JP2814357B2 - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

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JP2814357B2
JP2814357B2 JP7055227A JP5522795A JP2814357B2 JP 2814357 B2 JP2814357 B2 JP 2814357B2 JP 7055227 A JP7055227 A JP 7055227A JP 5522795 A JP5522795 A JP 5522795A JP 2814357 B2 JP2814357 B2 JP 2814357B2
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一仁 松浦
祐一郎 寒川
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/14Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players
    • A63F9/143Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players electric
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H17/00Toy vehicles, e.g. with self-drive; ; Cranes, winches or the like; Accessories therefor
    • A63H17/16Toy vehicles, e.g. with self-drive; ; Cranes, winches or the like; Accessories therefor in the form of a bicycle, with or without riders thereon
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H18/00Highways or trackways for toys; Propulsion by special interaction between vehicle and track
    • A63H18/14Drives arranged in the track, e.g. endless conveying means, magnets, driving-discs

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車、競走馬
等を模した走行模型体等の走行体を移動体の移動により
走行路上を走行させるゲーム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のゲーム装置としては、例えば特
開平1−94884号公報に開示されたものがある。特
開平1−94884号公報に開示されたゲーム装置は、
競走馬を模した模型馬を自走可能な自走車により移動さ
せるものであり、自走車は位置検出板を兼ねた支持板上
を走行し、模型馬は競馬場のトラックを模した走行板上
に配置されている。自走車及び模型馬には、走行板を挾
んでそれぞれ磁石が配設されており、これら磁石間の吸
引力により自走車の走行に連れて模型馬が軌道板上を走
行するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のゲーム装置では、模型馬等が走行する走行板は
単一平面で構成されており、従って、模型馬等は水平方
向に沿った移動しか可能でなかった。競馬ゲーム装置で
あれば水平方向のみの移動でも臨場感のあるゲームを実
現できるが、競輪、自動車レース等実際には高低差を有
するコースでレースが行われ、しかもコースの高低差が
レース展開そのものに少なからず影響を与えるレースを
模したゲーム装置を作成しようとした場合、単一平面の
みで構成される走行板(及びコース)上で行われるレー
スでは臨場感のあるゲームが実現できず、興趣に富んだ
ゲームを行うことができない、という問題があった。
【0004】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、走行体に上下方向
の動作を与えることにより臨場感に富んだゲームが実現
可能なゲーム装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
発明は、支持路上を移動する移動体と、移動体に連れて
移動し、支持路と少なくとも一部において平行でない部
分を有する走行路上を走行する走行体とを備え、移動体
及び走行体の少なくとも一方には磁力発生部材が設けら
れているとともに他方には磁性体が設けられ、走行路は
移動体の上方に配置されるとともに磁力発生部材からの
磁力を透渦するように構成され、磁力発生部材及び磁性
体は走行路を挟んで互いに対向するように配置され、移
動体は、磁力発生部材又は磁性体を走行路に沿って移動
させるための位置調整機構を備えたゲーム装置により、
上述の問題を解決している。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】請求項の発明は、請求項に記載のゲー
ム装置において、磁力発生部材又は磁性体の高さ位置を
可変にする上下位置調整機構と、移動体の走行方向に沿
って磁力発生部材又は磁性体を俯仰させる俯仰調整機構
とを位置調整機構に設けたようなものである。
【0010】請求項の発明は、請求項に記載のゲー
ム装置において、俯仰調整機構による磁力発生部材又は
磁性体の俯仰方向に直交する方向に磁力発生部材又は磁
性体を揺動させる揺動調整機構を位置調整機構に設けた
ようなものである。
【0011】請求項の発明は、請求項に記載のゲー
ム装置において、上方に付勢された上下動自在なピスト
ンロッドを有する一対のシリンダ機構を上下位置調整機
構に設け、一対のピストンロッドのそれぞれに対して揺
動自在に連結され、これらピストンロッド間を連結する
連結部材を揺動調整機構に設け、連結部材に対して揺動
自在に連結された揺動部材を俯仰調整機構に設け、磁力
発生部材又は磁性体を揺動部材に取り付けたようなもの
である。
【0012】請求項の発明は、請求項に記載の
ゲーム装置において、支持路上を走行する自走可能な駆
動部と、支持路の上方にこの支持路と平行に設けられた
中間支持路上を駆動部に従って走行し、位置調整機構が
設けられた従動部とを移動体に設けたようなものであ
る。
【0013】請求項の発明は、請求項に記載のゲー
ム装置において、電源電圧が供給される電極部を中間支
持路に形成し、電極部に摺接する集電電極部を駆動部に
形成し、この集電電極部を介して供給される電源電圧に
より駆動部が走行するようなものである。
【0014】請求項の発明は、請求項1〜のいずれ
かに記載のゲーム装置において、走行路の上面を連続す
る曲面に形成したようなものである。
【0015】
【作用】−請求項1−磁力発生部材及び磁性体は、磁力発生部材からの磁力に
より互いに吸引し合う。従って、移動体及び走行体は、
それぞれに設けられた磁力発生部材及び磁性体により、
移動体の上方に配置された走行路を挟んで互いに吸引し
あい、移動体及び走行体が磁気的に結合される。これに
より、移動体が支持路上を走行すると磁気吸引力により
走行体は移動体に追従して走行路上を走行する。この
際、圭行路の少なくとも一部は支持路と平行でない部分
を有するので、走行体は支持路に対して上下運動をしな
がら走行路上を走行する。そして位置調整機構は磁力発
生部材又磁性体を走行格に沿って移動させるので、移動
体が移動しても位置調整機構により磁力発生部材又は磁
性体は常に走行路に沿って移動し、磁力発生部材と磁性
体との間の磁気吸引力は常に保たれる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】−請求項− 上下調整機構は磁力発生部材又は磁性体の高さ位置を可
変にし、俯仰調整機構は移動体の走行方向に沿って磁力
発生部材又は磁性体を俯仰させる。従って、走行路の高
さ方向の変化があっても、上下調整機構及び俯仰調整機
構により磁力発生部材又は磁性体は走行路に沿って移動
可能になる。
【0020】−請求項− 揺動調整機構は磁力発生部材又は磁性体を俯仰方向に直
交する方向に揺動させる。従って、走行路が走行方向に
直交する方向に傾斜しても、揺動調整機構により磁力発
生部材又は磁性体は走行路に沿って移動可能になる。
【0021】−請求項− シリンダ機構は、揺動調整機構の連結部材を上下動自在
に支持し、連結部材は俯仰調整機構の揺動部材を揺動自
在に支持し、揺動部材は磁力発生部材又は磁性体を揺動
自在に支持する。
【0022】−請求項− 駆動部が支持路上を走行すると従動部はこの駆動部に従
って中間支持路上を走行する。そして、位置調整機構が
従動部側に設けられているので、従動部が中間支持路上
を走行すると磁力発生部材及び磁性体の間の磁気吸引力
により従動部に追従して走行体が走行路上を走行する。
【0023】−請求項− 駆動部は、中間支持路に形成された電極部に摺接する集
電電極部から供給される電源電圧により支持路上を走行
する。中間支持路は支持路と平行に設けられているの
で、電極部と集電電極部との摺接状態は常に一定であ
る。
【0024】−請求項− 走行路の上面は連続する曲面に形成されており、走行体
はこの走行路の上面を滑らかに走行する。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるゲ
ーム装置の全体構成を示す斜視図である。本実施例のゲ
ーム装置は、競輪レースを模した競輪ゲーム装置に適用
されたものである。この図において、1は基台、2は基
台1上に形成されたトラックである。本実施例のトラッ
ク2は、2本の直線トラック2aの両端をそれぞれ半円
状の円形トラック2bで連結した、いわゆる長円環状に
形成されている。
【0026】円形トラック2bは、内周部から外周部に
向かうに従って斜め上方に傾斜した、いわゆるバンク形
状に形成されている。より詳細には、円形トラック2b
の中央(直線トラック2aから一番遠い部分)の外周部
が最も高く形成され、内周部は直線トラック2aと同一
高さに形成されている。円形トラック2bと直線トラッ
ク2aとの接続部の外周部も内周部よりやや高く形成さ
れており、従って、直線トラック2aの円形トラック2
bとの接続部は、トラック2全体として連続した曲面に
形成するために、内周部より外周部がやや高く形成され
ている。
【0027】基台1の周囲には操作部(コントロールパ
ネルとも言う)3が設けられている。この操作部3は、
本実施例のゲーム装置のプレーヤーに対して所定の表示
を行い、かつ、プレーヤーからの所定の操作入力を受け
るためのものであり、本実施例のゲーム装置において同
時遊戯可能なプレーヤー数(本実施例では8人)に対応
する個数だけ設けられている。
【0028】操作部3は、モニター4、モニター4の表
面に設けられた透明なタッチパネルからなる操作パネル
5、コイン投入口6及びコイン払出口7を備えている。
モニター4にはゲーム進行に必要な情報、一例としてゲ
ーム開始告知、出場選手紹介、賭け率(オッズ)表示、
入賞表示等が表示される。操作パネル5はプレーヤーか
らの各種情報入力、一例として賭け入力(ベット)のた
めに設けられている。
【0029】本実施例では、トラック2上に6台の模型
自転車(図1では図示略)が配置され、各模型自転車は
以下詳述する駆動機構によりこのトラック2上を走行可
能に構成されている。
【0030】図2は、模型自転車の駆動機構の概略を示
す模式図である。図2に示すように、本実施例のゲーム
装置の基台1は、ガラス等の光線透過能を有する材質か
らなる支持板20と、支持板20上方にこの支持板20
と平行に設けられた中間支持板21と、上面がトラック
2となる走行板22とを有する3階構成とされている。
そして、支持板20と中間支持板21との間には自走車
30が、中間支持板21と走行板22との間には中継車
60がそれぞれ模型自転車の台数分だけ配置され、走行
板22の上面(すなわちトラック2の上面)には上述の
模型自転車80が配置されている。
【0031】図3は、自走車30の外観構成を示す正面
図、図4は同右側面図である。これらの図において、3
1は自走車30の筐体であり、中空箱状に形成されてい
る。筐体31の進行方向前方(図3において右方)下部
にはキャスター32が、進行方向後方(図3において左
方)下部には駆動車輪33がそれぞれ回転自在に取り付
けられている。駆動車輪33の駆動軸(図示略)は図3
及び図4において図示しないモータに連結され、このモ
ータにより駆動車輪33が回転駆動される。34は筐体
31内に収納された基板であり、後述するマイコン等の
各種回路がこの基板34上に形成されている。
【0032】35は筐体31の上方に設けられた上部基
台であり、筐体31と上部基台35とはパンタグラフ機
構36により上下方向伸縮自在に連結されている。パン
タグラフ機構36は、筐体31の上方左右両端にそれぞ
れ2枚ずつ設けられたリンク板37を備え、リンク板3
7の両端はそれぞれピン38、39により筐体31上部
及び上部基台35下部に連結されている。左方及び右方
にあるそれぞれ2枚のリンク板37は互いの中央部にお
いてピン40により連結され、さらにスプリング41に
より筐体31と上部基台35との間の距離が離間する方
向に付勢されている。
【0033】上部基台35の進行方向前方にはキャスタ
ー42が、進行方向後方の左右両端部には一対のローラ
43がそれぞれ回転自在に取り付けられている。これら
キャスター42及びローラ43の上端高さは同一にされ
ており、図2に示すように自走車30が支持板20及び
中間支持板21の間に配置されるとこれらキャスター4
2及びローラ43の上端は中間支持板21の底面に当接
し、自走車30の走行に連れて転動する。一対のローラ
43の間には永久磁石44が配設されている。この永久
磁石44の上端高さはローラ43の上端高さより僅かに
低くされており、ローラ43が中間支持板21の底面に
当接した状態でこの底面に対して微少間隔をもって中間
支持板21の下方に位置するように構成されている。
【0034】45は上部基台35の進行方向前方に複数
本設けられた集電用電極である。この集電用電極45は
所定間隔をもって上部基台35から突設されており、図
示しない機構により上下方向に出没自在に構成されてい
ると共に不図示のスプリングにより上方に付勢されてい
る。集電用電極45はリード線により安定化電源(とも
に図3、図4において図示略)を介して基板34上の各
回路に接続されている。一方、中間支持板21の底面に
は電源供給用の正側及び負側電極(図示略)がそれぞれ
形成されており、各電極には外部電源から電源電圧が供
給されている。
【0035】従って、自走車30が支持板20及び中間
支持板21の間に配置された状態で集電用電極45の上
端が中間支持板21の電極に当接し、自走車30が支持
板20上を走行しても集電用電極45の上端が常に中間
支持板21の電極に摺接することにより、この集電用電
極45を介して外部電源からの電源電圧が自走車30に
供給される。
【0036】より詳細には、各集電用電極45には互い
に逆方向のダイオードが一対接続されており、正方向の
ダイオードの出力線は1つにまとめられて安定化電源の
正側端子に接続され、負方向のダイオードの出力線は1
つにまとめられて安定化電源の負側端子に接続されてい
る。従って、少なくとも1つの集電用電極45が中間支
持板21の正側電極及び負側電極にそれぞれ当接すれ
ば、安定化電源に外部電源電圧が供給され、かつ、その
極性は常に一定となる。このため、自走車30が支持板
20上のどの位置を走行していても少なくとも1つの集
電用電極45が中間支持板21の正側電極及び負側電極
にそれぞれ当接するように、正側電極、負側電極及び集
電用電極45の配置が定められている。
【0037】図5は、自走車を構成面から平面的に見た
状態のブロック構成図である。自走車30は、樹脂等か
ら構成された一対の駆動車輪33a、33bをそれぞれ
独立して回転駆動する一対のモータ46a、46bを有
する。なお、以下の説明において、個々の駆動車輪、モ
ータを区別して説明しない限り符号33、46で代表し
て指示する。
【0038】本実施例ではモータ46としてDCモータ
が用いられ、デューティ制御で速度調整及び必要に応じ
てバック走行(供給電流の極性反転による)を行うよう
にしている。また、パルス周波数で速度制御可能なパル
スモータを用いてもよい。モータ46の回転軸と駆動車
輪33の回動軸との間は減速ギアを複数段だけ介在させ
て所要の速度範囲が得られるようにしてある。
【0039】47は自走車30側の制御部としてのワン
・チップ・マイコンで、後述するゲーム装置本体12側
の送信LED11からの送信信号を解析して、自走車3
0の走行制御信号を生成したり、赤外光を発光する前後
LED48、49の発光動作を行わせるものである。R
OM50はそのための動作プログラムが格納されている
ものである。なお、52はマイコン47から出力される
速度制御用デジタル信号をモータ駆動用のアナログ信号
にD/A変換してモータ46に供給するD/Aコンバー
タである。
【0040】前LED48は自走車30の筐体31(図
5において図示略)の前部中央に、後LED49は後部
中央に、いずれも真下に向けられて配設されている。そ
して、この前後LED48、49の点灯による赤外光の
周波帯は、後述するCCDカメラ10前面の赤外線透過
フィルタの透過周波帯に一致しており、支持板20の下
方に配設されているCCDカメラ10で撮像されるよう
になっている。前後LED48、49は発光方向が広い
角度を有するように構成されており、支持板20上の任
意の位置でもCCDカメラ10で撮像し得るようにして
いる。
【0041】51は赤外線受信ユニットであり、送信L
ED11から送信された光パルス信号を受光するフォト
ダイオード等からなり、自走車30の筐体31の、例え
ば中央下部に下向けに配設されている。このフォトダイ
オードも広い方向からの光を受光し得るように、例えば
露出されている。53は外部から供給される電源電圧か
らマイコン47の動作に必要なレベル5vや必要に応じ
てモータ46の動作に必要な6vの電圧を生成する安定
化電源回路である。
【0042】図6は、中継車60の外観構成を示す正面
図、図7は同左側面図、図8は同平面図である。これら
の図において、61は板状の基台であり、この基台61
の進行方向前方(図6において右方)及び進行方向後方
(図6において左方)の下部にはそれぞれ左右両端部に
キャスター62が一対ずつ、合計4個取り付けられてい
る。63は基台61の下面に取り付けられた永久磁石で
あり、その下端高さはキャスター62の下端高さより若
干だけ高くされている。従って、中継車60が中間支持
板21上に載置されると、永久磁石63は中間支持板2
1の上面に対して微少間隔をおいて離間した状態で中間
支持板21の上方に位置するように構成されている。
【0043】基台61には上端が開口した有底円筒状の
大シリンダ64がそれぞれ左右両端部に立設されてお
り、各大シリンダ64内にはさらに大シリンダ64より
直径の小さい小シリンダ65が収容されている。小シリ
ンダ65も大シリンダ64と同様に上端が開口した有底
円筒状に形成されており、小シリンダ65の底部と大シ
リンダ64の底部との間には不図示のスプリングが介装
されている。小シリンダ65の内部には棒状のピストン
ロッド66が収容されており、ピストンロッド66の底
部と小シリンダ65の底部との間にも不図示のスプリン
グが介装されている。従って、小シリンダ65及びピス
トンロッド66はスプリングにより常に上方に付勢され
た状態にある。なお、大シリンダ64の上端には小シリ
ンダ65の抜け止め用の押え板64aが、小シリンダ6
5の上端にはピストンロッド66の抜け止め用のナット
65aがそれぞれ取り付けられている。
【0044】ピストンロッド66の上端にはブラケット
67が固設されている。このブラケット67には、図8
に最も良く示されるように進行方向に沿って(図8にお
いて左右方向に)貫通孔67aが水平に穿設されてい
る。貫通孔67aはブラケット67の内側、より詳細に
は一対のブラケット67の相対向する側に形成されてい
る。各々の貫通孔67aには回転ロッド68が挿通され
ている。回転ロッド68の両端はそれぞれ連結板69に
回転可能に連結されている。この連結板69は、矩形板
状の本体部69aの前後両端から左右にフランジ部69
bが突設された構成とされ、フランジ部69bにはそれ
ぞれ不図示の貫通孔が形成されてこの貫通孔に回転ロッ
ド68が挿通されている。
【0045】連結板69の後端部(図6において左端
部)には揺動プレート70が揺動可能に取り付けられて
いる。この揺動プレート70は、細長板状の基部70a
の後端部(図6において左端部)の両端からそれぞれ下
方に向かって一対の板状の揺動取付部70bがそれぞれ
立ち下がり、一方、基部70aの前端部(図6において
右端部)の両端からそれぞれ上方に向かって一対の板状
のローラ取付部70cが立ち上がる構成になっている。
【0046】連結板69の後端部には不図示の貫通孔が
水平に形成されると共に揺動プレート70の揺動取付部
70bにも貫通孔が形成され、これら連結板69及び揺
動取付部70bの貫通孔にピン71が挿通、固定される
ことにより揺動プレート70が連結板69に対して揺動
自在に取り付けられている。なお、連結板69と揺動プ
レート70との間には図示されないスプリングが介装さ
れており、このスプリングにより揺動プレート70は常
に上方に付勢されている。
【0047】一方、揺動プレート70のローラ取付部7
0cにも貫通孔が形成され、この貫通孔70cにローラ
72の回転軸73が挿通されることによりこのローラ7
3が揺動プレート70に対して回転自在に取り付けられ
ている。74は揺動プレート70の基部70a後端に取
り付けられたキャスターである。一方、ブラケット67
の上部にも同様にキャスター75が取り付けられてい
る。これらローラ72、キャスター74、75の上面高
さは、小シリンダ65及びピストンロッド66が伸長し
た状態において全て等しくなるようにされている。
【0048】76は揺動プレート70の基部70aの上
面に取り付けられた永久磁石であり、その上端高さはロ
ーラ72、キャスター74、75の上端高さより若干だ
け低くされている。従って、中継車60が中間支持板2
1と走行板22との間に配置されると、永久磁石76は
走行板22の下面に対して微少間隔をおいて離間した状
態でこの走行板22の下方に位置するように構成されて
いる。
【0049】以上の構成により、中間支持板21と走行
板22との間の距離が変化しても小シリンダ65及びピ
ストンロッド66が適宜伸縮することによりローラ7
2、キャスター74、75は常に走行板22の下面に当
接し、中継車60全体の移動に伴ってこの走行板22の
下面を転動する。加えて、中継車60の進行方向(図6
において左右方向)に沿って走行板22が傾斜していて
も、揺動プレート70が連結板69に対して揺動するこ
とによりローラ72、キャスター74も進行方向に沿っ
て俯仰し、ローラ72、キャスター74は常に走行板2
2の下面に当接したままである。
【0050】さらに、中継車60の進行方向に直交する
方向(図7において左右方向)に沿って走行板22が傾
斜していても一対の小シリンダ65及びピストンロッド
66が各々独立に伸縮することによりキャスター75は
常に走行板22の下面に当接したままである。これによ
り、走行板22が3次元的に変化する曲面を有していて
も、この曲面が連続した面である限りローラ72、キャ
スター74、75は常に走行板22の下面に当接し、そ
の変化に追従しうる。
【0051】従って、大シリンダ64、小シリンダ65
及びピストンロッド66の長さ及び伸縮ストロークは、
中間支持板21と走行板22との間の距離変化に十分対
応しうるように設定されており、本実施例では、後述す
る模型自転車80が直線トラック2a上(すなわち中間
支持板21と走行板22との間の距離が最も小さい場
所)に位置したとき小シリンダ65及びピストンロッド
66が若干の余裕を持って収縮し、一方、模型自転車8
0が円形トラック2bの中央部外周(すなわち中間支持
板21と走行板22との間の距離が最も大きい場合)に
位置したとき小シリンダ65及びピストンロッド66が
若干の余裕を持って伸長した状態にあるように設定され
ている。
【0052】図9は模型自転車80の外観構成を示す正
面図、図10は同左側面図、図11は同右側面図、図1
2は同平面図である。これらの図において、81は模型
自転車80のメインフレーム、82は前輪、83は後輪
であり、共にメインフレーム81に対して回転自在に取
り付けられている。84は駆動プーリであり、後輪83
の回転軸に固設されることによりこの後輪83に連れ回
りする。85はクランクプーリであり、メインフレーム
81に対して回転自在に取り付けられている。駆動プー
リ84の回転駆動力はゴムベルト86を介してクランク
プーリ85に伝達され、後輪83の回転に伴ってクラン
クプーリ85も同一方向に回転する。
【0053】一方、図9では図示されていないが、クラ
ンクプーリ85が設けられている側と反対側にはクラン
クペダル87がメインフレーム81に対して回転可能に
設けられており、このクランクペダル87はクランクプ
ーリ85の回転軸に固設されることによりこのクランク
プーリ85に連れ回りする。
【0054】88は車手模型本体であり、その左右両側
には脚部ユニット89が設けられている。脚部ユニット
89は2つのリンク部材90a、90bからなり、これ
らリンク部材90a、90b相互、及び車手模型本体8
7やクランクプーリ85、クランクペダル87とリンク
部材90a、90bとはピン結合されている。従って、
クランクプーリ85の回転により脚部ユニット88はク
ランク運動を行い、あたかも車手が自転車を漕いでいる
ような動きを示す。
【0055】91は車手模型の上半身ユニットであり、
その前端部(図9において右端部)はメインフレーム8
1の前端に設けられたハンドルユニット92に固定され
ている。
【0056】93はメインフレーム81の下部にこのメ
インフレーム81に対して回転自在に設けられた一対の
支持ローラである。この支持ローラ93の下端高さは、
前輪82及び後輪83の下端をそれぞれ結んだ線より下
方に位置するように設定されている。このため、模型自
転車80を走行板22上に載置すると、この模型自転車
80は後輪83及び一対の支持ローラ93とで3点支持
され、前輪82は走行板22から若干浮いた状態で支持
されている。
【0057】94は同様にメインフレーム81の下部に
取り付けられた永久磁石であり、その下端高さは後輪8
3、支持ローラ93の下端高さより若干だけ高くされて
いる。従って、模型自転車80が走行板22の上面に載
置されると、永久磁石94は走行板22の上面に対して
微少間隔をおいて離間した状態でこの走行板22の上方
に位置するように構成されている。
【0058】以上説明した自走車30、中継車60及び
模型自転車80は、図2に示すように互いの永久磁石4
4、63、76、94が中間支持板21、走行板22を
挾んで相対向するように配置されている。従って、自走
車30、中継車60及び模型自転車80は永久磁石4
4、63、76、94の磁力により互いに吸引され、自
走車30の走行に従って中継車60が中間支持板21上
を走行し、さらに模型自転車80が走行板22上を走行
する。
【0059】図2に戻って、10はエリアセンサとして
のCCDカメラ、11は送信手段としての送信LED、
12はゲーム装置本体である。装置本体12は、コント
ローラ13を備えるとともに、CCDカメラ10とコン
トローラ13との間には位置検出回路14が、コントロ
ーラ13と送信LED11との間には赤外線LEDドラ
イバ15がそれぞれ介装されている。
【0060】コントローラ13は本実施例のゲーム装置
の全体動作を統括制御するものであり、内部にコンピュ
ータ(マイコン)を内蔵するとともに、ゲームプログラ
ム等が予め記憶されたROM、及び位置検出回路14か
らの位置検出データを一時的に格納したり、演算途中の
データを一時的に格納したり、所要のパラメータを記憶
するRAMを備えている。
【0061】CCDカメラ10は1台の場合には、基台
1のほぼ中央であって、支持板20の下方所定高さ位置
に撮像方向を上方に向けられて配設されており、基台1
下面のほぼ全体を視野に含むように設定されている。こ
のため、上述のように支持板20はガラス等透明な板材
から構成されており、この支持板20を通して自走車3
0がCCDカメラ10により撮像される。CCDカメラ
10の視野枠を考慮すれば、支持板20の形状は正方形
あるいは円形状が好ましいが、本実施例ではトラック2
にマッチした形状に形成されている。
【0062】CCDカメラ10は、公知のように固体撮
像素子である受光素子がマトリクス状に多数配列されて
構成されており、所定時間、例えば1フィールド1/6
0秒走査周期と1フレーム1/30秒走査周期の選択可
能な仕様において、1フィールドを走査周期として画像
の撮像を行うものである。そして、各受光素子からの受
光光量に応じたレベルに変換された電気(画像)信号が
転送出力されるようになっている。
【0063】本実施例に適用されるCCDカメラ10は
その受光面に赤外線透過フィルタが対面配置されてお
り、所定周波帯の赤外光のみを受光するようにして、外
光による誤動作の防止を図っている。なお、CCDカメ
ラ10に代って複数のCCDカメラを使用し、支持板2
0の下面を複数に分割してそれぞれの面を各CCDカメ
ラが担当するようにしてもよく、このようにすることで
撮像分解能、すなわち位置検出精度を向上させることが
できる。
【0064】位置検出回路14は、CCDカメラ10か
らの画像信号が書き込まれるフレームメモリと、このフ
レームメモリの内容を読み出して自走車1の位置を検出
してその座標値を検出信号として出力する画像処理部と
を備える。本実施例では位置検出動作をリアルタイム、
正確には微少時間間隔毎に連続して行っているので、C
CDカメラ10からの画像信号書込動作及び画像処理部
による画像信号読出動作を並行して行うために1フレー
ム分の記憶容量を有するフレームメモリが2組用意さ
れ、画像処理部からの切換信号により書込専用/読出専
用のフレームメモリが切り換えられる。
【0065】画像処理部による自走車1の位置検出手法
は公知の画像処理手法から適宜選択されればよく、一例
として、本実施例では自走車30に2つのLED48、
49が搭載されている(図5参照)ので、画像信号の信
号レベルに適当な閾値(スレッショルド)を設定して画
像を2値化処理し、その後画像中の輝点の位置をパター
ンマッチング、ラベリング等により検出すればよい。
【0066】送信LED11は例えば赤外光を発光する
発光素子であり、上記CCDカメラ10と同様、支持板
20下方の所定高さ位置に送信方向を上方に向けられて
配設されているものである。この送信LED11からの
赤外光信号は支持板20上を走行する自走車30に向け
て所要の広がり角度を有して送信されるもので、その個
数は中央位置に1個でもよいが、信号伝達の確実性を期
する点から支持板20を分割した各エリアをカバーする
ように複数個配設してもよい。
【0067】送信LED11は赤外線LEDドライバ1
5に接続されている。この赤外線LEDドライバ15
は、コントローラ13側からの各送信LED11の点灯
指令信号に基づいて送信LED11を駆動(点灯、消
灯)制御し、送信LED11から所定の赤外光パルス信
号を送出させる。送信LED11が複数個配設されてい
る構成では、LEDドライバ15は、パラレルに接続さ
れている各送信LED11から同期した光パルス信号が
送信されるようにこれら送信LED11を駆動制御して
いる。これにより、各送信LED11がカバーするエリ
アが一部重複していても混信することはなく、誤動作の
発生を防止している。
【0068】次に、本実施例の競輪ゲーム装置の動作を
説明する。本実施例のゲーム装置の電源が投入される
と、まずシステム全体に対して初期設定が施されて各種
変数の値がリセットされ、さらにコントローラ13の通
信ポートの初期化が行われる。
【0069】次いで、コントローラ13により1つのレ
ースをスタートさせるための処理が行われる。具体的に
は、各操作部3のモニター4によりゲームスタート画
面、オッズ表示画面等が表示され、操作パネル5により
各プレーヤーがベットするまで所定時間待機し、待機後
にトラック2の所定位置に設けられたスタートラインま
で各模型自転車80を移動させ、さらに、位置検出回路
14による位置検出動作を開始してスタートラインに位
置した各模型自転車80の初期位置(正確には自走車3
0の初期位置)を検出する等の動作が実行される。
【0070】レーススタート処理には、その回に実施さ
れるレースのシナリオ、すなわち、どの模型自転車80
がどのようなスピードで走行し、各模型自転車80がど
の順番でゴールするか(以降、レース展開と称する)を
決定する作業も含まれる。レース展開が毎回同一である
とプレーヤーの興趣をそぐ結果になるので、コントロー
ラ13のROM内には複数のレース展開が記憶されてお
り、レーススタート処理が実行される毎にいずれか1つ
のレース展開が選択、決定される。
【0071】特に、本実施例のゲーム装置では、模型自
転車80を駆動する自走車30は後述するようにコント
ローラ13側の走行制御信号に基づいて支持板20上の
任意の経路上を走行可能であるため、上述のレース展開
にはどの自走車30がどのような経路を通って走行する
か(ひいては模型自転車80がトラック2上のどのよう
な経路を通って走行するか)といったデータを含めるこ
とができる。当然、各々の模型自転車80が互いに重複
しない同一経路を毎回通って走行するのであれば経路に
関するデータをレース展開データと別にしてもよい。あ
るいは、予めレース展開を定めずに所定時間毎にその時
点の模型自転車80の位置に応じて各模型自転車80の
走行制御を行うようにすれば、レース展開そのものを決
定する作業も省略できる。
【0072】この後、決定されたレース展開及び検出さ
れた各模型自転車80の初期位置に基づいて、レースス
タート直後の各模型自転車80の目標位置がコントロー
ラ13により決定される。目標位置は、一例として模型
自転車80がスタートから1秒後に到達すべき位置とさ
れる。
【0073】目標位置が決定されると、各模型自転車8
0の初期位置と目標位置との偏差が算出され、この偏差
に基づいて各自走車30に対する指令値が出力され、こ
の指令値は赤外線LEDドライバ15により送信LED
11駆動用の信号に変換される。これにより、指令値を
示すコマンドに対応した赤外光パルス信号が送信LED
11から各自走車30に向けて送信される。
【0074】自走車30に対する速度及び方向指示は以
下のように、目標速度データのみで行われる。すなわ
ち、速度指示は特定の一方の車輪、例えば駆動車輪33
a、33bを駆動するモータ46a、46bに対して与
えられ、方向指示は特定の側であるモータ46a(又は
モータ46b)の回転速度に対する速度差として与えら
れる。なお、各モータ46a、46bにぞれぞれ独立し
た回転速度を指示するようにしても同様に方向制御が可
能である。
【0075】自走車30の赤外線受信ユニット51が送
信LED11からの赤外光パルス信号を受信すると、マ
イコン47はこの赤外光パルス信号を解析して指令値を
算出し、各モータ46a、46bを指令値に基づいた所
定回転数で回転駆動させるための信号をモータ46a、
46bに向けて送出する。モータ46a、46bはマイ
コン47からの信号に基づいて回転し、これにより駆動
車輪33a、33bが所定の回転数で回転駆動されて自
走車30全体が指令値に基づいた所定速度で所定方向に
向かって走行を開始する。
【0076】自走車30の走行に連れて永久磁石44、
63の磁気吸引力により中継車60も同一方向及び同一
速度で走行を開始し、さらに、永久磁石76、94の磁
気吸引力により模型自転車80も同一方向及び同一速度
で走行を開始する。
【0077】各々の模型自転車80が走行を開始してレ
ースがスタートすると、コントローラ13は所定時間毎
(一例として数十ms毎)に位置検出回路14により検出
された各自走車30の現在位置データを取り込み、各自
走車30の現在位置を確認する。そして、各自走車30
が目標位置に到達したら次の目標位置を算出し、この目
標位置に基づいて指令値を算出して赤外線LEDドライ
バ15及び送信LED11を介して自走車30に赤外線
パルス信号を送出する。
【0078】自走車30のマイコン47は、送信LED
11から赤外線パルス信号による指令値が送信されてく
ると、この指令値に基づいて上述したようにモータ46
a、46bを所定回転数で回転駆動し、これにより自走
車30全体(ひいては模型自転車80)が所定方向に沿
って所定速度で走行する。以上の繰り返しにより決定さ
れたレース展開に基づいて各模型自転車80が走行制御
され、レースが実行される。
【0079】この際、中継車60のローラ72、キャス
ター74、75は中間支持板21と走行板22との距離
変化によらず常に走行板22の下面を転動するので、中
継車60の上部側に設けられた永久磁石76も常に微少
間隙をもって走行板22の下方に位置する。これによ
り、模型自転車80がトラック2上のどの位置にあって
も模型自転車80は磁気吸引力により中継車60と磁気
結合され、中継車60の移動に連れて移動する。
【0080】そして、全ての模型自転車80が決定され
たレース展開により定められる所定周回数だけトラック
2を周回し、トラック2上に設定されたゴールラインを
越えた時点でゲームは終了し、コントローラ13側から
の指令値送出動作も終了する。この後、ゲームの後処理
を行う。具体的には、入賞自走車の決定及び表示、プレ
ーヤーへの払い戻しなどが行われる。
【0081】以上のようにしてレースが実行される。こ
こで、本実施例のゲーム装置では自走車30と模型自転
車80との間に中継車60を設け、この中継車60側に
トラック2(走行板22)の形状変化に対応する機能を
持たせているので、トラック2の上面形状が3次元的に
変化した場合でも模型自転車80を走行制御することが
できる。これにより、3次元的に上面形状を変化させた
トラック2上で模型自転車80を走行させることがで
き、臨場感に富んだゲームが実現できてプレーヤーに興
趣に富んだゲームを提供することができる。
【0082】特に、本実施例のように自走車30の駆動
電源を外部から供給する形式のゲーム装置において、支
持板20又は中間支持板21に電極板の機能を兼用させ
て自走車30側に設けた集電用電極45を常に電極板に
摺接させて集電を行う場合、電極板自体に形状変化があ
ると電極板と集電用電極45との摺接状態が変化して確
実な集電が困難になるおそれがある。従って、本実施例
のように自走車30が走行する支持板20及び電極板を
兼ねる中間支持板21はともに平行平面状に形成するこ
とが好ましく、このような構成を採用した場合、自走車
30側に走行板22の形状変化に対応する機能を持たせ
ることは不可能である。
【0083】従って、本実施例では、上述のように自走
車30と模型自転車80との間に中継車60を介装し、
この中継車60側に走行板22の形状変化に対応する機
能を持たせる構成を採用している。これにより、蓄電池
を自走車に搭載する等の構成に比較して長時間自走車3
0が駆動可能であるという外部電源供給方式の利点を活
かしつつ、3次元的に上面形状が変化するトラック2上
において模型自転車80を走行制御させることができ
る。
【0084】なお、本実施例のゲーム装置は、その細部
が上述の一実施例に限定されず、種々の変形例が可能で
ある。一例として、上述の一実施例ではシリンダ機構の
伸縮により磁力発生部材又は磁性体の高さ位置を可変に
していたが、これに限らず、周知の高さ調整機構が採用
可能である。例えば、パンタグラフ機構、カンチレバー
機構、スプリング、空気バネ等による直接支持等が挙げ
られる。あるいは、高さ位置の変化がパターン化できる
のであれば、その変化パターンを記憶しておき、モータ
等の駆動機構により磁力発生部材又は磁性体の高さ位置
を変化させてもよい。また、油圧、空気圧を用いてもよ
い。
【0085】また、上述のように一実施例では外部電源
供給方式を採用しているために自走車と模型自転車との
間に中継車を介装しているが、自走車側に蓄電池を搭載
して外部から電源を供給せずとも自走車が自走可能な方
式を採用した場合、自走車側に高さ調整機構を搭載すれ
ばよい。
【0086】さらに、一実施例では自走車が支持板上の
任意の経路を通って走行可能な構成になっていたが、支
持板上に定められた軌道を形成し、自走車が軌道に案内
されて走行する方式のゲーム装置にも本発明は適用可能
である。
【0087】加えて、上述の一実施例では本発明を競輪
ゲーム装置に適用したが、これに限らず、自動車レース
ゲーム装置、競馬ゲーム装置等の他の競争ゲーム装置に
も適用可能である。さらには、以上のゲーム装置ではゲ
ーム装置側でレース展開を全て定め、プレーヤーはその
レース展開を予測する形式のものであったが、プレーヤ
ー自体が模型自転車等の走行制御を行ってその順位を競
うようなゲーム装置にも本発明は適用可能である。
【0088】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、支持路と少なくとも一部が平行でない走
行路上を走行体が走行するので、この走行体に上下方向
の動作を与えることができ、高低差のあるトラックを形
成することにより臨場感に富んだゲームを実現できる。
これにより、プレーヤーに興趣に富んだゲーム装置を提
供することができる。このとき、移動体及び走行体を磁
力発生部材と磁性体との間の磁気吸引力により磁気的に
結合することができ、簡易な構成でありながら走行体を
確実に追従させて移動させることができる。さらに位置
調整機構により磁力発生部材又は磁性体を走行路に沿っ
て移動させることができ、これにより、走行路の上下動
によらず磁力発生部材と磁性体との間の磁気吸引力を保
つことができて走行体に確実に移動体に追従させて移動
させることができる。
【0089】
【0090】
【0091】請求項の発明によれば、上下位置調整機
構、俯仰調整機構により走行路の上下動に対応でき、加
えて、揺動調整機構により走行体の走行方向に直交する
方向の走行路の傾斜にも対応でき、これにより走行路の
3次元的変化に追従して走行体を走行させることができ
る。
【0092】請求項の発明によれば、支持路と中間支
持路が平行に設けられているので集電電極部と電極部と
の摺接状態が常に一定に保たれる。従って、駆動部への
給電状態が常に安定し、外部給電方式の利点を活かしつ
つ走行体に上下方向の動作を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるゲーム装置の全体構成
を示す斜視図である。
【図2】一実施例に用いられる模型自転車の駆動機構の
概略を示す模式図である。
【図3】一実施例に用いられる自走車の外観構成を示す
正面図である。
【図4】一実施例の自走車の外観構成を示す右側面図で
ある。
【図5】一実施例の自走車を構成面から平面的に見た状
態のブロック構成図である。
【図6】一実施例に用いられる中継車の外観構成を示す
正面図である。
【図7】一実施例の中継車の外観構成を示す左側面図で
ある。
【図8】一実施例の中継車の外観構成を示す平面図であ
る。
【図9】一実施例に用いられる模型自転車の外観構成を
示す正面図である。
【図10】一実施例の模型自転車の外観構成を示す左側
面図である。
【図11】一実施例の模型自転車の外観構成を示す右側
面図である。
【図12】一実施例の模型自転車の外観構成を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 基台 2 トラック 2a 直線トラック 2b 円形トラック 3 操作部 10 CCDカメラ 11 送信LED 12 ゲーム装置本体 13 コントローラ 14 位置検出回路 15 赤外線LEDドライバ 20 支持板 21 中間支持板 22 走行板 30 自走車 33、33a、33b 駆動車輪 44、63、76、94 永久磁石 45 集電用電極 46、46a、46b モータ 48 前LED 49 後LED 51 赤外線受信ユニット 60 中継車 64 大シリンダ 65 小シリンダ 66 ピストンロッド 69 連結板 70 揺動プレート 80 模型自転車

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持路上を移動する移動体と 前記移動体に連れて移動し、前記支持路と少なくとも一
    部において平行でない部分を有する走行路上を走行する
    走行体とを備え、 前記移動体及び前記走行体の少なくとも一方には磁力発
    生部材が設けられているとともに他方には磁性体が設け
    られ、 前記走行路は前記移動体の上方に配置されるとともに前
    記磁力発生部材からの磁力を透過するように構成され、 前記磁力発生部材及び前記磁性体は前記走行路を挟んで
    互いに対向するように配置され、 前記移動体は、前記磁力発生部材又は前記磁性体を前記
    走行路に沿って移動させるための位置調整機構を備えて
    いる ことを特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のゲーム装置において、 前記位置調整機構は、 前記磁力発生部材又は前記磁性体の高さ位置を可変にす
    る上下位置調整機構と、 前記移動体の走行方向に沿って前記磁力発生部材又は前
    記磁性体を俯仰させる俯仰調整機構と、 を備えることを特徴とするゲーム装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のゲーム装置において、 前記位置調整機構は、前記俯仰調整機構による前記磁力
    発生部材又は前記磁性体の俯仰方向に直交する方向に前
    記磁力発生部材又は前記磁性体を揺動させる揺動調整機
    構を備えることを特徴とするゲーム装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のゲーム装置において、 前記上下位置調整機構は、上方に付勢された上下動自在
    なピストンロッドを有する一対のシリンダ機構を備え、 前記揺動調整機構は、前記一対のピストンロッドのそれ
    ぞれに対して揺動自在に連結され、これらピストンロッ
    ド間を連結する連結部材を備え、 前記俯仰調整機構は、前記連結部材に対して揺動自在に
    連結された揺動郊材を 備え、 前記磁力発生部材又は前記磁性体は前記揺動部材に取り
    付けられていることを特徴とするゲーム装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のゲーム
    装置において、 前記移動体は、 前記支持路上を走行する自走可能な駆動部と、 前記支持路の上方にこの支持路と平行に設けられた中間
    支持路上を前記駆動部に従って走行し、前記位置調整機
    構が設けられた従動部と、 を備えることを特徴とするゲーム装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のゲーム装置において、 前記中間支持路には電源電圧が供給される電極部が形成
    され、 前記駆動部には前記電極部に摺接する集電電極部が形成
    され、駆動部はこの集電電極部を介して供給される前記
    電源電圧により走行することを特徴とするゲーム装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のゲーム
    装置において、 前記走行路の上面は連続する曲面に形成されていること
    を特徴とするゲーム装置。
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