JP2965035B2 - 競争ゲーム装置及びその制御方法 - Google Patents

競争ゲーム装置及びその制御方法

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JP2965035B2
JP2965035B2 JP10243033A JP24303398A JP2965035B2 JP 2965035 B2 JP2965035 B2 JP 2965035B2 JP 10243033 A JP10243033 A JP 10243033A JP 24303398 A JP24303398 A JP 24303398A JP 2965035 B2 JP2965035 B2 JP 2965035B2
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の走行体が走行
面を走行する競争ゲーム装置及びその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工場内で製品等の荷物を運搬する
無人運搬車のような自走車の走行は、床などの走行面に
例えば白線により走行ラインを描き、自走車がこの走行
ラインに沿って走行することにより行われている。無人
運搬車が白線から外れそうになると、白線からのずれを
無人運搬車が検知して、そのずれを無くすように無人運
搬車の走行方向を修正している。
【0003】このように、従来の無人運搬車は予め決め
られた走行ラインに沿って動くものであるため、無人運
搬車の走行ラインを変えるには、走行ライン自体を引き
直さなければならなかった。また、自走車が大きく走行
ラインを外れた場合には修正が困難であった。さらに、
状況を判断して自走車の走行ラインを変えたりすること
は不可能であった。
【0004】また、競馬、自動車レース等を模倣した従
来の競争ゲームは、環状のトラック上を馬や自動車模型
のような自走車を走らせて、到着順位を競ったり、到着
順位を予想するものである。しかしながら、この競争ゲ
ームでは、自走車をあくまで決められた環状のトラック
上しか走らせることができず、フィールド上の自由なコ
ースを走って競争する実際の競馬や自動車レースに比べ
て臨場感に薄れ、興味も半減したものとならざるを得な
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、予
め決められた走行ラインを外れないように自走車の走行
を制御するものであり、走行ラインを必要に応じて変え
たり、走行状況に応じて変えることができないので、無
人運搬車の場合は必要に応じた適切な制御ができず、競
争ゲームの場合は臨場感のあるゲームができなかった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、臨場感に溢れ興味深い競争ゲームを楽しむことがで
きる競争ゲーム装置及びその制御方法を提供することを
目的とする。
【0007】上記目的は、複数の走行体が走行する走行
面と、各走行体の走行を制御する走行制御手段と、前記
走行制御手段で生成された制御信号を送信する制御信号
送信手段と、各走行体に搭載され、前記制御信号を受信
する制御信号受信手段と、各走行体に搭載され、前記受
信された制御信号に基づき走行体を走行させる駆動手段
と、各走行体上のそれぞれに設けられ、各走行体上の少
なくとも2点の異なる位置に配置され、位置検出信号を
送信する複数の位置検出信号送信手段と、各走行体より
送信された位置検出信号を受信する位置検出信号受信手
段と、受信した前記位置検出信号に基づき、各走行体上
の前記少なくとも2点の異なる位置の座標値を検出する
位置検出手段とを有し、前記位置検出手段で検出された
各走行体の前記少なくとも2点の異なる位置の座標値が
前記走行制御手段にフィードバックされ、前記走行制御
手段は、前記少なくとも2点の異なる位置の座標値に基
づき各走行体の進むべき方向を演算して各走行体の走行
を制御することを特徴とする競争ゲーム装置によって達
成される。また、上記目的は、複数の走行体が走行する
走行面と、各走行体の走行を制御する走行制御手段と、
前記走行制御手段で生成された制御信号を送信する制御
信号送信手段と、各走行体に搭載され、前記制御信号を
受信する制御信号受信手段と、各走行体に搭載され、前
記受信された制御信号に基づき走行体を走行させる駆動
手段と、各走行体上のそれぞれに設けられ、各走行体上
の少なくとも2点の異なる位置に配置され、位置検出信
号を送信する複数の位置検出信号送信手段と、各走行体
より送信された位置検出信号を受信する位置検出信号受
信手段と、受信した前記位置検出信号に基づき、各走行
体上の前記少なくとも2点の異なる位置の座標値を検出
する位置検出手段とを有し、前記位置検出手段で検出さ
れた各走行体の前記少なくとも2点の異なる位置が前記
走行制御手段にフィードバックされ、前記走行制御手段
は、前記少なくとも2点の異なる位置に基づき各走行体
の走行を制御することを特徴とする競争ゲーム装置によ
って達成される。
【0008】また、上記目的は、複数の走行体が走行面
を走行する競争ゲーム装置の制御方法であって、各走行
体に制御信号を送信し、各走行体は、前記制御信号を受
信し、各走行体を、前記受信された制御信号に基づき走
行させ、各走行体は、各走行体上の少なくとも2点の異
なる位置での位置検出信号を送信し、各走行体より送信
された位置検出信号を受信し、受信した前記位置検出信
号に基づき、各走行体上の前記少なくとも2点の異なる
位置の座標値を検出し、検出された各走行体の前記少な
くとも2点の異なる位置の座標値がフィードバックさ
れ、前記少なくとも2点の異なる位置の座標値に基づき
各走行体の進むべき方向を演算して各走行体の走行を制
御することを特徴とする競争ゲーム装置の制御方法によ
って達成される。また、上記目的は、複数の走行体が走
行面を走行する競争ゲーム装置の制御方法であって、各
走行体に制御信号を送信し、各走行体は、前記制御信号
を受信し、各走行体を、前記受信された制御信号に基づ
き走行させ、各走行体は、各走行体上の少なくとも2点
の異なる位置での位置検出信号を送信し、各走行体より
送信された位置検出信号を受信し、受信した前記位置検
出信号に基づき、各走行体上の前記少なくとも2点の異
なる位置を検出し、検出された各走行体の前記少なくと
も2点の異なる位置がフィードバックされ、前記少なく
とも2点の異なる位置に基づき各走行体の走行を制御す
ることを特徴とする競争ゲーム装置の制御方法によって
達成される。
【0009】本発明は、以上のように構成されているの
で、走行体の位置と進行方向を正確に検出することがで
き、走行体を自由な走行ラインに沿って自在に走行させ
ることができるので、臨場感に溢れ興味深い競争ゲーム
を楽しむことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図示の一実施形態により
説明する。図1乃至図9は本発明による自走車の走行制
御装置を自動車レースゲームに応用した場合の実施形態
について示している。自動車レースゲーム全体の外観を
図2に示す。横長の基台2の上面には環状のコース4が
設けられ、このコース4上には模型自動車6が6台走行
自在に配されている。基台2中は、図3に示すように中
空になっており、この中空部分を介しコース4と対向し
て別個の走行面8が敷設されている。走行面8上には、
コース4上の模型自動車6を走行させるための自走車1
0が配されている。模型自動車6には、コース4の表面
から若干の隙間を介して磁石6aが固定されている。
【0011】自走車10は前輪12と左右の後輪14
l、14rにより支えらていて、後輪14l、14rは
それぞれモータ16l、16rにより独立に駆動され
る。自走車10の天板部分にはバネ18を介して板部材
20が設けられている。板部材20にはコース4の下面
を滑らかに移動するためにローラ22、24が設けられ
ていて、板部材20全体がばね18によりコース4側に
押付けられている。板部材20のコース4側には、コー
ス4を介して模型自動車6の磁石6aと相対するように
磁石26が取付けられている。なお、自走車10の前部
には制御装置本体側からの光信号を受信するための受光
素子27が取り付けられている。
【0012】走行面8上を自走車10が走行すると、磁
石26と磁石6aの吸着力により、コース4上の模型自
動車6も同じ走路を走行する。したがって、自走車10
の走行を制御することにより、模型自動車6の走行を制
御することになる。走行面8には後述する位置検出板2
8が全面に設けられていて、自走車10がどこにいて
も、その位置を検出できるようになっている。自走車1
0の下部には、位置検出板28と若干の隙間を介してコ
イル30f、30rが設けられている。コイル30fは
前輪12近傍の自走車10の前部に取付けられており、
コイル30rは後輪14l、14r近傍の自走車10の
後部に取付けられている。これらコイル30f、30r
と位置検出板28内に張巡らされた配線との相互作用に
より位置検出ができる。なお、種々の形態をしたコース
4に対応するため、走行面8にはコース4のような走行
コースはなく、配線は位置検出板28の全面になされて
いる。
【0013】本実施形態の全体構成を図1に示す。同図
右側が自走車10の構成を示し、左側が制御装置本体の
構成を示している。先ず、制御装置本体の構成を説明す
る。位置検出板28内には、図1に示すように、X軸の
位置を検出するために縦方向に多数の電線34xが張ら
れており、各電線34xの一端はX走査部36xの各ス
イッチに接続され、他端は共通接続されている。同様
に、Y軸の位置を検出するために横方向に多数の電線3
4yが張られており、各電線34yの一端はY走査部3
6yの各スイッチに接続され、他端は共通接続されてい
る。 現在走査しているX軸の座標値はX座標カウンタ
40xのカウント値であり、このカウント値はXデコー
ダ38xによりデコードされ、X走査部36x中のその
カウント値に対応するスイッチがオンされる。同様に、
現在走査しているY軸の座標値はY座標カウンタ40y
のカウント値であり、このカウント値はYデコーダ38
yによりデコードされ、Y走査部36y中のそのカウン
ト値に対応するスイッチがオンされる。
【0014】X座標検出手段42xとY座標検出手段4
2yにより自走車10の位置、正しくは自走車10のコ
イル30f、30rの位置が検出される。発振している
コイル30f、30rが電線34x、34yの上に位置
すると、そのときには電線34x、34yにコイル30
f、30rのそれぞれの発振周波数の電流が誘導する。
X座標検出手段42xとY座標検出手段42yはこの誘
導電流を検出して、X座標とY座標を検出する。
【0015】X座標検出手段42xは、誘導電流が検出
されたときのX座標カウンタ40xの値を座標値メモリ
44に読込ませ、Y座標検出手段42yは、誘導電流が
検出されたときのY座標カウンタ40yの値を座標値メ
モリ44に読込ませる。これにより、座標値メモリ44
にコイル30f、30rの位置の座標が格納される。走
行テーブル46は、所定の走行ルートに沿い、所定の速
度で動く自走車10の制御周期毎の位置座標を格納した
ものである。この位置座標が自走車10の目標位置の座
標となる。走行テーブル46の具体例を図4に示す。各
自走車10に図4(a) のような走行ルートをとらせたい
場合には、図4(b) のような走行テーブル46となる。
すなわち、各自走車10の各時刻における目標位置の座
標値から走行テーブル46は構成されている。 角度誤
差演算部48は、座標値メモリ44に格納された自走車
10のコイル30f、30rの現在の位置座標と、走行
テーブル46に定められた次の時刻の目標位置座標か
ら、自走車10の角度誤差を演算する。同様に、接線方
向誤差演算部50は、座標値メモリ44に格納された自
走車10のコイル30f、30rの現在の位置座標と、
走行テーブル46に定められた次の時刻の目標位置座標
から、自走車10の接線方向誤差を演算する。また、平
均速度演算部52は走行テーブル46の目標位置座標か
ら、その時刻の平均速度γを演算する。
【0016】角度誤差αと接線方向誤差βの演算方法を
図5を用いて説明する。走行ルートをLとし、時刻tn
における目標点をPnとする。目標点Pn,Pn+1,…を結
ぶと走行ルートLになる。今、時刻tn-1 とし、現在の
コイル30fの位置をA、コイル30rの位置をBとす
る。ベクトルAPn とベクトルABのなす角が角度誤差
αとなる。また、ベクトルAPnの絶対値と目標間隔l
との差が接線方向誤差βとなる。ここで目標間隔lは時
刻tn-1 から時刻tn の間に進むべき走行距離、すなわ
ち、Pn −Pn-1 である。なお、平均速度演算部52に
よる平均速度γは(Pn −Pn-1 )/(tn-1 −tn )
となる。
【0017】右モータ速度演算部54rは自走車10の
右側のモータ16rの駆動速度Vrを演算するもので、
左モータ速度演算部54lは自走車10の左側のモータ
16lの駆動速度Vlを演算するものである。平均速度
γに基づいて駆動速度Vr、Vlのベース値を定め、接
線方向誤差βに基づいて駆動速度Vr、Vlのベース値
を同じ量だけ増減させ、角度誤差αが零になるように左
右の駆動速度Vr、Vlをそれぞれ逆方向に増減させ
る。すなわち、駆動速度Vr、Vlは次式で示される関
数形となる。
【0018】 Vr=f(γ)+g(β)+h(α) Vl=f(γ)+g(β)−h(α) 命令作成部56は、右モータ速度演算部54rと左モー
タ速度演算部54lにより演算された駆動速度Vr、V
lでモータ16r、16lを駆動する命令を作成する。
【0019】また、命令作成部56は、発振器68f、
68rの発振をオンオフする命令も作成している。命令
作成部56で作成される命令の具体例を図6に示す。命
令は、図6(a) に示すように、アドレス部と命令コード
とデータ部とエラーをチェックするチェックコードから
構成されている。
【0020】アドレス部は命令する自走車10を特定す
るためのもので、このアドレス部の内容により命令され
る自走車10が定まる。命令コードは命令の種類を示す
ものである。命令の種類としては、図6(b) に示すよう
に、発振器68fを発振させる命令「11」と、発振器
68rを発振させる命令「10」と、左モータ16lを
駆動する命令「01」と、右モータ16rを駆動する命
令「00」とがある。命令「11」と命令「10」のデ
ータ部は発振器68f、68rをオンさせるかオフさせ
るかを指示し、命令「01」と命令「00」のデータ部
は、モータ16r、16lの駆動速度を指示している。
【0021】光通信ユニット58は、作成された命令を
自走車10に通信するための光信号を生成して発信す
る。なお、自走車10が走行面8上のどの位置にいても
光信号を受信できるように、光通信ユニット58の発光
素子(図示せず)は、コース4と走行面8との間に形成
される中空部の壁面に多数設けることが望ましい。次に
図1右側に示された自走車10の構成を説明する。
【0022】増幅器60は、自走車10の前部に設けら
れた発光素子27からの受信信号を増幅し、復調直並列
変換器62に出力する。復調直並列変換器62は、受信
信号をデジタルデータに復調し、復調された直列のデー
タを並列のデータに変換する。復調された命令のうち、
命令コードは命令デコーダ64に送られる。命令デコー
ダ64はどの命令であるかどうかをデコードし、その結
果をラッチ66r、66l、発振器68f、発振器68
rに出力する。
【0023】命令デコーダ64によるデコード結果がモ
ータ駆動命令である場合は、データ部の内容をラッチ6
6l、66rにラッチする。D/A変換器70l、70
rは、ラッチ66l、66rにラッチされたデジタル信
号の駆動速度をアナログ信号に変換する。増幅器72
l、72rは変換されたアナログ信号を増幅して、左モ
ータ16l、右モータ16rを駆動する。
【0024】発振器68f、68rは、命令デコーダ6
4のデコード結果と復調直並列変換器62によりオンオ
フし、発振信号はコイル30f、30rから出力され
る。次に本実施形態の動作を説明する。図7は自動車レ
ースゲームの進行状況を示すフローチャートである。本
実施形態は観客が自動車レースの到着順位を予想し、予
想順位を賭けて楽しむものである。
【0025】先ず、観客に対して表示装置(図示せず)
にベットする条件を示す(ステップS1)。観客はその
条件を見てそれぞれの予想に従ってベットする(ステッ
プS2)。すると、自動車レースゲーム装置側では、
観客がベットした状況、各自走車に性格付けされた条
件(先行型、追上型等)、ランダム性、レースの面
白さ、等を考慮して走行テーブル46の内容を決定する
(ステップS3)。例えば、図8のように走行テーブル
46の内容を決定する。図8で74はスタート位置であ
り、76はゴール位置である。丸数字は各時刻における
各自動車の位置である。なお、図8では簡単のため3台
の走行コースしか示していない。走行テーブル46の内
容は、レースのたびに所定のアルゴリズムに従って作成
してもよいし、多数種類の走行テーブルを用意しておい
て選択するようにしてもよい。
【0026】走行テーブル46の内容が決定されると、
それに従って各自走車10を走行させる(ステップS
4)。走行は制御周期毎に行われる。各制御周期におけ
る動作を図9のタイムチャートを用いて説明する。同図
(a) は制御装置本体から自走車10に送られる光信号を
示し、同図(b) は制御装置本体の動作を示す。先ず、命
令作成部56が一方のコイル30fを発振させる命令を
作成し、光送信ユニット58で光信号により送信する。
すると、X座標カウンタ40x、Y座標カウンタ40y
が0からカウントを開始し、X走査部36x、Y走査部
36yがX方向とY方向のサーチを開始する。X座標検
出手段42x、Y座標検出手段42yがコイル30fか
らの発振信号を検出すると、座標値メモリ44にX座標
カウンタ40x、Y座標カウンタ40yのカウント値を
格納するようにする。これにより自走車10の前部のコ
イル30fの位置座標を知ることができる。同様にコイ
ル30rについても発振命令により発振させ、X座標検
出手段42x、Y座標検出手段42yによりコイル30
rからの発振信号を検出して、コイル30rの位置座標
が座標値メモリ44に格納される。
【0027】コイル30f、30rの位置の座標が座標
値メモリ44に格納されると、角度誤差演算部48、接
線方向誤差演算部50、平均速度演算部52により角度
誤差α、接線方向誤差β、平均速度γを演算する。演算
結果に従って、右モータ速度演算部54r、左モータ速
度演算部54lは各モータ16r、16lの速度を演算
する。この演算結果に従って命令作成部56がモータ駆
動命令を作成し、この命令を光通信ユニット58が光信
号にして発信する。自走車10の受光素子27がこの光
信号を受信して、最終的にモータ駆動命令に従ってモー
タ16l、16rを駆動する。
【0028】上記制御を制御周期毎に行ってレースが終
了すると、そのレース結果に応じてベットした人に必要
な支払いを行う。このように本実施形態によれば自動車
模型を自由な走行ラインに従って自在に走行させること
ができるので、臨場感に溢れ興味深い自動車レースゲー
ムを楽しむことができる。
【0029】図10及び図11は本発明による自走車の
走行制御装置を自動車レースゲームに応用した場合の他
の実施形態について示している。上記実施形態と同一の
構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。本実
施形態では位置検出板28の電線34x、34yを発振
器78により発振させる。コイル受信命令によりコイル
30f、30rは受信状態になり、受信器80f、80
rにより電線34x、34yの発振を検出する。検出信
号は増幅器82f、82rで増幅され、発光素子84に
出力される。発光素子84は、検出信号に応じた光信号
を発する。
【0030】この光信号は光受信ユニット86で受信さ
れる。この受信信号は、タイミング調整部88によりタ
イミングの遅延が調整されて座標値メモリ44に入力さ
れ、X座標カウンタ40x、Y座標カウンタ40yのカ
ウント値が格納される。次に、各制御周期における動作
を図11のタイムチャートを用いて説明する。同図(a)
は制御装置本体から自走車10に送られる光信号を示
し、同図(b) は制御装置本体の位置検出板28の電線3
4x、34yの発振信号を示し、同図(c)は自走車10
の発光素子84からの光信号を示し、同図(d) は制御装
置本体の動作を示す。
【0031】ある制御周期が開始すると、命令作成部8
5は、一方のコイル30fの受信器80fを受信状態に
する命令を作成し、光送信ユニット58によりその受信
命令の光信号を発する。この光信号は受光素子27によ
り受光され、最終的に命令デコーダ64によりデコード
され、コイル30fが受信状態になる。続いて、X座標
カウンタ40xがカウントを開始し、X座標の位置を検
出するための電線34xが順番に発振するようなX方向
のスキャンが行われる。コイル30fが位置している電
線34xが発振すると、その発振信号をコイル30fが
検出し、その検出信号を発光素子84から光信号として
発する。光受信ユニット86がこの光信号を受信したタ
イミングに基づいてX座標カウンタ40xのカウント値
を座標値メモリ44に格納し、コイル30fのX座標の
位置が検出される。Y座標についても同様にしてコイル
30fにおける発振信号の検出タイミングによりY座標
が座標値メモリ44に格納される。
【0032】続いて、コイル30rの受信器80rを受
信状態にする命令を光信号として自走車10に発して、
コイル30rの位置の検出を行う。コイル30rによる
発振信号の検出タイミングにより、コイル30fの場合
と同様にしてコイル30rの位置のX座標値、Y座標値
が座標値メモリ44に格納される。コイル30f、30
rの位置が検出されると、先の実施形態と同様の演算が
行われ、その演算結果に応じてモータ16l、16rが
駆動され、自走車10が次の目標位置に達するように制
御される。
【0033】このように本実施形態によっても自動車模
型を自由な走行ラインに従って自在に走行させることが
でき、臨場感に溢れ興味深い自動車レースゲームを楽し
むことができる。また、本発明を人が運転を操作するレ
ーシングカーゲームにも適用することができる。図12
は、本発明を適用したレーシングカーゲームの基台2を
上から見た状態を示している。基台2には図示のような
8字形状の道路90が形成されている。この道路90に
は、破線で示すような4コースの走行ライン94をソフ
ト的に設ける。すなわち、走行ライン94上の各位置の
座標値を走行テーブル46に格納することにより、走行
ライン94を定める。
【0034】本実施形態では、レーシングカーの動きを
操作者が完全に自由に操作するのではなく、レーシング
カーが上述の走行ライン94のいずれかに沿って動くと
いう制限を設けている。すなわち、レーシングカーは上
述の走行ライン94のいずれかに沿って動くこととし、
操作者はどの走行ライン94を選択するか、分岐点でど
の方向に動くかをハンドル操作により選択するようにす
る。また、スピードについても操作者に操作させるよう
にしてもよい。
【0035】通常、レーシングカーを思うように操作す
るのは初心者には大変難しく、車体の方向がまったく逆
に向いたり、コースから外れて落ちたりする。しかし、
本実施形態によれば、基本的な走行を装置側でコントロ
ールしているので、初心者でも簡単に操縦でき、しかも
走行コースは目には見えないので、臨場感が薄れること
もない。
【0036】本発明は上記実施形態に限らず種々の変形
が可能である。上記実施形態では自走車は2つの駆動手
段により駆動されたが、3つ以上の駆動手段により駆動
されるようにすれば、さらに複雑な制御が可能である。
また、一方の駆動手段を前進又は後退させる速度制御を
行うものとし、他方の駆動手段を方向を変更する方向制
御を行うものとしてもよい。例えば、4輪で駆動する自
走車の場合、後輪で速度制御をし、前輪で方向制御をす
る。さらに、速度制御と方向制御を1つの駆動手段で行
ってもよい。4輪自走車の例では、前輪で自走車を前進
又は後退もさせるし、左右に曲がる方向制御もするもの
である。要は速度制御と方向制御が出来るものであれば
駆動手段の数はいくつでもよい。
【0037】また、自走車の位置を検出するのに2点の
位置を検出したが、3点以上の位置を検出するようにし
てもよい。また、位置検出方式は、上記実施形態の電磁
誘導方式の他に、静電誘導方式や超音波方式などの他の
方式でもよい。さらに、上記実施形態では本発明をゲー
ムに適用したが、本発明を工場などで用いられるロボッ
ト等にも適用できることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、走行体の
位置と進行方向を正確に検出することができ、走行体を
自由な走行ラインに沿って自在に走行させることができ
るので、臨場感に溢れ興味深い競争ゲームを楽しむこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の自走車近傍の構造を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の走行テーブルの具体例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の、角度誤差と接線方向誤差の演算方法の説明図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の、命令の具体例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の進行状況を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の、動作を説明するための図である。
【図9】本発明の一実施形態による自動車レースゲーム
の、動作を説明するための図である。
【図10】本発明の他の実施形態による自動車レースゲ
ームの全体構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の他の実施形態による自動車レースゲ
ームの、動作を説明するための図である。
【図12】本発明を適用したレーシングカーゲームを示
す図である。
【符号の説明】
2…基台 4…コース 6…模型自動車 8…走行面 10…自走車 12…前輪 14l、14r…後輪 16l、16r…モータ 18…バネ 20…板部材 22、24…ローラ 26…磁石 28…位置検出板 30f、30r…コイル 34x、34y…電線 36x…X走査部 36y…Y走査部 38x…Xデコーダ 38y…Yデコーダ 40x…X座標カウンタ 40y…Y座標カウンタ 42x…X座標検出部 42y…Y座標検出部 44…座標値メモリ 46…走行テーブル 48…角度誤差演算部 50…接線方向誤差演算部 52…速度演算部 54l…右モータ速度演算部 54r…左モータ速度演算部 56…命令作成部 58…光送信ユニット 62…復調直並列変換部 64…命令デコーダ 66l、66r…ラッチ 70l、70r…D/A変換器 78…発振器 80f、80r…受信器 84…発光素子 86…光受信ユニット 88…タイミング調整部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 9/14 G05D 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走行体が走行する走行面と、 各走行体の走行を制御する走行制御手段と、 前記走行制御手段で生成された制御信号を送信する制御
    信号送信手段と、 各走行体に搭載され、前記制御信号を受信する制御信号
    受信手段と、 各走行体に搭載され、前記受信された制御信号に基づき
    走行体を走行させる駆動手段と、 各走行体上のそれぞれに設けられ、各走行体上の少なく
    とも2点の異なる位置に配置され、位置検出信号を送信
    する複数の位置検出信号送信手段と、 各走行体より送信された位置検出信号を受信する位置検
    出信号受信手段と、 受信した前記位置検出信号に基づき、各走行体上の前記
    少なくとも2点の異なる位置の座標値を検出する位置検
    出手段とを有し、 前記位置検出手段で検出された各走行体の前記少なくと
    も2点の異なる位置の座標値が前記走行制御手段にフィ
    ードバックされ、前記走行制御手段は、前記少なくとも
    2点の異なる位置の座標値に基づき各走行体の進むべき
    方向を演算して各走行体の走行を制御することを特徴と
    する競争ゲーム装置。
  2. 【請求項2】 複数の走行体が走行する走行面と、 各走行体の走行を制御する走行制御手段と、 前記走行制御手段で生成された制御信号を送信する制御
    信号送信手段と、 各走行体に搭載され、前記制御信号を受信する制御信号
    受信手段と、 各走行体に搭載され、前記受信された制御信号に基づき
    走行体を走行させる駆動手段と、 各走行体上のそれぞれに設けられ、各走行体上の少なく
    とも2点の異なる位置に配置され、位置検出信号を送信
    する複数の位置検出信号送信手段と、 各走行体より送信された位置検出信号を受信する位置検
    出信号受信手段と、 受信した前記位置検出信号に基づき、各走行体上の前記
    少なくとも2点の異なる位置の座標値を検出する位置検
    出手段とを有し、 前記位置検出手段で検出された各走行体の前記少なくと
    も2点の異なる位置が前記走行制御手段にフィードバッ
    クされ、前記走行制御手段は、前記少なくとも2点の異
    なる位置に基づき各走行体の走行を制御することを特徴
    とする競争ゲーム装置。
  3. 【請求項3】 複数の走行体が走行面を走行する競争ゲ
    ーム装置の制御方法であって、 各走行体に制御信号を送信し、 各走行体は、前記制御信号を受信し、 各走行体を、前記受信された制御信号に基づき走行さ
    せ、 各走行体は、各走行体上の少なくとも2点の異なる位置
    での位置検出信号を送信し、 各走行体より送信された位置検出信号を受信し、 受信した前記位置検出信号に基づき、各走行体上の前記
    少なくとも2点の異なる位置の座標値を検出し、 検出された各走行体の前記少なくとも2点の異なる位置
    の座標値がフィードバックされ、前記少なくとも2点の
    異なる位置の座標値に基づき各走行体の進むべき方向を
    演算して各走行体の走行を制御することを特徴とする競
    争ゲーム装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の走行体が走行面を走行する競争ゲ
    ーム装置の制御方法であって、 各走行体に制御信号を送信し、 各走行体は、前記制御信号を受信し、 各走行体を、前記受信された制御信号に基づき走行さ
    せ、 各走行体は、各走行体上の少なくとも2点の異なる位置
    での位置検出信号を送信し、 各走行体より送信された位置検出信号を受信し、 受信した前記位置検出信号に基づき、各走行体上の前記
    少なくとも2点の異なる位置を検出し、 検出された各走行体の前記少なくとも2点の異なる位置
    がフィードバックされ、前記少なくとも2点の異なる位
    置に基づき各走行体の走行を制御することを特徴とする
    競争ゲーム装置の制御方法。
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