JP2001085646A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2001085646A JP25685299A JP25685299A JP2001085646A JP 2001085646 A JP2001085646 A JP 2001085646A JP 25685299 A JP25685299 A JP 25685299A JP 25685299 A JP25685299 A JP 25685299A JP 2001085646 A JP2001085646 A JP 2001085646A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括消去時の消費電流を低減することがで
き、消去後のしきい値電圧分布を狭くすることができる
NOR型EEPROMを提供する。 【解決手段】 浮遊ゲートと制御ゲートを有する電気的
書き換え可能なメモリセルがNOR型に接続されたメモ
リセルアレイ1と、アドレスによりメモリセルアレイ1
のワード線及びビット線を選択するロウデコーダ6及び
カラムデコーダ8と、メモリセルアレイ1の読み出しデ
ータをセンスし書き込みデータをラッチするセンスアン
プ/ラッチ回路3と、メモリセルアレイ1の消去すべき
ブロックのワード線に負電圧、共通ソース線に正電圧を
与えることによりブロック内のメモリセルのデータを一
括消去する動作を制御する制御回路9とを備え、ブロッ
クの一括消去動作は、ブロックの所定のワード線範囲を
消去単位として、各消去単位毎の消去動作の繰り返しに
より実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的書き換え
可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)に係
り、特にNOR型EEPROMのデータ消去法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、NOR型EEPROMフラッシュ
メモリでは、消去動作時に制御ゲートに負電圧、ソース
に正電圧を印加して、消去を行う負バイアス消去法が使
用されている。従来の負バイアス消去法では、制御ゲー
トの負バイアスは、消去すべきブロック中の全ワード線
に一括して印加する方法が用いられる。この消去シーケ
ンスを図14に示す。消去すべきブロックに、消去後の
メモリセルのしきい値電圧を揃えるためにまず予備書き
込みを行う。ついでブロック内の全メモリセルを消去
し、消去されたメモリセルのデータを読み出して消去状
態を確認する動作(消去ベリファイ)を行う。消去ベリ
ファイの結果、消去不十分のメモリセルがある場合に
は、そのメモリセルに対して消去と消去ベリファイを繰
り返す。全メモリセルの消去が確認されたら、読み出し
状態にセットアップして、消去シーケンスは終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した消去シーケン
スを用いて消去動作を行うと、以下のような問題が発生
する。制御ゲートに負電圧、ソースに正電圧を印加して
消去すると、メモリセルのソース表面電位の上昇とチャ
ネル領域表面電位の低下により、n型ソースとp型チャ
ネル領域間にバンド間トンネル電流による消去電流が流
れる。例えば、256Kbit単位のブロック消去の場
合、1メモリセルで流れる消去電流の256K倍の電流
が必要になる。このため、電源容量が小さい場合には、
ソース電位が低下して十分な消去ができなくなる。従っ
て消去の信頼性を確保するためには大きな容量の電源が
必要となる。特に低電源電圧で動作させる場合には、こ
の電源容量を確保することが問題となる。
【0004】また、ブロック内のメモリセルに一括して
消去電圧を印加するため、メモリセルの加工やワード線
駆動回路のもつ電気的なばらつきの影響を受け、消去後
のメモリセルのしきい値電圧分布が広くなる。この様子
を図15に示す。図15のVevは消去ベリファイ電圧
である。消去後のしきい値電圧分布幅が広いと、メモリ
セルのしきい値が0V以下になる過消去セルが多数発生
する。過消去セルが存在すると、その過消去セルにつな
がる非選択ワード線を0Vとして読み出しを行う場合
に、過消去セルにつながるビット線ではリーク電流が流
れるため、誤読み出しの原因となる。また過消去セルへ
の書き込みでは、通常より過大な電界と電流がメモリセ
ルのドレイン近傍に発生するためメモリセルがホットキ
ャリア劣化を引き起こす原因となる。
【0005】この発明は、一括消去時の消費電流を低減
することができ、消去後のしきい値電圧分布を狭くする
ことができるNOR型EEPROMを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る不揮発性
半導体記憶装置は、浮遊ゲートと制御ゲートが積層され
た構造を有する電気的書き換え可能なメモリセルがマト
リクス配列され、行方向に並ぶメモリセルの制御ゲート
がワード線に共通接続され、列方向に並ぶメモリセルの
ドレインがビット線に共通接続され、ソースが共通ソー
ス線に接続されたメモリセルアレイと、アドレスにより
前記メモリセルアレイのワード線及びビット線を選択す
るデコード回路と、前記メモリセルアレイの読み出しデ
ータをセンスし書き込みデータをラッチするセンスアン
プ/ラッチ回路と、前記メモリセルアレイの消去すべき
ブロックの全ワード線に負電圧、共通ソース線に正電圧
を与えることによりブロック内のメモリセルのデータを
一括消去する動作を制御する制御回路とを備え、前記ブ
ロックの一括消去動作は、前記ブロックの所定のワード
線範囲を消去単位として、各消去単位毎の消去動作の繰
り返しにより実行されることを特徴とする。
【0007】この発明によると、消去すべきブロックの
一括消去動作を、複数の消去単位に分けた消去動作の繰
り返しにより行うことで、負バイアス消去法によるNO
R型EEPROMの消去時の消費電流を抑えることがで
きる。また、EEPROMでは通常、メモリセルアレイ
やワード線駆動回路部のレイアウトに起因して、複数の
ワード線の中に消去特性の規則的分布が生じる。この点
を考慮して消去単位となるワード線の範囲を設定すれ
ば、消去単位毎のしきい値電圧の調整が可能である。従
って、消去ブロック内のメモリセルのしきい値分布を狭
いものとすることができる。
【0008】具体的にこの発明において、消去単位とな
るワード線の範囲は、次のように設定すればよい。 (a)ブロック内の偶数行のワード線の範囲を一つの消
去単位とし、奇数行のワード線の範囲を他の消去単位と
する。 (b)デコード回路のワード線駆動回路部のパターン同
一性の範囲を消去単位とする。 (c)1ワード線の範囲を消去単位とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。 [実施の形態1]図1はこの発明が適用されるEEPR
OMの回路構成を示す。メモリセルアレイ1は、図2に
示すように、複数のメモリセルMCがNOR型にマトリ
クス配列されている。行方向に並ぶメモリセルMCの制
御ゲートはワード線に共通接続される。列方向に並ぶメ
モリセルMCのドレインはビット線BLに接続され、ソ
ースは共通ソース線SSに接続される。
【0010】メモリセルアレイ1のビット線BLはカラ
ムデコーダ8により選択駆動されるカラムゲート2を介
してセンスアンプ/ラッチ回路3に接続されている。セ
ンスアンプ/ラッチ回路3は読み出しデータのセンスと
書き込みデータのラッチを行う。センスアンプ/ラッチ
回路3は入出力バッファ4を介して入出力端子と接続さ
れる。メモリセルアレイ1のワード線WLは、ロウデコ
ーダ6により選択駆動される。ロウアドレス、カラムア
ドレスはそれぞれロウアドレスバッファ5、カラムアド
レスバッファ7に取り込まれて、ロウデコーダ6、カラ
ムデコーダ8に供給される。ロウデコーダ6により選択
されるワード線に書き込み、消去、読み出し等に応じて
必要な電圧を供給するために、昇圧回路を内蔵した駆動
電源回路10が設けられている。制御回路9は、制御信
号に基づいて駆動電源回路10を制御して書き込み、消
去のシーケンス制御を行う。
【0011】図3は、メモリセルアレイ1のレイアウト
を示し、図4及び図5はそれぞれ図3のA−A’及びB
−B’断面図を示している。メモリセルアレイ1は、p
型シリコン基板20のn型ウェル21に形成されたp型
ウェル22内に形成されている。基板には、STI技術
等により素子分離絶縁膜23が形成されて素子形成領域
が区画されている。この様な基板に、トンネル絶縁膜2
4を介して浮遊ゲート25が形成され、浮遊ゲート25
上に絶縁膜26を介して制御ゲート27が形成され、更
にソース、ドレイン拡散層28が形成されて、メモリセ
ルが構成されている。
【0012】浮遊ゲート25は素子分離絶縁膜23上で
のスリット加工により行方向の分離がなされ、列方向に
は制御ゲート27と同時にパターン加工されている。制
御ゲート27は行方向に連続的にパターン形成され、こ
れがワード線WLとなる。メモリセルが形成された基板
上は層間絶縁膜29で覆われ、この層間絶縁膜29上に
ビット線30が配設される。
【0013】図3に示すようにNOR型EEPROMで
は、偶数行のワード線WL0,WL2,…と奇数行のワ
ード線WL1,WL3,…がビット線コンタクトBCを
挟んで対称に配置される。この場合、セル配置の対称性
から、加工プロセスのばらつきに起因して、偶数行のワ
ード線に沿ったメモリセルと奇数行のワード線に沿った
メモリセルとの間には電気的特性の奇偶依存性が生じ
る。例えば、ソース、ドレイン拡散層形成のイオン注入
の角度が傾斜すると、ゲートによるシャドウイング効果
により、ビット線コンタクトBCを挟んで奇数行と偶数
行とでソース、ドレイン拡散層の性能が異なるものとな
る。ビット線コンタクトBCの位置ずれも奇偶依存性の
原因となる。
【0014】実施の形態1においては、制御回路9によ
るブロック消去の制御シーケンスに、上述したワード線
の奇偶依存性を利用する。即ち実施の形態1では、偶数
行のワード線WL0,WL2,…の範囲を一つの消去単
位とし、奇数行のワード線WL1,WL3,…の範囲を
別の消去単位として、これらの消去単位毎の消去動作の
繰り返しによりブロックの一括消去を行う。なおここ
で、一括消去すべきブロックは、例えば一つのp型ウェ
ルを共有するメモリセルの範囲であり、メモリセルアレ
イ1が1ブロックでもよいし、複数ブロックの場合もあ
る。
【0015】図6は、この実施の形態1でのブロック一
括消去のシーケンスを示している。まず消去ブロックに
ついて予備書き込みを行う(S1)。そして、ブロック
内の偶数行のワード線を全て選択して消去動作を行い
(S2)、その後消去ベリファイを行う(S3)。消去
が不十分のメモリセルがあれば、消去が確認されるまで
消去(S2)と消去ベリファイ(S3)を繰り返す。偶
数行のワード線の消去が完了したら、次に奇数行の全ワ
ード線について同様に消去(S4)と消去ベリファイ
(S5)を行う。全メモリセルの消去が確認されたら、
読み出しモードに設定して(S6)、消去シーケンスは
終了する。
【0016】図7はこの実施の形態1での消去動作の電
位関係を示している。偶数行を選択、奇数行を非選択と
した場合、図7に示すように偶数行のワード線(選択W
L)にはVge=−10V、奇数行のワード線(非選択
WL)には0Vを与え、共通ソース線SSにはVse=
5V印加する。ビット線BLはオープンとする。このと
き選択WLのメモリセルでは、ソース近傍のトンネル絶
縁膜に、制御ゲートと浮遊ゲート間の容量と浮遊ゲート
と基板間の容量の比で決まる電界が生じる。この電界が
10MV/cm程度以上となるように、電位関係を設定
すると、浮遊ゲート中の電子がFNトンネリングにより
ソース側に放出される。これにより、メモリセルはしき
い値電圧の高い消去状態になる。
【0017】この場合、非選択WL側のメモリセルのソ
ース近傍では、5MV/cm程度の電界となり、ほとん
どバンド間電流は流れない。消去ベリファイは、通常の
読み出し動作の電位、例えばワード線にVgr=3V、
共通ソース線SSにVsr=0V、ビット線BLにVd
r=1Vを与えて読み出しを行う。
【0018】この実施の形態によると、ワード線を奇数
行と偶数行の消去単位に分けて消去動作を繰り返すこと
により、消去電流はブロック全体を同時に一括消去する
場合の半分にすることができる。また、セル特性には奇
偶依存性が生じる場合が多く、奇数行と偶数行のワード
線のメモリセルを独立に消去することにより、しきい値
電圧調整が容易になり、消去ブロックのしきい値電圧分
布を小さくすることができる。
【0019】[実施の形態2]上記実施の形態1では奇
数行のワード線と偶数行のワード線に分けて消去を行っ
たが、次にワード線を選択駆動するロウデコーダの回路
パターンにより一括消去シーケンスの消去単位を決める
実施の形態を説明する。NOR型EEPROMの場合、
ワード線の駆動回路は回路上は各ワード線について同一
になるが、パターンレイアウト上は、ワード線2本、4
本、8本、16本単位等の繰り返しパターンとなる。こ
の場合、ワード線駆動回路部のパターンによってプロセ
スダメージが異なり、ワード線駆動回路部のトランジス
タ特性に差が生じる。
【0020】具体的に、ワード線2本単位でワード線駆
動回路部のパターンが異なる場合を図8及び図9に示
す。図8は、ロウデコーダ6のワード線駆動回路部がパ
ターン上、A,Bに分けられる例である。この様なレイ
アウトは、メモリセルアレイ1のワード線ピッチが小さ
いものとなり、そのワード線ピッチ内に各ワード線駆動
回路を配置できない場合等に生じる。このとき、ロウデ
コーダ6とメモリセルアレイ1の各ワード線WLとの間
の接続は、例えばパターンA部では、図9(a)に示す
ように第1層金属配線M1のみで接続され、パターンB
部では、図9(b)に示すように、第1層金属配線M1
と第2層金属配線M2との組み合わせを用いて接続され
るという接続法が用いられる。
【0021】この様なメモリセルアレイ1とロウデコー
ダ6間の接続法では、パターンA部とパターンB部とで
受ける加工プロセスダメージが異なり、従って駆動回路
の性能にばらつきが生じる結果、全メモリセルを一括消
去した場合にメモリセルアレイの消去状態のしきい値分
布が拡がる原因となる。そこでこの場合には、ワード線
駆動回路部のパターンの同一性の範囲即ち、結果的に実
施の形態1と同様に、奇数行のワード線と偶数行のワー
ド線をそれぞれ消去単位として、消去単位毎の消去と消
去ベリファイの2回の繰り返しとする。
【0022】図10は、ワード線4本単位でロウデコー
ダ6内のワード線駆動回路部のパターンが、A〜Dの範
囲を単位として繰り返される例を示している。この場合
には、一括消去のシーケンスを、ワード線駆動回路部の
パターンA,B,C,Dの範囲をそれぞれ消去単位とし
て、消去単位毎の消去と消去ベリファイの4回の繰り返
しとする。
【0023】具体的に、図11は、図10のようなロウ
デコーダ6の回路レイアウトの場合の一括消去のシーケ
ンスを示している。なお選択メモリセルと非選択メモリ
セルの電位関係は、図7と同様に設定する。予備書き込
みを行った後(S11)、まず、パターンAの駆動回路
部に対応するワード線の範囲を消去単位として消去し
(S12)、消去ベリファイする(S13)。消去が完
了したら次に、パターンBの駆動回路部に対応するワー
ド線の範囲を消去し(S14)、消去ベリファイする
(S15)。以下同様に、パターンCの駆動回路部に対
応するワード線範囲の消去(S16)と消去ベリファイ
(S17)、パターンDの駆動回路部に対応するワード
線範囲の消去(S18)と消去ベリファイ(S19)を
繰り返し、最後に読み出し条件にセットアップして一括
消去のシーケンスを終了する。
【0024】この実施の形態によると、ワード線をその
駆動回路部のパターン同一性の範囲を消去単位として消
去動作を繰り返すことにより、消去電流はブロック全体
を同時に一括消去する場合の1/2,1/4,…のよう
に低減することができる。ワード線駆動回路部のパター
ンに依存してメモリセル特性が異なることが多い、パタ
ーン同一性の範囲を消去単位とすることにより、しきい
値電圧調整が容易になり、消去ブロックのしきい値電圧
分布を小さくすることができる。
【0025】[実施の形態3]図12は更に、1本のワ
ード線のメモリセル範囲を消去単位として、消去と消去
ベリファイをワード線の本数分繰り返すようにした実施
の形態3である。この場合も選択メモリセルと非選択メ
モリセルの電位関係は、図7と同様に設定する。予備書
き込みを行い(S21)、ワード線番号を初期化して
(S22)、最初のワード線について消去(S23)と
消去ベリファイ(S24)を行う。全ワード線の消去が
終了したか否かを判断し(S25)、NOであればワー
ド線を切換て以下同様の消去動作を繰り返す。全ワード
線について消去が終了したら、読み出し条件にセットア
ップして一括消去のシーケンスを終了する。
【0026】この実施の形態によると、ワード線1本ず
つを単位として消去を行うから、消去時の消費電流は非
常に小さいものとなる。また、消去メモリセルのしきい
値電圧がワード線単位で調整されるから、一括消去後の
メモリセルのしきい値分布幅を大きく低減することが可
能である。
【0027】[実施の形態4]上記実施の形態1〜3で
は、図7に示すようにビット線オープンの条件で消去を
行った。これに対して、他の電位関係は図7と同様と
し、図8に示すように、ビット線を接地して消去を行う
こともできる。この場合、選択メモリセルMC1では、
実施の形態1〜3と同様に浮遊ゲートからソース側に電
子放出されて消去される。非選択メモリセルMC2で
は、これがしきい値負の過消去状態にある場合にはゲー
ト電圧0Vでオンしてソースからドレインに向かってチ
ャネル電流が流れる。そして、電界の大きいソース側で
はアバランシェによるホットエレクトロンが生成されて
これが浮遊ゲートに注入される書き込み動作が起こる。
この書き込み動作は、非選択メモリセルMC2のしきい
値がある値(例えば中性しきい値)になると止まる、い
わゆるセルフコンバージェンスを示す。これにより、既
に消去が済んで過消去状態にあるメモリセルの過消去状
態が解消される。従ってこの実施の形態4によると、し
きい値電圧分布の幅を更に小さいものとすることができ
る。この実施の形態4の手法は、実施の形態1〜3のい
ずれのワード線選択を行う場合にも有効である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、消
去すべきブロックの一括消去動作を、複数の消去単位に
分けた消去動作の繰り返しにより行うことで、負バイア
ス消去法によるNOR型EEPROMの消去時の消費電
流を抑えることができ、また消去ブロック内のメモリセ
ルのしきい値電圧分布を狭いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるEEPROMの回路構成
を示す図である。
【図2】同EEPROMのメモリセルアレイの等価回路
である。
【図3】同EEPROMのメモリセルアレイのレイアウ
トである。
【図4】図3のA−A’断面図である。
【図5】図3のB−B’断面図である。
【図6】実施の形態1による消去シーケンスを示す図で
ある。
【図7】同実施の形態での電位関係を示す図である。
【図8】ワード線駆動回路部のレイアウト例を示す図で
ある。
【図9】図8のパターンに対応するワード線駆動回路と
メモリセルアレイの接続関係を示す図である。
【図10】ワード線駆動回路部の他のレイアウト例を示
す図である。
【図11】実施の形態2による消去シーケンスを示す図
である。
【図12】実施の形態3による消去シーケンスを示す図
である。
【図13】実施の形態4による消去時の電位関係を示す
図である。
【図14】従来のNOR型EEPROMの消去制御シー
ケンスを示す図である。
【図15】消去メモリセルのしきい値電圧分布を示す図
である。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2…カラムゲート、3…センス
アンプ/ラッチ回路、4…入出力バッファ、5…ロウア
ドレスバッファ、6…ロウデコーダ、7…カラムアドレ
スバッファ、8…カラムデコーダ、9…制御回路、10
…駆動電源回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 Fターム(参考) 5B025 AA01 AC01 AD08 AE06 5F001 AA02 AB08 AC03 AD12 AD52 AE08 AG09 5F083 EP02 EP23 EP77 ER04 ER16 ER23 ER30 GA05 KA20 LA01 LA03 LA05 LA16 LA20 PR42 PR52

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲートと制御ゲートが積層された構
    造を有する電気的書き換え可能なメモリセルがマトリク
    ス配列され、行方向に並ぶメモリセルの制御ゲートがワ
    ード線に共通接続され、列方向に並ぶメモリセルのドレ
    インがビット線に共通接続され、ソースが共通ソース線
    に接続されたメモリセルアレイと、 アドレスにより前記メモリセルアレイのワード線及びビ
    ット線を選択するデコード回路と、 前記メモリセルアレイの読み出しデータをセンスし書き
    込みデータをラッチするセンスアンプ/ラッチ回路と、 前記メモリセルアレイの消去すべきブロックのワード線
    に負電圧、共通ソース線に正電圧を与えることによりブ
    ロック内のメモリセルのデータを一括消去する動作を制
    御する制御回路とを備え、 前記ブロックの一括消去動作は、前記ブロックの所定の
    ワード線範囲を消去単位として、各消去単位毎の消去動
    作の繰り返しにより実行されることを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ブロック内の偶数行のワード線の範
    囲が一つの消去単位とされ、奇数行のワード線の範囲が
    他の消去単位とされることを特徴とする請求項1記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記デコード回路のワード線駆動回路部
    のパターン同一性の範囲が消去単位とされることを特徴
    とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 1ワード線の範囲が消去単位とされるこ
    とを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 消去時、前記ビット線は接地されること
    を特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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