JP2831055B2 - エアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構造 - Google Patents

エアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構造

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JP2831055B2 JP1270179A JP27017989A JP2831055B2 JP 2831055 B2 JP2831055 B2 JP 2831055B2 JP 1270179 A JP1270179 A JP 1270179A JP 27017989 A JP27017989 A JP 27017989A JP 2831055 B2 JP2831055 B2 JP 2831055B2
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Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はエアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構
造に関し、特には膨張性エアバッグが展開されるインス
トルメントパネルのような自動車の内装表面に規定され
る開口のための閉鎖構造に関する。
（従来の技術） 近時一般に知られるようになった膨張性クッションす
なわち「エアバッグ」は、このエアバッグがガスによっ
てそれらが通常保存されている空間から突き出され、そ
して乗員を内装構造物との衝撃から保護する安全クッシ
ョンとして機能することができるように展開されるとこ
ろの、急速に膨張する一またはそれ以上の「バッグ」を
含む。
バッグが展開される開口は該機構が干渉されることが
ないように確実かつ完全に被覆されなければならない。
もし何かの物体が保存空間に挿入された場合には、それ
らはバッグが展開される時、極めて危険な飛行物になる
だろう。このように、該開口には完全にシールされた閉
鎖部材が備えられなければならないのである。
この閉鎖部材はそれが備えられた車両における温度や
他の作動条件の範囲にわたって確実に開かれなければな
らず、かつ該バッグの展開が干渉されてはならない。
この閉鎖部材は、好ましくは該閉鎖部材がエアバッグ
の展開によって開かれたという明瞭な表示を提供すべき
である。
さらに、この閉鎖部材は信頼性が高く、膨張するバッ
グによってすばやく作動できるように単純かつ軽量でな
ければならない。
（発明の要旨） この発明は一方の側部がヒンジ付けされ、他方の側部
が隣接した分離線に沿って一体に結合された一対の扉部
から構成される。前記分離線は膨張したエアバッグの圧
力によって両扉部が分かれて振り出すことができるよう
に確実に破壊されることができるもろい継ぎ目を規定し
ている。
第一の実施例において、扉部は型成形構造物よりな
り、もろい継ぎ目を構成する柔弱線を形成する一連の離
間した内側盲穴を有するところの型成形されたブリッジ
部によって一体に結合されている。前記もろい継ぎ目に
隣接する凸表面を有する一連の突出部は、前記もろい継
ぎ目に近接した区域において最大剪断力を生ずるように
エアバッグと接触することを可能とする。
第二の実施例において、扉部は構造層と前記扉部の内
側に固定された補強ピースの構造体から構成される。構
造層とボディ補強材の一方または両方は扉部間の継ぎ目
にまたがって、もろい継ぎ目を形成するように溝または
スロットとして柔弱化されたブリッジ部を有している。
前記もろい継ぎ目が破壊されるときに被覆された装飾表
皮層を刺しそこで引き裂きが生ずるような刺通ピースが
備えられる。この刺通ピースは膨張するエアバッグの圧
力によって外側に向って押し出される。
ボデイ補強材は、前記もろい継ぎ目に最大の剪断力が
かかるように膨張したエアバッグの接触を確保するため
に、もろい継ぎ目に隣接した凸部を備えている。
（図面の簡単な説明） 第１図はこの発明の閉鎖部材を有する自動車の内装の
一部斜視図、 第２図はこの発明の第１の実施例による閉鎖部材の断
面図、 第３図は第２図で示した閉鎖部材の一部平面図、 第４図は第３図の４−４線で切断した拡大断面図、 第５図は隣接構造の一部と共に示したこの発明の第２
の実施例に係る閉鎖部材の断面図、 第６図は第５図で示す閉鎖部材の部分断面図、 第７図は第６図の７−７線で切断した断面図、 第８図は第６図の部分拡大図、 第９図は第６図の９−９線で切断した拡大断面図、 第10図は第５図の10−10線の方向に切断した拡大断面
図、 第11図は第５図ないし第10図に示した閉鎖部材に設け
られた刺通部材の拡大図である。
（実施例） 以下の詳細説明においては、ある特有の用語が明瞭性
のために用いられ、そして特殊な実施例が法（35USC11
2）の要求に従って記述されているが、しかしながら、
同一物についてはこれを制限するものではなく、この発
明が特許請求の範囲内で多くの形式および多くの変形を
持つ可能性のある限りにおいては限定的に解釈されるべ
きではない。
まず、第１図について説明すると、この発明による閉
鎖部材10が自動車の内装構造の一部を形成するインスト
ルメントパネル12の後部表面に装着されている状態が示
される。
この閉鎖部材10は、上側部および下側部14,16がそれ
ぞれヒンジ付けされており、もろい継ぎ目によって分離
線を規定している、隣接する他の側部に沿って結合され
た上部および下部扉部から構成される。
この実施例において、上側扉部14および下側扉部16は
好ましくは適宜の構造用プラスチックによって単一体と
して構成され、もろい継ぎ目18を横切り、もろい継ぎ目
を規定する一体のブリッジ部を有している。
この閉鎖部材は異なった閉鎖部材位置を有する様々な
エアバッグ装置において使用されるように理解されるべ
きである。
（第１実施例） 添付図面の第２図と第３図は、この発明による閉鎖部
材10の第１実施例の詳細を表わしている。
上側扉部14と下側扉部16の組合せ体の周辺は、そこで
収容されることができるように、インストルメントパネ
ル12のプラスチック補強された部分に近接して形成され
た開口20に合着される。エアバッグ収容部22は該閉鎖部
材10と開口20の後部に位置する。
エアバッグの扉部14および16は、該上側扉部14と下側
扉部16のそれぞれに一体に形成されたフランジ28,29と
補強板26を貫通する緊締具24によってエアバッグ収容部
22に固着されている。組合せ体全体は開口20内を通り、
そしてエアバッグ収容部22は該組合せ体が所定位置にし
っかりと保持されるように、据付装置（図示せず）によ
って前記自動車ボディ構造に固着されている。
前記フランジ28およびインストルメントパネル12に形
成されている接合肩部30と32は、前記閉鎖部材10を周囲
のインストルメントパネル表面と面一となるように該開
口部20に対して正しい深さ位置に設置される。
ヒンジ部34,36は、上側扉部14と下側扉部16と一体に
形成されており、それらは溝空間38,40をそれぞれ形成
するように内側に折り曲げられており、かつ連続する外
側輪郭を呈するようにそれぞれリップ42,44によって覆
われている。このことは周辺のインストルメントパネル
構造と干渉することなく各扉部がヒンジ作用を果すこと
を許容する。
上側扉部14および下側扉部16は、もろい継ぎ目18を横
切って延設された一体のブリッジ部46によって中間のも
ろい継ぎ目に沿って一体化されており、そして、該ブリ
ッジ部46は膨張するエアバッグによって与えられる所定
の圧力によって確実に破壊されることができるように柔
弱化されている。第４図は、一連の盲穴48によって脆弱
部が形成されたブリッジ部46を示す。盲穴48は、ブリッ
ジ部46の内側にその内底部50の厚さを減ずるようにして
形成されている。
破壊が下側扉部14からもろい継ぎ目18および扉部14に
沿って生ずるように一対の補強突部52,54が該もろい継
ぎ目の、おのおのの側に沿って突設されている。このも
ろい継ぎ目18は、同じ目的のために、上側扉部14および
下側扉16の内側折り曲げ側部56,58に沿って続いてい
る。
一連の一体に形成された突出部（リブ）60,62が、図
示のように、ヒンジ側からもろい継ぎ目側に向う幅方向
に、上側扉部14および下側扉部16の各々の内側に突設さ
れている。該突出部60,62はもろい継ぎ目18に近接した
点64,66で最も高くなり、内側突起部を形成するように
形作られている。補強ウエブ68,70は前記突出部60,62の
直立姿勢を維持している。突出部60,62の形状は、もろ
い継ぎ目18に最大剪断力が作用して所定の圧力で該継ぎ
目18が確実に破壊されるように、膨張するエアバッグの
接触を確保するように形成されている。
盲穴48を使用することは、円滑なとぎれのない外表面
を現出させ、上側扉部14および下側扉部16を分断する隠
れた継ぎ目を提供する。
（第２実施例） 次に、第５図ないし第11図について述べると、この発
明による閉鎖部材の第２実施例が示される。この例はま
た上側扉部14aおよび下側扉部16aを含み、それらは、そ
れぞれ、上部および下部でヒンジ付けされ、他は連続す
る他の側に沿って結合され、もろい継ぎ目18aによって
分離線が規定されている。
インストルメントパネル12aは、閉鎖部材10aが適合
し、エアバッグ収容部22aが緊締具24によって取り付け
られるように所定形状に形づけられた開口20aと一体に
形成されている。
閉鎖部材全体すなわちエアバッグ収納組合せ体は、接
合肩部30a,32aによって前記開口20aに配され、エアバッ
グ収納装置22は他の装着手段（図示せず）によって取り
付けられる。
この例の扉部14a,16aの構造は、好ましくはアルミニ
ウムのような軽量金属からなる支持層72を含む。支持層
72はエアバッグ収容部22aが取り付けられるところの上
側扉部14aおよび下側扉部16aのそれぞれ上部および下部
に沿って盲けられた取り付けフランジ28a,29aと一体に
形成されている。
上側扉部14aおよび下側扉部16aのそれぞれの上部およ
び下部のヒンジ手段は、それぞれ扉部14a,16aの支持層7
2と一体に形成された中間ヒンジフランジ74,76によって
形成されている。
扉14a,16aのそれぞれの側部および隣接するインスト
ルメントパネル部分の丸角部78,80および82,84は、ヒン
ジ作用が、該扉部と隣接するインストルメントパネル構
造との間で、それらがしっかりと合着されている場合に
おいても、何ら干渉されることなく曲げられることを可
能とする。
扉部14a,16aは、また、各扉部14a,16aの高さ方向に伸
び、かつそれぞれの扉部14a,16aの内側に接着された一
体部分を含む。該部品はピース86,88に分離可能であ
る。そのピース86,88はそれが添着された各扉部14a,16a
の補強作用をなすものである。そのピース86,88は各扉
部14a,16aの間の分離線に近接した領域において最も高
い内側頂部表面90,92を有するよう形成されており、内
方へ突条を形成している。該突条がもろい継ぎ目に近接
しているため、もろい継ぎ目18aに加わる剪断力を増大
させエアバッグの作用を確実にする。これらのピース8
6,88は、好ましくは例えば“ダイサーム”（商標）樹脂
のような軽量プラスチックによって一体に型成形され
る。
装飾表皮層94は、好ましくはビニールやインストルメ
ントパネル12aの表皮96に適合するものからなり、前記
支持層74の外側に接着される。
各ピース86,88は、もろい継ぎ目によって規定された
分離線に沿って肉薄に形成され、前側溝98および後側溝
98aを形成している。支持層72と装飾表皮94は、該溝98
内に沿うように形成されている。
ピース86,88は各扉部14a,16a（第７図）の両側の棚部
材91に設けられた凹所に包着されたタブ87によって前記
支持層72に取り付けられている。
支持層72と各扉部14a,16aの前記ピース86,88は単一の
一体化された構造よりなり、もろい継ぎ目18aを横切っ
て伸びる各々のブリッジ部と各ブリッジ部に形成された
弱化部分を有する。
このようなブリッジ部は、支持層72のブリッジ部分に
形成された一連のスロット100の間の連結部102とピース
86,88のブリッジ部分に形成されたスロット106間の連結
部104によって構成されている（第10図）。
支持層の連結部102は、その内側に形成された溝108に
よって更に柔弱化されている（第９図）。
この装飾表皮層94は、前記閉鎖部材10aを通って物体
が挿入されることがないように非破壊性であることが好
ましい。もろい継ぎ目18aに沿う引き裂きの伝播が生ず
るように、その長さ方向に沿った一連の刺通尖端部材11
2を備えた刺通ピース110が用意される。各刺通尖端部材
112は、装飾表皮層94に自由に前進できるようにスロッ
ト110および106の重なり部分に位置している。
突出部後部114はピース86の一つの頂上に突設されて
いて、膨張するエアバッグが項上表面90に当接するに先
立って当接し前進されるようになっている。このよう
に、刺通尖端部材112は装飾表皮層94を貫通し引き裂き
を生じ、しかしなお溝98内に位置している。
このようにして、これらの各実施例は上述したような
この発明の目的を達成するものである。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の閉鎖部材を有する自動車の内装の一
部斜視図、 第２図はこの発明の第１の実施例による閉鎖部材の断面
図、 第３図は第２図で示した閉鎖部材の一部平面図、 第４図は第３図の４−４線で切断した拡大断面図、 第５図は隣接構造の一部と共に示したこの発明の第２の
実施例に係る閉鎖部材の断面図、 第６図は第５図で示す閉鎖部材の部分断面図、 第７図は第６図の７−７線で切断した断面図、 第８図は第６図の部分拡大図、 第９図は第６図の９−９線で切断した拡大断面図、 第10図は第５図の10−10線の方向に切断した拡大断面
図、 第11図は第５図ないし第10図に示した閉鎖部材に設けら
れた刺通部材の拡大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−147452（ＪＰ，Ａ) 米国特許3708179（ＵＳ，Ａ) 西独国特許出願公開2104109（ＤＥ, Ａ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60R 21/20 ＥＰＡＴ

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】自動車のエアバッグ装置の展開開口のため
    の閉鎖部材であって、前記開口は自動車の内装部構造を
    形成する据付機構内に形成されていて、 前記開口の後部に設けられたエアバッグ収容部と、 分離線の両側に一体に結合されていて、前記開口内側に
    適合しかつ該開口を完全に封鎖するように一体に形成さ
    れた上側扉部と下側扉部とからなる扉組合せ体と、 前記上側扉部および下側扉部が前記分離線に沿って自由
    になったときに、該上側扉部および下側扉部が該開口か
    ら外方へ振り出すことができるように、前記分離線の反
    対側の各扉部の側部に具備されたヒンジ手段と、 前記扉組合せ体に形成されていて、前記分離線に沿って
    もろい継ぎ目となるように柔弱的に設けられ、該分離線
    にまたがって延設されて前記上側扉部と下側扉部を一体
    化するブリッジ部と、 前記上側扉部および下側扉部の内側においてそのヒンジ
    側から前記もろい継ぎ目に向かう幅方向の実質的位置を
    占めて突設されているとともに、膨張したエアバッグが
    該扉部に接触し前記ブリッジ部に最大の剪断力が確保さ
    れるように、最高表面部が前記分離線に近接して形成さ
    れた突出部 とからなることを特徴とするエアバッグ装置の展開開口
    のための閉鎖構造。
  2. 【請求項２】請求項１の閉鎖構造において、前記扉組合
    せ体が単一の型成形品よりなることを特徴とするエアバ
    ッグ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  3. 【請求項３】請求項２の閉鎖構造において、さらに、前
    記突出部を形成しかつ前記上下扉部の各々の内側から内
    方に延設された複数の直立したリブを含み、該リブは分
    離線からヒンジ方向に向かって延設されているととも
    に、展開したエアバッグが前記もろい継ぎ目に近接した
    前記上下扉部の各々に接触することができる、前記最高
    表面部の一からなる前記分離線に近接した最奥点を有す
    ることを特徴とするエアバッグ装置の展開開口のための
    閉鎖構造。
  4. 【請求項４】請求項２の閉鎖構造において、さらに前記
    上下扉部のそれぞれに形成され前記分離線に沿って延設
    されていて、もろい継ぎ目の破壊が該分離線にのみ限定
    されるような一対の内側リブを含むことを特徴とするエ
    アバッグ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  5. 【請求項５】請求項２の閉鎖構造において、前記ブリッ
    ジ部が、前記分離線に沿って配された中間連結部を備え
    かつ前記もろい継ぎ目を形成する、内側に面して型成形
    された一連の盲穴によって形成されていることを特徴と
    するエアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  6. 【請求項６】請求項１の閉鎖構造において、前記上部扉
    部および下部扉部のそれぞれが構造層と該扉部構造層の
    内側に添着された補強ピースより構成され、また前記ブ
    リッジ部が該扉部の構造層と補強ピース部分よりなり、
    前記分離線にまたがって前記上下層部の一方から該上下
    扉部の他方の構造層および補強ピースまで延設されてい
    ることを特徴とするエアバッグ装置の展開開口のための
    閉鎖構造。
  7. 【請求項７】請求項６の閉鎖構造において、前記ブリッ
    ジ部の柔弱構造が該ブリッジ部に設けられた一連のスロ
    ットによって構成されていることを特徴とするエアバッ
    グ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  8. 【請求項８】請求項７の閉鎖構造において、さらに、前
    記構造層およびブリッジ部ならびに分離線を覆う装飾層
    を含むとともに、前記閉鎖部材の内側に装着され、前記
    装飾層に面して少なくとも一つの刺通点を備え、前記ス
    ロットに位置合わせされた分離線に沿って延設されたと
    ころの刺通ピースを含み、該刺通ピースは、膨張したエ
    アバッグによって該封鎖扉部と接触して刺し通しかつ分
    離線に沿う装飾層の引き裂きが起きる前に、該膨張した
    エアバッグが接触することができるように、前記扉部か
    ら内方へ膨出した部分を有することを特徴とするエアバ
    ッグ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  9. 【請求項９】請求項８の閉鎖構造において、前記上下扉
    部と一体化された補強ピースが、分離線に近接して内方
    へ突設された突出部より形成されて、膨張したエアバッ
    グが前記ブリッジ部に最大剪断力が加わるように接触せ
    しめることを特徴とするエアバッグ装置の展開開口のた
    めの閉鎖構造。
  10. 【請求項１０】請求項９の閉鎖構造において、前記ブリ
    ッジが補強ピースの両方と一体化された部分を含むこと
    を特徴とするエアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構
    造。
  11. 【請求項１１】請求項10の閉鎖構造において、前記ブリ
    ッジ部が前記構造層と一体化された部分を含むことを特
    徴とするエアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  12. 【請求項１２】請求項７の閉鎖構造において、前記ブリ
    ッジ部がスロット連結部を有し、かつ前記構造層のブリ
    ッジ部が前記スロット連結部を介在する構造層の部分に
    一方の側から溝付けすることによって柔弱化されている
    ことを特徴とするエアバッグ装置の展開開口のための閉
    鎖構造。
  13. 【請求項１３】請求項６の閉鎖構造において、前記ヒン
    ジ手段が、前記上下扉部の上側および下側のそれぞれの
    支持層に形成された丸角部によって形成されていく、丸
    く折り曲げられた角部の扉部の開閉をその取付部から干
    渉を受けることなく実現させるようにしたことを特徴と
    するエアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  14. 【請求項１４】自動車のエアバッグ装置の展開開口のた
    めの閉鎖部材であって、前記開口は自動車の内装部構造
    を形成する据付機構内に形成されていて、 前記開口の後部に設けられたエアバッグ収容部と、 分離線の両側に一体に結合されていて、前記開口内側に
    適合しかつ該開口を完全に封鎖するように一体に形成さ
    れた上側扉部と下側扉部からなる扉組合せ体と、 前記上側扉部および下側扉部が前記分離線に沿って自由
    になったときに、該上側扉部および下側扉部が該開口か
    ら外方へ振り出すことができるように、前記分離線の反
    対側の各扉部の側部に具備されたヒンジ手段と、 前記扉組合せ体に形成されていて、前記分離線に沿って
    もろい継ぎ目となるように柔弱的に設けられ、該分離線
    にまたがって延設されて前記上側扉部と下側扉部を一体
    化するブリッジ部と、 前記ヒンジ手段は各上下扉部と一体となった内側へ折り
    曲げられたフランジからなり、該フランジはリップと、
    該リップの内側に位置する溝空間と、該溝空間を覆うリ
    ップ突部と、上下扉部の最も外部の周辺部分を規定する
    リップと一体に形成されていることを特徴とするエアバ
    ッグ装置の展開開口のための閉鎖構造。
  15. 【請求項１５】自動車のエアバッグ装置の展開開口のた
    めの閉鎖部材であって、前記開口は自動車の内装部構造
    を形成する据付機構内に形成されていて、 前記開口の後部に設けられたエアバッグ収容部と、 分離線の両側に一体に結合されていて、前記開口内側に
    適合しかつ該開口を完全に封鎖するように一体に形成さ
    れた上側扉部と下側扉部とからなる扉組合せ体と、 前記扉組合せ体に形成されていて、前記分離線に沿って
    もろい継ぎ目となるように柔弱的に設けられ、該分離線
    にまたがって延設されて前記上側扉部と下側扉部を一体
    化するブリッジ部と、 前記上側扉部ならびに下側扉部およびブリッジ部を横ぎ
    って被覆する装飾層と、 前記ブリッジ部に形成され、前記装飾層によって被覆さ
    れた少なくとも１つのスロットと、 前記スロットに位置合せされた刺通ピースであって、該
    刺通ピースは前記装飾層の下部に位置する尖端部と、膨
    張するエアバッグによって接触され前記装飾層に突入さ
    れることができるように前記ブリッジ部の後部に内側に
    突設された他の部分とを有する ことを特徴とするエアバッグ装置の展開開口のための閉
    鎖構造。
  16. 【請求項１６】自動車のエアバッグ装置の展開開口のた
    めの閉鎖部材であって、前記開口は自動車の内装部構造
    を形成する据付機構内に形成されていて、 前記開口の後部に設けられたエアバッグ収容部と、 分離線の両側に一体に結合されていて、前記開口内側に
    適合しかつ該開口を完全に封鎖するように一体に形成さ
    れた上側扉部と下側扉部とからなる扉組合せ体と、 前記上側扉部および下側扉部が前記分離線に沿って自由
    になったときに、該上側扉部および下側扉部が該開口か
    ら外方へ振り出すことができるように、前記分離線の反
    対側の各扉部の側部に具備されたヒンジ手段と、 前記扉組合せ体に形成されていて、前記分離線に沿って
    もろい継ぎ目となるように柔弱的に設けられ、該分離線
    にまたがって延設されて前記上側扉部と下側扉部を一体
    化するブリッジ部と、 前記上下扉部は金属構造層と該構造層の内側に添着され
    た型成形された主補強ピースからなり、前記上下扉部の
    構造層および補強層は前記ブリッジ部を形成するように
    分離線にまたがって延設された中間部を有し、該補強ピ
    ースの中間部は扉部に添着された補強ピースに比して厚
    みが減らされており柔弱化のために穴開けされており、
    前記構造層中間部は一連のスロットを中間部分を柔弱化
    するためのスロットを介在する部分に溝付けされている
    ことを特徴とするエアバッグ装置の展開開口のための閉
    鎖構造。
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