JP2822491B2 - 産業車両の換気装置 - Google Patents

産業車両の換気装置

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JP2822491B2
JP2822491B2 JP1262658A JP26265889A JP2822491B2 JP 2822491 B2 JP2822491 B2 JP 2822491B2 JP 1262658 A JP1262658 A JP 1262658A JP 26265889 A JP26265889 A JP 26265889A JP 2822491 B2 JP2822491 B2 JP 2822491B2
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忍 服部
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株式会社豊田自動織機製作所
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,トーイング車,トラクター等の産業車両に
おける室内換気装置に関する。
〔従来技術〕
トーイング車は,一般に空港等において,第12図に示
すごとく,荷物95のけん引車として使用されている。
即ち,上記トーイング車は,車体9の運転席(室内)
91において,ハンドル90と,その後方に座席911が設け
られている。そして,該運転席91の前方には,フロント
ウィンド92が,後方にはリアウィンド93が,両者間の上
方にはルーフ94が設けられている。
従来,上記トーイング車においては,運転者8が頻繁
に乗降する必要から,運転席の両サイド(左右両側面)
にはドアが設けられていない。
このことは,上記トーイング者に限らず,一般のトレ
ーラー,トラクター等のごとき産業車両においても同様
である。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来の産業車両には,次の問題点
がある。
即ち,トーイング者等の産業車両には,上述のごと
く,運転席の両サイドにドアが設けられていない。その
ため,かかる産業車両においては,第12図に示すごと
く,その走行中に車輪96により巻き上げられた塵埃がD
方向より運転席まで入ってくる。そのため,上記塵埃7
が運転者の目の中に入って目を傷めたり,鼻や喉の呼吸
器官に入ることがある。
このように,トーイング車等の産業車両の運転席にお
いて,塵埃7が浮遊し滞留することは,運転者の衛生上
好ましくない。
本発明は,かかる従来の産業車両の問題点に鑑みてな
されたもので,室内に塵埃が浮遊し滞留しない,産業車
両を提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は運転席の前方にフロントウィンドを,後方に
リアウィンドを,両者間の上方にルーフを有し,かつ運
転席の左右の両側面はドアを設けることなく開放されて
いる産業車両において, 上記フロントウィンドには外気を取り入れる空気吸入
口を設け,また上記ルーフには排気口を設け,車両走行
中に運転席の前方下方からルーフに設けた排気口に向か
う外気の上昇流れを形成し,走行中に車両の側面より運
転席に巻き込まれた塵埃を,上記の外気上昇流れにより
上記ルーフの排気口より排出するよう構成したことを特
徴とする産業車両の換気装置にある。
本発明において,上記空気吸入口としては,例えば上
下開閉式のものと,スライド開閉式のものとがある。ま
た,前者に属する第1の態様としては,フロントウィン
ドの下方に開閉扉を取り付けたもの(第1実施例,第1
図参照)がある。また,第2の態様として,フロントウ
ィンドに設けたヒンジにより上下に回動できる,開閉ボ
ードを取り付けたもの(第2実施例,第2図及び第3図
参照)がある。
一方,後者に属する第1の態様としては,フロントウ
ィンドに,開閉スライドパネルを垂直状に取り付けたも
の(第3実施例,第4図〜第6図)がある。また,第2
の態様として,開閉スライドパネルを水平状に取り付け
たもの(第4実施例,第7図〜第9図参照)がある。
上記排気口としては,例えばルーフ窓の一部分が開閉
式のもの(第5実施例,第10図参照)と,ルーフ窓が常
時開口しているもの(第6実施例,第11図参照)とがあ
る。
〔作用及び効果〕
本発明にかかる換気装置においては,フロントウィン
ドに空気吸入口が設けられているため,産業車両の走行
中には上記空気吸入口より外気が室内,即ち左右側面に
ドアのない運転席に入ってくる。特に,空気吸入口より
侵入した上記外気は,運転席の前方下方より上方へと上
昇流れを形成し,ルーフ(天井)方向に至る。
そして,上記ルーフには,排気口が設けられているた
め,上記外気は上記の上昇流れによって該排気口より室
外へ排出される。
しかして,本発明の換気装置においては,産業車両の
走行中に塵埃が室内に入って来ても,該塵埃は上記の外
気上昇流れによって直ちに上記外気と共に排気口より排
出される。
したがって,本発明によれば,室内に塵埃が浮遊し滞
留しない,産業車両を提供することができる。
なお,雨天時には,塵埃は車輪で巻きあげられないた
め,雨水浸入防止のため,上記空気吸入口及び排気口を
閉止状態としておくこともできる。
〔実施例〕
第1実施例 本例にかかる換気装置につき,第1図を用いて説明す
る。
即ち,本例の換気装置は,トーイング車において,運
転席91の前方のフロントウィンド1に空気吸入口2を設
け,またルーフ3には排気口4を設けてなる。
また上記従来例に示したごとく,該トーイング車にお
ける運転席の左右の両側面には,ドアを有していない。
上記フロントウィンド1には,運転席91の前方におい
て略湾曲状のウィンドガラス11を装着する。また,該フ
ロントウィンド1の下方には空気吸入口2を設ける。
上記空気吸入口2は,引き手211を有する手動の開閉
扉21と,ヒンジ20とよりなる。そして,該開閉扉21は,
上記ヒンジ20を介して上記ウィンドガラス11の下方に,
開閉可能に取り付ける。また,該開閉扉21は,その上方
前端部において,マグネット係止具122を有する。しか
して,上記開閉扉21は,閉止時において,上記マグネッ
ト係止具122により扉格納部12内に,係止された状態で
格納される。
上記ルーフ3は,上記フロントウィンド1とリアウィ
ンド5との間の上方に設ける。また,該ルーフ3は,前
方側において,採光用のルーフウィンド41を有する。
上記ルーフウィンド41は,平板状のウィンドガラス装
着部411を有し,ヒンジ40により開閉可能にルーフ3の
前方側に取り付ける。また,該ルーフウィンド41は,一
端に該ウィンド41の開閉と連動するアーム42を有する。
該アーム42は,上記ルーフウィンド41の開放時におい
て,該ウィンドの支柱となるものである。
その他は,前記従来例と同様である。
次に,作用効果につき説明する。
本例にかかる換気装置においては,まず上記引き手21
1を手前に引く。これにより,開閉扉21は下方に倒れ空
気吸入口2が開放状態となる。また,上記ルーフウィン
ド41を上方へ押し上げる。これにより,排気口4が開放
状態となる。
このように,第1図に示すごとく,フロントウィンド
1は,空気吸入口2が開放状態であるため,走行中には
フロントウィンド1の空気吸入口2より外気が室内に入
ってくる。そして,空気吸入口2より侵入した上記外気
は,運転席91の前方下方より上方へ向かってA方向に上
昇する,上昇流れを形成し,ルーフ3方向に至る。
また,上記ルーフ3は,排気口4が開放状態であるた
め,上記外気は該排気口4より室外のB方向へ排出され
る。
しかして,本例の換気装置において,トーイング車の
走行中に塵埃7がC方向より室内に入って来ても,上記
塵埃7は,上記の外気上昇流れによって直ちに上記外気
と共にルーフ3の排気口4より排出される。
したがって,本例によれば,室内に塵埃が浮遊し滞留
しない,トーイング車の換気装置を得ることができる。
なお,雨天時においては,塵埃は車輪96で巻き上げら
れないため,上記空気吸入口2及び排気口4は閉止状態
としておく。
第2実施例 本例にかかる換気装置につき,第2図及び第3図を用
いて説明する。
即ち,本例の換気装置は,上記第1実施例における開
閉扉21に代えて,開閉扉22としたものである。その他の
構成は,上記第1実施例と同様である。
上記開閉扉22は,第2図に示すごとく,ヒンジ220の
回動により,上下に開閉可能にしたものである。また,
フロントウィンド1の下方には,上記開閉扉22が下方に
開口した場合に,当接する弾性ストッパー23を配設す
る。
つまり,第2図及び第3図に示すごとく,ヒンジ220
の回動によって開閉扉22を下方側へ押し下げる。このと
き,該開閉扉22は,弾性ストッパー23に当接して止ま
る。これにより,空気吸入口2が開放される。
したがって,本例によれば,上記第1実施例の効果の
ほかに,開閉扉22の開閉操作を手軽に行うことができ
る。
第3実施例 本例にかかる換気装置につき,第4図〜第6図を用い
て説明する。
即ち,本例の換気装置は,上記第1実施例における開
閉扉21に代えて,スライド扉24としたものである。その
他の構成は,上記第1実施例と同様である。
上記スライド扉24は,前扉241,後扉242と前扉241に取
り付けた取手243とよりなる。そして,前扉241と後扉24
2とは,それぞれ開口部を有する。つまり,前扉241は,
開口部245を有する。また,後扉242は,開口部246を有
する。
また,上記スライド扉24は,フロントウィンド1の下
方中央部において,垂直状に設ける。そして,該スライ
ド扉24は,仕切板247により固定する。
しかして,上記スライド扉24は,開口時においては,
第5図に示すごとく,前扉241と後扉242との両開口部24
5,246は,一致しており,空気吸入口2を開放状態とし
ている。
一方,上記スライド扉24は,閉止時においては,第6
図に示すごとく,後扉242をR方向にスライドさせる。
これにより,上記開口部245,246は全て閉じられ,上記
空気吸入口2は閉止状態となる。
したがって,本例によれば,上記第1実施例の効果の
ほかに,スライド扉の開閉を手軽に行うことができる。
第4実施例 本例にかかる換気装置につき,第7図〜第9図を用い
て説明する。
即ち,本例の換気装置は,上記第3実施例における垂
直状のスライド扉24を,水平状のスライド扉25としたも
のである。その他の構成は,上記第3実施例と同様であ
る。なお,空気吸入口2には,仕切板257によって通気
口を設ける。
上記スライド扉25は,上扉251と下扉252と上扉251が
有する取手253とよりなる。また,上扉251は,開口部25
5を有する。また,下扉252は,開口部256を有する。そ
して,第8図に示す開口状態を,第9図に示す閉止状態
にするには,下扉252をR方向に移動する。
しかして,本例によれば,上記第3実施例と同様の効
果を得ることができる。
第5実施例 本例にかかる換気装置につき,第10図を用いて説明す
る。
即ち,本例の換気装置は,上記第1実施例における上
下開閉式のルーフウィンド41に代えて,スライド開閉式
のルーフウィンド43としたものである。つまり,ルーフ
3には開口部430を設け,該開口部430上にルーフウィン
ド43をS方向にスライド可能に配設する。
その他の構成は,上記第1実施例と同様である。
しかして,本例の換気装置においては,ルーフウィン
ド43の開口時に支柱アーム等を要することなく,安定し
た状態で該ルーフウィンドを開口して,排気口4を開放
状態とすることができる。
第6実施例 本例にかかる換気装置につき,第11図を用いて説明す
る。
即ち,本例の換気装置は,上記第1実施例における排
気口4のルーフウィンド41に代えて,常時開放式のルー
フ31としたものである。その他の構成は,上記第1実施
例と同様とした。
上記ルーフ31は,上段ルーフ311と,下段ルーフ313
と,両者の間に設けた開口部312とよりなる。
しかして,本例の換気装置においては,ルーフウィン
ドを開閉する必要がなく,常時開放状態の開口部312を
有する。
それ故,本例の換気装置においては,空気吸入口2の
みを開口すれば,運転席91において,塵埃が浮遊し滞留
しない外気の通気経路Gを形成できる。
したがって,本例によれば,上記第1実施例の効果の
ほかに,排気口の開閉操作を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例にかかる換気装置の側面図,第2図
及び第3図は第2実施例にかかる換気装置を示し,第2
図はその側面図,第3図はその正面図,第4図〜第6図
は第3実施例にかかる換気装置を示し,第4図はその側
面図,第5図及び第6図はその正面図,第7図〜第9図
は第4実施例を示し,第7図はその側面図,第8図及び
第9図はその正面図,第10図は第5実施例にかかる換気
装置の側面図,第11図は第6実施例にかかる換気装置の
ルーフの断面図,第12図は従来のトーイング車の側面図
である。 1……フロントウィンド, 2……空気吸入口, 3……ルーフ, 4……排気口, 5……リアウィンド, 7……塵埃, 91……運転席,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転席の前方にフロントウィンドを,後方
    にリアウィンドを,両者間の上方にルーフを有し,かつ
    運転席の左右の両側面はドアを設けることなく開放され
    ている産業車両において, 上記フロントウィンドには外気を取り入れる空気吸入口
    を設け,また上記ルーフには排気口を設け,車両走行中
    に運転席の前方下方からルーフに設けた排気口に向かう
    外気の上昇流れを形成し,走行中に車両の側面より運転
    席に巻き込まれた塵埃を,上記の外気上昇流れにより上
    記ルーフの排気口より排出するよう構成したことを特徴
    とする産業車両の換気装置。
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