JP4262371B2 - ツーピースソリッドゴルフボール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ツーピースソリッドゴルフボール、特に打球感が良好であり、かつ飛行性能および耐久性に優れたツーピースソリッドゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、市場には種々の構造のゴルフボールがあり、ゲーム用としては一般に、ツーピースソリッドゴルフボールと糸巻きゴルフボールがある。ツーピースソリッドゴルフボールは、糸巻きゴルフボールに比べて、飛距離が大きく、また耐久性が優れていることが大きな特徴であった。ツーピースソリッドゴルフボールの性能を更に向上するために数多くの提案がなされてきたが、例えば、特公昭61‐21426号公報、特公平5‐44302号公報、特公平6‐98206号公報、特開平2‐182278号公報、特開平6‐98949号公報、特開平6‐154357号公報、特開平6‐327792号公報、特開平7‐194732号公報、特開平9‐239067号公報等には、コアの硬度や硬度分布を適正化することによって、飛距離(反発性)、耐久性、打球感、コントロール性等の性能を向上したツーピースソリッドゴルフボールが提案されている。
【0003】
特公昭61‐21426号公報には、JIS-C硬度でコアの表層が72〜78で、コアの表層から中心に向かって5mm内側で77〜83、さらに5mm内側で72〜80、さらに5mm内側で67〜75、さらに内側が75以下になるように硬度分布をコントロールしたツーピースゴルフボールが開示されている。しかしながら、このゴルフボールでは、コアの表面硬度が低くて反発性が十分ではない。
【0004】
特公平5‐44302号公報には、JIS-C硬度でコアの中心から10mm未満の部分の硬度が60〜79、中心から10mmを超える部分の硬度が80〜90になるように硬度分布をコントロールし、かつ得られたボールが初荷重10kgfから終荷重130kgfをかけたときの圧縮変形量1.9〜2.4mmを有するツーピースゴルフボールが開示されている。しかしながら、このゴルフボールでは、ボールの変形量が小さく硬いため、打球感が悪い。
【0005】
特公平6‐98206号公報には、コアの中心と外側との硬度差がJIS-A硬度で10%以内になるように硬度分布をコントロールしたツーピースゴルフボールが開示されている。しかしながら、このゴルフボールでは、上記コアの中心と外側の硬度差のみについてしか考慮されていないので、打球感と飛行性能の両立はできない。
【0006】
特開平2‐182278号公報には、JIS-C硬度で内核(コア)の硬度が、実質上表面から中心にかけて単純に減少し、硬度と表面からの距離を特定範囲に規定したツーピースゴルフボールが開示されている。しかしながら、このゴルフボールでは、コア中で表面硬度が最も高く、中心硬度も高くて、打球感が悪い。
【0007】
特開平6-98949号公報および特開平6-154357号公報には、コアの硬度が中心、中心から5〜10mm、中心から15mm、表面と順に大きくなるように硬度分布をコントロールしたツーピースゴルフボールが開示されている。しかしながら、これらのゴルフボールでは、コア中で表面硬度が最も高くなるため、打球感が悪い。
【0008】
特開平6‐327792号公報には、JIS-C硬度によるコアの硬度が、中心で65〜79、中心から表面に向かって5mm離れたところが70〜80、中心から表面に向かって10mm離れたところが73〜80、中心から表面に向かって15mm離れたところが75〜82、表面70〜85で、かつ隣接する測定点間の硬度差が5以内となるように硬度分布をコントロールしたツーピースゴルフボールが開示されている。しかしながら、これらのゴルフボールでは、コアの中心硬度が高いため、打球感が悪い。
【0009】
特開平7-194732号公報には、コアの中心硬度がJIS-C硬度40〜57で、コアの表面硬度がJIS-C硬度70〜95であり、この表面硬度と中心硬度の硬度差が20〜40であるツーピースゴルフボールが開示されている。しかしながら、このゴルフボールでは、上記のようにコアの中心硬度が低くて耐久性が悪く、また反発性も十分ではない。
【0010】
特開平9-239067号公報には、コアの表面硬度がJIS-C硬度85以下であり、コアの中心硬度が表面硬度より8〜20軟らかく、コアの表面から5mm以内での硬度が表面硬度より8以下軟らかくなる硬度分布を有するツーピースゴルフボールが開示されている。このゴルフボールでは、コア中で表面硬度が最も高くなるため、打球感が悪い。
【0011】
上記ゴルフボールの欠点を改善し、飛行性能や耐久性の向上と共に、打球感の良好なゴルフボールへの要求がますます高まり、更にこれらの特性の向上が望まれている。また、近年、従来のツーピースソリッドゴルフボールに比較して、優れた飛行性能を有し、かつ良好な打球感を有するマルチピースソリッドゴルフボールの登場により、ツーピースソリッドゴルフボールにおいても更にこれら性能の向上が求められるようになった。また、特に打撃時のヘッドスピードの高いプレーヤーには、ゴルフボール自体をただ軟らかくするだけでは、良好な打球感は得られず、また飛行性能が保たれず、耐久性にも問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来のツーピースソリッドゴルフボールの有する問題点を解決し、特に打撃時のヘッドスピードの高いゴルファーにとって打球感が良好であり、かつ飛行性能および耐久性に優れたツーピースソリッドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、コアとそのコアを被覆するカバーから成るツーピースソリッドゴルフボールにおいて、コアの中心硬度、表面から5mm内側での硬度、硬度分布、および初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでのコアとボールの変形量の差を特定範囲に規定することにより、特に打撃時のヘッドスピードの高いゴルファーにとって打球感が良好であり、かつ飛行性能および耐久性に優れたツーピースソリッドゴルフボールが得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0014】
即ち、本発明は、コアと該コア上に形成されたカバーとから成るツーピースソリッドゴルフボールにおいて、該コアのJIS‐C硬度による中心硬度をAで表し、該コアのJIS‐C硬度による表面から5mm内側での硬度をBで表し、該コアのJIS‐C硬度による表面硬度をCで表し、該カバーのJIS‐C硬度による硬度をDで表し、該コアの中心と表面から5mm内側との間の距離をKで表し、ボール半径をLで表した場合に、Aが65〜69であり、Bが83〜87であり、CがBより1〜5だけ小さく、かつ以下の式:
1.2≦{(D−B)/(L−K)}/{(B−A)/K}≦2.5
を満足し、該コアの初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量をaで表し、ボールの初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量をbで表した場合に、(a−b)の値が0.5〜0.9であることを特徴とするツーピースソリッドゴルフボールに関する。
【0015】
更に、本発明を好適に実施するためには、上記カバーの硬度Dが97以上であり、上記ゴルフボールは初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量2.45〜2.75mmを有し、上記コアが基材ゴム100重量部に対して加硫ゴム粉末3〜50重量部を含有するゴム組成物から成ることが好ましい。
【0016】
ソリッドコアとそのコアを被覆するツーピースソリッドゴルフボールにおいて、特に打撃時のヘッドスピードの高いゴルファーにとっての飛行性能について検討すると、コアの中心から表面まで硬度にあまり差がない場合、即ち硬度分布が平坦に近い場合は、打球時のコア変形に伴うエネルギーロスは小さく、反発性能は得られるものの中心付近の硬度が硬いために、打球感が硬く悪いものとなる。またコアの中心を軟らかく表面を硬くするように硬度に傾斜をつけた場合、反発性能を保ちつつ打球感は軟らかく良好であるが、表面の硬度が硬すぎるとその影響を受けて打球感が悪化してしまい、また耐久性も低下することになる。
【0017】
本発明では、上記のような点について検討を行った結果、コアの硬度分布、即ち、コアの中心硬度と表面硬度または表面付近の硬度を適正化し、更にカバー硬度を適正化することによって、打球感が良好であり、かつ飛行性能および耐久性に優れたツーピースソリッドゴルフボールが得られたものである。
【0018】
本発明のツーピースソリッドゴルフボールでは、コア上にカバーを被覆する。コアは基本的に、基材ゴム、共架橋剤、有機過酸化物、充填材、老化防止剤等を含有するゴム組成物を、通常のソリッドコアに用いられる方法、条件を用いて加熱圧縮加硫することにより得られる。
【0019】
本発明に用いられる基材ゴムとしては、従来からソリッドゴルフボールに用いられている天然ゴムおよび/または合成ゴムが用いられ、特にシス‐1,4‐結合少なくとも40%以上、好ましくは80%以上を有するいわゆるハイシスポリブタジエンゴムが好ましく、所望により上記ポリブタジエンゴムには、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンポリブタジエンゴム、エチレン‐プロピレン‐ジエンゴム(EPDM)等を配合してもよい。
【0020】
共架橋剤は特に限定されないが、アクリル酸またはメタクリル酸等のような炭素数3〜8のα,β‐不飽和カルボン酸の、亜鉛、マグネシウム等の一価または二価の金属塩が好ましく、特に高い反発性を付与するアクリル酸亜鉛が好適である。配合量は基材ゴム100重量部に対して、20〜40重量部、好ましくは25〜34重量部である。20重量部より少ないと軟らかくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離が低下し、また重い打球感となり、40重量部より多いと硬くなり過ぎてフィーリングが悪くなる。
【0021】
有機過酸化物は架橋剤または硬化剤として作用し、例えばジクミルパーオキサイド、1,1‐ビス(t‐ブチルパーオキシ)‐3,3,5‐トリメチルシクロヘキサン、2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ(t‐ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ‐t‐ブチルパーオキサイドが挙げられ、ジクミルパーオキサイドが好適である。かかる有機過酸化物は、熱により分解してラジカルを生じ、上記共架橋剤と基材ゴムとの間の架橋度を高めて反発性を向上させるものである。配合量は、基材ゴム100重量部に対して、0.3〜3.0重量部、好ましくは0.5〜2.5重量部である。0.3重量部未満では軟らかくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離が低下し、また重い打球感となる。3.0重量部を越えると硬くなり過ぎ、打球感が悪くなる。
【0022】
本発明のコアに用いられるゴム組成物には、上記成分に加えて、加硫ゴム粉末を含有することが好ましい。良好な打球感と飛行性能を実現するために、なるべく軟らかいコアと硬いカバーとを組み合わせるが、そのようなゴルフボールでは耐久性が低下するという問題がある。コア用ゴム組成物に加硫ゴム粉末を用いることにより、耐久性を向上するという効果があり、また打撃時の衝撃を小さくするという効果もある。上記加硫ゴム粉末の配合量は、基材ゴム100重量部に対して、3〜50重量部、好ましくは10〜50重量部、より好ましくは15〜45重量部である。3重量部より少ないと上記加硫ゴム粉末による耐久性向上効果が得られず、50重量部より多いとゴム混練時に切れ等の作業性の低下を引き起こす。
【0023】
上記加硫ゴム粉末は、通常ソリッドゴルフボールのコアに用いられるゴム組成物の加硫物を粉砕したものを使用することができるが、前述のようなコアと同じ成分から成るゴム組成物を後述のような加硫条件を用いて得られたものが好ましい。上記加硫ゴム粉末は、ゴム物性として、粉砕前の状態でJIS‐C硬度40〜95を有することが望ましい。このような硬度範囲外では、得られるゴルフボールの耐久性が低下する。上記加硫ゴム粉末は、平均粒子径1mm以下を有することが好ましく、通常は0.1μm程度までが実用的である。上記平均粒子径が1mmを超えると、ゴム組成物内での分散性が低下する。
【0024】
更に本発明のゴルフボールのコアには、充填材(例えば、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等)、高比重金属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末等)、老化防止剤またはしゃく解剤、その他ソリッドゴルフボールのコアの製造に通常使用し得る成分を適宜配合してもよい。尚、老化防止剤は、基材ゴム100重量部に対して、0.2〜0.5重量部が好ましい。
【0025】
コアは前述のゴム組成物を、均一に混練し、金型内で加硫成形することにより得ることができる。この際の条件は特に限定されないが、通常は130〜180℃、圧力30〜100kgf/cm2、15〜60分間で行われる。
【0026】
本発明のゴルフボールのコアは、JIS‐C硬度による中心硬度65〜69、好ましくは66〜68を有する。上記中心硬度が65より小さいと、コア硬度が低くなり過ぎて、反発性能が低下して飛行性能が低下し、耐久性が低下する。また、69より大きいと、コア硬度が高くなり、打球感が硬く悪くなり、また打撃時の変形量が小さくなることから打出角が小さくなり飛行性能が低下する。
【0027】
本発明のゴルフボールのコアは、JIS‐C硬度による表面から5mm内側での硬度83〜87、好ましくは83〜86を有する。上記表面から5mm内側での硬度が83未満では、中心硬度に近くなり硬度分布がより平坦になって打球感が悪くなる。87を超えると、コア硬度が高くなりすぎて、打球感が悪くなり、耐久性が低下する。
【0028】
更に、本発明のゴルフボールのコアの表面硬度は表面から5mm内側での硬度より1〜5、好ましくは1〜4、より好ましくは2〜4だけ小さい。このような硬度分布を有することにより、高反発でありながら、衝撃が小さくて良好な打球感を有するゴルフボールとなる。上記コアの表面硬度(C)と表面から5mm内側での硬度(B)の差(B−C)が1より小さいと、表面硬度を小さくすることによる打球感の向上効果が達成できず、5より大きくなるとコアの反発性能が低下して、飛行性能が低下する。本発明のゴルフボールのコアは、JIS‐C硬度による表面硬度78〜86、好ましくは79〜85、より好ましくは79〜84を有することが望ましい。上記表面硬度が、78未満ではコアの反発性能が低下して飛行性能が低下し、86より大きくなると打球感が悪くなる。尚、コアの表面硬度とは、上記のようにして作製したコアの表面で測定した硬度であるが、上記コアの表面硬度以外の硬度の場合、作製したコアを通常2等分切断し、その切断面において、中心および表面から5mm内側で測定した硬度をそれぞれ、コアの中心硬度およびコアの表面から5mm内側での硬度とする。
【0029】
更に、本発明のゴルフボールのコアは初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量2.8〜3.7mm、好ましくは3.0〜3.5mmを有することが望ましい。2.8mmより小さいとコアが硬くなり過ぎて、得られたゴルフボールの打球感が悪くなり、3.7mmより大きいとコアが軟らかくなり過ぎて、得られたゴルフボールの耐久性が低下し、また反発が悪くなり飛距離が低下する。
【0030】
本発明では、コアの直径は37.5〜40.5mm、好ましくは38.0〜40.0mmであることが望ましい。37.5mmより小さいとカバーが厚くなるため、コアの性能が発揮されなくなって打球感が悪くなり、40.5mmより大きいと、カバーが薄くなり過ぎて、耐久性が低下する。上記のようにして得られたコア上には、次いでカバーを被覆する。
【0031】
本発明のゴルフボールのカバーは、JIS‐C硬度による硬度97以上、好ましくは98〜100を有することが望ましい。上記カバー硬度が97より小さいと、カバーの反発性能が低下し、高ヘッドスピードでの打撃時にボールのスピン量が大きくなって飛行性能が低下する。
【0032】
更に、本発明のゴルフボールでは、上記カバー硬度をDで表し、前述のコアの中心硬度をAで表し、コアの表面から5mm内側での硬度をBで表し、コアの中心と表面から5mm内側との間の距離をKで表し、ボール半径をLで表した場合に、以下の式:
1.2≦{(D−B)/(L−K)}/{(B−A)/K}≦2.5
を満足することを要件とする。これは、ボールの内側部の硬度傾斜と外側部の硬度傾斜に注目し、内側部の硬度傾斜より外側部の硬度傾斜をやや大きくすることにより、耐久性の向上と打球感の向上が得られることを見出したものである。ここで、内側部の硬度傾斜とは上記式中の{(B−A)/K}であり、前述のようにコア中で硬度が最も高くなる表面から5mm内側とコアの中心との間の硬度の傾斜を表している。また、外側部の硬度傾斜とは上記式中の{(D−B)/(L−K)}であり、コアの表面から5mm内側とボール表面のカバーとの間の硬度の傾斜を表している。
【0033】
上記の内側部および外側部の硬度傾斜を同一にすると、即ち、両者の比{(D−B)/(L−K)}/{(B−A)/K}を1.0とすると、コアおよびカバー間のでのスムーズな変形が行われ、それにより良好な打球感が得られるが、通常カバー硬度不足となって飛行性能が低下するか、またはコア内での硬度傾斜が大きくなり過ぎて耐久性が低下する。そこで、特に打撃時のヘッドスピードの高いゴルファーの場合、両者の比(内側部の硬度傾斜)/(外側部の硬度傾斜)を本発明の範囲、即ち、上記式の範囲1.2〜2.5にコントロールすることにより、良好な打球感を保持しながら、飛行性能および耐久性に優れたゴルフボールを得ることを可能としたものである。上記硬度傾斜の比が1.2より小さくなると、カバー硬度が低くなり、スピン量が増加して飛行性能が低下する。2.5より大きくなると、カバー硬度が高くなり過ぎて、耐久性が低下するか、または打球感が悪くなり、もしくはコア硬度の傾斜が小さく、より平坦になって、打球感が悪くなる。従って、上記硬度傾斜の比は、好ましくは1.3〜2.3、より好ましくは1.4〜2.3、更に好ましくは1.4〜2.0である。
【0034】
本発明のゴルフボールのカバーは厚さ1.60〜2.50mm、好ましくは1.85〜2.40mm、更に好ましくは1.85〜2.35mmを有することが望ましい。1.60mmより小さいとカバーの効果が発揮されず耐久性が低下し、また反発が低下して飛行性能が低下する。2.50mmより大きいと、コアの性能が発揮されなくなって、打球感が悪くなり、また変形量が小さくなって打撃時の打出角が小さくなって飛行性能が低下する。
【0035】
本発明のカバーに用いられる材料は、上記の特性を満足するものであれば特に限定されるものではないが、熱可塑性樹脂、特にゴルフボールのカバー材として通常使用されるアイオノマー樹脂が基材樹脂として用いられる。アイオノマー樹脂の例としては、エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、またはエチレンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したものである。上記のα,β‐不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げられ、特にアクリル酸とメタクリル酸が好ましい。また、α,β‐不飽和カルボン酸エステル金属塩としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸等のメチル、エチル、プロピル、n‐ブチル、イソブチルエステル等が用いられ、特にアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルが好ましい。上記エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体中や、エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を中和する金属イオンとしては、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、アルミニウム、錫、ジルコニウム、カドミウムイオン等が挙げられるが、特にナトリウム、亜鉛、マグネシウムイオンが反発性、耐久性等からよく用いられ好ましい。
【0036】
上記アイオノマー樹脂の具体例としては、それだけに限定されないが、ハイミラン1555、1557、1605、1652、1702、1705、1706、1707、1855、1856(三井デュポンポリケミカル社製)、サーリン8945、9945、AD8511、AD8512、AD8542(デュポン社製)、アイオテック(IOTEK)7010、8000(エクソン(Exxon)社製)等を例示することができる。これらのアイオノマーは、上記例示のものをそれぞれ単独または2種以上の混合物として用いてもよい。
【0037】
更に、本発明のカバーの好ましい材料の例としては、上記のようなアイオノマー樹脂のみであってもよいが、アイオノマー樹脂と熱可塑性エラストマー等の1種以上とを組合せて用いてもよい。上記熱可塑性エラストマーの具体例として、それらに限定されないが、例えば東レ(株)から商品名「ペバックス」で市販されている(例えば、「ペバックス2533」)ポリアミド系熱可塑性エラストマー、東レ・デュポン(株)から商品名「ハイトレル」で市販されている(例えば、「ハイトレル3548」、「ハイトレル4047」)ポリエステル系熱可塑性エラストマー、武田バーディシュ(株)から商品名「エラストラン」で市販されている(例えば、「エラストランET880」)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
【0038】
また、本発明において、上記カバー用組成物には、主成分としての上記樹脂の他に必要に応じて、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の充填材や二酸化チタン等の着色剤や、その他の添加剤、例えば分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲で含有していてもよいが、通常、着色剤の配合量はカバー樹脂100重量部に対して0.1〜5.0重量部が好ましい。
【0039】
本発明のカバーは、ゴルフボールのカバーの形成に使用されている一般に公知の方法を用いて行うことができ、特に限定されるものではない。カバー用組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてソリッドコアを包み、加圧成形するか、または上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込む方法を用いてもよい。カバー成形時、必要に応じて、ディンプルと呼ばれるくぼみを多数表面上に形成する。本発明のゴルフボールは美観を高め、商品価値を上げるために、通常ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等を施されて市場に投入される。
【0040】
更に、本発明のゴルフボールは、初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量2.45〜2.75mm、好ましくは2.5〜2.7mmを有することが望ましい。2.45mmより小さいとボールが硬くなり過ぎて打球感が悪くなり、2.75mmより大きいと特に打撃時のヘッドスピードの高いゴルファーにとっては軟らかくなり過ぎて、耐久性が低下し、また変形量が大き過ぎてエネルギーロスを生じて、反発が悪くなり飛行性能が低下する。また、上記ボール変形量をbで表し、前述の初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでのコア変形量をaで表した場合に、(a−b)の値が0.5〜0.9、好ましくは0.55〜0.85である。0.5より小さいとカバーに対してコアが硬くなり過ぎて打球感が悪くなり、0.9を超えるとカバーに対してコアが軟らかくなり過ぎて耐久性が低下する。尚、本発明のツーピースソリッドゴルフボールは、ゴルフボール規則に基づいて、直径42.67以上、重量45.93g以下に形成される。
【0041】
【実施例】
本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0042】
加硫ゴム粉末の作製
以下の表1に示す配合のゴム組成物を混練ロールにより混練し、160℃で30分間加硫成形し、粉砕して、平均粒子径100μmの加硫ゴム粉末を得た。得られた加硫ゴム粉末は、粉砕前の状態でJIS‐C硬度85を有した。
【0043】
【表1】
Figure 0004262371
【0044】
(実施例1〜5および比較例1〜4)
コアの作製
以下の表2(実施例)および表3(比較例)に示した配合のコア用ゴム組成物を混練ロールにより混練し、同表に示した加硫条件で加熱プレスすることにより直径38.8mmを有する球状のコアを得た。得られたコアの硬度分布および圧縮変形量を測定し、その結果を表5(実施例)および表6(比較例)に示した。試験方法は後記の通り行った。
【0045】
【表2】
Figure 0004262371
【0046】
【表3】
(重量部)
Figure 0004262371
【0047】
(注1) JSR(株)製のハイシスポリブタジエンゴム
(1,4-シス-ポリブタジエン含量:96%)
(注2) ジクミルパーオキサイド
【0048】
カバー用組成物の調製
以下の表4に示した配合の材料を、二軸混練型押出機によりミキシングして、ペレット状のカバー用組成物を調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は押出機のダイの位置で200〜260℃に加熱された。
【0049】
【表4】
Figure 0004262371
【0050】
(注3)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注4)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注5)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン-メタクリル酸-アクリル酸エステル三元共重合体系アイオノマー樹脂
【0051】
ゴルフボールの作製
上記のカバー用組成物を、得られたコア上に射出成形し、厚さ2.0mmを有するカバー層を形成した。得られたカバー層の硬度を測定し、更に上記コア硬度とから硬度傾斜比を計算して、その結果を表5(実施例)および表6(比較例)に示した。次いで、バリ取り、ペイント前処理、ペイント等の通常のゴルフボールと同様の処理を施して仕上げ、重量45.4gおよび直径42.8mmを有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールの圧縮変形量、反発係数、耐久性、飛距離および打球感を測定または評価し、更にコアの圧縮変形量(a)およびゴルフボールの圧縮変形量(b)の値から変形量差(a−b)を計算して、その結果を同様に表5(実施例)および表6(比較例)に示した。試験方法は後記の通り行った。
【0052】
(試験方法)
▲1▼コア硬度
コアの中心、表面および表面から5mm内側でのJIS‐C硬度を測定した。作製したコアの表面で測定した硬度を、コアの表面硬度(A)とした。但し、コアの表面硬度(C)以外の硬度の場合、作製したコアを2等分切断し、その切断面において、中心および表面から5mm内側で測定した硬度をそれぞれ、コアの中心硬度(A)およびコアの表面から5mm内側での硬度(B)とした。JIS‐C硬度はJIS‐K 6301に規定するスプリング式硬度計C型を用いて測定した。
【0053】
▲2▼カバー硬度
コアの周りにカバーを被覆形成して得られたゴルフボールの外表面でJIS‐C硬度を測定し、カバー硬度とした。JIS‐C硬度は、JIS‐K 6301に規定するスプリング式硬度計C型を用いて測定した。
【0054】
▲3▼圧縮変形量(コアおよびボール)
コアおよびボールに初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量を測定した。
【0055】
▲4▼反発係数
ゴルフボールに200gのアルミニウム製の円筒物を45m/秒の速度で衝突させ、衝突後の上記円筒物およびゴルフボールの速度を測定し、それぞれの衝突前後の速度および重量から各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴルフボールについて12個ずつ行い(試料数n=12)、その平均を算出して各ゴルフボールの結果とし、比較例1を100とした場合の指数で示した。
【0056】
▲5▼耐久性
ツルーテンパー社製スイングロボットにメタルヘッド製ウッド1番クラブ(W#1、ドライバー)を取付け、ヘッドスピードを45m/秒に設定して各ゴルフボールを打撃し、衝突板に衝突させ、割れるまでの衝突回数を比較例1を100とした場合の指数で示した。この指数の値が大きい程、ゴルフボールの耐久性が優れていることを示す。
【0057】
▲6▼飛距離
ツルーテンパー社製スイングロボットにメタルヘッド製ウッド1番クラブ(ドライバー)を取付け、ヘッドスピードを45m/秒に設定して各ゴルフボールを打撃し、落下点までの距離(キャリー)を飛距離として測定した。測定は各ゴルフボールについて12個ずつ行い(試料数n=12)、その平均を算出して、各ゴルフボールの結果とした。
【0058】
▲7▼打球感
10人のゴルファーによる、ウッド1番クラブ(W#1、ドライバー)での実打テストを行い、「打撃時の衝撃が小さく、かつ反発感もあり、打球感が良好である」と答えたゴルファーの人数により評価する。評価基準は以下の通りである。
評価基準
◎ … 8人以上
○ … 6〜7人
△ … 4〜5人
× … 3人以下
【0059】
(試験結果)
【表5】
Figure 0004262371
【0060】
【表6】
Figure 0004262371
【0061】
(注6) 硬度傾斜比:{(D-B)/(L-K)}/{(B-A)/K}
L:ゴルフボール半径
K:コアの中心と表面から5mm内側との間の距離
【0062】
以上の結果より、本発明の実施例1〜5のゴルフボールは、比較例1〜3のゴルフボールに比較して、打球感が良好であり、かつ飛行性能および耐久性に優れたツーピースソリッドゴルフボールであることがわかる。本発明の範囲内である実施例4のゴルフボールは、比較例のゴルフボールよりは優れるものの、コアの表面から5mm内側での硬度Bと表面硬度Cの差が若干大きいため飛距離が若干短く、硬度傾斜比が若干大きいため、打撃時の衝撃が大きく打球感が若干悪い。本発明の範囲内である実施例5のゴルフボールは、比較例のゴルフボールよりは優れるものの、コアに加硫ゴム粉末を用いていないため、耐久性が若干劣る。
【0063】
これに対して、比較例1のゴルフボールはコアの表面硬度Cが表面から5mm内側での硬度Bより大きいため、打撃時の衝撃が大きく打球感が悪くなっている。比較例2のゴルフボールは、硬度傾斜比が小さいため、カバー硬度が低くなり、反発係数が小さくなって飛距離が低下し、また変形量差が小さいためカバーに対してコアが硬くなり過ぎて打球感が反発感のない鈍い悪いものとなっている。
【0064】
比較例3のゴルフボールは、コアの中心の硬度Aが大きく、コアの表面から5mm内側での硬度Bが小さいため、硬度傾斜比が大きくなるため、打撃時の衝撃が大きく打球感が悪い。比較例4のゴルフボールは、コアの中心の硬度Aが小さく、コアの表面から5mm内側での硬度Bが小さいため、反発係数が小さくなって飛距離が低下し、打球感が反発感のない鈍い悪いものとなっている。
【0065】
【発明の効果】
本発明のツーピースソリッドゴルフボールは、コアの中心硬度、表面から5mm内側での硬度、硬度分布、および初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでのコアとボールの変形量の差を特定範囲に規定することにより、特に打撃時のヘッドスピードの高いゴルファーにとって打球感が良好であり、かつ飛行性能および耐久性を向上させ得たものである。

Claims (3)

  1. コアと該コア上に形成されたカバーとから成るツーピースソリッドゴルフボールにおいて、該コアのJIS‐C硬度による中心硬度をAで表し、該コアのJIS‐C硬度による表面から5mm内側での硬度をBで表し、該コアのJIS‐C硬度による表面硬度をCで表し、該カバーのJIS‐C硬度による硬度をDで表し、該コアの中心と表面から5mm内側との間の距離をKで表し、ボール半径をLで表した場合に、Aが65〜69であり、Bが83〜87であり、CがBより1〜5だけ小さく、かつ以下の式:
    1.2≦{(D−B)/(L−K)}/{(B−A)/K}≦2.5
    を満足し、該コアの初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量をaで表し、ボールの初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの変形量をbで表した場合に、(a−b)の値が0.5〜0.9であり、bが2.45〜2.75mmであることを特徴とするツーピースソリッドゴルフボール。
  2. 前記カバーの硬度Dが97以上である請求項1記載のツーピースソリッドゴルフボール。
  3. 前記コアが、基材ゴム100重量部に対して、加硫ゴム粉末3〜50重量部を含有するゴム組成物から成る請求項1記載のツーピースソリッドゴルフボール。
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