JP2816062B2 - メモリセルの情報の消去方法 - Google Patents
メモリセルの情報の消去方法Info
- Publication number
- JP2816062B2 JP2816062B2 JP26568292A JP26568292A JP2816062B2 JP 2816062 B2 JP2816062 B2 JP 2816062B2 JP 26568292 A JP26568292 A JP 26568292A JP 26568292 A JP26568292 A JP 26568292A JP 2816062 B2 JP2816062 B2 JP 2816062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- word line
- memory cells
- memory cell
- potential
- erasing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/10—Programming or data input circuits
- G11C16/14—Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits
- G11C16/16—Circuits for erasing electrically, e.g. erase voltage switching circuits for erasing blocks, e.g. arrays, words, groups
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装
置に関するもので、特に、そのメモリセル構造が単純な
ポリシリコンの2層構造であるフラッシュEEPROM
における消去時のしきい値の分布を狭くする手段を提供
するものである。
置に関するもので、特に、そのメモリセル構造が単純な
ポリシリコンの2層構造であるフラッシュEEPROM
における消去時のしきい値の分布を狭くする手段を提供
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すようなアレイ構成を持
つフラッシュEEPROMでは、情報の消去は、Fow
ler−Nordheim(以下、F−N)トンネリン
グにより、例えばフロ−ティングゲ−トからソ−スへ電
子を引き抜くことで行われる。そして、その消去は、ソ
−スに正電位を、ワ−ド線に負電位を印加することによ
って、全てのメモリセルを一括に、或いは、メモリセル
を複数のブロックに分けその単位ブロック毎に、或い
は、ワ−ド線毎に行われる。
つフラッシュEEPROMでは、情報の消去は、Fow
ler−Nordheim(以下、F−N)トンネリン
グにより、例えばフロ−ティングゲ−トからソ−スへ電
子を引き抜くことで行われる。そして、その消去は、ソ
−スに正電位を、ワ−ド線に負電位を印加することによ
って、全てのメモリセルを一括に、或いは、メモリセル
を複数のブロックに分けその単位ブロック毎に、或い
は、ワ−ド線毎に行われる。
【0003】しかし、図3に示されるようなEEPRO
Mでは、例えば2本のワ−ド線 W1,W2は、ソ−ス
線S1を中心として対となるように配置されている。従
って、2本のワ−ド線 W1,W2 の消去時のしきい
値分布は、図4に示されるようにそれぞれが独立した分
布を持っている。
Mでは、例えば2本のワ−ド線 W1,W2は、ソ−ス
線S1を中心として対となるように配置されている。従
って、2本のワ−ド線 W1,W2 の消去時のしきい
値分布は、図4に示されるようにそれぞれが独立した分
布を持っている。
【0004】このような2本のワ−ド線 W1,W2
の消去時のしきい値分布の差は、ステッパ−の合せずれ
や、プロセスの異方性(特に、インプラやエッチング
等)のような要因が重複した結果として現れるものであ
り、この差を完全になくすことは、非常に困難である。
の消去時のしきい値分布の差は、ステッパ−の合せずれ
や、プロセスの異方性(特に、インプラやエッチング
等)のような要因が重複した結果として現れるものであ
り、この差を完全になくすことは、非常に困難である。
【0005】そして、かかる場合に、全てのメモリセル
を一括に、或いは、メモリセルを単位ブロック毎に消去
すると、そのしきい値のバラツキは、図4中のaで示さ
れる範囲(破線X)に広がることになる。即ち、ワ−ド
線 W1のしきい値分布bとワ−ド線 W2のしきい値
分布cが重なることになるのである。
を一括に、或いは、メモリセルを単位ブロック毎に消去
すると、そのしきい値のバラツキは、図4中のaで示さ
れる範囲(破線X)に広がることになる。即ち、ワ−ド
線 W1のしきい値分布bとワ−ド線 W2のしきい値
分布cが重なることになるのである。
【0006】これに対し、1本のワ−ド線毎に消去を行
うことも可能であり、かかる場合、それぞれのワ−ド線
毎に消去を行えばよく、全体のしきい値のバラツキの幅
は、例えば図4のeで示されるように、ほぼワ−ド線1
本分の幅(一点破線Y)となる。しかし、この消去法で
は、ワ−ド線毎に情報の消去を行うため、消去しようと
するワ−ド線の本数分だけ消去動作を必要とする。従っ
て、消去動作に、非常に長い時間を要するという欠点が
ある。
うことも可能であり、かかる場合、それぞれのワ−ド線
毎に消去を行えばよく、全体のしきい値のバラツキの幅
は、例えば図4のeで示されるように、ほぼワ−ド線1
本分の幅(一点破線Y)となる。しかし、この消去法で
は、ワ−ド線毎に情報の消去を行うため、消去しようと
するワ−ド線の本数分だけ消去動作を必要とする。従っ
て、消去動作に、非常に長い時間を要するという欠点が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
2本のワ−ド線がソ−ス線を中心として対となるように
配置されているEEPROMにおいて、当該2本のワ−
ド線の消去時のしきい値分布に差があるため、例えば単
位ブロック毎に情報を消去すると、そのしきい値分布が
広がるという欠点がある。
2本のワ−ド線がソ−ス線を中心として対となるように
配置されているEEPROMにおいて、当該2本のワ−
ド線の消去時のしきい値分布に差があるため、例えば単
位ブロック毎に情報を消去すると、そのしきい値分布が
広がるという欠点がある。
【0008】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、メモリセル構造が単純なポリシリ
コンの2層構造であるフラッシュEEPROMにおい
て、消去に必要な時間が短く、なおかつ消去時のしきい
値の分布を狭くする消去手段を提供することである。
もので、その目的は、メモリセル構造が単純なポリシリ
コンの2層構造であるフラッシュEEPROMにおい
て、消去に必要な時間が短く、なおかつ消去時のしきい
値の分布を狭くする消去手段を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のメモリセルの情報の消去方法は、第1のワ
−ド線を共有する第1のメモリセル列と、第2のワ−ド
線を共有する第2のメモリセル列とを有し、上記第1の
メモリセル列及び上記第2のメモリセル列は、一つのソ
−スを共有し、当該ソ−スに対して対称的に配列されい
る不揮発性半導体記憶装置において、上記第1のメモリ
セル列の各メモリセルの情報の消去を一度に行い、その
後、上記第2のメモリセル列の各メモリセルの情報の消
去を一度に行うというものである。
め、本発明のメモリセルの情報の消去方法は、第1のワ
−ド線を共有する第1のメモリセル列と、第2のワ−ド
線を共有する第2のメモリセル列とを有し、上記第1の
メモリセル列及び上記第2のメモリセル列は、一つのソ
−スを共有し、当該ソ−スに対して対称的に配列されい
る不揮発性半導体記憶装置において、上記第1のメモリ
セル列の各メモリセルの情報の消去を一度に行い、その
後、上記第2のメモリセル列の各メモリセルの情報の消
去を一度に行うというものである。
【0010】また、上記不揮発性半導体記憶装置は、各
々のメモリセルのフロ−ティングゲ−ト中の電子を排出
するための消去電極を有し、上記各メモリセルの情報の
消去は、当該消去電極に一定の電位を印加することによ
り、上記フロ−ティングゲ−トから上記消去電極への電
子のF−Nトンネリング現象を利用して行われる。な
お、この場合、上記消去電極には、正の電位が印加さ
れ、上記第1又は第2のワ−ド線には、負の電位が印加
される。
々のメモリセルのフロ−ティングゲ−ト中の電子を排出
するための消去電極を有し、上記各メモリセルの情報の
消去は、当該消去電極に一定の電位を印加することによ
り、上記フロ−ティングゲ−トから上記消去電極への電
子のF−Nトンネリング現象を利用して行われる。な
お、この場合、上記消去電極には、正の電位が印加さ
れ、上記第1又は第2のワ−ド線には、負の電位が印加
される。
【0011】また、上記各メモリセルの情報の消去は、
上記第1及び第2のメモリセル列に共通のソ−スに一定
の電位を印加することにより、上記第1又は第2のメモ
リセル列の各メモリセルのフロ−ティングゲ−トから上
記ソ−スへの電子のF−Nトンネリング現象を利用して
行われる。なお、この場合、上記ソ−スには、正の電位
が印加され、上記第1又は第2のワ−ド線には、負の電
位が印加される。
上記第1及び第2のメモリセル列に共通のソ−スに一定
の電位を印加することにより、上記第1又は第2のメモ
リセル列の各メモリセルのフロ−ティングゲ−トから上
記ソ−スへの電子のF−Nトンネリング現象を利用して
行われる。なお、この場合、上記ソ−スには、正の電位
が印加され、上記第1又は第2のワ−ド線には、負の電
位が印加される。
【0012】上記不揮発性半導体記憶装置は、上記一つ
のソ−スを共有する第1及び第2のメモリセル列が一つ
の単位となり、複数単位がまとまって一つのメモリセル
アレイを構成し、当該ソ−スに対して対称的に配列され
ている第1及び第2のメモリセル列の第1のメモリセル
列のみ、或いは第2のメモリセル列のみでブロックを構
成する。
のソ−スを共有する第1及び第2のメモリセル列が一つ
の単位となり、複数単位がまとまって一つのメモリセル
アレイを構成し、当該ソ−スに対して対称的に配列され
ている第1及び第2のメモリセル列の第1のメモリセル
列のみ、或いは第2のメモリセル列のみでブロックを構
成する。
【0013】また、不良セルの置き換えを行うための冗
長セル列を有し、当該冗長セル列は、第3のビット線を
共有する第1の冗長セル列と、第4のビット線を共有す
る第2の冗長セル列と、上記第1及び第2の冗長セル列
に共有される一つのソ−スとから構成され、上記第1又
は第2のメモリセル列は、上記第1又は第2の冗長セル
列に置き換え得る。
長セル列を有し、当該冗長セル列は、第3のビット線を
共有する第1の冗長セル列と、第4のビット線を共有す
る第2の冗長セル列と、上記第1及び第2の冗長セル列
に共有される一つのソ−スとから構成され、上記第1又
は第2のメモリセル列は、上記第1又は第2の冗長セル
列に置き換え得る。
【0014】
【作用】上記構成によれば、メモリセルアレイ全体とし
て、又は、メモリセルアレイを構成する一つのブロック
を単位として、まず、一つのソ−スを共有する第1及び
第2のメモリセル列の当該第1のメモリセル列の各メモ
リセルの情報の消去を一度に行い、次に、当該上記第2
のメモリセル列の各メモリセルの情報の消去を一度に行
うことによって、メモリセルの情報の消去を行うことが
できる。
て、又は、メモリセルアレイを構成する一つのブロック
を単位として、まず、一つのソ−スを共有する第1及び
第2のメモリセル列の当該第1のメモリセル列の各メモ
リセルの情報の消去を一度に行い、次に、当該上記第2
のメモリセル列の各メモリセルの情報の消去を一度に行
うことによって、メモリセルの情報の消去を行うことが
できる。
【0015】これにより、メモリセル構造が単純なポリ
シリコンの2層構造であるフラッシュEEPROMにお
いて、消去をいくつかのブロックに分けて行う場合に、
一つのブロック内において2本の対のワ−ド線の一方を
全て消去した後、当該ワ−ド線の他方を全て消去でき、
消去に必要な時間が短く、なおかつ消去時のしきい値の
分布を狭くする消去手段を提供できる。
シリコンの2層構造であるフラッシュEEPROMにお
いて、消去をいくつかのブロックに分けて行う場合に、
一つのブロック内において2本の対のワ−ド線の一方を
全て消去した後、当該ワ−ド線の他方を全て消去でき、
消去に必要な時間が短く、なおかつ消去時のしきい値の
分布を狭くする消去手段を提供できる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例
であるフラッシュEEPROMのブロック構成を示して
いる。このフラッシュEEPROMにおいて、メモリセ
ルの情報の消去方法について以下に説明する。なお、フ
ラッシュEEPROMの構成は、従来と変わらないの
で、その説明は省略する。
例について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例
であるフラッシュEEPROMのブロック構成を示して
いる。このフラッシュEEPROMにおいて、メモリセ
ルの情報の消去方法について以下に説明する。なお、フ
ラッシュEEPROMの構成は、従来と変わらないの
で、その説明は省略する。
【0017】一つのソ−スSnを共有する二つのワ−ド
線 W2n-1、W2nを一つの単位とする場合に、n個の単
位がまとまって一つのメモリセルアレイ又は一つのブロ
ックが構成されているものとする。
線 W2n-1、W2nを一つの単位とする場合に、n個の単
位がまとまって一つのメモリセルアレイ又は一つのブロ
ックが構成されているものとする。
【0018】ソ−ス線 Sn(n=1,2…)は、二つ
のワ−ド線 W2n-1、W2n(n=1,2…)によって共
有されている。本発明では、n番目のソ−ス線 Snに
対して、これに隣接して配置されているワ−ド線 W2n
-1、W2nは、同時に消去されることがない。
のワ−ド線 W2n-1、W2n(n=1,2…)によって共
有されている。本発明では、n番目のソ−ス線 Snに
対して、これに隣接して配置されているワ−ド線 W2n
-1、W2nは、同時に消去されることがない。
【0019】即ち、図2に示すように、(2n−1)番
目のワ−ド線 W2n-1に接続されるメモリセルのみを消
去しようとする場合、ソ−ス線 Snには、例えば正の
電位(5[V])を印加し、(2n−1)番目のワ−ド
線 W2n-1には、例えば負の電位(−10[V])を印
加する。これにより、ワ−ド線 W2n-1を共通にする各
メモリセルの情報がF−Nトンネリングにより一度に消
去される。
目のワ−ド線 W2n-1に接続されるメモリセルのみを消
去しようとする場合、ソ−ス線 Snには、例えば正の
電位(5[V])を印加し、(2n−1)番目のワ−ド
線 W2n-1には、例えば負の電位(−10[V])を印
加する。これにより、ワ−ド線 W2n-1を共通にする各
メモリセルの情報がF−Nトンネリングにより一度に消
去される。
【0020】この際、2n番目のワ−ド線 W2nの電位
は、当該ワ−ド線 W2nを共通にする各メモリセルの情
報がF−Nトンネリングにより消去されない程度の電
位、例えば接地電位に設定しておくのが良い。なお、消
去時のビット線Bi (i=1,2…)は、フロ−ティン
グ状態でも、又は、接地電位を与えても良い。
は、当該ワ−ド線 W2nを共通にする各メモリセルの情
報がF−Nトンネリングにより消去されない程度の電
位、例えば接地電位に設定しておくのが良い。なお、消
去時のビット線Bi (i=1,2…)は、フロ−ティン
グ状態でも、又は、接地電位を与えても良い。
【0021】逆に、2n番目のワ−ド線 W2nに接続さ
れるメモリセルのみを消去しようとする場合、ソ−ス線
Snには、例えば正の電位(5[V])を印加し、2
n番目のワ−ド線 W2nには、例えば負の電位(−10
[V])を印加する。これにより、ワ−ド線 W2nを共
通にする各メモリセルの情報がF−Nトンネリングによ
り一度に消去される。
れるメモリセルのみを消去しようとする場合、ソ−ス線
Snには、例えば正の電位(5[V])を印加し、2
n番目のワ−ド線 W2nには、例えば負の電位(−10
[V])を印加する。これにより、ワ−ド線 W2nを共
通にする各メモリセルの情報がF−Nトンネリングによ
り一度に消去される。
【0022】この際、(2n+1)番目のワ−ド線 W
2n+1の電位は、当該ワ−ド線 W2n+1を共通にする各メ
モリセルの情報がF−Nトンネリングにより消去されな
い程度の電位、例えば接地電位に設定しておくのが良
い。なお、消去時のビット線Bi (i=1,2…)は、
フロ−ティング状態でも、又は、接地電位を与えても良
い。
2n+1の電位は、当該ワ−ド線 W2n+1を共通にする各メ
モリセルの情報がF−Nトンネリングにより消去されな
い程度の電位、例えば接地電位に設定しておくのが良
い。なお、消去時のビット線Bi (i=1,2…)は、
フロ−ティング状態でも、又は、接地電位を与えても良
い。
【0023】上記方法によれば、メモリセルアレイ又は
一つのブロックを構成するメモリセルの情報の消去は、
ワ−ド線 W2n+1を共有するメモリセルの情報の消去
(消去1)と、ワ−ド線 W2nを共有するメモリセルの
情報の消去(消去2)の2回のみで行うことができる。
これにより、メモリセルの情報の消去に必要な時間が短
くできる。しかも、情報の消去は、ワ−ド線 W2n+1を
共有するメモリセルと、ワ−ド線 W2nを共有するメモ
リセルとに分けて行っている。従って、ステッパ−の合
せずれや、プロセス異方性のような要因に影響されるこ
とがなく、消去時のしきい値の分布を狭くできる。
一つのブロックを構成するメモリセルの情報の消去は、
ワ−ド線 W2n+1を共有するメモリセルの情報の消去
(消去1)と、ワ−ド線 W2nを共有するメモリセルの
情報の消去(消去2)の2回のみで行うことができる。
これにより、メモリセルの情報の消去に必要な時間が短
くできる。しかも、情報の消去は、ワ−ド線 W2n+1を
共有するメモリセルと、ワ−ド線 W2nを共有するメモ
リセルとに分けて行っている。従って、ステッパ−の合
せずれや、プロセス異方性のような要因に影響されるこ
とがなく、消去時のしきい値の分布を狭くできる。
【0024】なお、上記実施例では、メモリセルの情報
の消去は、一つのワ−ド線 W2n-1又はW2nを共有する
メモリセル列に共通のソ−ス線Snに一定の電位を印加
し、当該メモリセル列の各メモリセルのフロ−ティング
ゲ−トから当該ソ−スへの電子のF−Nトンネリング現
象を利用して行われている。
の消去は、一つのワ−ド線 W2n-1又はW2nを共有する
メモリセル列に共通のソ−ス線Snに一定の電位を印加
し、当該メモリセル列の各メモリセルのフロ−ティング
ゲ−トから当該ソ−スへの電子のF−Nトンネリング現
象を利用して行われている。
【0025】しかし、各々のメモリセルのフロ−ティン
グゲ−ト中の電子を排出するための消去電極を設け、上
記各メモリセルの情報の消去は、当該消去電極に一定の
電位を印加することにより、上記フロ−ティングゲ−ト
から上記消去電極への電子のF−Nトンネリング現象を
利用して行ってもよい。
グゲ−ト中の電子を排出するための消去電極を設け、上
記各メモリセルの情報の消去は、当該消去電極に一定の
電位を印加することにより、上記フロ−ティングゲ−ト
から上記消去電極への電子のF−Nトンネリング現象を
利用して行ってもよい。
【0026】また、一つのソ−ス線Snを共有する二つ
のメモリセル列が一つの単位を構成する場合には、複数
単位がまとまって一つのメモリセルアレイ、又は、メモ
リセルアレイのブロックが構成されている。
のメモリセル列が一つの単位を構成する場合には、複数
単位がまとまって一つのメモリセルアレイ、又は、メモ
リセルアレイのブロックが構成されている。
【0027】また、本実施例におけるフラッシュEEP
ROMは、不良セルの置き換えを行うための冗長セル列
を有するものであってもよい。この場合、冗長セル列
は、ソ−ス線を共通にする二つのメモリセル列と同様の
構成を有する。そして、不良セルがある場合には、冗長
セルに置き換えることができる。
ROMは、不良セルの置き換えを行うための冗長セル列
を有するものであってもよい。この場合、冗長セル列
は、ソ−ス線を共通にする二つのメモリセル列と同様の
構成を有する。そして、不良セルがある場合には、冗長
セルに置き換えることができる。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
装置によれば、次のような効果を奏する。メモリセルア
レイ全体として、又は、メモリセルアレイを構成する一
つのブロックを単位として、一つのソ−スを共有する第
1及び第2のメモリセル列における上記第1のメモリセ
ル列の各メモリセルの情報の消去を一度に行い、その
後、上記第2のメモリセル列の各メモリセルの情報の消
去を一度に行うことにより、メモリセルの情報の消去を
行っている。これにより、メモリセル構造が単純なポリ
シリコンの2層構造であるフラッシュEEPROMにお
いて、消去に必要な時間が短く、なおかつ消去時のしき
い値の分布を狭くする消去手段を提供できる。
装置によれば、次のような効果を奏する。メモリセルア
レイ全体として、又は、メモリセルアレイを構成する一
つのブロックを単位として、一つのソ−スを共有する第
1及び第2のメモリセル列における上記第1のメモリセ
ル列の各メモリセルの情報の消去を一度に行い、その
後、上記第2のメモリセル列の各メモリセルの情報の消
去を一度に行うことにより、メモリセルの情報の消去を
行っている。これにより、メモリセル構造が単純なポリ
シリコンの2層構造であるフラッシュEEPROMにお
いて、消去に必要な時間が短く、なおかつ消去時のしき
い値の分布を狭くする消去手段を提供できる。
【図1】本発明の一実施例に係わるフラッシュEEPR
OMを示す回路図。
OMを示す回路図。
【図2】本発明のメモリセルの消去方法を示す図。
【図3】従来のフラッシュEEPROMを示す回路図。
【図4】消去後のメモリセルアレイにおける各メモリセ
ルのしきい値分布を示す図。
ルのしきい値分布を示す図。
Sn …ソ−ス線、 W2n、W2n-1 …ワ−ド線、 Bi …ビット線。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のワ−ド線対を有し、各々のワ−ド
線対の第1ワ−ド線には複数の第1メモリセルが接続さ
れ、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド線には複数の第2メ
モリセルが接続され、1つのワ−ド線対に接続される複
数の第1及び第2メモリセルのソ−スが共有される不揮
発性記憶装置のメモリセルの情報の消去方法において、 各々のワ−ド線対の複数の第1及び第2メモリセルのソ
−スに正電位、各々のワ−ド線対の第1ワ−ド線に負電
位、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド線に接地電位をそれ
ぞれ同時に与え、全てのワ−ド線対の第1ワ−ド線に接
続される複数の第1メモリセルの情報の消去を行い、 各々のワ−ド線対の複数の第1及び第2メモリセルのソ
−スに正電位、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド線に負電
位、各々のワ−ド線対の第1ワ−ド線に接地電位をそれ
ぞれ同時に与え、全てのワ−ド線対の第2ワ−ド線に接
続される複数の第2メモリセルの情報の消去を行うこと
を特徴とするメモリセルの情報の消去方法。 - 【請求項2】 複数のワ−ド線対を有し、各々のワ−ド
線対の第1ワ−ド線には複数の第1メモリセルが接続さ
れ、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド線には複数の第2メ
モリセルが接続され、1つのワ−ド線対に接続される複
数の第1及び第2メモリセルのソ−スが共有され、各々
のワ−ド線対の複数の第1及び第2メモリセルの情報を
消去する消去電極を有する不揮発性記憶装置のメモリセ
ルの情報の消去方法において、 前記消去電極に正電位、各々のワ−ド線対の第1ワ−ド
線に負電位、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド線に接地電
位をそれぞれ同時に与え、全てのワ−ド線対の第1ワ−
ド線に接続される複数の第1メモリセルの情報の消去を
行い、 前記消去電極に正電位、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド
線に負電位、各々のワ−ド線対の第1ワ−ド線に接地電
位をそれぞれ同時に与え、全てのワ−ド線対の第2ワ−
ド線に接続される複数の第2メモリセルの情報の消去を
行うことを特徴とするメモリセルの情報の消去方法。 - 【請求項3】 複数のワ−ド線対を有し、各々のワ−ド
線対の第1ワ−ド線には複数の第1メモリセルが接続さ
れ、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド線には複数の第2メ
モリセルが接続され、1つのワ−ド線対に接続される複
数の第1及び第2メモリセルのソ−スが共有される不揮
発性記憶装置のメモリセルの情報の消去方法において、 各々のワ−ド線対の複数の第1及び第2メモリセルのソ
−スに第1電位、各々のワ−ド線対の第1ワ−ド線に前
記第1電位よりも低い第2電位、各々のワ−ド線対の第
2ワ−ド線に前記第1電位よりも低く前記第2電位より
も高い第3電位をそれぞれ同時に与え、全てのワ−ド線
対の第1ワ−ド線に接続される複数の第1メモリセルの
情報の消去を行い、 各々のワ−ド線対の複数の第1及び第2メモリセルのソ
−スに前記第1電位、各々のワ−ド線対の第2ワ−ド線
に前記第2電位、各々のワ−ド線対の第1ワ−ド線に前
記第3電位をそれぞれ同時に与え、全てのワ−ド線対の
第2ワ−ド線に接続される複数の第2メモリセルの情報
の消去を行うことを特徴とするメモリセルの情報の消去
方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26568292A JP2816062B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | メモリセルの情報の消去方法 |
US08/123,476 US5422843A (en) | 1992-10-05 | 1993-09-20 | Method of erasing information in memory cells |
KR1019930020460A KR0139766B1 (ko) | 1992-10-05 | 1993-10-05 | 메모리 셀의 정보소거방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26568292A JP2816062B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | メモリセルの情報の消去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06119789A JPH06119789A (ja) | 1994-04-28 |
JP2816062B2 true JP2816062B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17420542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26568292A Expired - Fee Related JP2816062B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | メモリセルの情報の消去方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5422843A (ja) |
JP (1) | JP2816062B2 (ja) |
KR (1) | KR0139766B1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2751821B2 (ja) * | 1994-02-16 | 1998-05-18 | 日本電気株式会社 | 不揮発性半導体記憶装置 |
US5777924A (en) * | 1997-06-05 | 1998-07-07 | Aplus Integrated Circuits, Inc. | Flash memory array and decoding architecture |
US6148360A (en) * | 1996-09-20 | 2000-11-14 | Intel Corporation | Nonvolatile writeable memory with program suspend command |
US5940861A (en) * | 1996-09-20 | 1999-08-17 | Intel Corporation | Method and apparatus for preempting operations in a nonvolatile memory in order to read code from the nonvolatile memory |
US6201739B1 (en) * | 1996-09-20 | 2001-03-13 | Intel Corporation | Nonvolatile writeable memory with preemption pin |
JP2000516380A (ja) * | 1997-06-05 | 2000-12-05 | ピーター・ウング・リー | 新しいフラッシュメモリ配列とデーコーディング構造 |
US5801994A (en) * | 1997-08-15 | 1998-09-01 | Programmable Microelectronics Corporation | Non-volatile memory array architecture |
US6189070B1 (en) | 1997-08-28 | 2001-02-13 | Intel Corporation | Apparatus and method for suspending operation to read code in a nonvolatile writable semiconductor memory |
US5909392A (en) * | 1997-10-09 | 1999-06-01 | Programmable Microelectronics Corporation | PMOS memory array having OR gate architecture |
US6226728B1 (en) | 1998-04-21 | 2001-05-01 | Intel Corporation | Dynamic allocation for efficient management of variable sized data within a nonvolatile memory |
JP3709126B2 (ja) | 2000-07-05 | 2005-10-19 | シャープ株式会社 | 不揮発性半導体メモリ装置の消去方法 |
CN104091801B (zh) * | 2014-07-23 | 2017-01-11 | 上海华虹宏力半导体制造有限公司 | 存储器单元阵列及其形成方法和驱动方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0191395A (ja) * | 1987-10-01 | 1989-04-11 | Toshiba Corp | 不揮発性半導体メモリ |
US4949309A (en) * | 1988-05-11 | 1990-08-14 | Catalyst Semiconductor, Inc. | EEPROM utilizing single transistor per cell capable of both byte erase and flash erase |
JPH03219496A (ja) * | 1990-01-25 | 1991-09-26 | Hitachi Ltd | 不揮発性半導体記憶装置 |
US5126808A (en) * | 1989-10-23 | 1992-06-30 | Advanced Micro Devices, Inc. | Flash EEPROM array with paged erase architecture |
FR2655177A1 (fr) * | 1989-11-24 | 1991-05-31 | Sgs Thomson Microelectronics | Circuit de redondance avec memorisation de position de plot de sortie. |
US5134449A (en) * | 1989-12-04 | 1992-07-28 | Texas Instruments Incorporated | Nonvolatile memory cell with field-plate switch |
JP2635810B2 (ja) * | 1990-09-28 | 1997-07-30 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置 |
JPH04159696A (ja) * | 1990-10-22 | 1992-06-02 | Mitsubishi Electric Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
US5185718A (en) * | 1991-02-19 | 1993-02-09 | Catalyst Semiconductor Corporation | Memory array architecture for flash memory |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP26568292A patent/JP2816062B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-09-20 US US08/123,476 patent/US5422843A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-10-05 KR KR1019930020460A patent/KR0139766B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR0139766B1 (ko) | 1998-06-01 |
US5422843A (en) | 1995-06-06 |
KR940010356A (ko) | 1994-05-26 |
JPH06119789A (ja) | 1994-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2862584B2 (ja) | 不揮発性半導体メモリ装置 | |
US5109361A (en) | Electrically page erasable and programmable read only memory | |
US6181597B1 (en) | EEPROM array using 2-bit non-volatile memory cells with serial read operations | |
US6256231B1 (en) | EEPROM array using 2-bit non-volatile memory cells and method of implementing same | |
US20080123416A1 (en) | Program and erase methods and structures for byte-alterable flash memory | |
EP0447856B1 (en) | Nonvolatile semiconducteur memory | |
JP2816062B2 (ja) | メモリセルの情報の消去方法 | |
JPH0836894A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
US6118705A (en) | Page mode erase in a flash memory array | |
US4527259A (en) | Semiconductor device having insulated gate type non-volatile semiconductor memory elements | |
US6359810B1 (en) | Page mode erase in a flash memory array | |
JP2011198437A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
JP3155847B2 (ja) | 不揮発性半導体記憶装置およびこれを用いた記憶システム | |
JP2004103161A (ja) | 不揮発性半導体メモリ | |
KR19980064584A (ko) | 불휘발성 반도체 기억 장치와 그 제어 방법, 메모리 카드,및 기억 시스템 | |
US4527258A (en) | E2 PROM having bulk storage | |
JP2001085646A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
KR20030009294A (ko) | Eeprom 응용을 위한 1-트랜지스터 셀 | |
JPS628877B2 (ja) | ||
JP2751821B2 (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
JPH01130570A (ja) | 不揮発性半導体メモリ装置 | |
EP0508552B1 (en) | Programmable semiconductor memory | |
KR101129760B1 (ko) | 플로팅 바디 메모리 어레이 | |
WO1996036050A1 (en) | Sector architecture for flash memory device | |
JP3648185B2 (ja) | フラッシュ・イーピーロム集積回路におけるデータ・パターンをプログラムする方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070814 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090814 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |