JP2824169B2 - スクロールバー移動制御方法 - Google Patents
スクロールバー移動制御方法Info
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Description
表計算処理システムやCADシステムあるいはこれらの
機能を備える文章作成機において、仮想画面の一部をス
クロールバーの指示位置に対応して部分的に現行画面上
に表示可能にしたスクロールバー移動制御方法の改良に
関するものである。
テムにおいて、データを表示した際に表示装置の画面か
らはみ出してしまう部分があるような大きいデータを扱
う場合、とりあえず画面に表示されている部分の処理を
行い、画面に表示されていない部分を処理する時はその
部分が表示されるようにデータの表示範囲を移動させる
というふうに、表示範囲を移動しながら全体を分けて処
理する手法が取られる。ここで、表示範囲を移動する手
段として従来は図5のように画面に表示された「スクロ
ールバー」と呼ばれる棒状の図形を「マウス」と呼ばれ
る座標入力装置を使って操作する事で移動先の位置を視
覚的に指定する方法や、図6のように移動先の位置をキ
ー入力装置から数値で入力する方法が用いられていた。
向移動用スクロールバー51と垂直方向移動用スクロー
ルバー52の2つを使用し、「マウスポインタ」と呼ば
れる指示用カーソル53をマウスの操作によって動かし
て各スクロールバーの任意の部分に合わせ、マウスに付
いているボタンスイッチを押すと、スクロールバーのそ
れぞれの部分に割り当てられた機能に従って水平または
垂直方向に移動を行う。スクロールバーの各部分におけ
る機能の役割は、両端にある矢印の部分54は1行分や
1文字分といった小さいステップで上下左右に移動し、
矢印の間の部分55(以後「レール」と表現する)は1
ページ分や1画面分といった比較的大きいステップで上
下左右に移動する。また、レール内に表示されている
「スクロールボックス」と呼ばれる四角の箱56は画面
に現在表示されているデータが全体のどの部分に当たる
かをレール内での表示位置によって示しており、これに
マウスポインタを合わせてボタンスイッチを押したまま
マウスを動かすとレール内で動かす事が出来、ボタンス
イッチを離すとその時点でスクロールボックスが表示さ
れているレール内の位置に相当するデータ内の位置に移
動する。
ず移動処理を行うという指示をすると移動先の位置を入
力する為の画面61が表示されるので、キー入力装置を
使って「何行目」や「何ページ目」といったあらかじめ
決まっている移動単位で入力欄62に数値を入力すると
その位置に移動する。
を移動する場合、スクロールバーを操作する方法ではス
クロールボックスを移動させる際に現在の形態のスクロ
ールバーだと目的の位置がレールのどの部分に当たるの
か分からない為スクロールボックスの移動を適確に行う
事が難しく、目的の位置に移動するまでに何度もスクロ
ールバーを操作しなければならない。また、移動先の位
置を数値で入力する方法は一度の操作でその位置へ確実
に移動する事が出来るがスクロールバーを使用した移動
方法に比べて手間がかかるので頻繁に移動を行う時は操
作が繁雑になってしまう欠点を有していた。
するものであり、表示画面に表示しうるデータ量を所定
長のデータ量表示枠で表示し、表示画面に表示されてい
るデータ範囲を表すデータ範囲枠を前記データ量表示枠
上に表示する一方、該データ範囲枠の前記データ量表示
枠内での移動指示量に応じて表示画面に表示されている
データの表示範囲を移動させるようにしたスクロールバ
ー移動制御方法であって、表示画面に表示しうるデータ
量を読み出し、読み出したデータ量とデータ量表示枠の
長さに基づきデータ量表示枠に表示可能な目盛り数を算
出し、算出された目盛り数に基づく目盛りを前記データ
量表示枠上に表示すると共に、前記データ量の変化を判
断し、前記データ量の変化に応じて前記目盛り計算を行
い目盛りを更新表示するようにしたことを特徴としてい
る。
読み出し、読み出したデータ量とデータ量表示枠の長さ
に基づきデータ量表示枠に表示可能な目盛り数を算出
し、算出された目盛り数に基づく目盛りを前記データ量
表示枠上に表示すると共に、前記データ量の変化を判断
し、前記データ量の変化に応じて前記目盛り計算を行い
目盛りを更新表示するものである。
る。
文字や数値の入力および各種処理の指示に使用するキー
入力装置11、図形の入力や各種処理の指示に使用する
「マウス」と呼ばれる座標入力装置12、キー入力装置
や座標入力装置から入力された文字、数値、座標値を指
示された方法で文書や図形のデータに加工する作業やそ
の他システム全体の制御を行う処理装置13、処理装置
で文書や図形に加工されたデータをモニタ画面に表示す
る表示装置14、処理装置で加工されたデータを蓄積し
ておく記憶装置15から成っている。
示したもので、処理を始めるに当たってまずステップS
1で画面表示等の初期化を行い、ステップS2で水平方
向移動用および垂直方向移動用のスクロールバーを表示
装置14に表示しておく(この時点ではまだデータが入
力されていないのでスクロールバーのレール部分に目盛
りは表示されない)。その後ステップS3でキー入力装
置11や座標入力装置12から各種の情報が入力される
と、ステップS4でそれが表示範囲の移動に関するもの
(スクロールバーが操作されたり、移動先の位置の数値
が入力された)であるかどうかを判定し、移動に関する
ものであればステップS5で新しい表示範囲のデータを
表示装置14に表示し直してステップS3に戻るが、そ
うでなければ入力された情報をステップS6で文字や図
形のデータに加工してそれをステップS7で表示装置1
4に表示する。また、加工されたデータはステップS8
で記憶装置15に蓄積しておく。そして、ステップS6
で加工したデータの大きさが前回加工した時から変化し
ているかどうかをステップS9で判定し、変化していれ
ばステップS10でスクロールバーのレール部分にある
目盛りの表示の更新を水平方向移動用および垂直方向移
動用のスクロールバーに対してそれぞれ行いステップS
3に戻るが、そうでなければそのままステップS3に戻
る。
ルバーのレール部分にある目盛り表示の更新処理を詳し
く示したもので、まずステップS101で現在入力され
ているデータの大きさを計測しておきこれをSとする。
次はその大きさに基づいてデータの分量の目盛りをレー
ル部分に表示した際に適切な間隔で区切りが表示される
ように区切りの個数および区切りに表示する数字のステ
ップ数の計算で、第1段階はステップS102でレール
部分に表示する事ができる区切りの最大個数を求める
が、これはレール部分の長さをLドット、1個の区切り
に表示する数字の文字サイズをFドット、区切りと区切
りの間に必要な空白部分の最小サイズをBドットとする
と区切りの最大個数MをM=L÷(F+B)として求め
る。第2段階のステップS103ではデータの大きさS
に対して区切りに表示する数字を1、2、3…としてS
個の区切りが表示できるかどうかを区切りの最大個数M
と比較して判断し、S≦MであればステップS104で
区切りの個数U=S、ステップ数C=1としてステップ
S106に進む。もしS>MであればステップS105
で区切りの個数U=Mとして最大個数の区切りを表示す
るようにし、それぞれの区切りに表示する数字は1、1
+C、1+2×C…になりステップ数C=S÷Uとして
ステップS106に進む。そして、目盛りのそれぞれの
区切りがレール上ではどの位置になるかという事の計算
で、第1段階はステップS106でレール部分の長さL
と区切りの個数Uから区切り1個当たりのレール上での
ドット間隔数DをD=L÷Uとして求め、このドット間
隔数Dを用いて第2段階のステップS107で各区切り
の表示位置を求めるが、これはレール部分の開始位置を
Tとすると1個目の区切りの表示位置P1はT、2個目
の区切りはP2=T+(2−1)×D、3個目の区切り
はP3=T+(3−1)×Dというふうにn個目の区切
りの表示位置Pn=T+(n−1)×Dの計算式でU個
分の区切りのそれぞれの表示位置を求めておく。最後
に、以上のステップで得られた情報を用いてステップS
108でレール部分に目盛りを表示する。これは1個目
の区切りの表示位置P1には1、2個目の区切りの表示
位置P2には1+(2−1)×C、3個目の区切りの表
示位置P3には1+(3−1)×Cというふうにn個目
の区切りに表示する数字VnをVn=1+(n−1)×C
の計算式で求めてU個分の区切りのそれぞれの表示位置
に数字を表示する。
で、最初にスクロールバーが表示された時点ではまたデ
ータが入力されていないのでスクロールバーのレール部
分に目盛りは表示されない(図4A)。その後データの
入力に伴って目盛り表示を更新していき、横100文字
×縦200行のデータが入力された時点での目盛り表示
の更新処理を見てみると、まず水平方向移動用スクロー
ルバーについての処理で現在入力されているデータの横
方向の大きさを100文字分と計測し、つぎに区切りの
個数および区切りに表示する数字のステップ数の計算に
おいてレール部分の長さが600ドット、1個の区切り
に表示する数字の文字サイズが20ドット、区切りと区
切りの間に必要な空白部分の最小サイズが4ドットだと
するとレール部分に表示出来る区切りの最大個数は60
0÷(20+4)=25個となり、100文字分で1文
字につき1個の区切りを表示しようとするとそれでは足
りないので区切り1個当たりのステップ数を100÷2
5=4として25個の区切りで1〜100を4おきに表
示するようにする。そして区切り1個当たりのレール上
でのドット間隔数は600÷25=24ドットになり、
レール部分の開始位置に「1」、レール部分の開始位置
から24ドット目に「5」、レール部分の開始位置から
24ドット目に「9」というふうにすべての区切りの位
置に数字を表示する(図4B)。その後、同じようにし
て垂直方向移動用スクロールバーにも目盛りを表示する
(図4C)。
りが表示されると共に、表示画面に表示しうるデータ量
に応じて当該目盛りが更新表示されるので、データ範囲
枠の移動操作に伴う表示画面上におけるデータの表示範
囲の移動が効率よく行えるようになり、操作性が向上す
る。
るためのブロック構成図。
示すフローチャート。
ト。
示の一例を示す画面表示例。
Claims (1)
- 【請求項1】 表示画面に表示しうるデータ量を所定長
のデータ量表示枠で表示し、表示画面に表示されている
データ範囲を表すデータ範囲枠を前記データ量表示枠上
に表示する一方、該データ範囲枠の前記データ量表示枠
内での移動指示量に応じて表示画面に表示されているデ
ータの表示範囲を移動させるようにしたスクロールバー
移動制御方法であって、 表示画面に表示しうるデータ量を読み出し、読み出した
データ量とデータ量表示枠の長さに基づきデータ量表示
枠に表示可能な目盛り数を算出し、算出された目盛り数
に基づく目盛りを前記データ量表示枠上に表示すると共
に、前記データ量の変化を判断し、前記データ量の変化
に応じて前記目盛り計算を行い目盛りを更新表示するよ
うにしたことを特徴とするスクロールバー移動制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4008155A JP2824169B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | スクロールバー移動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4008155A JP2824169B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | スクロールバー移動制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05197511A JPH05197511A (ja) | 1993-08-06 |
JP2824169B2 true JP2824169B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=11685437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4008155A Expired - Fee Related JP2824169B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | スクロールバー移動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2824169B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08314906A (ja) * | 1995-05-23 | 1996-11-29 | Niigata Nippon Denki Software Kk | スクロールバー表示制御システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60241156A (ja) * | 1984-05-16 | 1985-11-30 | Kajiyama Tadayoshi | ワ−ドプロセツサ |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP4008155A patent/JP2824169B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05197511A (ja) | 1993-08-06 |
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