JPH0728958B2 - 競争ゲーム装置 - Google Patents

競争ゲーム装置

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JPH0728958B2
JPH0728958B2 JP25201187A JP25201187A JPH0728958B2 JP H0728958 B2 JPH0728958 B2 JP H0728958B2 JP 25201187 A JP25201187 A JP 25201187A JP 25201187 A JP25201187 A JP 25201187A JP H0728958 B2 JPH0728958 B2 JP H0728958B2
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race
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signal
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、競馬、自動車レース等のトラック上を競争す
るレースを模倣したゲーム装置に関するものである。
従来技術 従来、競馬、自動車レース等を模倣した競争ゲーム装置
は数多くあり、例えば、環状のトラック上を自動車模型
を走らせて到着順位を競う初期の例では旋回する腕の先
端に回転自在の複数個の模型を同心状に取付け、前記旋
回腕と前記複数個の模型とをそれぞれ回転させるものが
あったが、かかる形式の装置では自動車模型の運動に規
則性があるため興味が損われる欠点があった。
そこで、個々の自動車模型の動きを不規則にし、順位の
予想がつかないようにした例(特公昭52−38781号公
報)が提案されている。
同例は案内手段によって設定された一定の循環軌跡に沿
って循環手段が移動し、同循環手段には複数の移動模型
が往復動自在に設けられていて、各移動模型は別個に往
復駆動させられるものである。
したがって各移動模型(実施例では自動車模型)は循環
軌跡に沿って循環移動する循環手段と共に移動するとと
もに循環手段上をさらに往復動させられることになり、
競争順位は各移動模型を別個に駆動する駆動手段の動き
により決定されるので規則性を与えず遊戯者の予想のつ
かないレース展開が可能である。
発明が解決しようとする問題点 しかるに各移動模型は循環手段上では一定の往復動をす
るものであるから循環軌跡は常に一定である。
すなわち、循環路の外側のコースに位置する移動模型は
常に外側のコースを回ることになり、内側のコースに位
置する移動模型は常に内側のコースを移動することにな
る。
実際の自動車レース等の場合は、スタート時には内側か
ら外側まで各コースに一台ずつ自動車が配列されるが、
レースがはじまり、自動車がカーブにさしかかると、で
きるだけ最短距離を走ろうとして各自動車は内側のコー
スに移動してくる。
したがって、各自動車は決められたコースを走るのでは
なくできるだけ内側の最短距離を走ろうとするので、各
自動車が集中し、略一列に並ぶようになる。
実際のレースでは以上のようにレースが展開するので、
単純にスピードを出せばよいのではなく、競争上の掛け
引きその他のテクニックが駆使され、レースをより興味
のあるものとしている。
しかし前記従来例の如く各移動模型がスタートからゴー
ルまで常に一定のコースを移動するものでは上記の如き
実際のレースとはかけ離れたものとなり臨場感がうす
れ、興味も半減したものとならざるを得ない。
問題点を解決するための手段および作用 本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とす
る処は、フィールド内を複数の走行体が独立に駆動さ
れ、コースに無関係に移動して実際のレース展開と略同
様の動きを可能とした競争ゲーム装置を供する点にあ
る。
本発明の構成を第1図に基づいて説明する。
フィールド内を複数の走行体A1、A2、…Anが順番を競っ
て競争するゲーム装置において、Bは各レース毎に予め
レース展開を無作為に選定するレース展開選定手段であ
る。
Cは同レース展開選定手段Bにより選定されたレース展
開に基づき、各走行体A1,A2,…Anの走行を別個に制御す
る走行制御手段である。
Dは同走行制御手段Cの制御信号を送信する制御信号送
信手段である。
E1,E2,…Enは各走行体A1,A2,…Anに搭載され前記制御信
号送信手段Dにより送信された制御信号を受信する制御
信号受信手段である。
F1,F2,…Fnは各走行体A1,A2,…Anに搭載され前記制御信
号受信手段E1,E2,…Enにより受信された制御信号に基づ
き走行体A1,A2,…Anを走行させる駆動手段である。
G1,G2,…Gnは各走行体A1,A2,…Anに搭載され同走行体A
1,A2,…Anのトラック上の位置を検出する信号を送信す
る位置検出信号送信手段である。
Hは各走行体A1,A2,…Anの前記位置検出信号送信手段G
1,G2,…Gnにより送信された位置検出信号を受信し、前
記走行制御手段Cにフィードバックする位置検出信号送
信手段である。
レース展開選定手段Bにより各レース毎にレース展開が
無作為に選定されるので、遊戯者には到着順位の予想は
つかない。
そして、同レース展開選定手段Bにより選定されたレー
ス展開に基づいて、互いに独立して走行する走行体A1,A
2,…Anが制御信号を受信してこの制御信号にしたがって
トラック上をコースに関係なく移動することができる。
また、各走行体A1,A2,…Anの位置は走行制御手段Cにフ
ィードバックされ、走行制御されるので、レース展開選
定手段Bにより選定されたレース展開を確実に実現する
ことができる。
したがって実際のレースと同じようにコースに規制され
ることなく、実際に即したレース展開が可能で、より興
趣をそそるものとすることができる。
実 施 例 以下第2図以降に図示した本発明に係る一実施例につい
て説明する。
同例は競馬ゲームに関するもので、該競馬ゲーム装置1
の全体外観図を第2図に図示する。
横長の基台2の上面には環状のトラック3が張設され、
手前および奥側のスタンド位置には各々4席ごとのサテ
ライト4が配列されている。
各サテライト4にはモニター5が装備されるとともに操
作パネル6,コイン投入口7,コイン払出口8が付設されて
いて、コインを投入し、該操作パネル6を操作して予想
される入賞馬に単式あるいは複式で投票することができ
る。
トラック3の一方のカーブ側のスタンド位置からはトラ
ック3の中央の上方位置に向けて弯曲した腕部材9が延
びていて、その先端にスピーカ10および下方のトラック
3を照らすように照明装置11が固定支持されている。
該腕部材9の中間位置にはトラック3側に向けてディス
プレイ12が設けられていて、馬の紹介,番号,枠組,賭
け率等が表示されるようになっている。
トラック3上には6頭の騎手21を乗せた模型馬20が走行
できるようになっている。
以下模型馬20の駆動機構を第3図に基づき説明する。
模型馬20(騎手21は省略)は支柱22を介して台車23に支
持されており、台車23には前輪24が1個、後輪25が左右
に2個設けられていて、前輪24は鉛直方向を枢支軸方向
として台車23に回動自在に枢支された支持部材26に支持
されて走行方向を円滑に変えられるようになっている。
2個の後輪25の間にはトラック3の表面から若干の間隔
を存して磁石27が台車23に固定されている。
模型馬20は後輪25の回転に応動して前足20aおよび後足2
0bを前後に揺動し実際の馬の走りを模している。
トラック3は3層構造をしており、上層に表面を静電植
毛したアルミ板からなるデザインフィールド30、中層に
アクリル製の補強板31、下層に給電板32が敷設されたも
のである。
給電板32の下方には空間を有し、同空間を介し上方のト
ラック3と対向して別個の走行路40が敷設されている。
走行路40は厚手の位置検出板41の上面にアクリル42が張
設されたもので、該走行路40の上に前記模型馬20を走行
させるところのキャリア50が配置される。
キャリア50は前輪51および後輪52により支えられた基盤
53の上に後輪52を駆動する走行用モータ54,かじ取り用
モータ55,モータドライブ基板56,受光器57,発振器基板5
8およびCPU基板59等が搭載され、さらにその上に上下2
枚の板部材60,61の間に介在する圧縮スプリング62を介
して上方板部材60上に水平方向に揺動自在に支持された
前方のローラ63、後方のローラ64および中央に集電ユニ
ット70、さらに後の左右のローラ64の間に磁石65が配設
されている。
集電ユニット70は上方に突出して8個の集電子71が設け
られている。
以上の板部材60上に配置された部材は、圧縮スプリング
62により上方に付勢されており、ローラ63,ローラ64が
上方のトラック3の下面の給電板32に接触して、キャリ
ア50がトラック3と走行路40の間に挟まれて円滑に走行
できるようにするとともに給電板32に対する集電ユニッ
ト70の相対位置を所定位置関係に保つようにしている。
このように給電板32に対し所定間隔を保たれた集電ユニ
ット70の上方に突設された集電子71はそれぞれスプリン
グ72を介して先端が給電板32に接触しており、適当な圧
接力の下で給電板32から電力の供給を受けることができ
る。
この給電機構について若干説明すると、給電板32は下面
に帯状の電極が複数本平行に若干の間隔をあけて敷設さ
れ、交互に陽極と陰極が形成されている。
なお上面にも帯状電極が下面の電極とは直角方向に指向
して敷設されており、所定個所で上下の電極が電気的に
接続されている。
そして、集電ユニット70の8本の集電子71は相互に所定
の間隔を存して正八角形の頂点位置に配置されていて、
常にいずれか2本以上の集電子71が陽極,陰極いずれの
電極にも接触した状態にあって安定して電力の供給を受
けることができるようになっている。
次にキャリア50の駆動機構について第4図に図示し説明
する。
同図において後の左右の後輪52は車軸90により連結さ
れ、同車軸90は基盤53に固定された軸受ブラケット91に
回動自在に支持されている。
走行用モータ54の鉛直下方に突出した駆動軸92と車軸90
とはギアボックス93内のギアの噛み合いにより動力が伝
達されるようになっている。
前方の左右車輪51は、それぞれL字状のアーム94の一端
に回動自在に支承され、アーム94の折曲部は基盤53の下
面に固定された支持部材95に水平方向に揺動自在に枢支
され、そして左右のアーム94の他端どうしはタイロッド
96によって連結されている。
タイロッド96の中央の後側面にはラック96aが形成され
て、かじ取り用モータ55の鉛直下方に突出した駆動軸97
の先端に嵌着されたピニオン98と噛合している。
したがってかじ取り用モータ55の回転駆動は、ピニオン
98,ラック96aを介してタイロッド96の左右方向の移動に
変換され、さらにタイロッド96の移動はアーム94を支持
部材95を中心に揺動させて前輪51の角度を変えることが
でき、かじ取りがなされる。
なお左右車輪を駆動するモータを別個に2個設け、この
2個のモータを駆動制御することで走行およびかじ取り
を行ってもよい。
以上のような駆動機構を備えたキャリア50の上方にトラ
ック3を介して模型馬20を配置し、キャリア50側の磁石
65と模型馬20側の磁石27とが相対するようにすると、磁
石間の磁力によりキャリア50の移動に対して模型馬20は
追従する。
キャリア50自体は給電板32,集電ユニット70を介して電
力を得るとともに、受光器57により制御信号を受信して
走行用モータ54,かじ取り用モータ55が駆動制御されて
走行する。
なお、キャリア50の基盤53の下面には発振コイル66が固
定されていて、位置検出板41を介してキャリア50の位置
が検出されてフィードバックされ、キャリア50の走行制
御に供している。
そこで次に制御系のシステムについて第5図に基づいて
説明する。
第5図は該制御系の概略ブロック図である。
ゲーム機本体100には、レース展開を選定し全システム
の主な制御を行うマイクロコンピュータ101が設けられ
るとともに、前記サテライト4,ディスプレイ12,赤外線
によるキャリア50の制御信号を発信する赤外線発光装置
102およびキャリア50の位置検出を行う位置検出ユニッ
ト103が設置されている。
マイクロコンピュータ101はサテライト4,ディスプレイ1
2,赤外線発光装置102を駆動制御し、位置検出ユニット1
03より位置検出信号を入力し、キャリア50の動きのフィ
ードバック制御を行っている。
そして各キャリア50はそれぞれワンチップマイクロコン
ピュータ104を有していて、ゲーム機本体100側の赤外線
発光装置102からの赤外線信号をキャリア50側の前記受
光器57が受信し、該制御信号をワンチップマイクロコン
ピュータ104が入力し、同信号を分析して走行用モータ5
4,かじ取り用モータ55および発振コイル66に駆動制御信
号を出力する。
各キャリア50に備えられた発振コイル66は上記制御信号
により駆動されて周波数455KHZの発振がなされ、同発振
コイル66の発振を前記位置検出板41が受け、同位置検出
板41の発振を受けた部分をゲーム機本体100側の前記位
置検出ユニット103が検出して各キャリア50の位置を認
知し、その検出信号をマイクロコンピュータ101にフィ
ードバックする。
本実施例は以上のような制御系により成り立っており、
このうち赤外線発光装置102の赤外線信号により行われ
る各キャリア50の駆動制御について第6図ないし第8図
に基づき説明する。
第6図は上方のトラック3と下方の走行路40との間の空
間における赤外線発光器110の配置を図示した平面図で
ある。
トラック状の走行路40の外周および内周にそれぞれ鏡11
1,112が鉛直方向に垂設されていて、両鏡111,112は互い
に鏡面が対向している。
外周の鏡111の所定高さに8個の赤外線発光器110が所定
間隔をあけて取付けられていて、各赤外線発光器110は
鏡112に向けて、角度θの幅をもって赤外線を発信して
いる。
各赤外線発光器110から発信された赤外線は角度θの拡
がりをもって進行し鏡112で反射してさらに拡散して走
行路40を余す処なく覆いつくすことができる。
このように鏡111,112を用いることで、少ない赤外線発
光器110でゲーム使用面を赤外線で満遍なく覆い、キャ
リア50が走行路40のどこにいても赤外線信号を受信する
ことができる。
さらに鏡111,112での反射赤外光があらゆる方向からキ
ャリア50に至るので他のキャリアの影になって赤外線信
号を受信できないといった不具合もない。
また赤外線は走行路40上方空間は密閉されているので外
部には漏れず、外からの光による影響もない。
この赤外線信号はマイクロコンピュータ101からのデジ
タル信号をもとに赤外線発光器110が形成するもので該
デジタル信号をノイズに強い38KHzの搬送波にのせて発
信する。
該赤外線信号は時分割されたシリアル制御信号であり、
各キャリアに対応するフレームが連続してシリアルに発
信される。
この赤外線信号の1フレームの波形図を第7図に示す。
1フレームは17msで16ビットからなり、各ビットの信号
がハイレベルHにあるかローレベルLにあるかで信号の
識別を行なっている。
1フレームの最初の3ビットがスタートビットであ
り、LLHでフレームのスタートを示す。
次の2ビットが方向制御ビットであり、LLでストッ
プ、LHで左方向、HLで右方向、HHで直進を示す。
次の2ビットが速度制御ビットであり、LLでストッ
プ、LHで加速、HLで減速、HHで最高速度で走行を示す。
次の1ビットが位置検出コイル制御ビットであり、前
記各キャリアの底に設けられた発振コイル66の駆動を指
示するものでLがコイル導通、Hがコイル非導通を示
す。
次の3ビットがキャリア選択ビットであり、当該フレ
ームの信号が6台のキャリア50のうちどのキャリアにつ
いての制御信号であるかを選択指示するもので、LLLは
全てのキャリアを対象とし、LLHは1台目、LHLは2台
目、LHHは3台目、HLLは4台目、HLHは5台目、HHLは6
台目を対象としていることを示し、HHHを予備である。
このキャリア選択ビットのビット数を満すことでさら
に多くのキャリアの制御が可能である。
次の4ビットはパリティチェックビットであり、チェ
ックサムを指示する。
次の1ビットはエンドビットであり、Hでフレームの
終りを示す。
以上の赤外線を受信するキャリア50側の制御系のブロッ
ク図を第8図に示す。
各キャリア50では、前記集電ユニット70により電力の供
給を受け電源回路120により適当な電圧に変換され、ワ
ンチップマイクロコンピュータ104その他の装置に電力
供給される。
受光器57により受信された赤外線信号は受光器57よりH
とLのデジタルシリアル信号としてワンチップマイクロ
コンピュータ104に入力され解読される。
ワンチップマイクロコンピュータ104はキャリア選択ビ
ットの解読の結果自らのキャリア制御信号と判断した
ときは、各制御ビット,,の指示する処に基づき
各制御信号を走行制御モータ回路121,方向制御モータ回
路122,センタリング検出回路123,発振回路124に出力す
る。
走行制御モータ回路121は走行用モータ54を駆動制御
し、方向制御モータ回路122はかじ取り用モータ55を駆
動制御し、発振回路124は発振コイル66を駆動制御す
る。
センタリング検出回路123はセンタリング検出フォトイ
ンタラプタ125を駆動制御し、同センタリング検出フォ
トインタラプタ125の駆動によりキャリア50が直進状態
にあるか否かが判別可能となり、前記赤外線信号の方向
制御ビットがHHのときに、かじ取り用モータ55とセン
タリング検出フォトインタラプタ125が駆動されて、前
輪51が直進方向に向った時にセンタリング検出フォトイ
ンタラプタ125がセンタリングしたことを知らせ、かじ
取り用モータ55の駆動を停止させ、直進走行とする。
次にキャリア50の位置検出方法について第9図ないし第
14図に基づき説明する。
第9図は、位置検出のためのブロック図であり、キャリ
ア50の下方に張設された位置検出板41と位置検出ユニッ
ト103からなる。
位置検出板41は矩形をしているがこの上方に破線の如く
環状の走行路が形成されている。
この位置検出板41は縦横に電線130が張りめぐらされた
もので、第9図に矢印で示すようにX軸方向とY軸方向
を決めると、Y軸方向に指向した複数の電線がX軸方向
に亘って羅列され、X軸方向に指向した複数の電線がY
軸方向に亘って羅列されていて、両者は絶縁されてい
る。
Y軸方向に指向した電線の端部はX軸位置検索回路131
に接続され、X軸方向に指向した電線の端部はY軸位置
検索回路132に接続され、各座標軸の検索回路からの検
出信号は、位置検出回路133に入力されて位置検出板41
上のキャリア位置が決定されマイクロコンピュータ101
にその結果が出力される。
X軸位置検索回路131によるX軸方向のキャリア50の位
置を検出する方法を第10図および第11図に基づき説明す
る。
なおY軸方向の位置検出も同様である。
Y軸方向に指向した電線130を左から順にx0,x1,x2,……
と符号をつける。
各電線x0,x1,x2,……の端部はそれぞれスイッチSW134を
介して一本にまとめて接続され比較回路135に入力され
ていて、各スイッチSW134はスイッチング駆動回路136に
より駆動制御される。
スイッチング駆動回路136はアドレス信号を受けてスイ
ッチSW134を電線x0に係るスイッチSWから順にオン・オ
フ駆動させる。
すなわち電線x0に係るスイッチSWがオンされ次いでオフ
にされたのち、次の電線x1に係るスイッチSWがオンされ
たのちオフされ、そして次の電線x2に係るスイッチSWが
オン・オフされるというように順次オン・オフ駆動がな
される。
したがって比較回路135には各電線に流れるであろう電
流が電線x0の電流から順に流れることになる。
いまあるキャリア50が電線x1上にあるとき、すなわち該
キャリア50の発振コイル66が第10図に示すように電線x1
上にかかっているときに、同発振コイル66が発振する
と、電線x1に誘導起電力が発生し、電線x1に電流が流
れ、電線x1に係るスイッチがオンしている間比較回路13
5にも同電流が入力される。
なお電線x1の近傍の電線x0,x2にも若干の磁束の交叉が
あるのでわずかな電流は流れる。
第11図にその波形図を示す。
電線x1に顕著に表われる電流は、電線x1に係るスイッチ
SW134のオン時間に比較回路135の入力信号xにそのまま
現われ、アドレス1の時間帯のみ他のアドレス0,2,3…
の時間帯に比べ突出した波形が見られる。
この入力信号xを比較回路135で基準電流値と比較して
パルス信号に変換すると出力信号Xのようにアドレス1
にのみパルス波形が見られる。
このようにしてキャリア50の位置は電線x1上にあること
が検出されX軸方向のキャリア位置が検出される。
同様にしてY軸位置検索回路132によりY軸方向の位置
が検出されて、以上XY座標でキャリア50の2次元位置を
決定することができる。
このようにしてキャリア50の位置を検出した信号はマイ
クロコンピュータ101に入力されて、キャリア50の駆動
制御に供される。
なお各キャリア50の発振コイル66は前記赤外線による制
御信号の位置検出コイル制御ビットのL信号で発振を
指示され、70msの時間発振駆動する。
各キャリア50の発振コイル66の駆動タイミングを第12図
に基づき説明する。
同第12図は赤外線発生装置102の赤外線による制御信号
と各キャリア50の発振コイル66の駆動状態を示すタイミ
ングチャートである。
なお6台のキャリア50にそれぞれa1,a2,a3,a4,a5,a6
番号を符することにする。
まず制御信号の最初のフレームでは全てのキャリアa1
a6にセンタリングの命令が指示され、各キャリアは直進
状態となる。
そして次のフレームでキャリアa1への制御信号が発振さ
れ、キャリアa1に作動命令が指示されると同時に同キャ
リアa1の発振コイル66に発振命令がなされる。
次のフレームではキャリアa2への作動命令が指示される
が発振コイル66の発振命令はない。
同フレームが開始する時点で前記発振命令によるキャリ
アa1の発振コイル66の発振が開始し、一定時間70msが経
過するまで発振を持続する。
この間に前述の如くして、まずキャリアa1のX座標が検
出され、次いでY座標が検出される。
この検出結果はフィードバックされて次にキャリアa1
制御するフレームの作動命令に反映されフィードバック
制御がなされる。
キャリアa2の作動命令のフレームの後、順次キャリア
a3,a4…と作動命令がなされ、キャリアa6の作動命令フ
レームで、同キャリアa6の発振コイル66の発振命令がな
される。
この発振命令は次のフレームの開始と同時にキャリアa6
の発振コイル66を以後70msの間駆動させる。
このように5フレームに1回の割に順次キャリアa1,a6,
a5…の発振コイル66の発振命令がなされ、順次キャリア
の位置が検出される。
この制御手順をフローチャートで示したのが第13図であ
る。
各フレームをステップ毎に示しており、ステップでキ
ャリアa6の作動命令があったのち、ステップに戻り以
後、ステップからステップまでを繰り返しながらキ
ャリアa1,a2,a3,a4,a5,a6のフィードバック制御がなさ
れる。
次に位置検出の検出手順の制御ルーチンを第14図に図示
し説明する。
電力が投入されると(ステップ)、まず初期設定がな
されたのち(ステップ)、キャリアa1について電線x0
から順次検索がなされ(ステップ)、X座標が検出さ
れたら(ステップ)、次に電線y0から順次検索がなさ
れ(ステップ)、Y座標が検出されたところで(ステ
ップ)、キャリアa1の位置検出板41上の位置が決定さ
れる(ステップ)。
そして次のステップで全てのキャリアa1〜a6について
位置検出がなされたか否かが判断され、全てのキャリア
の位置検出がなされていないときは、ステップに戻
り、次のキャリアについて位置の検出を行う。
このようにして一度全てのキャリアa1〜a6について位置
検出がなされたのちは、次回からは検出されたX座標,Y
座標の近傍位置から検索を行うようにし、検索速度を増
すようにしている。
すなわちステップにおいてはまずキャリアa1について
先に検出されたX座標の電線をxiとするとiより若い添
番号i−kの電線xi−kからX座標の検索を行う。
また場合によっては大きい添番号i+kから若い添番号
の電線に向かって検索する場合がある。
そしてX座標が検出できたか否かを判別して(ステップ
)、検出できたときはステップ,を飛び越えてス
テップに進み、検出できなかったときは再度電線x0
ら検索を行い、X座標を検出する(ステップ)。
通常電線xi±kから検索を行えば殆んど場合検出可能な
ので、検索時間が大幅に短縮可能である。
同様にしてY座標についても電線yi±kから検索を行い
(ステップ)、検出できたかを判別し(ステップ
)、検出できたらステップに飛び、検出できなかっ
たら電線y0から検索を行って(ステップ)、Y座標を
検出する(ステップ)。
このようにして2度目以後のキャリアの位置検出が行わ
れ検索速度を上げている。
以上はキャリア50の駆動制御に関するものであったが、
マイクロコンピュータ101はこのほかサテライト4およ
びディスプレイ12の制御も行っており、その制御系のブ
ロック図を第15図および第16図に図示し、簡単に説明す
る。
第15図はサテライト4の制御系ブロック図であり、マイ
クロコンピュータ101からの制御信号は端末機制御回路1
40に入力され、同端末機制御回路140によりメダル入力
手段141,メダル払出手段142が制御され、画像処理手段1
43には処理命令が出力されるとともに、メダル入力手段
141,メダル払出手段142からは検出信号が端末機制御回
路140を介してマイクロコンピュータ101に出力される。
メダル入力手段141は前記コイン投入口7からのメダル
の投入を検出し、投入されたメダルの数等を算出する。
メダル払出手段142は投票馬が入賞したときに配当分の
メダルが払出されるものである。
なお配当計算等はマイクロコンピュータ101が行う。
画像処理手段143は前記モニター5の画像処理を行うも
のである。
次に第16図はディスプレイ12の制御系ブロック図であ
り、マイクロコンピュータ101からの指示によりランプ
ディスプレイ制御回路144がランプディスプレイ145を駆
動制御し、7seg.ディスプレイ制御回路146がバッファ回
路147を介して7seg.ディスプレイ148を駆動制御し、馬
の紹介,番号,枠組等が表示される。
次に本実施例に係る競馬ゲーム装置1の全体の制御手順
を第17図のフローチャートに基づき説明する。
まず電力が投入されると(ステップ)、初期設定がな
され(ステップ)、最初のデモンストレーションが開
始される(ステップ)。
このデモンストレーションは照明装置11が点灯され、デ
ィスプレイ12の表示がなされスピーカ10からはファンフ
ァーレや馬の紹介等のアナウンス等が行われるものであ
る。
そして次のステップのメダル投入検出までこのデモン
ストレーションが行われ、メダルの投入があると、まず
マイクロコンピュータ101はレース展開を決定する(ス
テップ)。
レース展開の決定は予め用意された多数のレース展開
(コンピュータに記憶されている)のうちから1つを無
作為に選択するものであり、レースはここで決定された
レース展開にしたがって進行し、各キャリア50はこのレ
ース展開に基づいて走行制御される。
そしてステップでレース情報が各サテライト4のモニ
ター5に画面表示され、遊戯者はこの情報を見て投票馬
を決定し、操作パネル6を操作して投票する。
投票が終わると、レースが開始し(ステップ)、レー
スが終わるまで(ステップ)、レースが展開される。
各キャリアは赤外線による制御信号に基づき走行制御さ
れ、同キャリア50に追従してトラック3上で模型馬20が
競争する。
そしてレースが終了すると(ステップ)、ゴールした
順に従って配当が計算され(ステップ)、着順,配当
がモニター5に画面表示され(ステップ)、次いで各
遊戯者が勝ったか否かが判断され(ステップ)、勝っ
たときは配当にしたがってメダルの払出しがなされ(ス
テップ)、負けたときはステップを飛び越えてステ
ップに進む。
ステップではクレジットが残っているか否かが判断さ
れ、残っているときは、ステップに戻り、新たなレー
ス展開が決定され、再度投票がなされてレースが開始す
る。
ステップでクレジットが残っていないときは、ステッ
プに戻り、再度デモンストレーションが行われ、メダ
ルの投入が必要となる。
次にキャリアの走行制御をフローチャートを第18図に図
示し説明する。
電力が投入され(ステップ)初期設定がなされると
(ステップ)、キャリアa1〜a6の進行方向をまず直進
にするためセンタリングを行って中立位置に制御してお
く(ステップ)。
そしてスタート前の各キャリア50の位置を検出するた
め、各キャリア50の発振コイル66を順次発振させ(ステ
ップ)、位置検出板41を介して位置検出ユニット103
により各キャリアの位置を検出する(ステップ)。
そしてデモンストレーションの開始を待って(ステップ
)、各キャリア50のスタート地点までの距離を計算し
(ステップ)、各キャリア50をスタート地点まで動か
す(ステップ)。
全てのキャリアがスタート地点にそろったか否かを判断
して(ステップ)、そろうまでステップ,,を
繰返してキャリアをスタート地点にそろわせ、模型馬20
をスタートラインに並べる。
全てのキャリアがそろったところで、レース展開の決定
を待ち(ステップ)、レースのスタートを待つ(ステ
ップ)。
レースがスタートすると、決定されたレース展開にした
がって各キャリアa1〜a6が走行制御され(ステップ
)、逐次位置検出板41によりキャリアa1〜a6の位置が
検出される(ステップ)。
そしてレースの終了か否かを判断し(ステップ)、レ
ースが終了していなければ、予め設定されたレース展開
と検出された各キャリアの位置とを比較してレース展開
どうりに進行しているかどうかを判断する(ステップ
)。
レース展開どうりならばステップに戻りキャリアの走
行制御が従前どうりなされ、レース展開どうりでなけれ
ばステップに進行して予め決定されたレース展開によ
る予想位置と実際のキャリアの位置との差を算出し(ス
テップ)、同計算結果に基づいて各キャリアの走行が
制御され(ステップ)、ステップ94に戻る。
このように予め決定されたレース展開どうりにレースが
進行しているときはステップ,,,が繰り返さ
れ、レース展開から外れるとステップ,が繰り返さ
れて、予想される位置に各キャリアを走行させて修正す
る。
そしてレースが終了するとステップからステップに
移り、クレジットの残りの有無を判断し(ステップ
)、クレジットが残っているときは、ステップに戻
り、クレジットが残っていないときはさらにステップ
まで戻る。
以上のように本実施例の競馬ゲーム装置は各模型馬20は
独立に駆動制御されるキャリアにしたがって走行される
ので実際の競馬の如く、コースに規制されることなく各
模型馬20ができるだけ有利なポジションを確保しようと
して掛け引きを行いつつ走行する様子が模倣でき、レー
スを非常に興味あるものとすることができる。
各キャリアの駆動は位置検出によるフィードバック制御
がなされるので確実に予め決定れたレース展開を実現す
ることができる。
レース展開は予め記憶された多種類のレース展開の中か
ら無作為に選定されるので各レース毎に別個のレース展
開がなされ、簡単に予想がつくものと違って興味が持続
する。
なお本実施例において時分割にしてキャリアの位置検出
を行なったが、各キャリアの発振コイルが発振する周波
数をそれぞれ異なる周波数としてこの周波数を識別して
検出できるようにすれば、必要に応じて適当なキャリア
の位置を随時検出することができる。
またカウンタを用いて位置検出を行う例を次に示す。
第19図は同例の位置検出機構を示す概略ブロック図であ
り、位置検出板150の上をキャリア151が走行し、各キャ
リア151には位置検出用コイル152が搭載されるととも
に、検出信号を光信号に変換して送信する発光装置153
が備えられている。
ゲーム機本体154側には受光装置155が配置(前記走行路
の外周所定位置に配置)され、同受光装置155の受信信
号の数を計算するカウンタ156を有し、同カウンタ156の
カウント値はマイクロコンピュータ157に入力される。
以上のような位置検出機構において位置検出板150は第2
0図に示すように格子状に電線が敷設されており、Y軸
方向に指向した電せx0,x1,x2…には、周波数f1の電流が
通電され、X軸方向に指向した電線y0,y1,y2…には周波
数f2(≠f1)の電流が通電される。
なお前記ゲーム機本体154側の受光装置155,カウンタ156
の詳細を第21図に基づき説明すると、受光器155aにより
受信した光は電気信号に変換されて増幅器158により増
幅され、周波数f1の信号のみを通過させるf1フィルタ15
9および周波数f2の信号のみを通過させるf2フィルタ160
に入力される。
f1フィルタ159を通過した信号がXカウンタ156aに入力
され、f2フィルタ160を通過した信号がYカウンタ156b
に入力される。
両カウンタ156a,156bのカウント信号がマイクロコンピ
ュータ157に入力される。
したがってキャリア151が位置検出板150上を走行すると
位置検出用コイル152が電線x0,x1…,y0,y1…を流れる電
流により形成される磁界内を移動することになり、電線
を1本1本越える毎に位置検出用コイル152に誘導起電
力が生じる。
この誘導起電力には高い周波数f1とf2のものが含まれて
おり、かかる誘導起電力の変化に応じて発光装置153が
動作されて光信号が発信される。
この信号を前記受光機155aが受け周波数f1についてはX
カウンタ156aがカウントすることでX方向の移動距離を
知ることができ、周波数f2についてはYカウンタ156bが
カウントすることでY方向の移動距離を検出できる。
この位置検出の制御手順を第22図のフローチャートに基
づき説明する。
同フローチャートにおいて まではキャリア151の最初の位置を検出するステップで
あり、 まではその後のキャリア151の位置を検出するステップ
である。
まず電力が投入されると 初期設定がなされ 次いで電線x0に通電し キャリア151が電磁界を受信したか否かを判断する もし電線x0上にキャリア151があれば位置検出用コイル1
52に誘導起電力を生じ、キャリア151は電磁界を受信し
たことになるが、電線x0上にキャリア151がないときは
キャリア151は電磁界を受信しない。
位置検出用コイル152によるキャリア151の電磁界の受信
状態は逐次キャリア151により受光装置155に送信される
ようになっているから受信状態はゲーム機本体154側で
把握されている。
電線x0の通電でキャリア151が電磁界を受信しなかった
ときは、 に戻り、次の電線x1に通電し、電磁界の受信の有無をみ
この を繰り返し、キャリア151が電磁界を受信したところ
で、このときの通電した電線の位置でキャリア151のx
座標を検出でき、 に進行する。
今度は電線y0から順次通電し、キャリア151の電磁界の
受信の有無を判断して キャリア151のy座標を検出する。
そして以上のX,Y座標よりキャリア151の位置が決定され 全てのキャリア151の位置検出が終了したか否かを判断
終了していなければ に戻り、残りのキャリア151の位置検出を行う。
までを繰り返すことにより全てのキャリア151の最初の
位置が決定され、この初期位置はカウンタ156に現在値
として設定される。
そして次の では全ての電線に通電し、キャリア151の走行にともな
い、X方向,Y方向のそれぞれの電線を通過する毎にキャ
リア151が受信する電磁界の数をXカウンタ156aとYカ
ウンタ156bがそれぞれカウントする このXカウンタ156a,Yカウンタ156bのカウンタ値により
キャリア151の移動位置を決定する を繰り返すことでキャリア151の移動位置は逐次決定で
きる。
以上の実施例ではカウンタ156をゲーム機本体154側に設
けたが各キャリア151にカウンタを搭載して、カウンタ
のカウント値をゲーム機本体側に送信するようにしても
よい。
また電線x0,x1,x2…には周波数f1の電流、電線y0,y1,y2
には異なる周波数f2の電流に通電したが、これを同じ周
波数の電流を時分割して通電しても位置検出が可能であ
る。
すなわち第23図に図示するように、ゲーム機本体側の受
光器160に受信された位置検出信号は増幅器161で増幅さ
れてスイッチ回路162を介してXカウンタ163,Yカウンタ
164のそれぞれに時分割されて入力されるようにし、こ
のXカウンタ163,Yカウンタ164のカウント値はマイクロ
コンピュータ165に入力される。
ここにスイッチ回路162は接点の切換えを行なって増幅
器161の出力端とXカウンタ163,Yカウンタ164のそれぞ
れの入力端とを交互に接続するものである。
いま位置検出板の電線x0,x1,x2…に通電する時間と、電
線y0,y1,y2…に通電する時間の関係を第24図に図示する
ようにする。
信号のハイレベルにあるときに通電が行われることを示
していて、通電時間と非通電時間とは等しく時間tであ
り、電線x0,x1,…と電線y0,y1…とは交互に通電され
る。
この時間t毎にスイッチ回路162のスイッチの切換えを
行うようにすると、電線x0,x1…に通電されたときにX
カウンタ163が作動し、電線y0,y1…が通電されたときに
Yカウンタ164が作動するようにでき、キャリアの移動
位置を時分割で検出できる。
なお時間tはキャリアが隣り合う電線間を移動する時間
に較べ短い時間なのでX座標を検出中にY軸方向の位置
検出がなされなかったというような不具合はない。
以上のようにキャリアの位置検出する方法は種々考えら
れる。
また以上の実施例では競馬レースを模倣したゲーム装置
に適用した例を示したが他に自動車レース,人間による
競争等のゲームに適用可能である。
発明の効果 本発明は各走行体がフィールド内を自由に走行可能であ
り、実際のレースと同じようにコースに規制されること
なくレースを展開することができるのでレース特有の興
奮を味わうことができレース自体を興味あるものとする
ことができる。
各レース毎にレース展開が無作為に選定されるので各遊
戯者には着順の予想が難しく常に公平なゲームができ
る。
各走行体の走行制御は位置検出を行ってフィードバック
制御がなされるので予め選定されたレース展開を確実に
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明に係
る一実施例の競馬ゲーム装置の全体外観図、第3図は同
実施例におけるキャリアおよび模型馬の駆動機構を示す
断面図、第4図は同キャリアの駆動機構を示す斜視図、
第5図は本実施例の制御系の概略ブロック図、第6図は
走行路上の赤外線発光器の配置を示す平面図、第7図は
赤外線信号の1フレームの波形図、第8図はキャリア側
の制御系ブロック図、第9図はキャリアの位置検出のた
めのブロック図、第10図は位置検出方法を説明する説明
図、第11図は位置検出方法を説明するための波形図、第
12図は赤外線制御信号と発振コイルの駆動状態を示すタ
イミングチャート、第13図は駆動制御手順を示すフロー
チャート、第14図は位置検出手順を示すフローチャー
ト、第15図はサテライトの制御系ブロック図、第16図は
ディスプレイの制御系ブロック図、第17図は本装置の全
体の制御手順を示すフローチャート、第18図はキャリア
の走行制御のフローチャート、第19図は別実施例におけ
る位置検出機構を示す概略ブロック図、第20図は同実施
例における位置検出板の電線の配線状態を示す説明図、
第21図は同実施例のゲーム機本体側の位置検出機構のブ
ロック図、第22図は同実施例の位置検出手順を示すフロ
ーチャート、第23図は別の位置検出機構を示す別実施例
のブロック図、第24図は同実施例における電線への通電
状態を示すタイミングチャートである。 1……競馬ゲーム装置、2……基台、3……トラック、
4……サテライト、5……モニター、6……操作パネ
ル、7……コイン投入口、8……コイン払出口、9……
腕部材、10……スピーカ、11……照明装置、12……ディ
スプレイ、 20……模型馬、20a……前足、20b……後足、21……騎
手、22……支柱、23……台車、24……前輪、25……後
輪、26……支持部材、27……磁石、 30……デザインフィールド、31……補強板、32……給電
板、 40……走行路、41……位置検出板、42……アクリル、 50……キャリア、51……前輪、52……後輪、53……基
盤、54……走行用モータ、55……かじ取り用モータ、56
……モータドライブ基板、57……受光器、58……発振器
基板、59……CPU基板、60,61……板部材、62……圧縮ス
プリング、63……ローラ、64……ローラ、65……磁石、
66……発振コイル、 70……集電ユニット、71……集電子、72……スプリン
グ、 90……車軸、91……軸受ブラケット、92……駆動軸、93
……ギアボックス、94……アーム、95……支持部材、96
……タイロッド、96a……ラック、97……駆動軸、98…
…ピニオン、 100……ゲーム機本体、101……マイクロコンピュータ、
102……赤外線発光装置、103……位置検出ユニット、10
4……ワンチップマイクロコンピュータ、 110……赤外線発光器、111,112……鏡、 120……電源回路、121……走行制御モータ回路、122…
…方向制御モータ回路、123……センタリング検出回
路、124……発振回路、125……センタリング検出フォト
インタラプタ、 130……電線、131……X軸位置検索回路、132……Y軸
位置検索回路、133……位置検出回路、134……スイッチ
SW、135……比較回路、136……スイッチング駆動回路、 140……端末機制御回路、141……メダル入力手段、142
……メダル払出手段、143……画像処理手段、144……ラ
ンプディスプレイ制御回路、145……ランプディスプレ
イ、146……7seg.ディスプレイ制御回路、147……バッ
ファ回路、148……7seg.ディスプレイ、 150……位置検出板、151……キャリア、152……位置検
出用コイル、153……発光装置、154……ゲーム機本体、
155……受光装置、155a……受光器、156……カウンタ、
156a……Xカウンタ、156b……Yカウンタ、157……マ
イクロコンピュータ、158……増幅器、159……f1フィル
タ、160……f2フィルタ、161……受光器、162……増幅
器、163……スイッチ回路、164……Xカウンタ、165…
…Yカウンタ、166……マイクロコンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィールド内を複数の走行体が順番を競っ
    て競争するゲーム装置において、各レース毎に予めレー
    ス展開を無作為に選定するレース展開選定手段と、同レ
    ース展開選定手段により選定されたレース展開に基づ
    き、各走行体の走行を別個に制御する走行制御手段と、
    同走行制御手段の制御信号を送信する制御信号送信手段
    と、各走行体に搭載され前記制御信号送信手段により送
    信された制御信号を受信する制御信号受信手段と、各走
    行体に搭載され前記制御信号受信手段により受信された
    制御信号に基づき走行体を走行させる駆動手段と、各走
    行体に搭載され同走行体のトラック上の位置を検出する
    信号を送信する位置検出信号送信手段と、各走行体の同
    位置検出信号送信手段により送信された位置検出信号を
    受信し前記走行制御手段にフィードバックする位置検出
    信号受信手段とを備えたことを特徴とする競争ゲーム装
    置。
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