〕2部を減圧下(1
00Torr)で5プラネタリーミキサーを用いて混練し厚
み4mmの吸水性保水材を作製すると共に混練物をアルミ
ニウム製チューブに充填して保存安定性を評価した。
実施例22〜24 一成分形シーラントの種類を変えた以外は、実施例21
と同様な操作で厚み4mmのシートおよびチューブ入り充
填物を得た。
比較例11〜14 アクアキープ4S(含水率:6.5%,吸水能:300g/g)100
重量部を実施例21と同様な操作で厚み4mmのシートおよ
びチューブ入り充填物を得た。
実施例21〜24,比較例11〜14の結果を第5表に示す。
実施例25 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部と溶剤タイ
プの湿気硬化型一成分形シリコーンシーラント〔商品
名:KE−45S 信越化学(株)製〕400部,架橋剤〔商品
名:BO−38 ワッカー社製〕1部を実施例21に準じた操
作(常圧)で混練し、厚み4mmの吸水性保水材を得た。
実施例26 製造例1で得られた吸水性樹脂100重量部を二成分形
ポリウレタンシーラント〔商品名:ボンドUシール コ
ニシ(株)製〕主剤400部に添加したのち、所定量の硬
化剤を加え混合した。得られた組成物を金型に注入して
厚み4mmの吸水性保水材を得た。
実施例25,26の結果は第6表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 守男 兵庫県姫路市飾磨区入船町1番地 製鉄 化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 山田 耕作 兵庫県加古郡播磨町宮西346番地の1 製鉄化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 本岡 哲朗 兵庫県加古郡播磨町宮西346番地の1 製鉄化学工業株式会社研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−184540(JP,A) 特開 昭59−122519(JP,A) 特開 昭59−120653(JP,A) 特開 昭57−195124(JP,A) 特開 昭57−145151(JP,A) 特開 昭57−119879(JP,A) 特開 昭56−109249(JP,A) 特開 昭63−289013(JP,A) 特開 昭63−227645(JP,A) 特開 昭63−304061(JP,A)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸水能が2〜45倍になるように調整され
    た、粒径が100μ以下の微粉末状の吸水性樹脂と、熱可
    塑性樹脂又はエラストマーを混合し、所望の形状に成形
    してなる吸水性保水材。
  2. 【請求項2】吸水能が2〜45倍になるように調整され、
    その含水率が4%以下であり、粒径が100μ以下の微粉
    末状の吸水性樹脂とシーラントを混合してなる吸水性保
    水材。
  3. 【請求項3】吸水性樹脂がカルボキシレートを重合体の
    構成成分として含有し、吸水能未調整の吸水性樹脂100
    重量部に対し、10〜200重量部の水の存在下2個以上の
    官能基を有する架橋剤を用いて架橋せしめ、吸水能が2
    〜45倍になるように調整されたものである特許請求の範
    囲(1)または(2)記載の吸水性保水材。
  4. 【請求項4】架橋剤の使用量が、樹脂100重量部に対
    し、0.01〜10重量部である特許請求の範囲(3)記載の
    吸水性保水材。
  5. 【請求項5】架橋剤がエチレングリコールジグリシジル
    エーテルである特許請求の範囲(3)記載の吸水性保水
    材。
  6. 【請求項6】吸水性樹脂が、そのモノマーの重合段階で
    架橋剤を用いて架橋させ、吸水能が2〜45倍になるよう
    に調整されたものである特許請求の範囲(1)または
    (2)記載の吸水性保水材。
  7. 【請求項7】架橋剤の使用量がモノマー100重量部に対
    し、0.01〜10重量部である特許請求の範囲(6)記載の
    吸水性保水材。
  8. 【請求項8】架橋剤がエチレングリコールジグリシジル
    エーテルである特許請求の範囲(6)記載の吸水性保水
    材。
  9. 【請求項9】吸水性樹脂がアクリル酸塩重合体架橋物、
    ビニルアルコールアクリル酸塩共重合体の架橋物、澱粉
    アクリル酸塩グラフト共重合体の架橋物、無水マレイン
    酸グラフトポリビニルアルコール架橋物よりなる群より
    選ばれたものである特許請求の範囲(1)または(2)
    記載の吸水性保水材。
  10. 【請求項10】熱可塑性樹脂がエチレン−酢酸ビニル共
    重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレ
    ン、ポリエステル、ポリアミド、塩化ビニル樹脂よりな
    る群より選ばれた少なくとも1種である特許請求の範囲
    (1)記載の吸水性保水材。
  11. 【請求項11】エラストマーがスチレン−ブタジエンゴ
    ム、天然ゴム、ウレタンゴムよりなる群より選ばれた少
    なくとも1個である特許請求の範囲(1)記載の吸水性
    保水材。
  12. 【請求項12】シーラントがオルガノポリシロキサンま
    たはポリウレタンを主成分とするものである特許請求の
    範囲(2)記載の吸水性保水材。
  13. 【請求項13】シーラントが湿気硬化型一成分形無溶剤
    タイプである特許請求の範囲(2)記載の吸水性保水
    材。
  14. 【請求項14】シーラントが湿気硬化型一成分形溶剤タ
    イプである特許請求の範囲(2)記載の吸水性保水材。
  15. 【請求項15】シーラントが湿気硬化型二成分形である
    特許請求の範囲(2)記載の吸水性保水材。
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