JP2824708B2 - 図形描画装置 - Google Patents

図形描画装置

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JP2824708B2
JP2824708B2 JP3334926A JP33492691A JP2824708B2 JP 2824708 B2 JP2824708 B2 JP 2824708B2 JP 3334926 A JP3334926 A JP 3334926A JP 33492691 A JP33492691 A JP 33492691A JP 2824708 B2 JP2824708 B2 JP 2824708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、図形をドット単位で
描画する図形描画装置に関し、特に文字や図形を太くす
ることに改良を施したものに関する。
【0002】
【従来の技術】図形描画装置は、ワードプロセッサやコ
ンピュータなどに組込まれ、所定の操作に応答して文字
や図形を画面表示したり印刷したりする。
【0003】ところで、ある文章を作成する場合におい
て、その文章に豊かな表現力を付加するために図7に示
すように、文字や図形を太くする方法が用いられる。
【0004】図7において、斜線を施した丸は、太線化
の対象となる図形のドットであり、白抜きの丸は太くす
るために付加されたドットである。
【0005】ドットマトリックス上に描画される図形
は、通常、線分あるいは円、楕円などの曲線である。こ
の他、線と曲線の組合せや文字等もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図形が線分や円の場合
には、図形の線幅を太くすることは簡単であるが、楕円
あるいは直線と曲線とを組合せた図形の場合には、非常
に複雑である。
【0007】なお、図形の線幅を太くする簡便な方法と
して図8に示すように例えば楕円周のドットを中心とし
て、塗り潰した円を描画することが考えられる。しか
し、この方法は、最初から図形を基本のパターンとして
作成して行く、すなわち、ドットを描画して行く場合に
用いることが可能で、既成の図形、例えば、ドットパタ
ーンで与えられる文字についての太線化を行なう場合に
は適用できない。また、塗り潰しに用いられる円の半径
が小さい場合には、描画されるドットの個数は多くはな
いが、半径が大きい場合には、多くのドットを描画する
必要がある他、重複して描画する部分が多くなる。その
ため、描画に長時間かかってしまう。また、こうした処
理をソフトウェア的に行なうことも可能であるが、ソフ
トウェアでの処理は一般的に長時間を要するという問題
がある。
【0008】この発明は、以上の問題を解消するために
なされたものであり、既成の図形の線幅拡大を高速に処
理することが可能な図形描画装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の第1の発明は、第1のタイミング信号と、第1のタイ
ミング信号の周波数以上の周波数の第2のタイミング信
号とを発生するタイミングカウンタと、各々ドットマト
リクスを記憶可能な第1および第2のメモリと、第1の
タイミング信号に応答して、第1のメモリの各アドレス
を順次指定する第1のアドレス発生回路と、第1のアド
レス発生回路からのアドレスを受け、第2のタイミング
信号に応答して、第2のメモリの、第1のアドレス発生
回路の指定するアドレスに隣接するアドレスを所定の順
序で選択して出力する第2のアドレス発生回路とを含む
画像描画装置である。第2のメモリは、第2のタイミン
グ信号に応答して、第1のメモリのアドレスから読出さ
れるデータのうち所定の値のもののみを、第2のアドレ
ス発生回路の発生するアドレスに書込む。この発明の画
像描画装置はさらに、第2のメモリに記憶したデータの
うち所定の値のものを第1のメモリに与える手段を含む
ことを特徴とする。
【0010】また、第2の発明は、複数の第1のシフト
レジスタと、複数の第2のシフトレジスタと、各第1の
シフトレジスタを順次に指定するアドレス発生回路と、
第1のシフトレジスタのうち、アドレス発生回路の発生
するアドレスにより指定されるシフトレジスタと、当該
シフトレジスタの前後のシフトレジスタとからデータ
それぞれ順次に読出す出力バッファと、出力バッファの
出力するデータに対して所定の論理和演算を行なって、
論理演算後のデータを出力する論理和回路とを含み、複
数の第2のシフトレジスタの、アドレス発生回路の発生
するアドレスに対応するシフトレジスタが、論理和回路
の出力を順次格納することを特徴とする図形描画装置で
ある。
【0011】さらに第3の発明は、各々が入力端および
出力端を有する複数のシフトレジスタと、各シフトレジ
スタを順次に指定するアドレス発生回路と、シフトレジ
スタのうち、アドレス発生回路の発生するアドレスによ
り指定されるシフトレジスタと、当該シフトレジスタの
前後のシフトレジスタとからデータをそれぞれ出力端か
ら順次に読出す出力バッファと、出力バッファの出力す
るデータに対して所定の論理和演算を行なって、論理演
算後のデータを出力する論理和回路とを含み、複数のシ
フトレジスタの、アドレス発生回路の発生するアドレス
に対応するシフトレジスタが、論理和回路の出力を入力
端から順次格納することを特徴とする図形描画装置図形
である。
【0012】
【作用】以上の第1の発明では、第1のメモリのアドレ
スが順次指定されると、当該アドレスからデータが読出
される。さらに当該アドレスに隣接するアドレスが第2
のアドレス発生回路により順次指定され、第1のメモリ
から読出されたデータのうち所定の値のもののみが、第
2のメモリの、第2のアドレス発生回路により指定され
るアドレスに書き込まれる。したがって、第2のメモリ
の、第1のメモリで最初に指定されたアドレスに隣接す
るアドレスに、第1のメモリで最初に指定されたアドレ
スのデータのうち所定の値のものが書き込まれ、第1の
メモリに記憶されていた図形が拡大される。
【0013】第2の発明では、第1のシフトレジスタの
アドレスが指定されると、当該シフトレジスタと、その
シフトレジスタに隣接するシフトレジスタとからデータ
が出力される。このデータに対して論理和回路により所
定の論理和演算を行なって、第2のシフトレジスタの、
最初に指定されたアドレスのレジスタに演算後のデータ
が順次格納される。したがって、複数の第1のシフトレ
ジスタの全てについてこの処理を行なった後の複数の第
2のシフトレジスタには、複数の第1のシフトレジスタ
に格納されていたデータが表す図形が、シフトレジスタ
の配列された方向に拡大された図形を表すデータが格納
されていることになる。
【0014】第3の発明では、シフトレジスタのアドレ
スが指定されると、当該シフトレジスタと、そのシフト
レジスタに隣接するシフトレジスタとの出力端からデー
タが出力される。このデータに対して輪理和回路により
所定の論理和演算を行なって、当該シフトレジスタの入
力端から、演算後のデータが順次格納される。したがっ
て、複数のシフトレジスタの全てについてこの処理を行
なった後のシフトレジスタには、最初にシフトレジスタ
に格納されていたデータが表す図形が、シフトレジスタ
の配列された方向に拡大された図形を表すデータが格納
されていることになる。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の図形描画装置の一実施例
を示すブロック図である。図1に示した図形描画装置
は、太線化の対象となる図形を記憶する第1のドットマ
トリックス1、太線化された図形を記憶する第2のドッ
トマトリックス2、タイミング信号を発生するタイミン
グカウンタ3、第1のドットマトリックス1の水平方向
のアドレス信号などを発生する水平アドレスカウンタ
4、第1のドットマトリックス1の垂直方向のアドレス
などを発生する垂直アドレスカウンタ5、第2のドット
マトリックス2の水平/垂直方向のアドレス信号を発生
する水平/垂直アドレス発生器6および表示装置7を備
える。
【0016】第1のドットマトリックス1は、水平方向
にxe+1個(0〜xe)、垂直方向にye+1個(0
〜ye)のドットをプロットできる記憶領域を有する。
この第1のドットマトリックス1は、水平および垂直ア
ドレスカウンタ4および5により発生されたアドレス信
号(1)(2)により、指定されたアドレスからデータ
“1”または“0”を出力する。なお、“1”はドット
がプロットされている場合を表わし、“0”はドットが
プロットされていない場合を表わす。
【0017】第2のドットマトリックス2は、第1のド
ットマトリックス1と同様に水平方向にxe+1個(0
〜xe)、垂直方向にye+1個(0〜ye)のドット
をプロットできる記憶領域を有する。この第2のドット
マトリックス2は、水平/垂直アドレス発生器6により
発生されたアドレス信号(4)(5)により指定された
アドレスに“1”を書込む。また指定されたアドレスに
書込まれているデータ“1”または“0”を出力する。
【0018】タイミングカウンタ3は、図2に示すよう
なタイミング信号S1〜S5を発生する。図2におい
て、t1〜t5は、タイミング信号S1〜S5の出力タ
イミングを示し、各タイミング信号S1〜S5が、t1
−t5時間で循環する。
【0019】水平アドレスカウンタ4は、タイミングカ
ウンタ3からのタイミング信号S5に応答して水平方向
の3つのアドレス信号x−1,x,x+1を発生する。
アドレス信号xは前述したアドレス信号(1)に対応す
る。また、x−1およびx+1はxの前後のアドレスで
ある。水平アドレスカウンタ4は、xの値がxeを超え
たときにリセットされるとともに、垂直アドレスカウン
タ5に対してその内容を更新(y+1←y)すべく、信
号(6)を出力する。
【0020】垂直アドレスカウンタ5は、水平アドレス
カウンタ4からの信号(6)に応答して垂直方向のアド
レス信号y−1,y,y+1を発生する。アドレス信号
yは前述したアドレス信号(2)に対応する。y−1お
よびy+1はyの前後のアドレスである。垂直アドレス
カウンタ5は、yの値がyeを超えたときにリセットさ
れる。
【0021】水平/垂直アドレス発生器6は、2入力の
ANDゲートA1〜A10と、多入力のORゲートO1
およびO2を含む。ANDゲートA3は、アドレス信号
xとタイミング信号S1との論理積をとる。ANDゲー
トA4はアドレス信号x−1とタイミング信号S2との
論理積をとる。ANDゲートA5はアドレス信号xとタ
イミング信号S3との論理積をとる。ANDゲートA6
はアドレス信号x+1とタイミング信号S4との論理積
をとる。ANDゲートA7はアドレス信号y−1とタイ
ミング信号S1との論理積をとる。ANDゲートA8は
アドレス信号yとタイミング信号S2との論理積をと
る。ANDゲートA9はアドレス信号y+1とタイミン
グ信号S3との論理積をとる。ANDゲートA10はア
ドレス信号yとタイミング信号S4との論理積をとる。
ORゲートO1はANDゲートA3〜A6の出力の論理
和をとる。ORゲートO2はANDゲートA7〜A10
の出力の論理和をとる。ANDゲートA1は第1のドッ
トマトリックス1の出力とORゲートO1の出力との論
理積をとり、第1のドットマトリックス1の出力が
“1”のときにアドレス信号(4)を発生する。AND
ゲートA2は第1のドットマトリックス1の出力とOR
ゲートO2の出力との論理積をとり、第1のドットマト
リックス1の出力が“1”のときに垂直方向のアドレス
信号(5)を発生する。
【0022】次に、図1の図形描画装置の動作を説明す
る。第1のドットマトリックス1には既に対象となる図
形が描画されており、第2のドットマトリックスではす
べてのドットがクリア、すなわちすべてのドットが
“0”になっているとする。また、タイミング信号S1
〜S5が何回か出力され、水平アドレスカウンタ4には
m、垂直アドレスカウンタ5にはnが記憶されていると
する。したがって、第1のドットマトリックス1のアド
レス(m,n)にあるドットが選択され、そのドットが
“1(=on)”のとき第1のドットマトリックスの出
力信号(3)は“1”となる。また、そのドットが“0
(=off)”のとき出力信号(3)は“0”となる。
そして水平方向のアドレス信号m−1,m,m+1およ
び垂直方向のアドレス信号n−1,n,n+1がAND
ゲートA3〜A10の一方の入力端子に与えられる。t
1の時点では、タイミング信号S1に応答してANDゲ
ートA3およびA7のみがゲートを開く。t2の時点で
は、タイミング信号S2に応答してANDゲートA4お
よびA8のみがゲートを開く。t3の時点ではタイミン
グ信号S3に応答してANDゲートA5およびA9のみ
がゲートを開く。t4の時点では、タイミング信号S4
に応答してANDゲートA6およびA10のみがゲート
を開く。したがって、ANDゲートA1に与えられる水
平方向のアドレス信号はt1のときにm、t2のときに
m−1、t3のときにm、t4のときにm+1となる。
同様にANDゲートA2に与えられるアドレス信号はt
1のときにn−1、t2のときにn、t3のときにn+
1、t4のときにnとなる。このとき第1のドットマト
リックス1の出力信号(3)が“1”であれば、AND
ゲートA1およびA2が開くため、t1〜t4に合わせ
て第2のドットマトリックス2のアドレス信号(4)、
(5)は(m,n−1)、(m−1,n)、(m,n+
1)、(m+1,n)となり、第1のドットマトリック
ス1で“on”となっているドットの上下左右のドット
に対応する位置にある第2のドットマトリックス2のド
ットが“on”になる。
【0023】また、第1のドットマトリックス1の出力
信号(3)が“0”であれば、ANDゲートA1および
A2は閉じるため、アドレスは出力されない。したがっ
て第2のドットマトリックス2の内容は変化しない。タ
イミングカウンタ3は図2に示したように信号S1〜S
5を順次出力するが、信号S5が出力されると第1のド
ットマトリックス1および第2のドットマトリックス2
の水平方向を制御するアドレスカウンタ4に更新の指示
が与えられ、次のドットに処理が進む。水平アドレスカ
ウンタ4の値がxeのときに更新の指示が与えられる
と、水平アドレスカウンタ4はリセットされ、垂直アド
レスカウンタ5に対し更新の指示を与えるための信号
(6)が出力される。このようにして、第1のドットマ
トリックス1において選択されるドットは次の行に移
る。そして、垂直アドレスカウンタ5のカウンタ値がy
eのとき信号(6)により更新の指示が与えられると処
理が終了する。
【0024】次に、第2のドットマトリックス2に記憶
したデータを第1のドットマトリックス1に与え、第2
のドットマトリックスのドットをすべてクリアする。そ
して前述したシフト動作を繰返すことによりさらに線幅
を拡大することができる。このサイクルを数回繰返すこ
とによって、所望の線幅の図形を得ることができる。
【0025】なお、前記実施例では、2回目の太線化の
対象となる図形は、第2のドットマトリックスから第1
のドットマトリックスに転送されているが、第2のドッ
トマトリックスのデータを第1のドットマトリックスに
転送するのに代えて、第2のドットマトリックスに描画
した図形を太線化の対象となる図形とし、第1のドット
マトリックスに偶数回目の太線化した図形を描画するよ
うにしてもよい。
【0026】図3は、第2の発明の図形描画装置の実施
例を示すブロック図である。図3に示される図形描画装
置は、太線化の対象となる図形を記憶する第1のドット
マトリックス1′、太線化された図形を記憶する第2の
ドットマトリックス2′、出力バッファ21、アドレス
カウンタ22、遅延レジスタ23a〜23d、ORゲー
ト24、クロック信号発生器25および表示装置7を備
える。
【0027】クロック信号発生器25は、図4に示すよ
うな3つのクロック信号CLK1、CLK2、CLK3
を発生する。クロック信号CLK1は、第1のドットマ
トリックス1′に与えられ、クロック信号CLK2は第
2のドットマトリックス2′に与えられ、クロック信号
CLK3は各遅延レジスタ23a〜23dに与えられ
る。図4において、t0 〜txeは第1および第2のドッ
トマトリックス1′および2′の1ビットの出力時間に
対応する。tS は各サイクルにおいて最初に遅延レジス
タ23a〜23dをリセットするための期間である。
【0028】第1のドットマトリックス1′は図1のド
ットマトリックスと同様に水平方向にxe+1個(0〜
xe)、垂直方向にye+1個(0〜ye)のドットを
プロットする領域を有する。この第1のドットマトリッ
クス1′は、各々がビット長(xe+1)のシフトレジ
スタR0 〜Ryeを含む。各シフトレジスタR0 〜Rye
クロック信号CLK1に応答して各ビットの図形データ
を順次に出力する。また、図示していないが、各シフト
レジスタR0 〜Ryeの出力は、そのシフトレジスタの入
力となる。
【0029】第2のドットマトリックス2′は、第1の
ドットマトリックス1′と同様に各々がビット長(xe
+1)のシフトレジスタQ0 〜Qyeを含む。各シフトレ
ジスタQ0 〜Qyeは、ORゲート24から与えられるデ
ータを、クロック信号CLK2に従って順次に記憶す
る。
【0030】アドレスカウンタ22は、第1および第2
のドットマトリックス1′および2′のシフトレジスタ
0 〜Rye,Q0 〜Qyeを順次に指定するための信号を
第1および第2のドットマトリックスおよび出力バッフ
ァ21に与える。
【0031】出力バッファ21はシフトレジスタR0
yeのうちのアドレスカウンタ22により指定されたレ
ジスタRy およびその前後のシフトレジスタRy-1 ,R
y+1 の出力を出力信号(7)(8)(9)として出力す
る。この信号は図4で示したt0 〜txeの時間帯にのみ
出力される。なお、説明の簡略化のため図示していない
が、アドレスカウンタ22が指定するアドレスが0のと
きは出力信号(7)が0となるように、またアドレスが
yeのときは出力信号(9)が0となるように構成され
ている。
【0032】遅延レジスタ23a〜23dは、1ビット
長のレジスタであり、遅延レジスタ23aは出力信号
(7)を1ビット遅延させ、遅延レジスタ23bと23
cとは出力信号(8)を2ビット遅延させ、遅延レジス
タ23dは出力信号(9)を1ビット遅延させる。
【0033】ORゲート24は、遅延レジスタ23a、
23cおよび23dの出力と出力信号(8)との論理和
をとる。ORゲート24の出力は、アドレスカウンタ2
2により指定されたシフトレジスタQy に与えられる。
【0034】次に図3および図4に示した図形描画装置
の動作を説明する。第1のドットマトリックス1′のシ
フトレジスタR0 〜Ryeには既に対象となる図形が描画
されており、第2のドットマトリックス2′のシフトレ
ジスタQ0 〜Qyeはすべてがクリア、すなわちすべての
ドットが“0”になっているとする。アドレスカウンタ
22が第1および第2のドットマトリックス1′および
2′に対し或るアドレス“y”を指示しているとする
と、出力バッファ21は出力信号(7)としてシフトレ
ジスタRy-1 を、出力信号(8)としてシフトレジスタ
y を、また出力信号(9)としてシフトレジスタR
y+1 を出力する。出力信号(7)および(9)はそれぞ
れ遅延レジスタ23aおよび23dを介するため、1ク
ロック分遅れてORゲート24に出力される。しかし、
出力信号(8)はそのままORゲート24に出力される
とともに2クロック分遅れたものも出力される。このよ
うにして、ORゲート24は、 Ry-1,n or Ry,n-1 or Ry,n+1 or Ry+1,n 但し、nはドットマトリクス上のx座標の任意の点をま
す。を出力し、シフトレジスタQy,n に入力される。ア
ドレスカウンタ22により出力されるアドレスyについ
てクロック信号CLK1が出力されると、元の図形のう
ちシフトレジスタRy に記憶されていた部分について太
くした図形がシフトレジスタQy に得られる。この動作
をアドレスyについて0からyeまで繰返すことによ
り、太線化された図形が第2ドットマトリックス2′に
記憶される。
【0035】以上のこの図形描画装置によれば、図1の
図形描画装置がドッド単位で処理を行なっていたのに比
べ行単位で太線化した図形を描画できるので、太線化に
要する時間を短縮できる。
【0036】図5は、第3の発明の一実施例を示すブロ
ック図である。この図形描画装置が図3の図形描画装置
と異なるところは、第2のドットマトリックス2′が省
略されていることと、アドレスカウンタ22からドット
マトリックス1′にデータを書込むためのアドレスを与
えていることである。その他の回路については、図3と
同様であり、同一符号を付し、その説明は適宜省略す
る。
【0037】動作において、ORゲート24は、元の図
形のドット位置データを上下左右に1ドットずつシフト
した位置データの論理和をとり、結果をドットマトリッ
クス1′に与える。アドレスカウンタ22は、元のドッ
トの位置データがシフトレジスタRy から出力された場
合には、書込のシフトレジスタとしてシフトレジスタR
y-1 を選択する。シフトレジスタRy-1 に書込むように
したのは、次の理由による。
【0038】前述したように或る行の結果を得るには、
その行およびその前後の行の元のデータが必要である。
すなわちy行の結果を得るにはy−1行のデータも必要
である。したがって、得られた結果をシフトレジスタR
y に格納することはできないが、1行前のシフトレジス
タRy-1 ならば他の行へ影響を及ぼすことがないからで
ある。
【0039】したがってアドレスカウンタ22がアドレ
スyを指定した場合には、ORゲート24から Ry-1 or Ry 右 or Ry 左 or Ry+1 が出力される。このデータはシフトレジスタRy-1 に格
納される。ここで、Ry 右およびRy 左は各シフトレジ
スタの内容を右左にシフトしたものである。
【0040】次のサイクルでアドレスカウンタ22がy
+1を指定した場合には、ORゲート24から Ry or Ry+1 右 or Ry+1 左 or Ry+2 が出力される。これがシフトレジスタRy に格納され
る。
【0041】ただし、対象となる図形の周囲に1ドット
だけ太くする場合には、その対象となる図形を1ドット
だけ所定の位置より下側にずらしておく必要がある。
【0042】以上の図5の実施例によれば図3に示した
第2のドットマトリックスは不要となるため、メモリの
使用効率が向上しコストを低減できる。
【0043】図6は、第1のドットマトリックスにおけ
る元の図形の配置および発生される図形の配置との関係
を示したものである。元の図形に対しn重の太さを付加
する場合には、発生される図形の上下左右にそれぞれn
ドット分大きいエリアをもっていなければならない。元
となる図形をそのエリアの中央に描画し、図3および図
5で示した方法で1重ずつ周囲を太らせていけば所望の
太さの図形を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上の第1の発明では、第2のメモリ
の、第1のメモリで最初に指定されたアドレスに隣接す
るアドレスには、第1のメモリで最初に指定されたアド
レスのデータのうち所定の値のものが書き込まれ、第1
のメモリに記憶されていた図形が拡大される。例えばこ
れを繰返すことにより、線幅を所望の量だけ太くするこ
とができる。この処理はハードウェア的に、所定のタイ
ミング信号に基づいて行なうことができるので、高速に
行なえる。
【0045】第2の発明では、第1のシフトレジスタの
全てについて処理を行なった後の第2のシフトレジスタ
内に、第1のシフトレジスタに格納されていたデータが
表す図形が、シフトレジスタの配列された方向に拡大さ
れた図形を表すデータを得ることができる。したがっ
て、たとえば文字の線幅などを、シフトレジスタの配列
方向に太らせることができる。この処理はハードウェア
的に、所定のタイミング信号に基づいて行(または列)
単位で行なうことができるので、高速である。
【0046】第3の発明では、シフトレジスタの全てに
ついて処理を行なった後には、シフトレジスタに最初に
格納されていたデータが表す図形が、シフトレジスタの
配列された方向に拡大された図形を表すデータを得るこ
とができる。したがって、たとえば文字の線幅などを、
シフトレジスタの配列方向に太らせることができる。こ
の場合、シフトレジスタを2組用意することは不要で必
要な記憶容量を削減できる。またこの処理はハードウェ
ア的に、所定のタイミング信号に基づいて行(または
列)単位で行なうことができるので、高速である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の図形描画装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1のタイミングカウンタから出力されるタイ
ミング信号の波形図である。
【図3】第2の発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の各回路に与えられるクロック信号の波形
図である。
【図5】第3の発明の図形描画装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図6】第1のドットマトリックスにおける元の図形と
太線化する領域との関係を示す図である。
【図7】太線化の概念を説明するための図である。
【図8】従来の太線化方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 第1のドットマトリックス 2 第2のドットマトリックス 3 タイミングカウンタ 4 水平アドレスカウンタ 5 垂直アドレスカウンタ 6 水平垂直アドレス発生器 7 表示装置 21 出力バッファ 22 アドレスカウンタ 23a〜23d 遅延レジスタ A1〜A10 ANDゲート O1,O2,24 ORゲート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 5/00 G09G 5/24 630 H04N 1/387 B41J 2/485 - 2/515

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のタイミング信号と、前記第1のタ
    イミング信号の周波数以上の周波数の第2のタイミング
    信号とを発生するタイミングカウンタと、 各々ドットマトリクスを記憶可能な第1および第2のメ
    モリと、 第1のタイミング信号に応答して、前記第1のメモリの
    各アドレスを順次指定する第1のアドレス発生回路と、 前記第1のアドレス発生回路からのアドレスを受け、前
    記第2のタイミング信号に応答して、前記第2のメモリ
    の、前記アドレスに隣接するアドレスを所定の順序で選
    択して出力する第2のアドレス発生回路とを含み、 前記第2のメモリは、前記第2のタイミング信号に応答
    して、前記第1のメモリの前記アドレスから読出される
    データのうち所定の値のもののみを、前記第2のアドレ
    ス発生回路の発生するアドレスに書込み、 さらに、前記第2のメモリに記憶したデータのうち前記
    所定の値のものを前記第1のメモリに与える手段を含む
    ことを特徴とする図形描画装置
  2. 【請求項2】 複数の第1のシフトレジスタと、 複数の第2のシフトレジスタと、 各前記第1のシフトレジスタを順次に指定するアドレス
    発生回路と、 前記第1のシフトレジスタのうち、前記アドレス発生回
    路の発生するアドレスにより指定されるシフトレジスタ
    と、当該シフトレジスタの前後のシフトレジスタとから
    データをそれぞれ順次に読出す出力バッファと、 前記出力バッファの出力するデータに対して所定の論理
    和演算を行なって、論理演算後のデータを出力する論理
    和回路とを含み、 前記複数の第2のシフトレジスタの、前記アドレス発生
    回路の発生するアドレスに対応するシフトレジスタが、
    前記論理和回路の出力を順次格納することを特徴とする
    図形描画装置
  3. 【請求項3】 各々が入力端および出力端を有する複数
    のシフトレジスタと、 各前記シフトレジスタを順次に指定するアドレス発生回
    路と、 前記シフトレジスタのうち、前記アドレス発生回路の発
    生するアドレスにより 指定されるシフトレジスタと、当
    該シフトレジスタの前後のシフトレジスタとからデータ
    をそれぞれ出力端から順次に読出す出力バッファと、 前記出力バッファの出力するデータに対して所定の論理
    和演算を行なって、論理演算後のデータを出力する論理
    和回路とを含み、 前記複数のシフトレジスタの、前記アドレス発生回路の
    発生するアドレスに対応するシフトレジスタが、前記論
    理和回路の出力を前記入力端から順次格納することを特
    徴とする図形描画装置。
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