JP3049330B2 - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

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JP3049330B2
JP3049330B2 JP5210737A JP21073793A JP3049330B2 JP 3049330 B2 JP3049330 B2 JP 3049330B2 JP 5210737 A JP5210737 A JP 5210737A JP 21073793 A JP21073793 A JP 21073793A JP 3049330 B2 JP3049330 B2 JP 3049330B2
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利昭 中川
浩 横田
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F9/00Games not otherwise provided for
    • A63F9/14Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players
    • A63F9/143Racing games, traffic games, or obstacle games characterised by figures moved by action of the players electric

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競馬、カーレース等の
トラック上を競争するレースを模倣した競争ゲーム装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記競争ゲーム装置は、環状のトラック
上を馬や自動車等の走行体を順位を競って走行させ、遊
戯者にその到着順位を予想させるものであるが、従来、
上記走行体をトラック内を任意の方向に走行可能、か
つ、その走行位置を検出可能にし、各走行体の勝率及び
検出された走行位置に基づき当該走行体の走行を制御す
ることによりレースの臨場感や緊張感等を高めたものが
知られている(特開平1−259404号公報)。
【0003】上記競争ゲーム装置は、走行体に所定周波
数の磁界を発生させるコイルを設けるとともに、トラッ
クの下面にXY方向に多段に電線が敷設された位置検出
板を設け、該位置検出板により上記磁界の発生位置を検
出することにより対応する走行体の位置を検出するよう
になっている。また、各走行体の走行ルートは、予め走
行テーブルに設定されており、レース毎にランダムに選
択されるようになっている。そして、各レースにおいて
は、各走行体は、検出された走行位置と設定された走行
ルートとを比較し、適宜走行方向を修正しつつ該走行ル
ートに沿って走行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の競争ゲーム
装置は、予め設定された走行ルートに従って各走行体を
走行させているので、各走行体の走行パターンが分かっ
てしまうと、レースに対する興味が薄れる。一方、各走
行体の走行ルートの非予測性を向上すべく走行パターン
を増加すると、該走行パターンを記憶するメモリが大型
化し、コスト的にも不利である。
【0005】また、X座標とY座標とにより走行位置を
検出するとともに、この位置情報を用いて走行体の走行
方向を演算制御するようにしているので、位置情報の検
出及び走行体の走行制御が複雑になる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造でレース展開の非予測性を高め、レース
の緊張感と趣味感を向上させたゲーム装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状のトラッ
クを介して各別に給電された複数の自走車が、そのトラ
ック上に設けられた1又は2以上の走行レーンの同一走
行レーンを走行し得るゲーム装置であって、各走行レー
ン毎に、その走行レーンに沿って敷設された複数対の給
電線路と、上記自走車の速度を制御すべく各自走車毎に
駆動電源を生成し、各駆動電源を各走行レーンの互いに
異なる給電線路に供給する電源供給手段と、上記駆動電
源を受給すべく各自走車に設けられ、各走行レーンのそ
の自走車に対する駆動電源が供給された給電線路に圧接
される導電性の接続部材とを備えてなり、上記各給電線
路の一方電極を構成する線路は、自走車の走行を案内す
るべく上記走行レーンに形成されたガイド溝内に設けら
れた共通の給電線路からなり、上記各自走車に設けられ
た上記一方電極に対応する接続部材は、上記ガイド溝に
嵌入されるガイドピンからなるものである(請求項
1)。また、本発明は、環状のトラックを介して各別に
給電された複数の自走車が、そのトラック上に設けられ
た2以上の走行レーンの同一走行レーンを走行し得るゲ
ーム装置であって、各走行レーン毎に、その走行レーン
に沿って敷設された複数対の給電線路と、上記自走車の
速度を制御すべく各自走車毎に駆動電源を生成し、各駆
動電源を各走行レーンの互いに異なる給電線路に供給す
る電源供給手段と、上記駆動電源を受給すべく各自走車
に設けられ、各走行レーンのその自走車に対する駆動電
源が供給された給電線路に圧接される導電性の接続部材
とを備えると共に、上記トラックが、少なくとも一部領
域に複数の走行レーンを有する複数レーン領域と該複数
レーン領域の基端に少なくとも1個の走行レーンが分岐
されたレーン分岐領域とを有し、かつ、上記レーン分岐
領域内に設けられ、自走車の走行レーンを切り換えるレ
ーン切換手段と、上記レーン切換手段の駆動を制御する
駆動制御手段とを備えたものである(請求項3)。ま
た、本発明は、環状のトラックを介して各別に給電され
た複数の自走車が、そのトラック上に設けられた1又は
2以上の走行レーンの同一走行レーンを走行し得るゲー
ム装置であって、各走行レーンに沿って導電板上に所定
の厚みの絶縁板を設けた2層構造が形成され、かつ深さ
が導電板に達するように形成されたガイド溝と該ガイド
溝に平行して上記導電板と対をなすべく上記絶縁板の表
面に形成された複数の導電線路とからなる複数対の給電
線路と、上記自走車の速度を制御すべく各自走車毎に駆
動電源を生成し、各駆動電源を各走行レーンの互いに異
なる給電線路に供給する電源供給手段と、上記駆動電源
を受給すべく各自走車に設けられ、各走行レーンのその
自走車に対する駆動電源が供給された給電線路に圧接さ
れる導電性の接続部材とを備えたものである(請求項1
0)。
【0008】なお、上記各給電線路の一方電極を構成す
る線路は、上記走行レーン上に設けられ、自走車の走行
を案内するガイド溝内に設けられた共通の給電線路によ
り構成し、上記各自走車に設けられた上記一方電極に対
応する接続部材は、上記ガイド溝に嵌入されるガイドピ
ンにより構成するとよい(請求項2)。
【0009】また、上記給電線路の他方電極を構成する
線路に圧接される接続部材は、複数の圧接点が階段状に
形成された圧接部を有する湾曲した帯状の弾性部材によ
り構成するとよい(請求項3)。
【0010】また、本発明は、上記走行トラックは、少
なくとも一部領域に複数の走行レーンを有する複数レー
ン領域と該複数レーン領域の基端に少なくとも1個の走
行レーンが分岐されたレーン分岐領域とを有し、上記レ
ーン分岐領域内に設けられ、自走車の走行レーンを切り
換えるレーン切換手段と、上記レーン切換手段の駆動を
制御する駆動制御手段とを備えたものである(請求項
4)。
【0011】なお、上記ゲーム装置において、上記レー
ン分岐領域は、一方の走行レーンに対応するガイド溝と
該ガイド溝から分岐する分岐ガイド溝とを有し、上記レ
ーン切換手段は、上記分岐ガイド溝が分岐する位置であ
って上記走行トラックの表面と裏面間に、上記自走車の
ガイドピンを上記ガイド溝に案内する第1の切換位置と
上記分岐ガイド溝に案内する第2の切換位置とに切換可
能に配設された切換部材と上記切換部材を駆動する駆動
手段とから構成するとよい(請求項5)。
【0012】また、本発明は、上記ゲーム装置におい
て、上記走行トラックの複数レーン領域に自走車の走行
レーンを変更する少なくとも1個のレーン変更領域を有
し、上記レーン変更領域内に設けられ、自走車の走行レ
ーンを変更するレーン変更手段と、上記レーン変更手段
の駆動を制御する駆動制御手段とを備えたものである
(請求項6)。
【0013】なお、上記ゲーム装置において、上記レー
ン変更領域は、各走行レーンに対応するガイド溝と一方
のガイド溝から分岐して他方のガイド溝に合流する分岐
ガイド溝とを有し、上記レーン変更手段は、上記分岐ガ
イド溝が分岐する位置であって上記走行トラックの表面
と裏面間に、上記自走車のガイドピンを上記一方のガイ
ド溝に案内する第1の切換位置と上記分岐ガイド溝に案
内する第2の切換位置とに切換可能に配設された切換部
材と上記切換部材を駆動する駆動手段とから構成すると
よい(請求項7)。
【0014】また、本発明は、上記ゲーム装置におい
て、自走車に搭載され、上記走行トラックの走行面に向
けて識別信号を送出する信号送出手段と、上記走行トラ
ックの各走行レーン上の予め設定された複数の位置検出
点に配設され、上記識別信号を受信する受信手段と、上
記受信手段で検出された識別信号から各自走車の走行位
置を検出する位置検出手段とを備えたものである(請求
項8)。
【0015】なお、上記信号送出手段は、各自走車に設
定された識別番号を符号化する符号化手段と、符号化さ
れた識別番号の情報に基づき所定の発光を行う発光手段
とから構成し、受信手段は、上記発光手段からの発光を
受光する受光手段から構成するとよい(請求項9)。
【0016】また、本発明は、上記ゲーム装置におい
て、供給される駆動電源量から対応する自走車の速度を
演算する速度演算手段と、上記速度演算手段で演算され
た速度と上記位置検出手段で検出された走行位置とから
対応する自走車の上記レーン変更領域における走行レー
ンを決定するレーン決定手段とを備え、上記切換制御手
段は、上記レーン決定手段の決定結果に基づきレーン切
換手段の駆動を制御するものである(請求項10)。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、1又は2以上の
走行レーンが設けられた環状のトラックには、各走行レ
ーン毎に、その走行レーンに沿って複数対の給電線路が
敷設され、電源供給手段から各自走車毎に生成された駆
動電源が各走行レーンの互いに異なる給電線路対に供給
される。各自走車は、各走行レーンにおいて、その自走
車に対する駆動電源が供給された給電線路に接続部材を
接触させて自己に対する駆動電源を個別に受給し、その
走行レーンを走行する。各走行レーンには、各自走車に
対して個別に給電すべく複数対の給電線路が敷設されて
いるので、複数の自走車は、複数の走行レーンを別々に
走行し得るとともに、同一の走行レーンを同時に走行す
ることができる。また、各給電線路の一方電極を構成す
る線路は共通化され、該線路が自走車の走行を案内する
ガイド溝内に設けたので、自走車側の接続部材であるガ
イドピンがガイド溝に嵌入されて給電とガイドが行われ
る。請求項3記載の発明によれば、2以上の走行レーン
が設けられた環状のトラックには、各走行レーン毎に、
その走行レーンに沿って複数対の給電線路が敷設され、
電源供給手段から各自走車毎に生成された駆動電源が各
走行レーンの互いに異なる給電線路対に供給される。各
自走車は、各走行レーンにおいて、その自走車に対する
駆動電源が供給された給電線路に接続部材を接触させて
自己に対する駆動電源を個別に受給し、その走行レーン
を走行する。各走行レーンには、各自走車に対して個別
に給電すべく複数対の給電線路が敷設されているので、
複数の自走車は、複数の走行レーンを別々に走行し得る
とともに、同一の走行レーンを同時に走行することがで
きる。また、上記トラックには、少なくとも一部領域に
複数の走行レーンを有する複数レーン領域と該複数レー
ン領域の基端に少なくとも1個の走行レーンが分岐され
たレーン分岐領域とが設けられており、駆動制御手段に
よってレーン切換手段が駆動されることにより走行レー
ンが切り換えられ、自走車は他の走行レーンも走行可能
になる。請求項10記載の発明によれば、各自走車は、
その接続部材がガイド溝内にある導電板と該ガイド溝に
平行して上記導電板と対をなすべく上記絶縁板の表面に
形成された複数の導電線路の内の対応する1の導電線路
とに接触することで、電源供給手段から各自走車毎に生
成された駆動電源が各走行レーンの互いに異なる給電線
路対を介して自己に対する駆動電源を個別に受給され、
その走行レーンを給電とガイドとを受けながら走行可能
にされる。
【0018】また、請求項2記載の発明によれば、電源
生成手段で自走車毎に対応して生成された各駆動電源
は、一方の電極が共通化され、走行レーンのガイド溝に
設けられた給電線路と、走行トラックの表面に上記ガイ
ド溝に平行に各自走車に対応して形成された各駆動電源
の他方の電極に相当する給電線路とを介して対応する自
走車に供給される。各自走車は、上記ガイド溝に嵌入さ
れ、かつ、給電線路に圧接されたガイドピンと走行トラ
ックの表面に形成された給電線路に圧接された接続部材
とにより対応する駆動電源を受給し、この駆動電源で駆
動モータを駆動して自走する。このとき、自走車は、ガ
イドピンがガイド溝に案内されて走行レーン上の所定の
コースを自走する。
【0019】また、請求項3記載の発明によれば、接続
部材の走行トラック表面の給電線路への第1圧接点が摩
擦により所定寸法だけ摩耗すると、該第1圧接点に隣接
する第2圧接点が給電線路へ圧接され、以下、各圧接点
が摩擦により所定寸法だけ摩耗する毎にその圧接点に隣
接する次の圧接点が順次、給電線路へ圧接される。
【0020】また、請求項4記載の発明によれば、レー
ン分岐領域において、レーン切換手段を切り換えること
により自走車の走行レーンは他の走行レーンに変更され
る。
【0021】また、請求項5記載の発明によれば、レー
ン切換手段が第1の切換位置に設定されていると、ガイ
ドピンは現在走行レーンのガイド溝に案内され、自走車
は、レーンを変更することなく現在走行レーンを走行す
る。一方、レーン切換手段が第2の切換位置に設定され
ていると、ガイドピンは現在走行レーンのガイド溝から
分岐ガイド溝に案内され、自走車の走行レーンは、他の
走行レーンに変更される。
【0022】また、請求項6記載の発明によれば、レー
ン変更領域において、レーン切換手段を切り換えること
により自走車の走行レーンは隣りの走行レーンに変更さ
れる。
【0023】また、請求項7記載の発明によれば、レー
ン切換手段が第1の切換位置に設定されていると、ガイ
ドピンは現在走行レーンのガイド溝に案内され、自走車
は、レーンを変更することなく現在走行レーンを走行す
る。一方、レーン切換手段が第2の切換位置に設定され
ていると、ガイドピンは現在走行レーンのガイド溝から
分岐ガイド溝に案内され、自走車の走行レーンは、該分
岐ガイド溝が合流する隣りの走行レーンに変更される。
【0024】また、請求項8記載の発明によれば、自走
車から送出された該自走車の識別信号が走行トラックの
各位置検出地点で受信され、この検出された識別信号と
位置検出地点の情報から各自走車の走行位置が検出され
る。
【0025】また、請求項9記載の発明によれば、自走
車から符号化された識別番号の情報に基づき発光され、
各位置検出地点に配設された受光手段で受光される。例
えば自走車のゼッケンナンバーがnビットのバイナリー
信号に符号化され、このバイナリー信号に基づき発光素
子が発光される。各位置検出地点には受光素子が設けら
れ、受光素子で受光した受光信号から上記識別番号が検
出される。
【0026】また、請求項10記載の発明によれば、各
自走車に供給される駆動電源量から対応する自走車の速
度が演算され、該演算結果と位置検出手段で検出された
走行位置の情報とから対応する自走車の走行レーンが決
定され、更にこの決定結果に基づいてレーン切換手段の
切換位置が制御される。これによりレーン分岐領域又は
レーン変更領域において、自走車の走行レーンは上記決
定された走行レーンに変更される。
【0027】
【実施例】本発明に係るゲーム装置の一例であるレーシ
ングゲーム機について図を用いて説明する。
【0028】図1は、レーシングゲーム機の外観図、図
2は、同レーシングゲーム機のレーシングコースを示す
斜視図である。
【0029】レーシングゲーム機1は、横長の直方体状
の基台2を有し、該基台2の上面一方端に表示部3が上
方に突出させて設けられている。上記表示部3の内側面
の中央には、例えばプロジェクターからなるディスプレ
イ301が設けられ、両側部には色の異なる3種類のラ
ンプ302とスピーカ303とが設けられている。上記
表示部3には、デモンストレーション映像、レース中の
レーシングカーを撮影した映像、レース結果等の種々の
情報が表示される。上記3色のランプ302は、レース
のスタートを表示するもので、スターの瞬間に同期して
上から下に各ランプが遅延して発光される。また、上記
スピーカ303からは効果音やBGMが出力される。
【0030】基台2の上面に、模型のレーシングカーを
走行させて模擬的にカーレースを行わすレース部4が設
けられ、長手方向の両側部に4個ずつ、計8個の入力部
5が設けられている。この入力部5は、遊戯者がレース
の入賞車の予想及び遊戯用のコインの賭枚数を入力する
ものである。
【0031】上記レース部4には、図2に示すように、
環状のトラック601を有するレーシングコース6が設
けられ、上記トラック601上を6台のレーシングカー
7が順位を競って走行するように構成されている。トラ
ック601の直線コースにスタート位置603とゴール
位置604とが設けられ、直線コースから周回コースに
移るカーブC1及び周回コースの略中央の左カーブC2
に隣接してクラッシュエリア602が設けられている。
上記クラッシュエリア602は、レース展開によりレー
シングカー7をクラッシュさせ、当該レーシングコース
7をレーシングコース6から退避させるエリアで、レー
スの臨場感を高めるために設けられているものである。
【0032】カーレースは、各レーシングカー7を所定
のスタート位置603からスタートさせ、所定の回数だ
け時計回りに周回させてゴール位置604を通過した順
位を競うもので、レース終了後の各レーシングカー7
は、次のレースを行うためにトラック601を周回し、
所定のスタート位置603にセットされるようになって
いる。なお、各レーシングカー7のスタート位置603
は、レース毎に異なるようになされている。レーシング
カー7の駆動及びレース展開の制御については、後述す
る。
【0033】上記入力部5は、表示部501、入力キー
502及びコイン投入/払戻部503を有し、表示部5
01には、各レースにおける各レーシングカー7のオッ
ズ、コインの払戻枚数の配当率、レース結果等のレース
に関する各種情報が表示される。また、入力キー502
は、入賞予想とコインの賭枚数とを入力するもので、例
えば単勝式又は連勝式のレース予想が可能になってい
る。そして、入賞予想が的中すると、コインの賭枚数に
当該レースにおける配当率を乗算した枚数分のコインが
コイン投入/払戻部503から払い戻される。
【0034】次に、図3〜図10を用いてレーシングカ
ー7の駆動機構を説明する。図3は、同駆動機構の全体
構造を示す側面図である。また、図4は、自走車の平面
図、図5は、自走車の底面図、図6は、ブラシの構造を
示す斜視図、図7は、上記自走車を走行させる走行トラ
ックの平面図、図8は、図7の領域Aの部分拡大図、図
9は、図8のA−A断面図、図10は、レーン変更部材
の構造を示す断面図である。
【0035】本レーシングゲーム機は、トラック601
の下部に実際に走行する自走車8を設けるとともに、該
自走車にレーシングカー7を磁石により吸引させ、自走
車8の走行に伴ってレーシングカー7を走行させるよう
にしている。すなわち、上記トラック601及びレーシ
ングカー7は自走車8の走行状態を表現するためのダミ
ーで、自走車8に疑似の走行体(レーシングカー7)を
吸引させて並走させることにより、レーシングカー7の
駆動機構を全く表に表さず、カーレースの臨場感をより
高めるようになっている。
【0036】レーシングカー7の駆動機構は、レーシン
グコース6の下部に設けられ、上記各レーシングカー7
に対応して設けられた6台の自走車8と、該自走車8を
走行させる走行トラック9とから構成されている。走行
トラック9は、上記レーシングコース6内のトラック6
01と略同一の形状を有し(図7、参照)、該トラック
601の下方位置に一定寸法Dだけ離隔して平行に対向
配置されている。
【0037】また、自走車8は、上記レーシングコース
6と走行トラック9間に配設され、該走行トラック9に
設けられた走行レーン901に沿って走行されるように
なっている。なお、自走車8は、駆動モータMを有し、
上記走行トラック9に設けられた給電線路10,11を
介して供給される駆動電源により駆動され、該走行トラ
ック9に設けられた走行レーン901に沿って自走する
ようになっている。自走車8の詳細構造については、後
述する。
【0038】レーシングカー7は、車体の底面適所に一
対の永久磁石701,702が設けられており、この永
久磁石701,702と上記自走車8の上部に設けられ
た一対の永久磁石182,183間の吸着力により自走
車8に吸引されるようになっている。従って、自走車8
が走行トラック9上を走行すると、レーシングカー7が
自走車8に吸引されてレーシングコース6上を走行す
る。
【0039】走行トラック9は、図7に示すように、2
本又は3本の走行レーン901を有し、該走行レーン9
01上を上記自走車8が走行するようになっている。ト
ラック601の直線コースに対応する部分は、3本の走
行レーン901を有し、その他の部分は2本の走行レー
ン901を有している。
【0040】また、走行トラック9の適所には、複数個
のレーン変更領域902a,レーン分岐領域902b,
レーン合流領域902cが設けられ、これら各領域90
2a,902b,902cにおいて、自走車8の走行レ
ーン901が変更可能になっている。また、上記走行ト
ラック9のレーン変更領域902a、レーン分岐領域9
02b及びレーン合流領域902cを除く領域(以下、
通常走行領域という)には、複数個の自走車8の走行位
置を検出する位置検出ポイントPが設定されている。
【0041】更にレーシングコース6のクラッシュエリ
ア602に対応してクラッシュレーン901aが設けら
れている。最外側の走行レーン901を走行中の自走車
8は、通常、上記カーブC1,C2の手前のレーン分岐
領域902bで内側の走行レーン901にレーンが変更
され、クラッシュしないように制御されるが、レース展
開によりカーブC1,C2に入る時の車速や他の自走車
8との位置関係により内側の走行レーン901にレーン
変更ができないときや予めプログラムされているとき
は、クラッシュが発生し、当該自走車8は、クラッシュ
レーン901aを走行するように制御される。
【0042】走行トラック9の通常走行領域は、図9に
示すように、アルミ等の金属からなる導電板10上に所
定の厚みtを有するアクリル等の合成樹脂からなる絶縁
板12を設けた2層構造を成し、各走行レーン901の
中央には深さが上記導電板10に達するガイド溝13が
設けられるとともに、該ガイド溝13に平行して7本の
銅等の導電部材からなる導電線路11が形成されてい
る。
【0043】また、走行トラック9の位置検出ポイント
Pの各走行レーン901上に3個の貫通孔903が穿設
され、該貫通孔903の下部に位置検出装置15(図
3、参照)が設けられている。位置検出装置15は、3
個の受光素子を有し、各受光素子が上記貫通孔903の
内部若しくは下方位置になるように配設されている。
【0044】自走車8は、後述するように、当該自走車
8に付与された識別番号、例えばゼッケンナンバーN
(N=1〜6)を3ビットの2進信号で表示し、該3ビ
ット信号を走行トラック9の走行面に向けて発光する3
個の発光素子からなる発光装置16を有しており(図
3、参照)、上記位置検出器15により上記3ビットの
ゼッケンナンバーNを検出することで通過した自走車8
が検出される。
【0045】なお、本実施例では、上記3ビットの光信
号をパラレル信号で発光/受光するようにしているが、
シリアル信号で発光/受光するようにしてもよい。ま
た、本実施例では、光信号を用いて自走車8の位置を検
出するようにしているが、例えば各自走車8毎に変調さ
れた磁界若しくは電界を発生させ、該磁界又は電界を検
出することにより自走車8の位置を非接触で検出するよ
うにしてもよい。
【0046】また、接触方式により自走車8の位置を検
出することもできる。例えば上記貫通孔903に代えて
走行トラック9の表面に接点が設けられたスイッチを配
設するとともに、自走車8に対応する接点に当接するレ
バーを設け、自走車8が当該スイッチを通過すると、所
定の接点が閉成されるようにしてもよい。この場合も、
スイッチの接点を1個にする一方、自走車8毎に異なる
数のレバーを一列に配設し、自走車8の通過時に当該自
走車8の識別信号に対応する回数だけ当該スイッチを閉
成させることにより自走車8を検出するようにしてもよ
い。
【0047】上記導電板10は、上記自走車8の駆動モ
ータ及び発光部に駆動電源を供給するための+側の給電
線路を構成するものであり、上記導電線路11は、自走
車8に上記駆動電源を供給するための−側電極を構成す
るものである。各走行レーン901の7本の導電線路1
1の内、外側から6本の導電線路11は、6台の各自走
車8に駆動モータMに対応して設けられたもので、駆動
電源の−側の給電線路を異ならせることにより複数の自
走車8が同一の走行レーン901を走行する場合にも各
自走車8の走行をそれぞれ制御し得るようになってい
る。なお、上記各導電線路11には、それぞれチョッパ
回路(図11、参照)が接続され、上記導電板10及び
導電線路11を介して駆動モータMに供給される駆動電
源の電圧を制御することにより各自走車8の速度が制御
されるようになっている。
【0048】また、各走行レーン901の7本の導電線
路11の内、最も内側の導電線路11は、各自走車8の
発光装置15に対する−側の給電線路である。発光装置
15の−側の給電線路は、自走車8毎に異なる制御が行
われないので、共通になっている。
【0049】走行トラック9のレーン変更領域902a
は、図8に示すように、本線の走行レーン901に対応
するガイド溝131(以下、本線ガイド溝131とい
う)と一方の本線ガイド溝131から分岐して他方の本
線ガイド溝131に合流する分岐ガイド溝132が形成
されたレーン変更部材14が設けられている。レーン変
更部材14の分岐ガイド溝132が分岐する位置であっ
てレーン変更部材14の表裏面間にはガイド溝13を本
線ガイド溝31と分岐ガイド溝132とに切り換える帯
状切片からなるフリップ141が設けれられている。な
お、上記フリップ141は、レーン変更部材14の表面
に設けてもよい。
【0050】フリップ141は、図10に示すように、
先端部が支持体142に回動可能に取り付けられ、自走
車8のコンタクトピン26及びガイドピン34(図3、
参照)を本線ガイド溝131に案内する第1の切換位置
と分岐ガイド溝132に案内する第2の切換位置とに切
換設定可能になされている。すなわち、フリップ141
の先端部には下端がソレノイド144のプランジャ14
4aが連結されたレバー143が取り付けられており、
ソレノイド144をオンにすることにより上記プランジ
ャ144aが没入してフリップ141は第1の切換位置
に設定され、ソレノイド144をオフにすることにより
上記プランジャ144aが突出してフリップ141は第
2の切換位置に設定される。
【0051】上記レーン変更部材14の表面は、通常走
行領域の導電線路11と絶縁して、例えばアルミ等の金
属からなる導体板145が取り付けられている。この導
体板145は、上記自走車8に上記駆動電源を供給する
ための−側電極を構成するものであるが、レーン変更領
域902aでは各自走車8毎に個別に走行制御が行われ
ないので、各自走車8の−側電極は共通化され、単板で
構成されている。
【0052】なお、レーン分岐領域902bについて
は、分岐ガイド溝が交叉しない点を除いて上記レーン変
更領域902aと同様に構成されている。また、レーン
合流領域902cについては、分岐ガイド溝132及び
フリップ141を備えていない点を除いて上記レーン変
更領域902aと同様に構成されている。
【0053】次に、自走車8について説明する。自走車
8は、主に上記駆動モータMが搭載された台車17と、
上記レーシングカー7を該台車17の走行に連動させる
べく該レーシングカー7を磁力により吸引する磁石部1
8と、該磁石部18を支持するとともに、上記台車17
の安定走行を補助する支持部材19とから構成されてい
る。
【0054】上記台車17は、後輪20,20′が取り
付けられた第1枠体171と前輪21,21′が取り付
けられた第2枠体172とから構成されている。第1枠
体171は、図5に示すように、水平面形状が横長長方
形の枠体で、長辺側の両側部を垂直下方に屈曲させて側
板部171a,171a′が形成されている。側板部1
71a,171a′の後端部適所に駆動軸22が回動自
在に取り付けられ、該回動軸22の両端に上記後輪2
0,20′が、また、該回動軸22の中央に駆動ギヤ2
3がそれぞれ固着されている。
【0055】第1枠体171の平板部171bは、中央
部に設けられた貫通孔171cにより前端側の平板部1
71bと後端側の平板部171bとに分離され、後端側
の平板部171bの略中央に上記駆動モータMが取り付
けられている。駆動モータMの回転軸の先端にはウォー
ムギヤ24が固着され、このウォームギヤ24は、上記
駆動ギヤ23に螺合されている。駆動モータMが回転駆
動すると、この回転力が上記ウォームギヤ24、駆動ギ
ヤ23及び駆動軸22を介して後輪20,20′に伝達
され、該後輪20,20′を回転させることで台車17
が走行するようになっている。また、前端側及び後端側
の両平板部171bの適所に4本の支柱25a〜25d
が上方に突設され、これら支柱25a〜25dの先端に
上記支持部材19が取り付けられている。
【0056】第2枠体172は平面形状が横長長方形の
後端を山形に突出させた略5角形の盤状体で、側面17
2a,172a′の適所に上記前輪21,21′が回動
自在に取り付けられている。また、第2枠体172の後
端部には導電部材からなるコンタクトピン26が貫通さ
せて固着されている。このコンタクトピン26は、台車
17の走行をガイドするガイド部材であるとともに、上
記走行トラック9を介して駆動電源を受給するための+
側電極端子である。コンタクトピン26の下端部は、上
記走行トラック9のガイド溝13の溝幅よりわずかに小
さい径を有し、その下端は上記導電板10との接点部と
なっている。また、コンタクトピン26の上端部26a
は、+側電極の端子部となっている。この端子部26a
は上記駆動モータMに接続され、走行トラック9を介し
て受給した駆動電源が駆動モータMに供給されるように
なっている。
【0057】なお、上記コンタクトピン26の接点部に
導電体からなるコロ乃至ボールを回転可能に支持すると
ともに、該支持部にスリップリングを設け、電極板10
との摩擦力を低減させるようにしてもよい。
【0058】また、第2枠体172の略中央部に上記発
光装置16が設けられている。この発光装置16は、走
行トラック9の走行面に向けて発光する3個の発光素子
16a,16b,16cを有し、これら発光素子16
a,16b,16cにより自走車8に割り当てられた識
別番号、例えばゼッケンナンバーNを2進表示する。な
お、識別番号は、任意であってゼッケンナンバーNに限
定されるものではない。
【0059】発光素子16a,16b,16cは、それ
ぞれ22桁,21桁,20桁に対応し、例えばゼッケンナ
ンバー6(=110B)は、発光素子16a,16bを
発光し、発光素子16cを消灯することにより3ビット
信号で表示される。発光素子16a,16b,16cで
発光された光は、上記位置検出装置15の対応する受光
素子により受光され、3ビット信号として検出され、こ
の検出信号の有無及び表示数により自走車8の走行位置
が判別される。
【0060】なお、ゼッケンナンバーが「0」の場合
は、発光素子16a,16b,16cが全て非発光とな
り、検出信号の有無が判別できないので、ゼッケンナン
バーN=0は用いられない。
【0061】上記コンタクトピン26の端子部26a
は、後述するスイッチ41を介して発光装置16にも接
続され、走行トラック9を介して受給した電源が発光装
置16にも供給されるようになっている。
【0062】また、第2枠体172の前端部の下面適所
に、上記駆動モータMの−側電極端子を構成するブラシ
27と上記発光装置21の−側電極端子を構成するブラ
シ28とが設けられている。
【0063】ブラシ27は、例えばリン青銅等の弾性力
を有する帯状金属板からなり、図6に示すように、下方
向に湾曲させて圧接部271が形成されている。更に上
記圧接部271は階段状に屈曲され、3個の圧接点27
1a,271b,271cが形成されている。圧接点2
71a,271b,271cの位置は、この順に高く設
定され、圧接点271b及び圧接点271cは、圧接点
271aに対しそれぞれ寸法t1,t2だけ高くなって
いる。これは、ブラシ27の接触不良を防止するもの
で、圧接点271aが寸法t1だけ摩耗すると、次の圧
接点271bが圧接され、更に圧接点271bが寸法
(t2−t1)だけ摩耗すると、最後の圧接点271b
が圧接されるようになっている。
【0064】すなわち、圧接部271を面状に形成する
と、摩擦による摩耗で圧接面が凹凸になり、接触不良が
生じ易くなるが、上記のように、圧接部271を点乃至
線状に圧接させ、各圧接点271a,271b,271
cが所定量ずつ摩耗する毎に次の圧接点271a,27
1b,271cを段階的に圧接させるようにすると、圧
接部271と走行トラック9の導電線路11とが確実に
接触され、接触不良が低減される。なお、圧接部271
の圧接点は3個に限定されるものではなく、適宜の数を
設けることができる。
【0065】また、ブラシ27の基端部は、第2枠体1
72の前端部の下面に前輪21,21′の支持軸と平行
に設けられた軸29,29′に回動自在に取り付けら
れ、その先端部は上記軸29,29′の後方に設けられ
た6個の固定ピン31a〜31fの内の所定の固定ピン
31に取り付けられている。各固定ピン31a〜31f
にはスプリング33(図6、参照)が嵌入装着され、こ
れによりブラシ27の先端部が下方に付勢され、圧接部
271の各圧接点271a,271b,271cが走行
トラック9の導電線路(−電極)11に順次、圧接され
るようになっている。
【0066】上記6個の固定ピン31a〜31fは、自
走車8毎にブラシ27を対応する上記導電線路11に接
続可能にするためのもので、各自走車8のブラシ27の
取付位置に対応する固定ピン31は、予め設定されてい
る。例えば各走行レーン901に設けられた6本の導電
線路11が外側から順にゼッケンナンバー1〜6の自走
車8に割り当てられている場合、ゼッケンナンバー1〜
6の各自走車8のブラシ27は、それぞれ固定ピン31
a,31b,…,31fに固定される。
【0067】ブラシ28も上記ブラシ27と同様の構造
を成し、その基端部が軸30に回動可能に取り付けら
れ、その先端部が固定ピン32により固定される。
【0068】上記第1枠体171は、その先端部を第2
枠体172の上方位置に重合させてガイドピン34によ
り1点で連結されている。前端側の平板部171bの上
記支柱25a,25b間の中央と、第2枠体172の前
輪21,21′の軸上の中央とには孔が穿設され、該孔
に上記ガイドピン34を貫通して両枠体171,172
か連結されている。
【0069】ガイドピン34は、中間位置にフランジ3
41が形成された断面十字状を成し、該フランジ341
より上部が第2枠体172の下方から上記孔172a及
び171dに貫通されている。第1枠体171より突出
したガイドピン34の上端部にはスプリング35が装着
され、その上端に該スプリング35の離脱を防止する規
制板36が取り付けられている。
【0070】上記構造により、上記ガイドピン34はス
プリング35により上方に付勢されるので、第1枠体1
71及び第2枠体172がガイドピン34のフランジ3
41とスプリング35間で確実に挾持される。第2枠体
172は、上記ガイドピン34及びコンタクトピン26
の下端部が走行トラック9に設けられたガイド溝13に
嵌入され、2点でガイドされるようになっているので、
台車17は走行レーン901上を安定走行する。
【0071】また、第1枠体171は、ガイドピン34
のみで第2枠体172に連結され、かつ、ガイドピン3
4の回りに回動可能になっているので、例えば走行レー
ン901が変更されたり、カーブしていても、第1枠体
171は第2枠体172に対して左右方向(図5、S方
向)に自由に移動し、台車17を滑らかに走行させるこ
とができる。
【0072】支持部材19は、上下方向に水平かつ対向
して配置された上板部材191及び下板部材192と、
両板部材191及び下板部材192を上下方向に水平運
動可能に連結するリンク機構193とから構成されてい
る。
【0073】上板部材191は、平面形状が横長の略長
方形状で、長辺側の両側部を垂直下方に屈曲させて側板
部191a,191a′が形成されている。側板部19
1a,191a′の先端部及び後端部の適所には水平方
向に伸びる長穴191b,191b′と丸孔191c,
191c′とがそれぞれ穿設されている。また、上板部
材191の上面の前端隅部に一対の前コロ37,37′
が設けられ、後端部に前コロ37よりも径の大きい一対
の後コロ38,38′が設けられている。なお、前コロ
37,37′及び後コロ38,38′は、上端位置が同
一高となるように上板部材191に取り付けられてい
る。
【0074】また、上板部材191の略中央には、図4
に示すように、長方形状の長孔39が穿設され、該長孔
39に上記磁石部18が配設されている。磁石部18
は、上記長孔39よりも小さい長方形状の基板181の
上面に一定間隔を設けて互いに極性の異なる2個の永久
磁石182,183を配置したものである。
【0075】磁石部18は、上記基板181の一方端が
上板部材191に設けられた軸40に回動可能に取り付
けられ、基板181が水平になる位置(以下、セット位
置という)と基板181の他方端(自由端)が下方に所
定の角度だけ傾動した位置(以下、リセット位置とい
う)とに切換可能になっている。また、上板部材191
であって上記基板181の他方端(自由端)の下方位置
にはスイッチ41が設けられている。このスイッチ41
は、磁石部18がセット位置にあるとき、オン状態(導
通状態)になり、磁石部18がリセット位置にあると
き、オフ状態(非導通状態)になるようになっている。
【0076】台車17にレーシングカー7が吸着されて
いるとき、磁石部18は、レーシングカー7の永久磁石
701,702の吸引力により上記セット位置にセット
されているが、台車17からレーシングカー7が離脱す
ると、磁石部18は、上記永久磁石701,702によ
る吸引力を失って上記リセット位置にリセットされる。
磁石部18がリセット位置にリセットされると、上記ス
イッチ41が非導通状態となり、発光装置16への電源
供給が停止されるから、これにより台車17からレーシ
ングカー7が離脱したことが検出されるようになってい
る。
【0077】下板部材192は、平面形状が横長の略長
方形状で、長辺側の両側部を垂直上方に屈曲させて側板
部192a,192a′が形成されている。側板部19
2a,192a′の先端部及び後端部の適所には、上記
側板部191a,191a′と同様に水平方向に伸びる
長穴192b,192b′と丸孔192c,192c′
とがそれぞれ穿設されている。なお、下板部材192の
平板部は、上記4本の支柱25a〜25dの先端に固着
されている。
【0078】リンク機構193は、中央で交叉した同長
のリンク43,44が軸42により回動自在に結合され
るとともに、コイルバネ45により両リンク43,44
の一方端が互いに離隔する方向(図3、R方向)に付勢
された第1リンク部193aと、該第1リンク部193
aと同一構造の第2リンク部193a′とを有し、相対
向するリンク43,43′及びリンク44,44′の両
端部はそれぞれ軸46,47,48,49により回動自
在に連結されている。
【0079】そして、上記軸46及び軸49を上板部材
191の長穴191b,191b′と丸孔191c,1
91c′とにそれぞれ回動可能に取り付けるとともに、
上記軸48及び軸47を下板部材192の長穴192
b,192b′と丸孔192c192c′とにそれぞれ
回動可能に取り付けることで、上板部材191と下板部
材192とが上記リンク機構193を介して連結されて
いる。
【0080】上記構成により、リンク機構193のコイ
ルバネ45,45′の付勢力により、板部材191は上
方付勢されて前コロ37,37′及び後コロ38.3
8′がレーシングコース6の裏面に所定圧で圧接される
一方、下方部材192及び台車17は下方付勢されて前
輪21,21′及び後輪20,20′が走行トラック9
の走行面に、また、コンタクトピン26の下端が導電板
10に所定圧で圧接され、これにより自走車8の安定走
行が可能になっている。
【0081】なお、上板部材191を上方に付勢する付
勢手段は、上記に限定されるものでなく、上板部材19
1を下板部材192に対し平行かつ上方に付勢するもの
であれば、他の任意の方法を適用することができる。例
えば上板部材191と下板部材192間に複数個の同一
のスプリングを設けるようにしてもよい。
【0082】図11は、上記レーシングゲーム機のブロ
ック構成図である。同図において、制御部50は、レー
シングゲーム機のゲーム動作を集中制御する制御部であ
る。電源51は、上記制御部50及び自走車8に所定の
直流電源を供給する直流電源である。コントロールパネ
ル制御装置52は、上記入力部5の各構成部材の駆動を
制御する制御装置で、上記制御部50からの制御信号に
基づいて駆動される。また、入力部5で設定された入賞
予想及びコインの賭枚数及び入賞予想の情報は、コント
ロールパネル制御装置52を介して上記制御部50に入
力される。
【0083】ディスプレイ駆動制御装置53は、上記デ
ィスプレイ301の駆動及び表示内容を制御するもの
で、上記制御部50からの制御信号に基づいて駆動され
る。電飾/効果音駆動制御装置54は、上記ランプ30
2、スピーカ303その他の電飾効果及び音響効果を演
出する各種部材の駆動を制御するもので、上記制御部5
0からの制御信号に基づいて駆動される。制御部50
は、スタンバイ状態やレース展開に応じて所定の電飾効
果及び音響効果のための情報を生成し、上記電飾/効果
音駆動制御装置54に送出する。
【0084】また、給電線路部55は、上記走行トラッ
ク9の導電板10,145及び導電線路11に対応し、
自走車8に駆動電源を供給する電源端子である。走行位
置検出装置56は、自走車8の走行位置を検出するもの
で、各走行レーン901の各位値検出ポイントPに配設
された位置検出装置15を含んでいる。各位置検出装置
15で受光された受光信号は、位値検出ポイントP及び
走行レーン901の情報とともに、上記制御部50に入
力される。
【0085】フリップ駆動回路57は、上記ソレノイド
144の駆動を制御するもので、上記制御部50からの
制御信号に基づき各ソレノイド144の駆動を制御す
る。電源制御装置58は、各自走車8に対応して複数個
のチョッパ回路581,582,…を有し、各自走車8
に供給される駆動電源を制御するものである。すなわ
ち、各チョッパ回路は、上記制御部50の制御信号に基
づき各自走車8に供給される直流電源をPWM制御(Pu
lse Width Modulation)乃至PFM(Pulse Frequency
Modulation)制御してその供給電圧を変化させ、これに
より各自走車8の速度を制御する。
【0086】次に、図12のフローチャートを用いて、
レーシングゲーム機の動作に簡単に説明する。
【0087】レーシングゲーム機は、メイン電源が投入
されると起動し、いずれかの入力部5にコインが投入さ
れるまで、スタンバイ状態となる(ステップ#1,#2
のループ)。そして、いずれかの入力部5にコインが投
入されたことが検知されると(ステップ#2でYE
S)、ゲームが開始され、次のレースの情報がディスプ
レイ301及び各入力部5の表示部501に表示される
(ステップ#3)。
【0088】上記レース情報は、例えば単勝式及び連勝
式の各入賞組合せのオッズ(予想配当)やレースの種類
等の情報で、予めプログラムされたオッズデータ及びレ
ースデータの中から所定の演算により選択されるもので
ある。なお、レースの種類とは、例えばボーナス配当の
有無によりレースの種類が異なる者で、例えば所定の配
当率に従って払戻しが行われる通常レースと通常の払戻
しの他にボーナス配当が加味されたメインレースとがあ
る。遊戯者は、投入したコインの枚数を自己の予想する
入賞組合せに適当に分配し、その入力が終了すると、確
認ボタンを操作して入賞予想の入力操作を終了する(ス
テップ#4)。
【0089】そして、全ての遊戯者が入賞予想の入力を
完了すると、カーレースが開始される(ステップ#
5)。カーレースは、6台のレーシングカー7をトラッ
ク601上を所定回数だけ周回させた後、ゴール位置6
04に到着した着順を競うもので、レース開始に際し、
表示部3の3個のランプ302が順次、点灯され、最後
のランプ302が点灯すると同時に各レーシングカー7
が一斉にスタートされる。そして、各レーシングカー7
は、予め設定されたプログラムに従ってその速度及び走
行レーンが制御されてトラック601上を走行する。
【0090】各レーシングカー7の速度及び走行レーン
は、例えばオッズ情報、現在の走行速度及び走行位置の
情報に基づいて制御される。例えばオッズの低いレーシ
ングカー7は、オッズの高いレーシングカー7よりも入
賞の確率が高いから、レーン変更領域902aでは、オ
ッズの低い方が優先して内側の走行レーンにレーン変更
できるように制御される。また、並走している場合は、
オッズの低い方がより早く走行するように各レーシング
カー7の速度制御がなされる。
【0091】しかし、上記制御条件は、必ずしも一定で
はなく各レーシングカー7の走行位置により異なるよう
になっている。例えばレーン変更領域902aに入るタ
イミングがオッズの高いレーシングカー7の方が早い場
合は、オッズの低いレーシングカー7に優先して内側の
走行レーンにレーン変更が可能になることがある。ま
た、レーン変更領域902aに入るタイミングが早くて
も直前の速度が所定の速度を超えている場合は、レーン
変更することなく現行の走行レーンを走行することもあ
る。
【0092】上記のように、各レーシングカー7は、各
レース毎に設定される入賞順位の確率に基づき基本制御
がなされるが、レース開始後は、走行状況に応じて刻々
と変化する走行速度及び走行位置(コースの状態)が加
味されて走行制御がなされる。これにより各レースのレ
ース結果は、予め設定されたものではなくレース展開に
応じて異なるものとなるから、レース展開の非予測性が
極めて高く、競争ゲームの面白さがより向上するものと
なっている。
【0093】全てのレーシングカー7がゴール位置60
4を通過すると、レースは終了し(ステップ#7)、レ
ース結果及び配当率がディスプレイ301及び各入力部
5の表示部5に表示される。そして、遊戯者から入力さ
れた入賞予想とレース結果とを比較して的中しているか
否かが判別され(ステップ#8)、全ての入賞予想が外
れていれば(ステップ#8でNO)、ステップ#1に戻
り、スタンバイ状態になる。
【0094】的中している入賞予想があれば(ステップ
#8でYES)、更に当該レースがメインレースか否か
が判別される(ステップ#9)。メインレースでなけれ
ば(ステップ#9でNO)、賭枚数に所定の配当率を乗
算して払戻枚数が演算され、この払戻枚数分のコインが
対応する遊戯者に払い戻されて(ステップ#10)、ス
テップ#1に戻る。
【0095】メインレースであれば(ステップ#9でY
ES)、ボーナスゲームが行われる。このボーナスゲー
ムは、ボーナス配当を決定するためのゲームで、例えば
ルーレットによりボーナス配当率を設定するものであ
る。遊戯者は、入力部5の表示部に表示されるルーレッ
トゲームによりサイコロを振る操作を行い、出た目の数
がボーナス配当率となる。ボーナス配当率が決定する
と、賭枚数に所定の配当率と該ボーナス配当率とを乗算
して払戻枚数が演算され、この払戻枚数分のコインが対
応する遊戯者に払い戻される(ステップ#11)。すな
わち、メインレースでは、通常の払戻枚数をボーナス配
当率倍したコインが払い戻される。そして、全ての遊戯
者への払戻しが終了すると、ステップ#1に戻り、スタ
ンバイ状態となる。
【0096】なお、上記実施例では、走行トラック9に
給電用の+側及び−側の両給電線路10,11を設け、
台車17側から給電を受けるようしていたが、−側の給
電線路11を走行トラック9とは別部材に形成するよう
にしてもよい。例えばトラック601の下面に導電線路
11が形成された給電部材を別に設けるとともに、ブラ
シ27,28を支持部材19の上板部材191に設け、
台車17と支持部材19とから給電を受けるようにして
もよい。また、上記給電線路10,11の極性は、±を
逆にしてもよい。
【0097】また、上記実例例では、走行トラック9に
2本乃至3本の走行レーン901と複数個のレーン変更
領域領域902a,レーン分岐領域902b,レーン合
流領域902cとを設けた場合について説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、一部領域に複
数の走行レーン901とレーン分岐領域902bとを有
する少なくとも1本の走行レーン901からなる走行ト
ラック9に適用することができる。
【0098】また、上記実施例では、自走車8にダミー
のレーシングカー7を吸引させて駆動するゲーム機につ
いて説明したが、直接、レーシングカー7を自走させる
場合にも適用することができる。すなわち、レーシング
コース6の下部の自走車8及び走行トラック9からなる
駆動機構を除去し、トラック601を走行トラック9と
同一構造にするとともに、各レーシングカー7に台車1
7と同様のガイド機構、駆動機構及び給電機構を設ける
ようしてもよい。
【0099】また、上記実例例では、レーシングゲーム
機について説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、競馬、競輪、ドッグレース等の任意の競争
ゲームに適用することができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環状のトラックを介して各別に給電された複数の自走車
が、そのトラック上に設けられた1又は2以上の走行レ
ーンの同一走行レーンを走行し得るゲーム装置であっ
て、各走行レーン毎に、その走行レーンに沿って複数対
の給電線路を敷設し、対応する給電線路を介して各自走
車毎に駆動電源を各別に供給するようにしたので、簡単
な構成で複数の自走車が同一走行レーン上を走行可能に
するとともに、各自走車を混線することになく確実に制
御することができる。しかも、各給電線路の一方電極を
構成する線路を共通化し、該線路を自走車の走行を案内
するガイド溝内に設けるとともに、自走車に上記ガイド
溝に嵌入し、かつ、上記線路に圧接されるガイドピンを
設けたので、給電線路がコンパクトかつ短絡困難に構成
され、安全かつ確実に給電することができる。また、本
発明によれば、さらに、レーン分岐領域を設けてレーン
切り換えを行わせるように構成したことで簡単な構造で
複雑な走行パターンが実現できる。◇また、本発明によ
れば、各走行レーンに沿って導電板上に所定の厚みの絶
縁板を設けた2層構造が形成され、かつ深さが導電板に
達するように形成されたガイド溝と該ガイド溝に平行し
て上記導電板と対をなすべく上記絶縁板の表面に形成さ
れた複数の導電線路とからなる複数対の給電線路なる構
成を採用したので、給電線路がコンパクトかつ短絡困難
に構成され、安全かつ確実に給電することができる。
【0101】また、上記各給電線路の一方電極を構成す
る線路を共通化し、該線路を自走車の走行を案内するガ
イド溝内に設けるとともに、自走車に上記ガイド溝に嵌
入し、かつ、上記線路に圧接されるガイドピンを設けた
ので、給電線路がコンパクトかつ短絡困難に構成され、
安全かつ確実に給電することができる。
【0102】また、上記給電線路の他方電極を構成する
線路に圧接される接続部材の圧接部に複数の圧接点を階
段状に形成し、接続部材を点状若しくは線状で上記線路
に接触させるとともに、摩擦により摩耗する毎に段階的
に圧接点を変化させるようにしたので、圧接部が摩耗し
て変形した場合にも確実に線路に圧接され、接触不良が
防止される。
【0103】また、上記走行トラックに、少なくとも一
部領域に複数の走行レーンを有する複数レーン領域と該
複数レーン領域の基端に少なくとも1個の走行レーンが
分岐されたレーン分岐領域とを設け、或いは、上記複数
レーン領域内に少なくとも1個のレーン変更領域を設
け、自走車の走行レーンを変更可能にしたので、簡単な
構造で複雑な走行パターンが実現でき、例えば順位を競
う競争ゲームの臨場感をより向上させることができる。
【0104】特に、上記レーン分岐領域又はレーン変更
領域に、各走行レーンに対応するガイド溝と該ガイド溝
から分岐した分岐ガイド溝とを設けるとともに、該分岐
ガイド溝が分岐する位置であって走行トラックの表面と
裏面間に、自走車のガイドピンを上記ガイド溝に案内す
る第1の切換位置と上記分岐ガイド溝に案内する第2の
切換位置とに切り換える切換部材を配設したので、自走
車のレーン変更をスムーズに行うことができる。
【0105】また、自走車から識別信号を送出させ、該
識別信号を走行トラックの所定の位置検出地点で受信す
ることにより該自走車の走行位置を検出するようにした
ので、同一レーンを走行している複数の自走車の走行位
置をそれぞれ確実に検出することができる。特に、上記
識別信号を光で送受するようにしたので、自走車が高速
で走行している場合にも確実に位置検出が可能になる。
【0106】また、自走車の速度情報と走行位置の情報
とに基づいてレーン分岐領域及びレーン変更領域におけ
るレーン変更を制御するようにしたので、より複雑なゲ
ーム展開が可能で、競争ゲームの臨場感をより向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーシングゲーム機の外観図であ
る。
【図2】本発明に係るレーシングゲーム機のレーシング
コースを示す斜視図である。
【図3】レーシングカーの駆動機構の全体構造を示す側
面図である。
【図4】自走車の平面図である。
【図5】自走車の底面図である。
【図6】ブラシの構造を示す斜視図である。
【図7】自走車を走行させる走行トラックの平面図であ
る。
【図8】図7の領域Aの部分拡大図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】レーン変更部材の構造を示す断面図である。
【図11】本発明に係るゲーム装置のブロック構成図で
ある。
【図12】本発明に係るゲーム装置のゲーム動作を示す
メインフローチャートである。
【符号の説明】 1 レーシングゲーム機 2 基台 3 表示部 4 レース部 5 入力部 6 レーシングコース 601 トラック 7 レーシングカー 701,702,182,183 磁石 8 自走車 9 走行トラック 901 走行レーン 902a レーン変更領域 902b レーン分岐領域 902c レーン合流領域 903 貫通孔 10,145 導電板 11 導電線路 12 絶縁板 13 ガイド溝 131 本線ガイド溝 132 分岐ガイド溝 14 レーン変更部材 141 フリップ 144 ソレノイド 15 位置検出器 16 発光装置 17 台車 171 第1枠体 172 第2枠体 18 磁石部 19 支持部材 191 上板部材 192 下板部材 20,20′ 後輪 21,21′ 前輪 26 コンタクトピン 27,28 ブラシ 31a〜31f,32 固定ピン 33,35 スプリング 34 ガイドピン 41 スイッチ 43,43′,44,44′ リンク 45,45′ コイルバネ 50 制御部 51 電源 52 コントロールパネル制御装置 53 ディスプレイ駆動制御装置 54 電飾/効果音駆動制御装置 55 給電線路部 56 走行位置検出装置 57 フリップ駆動回路 58 電源制御装置 581,582 チョッパ回路 M 駆動モータ P 位置検出ポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 浩一 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (72)発明者 古川 靖 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−31782(JP,A) 特開 昭56−76973(JP,A) 特開 昭64−72784(JP,A) 特開 平1−94884(JP,A) 実開 平4−5894(JP,U) 実開 昭61−42990(JP,U) 実開 平3−63396(JP,U) 特公 昭43−8134(JP,B1)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のトラックを介して各別に給電され
    た複数の自走車が、そのトラック上に設けられた1又は
    2以上の走行レーンの同一走行レーンを走行し得るゲー
    ム装置であって、各走行レーン毎に、その走行レーンに
    沿って敷設された複数対の給電線路と、上記自走車の速
    度を制御すべく各自走車毎に駆動電源を生成し、各駆動
    電源を各走行レーンの互いに異なる給電線路に供給する
    電源供給手段と、上記駆動電源を受給すべく各自走車に
    設けられ、各走行レーンのその自走車に対する駆動電源
    が供給された給電線路に圧接される導電性の接続部材と
    を備えてなり、上記各給電線路の一方電極を構成する線
    路は、自走車の走行を案内するべく上記走行レーンに形
    成されたガイド溝内に設けられた共通の給電線路からな
    り、上記各自走車に設けられた上記一方電極に対応する
    接続部材は、上記ガイド溝に嵌入されるガイドピンから
    なることを特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゲーム装置において、上
    記給電線路の他方電極を構成する線路に圧接される接続
    部材は、複数の圧接点が階段状に形成された圧接部を有
    する湾曲した帯状の弾性部材からなることを特徴とする
    ゲーム装置。
  3. 【請求項3】 環状のトラックを介して各別に給電され
    た複数の自走車が、そのトラック上に設けられた2以上
    の走行レーンの同一走行レーンを走行し得るゲーム装置
    であって、各走行レーン毎に、その走行レーンに沿って
    敷設された複数対の給電線路と、上記自走車の速度を制
    御すべく各自走車毎に駆動電源を生成し、各駆動電源を
    各走行レーンの互いに異なる給電線路に供給する電源供
    給手段と、上記駆動電源を受給すべく各自走車に設けら
    れ、各走行レーンのその自走車に対する駆動電源が供給
    された給電線路に圧接される導電性の接続部材とを備え
    ると共に、上記トラックが、少なくとも一部領域に複数
    の走行レーンを有する複数レーン領域と該複数レーン領
    域の基端に少なくとも1個の走行レーンが分岐されたレ
    ーン分岐領域とを有し、かつ、上記レーン分岐領域内に
    設けられ、自走車の走行レーンを切り換えるレーン切換
    手段と、上記レーン切換手段の駆動を制御する駆動制御
    手段とを備えたことを特徴とするゲーム装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載のゲーム装置において、上
    記レーン分岐領域は、一方の走行レーンに対応するガイ
    ド溝と該ガイド溝から分岐する分岐ガイド溝とを有し、
    上記レーン切換手段は、上記分岐ガイド溝が分岐する位
    置であって上記走行トラックの表面と裏面間に、上記自
    走車のガイドピンを上記ガイド溝に案内する第1の切換
    位置と上記分岐ガイド溝に案内する第2の切換位置とに
    切換可能に配設された切換部材と上記切換部材を駆動す
    る駆動手段とからなることを特徴とするゲーム装置。
  5. 【請求項5】 請求項記載のゲーム装置において、上
    記走行トラックの複数レーン領域に自走車の走行レーン
    を変更する少なくとも1個のレーン変更領域を有し、上
    記レーン変更領域内に設けられ、自走車の走行レーンを
    変更するレーン変更手段と、上記レーン変更手段の駆動
    を制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とするゲ
    ーム装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載のゲーム装置において、上
    記レーン変更領域は、各走行レーンに対応するガイド溝
    と一方のガイド溝から分岐して他方のガイド溝に合流す
    る分岐ガイド溝とを有し、上記レーン変更手段は、上記
    分岐ガイド溝が分岐する位置であって上記走行トラック
    の表面と裏面間に、上記自走車のガイドピンを上記一方
    のガイド溝に案内する第1の切換位置と上記分岐ガイド
    溝に案内する第2の切換位置とに切換可能に配設された
    切換部材と上記切換部材を駆動する駆動手段とからなる
    ことを特徴とするゲーム装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜のいずれかに記載のゲーム
    装置において、自走車に搭載され、上記走行トラックの
    走行面に向けて識別信号を送出する信号送出手段と、上
    記走行トラックの各走行レーン上の予め設定された複数
    の位置検出地点に配設され、上記識別信号を受信する受
    信手段と、上記受信手段で検出された識別信号から各自
    走車の走行位置を検出する位置検出手段とを備えたこと
    を特徴とするゲーム装置。
  8. 【請求項8】 請求項記載のゲーム装置において、信
    号送出手段は、各自走車に設定された識別番号を符号化
    する符号化手段と、符号化された識別番号の情報に基づ
    き所定の発光を行う発光手段とからなり、受信手段は、
    上記発光手段からの発光を受光する受光手段からなるこ
    とを特徴とするゲーム装置。
  9. 【請求項9】 請求項又は記載のゲーム装置におい
    て、供給される駆動電源量から対応する自走車の速度を
    演算する速度演算手段と、上記速度演算手段で演算され
    た速度と上記位置検出手段で検出された走行位置とから
    対応する自走車の上記レーン分岐領域及びレーン変更領
    域における走行レーンを決定するレーン決定手段とを備
    え、上記駆動制御手段は、上記レーン決定手段の決定結
    果に基づきレーン切換手段及びレーン変更手段の駆動を
    制御するものであることを特徴とするゲーム装置。
  10. 【請求項10】 環状のトラックを介して各別に給電さ
    れた複数の自走車が、そのトラック上に設けられた1又
    は2以上の走行レーンの同一走行レーンを走行し得るゲ
    ーム装置であって、各走行レーンに沿って導電板上に所
    定の厚みの絶縁板を設けた2層構造が形成され、かつ深
    さが導電板に達するように形成されたガイド溝と該ガイ
    ド溝に平行して上記導電板と対をなすべく上記絶縁板の
    表面に形成された複数の導電線路とからなる複数対の給
    電線路と、上記自走車の速度を制御すべく各自走車毎に
    駆動電源を生成し、各駆動電源を各走行レーンの互いに
    異なる給電線路に供給する電源供給手段と、上記駆動電
    源を受給すべく各自走車に設けられ、各走行レーンのそ
    の自走車に対する駆動電源が供給された給電線路に圧接
    される導電性の接続部材とを備えたことを特徴とするゲ
    ーム装置。
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