JPH08206355A - 移動体の位置検出装置 - Google Patents

移動体の位置検出装置

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JPH08206355A
JPH08206355A JP3612195A JP3612195A JPH08206355A JP H08206355 A JPH08206355 A JP H08206355A JP 3612195 A JP3612195 A JP 3612195A JP 3612195 A JP3612195 A JP 3612195A JP H08206355 A JPH08206355 A JP H08206355A
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春夫 小笠原
Akiteru Ryu
明輝 劉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 競馬ゲーム等のゲーム装置において、複数の
移動体が自ら位置を検出し、各移動体は同時に、かつリ
アルタイムな走行制御を可能にすることにより自己完結
的な精度の高い走行制御、分散処理によるきめ細かい走
行制御を可能にし、通信に依存することのない、より自
由なゲーム展開を可能にした移動体の位置検出装置を提
供する。 【構成】 走行路側に設けられた位置信号発生回路31
は位置情報を位置信号発信基板29に搭載されている多
数の位置信号発信器30に送出する。各発信器30は自
らの位置を示す位置情報を載せた光を発する。移動体側
に設けられた位置信号検出器26は位置信号を検出し、
コンパレータ27で整形し、マイコン16で各位置情報
によりX,Y座標に変換する。位置情報を同時に出力す
るので、リアルタイムの高精度走行制御ができ、レース
展開も制限が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競馬ゲーム,自動車レ
ースゲーム,ボートレースゲーム,競輪ゲーム等、複数
の移動体をゲームフィールド内で移動させてプレイを行
うゲーム装置、さらに詳しくいえば該ゲーム装置におい
て、移動体の位置を検出する移動体の位置検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複数の移動体を移動させプレイを行うゲ
ーム装置としては、例えば環状トラック上を複数の自動
車等の模型体を走行させて着順を競うものがある。この
ゲーム装置は、環状トラックの周囲に複数のターミナル
を配設し、このターミナルにモニタ,操作パネル,コイ
ン投入口,コイン払出口を付設してある。コインを投入
して操作パネルを操作し、モニタに表示される情報を基
に予想される入賞模型体に投票することによりゲームを
行うことができる。
【0003】かかるゲーム装置において、複数の移動体
の位置を検出する装置が提案されている(実公平5ー1
7118)。このゲーム装置は移動体がプレイフィール
ド内を自由に移動するもので、その一つの実施例は、走
行路に導線を格子状に張り巡らした位置検出板を設け、
電流を流した上記導線を移動体が横切ることにより、移
動体に搭載された位置検出用コイルに誘導起電力を生じ
させ、この誘導起電力を検出して赤外線発光装置によっ
て検出信号をゲーム機本体の受光装置に受光させてい
る。ゲーム機本体では上記検出信号が入力するたびにカ
ウンタで計数し、マイクロコンピュータに入力して移動
体のX,Y座標位置を認知している。他の移動体から送
られてくる検出信号に対しては時分割で受光し同様な処
理を行っている。
【0004】また、このゲーム装置の他の実施例では、
上記と同様、走行路に導線を格子状に張り巡らした位置
検出板を設け、位置検出したい移動体に搭載された発振
コイルを発振させ、上記導線を順次切り替え(X,Y方
向で同時可)あるレベル以上の信号が検出された時点で
選択されている導線番号によりX,Y座標位置をゲーム
機本体の位置検出ユニットで検出し、各移動体の位置を
時分割で認知し、その検出信号をマイクロコンピュータ
に入力している。ゲーム機本体側ではマイクロコンピュ
ータに入力した位置検出信号と走行情報に基づき赤外線
発光装置を発光させて制御信号を各移動体に送信し、移
動体の駆動装置を制御することにより指示どおりの走行
制御を行っている。
【0005】このように上記提案されている装置は、本
体ゲーム装置が走行制御し、赤外線通信によって移動体
を誘導するようにしており、走行制御のフィードバック
ループ線路に本体ゲーム装置と赤外線通信(往復)が関
わっている。コースが常に変化する(移動体がゲームフ
ィールド内を自由に移動可能なもの)ゲーム装置におい
て、このように構成されているのは、上述の移動体位置
検出の機構を用いるものではゲーム機本体側のコンピュ
ータより移動体に一方的な指令のみで走行制御すること
が困難であるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ゲーム
装置の位置検出装置では、移動体の走行制御フィードバ
ック経路にゲーム機本体(ホスト機)の処理とゲーム機
本体と移動体間の通信が関わり、位置検出から移動体を
走行させるまでに時間のずれを生じる。特に複数の移動
体を制御するには各移動体の位置検出を時分割で検出し
たり、制御演算した結果を各移動体にそれぞれ送信した
りし、さらに時間がかかるとともにこれらの処理が全て
ゲーム機本体に集中し負担がかかる。以上のことから結
果的に精度の良い走行制御およびきめ細かい走行制御が
できないという欠点がある。また、ゲーム機本体と移動
体間は通信に依存しているため、同時に複数の移動体が
走行する場合、通信すべき移動体が他の移動体に囲まれ
るように走行するときには通信が不能になる可能性があ
る。かかる場合を予想してそのような走行条件を実現さ
せないような処置を採る必要があり、ゲーム展開が自由
にならずゲーム展開に相当の制約がある。
【0007】本発明の目的は、上述の各欠点を解決する
もので、競馬ゲーム等のゲーム装置において、複数の移
動体が自ら位置を検出し、各移動体は同時に、かつリア
ルタイムな走行制御を可能にすることにより自己完結的
な精度の高い走行制御、分散処理によるきめ細かい走行
制御を可能にし、通信に依存することのない、より自由
なゲーム展開を可能にした移動体の位置検出装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による移動体の位置検出装置は、移動体をプレ
イフィールド内で自由に移動させてプレイするゲームで
あって、前記移動体の制御に供するため前記移動体の位
置を検出する移動体の位置検出装置において、前記プレ
イフィールド内の床面または天井の所定位置に複数の発
信器が配設され、このプレイフィールド内の床面または
天井の所定位置を示す予め記憶された位置情報データを
有し、この位置情報データに基づいて前記各発信器はそ
れぞれの発信器の位置を示す位置情報信号を同時に発信
する発信装置と、前記移動体に搭載され、前記発信装置
からの位置情報信号を受信して前記移動体の位置を決定
する受信装置と、を備えた構成とした。また、前記発信
装置は、互いに接触せずにXおよびY座標方向それぞれ
に複数の配線を敷設し、X座標方向のそれぞれの配線と
Y座標方向のそれぞれの配線をそれぞれOR回路を介し
て前記各発信器に接続した位置信号発信基板と、前記予
め記憶された位置情報データに基づき信号を生成し、こ
の信号を前記位置信号発信基板のX座標方向およびY座
標方向の配線に接続する位置信号発生回路とからなり、
前記受信装置は、前記発信器からの位置情報信号を受信
する受信器と、この受信器の出力から位置情報を検出す
る位置検出手段と、この位置検出手段の検出出力に基づ
いて前記移動体の位置を決定する位置決定手段とからな
る構成とした。
【0009】さらに、前記位置信号発生回路は、前記位
置情報データのアドレスを指示するカウンタと、このカ
ウンタの指示に基づいて前記位置情報信号を出力するレ
ジスタと、このレジスタからの信号を前記カウンタの指
示に基づいてX座標情報信号およびY座標情報信号に振
り分けるスイッチとからなり、前記位置信号発信基板の
X方向の配線にY座標情報信号を送出し、前記位置信号
発信基板のY方向の配線にX座標情報信号を送出するよ
うに構成した。また、前記位置信号発信基板に配置され
た複数の発信器を複数のグループに分割し、前記各グル
ープ毎に前記位置信号発生回路を有し、前記位置信号発
生回路は、予め記憶された位置情報データを有し、その
グループの発信器の所定位置情報をそのグループの位置
情報データから抽出するように構成した。前記複数の発
信器は、互いに等間隔または等角度間隔に行列状に配設
された構成とした。前記発信器は、前記位置情報データ
信号に基づいて発光する発光体で構成した。前記位置決
定手段は、前記位置検出手段の検出信号に基づいて前記
移動体のXおよびY座標値を決定するXY座標変換関数
を備えた構成とした。
【0010】
【作用】前記第1,2の構成によれば、適切なコースを
走行していることを判断できるとともにこの信号を受信
した時点でジャストタイミングであるかを判断すること
により走行制御を行うことができる。したがって移動体
はゲーム機本体および赤外線通信に関わらず、リアルタ
イムで自己の判断によるフィードバック制御で走行し、
コンピュータより移動体への一方的な指令が可能とな
る。これによって同時に複数の移動体が走行するとき、
個々の移動体が絶対位置を検出し自己判断により制御で
きるので、ゲーム機本体には集中して負担がかかること
はなく、複数の移動体に対し時間的に集中した制御を行
うことができ、より楽しいゲーム展開ができる。また、
リアルタイムな走行制御によって制御性が向上する。走
行制御にゲーム機本体と移動体との通信が関わっていな
いので、前述した欠点は解消し、より自由なゲーム展開
が可能となる。また、移動体自体で絶対位置座標を認識
でき、走行データを得た後はゲーム機本体と通信するこ
となく移動体自体が自己完結的に走行制御を行うことが
できる。さらに従来のゲーム装置の一方の実施例では、
導線が格子状に敷設された位置検出板のX,Yの導線そ
れぞれには同時に異なる情報を伝える電流を流す必要が
あり、十分な誘導起電力を得るためには膨大な電流を流
す必要があったが、本発明の構成によれば、消費電力は
少なくて済む。
【0011】つぎに、位置検出装置に適用可能なものと
して従来より、マトリクス状に配置した素子にアクセス
(検出入力またはドライブ出力)するものがあり、これ
は一般的にダイナミックススキャン方式が採用されてい
る。この方式は素子を幾つかのグループに分け、各グル
ープ内のそれぞれの素子に1〜Nと番号を付し、時分割
でグループ選択を切り替えると同時にアクセスしたい素
子番号(複数可)の信号線を入出力する。この方式によ
れば1グループを動作させているとき、他のグループは
非動作となるが、グループ動作を選択する時間を高速に
切り換えることにより、良好なマンマシンインタフェー
スの確保が可能である。この方式をゲーム機の位置検出
に適用した場合には、確実に位置情報データを伝えられ
る通信速度(リトライも含む)では2〜3のグループを
切り替えている間に移動体が移動して発信器上を通過し
ても位置情報を得られない場合が多発することが考えら
れる。しかしながら、前記第1および第3の構成によれ
ば、連続したX,Yシリアル情報信号を形成し、すべて
の発信器を同時動作させることができ、移動体がいかな
る時点で発信器上を通過しても位置情報を得ることがで
きる。
【0012】つぎに、部品点数を削減するためには位置
信号発生回路は1つであることが好ましい。また、フィ
ールドを大きくすると位置信号発生回路から各発信器へ
の配線が長くなる。しかし、この配線に流れる信号は、
移動体が発信器を通過する瞬間に確実に位置情報信号を
伝達できる通信速度(リトライも含める)にする必要が
あり、ボーレートが高くなる。また、このボーレートで
長距離伝送するとノイズの影響を受け易くなることか
ら、長距離伝送するための手段を別に設けたり、フィー
ルドの大きさが制限されゲームの醍醐味が下がることに
なる。前記第4の構成によれば、位置信号発生基板から
各発信器への接続は各グループごとに配線するため短距
離配線が可能になり、上述の問題は解決できる。また、
製造過程での配線が容易となる。さらに、位置信号発信
基板は製造上でサイズの限界があり、そのため1つのフ
ィールド内に位置信号発信基板を複数枚に分割し、この
分割された1枚を1グループとし、この1枚の発信基板
の所定位置情報を抽出する位置信号発生回路を設けるこ
とによりシンプルな配線になるとともに故障した場合に
は長い配材を含む広いエリアを右往左往する煩わしさか
ら解放され、保守性が向上する。
【0013】つぎに移動体は座標上の1つの増加毎およ
び1つの減少毎に確実にフィードバックすることがで
き、円滑な軌跡と速度で走行させることができる。前記
第5の構成によれば、移動体はコーナ部のY座標範囲
と、各行列毎のコーナに沿って走行するときの左右車輪
の回転比と、各行列毎の直線部に対しコーナの発信器の
間隔比とを記憶し、この記憶に基づきコーナ部に入った
時点でステアリングニュートラルを左右車輪の回転比と
し、左右車輪の平均速度を指令値に発信器の間隔比で除
算した値で直接指令することにより、コーナ部も直進部
と同様な感覚で制御でき、環状トラックでは効率の良い
走行制御が可能となる。
【0014】つぎに前記第6の構成では、各発信器とし
て発光体を用いている。発光体に高効率なLEDを用い
ることにより、LED1個当たり数mAで十分な光度を
得ることができ電力効率を上げることができる。また、
指向性の高いLEDを用いることにより、隣設のLED
との間隔を小さくでき、これによって最小座標単位をよ
り小さくでき分解能を上げることができる。
【0015】つぎに前記第7の構成では、すばやく位置
を決定でき、位置信号発信器の物理的な位置変更に対し
XY座標変換関数を変更するだけで対応できる。ところ
で、位置信号の送受信で伝達する情報は絶対位置情報を
有しているが、このとき通信エラーを防止するため、例
えば4ビット以上が連続して“1”以上の信号が続かな
いような制限を行うことによって実際の通信ビット数は
長くなり、すべての情報を連続した信号にすると膨大な
ものになる。しかし、一般的にシリアル通信のビット数
は7または8ビットであり、オーバーフローするため、
残りビットを改めて送信し、受信側ではこれを合成する
ことになる。したがって、乱雑なコード体系を採ること
となり間違いが生じ易い。本発明では第4の構成によっ
てグループに分割し、通信信号のx座標相対位置(これ
がそのままX座標絶対位置になっている),y座標相対
位置,y座標グループ番号等をそれぞれ8ビット単位で
構成し、受信した信号を前記位置決定手段によって連続
したX,Y情報に変換する(第7の構成ではXY座標変
換関数を用いている)ことにより体系立てたコード体系
を採れ、間違いが生じにくい位置決定手段を実現でき
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は、本発明による移動体の位置検出装置
を適用した競馬ゲーム装置の外観斜視図である。中央部
に設けられたゲームフィールド1a内には、模型体(馬
模型)2が複数配置されている。複数の模型体2はゲー
ト1bに移動させられ、周回しないで、または1周以上
周回した後、ゴール1cに到達するように制御される。
ゲームフィールド1aの周囲には複数のターミナルが配
設され、各ターミナルにはモニタ6,操作パネル3,コ
イン投入口4およびコイン払出口5が付設されている。
プレイヤーはコインを投入し、表示部1dの表示データ
やモニタ6に映し出される各馬模型のデータを見ながら
操作パネル3を操作して予想される入賞模型体に投票す
る。所定の投票時間が終了した後、ゲームが開始され、
投票した模型体が入賞した場合には倍率に応じてコイン
払出口5からコインが払い出される。
【0017】図2は、図1の移動体部分の詳細を示す正
面図である。模型体2は、左右に配置された2つの独立
車輪9と球体車輪またはキャスタ11により移動可能な
台車7の上に取り付けられている。この模型体2の下方
にはトラック1を挟んで移動体14が存在し、模型体2
の台車7の下面と移動体14の上面には互いに吸引する
方向で、かつトラック1との間に若干の距離を隔てて磁
石8a,8bがそれぞれ設置されている。模型体2自体
には動力源は設置されていないが、上述の磁石8a,8
b間の吸引力により動力源を備えている移動体14の進
む走行方向に円滑に追従するようになっている。
【0018】トラック1は、3層構造になっていて、上
層に布製のゲームフィールド1a,中層に樹脂製の補強
材1e,下層に給電板1fを敷設したものである。トラ
ック1の下方に移動体14が走行する空間を介して走行
路18が敷設され、この走行路18の下に前後左右方向
に一定の間隔を、コーナー部においては等角度でXY座
標位置を伝える発信器が配列された位置信号発信基板2
9が敷設されている。さらに下方にはスペーサ18aを
介し補強材18bが敷設されている。移動体14は、2
個の操舵兼駆動用モータよりなる駆動装置17,光(赤
外線)で通信を行う通信装置15,位置信号検出装置2
1,ワンチップマイクロコンピュータ16等を有し、前
方に球体車輪またはキャスタ12,20,後方上下に左
右2個の独立車輪10,19を備えている。移動体14
にはトーションスプリング13aにより上下に付勢力が
与えられている平行リンク13が設けられ、この平行リ
ンク13の上下の移動習性により球体車輪またはキャス
タ12,20,独立車輪10,19はトラック1の下面
と走行路18にそれぞれ接触させられる。
【0019】この構造によって移動体14は走行空間上
下のトラック1と走行路18を加圧しながら前後方向の
振動を抑えて円滑に走行可能である。下部の独立車輪1
9は、駆動装置17の駆動用モータによってギヤ結合で
駆動されるが、2個の駆動用モータはそれぞれ左右別々
の車輪を駆動し、この回転比を変えることにより自由に
操舵ができる。この移動体14は、集電器13aによっ
て上述のトラック1の下層の給電板より電力が供給され
る。
【0020】図3は、移動体とホスト装置の通信方法を
説明するための概略ブロック図であり、図4は、移動体
の制御の流れを説明するためのフローチャートである。
ホスト装置23は、ホストコンピュータ25および通信
装置24を含んで構成されている。ホスト装置23は、
移動体14に対しその移動体14対応の走行データおよ
びスタート指令を送信する。移動体14のワンチップマ
イクロコンピュータ16は、ホスト装置23からコマン
ドを受信したか否かを判定する(ステップ(以下、
「S」という)401)。コマンドを受信していない場
合はコマンド受信があるか否かを常に監視することとな
る。コマンドを受信した場合にはコマンドの内容を解析
し(S402)、そのコマンドが走行データ受信指令で
あるときにはホスト装置23から送られてくる走行デー
タを受信し記憶する(S403)。
【0021】一方、位置信号発信装置22からは位置信
号が送られ、ワンチップマイクロコンピュータ16に対
し、位置信号検出割り込みがかけられることにより、制
御指令の計算に使用する位置情報は随時更新されてい
る。ワンチップマイクロコンピュータ16はコマンドの
内容がスタート指令のときには、現在の移動体の位置情
報(なお、スタートした後は1つ前の位置情報も含め
る)と走行データに基づき制御指令の計算を行い予定す
る走行軌道に載って移動体14が移動するように左右の
モータを制御する(S404,S405)。なお、S4
06では、走行が終了したか否かが常に判定され、終了
した場合にはS401に戻る。このようにS404から
S406のフロー動作を走行終了まで繰り返し実行する
ことにより、移動体14は走行データさえ受信しておけ
ば、自らが位置信号を得ながら走行制御を行う。ホスト
装置23との間の通信でフィードバック系を形成して走
行制御を行う必要はない。
【0022】図5は、本発明による移動体の位置検出装
置の実施例を示す概略図である。位置検出装置は、移動
体14側に設けられた位置信号検出装置21および走行
路側に設けられた位置信号発信装置22より構成され
る。なお、図12の場合には、図6のように復調器28
が必要になる。位置信号検出装置21は、受信器と位置
検出手段の機能を有する位置信号検出器26,コンパレ
ータ27および位置決定手段の機能を有するワンチップ
マイクロコンピュータ16により構成される。位置信号
発信装置22は、位置信号発生回路31および多数の位
置信号発信器30を搭載した位置信号発信基板29より
構成される。位置信号発信器30それぞれは、自らの位
置を示す位置情報信号を載せた光を発し、位置信号検出
器26の受信器はその光を受信する。
【0023】図7は、ゲームフィールドの座標の構成例
を示す図である。ゲームフィールド1aを16個のブロ
ックに分割し、図7のΔマークで記したコーナーのイン
コース側を原点にし、進行方向をY軸,進行方向の直角
方向をX軸としてある。原点はX=0,Y=0であり、
X座標はインコースからアウトコースに向かって増加す
る。また、Y座標は反時計方向の進行方向に増加する。
ブロックは原点から反時計方向に向かってブロック番号
(b番号)を付してある。位置信号発信装置22は、こ
のブロック単位で構成される。直線部のブロックの位置
信号発信装置には、位置信号発信器30を図8(a)に
示すように等間隔で配置し、曲線部分のブロックの位置
信号発信装置には位置信号発信器30を図8(b)に示
すように等角度間隔に配置してある。各位置信号発信装
置の位置信号発信器はX軸方向にx番号が付され、Y軸
方向にy番号が付される。
【0024】x,yは各ブロック内では相対的な位置に
なるが、ブロックの絶対的な位置を示すブロック番号
(b番号)と相対的な位置を示すx番号,y番号を得る
ことにより絶対的な位置である(X,Y)座標を特定で
きる。それぞれの位置信号発信器30は、x,yおよび
b番号を連続的に発信する。図8(c)は、曲線部分の
ブロック32の位置信号発信器30を等角度間隔ではな
く等間隔に配置した例を示している。このように位置信
号発信器30を配置しても同様に位置検出は可能であ
る。
【0025】図9は、位置信号発信装置の第1の実施例
を示す回路図である。位置信号発生回路31は発振器3
3,カウンタ34,ROM35,レジスタ36および情
報バス切替器37より構成されている。発振器33の発
振出力はカウンタ34で計数され、カウンタ34から
は、各位置信号発信器30の位置情報信号をROM35
内の位置情報データから読み出すためのアドレス下位5
ビット分が出力される。ROM35には図10に示すよ
うなブロックを指定するアドレス上位4ビット分が入力
される。このアドレス上位4ビットはディップスイッチ
等で指定することができ、これによって各ブロックは多
種類のブロックを用意する必要はない。ROM35には
全てのブロック用のデータが記憶されており、上記ブロ
ック指定によりROM内のブロックが指定される。
【0026】図11は、位置信号発生回路のROM内の
メモリマップの一例を示す図である。本図も参照しなが
ら図9をさらに説明する。カウンタ出力であるアドレス
下位5ビットにより先ずx情報のアドレスが指定され、
LSBの読出タイミングによってxシリアル情報(シリ
アル方向の16ビット)がレジスタ36に読み出され保
持され、情報バス切替器37を介して位置信号発信基板
29aのx情報バスに送出される。つぎに情報バス切替
器37は、MSBによって位置信号発信基板29aのx
情報バスからy情報バスに切り替えられる。引き続いて
yシリアル情報(シリアル方向の16ビット;ブロック
番号も含む)が読み出されレジスタ36に保持され、情
報バス切替器37を介して位置信号発信基板29aのy
情報バスに送出される。xシリアル情報とyシリアル情
報は、それぞれ16ビット幅のデータであり、この16
ビット幅の各ビットの出力線は位置信号発信基板29上
のx情報バスラインではx=0,1・・・15の位置に
それぞれ接続され、y情報バスラインではy=0,1・
・・15の位置にそれぞれ接続されている。このように
してx,yシリアル情報が2つの時分割動作で繰り返し
出力されている。
【0027】各位置に設けられている位置信号発信器3
0は、発光素子よりなる発信器38,OR回路およびド
ライバ回路39により構成されている。位置信号発信基
板29a上では、位置信号発信器30の陽極側(発信器
38のプラス側)は電源に接続され、位置信号発信器3
0の陰極側はx,y方向からの同じライン上の位置情報
データをオア接続している。すなわち、OR回路および
ドライバ回路39の一端はx,y情報バスに接続されて
いる。このように構成することによって、全ての発信器
が同時に動作し、連続したx,yシリアル情報が出力さ
れ、移動体がいかなる時点で発信器上を通過しても位置
情報データを得ることができる。
【0028】図12は、位置信号発信装置の第2の実施
例を示す回路図である。この回路例は位置情報データを
搬送波によって送信し、発信器を発信させ電磁誘導によ
り位置信号検出器に送信するようにしたものである。位
置信号発生回路31のレジスタ36と情報バス切替器3
7の間に変調器41を挿入し、搬送波発振器40を接続
してある。位置信号発生回路31の他の回路部分は図9
と変わらない。変調器41では搬送波がレジスタ36か
らのデータによって変調されて各位置信号発信器30に
送られる。発信器42からは変調された搬送波が発信さ
れ、電磁誘導により位置信号検出器26と電磁結合され
位置情報データが送られる。
【0029】図13は、位置信号発信装置の第3の実施
例を示す回路図である。図9,図12の位置信号発信装
置は、1個のブロックに対し1個づつ設けた例である
が、この回路例は、ゲーム装置に対し位置信号発生回路
31を1個設け、この位置信号発生回路31に接続され
ている位置信号発信基板29をゲームフィールド全体に
対応させたものである。送信される位置情報データは絶
対的な位置情報X,Yである。位置信号発信基板29の
X情報バスラインが接続される位置は、図9,図12と
同様に、X=0,1・・・15の16個であるが、Y情
報バスラインが接続される位置は、ブロック分割されて
おらずゲームフィールド1aの1周分に対応し、Y=
0,1・・・255の256個の位置である。Xシリア
ル情報の位置信号発信基板29上のX情報バスラインへ
の出力は、図9,12の場合と同じである。すなわち、
発振器43の出力が切替スイッチ45を介してカウンタ
47に入力され、カウンタ47から出力されるアドレス
にしたがってROM48からX情報が読み出され、レジ
スタ群50のレジスタ(1)およびレジスタ(17)に
ラッチされ、情報バス切替器51を介して位置信号発信
基板29上のX情報バスラインに出力される。
【0030】X情報バスラインのX=0の位置にはX情
報の16ビット幅の1番目のビットの情報が出力され、
X=0の位置のY方向に配列された全て位置信号発信器
からこの情報が送信される。同様にX=1・・・15に
はX情報の16ビット幅の2〜16番目のビットの情報
がそれぞれ出力される。Yシリアル情報の位置信号発信
基板29上のY情報バスラインへの出力は、Y=0,1
・・・255の256個の位置の発信器から同時に出力
される。Xシリアル情報(16ビット)を出力する周期
の間に256ビット分を出力させることになるので、発
振器43の出力を1/16分周器44で16分周してい
る。16分周出力はカウンタ47でカウントされ、カウ
ンタ47から出力されるアドレスにしたがってROM4
8からYシリアル情報(最初の0〜15の16ビット
分)が読み出され、レジスタ群50のレジスタ(2)に
ラッチされる。レジスタ群50のレジスタ(2)への読
込みは16分周出力(ラッチタイミング)によって行わ
れる。
【0031】同様に16〜31,32〜47・・・の1
6ビット分がレジスタ群50のレジスタ(3)〜(1
6)にラッチされる。なお、レジスタ群50の各レジス
タの選択は、カウンタ47の出力をデコードするデコー
ダ49の出力をイネーブル信号として各レジスタに入力
することにより行っている。レジスタ(2)〜(16)
までラッチされると、16分周出力よりそれぞれレジス
タの内容はレジスタ(18)〜(32)にラッチされ、
情報バス切替器51を介して位置信号発信基板29上の
Y情報バスラインに出力される。Y情報バスラインのY
=0の位置にはY情報の256ビット幅の1番目のビッ
トの情報が出力され、Y=0の位置のX方向に配列され
た全て位置信号発信器からはこの情報が送信される。同
様にY=1・・・255にはY情報の256ビット幅の
2〜256番目のビットがそれぞれ出力される。以上の
ようにしてXシリアル情報とYシリアル情報が時分割に
より出力され、すべての位置の情報データが位置信号発
信基板29より同時送信される。
【0032】図14は、位置信号検出装置の実施例を説
明するためのフローチャートであり、図5を参照しなが
ら説明する。位置信号発信装置22から送られてきた位
置信号は、位置信号検出器26により受信され、コンパ
レータ27により矩形波に整形してワンチップコンピュ
ータ16に入力する。なお、図12の場合には復調器2
8により復調することが必要である。ワンチップコンピ
ュータ16では、位置信号検出割り込み(S1301)
がかけられ、位置検出を開始する(S1302)。位置
信号が読み込まれ(S1303)、x情報,y情報およ
びb情報が正しく検出できたか否かを判定する(S13
04)。正しく検出できなかった場合には位置信号検出
を中止する。正しく検出した場合には、x情報,y情報
およびb情報を記憶する(S1305)。以上は各ブロ
ック毎の相対的位置であり、つぎに座標変換することに
より絶対的な位置を検出する。
【0033】S1306において、x情報,y情報およ
びb情報よりX,Y座標に変換する。ついで、記憶され
ている情報が1つ前の位置情報と同じか否か判定する
(S1307)。同じならば座標変換動作を中止する。
異なっている場合か、または1つ前の位置情報が記憶さ
れていない場合には現在の位置情報を記憶する(S13
08)。なお、図13の例では上記座標変換は不要であ
る。このようにして異なる位置信号が検出される場合
は、新しい現在の位置を記憶しつづける動作を繰り返
す。
【0034】図15は、位置検出に用いられるXY変換
テーブルの模型図およびその内容を示す図である。位置
信号検出装置21のワンチップマイクロコンピュータ1
6内での座標変換にはこのような座標変換用テーブル5
1を用いている。例えば、b=kのブロック51aには
y=0〜15,x=0〜15の情報が記憶されており、
x=m,y=n,b=kよりX1 ,Y1 の座標をすばや
く得ることができる。なお、座標変換用テーブルを用い
ずに演算によりX,Y座標を求めることもできるが、い
ずれかを用いるかは、演算速度と、座標テーブルに使用
するメモリ容量との比較によって有利な方を用いれば良
い。なお、位置信号発信器の物理的配置が変更された場
合には、座標変換用テーブルではその内容を変更するだ
けで容易に対応することができる。
【0035】以上の実施例では、位置信号発信装置とし
て光学式(LED),電磁誘導式(コイル)の例につい
て説明したが、電波(高周波発信器),超音波(超音波
発信器)で行うことも可能である。なお、光学式発信器
は他の方式に比べて消費電力が少なく、干渉を起こしに
くいという特徴があるので、当該光学式発信器を用いる
ことが好ましい。また、ゲーム装置に適用した場合の例
であるが、これ以外に例えば、工場などで使用するロボ
ット等に適用してもよい。x情報,y情報およびb情報
を発信し、受信後にX,Yに変換する例(図9,12)
と、X,Y座標を直接発信する例(図13)について説
明しているが、この他に直角座標,極座標その他の座標
を用いても良い。位置の数がX=0〜15,Y=0〜2
55の場合について説明しているが、これ以外の数であ
っても良い。曲線部分の位置信号発信器の配置を等角度
間隔と、等間隔(格子状,直角座標)の例について説明
したが、他の配置にしてもよい。例えば、3角形や6角
形、さらには1部分だけ密度を高くして配置しても良
い。さらにフィールドの形状がトラック形の例について
説明しているが、これ以外の形状でも良い。例えば直線
のみ、曲がりくねった形状などである。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、移動体
をゲームフィールド上で移動させてプレイするゲームの
当該移動体の位置検出装置において、ゲームフィールド
内の床面または天井の所定位置に複数の発信器を配置
し、ゲームフィールド内の床面または天井の所定位置を
示す予め記憶された位置情報データを有する発信装置を
設け、この発信装置から上記位置情報データに基づいて
各発信器からその発信器の位置を示す位置情報を発信
し、移動体に搭載された受信装置で、発信装置からの位
置情報信号を受信して移動体の位置を決定するように構
成されている。したがって、複数の移動体の位置を同時
に検出して各移動体に対しリアルタイムの位置制御が可
能になり、移動体の検出に時間がかかり位置制御の間隔
も長くなるという従来の装置の欠点を解決できる。
【0037】また、ホストとの通信に依存した位置検出
装置ではないため、移動体がいかなる時点で走行路の各
地点を通過しても確実に位置情報データを得ることがで
き各移動体内での自己完結的な精度の高い走行制御が可
能になり、より自由なゲーム展開が可能になる。ゲーム
フィールドを複数のブロックに分割し、位置信号発信装
置を各ブロックごとに用いる構成にすることにより、配
線を短くでき高速で信号を送信できる。また、位置情報
をx,y,bで表現しているので、それぞれ少ないビッ
ト数で表現でき8ビット通信が可能になる。各ブロック
単位で回路基板等を組み込み、組み立てることができる
ので、製作が簡単になり、配線だけでなく、保守も容易
になる。
【0038】また、発信器を互いに等間隔または等角度
間隔に行列状に配設することにより、ゲームフィールド
をX,Y軸表示するならば、Xは走行しているコース,
Yはスタートしてからの走行距離、またはゴールまでの
距離を表すこととなり、座標に対するゲームフィールド
の位置が判り易く、使用する座標に無駄がないという利
点がある。つまり、本実施例ではXは0〜16,Yは0
〜255まで、全てをフィールドに存在させることがで
きる。さらに、図7の構成によれば、ゲームフィールド
を構成する直線ブロック部分同士,曲線ブロック部分同
士ならば、基板の形状に互換性があり、図8(a),
(b)の2種類の基板で全ゲームフィールドを構成で
き、安価に製作できるという利点がある。なお、直角座
標を用いた場合には、直線部分,曲線部分を特に分ける
必要はなく、ゲームフィールドが不規則な形状になって
も対応できるというより一層の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体の位置検出装置を適用した
競馬ゲーム装置の外観斜視図である。
【図2】図1の移動体部分の詳細な構成を示す正面図で
ある。
【図3】移動体とホスト装置の通信方法を説明するため
の概略ブロック図である。
【図4】移動体の制御の流れを説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】本発明による移動体の位置検出装置の実施例を
示す概略図である。
【図6】本発明による移動体の位置検出装置の他の実施
例を示す概略図である。
【図7】ゲームフィールドの座標の構成例を示す図であ
る。
【図8】ゲームフィールドに配設された位置信号発信器
の配列を説明するための図である。
【図9】位置信号発信装置の第1の実施例を示す回路図
である。
【図10】ゲームフィールドの各ブロックのアドレスの
指定方法を説明するための図である。
【図11】位置信号発生回路のROM内のメモリマップ
の一例を示す図である。
【図12】位置信号発信装置の第2の実施例を示す回路
図である。
【図13】位置信号発信装置の第3の実施例を示す回路
図である。
【図14】位置信号検出装置の実施例を説明するための
フローチャートである。
【図15】位置検出に用いられるXY変換テーブルの模
型図およびその内容を示す図である。
【符号の説明】
1…トラック 2…模型体(馬模型) 3…操作パネル 4…コイン投入口 5…コイン払出口 6…モニタ 7…台車 8a,8b…磁石 9,10,19…独立車輪 11,12,20…キャスタ 13…平行リンク 14…移動体 15,24…通信装置 16…ワンチップマイクロコンピュータ 17…駆動装置 17a…右駆動装置 17b…左駆動装置 18…走行路 21…位置信号検出装置 22…位置信号発信装置 23…ホスト装置 25…ホストコンピュータ 26…位置信号検出器 27,46…コンパレータ 29…位置信号発信基板 30…位置信号発信器 31…位置信号発生回路 32…ブロック 33,43…発振器 34,47…カウンタ 35,48…ROM 36…レジスタ 37,51…情報バス切替器 38,42…発信器 39…OR回路およびドライバ回路 40…搬送波発振器 41…変調器 44…1/16分周器 45…切替スイッチ 49…デコーダ 50…レジスタ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 劉 明輝 東京都千代田区平河町二丁目5番3号 株 式会社タイトー内 (72)発明者 北村 秀仁 東京都千代田区平河町二丁目5番3号 株 式会社タイトー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体をプレイフィールド内で自由に移
    動させてプレイするゲームであって、前記移動体の制御
    に供するため前記移動体の位置を検出する移動体の位置
    検出装置において、 前記プレイフィールド内の床面または天井の所定位置に
    複数の発信器が配設され、このプレイフィールド内の床
    面または天井の所定位置を示す予め記憶された位置情報
    データを有し、この位置情報データに基づいて前記各発
    信器はそれぞれの発信器の位置を示す位置情報信号を同
    時に発信する発信装置と、 前記移動体に搭載され、前記発信装置からの位置情報信
    号を受信して前記移動体の位置を決定する受信装置と、 を備えたことを特徴とする移動体の位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記発信装置は、 互いに接触せずにXおよびY座標方向それぞれに複数の
    配線を敷設し、X座標方向のそれぞれの配線とY座標方
    向のそれぞれの配線をそれぞれOR回路を介して前記各
    発信器に接続した位置信号発信基板と、前記予め記憶さ
    れた位置情報データに基づき信号を生成し、この信号を
    前記位置信号発信基板のX座標方向およびY座標方向の
    配線に接続する位置信号発生回路とからなり、 前記受信装置は、 前記発信器からの位置情報信号を受信する受信器と、こ
    の受信器の出力から位置情報を検出する位置検出手段
    と、この位置検出手段の検出出力に基づいて前記移動体
    の位置を決定する位置決定手段とからなる請求項1記載
    の移動体の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記位置信号発生回路は、 前記位置情報データのアドレスを指示するカウンタと、 このカウンタの指示に基づいて前記位置情報信号を出力
    するレジスタと、 このレジスタからの信号を前記カウンタの指示に基づい
    てX座標情報信号およびY座標情報信号に振り分けるス
    イッチとからなり、 前記位置信号発信基板のX方向の配線にY座標情報信号
    を送出し、前記位置信号発信基板のY方向の配線にX座
    標情報信号を送出するように構成した請求項2記載の移
    動体の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記位置信号発信基板に配置された複数
    の発信器を複数のグループに分割し、 前記各グループ毎に前記位置信号発生回路を有し、 前記位置信号発生回路は、予め記憶された位置情報デー
    タを有し、そのグループの発信器の所定位置情報をその
    グループの位置情報データから抽出するように構成した
    請求項2記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の発信器は、互いに等間隔また
    は等角度間隔に行列状に配設されている請求項2,3ま
    たは4記載の移動体の位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記発信器は、前記位置情報データ信号
    に基づいて発光する発光体である請求項2,3,4また
    は5項記載の移動体の位置検出装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決定手段は、前記位置検出手段
    の検出信号に基づいて前記移動体のXおよびY座標値を
    決定するXY座標変換関数を備えている請求項2記載の
    移動体の位置検出装置。
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