JP2751022B2 - 糸巻きゴルフボール - Google Patents

糸巻きゴルフボール

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JP2751022B2
JP2751022B2 JP7100188A JP10018895A JP2751022B2 JP 2751022 B2 JP2751022 B2 JP 2751022B2 JP 7100188 A JP7100188 A JP 7100188A JP 10018895 A JP10018895 A JP 10018895A JP 2751022 B2 JP2751022 B2 JP 2751022B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸巻きゴルフボールに
関する。さらに詳しくは、本発明は、糸巻きゴルフボー
ル特有の良好な打球感を保持し、かつ飛距離が大きい糸
巻きゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】糸巻きゴルフボールは、固体センターま
たは液体センターに糸ゴムを巻き付けて糸ゴム層を形成
し、該糸ゴム層の周囲をカバー(たとえば、アイオノマ
ー系カバーや、バラタカバーなど)で被覆してなるもの
である。
【0003】この糸巻きゴルフボールは、打球感やコン
トロール性がソリッドコアを用いたツーピースソリッド
ゴルフボールより優れているものの、ツーピースソリッ
ドゴルフボールに比べて、スピン量が多く、打出角も小
さいため、飛距離が出にくく、そのため、一般のアマチ
ュアーゴルファーは糸巻きゴルフボールよりも飛距離の
大きいツーピースソリッドゴルフボールの方を好む傾向
があり、最近では、ツーピースソリッドゴルフボールが
市場の主流を占めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の糸巻きゴルフボールが持っていた飛距離が小さ
いという問題点を解決し、糸巻きゴルフボール特有の良
好な打球感を保持し、かつツーピースソリッドゴルフボ
ールと同等またはそれ以上の大きな飛距離を有する糸巻
きゴルフボールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、糸巻きゴルフ
ボールのセンターの直径を大きくし、かつセンターを適
度な硬さにすることによって、スピンの生成量を抑制
し、打出角を大きくして、飛距離を大きくすることによ
り、上記目的を達成したものである。
【0006】すなわち、本発明は、ゴム組成物の加硫成
形物からなるセンター、糸ゴム層およびカバーから構成
される糸巻きゴルフボールであって、上記センターの直
径が30〜35mmで、かつ上記センターに初期荷重1
0kgをかけた状態から終荷重30kgをかけたときま
での歪み量が1.2〜2.5mmであることを特徴とす
る糸巻きゴルフボールに関する。
【0007】上記センターは、たとえば、ゴム100重
量部に対して、硬度調整用充填剤として熱可塑性樹脂を
5〜80重量部、硫黄を2〜12重量部、加硫促進剤を
1〜4重量部および重量調整剤を10〜150重量部配
合し、要すれば、さらに加硫助剤を3〜10重量部配合
したゴム組成物を加硫成形するか、またはゴム100重
量部に対して、α,β−不飽和カルボン酸金属塩を4〜
18重量部、開始剤を0.5〜3重量部および重量調整
剤を20〜100重量部配合したゴム組成物を加硫成形
することによって得られる。
【0008】本発明において、センターの直径を30〜
35mmにし、かつセンターに初期荷重10kgをかけ
た状態から終荷重30kgをかけたときまでの歪み量を
1.2〜2.5mmにすることによって、糸巻きゴルフ
ボールに良好な打球感を保持させながら、飛距離を大き
くすることができる理由は、次のように考えられる。た
だし、現段階では、必ずしも明確なものではない。
【0009】センターの直径を30〜35mmと大き
く、かつ初期荷重10kgをかけた状態から終荷重30
kgをかけたときまでの歪み量を1.2〜2.5mmと
することによって、打球時のボールの変形挙動がツーピ
ースソリッドゴルフボールに近くなり、その結果、打球
時のスピンの生成量が抑制され、かつ打出角が大きくな
って、飛距離が大きくなるものと考えられる。
【0010】また、この糸巻きゴルフボールが、上記の
ような飛距離の向上にもかかわらず、糸巻きゴルフボー
ル特有の良好な打球感を保持できるのは、糸ゴム層のテ
ンションが従来の糸巻きゴルフボールより弱いためであ
ると考えられる。
【0011】センターの直径が30mmより小さい場合
は、糸ゴム層が厚くなり、その結果、打出角が小さく、
スピン量が大きくなり、またセンターの直径が35mm
より大きくなると、糸ゴム層が薄くなり、テンションが
かかる前に糸ゴムを巻き終わってしまい、ボールとして
必要とされる適度な硬度が得られなくなる。
【0012】そして、センターの歪み量が上記条件下で
2.5mmより大きい場合は、センターが軟らかいた
め、適正なボール硬度を得るためには糸ゴムをきつく巻
き付けなければならず、その結果、糸ゴム層のテンショ
ンが大きくなりすぎて、打球時の変形が起こりにくくな
り、所望とする飛距離の向上が得られず、センターの歪
み量が上記条件下で1.2mmより小さくなると、セン
ターが硬くなりすぎて、打球感が悪くなる。
【0013】また、上記センターはそれを254cmの
高さからコンクリート板上に落下させたとき、そのはね
返り高さが120cm以上のもの、特に140cm以上
で240cm以下のものが好ましい。すなわち、センタ
ーがそのような大きいはね返り高さを持つということ
は、センターの反撥弾性が高いということを示してお
り、センターがそのような高い反撥弾性を持つことによ
って、打球時のボール初速が大きくなり、良好な飛行性
能が得られるようになる。そして、センターのはね返り
高さが上記より低い場合には、ボール初速が小さくなっ
て、大きな飛距離が得られにくくなる。
【0014】上記センターは、たとえば、ゴム100重
量部に対して、硬度調整用充填剤として熱可塑性樹脂を
5〜80重量部、好ましくは15〜50重量部、硫黄を
2〜12重量部、好ましくは6〜10重量部、加硫促進
剤を1〜4重量部、好ましくは1〜2重量部および重量
調整剤を10〜150重量部、好ましくは50〜120
重量部配合し、要すれば、さらに加硫助剤を3〜10重
量部、好ましくは5〜9重量部配合したゴム組成物を加
硫成形するか、またはゴム100重量部に対して、α,
β−不飽和カルボン酸金属塩を4〜18重量部、好まし
くは5〜15重量部、開始剤を0.5〜3重量部、好ま
しくは0.8〜2重量部および重量調整剤を20〜10
0重量部、好ましくは35〜75重量部配合したゴム組
成物を加硫成形することによって得られる。
【0015】本発明において、センターは上記のように
硬度調整用充填剤として熱可塑性樹脂を配合し硫黄加硫
する方式か、またはα,β−不飽和カルボン酸金属塩に
よる加硫方式によって得られる。そして、上記のように
硫黄加硫する方式では、加硫成形は一般に加圧下で14
0〜170℃、好ましくは150〜160℃で5〜30
分間、好ましくは10〜20分間加熱成形することによ
って行われ、後者のα,β−不飽和カルボン酸金属塩に
よる加硫方式では、加硫成形は一般に加圧下で140〜
180℃で10〜40分間加熱成形することによって行
われる。
【0016】上記センター用のゴムとしては、特に限定
されることはないが、反撥性能の高いポリブタジエン、
特にハイシスポリブタジエンが好ましく、上記センター
用のゴム組成物の調製にあたっては、そのゴム成分とし
てハイシスポリブタジエンを用いるか、またはハイシス
ポリブタジエンを主成分として用いることが好ましい。
そして、このゴムは硫黄加硫する方式のゴム組成物およ
びα,β−不飽和カルボン酸金属塩による加硫方式のゴ
ム組成物のいずれの調製にあたっても使用することがで
きる。
【0017】つぎに、硫黄加硫する方式のゴム組成物の
成分について詳しく説明する。
【0018】熱可塑性樹脂は、特に限定されることはな
いが、たとえば、ハイスチレンレジン、高分子量ポリエ
チレン、高分子量ポリプロピレンなどの高分子量ポリオ
レフィン、それらの混合物などが好ましい。上記センタ
ー用のゴム組成物において、従来のセンター用ゴム組成
物と特に異なるところは、センターの硬度調整用充填剤
として熱可塑性樹脂を配合していることである。
【0019】上記熱可塑性樹脂の配合量は、前記のよう
にゴム100重量部に対して5〜80重量部、好ましく
は15〜50重量部である。熱可塑性樹脂の配合量が上
記範囲より少ない場合は、センターの硬度を適度な硬さ
に高めることができず、そのため、従来のセンターと変
わらなくなって、所望とする飛距離の向上が得られなく
なる傾向があり、熱可塑性樹脂の配合量が上記範囲より
多くなると、硬度が高くなりすぎて打球感が悪くなり、
またゴム練り時の作業性も悪くなる傾向がある。
【0020】また、硫黄の配合量は、前記のようにゴム
100重量部に対して2〜12重量部、好ましくは6〜
10重量部である。硫黄の配合量が上記範囲より少ない
場合は、加硫度が低くなって、所望とするセンター硬度
が得られにくくなる傾向があり、また硫黄の配合量が上
記範囲より多くなると、センターの硬度が高くなりすぎ
て打球感が悪くなるなど、所望とする効果が得られなく
なる傾向がある。
【0021】加硫助剤は、たとえば、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウムなどの金属酸化物とステアリン酸、パルミチ
ン酸、オレイン酸、ラウリン酸などの高級脂肪酸であ
る。この加硫助剤は、加硫をスムーズに進行させる上に
おいて使用することが好ましいものであるが、必ずしも
必要とされるものではない。
【0022】加硫促進剤は、通常の硫黄加硫系の加硫促
進剤として使用することができるものであればいずれも
使用可能であるが、その代表的な具体例を挙げると、た
とえば、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチ
アジル・ジスルフィドなどのチアゾール系加硫促進剤、
テトラメチルチウラム・モノスルフィド、テトラメチル
チウラム・ジスルフィドなどのチウラム系加硫促進剤、
N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル・スルフェン
アミドなどのスルフェンアミド系加硫促進剤などが挙げ
られる。ただし、これら例示のものに限られることはな
い。
【0023】これら加硫助剤や加硫促進剤などは、硫黄
の配合量に応じて配合されるものであり、これらの配合
量はゴム100重量部に対して加硫助剤が3〜10重量
部、好ましくは5〜9重量部、加硫促進剤が1〜4重量
部、好ましく1〜2重量部である。これらの配合量が上
記範囲より少ない場合は、硫黄による加硫を充分に進行
させることができにくくなり、また、これらの配合量が
前記範囲より多くなると、センターの硬度が高くなりす
ぎるため、打球感が悪くなるおそれがある。
【0024】重量調整剤は、たとえば硫酸バリウム、ク
レー、炭酸カルシウム、シリカ系充填剤などであり、そ
の配合量は前記のようにゴム100重量部に対し10〜
150重量部、好ましくは50〜120重量部である。
この重量調整剤の配合量が上記範囲より少ない場合は、
センターの重量が軽くなり、ボールとして適正な重量が
得られにくくなる傾向があり、重量調整剤の配合量が上
記範囲より多くなると、センターの重量が重くなり、ボ
ール重量が規格値を超えてしまうおそれがある。
【0025】つぎに、α,β−不飽和カルボン酸金属塩
による加硫方式のゴム組成物の成分について説明する。
【0026】α,β−不飽和カルボン酸金属塩として
は、たとえばアクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム
などのアクリル酸金属塩や、メタクリル酸亜鉛、メタク
リル酸マグネシウムなどのメタクリル酸金属塩の中から
1種または2種以上が選択して使用される。
【0027】上記α,β−不飽和カルボン酸金属塩は、
ゴムを架橋する作用をするものであり、このα,β−不
飽和カルボン酸金属塩の配合量は、前記のように、ゴム
100重量部に対して4〜18重量部、好ましくは5〜
15重量部である。α,β−不飽和カルボン酸金属塩の
配合量が上記範囲より少ない場合は、センターが軟らか
くなって、センターの歪み量が2.5mmより大きくな
り、前述したように、所望とする飛距離の向上が得られ
にくくなる傾向があり、またα,β−不飽和カルボン酸
金属塩の配合量が上記範囲より多くなると、センターが
硬くなりすぎ、センターの歪み量が1.2mmより小さ
くなって、打球感が悪くなる傾向がある。このα,β−
不飽和カルボン酸金属塩は、硫黄を含まないので、硫黄
は架橋に関与していないけれども、このα,β−不飽和
カルボン酸金属塩による架橋作用も、ゴム業界では一般
に加硫と呼ばれているので、本発明でもそれに従って、
加硫という。
【0028】開始剤としては、たとえば、ジクミルパー
オキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどの有機過酸
化物が挙げられ、特にジクミルパーオキサイドが好まし
い。
【0029】この開始剤の配合量は、前記のように、ゴ
ム100重量部に対して0.5〜3重量部、好ましくは
0.8〜2重量部である。この開始剤の配合量が上記範
囲より少ない場合は、架橋を充分に起こすことができ
ず、そのためセンターが軟らかくなって前述したように
所望とする飛距離の向上が得られにくくなる傾向があ
り、開始剤の配合量が上記範囲より多くなると、センタ
ーが硬くなりすぎて打球感が悪くなる傾向がある。
【0030】重量調整剤としては、たとえば酸化亜鉛、
硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、クレ
ー、シリカ系充填剤などが用いられる。
【0031】この重量調整剤の配合量は、前記のよう
に、ゴム100重量部に対して20〜100重量部、好
ましくは35〜75重量部である。重量調整剤の配合量
が上記範囲より少ない場合は、センターの重量が軽くな
り、ボールとして適正な重量が得られなくなる傾向があ
り、重量調整剤の配合量が上記範囲より多くなると、セ
ンターの重量が重くなり、ボール重量が規格値を超えて
しまうおそれがある。
【0032】センター用のゴム組成物には、上記成分以
外に、たとえば老化防止剤、加硫調整剤、軟化剤などを
適宜含有させておいてもよい。
【0033】ここで、本発明の糸巻きゴルフボールの構
造を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の糸巻き
ゴルフボールの一例を模式的に示す断面図であり、図
中、1はセンター、2は糸ゴム層、3はカバーで、3a
はディンプルである。
【0034】センター1は、ゴム組成物の加硫成形物か
らなり、その直径は30〜35mmで、該センター1に
初期荷重10kgをかけた状態から終荷重30kgをか
けたときまでの歪み量が1.2〜2.5mmの範囲内の
ものである。
【0035】糸ゴム層2は、上記センター1の周囲に糸
ゴムを巻き付けることによって形成され、前記センター
1とこの糸ゴム層2とでいわゆる糸巻きコアと呼ばれる
コアを構成している。
【0036】上記糸ゴム層2の形成にあたって使用する
糸ゴムは、従来から使用されているものと同様のものを
用いることができ、たとえば天然ゴムまたは天然ゴムと
合成ポリイソプレンに硫黄、加硫助剤、加硫促進剤、老
化防止剤などを配合したゴム組成物を加硫することによ
って得られたものを用いることができる。
【0037】カバー3は、上記糸ゴム層2の周囲を被覆
しており、ディンプル3aは、必要に応じ、また所望と
する特性に合わせて、適数個設けられる。
【0038】上記カバー3には、アイオノマーを主材と
するアイオノマー系カバー、バラタカバーのいずれも使
用可能である。コアにカバーを被覆する方法は、特に限
定されるものでなく、通常の方法で行われる。たとえ
ば、カバー用組成物をあらかじめ半球殻状のハーフシェ
ルに成形し、それを2枚用いてコアを包み、アイオノマ
ー系カバーの場合は130〜170℃、バラタカバーの
場合は70〜100℃で1〜15分間加圧成形するか、
またはカバー用組成物をコア上に直接射出成形してコア
を包み込む方法が採用される。カバーの厚みは通常1〜
4mm程度である。そして、カバー成形時、必要に応じ
て、ボール表面にディンプルの形成が行われ、また、カ
バー成形後、ペイント仕上げ、スタンプなども必要に応
じて施される。
【0039】また、本発明では、上記ディンプルの総容
積とセンターの直径との積の値が8500〜11000
mm3 ・mmの範囲内にあるときに、特に飛距離が大き
くなることを見出した。すなわち、上記ディンプルの総
容積とセンターの直径との積の値が8500〜1100
0mm3 ・mmのときは、打撃されたボールの弾道が適
正になり、飛距離が大きくなるが、ディンプルの総容積
が小さいことなどに基づいてディンプルの総容積とセン
ターの直径との積の値が8500mm3 ・mmより小さ
い場合は、ボールの弾道が吹き上がってしまい、飛距離
が出にくくなり、またディンプルの総容積が大きいこと
などに基づいてディンプルの総容積とセンターの直径と
の積の値が11000mm3 ・mmより大きくなると、
揚力が不足して、弾道が低くなり、飛距離が出にくくな
る傾向がある。
【0040】本発明の糸巻きゴルフボールにおいて、デ
ィンプルは、ボール1個当り、400±60個、特に4
00±40個設けることが好ましい。
【0041】ディンプルの容積は、測定しようとするデ
ィンプルをその開口部を通る直線で底部側に向けて切断
し、その断面におけるディンプルの底部をピックアップ
式表面形状測定機によってなぞり、図2に示すようにデ
ィンプル3aの一端Aから他端Bまでのチャートを得、
そのチャートより各点を座標化し、図3に示すように上
記A点およびB点を通る接線Cを引き、該接線Cとディ
ンプルの底部とで囲まれる部分Dの容積を計算すること
によって求められる。
【0042】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例に限定さ
れるものではない。
【0043】実施例1〜5および比較例1〜7 表1〜2に示す組成で硫黄加硫系のセンター用ゴム組成
物を調製し、得られたゴム組成物をセンター用金型に充
填して、155℃で20分間加圧下で加硫成形して、セ
ンターを作製した。
【0044】得られたセンターの直径、JIS−A硬度
(JIS−A型硬度計で測定した硬度)、歪み量、はね
返り高さ、重量を測定した。その結果を表1〜2に示
す。
【0045】表1〜2に示す各配合成分の配合量は重量
部によるものであり、表1には実施例1〜5の組成なら
びに得られたセンターの直径、JIS−A硬度、歪み
量、はね返り高さおよび重量を示し、表2には比較例1
〜7に関するそれらを示す。なお、歪み量およびはね返
り高さの測定方法は次に示す通りであり、また配合成分
の説明は表2の後で行う。
【0046】歪み量:センターに初期荷重10kgをか
けた状態から終荷重30kgをかけたときまでの歪み量
を測定する。
【0047】はね返り高さ:センターを254cmの高
さからコンクリート板上に落下させたときのはね返り高
さを測定する。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】※1:商品名、日本合成ゴム社製のハイシ
スポリブタジエン(1,4−シス−ポリブタジエン含
量:96%) ※2:商品名、日本ゼオン社製のハイスチレンレジン ※3:商品名、三井石油化学工業社製の高分子量ポリエ
チレン ※4:亜鉛華銀嶺R(商品名、東邦亜鉛社製の酸化亜
鉛)5重量部、ステアリン酸(日本油脂社製)2重量部 ※5:ノクセラーTT(商品名、大内新興化学工業社製
のテトラメチルチウラム・ジスルフィド)0.25重量
部、ノクセラーCZ−G(商品名、大内新興化学工業社
製のN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル・スルフ
ェンアミド)1.25重量部 ※6:硫酸バリウム(堺化学工業社製)
【0051】つぎに、上記のようにして得られた各セン
ターの周囲に、基材ゴムが天然ゴム/低シス合成ポリイ
ソプレン〔シェルIR−309(商品名)、シェル化学
社製〕=50/50(重量比)からなる糸ゴムを巻き付
けて糸ゴム層を形成して、外径39.5mmの糸巻きコ
アを作製した。
【0052】上記コアにカバー用組成物から成形した一
対の半球殻状のハーフシェルを被せ、ボール用金型内で
150℃で3分間プレスしてボール成形し、ペイントを
塗装して、外径42.7mmの糸巻きゴルフボールを作
製した。上記カバー用組成物は、ハイミラン1605
(商品名)とハイミラン1706(商品名)との重量比
50:50のアイオノマー混合物100重量部に対して
二酸化チタンを2重量部配合したものであり、上記ハイ
ミラン1605(商品名)は三井デュポンポリケミカル
社製のナトリウムイオン中和タイプのアイオノマーで、
ハイミラン1706(商品名)は三井デュポンポリケミ
カル社製の亜鉛イオン中和タイプのアイオノマーであ
る。
【0053】得られたゴルフボールのボール重量、ボー
ルコンプレッション、ディンプル総容積、飛行性能およ
び打球感を調べた。飛行性能はウッド1番クラブで打撃
した場合(飛行性能1)とアイアン5番クラブで打撃し
た場合(飛行性能2)とについて調べた。
【0054】表3に実施例1〜5のゴルフボールのボー
ル重量、ボールコンプレッション、ディンプル数、ディ
ンプル総容積、ディンプル総容積とセンターの直径との
積の値(ディンプル総容積×センター直径)、飛行性能
(飛行性能1と飛行性能2)および打球感の評価結果を
示し、表4に比較例1〜4のゴルフボールに関するそれ
らを示し、表5に比較例5〜7のゴルフボールに関する
それらを示す。
【0055】なお、ボールコンプレッション、飛行性能
1および飛行性能2の測定方法ならびに打球感の評価方
法および評価基準は次に示す通りである。
【0056】ボールコンプレッション:ボールに初期荷
重10kgをかけ、徐々に終荷重130kgまで荷重を
増やし、その初期荷重から終荷重までのボールの歪み量
をPGA方式により測定する。
【0057】飛行性能1:ツルーテンパー社製スイング
ロボットにウッド1番クラブを取り付け、ヘッドスピー
ド45m/sでボールを打撃して測定する。スピンの量
は打撃したボールを写真撮影することにより求める。キ
ャリーは落下点までの距離であり、トータルはキャリー
に落下点からころがった距離を加えたものである。
【0058】飛行性能2:ツルーテンパー社製スイング
ロボットにアイアン5番クラブを取り付け、ヘッドスピ
ード38m/sでボールを打撃して測定する。
【0059】打球感の評価方法および評価基準:トップ
プロ10人によりボールをウッド1番クラブで実打して
評価する。評価基準は次の通りである。評価結果を表中
に表示する際も同様の記号で表示しているが、その場合
は評価にあたった10人のうち8人以上が同じ評価を下
したことを示している。
【0060】評価基準: ○ : バラタカバーを用いた標準的な糸巻きゴルフボ
ール同様の良好な打球感である。 ×H: 硬くて悪い。 ×S: 軟らかく重い感じがして悪い。
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】表3に示す実施例1〜5のゴルフボールの
特性と表4〜5に示す比較例1〜7のゴルフボールの特
性との対比から明らかなように、実施例1〜5のゴルフ
ボールは、スピン量が少なく、打出角が大きく、飛距離
が大きかった。ソリッドコアを用いた標準的なツーピー
スソリッドゴルフボールのウッド1番クラブでの飛距離
(キャリー)が一般に225〜228ヤードであること
から、この実施例1〜5のゴルフボールの飛距離がツー
ピースソリッドゴルフボールの飛距離と同等またはそれ
以上のものであることがわかる。また、同じ熱可塑性樹
脂を用いた実施例1〜4の中で比較すると、センターの
直径が大きく、センターが硬いほど、低スピン、高打出
角の傾向があり、飛距離が大きかった。
【0065】これに対して、比較例1〜3および比較例
6のゴルフボールは、センターが軟らかくて歪み量が大
きいため、飛距離が出ず、また、比較例4のゴルフボー
ルも、センターの歪み量が大きいため、飛距離が出なか
った。そして、比較例5のゴルフボールは、センターが
硬すぎて歪み量が小さいため、飛距離が出ず、比較例7
のゴルフボールは、はね返り高さが小さく、反撥弾性に
欠けるため、初速が低くなって飛距離が出なかった。
【0066】また、実施例1〜5のゴルフボールは、打
球感についてもバラタカバーを用いた標準的な糸巻きゴ
ルフボール同様の良好な打球感を保持していたが、比較
例1〜6のゴルフボールには、硬すぎて悪いものや軟ら
かくて悪いものなどがあった。
【0067】実施例6〜9および比較例8〜11 表6〜7に示す組成でα,β−不飽和カルボン酸金属塩
による加硫系のセンター用ゴム組成物を調製し、得られ
たゴム組成物をセンター用金型に充填して、160℃で
25分間圧縮成形することによりセンターを作製した。
【0068】得られたセンターの直径、JIS−A硬度
(JIS−A硬度計で測定した硬度)、歪み量、跳ね返
り高さ、重量を測定した。その結果を表6〜7に示す。
表6〜7に示す各配合成分の配合量は重量部によるもの
であり、表6には実施例6〜9の組成ならびに得られた
センターの直径、JIS−A硬度、歪み量、跳ね返り高
さおよび重量を示し、表7には比較例8〜11に関する
それらを示す。なお、歪み量および跳ね返り高さの測定
方法は前記実施例1などの場合と同様であり、また配合
成分の説明は表7の後で行う。
【0069】
【表6】
【0070】
【表7】
【0071】※7:商品名、日本合成ゴム社製のハイシ
スポリブタジエン(1,4−シス−ポリブタジエン含
量:96%) ※8:ノクラックNS−6(商品名、大内新興化学工業
社製の2,5−ジータシャリーブチルハイドロキノン
【0072】つぎに、上記のようにして得られた各セン
ターの周囲に、実施例1と同様の糸ゴムを巻き付けて糸
ゴム層を形成して、外径39.5mmの糸巻きコアを作
製し、さらに上記コアに実施例1と同様のカバー用組成
物から成形した一対の半球殻状のハーフシェルを被せ、
ボール用金型内で150℃で3分間プレスしてボール成
形をし、ペイントを塗装して、外径42.7mmの糸巻
きゴルフボールを作製した。
【0073】得られたゴルフボールのボール重量、ボー
ルコンプレッション、ディンプル総容積、飛行性能およ
び打球感を実施例1と同様に調べた。飛行性能は実施例
1と同様にウッド1番クラブで打撃した場合(飛行性能
1)とアイアン5番クラブで打撃した場合(飛行性能
2)とについて調べた。
【0074】表8に実施例6〜9のゴルフボールの重
量、ボールコンプレッション、ディンプル数、ディンプ
ル総容積、ディンプル総容積×センター直径、飛行性能
(飛行性能1と飛行性能2)および打球感の評価結果を
示し、表9に比較例8〜11のゴルフボールに関するそ
れらを示す。
【0075】
【表8】
【0076】
【表9】
【0077】表8に示す実施例6〜9のゴルフボールの
特性と表9に示す比較例8〜11の特性との対比から明
らかなように、実施例6〜9のゴルフボールは、スピン
量が少なく、打出角が大きく、飛距離が大きかった。ま
た、アクリル酸亜鉛の配合量を同量にした実施例6〜8
の中で比較すると、センターの直径が大きいほど、低ス
ピン、高打出角の傾向があり、飛距離が大きかった。
【0078】これに対して、比較例8のゴルフボール
は、センターの直径が小さいため、実施例6〜9のゴル
フボールに比べてスピン量が多く、打出角が小さいの
で、飛距離が大きくならず、また、比較例9のゴルフボ
ールは、センターの直径が大きすぎるため、糸ゴム層が
薄くなって飛距離の向上が得られず、打球感も悪かっ
た。そして、比較例10のゴルフボールは、センターが
硬すぎて歪み量が小さいため、飛距離が大きくならず、
比較例11のゴルフボールは、歪み量が大きすぎて、飛
距離が大きくならなかった。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、従来
の糸巻きゴルフボールに比べて、センターの直径を30
〜35mmと大きくし、かつセンターをその歪み量が
1.2〜2.5mmという適度な硬さにすることによっ
て、糸巻きゴルフボール特有の良好な打球感を保持しな
がら、飛距離の大きい糸巻きゴルフボールを提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸巻きゴルフボールの一例を模式
的に示す断面図である。
【図2】ディンプル容積の測定方法を理解しやすくする
ための図であって、ディンプルとその周辺を模式的に示
す断面図である。
【図3】ディンプル容積の測定方法を理解しやすくする
ための図であって、ディンプルに接線を引いた状態を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 センター 2 糸ゴム層 3 カバー 3a ディンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63B 37/08 A63B 37/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム組成物の加硫成形物からなるセンタ
    ー、糸ゴム層およびカバーから構成される糸巻きゴルフ
    ボールであって、上記センターの直径が30〜35mm
    で、かつ上記センターに初期荷重10kgをかけた状態
    から終荷重30kgをかけたときまでの歪み量が1.2
    〜2.5mmであることを特徴とする糸巻きゴルフボー
    ル。
  2. 【請求項2】 センターが、ゴム100重量部に対して
    熱可塑性樹脂を5〜80重量部配合したゴム組成物の加
    硫成形物である請求項1記載の糸巻きゴルフボール。
  3. 【請求項3】 センターが、ゴム100重量部に対して
    熱可塑性樹脂を5〜80重量部、硫黄を2〜12重量
    部、加硫促進剤を1〜4重量部および重量調整剤を10
    〜150重量部配合したゴム組成物の加硫成形物である
    請求項1記載の糸巻きゴルフボール。
  4. 【請求項4】 センターが、ゴム100重量部に対して
    α,β−不飽和カルボン酸金属塩を4〜18重量部配合
    したゴム組成物の加硫成形物である請求項1記載の糸巻
    きゴルフボール。
  5. 【請求項5】 センターが、ゴム100重量部に対して
    α,β−不飽和カルボン酸金属塩を4〜18重量部、開
    始剤を0.5〜3重量部および重量調整剤を20〜10
    0重量部配合したゴム組成物の加硫成形物である請求項
    1記載の糸巻きゴルフボール。
  6. 【請求項6】 センターのゴムが、ハイシスポリブタジ
    エンまたはハイシスポリブタジエンを主成分とするもの
    である請求項1、2、3、4または5記載の糸巻きゴル
    フボール。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂が、ハイスチレンレジンま
    たは高分子量ポリオレフィンまたはそれらの混合物であ
    る請求項2または3記載の糸巻きゴルフボール。
  8. 【請求項8】 センターを254cmの高さからコンク
    リート板上に落下させたとき、そのはね返り高さが12
    0cm以上である請求項1記載の糸巻きゴルフボール。
  9. 【請求項9】 ディンプル総容積とセンターの直径との
    積の値が8500〜11000mm3 ・mmである請求
    項1記載の糸巻きゴルフボール。
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