JP2828924B2 - ソリッドゴルフボール - Google Patents

ソリッドゴルフボール

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JP2828924B2
JP2828924B2 JP7106910A JP10691095A JP2828924B2 JP 2828924 B2 JP2828924 B2 JP 2828924B2 JP 7106910 A JP7106910 A JP 7106910A JP 10691095 A JP10691095 A JP 10691095A JP 2828924 B2 JP2828924 B2 JP 2828924B2
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソリッドゴルフボール
に関し、さらに詳しくは、フィーリング(打球時の感
触)が良好で、かつ飛距離が大きいソリッドゴルフボー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ツーピースソリッドゴルフボールに代表
されるソリッドゴルフボールは、糸巻きゴルフボールに
比べて、スピンが少ない棒球になるため、飛距離が大き
い。しかし、ゴルファーの大部分はさらに飛距離を伸ば
すことを望んでいる上に、最近はフィーリングも重視さ
れており、フィーリングも良好なゴルフボールでなけれ
ばならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソリッ
ドゴルフボールはフィーリングが硬くて悪いという問題
がある。
【0004】したがって、本発明は、フィーリングが良
好で、かつ飛距離を向上させたソリッドゴルフボールを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コアに初期荷
重10kgをかけた状態から終荷重130kgをかけた
ときまでの圧縮変形量をAとし、ボールに初期荷重10
kgをかけた状態から終荷重130kgをかけたときま
での圧縮変形量をBとするとき、上記圧縮変形量Aと圧
縮変形量Bとの差(A−B)を1.0〜3.5mmの範
囲にすることによって、フィーリングを良好にし、かつ
飛距離を向上させて、上記目的を達成したものである。
【0006】本発明が、上記構成を採用することによっ
て、フィーリングを良好にし、かつ飛距離を向上させる
ことができるのは、次の理由に基づいている。
【0007】ゴルフボールの飛距離は初速、打出角、ス
ピンにより大きく左右される。そこで、本発明では、コ
アの圧縮変形量とボールの圧縮変形量との差を大きくす
ることによって、打出角を大きくし、スピン量を減少さ
せて、飛距離を向上させたのである。また、打球時にボ
ールに適度な変形が生じるようになり、かつボールとゴ
ルフクラブとの接触時間が適正になることによって、フ
ィーリングも向上するものと考えられる。
【0008】本発明においては、上記のようにコアに初
期荷重10kgをかけた状態から終荷重130kgをか
けたときまでの圧縮変形量Aとボールに初期荷重10k
gをかけた状態から終荷重130kgをかけたときまで
の圧縮変形量Bとの差(A−B)を1.0〜3.5mm
の範囲にするが、本発明において、上記のようにコアの
圧縮変形量Aとボールの圧縮変形量Bとの差(A−B)
を1.0〜3.5mmの範囲にするのは、次の理由によ
るものである。すなわち、上記コアの圧縮変形量Aとボ
ールの圧縮変形量Bとの差(A−B)が1.0mmより
小さいときは、打出角を大きくし、スピン量を減少させ
て、飛距離を向上させたり、フィーリングを良好にさせ
ることができず、また上記(A−B)が3.5mmより
多くなると、コアの圧縮変形量Aとボールの圧縮変形量
Bとの差が大きすぎるためにフィーリングが悪く、かつ
耐久性が悪くなり、上記コアの圧縮変形量Aとボールの
圧縮変形量Bとの差(A−B)が1.0〜3.5mmの
範囲にある場合にのみ、フィーリングが良好になり、か
つ飛距離が向上する。
【0009】コアは、上記圧縮変形量Aと圧縮変形量B
との差(A−B)が1.0〜3.5mmの範囲内になる
ものであれば特に限定されることはないが、通常はゴム
組成物の加硫成形物で構成される。上記ゴム組成物の基
材となるゴムとしては、天然ゴムや合成ゴムなど各種の
ゴムを用い得るが、ポリブタジエン、特にシス構造を少
なくとも40%以上有するハイシスポリブタジエンを主
材とするものが好ましい。
【0010】上記のコア用ゴム組成物は、上記基材ゴム
に対して共架橋剤、開始剤、充填剤などを配合すること
によって調製される。また、必要に応じ、老化防止剤、
色粉などの薬品を配合して上記コア用ゴム組成物中に含
有させてもよい。
【0011】上記の共架橋剤としては、たとえばα,β
−不飽和カルボン酸の金属塩が用いられ、特にアクリル
酸、メタクリル酸などに代表される炭素数3〜8のα,
β−不飽和カルボン酸の亜鉛塩、マグネシウム塩などに
代表される一価または二価の金属塩が好ましく、とりわ
けアクリル酸亜鉛が好ましい。この共架橋剤の配合量と
しては、基材ゴム100重量部に対して5〜50重量
部、特に10〜35重量部が好ましい。
【0012】上記の開始剤としては、たとえばジクミル
パーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、1,3−(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)
ベンゼンなどの有機過酸化物が用いられるが、特にジク
ミルパーオキサイドが好ましい。そして、この開始剤の
配合量としては、基材ゴム100重量部に対して0.3
〜5重量部、特に0.5〜2.5重量部が好ましい。
【0013】上記の充填剤としては、たとえば酸化亜
鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなどが用いられ、こ
の充填剤の配合量としては、限定的ではないものの、通
常、基材ゴム100重量部に対して10〜60重量部が
好ましい。
【0014】コアは、上記コア用ゴム組成物を加硫(架
橋)成形することによって得られるが、その加硫成形時
の条件は、加圧下で135〜170℃、特に140〜1
65℃で5〜60分間、特に10〜50分間の加熱が好
ましい。また、上記加硫成形時の加熱は、一段階で加熱
する場合のみならず、二段階以上に温度を変えて加熱し
てもよい。
【0015】上記のようにして得られるコアは、その圧
縮変形量Aとボールの圧縮変形量Bとの差が1.0〜
3.5mmの範囲内になるものであればよいが、それ自
身の圧縮変形量A、すなわち、コアに10kgの初期荷
重をかけた状態から130kgの終荷重をかけたときま
での圧縮変形量が2.0〜7.0mm、特に3.5〜
6.0mmであることが好ましい。
【0016】カバーは、たとえば、熱可塑性エラストマ
ーに二酸化チタン、硫酸バリウムなどの顔料、要すれ
ば、さらに老化防止剤などを配合した組成物から形成さ
れる。このカバーは一層構造のもののみならず、二層以
上の多層構造のものであってもよい。
【0017】カバーが一層構造のものの場合、熱可塑性
エラストマーとしてはアイオノマー樹脂または2種以上
のアイオノマー樹脂の混合物が好ましい。そして、カバ
ーが二層以上の多層構造のものの場合、内層カバーには
熱可塑性エラストマーとしてアイオノマー樹脂、2種以
上のアイオノマー樹脂(このアイオノマー樹脂には、高
酸アイオノマー樹脂も含む)の混合物、アイオノマー樹
脂とポリアミド、ポリウレタン、ポリエステルなどの熱
可塑性樹脂との混合物を用いることが好ましく、外層カ
バーには熱可塑性エラストマーとしてアイオノマー樹脂
と三元共重合体系の軟質アイオノマー樹脂との混合物を
用いることが好ましい。
【0018】このカバーを曲げ剛性率面から考えると、
カバーを形成するカバー用組成物の曲げ剛性率が100
0〜6000kg/cm2 であることが好ましい。カバ
ー用組成物の曲げ剛性率が1000kg/cm2 より低
い場合は、反撥性能が低下して、飛距離が出にくくな
り、またカバー用組成物の曲げ剛性率が6000kg/
cm2 より高くなると、硬すぎてフィーリングが悪くな
り、耐久性も低下するおそれがある。なお、本発明にお
いては、カバーの曲げ剛性率とせず、カバー用組成物の
曲げ剛性率としているが、これは一旦ボール成形をして
しまうと、現在の技術では、そのカバーから曲げ剛性率
を測定することができず、曲げ剛性率の測定はカバー用
組成物から試験片を作製して行わなければならないから
である。このように、ゴルフボールのカバーからは曲げ
剛性率の測定ができないけれど、カバーの曲げ剛性率も
実質的にはカバー用組成物の曲げ剛性率とほとんど同じ
であると考えられる。
【0019】また、カバーを二層以上の構造のものと
し、外層カバーの曲げ剛性率を1000〜2500kg
/cm2 程度の軟らかいものにし、内層カバーを曲げ剛
性率が3000〜6000kg/cm2 の比較的硬いも
のにするときは、飛距離を低下させることなく、コント
ロール性やフィーリングを向上させることができるの
で、特に好ましい。
【0020】このカバーの厚みは、総厚(すなわち、カ
バーが二層以上の多層構造のものの場合は、それらを合
計したときの厚み、一層構造のものの場合はその厚み)
で2.5〜5.0mmの範囲内であることが好ましい。
カバーの厚みが2.5mmより薄い場合は、コアとボー
ルとの間に所望とする圧縮変形量の差が得られなくなる
おそれがあり、カバーの厚みが5.0mmより厚くなる
と、反撥性能が低下したり、フィーリングが悪くなるお
それがある。
【0021】コアにカバーを被覆する方法は、特に限定
されるものではなく、通常の方法で行うことができる。
たとえば、カバー用組成物をあらかじめ半球殻状のハー
フシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包み、13
0〜170℃で1〜15分間加圧成形するか、またはカ
バー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込
む方法が採用される。そして、カバーが二層以上の多層
構造を採る場合、順次上記と同様の手段を繰り返してカ
バー形成をすればよい。カバー成形時、必要に応じて、
ボール表面にディンプルの形成が行われ、また、カバー
成形後、ペイント仕上げ、スタンプなども必要に応じて
施される。
【0022】つぎに、本発明のソリッドゴルフボールの
うちの代表的なものについて図面を参照しつつ説明す
る。図1は本発明のソリッドゴルフボールの一例を模式
的に示す断面図であり、この図1に示すソリッドゴルフ
ボールは、ゴム組成物の加硫成形物からなるコア1とそ
れを被覆するカバー2とからなるツーピースソリッドゴ
ルフボールである。コア1はソリッドコアと呼ばれるも
のであり、特に特定のものに限られることはないが、た
とえば、前記のようなポリブタジエンを主材とするゴム
組成物の加硫成形体が用いられ、それを被覆するカバー
2も、特に限定されるものではないが、たとえば前記の
ようなカバー用組成物から形成される。ただし、本発明
においては、上記コア1の圧縮変形量Aとカバー形成後
のボールの圧縮変形量Bとの差(A−B)は1.0〜
3.5mmであることが必要である。
【0023】図2は本発明のソリッドゴルフボールの他
例を模式的に示す断面図であり、この図2に示すソリッ
ドゴルフボールは、コア1を被覆するカバー2が内層カ
バー2aと外層カバー2bとの二層で構成されている。
そして、この場合においても、上記コア1の圧縮変形量
Aとボールの圧縮変形量Bとの差(A−B)は1.0〜
3.5mmの範囲内であることが必要である。なお、上
記図1にソリッドゴルフボール、図2に示すソリッドゴ
ルフボールとも、コア1は一層のゴム組成物の加硫成形
物で構成されているが、上記A−Bが1.0〜3.5m
mの範囲内という条件を満たすものであれば、コアは二
層以上のゴム組成物の加硫成形物で構成されていてもよ
いし、またコア1とカバー2との間に中間層を設けたも
のであってもよい。
【0024】図1および図2中、3はディンプルであ
り、このディンプル3は、必要に応じ、あるいは所望と
する特性が得られるように、適した個数、態様でゴルフ
ボールのカバー2に設けられるものであり、また、これ
らのゴルフボールには、必要に応じ、ボール表面にペイ
ントやマーキングが施される。
【0025】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例にのみに
限定されるものではない。
【0026】実施例1〜4および比較例1〜2 まず、表1に示す配合組成でコア用ゴム組成物を調製
し、得られたゴム組成物をコア用金型に充填し、加圧
下、140℃で30分間加熱し、さらに170℃で10
分間加熱することによって、表1に記載の直径を有する
コアa〜dを作製した。表1中に記載の各成分の配合量
は重量部である。
【0027】得られたコアに初期荷重10kgをかけた
状態から終荷重130kg/cm2をかけたときまでの
圧縮変形量Aを測定した。その結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】※1:商品名、日本合成ゴム(株)製のハ
イシスポリブタジエン ※2:吉富製薬(株)製ヨシノックス425(商品名)
【0030】つぎに、表2に示す配合組成でカバー用組
成物I〜IVを調製し、得られたカバー用組成物の曲げ剛
性率を測定した。その結果を表2に示す。なお、曲げ剛
性率の測定は、カバー用組成物を約2mmの厚さに熱プ
レス成形したシートを23℃で2週間保存後、ASTM
D−747に準じて測定したものである。また、表2
に記載の各成分の配合量も重量部によるものである。
【0031】
【表2】
【0032】※3:ハイミラン1605(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー樹脂、曲げ剛性率=3800kg/cm2 、ショ
アーD硬度=62 ※4:ハイミラン1650(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー樹脂、曲げ剛性率=2700kg/cm2 、ショ
アーD硬度=58 ※5:ハイミラン1706(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー
樹脂、曲げ剛性率=3400kg/cm2 、ショアーD
硬度=61 ※6:ハイミラン1855(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル三
元共重合体系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率=900k
g/cm2 、ショアーD硬度=55
【0033】※7:サーリンAM7317(商品名) 米国デュポン社製の亜鉛イオン中和タイプのエチレン−
メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、曲げ剛性率
=3600kg/cm2 、ショアーD硬度=64 ※8:サーリンAM7318(商品名) 米国デュポン社製のナトリウムイオン中和タイプのエチ
レン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、曲げ
剛性率=4100kg/cm2、ショアーD硬度=65 ※9:グリラックスR−6500(商品名) 大日本インキ化学工業(株)製のポリアミドエラストマ
【0034】上記のようにして調製されたカバー用組成
物を前記コアに被覆し、ペイント仕上をして、外径4
2.7mmで、重量45.4gのソリッドゴルフボール
を作製した。コアとカバーの組合せは表3に示す通りで
ある。
【0035】なお、実施例3と実施例4は、カバーを内
層カバーと外層カバーとの2層構造のものとした。カバ
ーのコアへの被覆はいずれも射出成形により行った。
【0036】
【表3】
【0037】得られたゴルフボールについて、その圧縮
変形量B、打出角、スピン量、飛距離(キャリー)およ
びフィーリングを調べた。その結果を表4に示す。な
お、上記ボール特性の測定または評価方法は、次の通り
である。
【0038】圧縮変形量B:ボールに初期荷重10kg
をかけた状態から終荷重130kgをかけたときまでの
圧縮変形量を測定する。
【0039】打出角:ツルーテンパー社製のスイングロ
ボットにウッド1番クラブを取り付け、ボールヘッドス
ピード45m/sで打撃し、打ち出されたボールの水平
線との角度を測定する。
【0040】スピン量:ツルーテンパー社製スイングロ
ボットにウッド1番クラブを取り付け、ボールをヘッド
スピード45m/sで打撃し、打ち出されたボールを連
続的に写真撮影することによって測定する。
【0041】飛距離:ツルーテンパー社製のスイングロ
ボットにウッド1番クラブを取り付け、ボールをヘッド
スピード45m/sで打撃し、落下点までの距離を測定
する。
【0042】フィーリング:プロとトップアマゴルファ
ーの計10人により、ボールをウッド1番クラブで実打
して評価する。評価基準は次の通りである。評価結果を
表中に表示する際も同様の記号で表示しているが、その
場合は評価にあたった10人のうち8人以上が同じ評価
を下したことを示している。
【0043】評価基準: ◎ : 非常に良い。 ○ : 良い。 △ : 少し悪い。 × : 悪い。
【0044】上記のように測定または評価したボール特
性を表4に示すが、表4にはそれらに加えて、コアの圧
縮変形量Aおよび上記コアの圧縮変形量Aとボールの圧
縮変形量Bとの差(A−B)についても示す。
【0045】
【表4】
【0046】表4に示す実施例1〜4のボール特性と比
較例1〜2のボール特性との対比から明らかなように、
A−B、すなわち、コアの圧縮変形量Aとボールの圧縮
変形量Bとの差(A−B)が1.0〜3.5mmの範囲
内にある実施例1〜4は、フィーリングが良好で、かつ
飛距離が大きかった。特にカバーを2層にし、外層カバ
ーに曲げ剛性率の低いカバー用組成物Iを用いた実施例
3〜4は、フィーリングが優れていた。
【0047】これに対して、比較例1は、コアの圧縮変
形量Aとボールの圧縮変形量Bとの差(A−B)が0.
2mmと小さいために、打出角が小さく、スピン量が多
く、そのため、飛距離が出ず、またフィーリングも良く
なかった。また、比較例2は、コアの圧縮変形量Aとボ
ールの圧縮変形量Bとの差(A−B)が3.8mmと大
きすぎるため、スピン量が少なくなり、そのため、ボー
ルが失速して飛距離が低下し、またフィーリングも悪か
った。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、フィ
ーリングが良好で、かつ飛距離が大きいソリッドゴルフ
ボールを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソリッドゴルフボールの一例を模
式的に示す断面図である。
【図2】本発明に係るソリッドゴルフボールの他例を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 カバー 2a 内層カバー 2b 外層カバー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−123422(JP,A) 特開 平6−98949(JP,A) 特開 平6−154357(JP,A) 特開 平8−238334(JP,A) 特開 平4−109970(JP,A) 特開 昭60−163673(JP,A) 特開 昭63−220889(JP,A) 特開 昭63−73979(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63B 37/00 A63B 37/04 A63B 37/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとカバーを有するソリッドゴルフボ
    ールにおいて、コアに初期荷重10kgをかけた状態か
    ら終荷重130kgをかけたときまでの圧縮変形量をA
    とし、ボールに初期荷重10kgをかけた状態から終荷
    重130kgをかけたときまでの圧縮変形量をBとする
    とき、上記圧縮変形量Aと圧縮変形量Bとの差(A−
    B)が1.0mmから3.5mmの範囲にあることを特
    徴とするソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 カバーの厚みが2.5mmから5.0m
    mの範囲にある請求項1記載のソリッドゴルフボール。
  3. 【請求項3】 カバー用組成物の曲げ剛性率が1000
    kg/cm2 から6000kg/cm2 の範囲にある請
    求項2記載のソリッドゴルフボール。
JP7106910A 1995-04-05 1995-04-05 ソリッドゴルフボール Expired - Lifetime JP2828924B2 (ja)

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JP7106910A JP2828924B2 (ja) 1995-04-05 1995-04-05 ソリッドゴルフボール
KR1019960010066A KR100377991B1 (ko) 1995-04-05 1996-04-03 중실골프공
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