JP3508855B2 - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

Info

Publication number
JP3508855B2
JP3508855B2 JP2000377165A JP2000377165A JP3508855B2 JP 3508855 B2 JP3508855 B2 JP 3508855B2 JP 2000377165 A JP2000377165 A JP 2000377165A JP 2000377165 A JP2000377165 A JP 2000377165A JP 3508855 B2 JP3508855 B2 JP 3508855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
moving body
control
movement
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000377165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002177635A (ja
Inventor
哲夫 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konami Corp
Original Assignee
Konami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konami Corp filed Critical Konami Corp
Priority to JP2000377165A priority Critical patent/JP3508855B2/ja
Publication of JP2002177635A publication Critical patent/JP2002177635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3508855B2 publication Critical patent/JP3508855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動制御された移
動体が移動するフィールド部上を移動する移動体を用い
たゲーム装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゲーム装置としては、競
馬ゲーム、自動車レースゲーム、ボートレースゲーム、
競輪ゲーム等の競争ゲーム、あるいは、サッカーゲー
ム、アイスホッケーゲーム等の対戦ゲームなどに適用さ
れるものが知られている。この種のゲーム装置において
は、競馬ゲームを例に挙げて説明すると、プレイヤー
は、競馬場のコースを模したフィールド部上を移動する
競走馬を模した模型馬(移動体)の着順を予想し、その
後、複数の模型馬が実際に走行するフィールド部上のプ
レイフィールドで展開されるレースを観戦することがで
きる。このような競馬ゲーム装置では、競馬レースの臨
場感を出すために、一般に、人口芝等を敷き詰めたアク
リル板等の上に実際の競馬場に模した模型などが形成さ
れたフィールド部でプレイフィールドを形成する。ま
た、競馬ゲーム装置に限らず、フィールド部上に移動体
を移動させるような他のゲーム装置であっても、そのゲ
ームの臨場感を出すために、そのフィールド部が模型等
により形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、模型馬等の移動体が移動するフィールド部を模型等
で形成すると、プレイフィールドの状況を変更するに
は、その模型等を作り直し、ゲーム装置にセットし直す
必要がある。よって、従来のゲーム装置では、プレイフ
ィールドの状況を変更するのが困難であるという問題が
あった。この結果、例えば競馬ゲームにおいて、実際の
競馬レースでは芝コースやダートコース等の多種のコー
ス状況でレースが展開されるが、このような多種のコー
スをプレイフィールド上に表現することができない。ま
た、実際の競馬レースでは、天候等によりコース状況が
刻々と変化するが、このような状況の変化もプレイフィ
ールド上に表現することができない。このため、実際の
競馬レースをリアルに再現することができなかった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、プレイヤーが見るプレ
イフィールドの状況を簡単かつ迅速に変更することがで
るフィールド部上を移動する移動体を用いたゲーム装
及びその制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、駆動手段を備えた移動体と、上
記駆動手段を制御して、該移動体の移動制御を行う移動
体制御手段とを備え、プレイフィールドを形成するフィ
ールド部の移動面上を上記移動体が移動するゲームを実
行するゲーム装置において、上記移動面上にフィールド
画像を表示するフィールド画像表示手段と、フィールド
画像の画像情報を記録する画像情報記録媒体と、上記画
像情報記録媒体に記録された画像情報に基づくフィール
ド画像を上記移動面上に表示させるべく、上記フィール
ド画像表示手段を制御するフィールド画像表示制御手段
とを有し、上記移動体制御手段は、上記移動体の移動を
制御するための移動制御画像が該移動体が移動する移動
経路に沿って移動するように、上記フィールド画像が表
示された移動面上に該移動制御画像を表示させるべく、
上記フィールド画像表示手段を制御する移動制御画像表
示制御手段と、上記移動体に設けられ、上記移動面上に
表示された移動制御画像を追従するように、上記駆動手
段を制御する駆動制御手段とを有することを特徴とする
ものである。このゲーム装置においては、フィールド画
像表示手段により、移動面上にフィールド画像を表示
し、この移動面上を移動体が移動する。よって、プレイ
フィールドの状況を変更する場合には、移動面上に表示
するフィールド画像を変更すればよく、プレイフィール
ドの状況を簡単かつ迅速に変更することができる。尚、
移動面は、フィールド画像が表示される画像表示面と同
一であっても、透明アクリル板等により画像表示面上に
別個に設けられる面であってもよい。また、従来のゲー
ム装置は、例えば、特開平8−822号公報に開示され
ているように、フィールド部の下側に移動体を磁力等で
誘導する誘導車を配置し、その誘導車の移動を制御する
ことで、移動体の移動制御を行っていた。しかし、本請
求項のゲーム装置の移動面上を移動する移動体は、その
フィールド部が従来とは全く異なる構造であるため、従
来の移動体制御装置によっては移動制御することはでき
ない。そこで、本請求項の移動体制御手段では、上記フ
ィールド画像表示手段により、移動体の移動を制御する
ための移動制御画像が移動体が移動する移動経路に沿っ
て移動するように、その移動制御画像を移動面上に表示
する。そして、移動体に設けられた駆動制御手段が、移
動面上に表示された移動制御画像を追従するように、そ
の移動体の駆動手段を制御する。この移動体制御手段に
よれば、上記フィールド画像表示手段により表示される
移動制御画像の移動パターンに従って、移動体を移動さ
せることができる。すなわち、その移動制御画像の移動
パターンにより、移動体の移動制御を行うことができ
る。よって、本ゲーム装置の移動面上を移動する移動体
の移動制御を行うことが可能となる。また、従来の移動
体制御装置のように移動体を磁力により誘導する場合、
移動体は、重力と磁力の作用を受けるので移動負荷が大
きく、移動体の移動にはある程度高い駆動トルクが必要
であった。しかし、本請求項の移動体制御手段であれ
ば、移動体にかかる移動負荷は、重力による自重のみで
あるので、移動体の移動に必要な駆動トルクを、従来よ
りも小さくすることができる。この結果、移動体の運動
性能が上がり、従来よりも精密な移動制御が可能とな
る。また、請求項2の発明は、請求項1のゲーム装置に
おいて、上記画像情報記録媒体は、上記画像情報を複数
記録し、上記フィールド画像表示制御手段は、所定の選
択条件に従って、上記画像情報記録媒体に記録された画
像情報の中から、上記移動面上に表示させるフィールド
画像の画像情報を選択する画像情報選択手段を有するこ
とを特徴とするものである。このゲーム装置において
は、画像情報記録媒体に、複数のフィールド画像の画像
情報を記録している。そして、所定の選択条件に従っ
て、これら画像情報の中から画像情報選択手段により画
像情報を選択し、選択された画像情報に基づくフィール
ド画像を、フィールド画像表示手段により移動面上に表
示する。ここで、「所定の選択条件」としては、本ゲー
ム装置のゲーム内容等に応じて種々考えられる。例え
ば、本ゲーム装置が実際の競馬レースを再現するような
競馬ゲーム装置である場合、その競馬ゲーム装置で再現
するレース場の種類を選択条件として、そのレース場に
応じたフィールド画像を表示する。これにより、例え
ば、競馬ゲーム装置で再現するレース場が、ダートコー
スのときにはダートコースのフィールド画像を表示し、
芝コースのときには芝コースのフィールド画像を表示す
ることができる。また、従来のゲーム装置では、フィー
ルド部が模型等で形成されているので、例えば、競馬ゲ
ーム装置に使用していたフィールド部は競馬ゲーム装置
にしか利用できなかった。しかし、本請求項のゲーム装
置においては、移動面上に表示するフィールド画像を切
り換えることで、多種のプレイフィールドを表現するこ
とができるので、1つのゲーム装置を多種のゲームに利
用することが可能となる。よって、既存のゲーム装置本
体を、他種のゲーム装置に流用したり、ゲーム内容を他
種のゲーム内容に切り換えたりすることが容易となる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2のゲーム装置
において、上記駆動制御手段は、上記移動面上に表示さ
れた移動制御画像を認識する画像認識手段を有し、該画
像認識手段で認識した移動制御画像が上記移動体に対し
て所定の位置に位置決めされるように、上記駆動手段を
制御することを特徴とするものである。このゲーム装置
においては、移動面上に表示された移動制御画像を画像
認識手段で認識し、その移動制御画像が移動体に対して
所定の位置に位置決めされるように、駆動制御手段によ
り移動体の駆動手段を制御して、その移動体を移動させ
る。この構成によれば、移動体の外部に設けられたゲー
ム装置本体の制御部等との間で、移動体の移動制御に関
する通信を行う必要がない。また、請求項4の発明は、
請求項3のゲーム装置において、上記画像認識手段は、
上記移動面上に表示された移動制御画像を、複数の異な
る箇所で認識し、上記駆動制御手段は、上記複数の異な
る箇所で認識した移動制御画像が、上記移動体に対して
所定の位置にそれぞれ位置決めされるように上記駆動手
段を制御することを特徴とするものである。このゲーム
装置においては、移動面上に表示される移動制御画像
を、画像認識手段により複数の異なる箇所で認識する。
そして、移動制御手段は、この複数の異なる箇所で認識
した移動制御画像が移動体に対して所定の位置にそれぞ
れ位置決めされるように移動制御を行う。これにより、
移動体は、少なくとも2箇所で移動制御画像を認識しな
がら、これに追従して移動することになる。よって、移
動制御画像を追従する際の移動体の姿勢を固定すること
ができる。したがって、その移動制御画像の形状、画像
認識手段により移動制御画像を認識する箇所などを適宜
設定することで、移動体の姿勢を制御することができ
る。また、請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4
のゲーム装置において、上記移動面上における上記移動
体の位置を認識する位置認識手段を有し、上記移動制御
画像表示制御手段は、上記位置認識手段で認識した位置
情報に基づいて、上記移動制御画像の表示制御を行うこ
とを特徴とするものである。上述したゲーム装置は、移
動制御画像を移動面上に表示し、その移動制御画像に追
従するように移動体を移動させるので、移動体が移動面
上に表示されている移動制御画像を一旦見失うと、その
移動体の移動制御ができなくなる。そこで、本請求項の
ゲーム装置においては、位置認識手段により、移動面上
を移動する移動体の位置を認識し、その位置情報に基づ
いて、移動制御画像表示制御手段により、移動制御画像
の表示制御を行う。よって、移動体が移動制御画像を一
旦見失った場合でも、例えば、認識した移動体の位置情
報により、その移動体が移動制御画像を見つけることが
できる位置に、移動制御画像を表示させることができ
る。これにより、移動制御画像を一旦見失った移動体に
対して、再度、移動制御を行うことができるようにな
る。また、移動体が移動面上を移動している間、位置認
識手段が、常に、その移動体の位置を認識しているもの
であれば、常に、最適な位置に移動制御画像を表示する
ことができ、安定した移動制御が可能となる。また、請
求項6の発明は、請求項5のゲーム装置において、上記
位置認識手段は、上記移動面上の位置を特定する位置情
報を伝達する位置情報伝達画像を、上記フィールド画像
が表示された移動面上に表示させるべく、上記フィール
画像表示手段を制御する位置情報画像表示制御手段
と、上記移動体に設けられ、上記移動面上に表示された
位置情報伝達画像を読み取る位置情報画像読取手段と、
上記位置情報画像読取手段で読み取った位置情報伝達画
像のもつ位置情報を、上記移動体外部に向けて送信する
位置情報送信手段と、上記移動体外部に設けられ、上記
位置情報送信手段から送信された位置情報を受信する位
置情報受信手段とを有し、上記移動制御画像表示制御手
段は、上記位置情報受信手段で受信した位置情報に基づ
いて上記表示制御を行うことを特徴とするものである。
このゲーム装置においては、移動体の位置を認識する位
置認識手段を、位置情報画像表示制御手段、位置情報画
像読取手段、位置情報送信手段及び位置情報受信手段に
より構成する。すなわち、上記フィールド画像表示手段
により、移動面上に表示された位置情報を伝達する位置
情報伝達画像を、移動体に設けらた位置情報画像読取手
段により読み取り、その位置情報伝達画像のもつ位置情
報を、位置情報送信手段により、移動体外部に向けて送
信する。この位置情報は、移動体外部に設けられた位置
情報受信手段により受信される。そして、その受信した
位置情報は、移動制御画像表示制御手段により上記フィ
ールド画像表示手段の表示制御に利用される。このよう
に、移動体の位置情報をフィードバックして、上記フィ
ールド画像表示手段の表示制御に利用することで、最適
な位置に移動制御画像を表示することができ、安定した
移動制御が可能となる
【0006】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕 以下、本発明を、ゲーム装置である競馬ゲーム機に適用
した一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」と
いう。)について説明する。本実施形態における競馬ゲ
ーム機では、1又は2以上のプレイヤーが、本競馬ゲー
ム機で行われる競馬レースの着順を予想し、予想が当た
った場合には、その着順のオッズに応じたメダルの払い
出しを受けることができる。
【0007】図2は、競馬ゲーム機1の一例を示す外観
図である。この競馬ゲーム機1は、中央部分に設けられ
たフィールド部2と、このフィールド部2を取り囲むよ
うに設けられた複数のステーション10とを備えてい
る。フィールド部2には、模型である出馬ゲート3が載
置された競馬場の馬場を模した移動面であるフィールド
面4が設けられ、このフィールド面4上を複数の図示し
ない移動体である模型馬が走行することでレースが展開
される。また、このフィールド部2の周囲には、レース
の実況や歓声等を流す複数のスピーカー5が配置されて
いる。また、フィールド部2の上方には、ゲーム名称等
を表示するための表示部6やフィールド部2を照明する
照明装置7が配置されている。これら表示部6及び照明
装置7は、支持柱8により支持されている。
【0008】上記ステーション10には、ゲームの進行
に応じたゲーム画面を表示するディスプレイ11と、こ
のディスプレイ11の表示面に重ね合わされたタッチパ
ネル12とが設けられている。プレイヤーがゲーム画面
の指示に従いディスプレイ11に表示されたゲーム画面
の所定位置に触ると、タッチパネル12によりその位置
が検出され、競馬ゲーム機1本体においてプレイヤーの
操作内容が認識される。また、ステーション10には、
プレイヤーによりメダルが投入されるメダル投入部1
3、プレイヤーに対してメダルが払い出されるメダル払
出ロ14およびゲームを再開する際に必要なデータを記
録する磁気カードを挿入するための磁気カード差込ロ1
5が設けられている。
【0009】上記競馬ゲーム機1においては、所定のサ
イクルに従って実際の中央競馬と同一名称のレースが順
次開催される。1年分のレースとして約60のレースが
用意されており、レースごとに、メダルをベットのため
の時間すなわち馬券を購入するための時間、模型馬によ
りレースが行われる時間、レース結果を表示するための
時間が確保される。プレイヤーは、レースごとに着順を
予想し、自由に馬券を購入することができる。この馬券
の購入は、メダルをベットすることにより行い、購入し
た馬券がレースの結果と一致していれば、メダルのベッ
ト数とオッズに応じた枚数のメダルが配当として払い出
される。
【0010】本実施形態における競馬ゲーム機1では、
フィールド部2のフィールド面4は、プラズマディスプ
レイ装置の画面部分であり、その画面部分には、後述す
るメイン制御部による表示制御に従って、フィールド画
像である芝コースやダートコース等の馬場画像が表示さ
れる。また、その画面部分は、平面状のフラット画面で
あり、その画面上に出馬ゲート3等の模型が載置されて
いる。このようにして、模型馬が走行するフィールド部
2が構成されており、プレイフィールドが形成される。
【0011】尚、本実施形態では、大型の画面が必要で
あるため、プラズマディスプレイ装置を用いているが
ーム装置のフィールド部の大きさや、表示する画像の
内容等に応じて、他の画像表示装置を適用することもで
きる。
【0012】図3は、上記競馬ゲーム機1の動作を統合
的に制御するためのメイン制御部を示す制御ブロック図
であり、図4は、上記ステーション10ごとに設けられ
たステーション制御部を示す制御ブロック図である。
【0013】図3に示すように、フィールド部側に配置
されるメイン制御部100は、メイン制御装置101
と、フィールド部2における模型馬の走行を制御するた
めの移動体制御手段を構成する走行制御装置102と、
プラズマディスプレイ装置に表示する画像の表示制御を
行うフィールド画像表示制御手段としての表示制御装置
103と、上記照明装置7を制御する照明制御装置10
4と、上記スピーカー5で流す歓声や実況等を制御する
音響制御装置105と、メイン制御装置の処理するデー
タを一時的に記録するためのSRAM106およびフラ
ッシュメモリ107と、ゲームに必要なプログラムおよ
び各種データベースが格納されたROM108とを備え
る。上記メイン制御装置101は、走行制御装置10
2、表示制御装置103、照明制御装置104、音響制
御装置105、SRAM106、フラッシュメモり10
7およびROM108に、それぞれ接続されている。R
OM108には、レースで使用する各馬に関する各種デ
ータ、レースの日程等のデータベースが格納されてい
る。また、表示制御装置103は、画像情報記録媒体で
ある画像データ用ROM103aに接続されており、こ
の画像データ用ROM103aには、各レースに対応し
た馬場画像の画像情報である馬場画像データが格納され
ている。
【0014】図4に示すように、各ステーション10に
設けられているステーション制御部200は、ステーシ
ョン制御装置201と、メダルの払い出し等を管理する
メダル管理装置202と、プレイヤーの各種データを一
時的に記録するRAM203と、磁気カード差込口15
に差し込まれた磁気カードの磁気情報を読み取る磁気情
報読取装置204と、磁気カードにIDコード等の各種
情報を書き込むための磁気情報書込装置205とを備え
る。上記ステーション制御装置201は、メダル管理装
置202、RAM203、磁気情報読取装置204及び
磁気情報書込装置205に、それぞれ接続されている。
また、このステーション制御装置201は、ステーショ
ン10に設けられた図2に示すディスプレイ11及びタ
ッチパネル12、メダル投入口14を介して投入された
メダルを検出する図示しないメダル投入センサや、磁気
カード差込口15に差し込まれた磁気カードを駆動する
ための図示しない磁気カード駆動装置等の各部にも、そ
れぞれ接続されている。
【0015】また、図3及び図4に示すように、各ステ
ーション10側のステーション制御装置201は、フィ
ールド部2側のメイン制御装置101に接続されてお
り、これらの間で必要な交信が可能となっている。
【0016】本実施形態において、メイン制御部のメイ
ン制御装置101は、レースを開催するとき、実際の競
馬レースが行われる競馬場をリアルに再現するため、そ
のレースに応じて、フィールド面4に表示する馬場画像
を切り換える。具体的には、メイン制御装置101は、
ROM108に格納されているレース日程データベース
に従って行うレースに対応するレース実行プログラムを
実行する。このレース実行プログラムを実行するメイン
制御装置101は、そのレースに対応する馬場画像を表
示させるための画像表示命令を表示制御装置103に出
力する。表示制御装置103は、画像情報選択手段とし
て機能し、この画像表示命令の内容を選択条件として、
画像データ用ROM103aに格納されている複数の馬
場画像データの中から、その画像表示命令に対応する馬
場画像データを読み出す。そして、表示制御装置103
は、その馬場画像データに基づく馬場画像をプラズマデ
ィスプレイ装置の画面に表示させる。これにより、フィ
ールド面4には、これから開催する実際のレースを忠実
に再現した馬場画像が表示され、プレイフィールドに、
開催するレースを行う実際の競馬場をリアルに再現する
ことができる。
【0017】このようにして、プレイフィールドに競馬
場を再現した後、プレイヤーがメダルをベットして馬券
を購入するための時間が経過すると、メイン制御装置1
01は、複数の模型馬を使ってプレイフィールドに競馬
レースを展開する。この競馬レースを実行するメイン制
御装置101は、レース開始前に予め決定されている各
模型馬の移動パターンに従ってレースを展開する。
【0018】ここで、各模型馬を、その移動パターンに
従って移動制御する必要がある。本実施形態では、メイ
ン制御装置101は、各模型馬ごとに決まっている移動
パターンに応じた制御信号を、表示制御装置103に出
力する。表示制御装置103は、移動制御画像表示制御
手段として機能し、その制御信号に従って、プラズマデ
ィスプレイ装置のフィールド面4に、各模型馬の移動を
制御するための移動制御画像である誘導画像を表示させ
る。各模型馬は、後述するように、その誘導画像に追従
して移動するので、それぞれの移動パターンに従った経
路で、フィールド面4上を移動する。これにより、メイ
ン制御装置101により移動制御された模型馬が、プレ
イフィールドでレースを展開する。
【0019】尚、フィールド面4に表示される誘導画像
は、各模型馬をフィールド面4に投影したときの投影領
域内にのみ表示される。よって、プレイヤーに誘導画像
が見られにくく、プレイヤーに対して高い臨場感を与え
ることができる。
【0020】また、より高い臨場感を与えるため、フィ
ールド面4に表示される馬場画像として、静止画像の代
わりに、画像が経時的に変更される動画像を用いてもよ
い。これによれば、例えば、プレイフィールドでレース
が展開されているとき、実際の競走馬が走行する際に生
じる土煙りを表示したり、レース開催時の天候や時間に
応じて馬場画像を変化させたりする等の演出を行うこと
ができる。本実施形態において土煙りの演出を行う場
合、表示制御装置103は、表示画像変更手段として機
能し、各模型馬の走行位置の後方に位置する画像部分に
土煙画像を表示させる。このとき、表示制御装置103
は、誘導画像の位置を模型馬の位置として認識できるの
で、所定の土煙画像を誘導画像とともにフィールド面4
上を移動するように表示する。
【0021】図5は、フィールド部2のフィールド面4
上を走行する模型馬20の概略構成を示す説明図であ
る。この模型馬20は、実際の競走馬を模した模型部2
1と、その模型部の下方に位置する台車部22とから構
成されている。模型部21は、台車部22上に固定され
ている。この台車部22は、4つの車輪23a,23
b,23c,24dを有し、2つの前輪23aが駆動輪
となっている。また、台車部22には、駆動制御手段を
構成する画像認識手段としてのフォトセンサ24が設け
られている。このフォトセンサ24は、馬場画像Dとと
もにフィールド面4に表示される移動制御画像である誘
導画像Aを検出することができる。
【0022】図1は、模型馬20の台車部22における
主な構成を示す説明図である。台車部22には、誘導画
像Aを検出する4つのフォトセンサ24a,24b,2
4c,24dと、駆動制御手段として機能する演算部2
5と、演算部25の移動制御に従って前輪(右)23a
及び前輪(左)23bをそれぞれ駆動する駆動手段であ
駆動モータ26a,26bとを備えている。4つのフ
ォトセンサ24a,24b,24cは、それぞれ、模型
馬20の進行方向に対して、右斜め前方向について検出
する第1センサ24aと、正面方向前側について検出す
る第2センサ24bと、左斜め前方向について検出する
第3センサ24cと、正面方向後側について検出する第
4センサ24dとから構成されている。各フォトセンサ
24a,24b,24c,24dがフィールド面4に表
示される誘導画像Aを検出したとき、各フォトセンサ2
4a,24b,24c,24dからの各検出信号が演算
部25に入力される。正面方向前側の検出を行う第2セ
ンサ24bのみが誘導画像Aを検出している場合が最適
な状態であるため、演算部25は、その最適な状態を維
持するように、各駆動モータ26a,26bの駆動制御
を行う。
【0023】ここで、メイン制御部100の表示制御装
置103によりフィールド面4に表示される誘導画像A
の大きさは、各フォトセンサ24a,24b,24c,
24dの検出領域の大きさや、演算部25及び駆動モー
タ26a,26bの動作の即応性などにより、適宜決定
される。本実施形態では、第1センサ24a及び第3セ
ンサ24cに同時に検出されることがない大きさをもつ
楕円形の誘導画像Aを用いている。また、この誘導画像
Aは、白色画像であり、その周囲には黒色画像Bが表示
されている。そして、各フォトセンサ24a,24b,
24c,24dは、白色画像である誘導画像Aを検出し
たときに検出信号を出力する。このように、誘導画像A
の周囲にコントラストのある黒色画像Bを表示すること
で、各フォトセンサ24a,24b,24c,24dの
検出能力を上げることができ、正確な検出が可能とな
る。
【0024】尚、本実施形態では、白色の誘導画像Aの
周囲にコントラストのある黒色画像Bを表示している
が、誘導画像Aとして、馬場画像に対してコントラスト
のあるものを用いれば、その周囲に黒色画像Bを表示し
なくても、正確な検出は可能となる。しかし、本実施形
態のように誘導画像Aの周囲に黒色画像Bを表示すれ
ば、馬場画像に関係なく、各フォトセンサ24a,24
b,24c,24dによる正確な検出が可能となる。
【0025】下記の表1は、台車部22に設けられた演
算部25が行う駆動モータ26a,26bの駆動制御処
理の動作を示すものであり、演算部25は、この表1に
従って駆動モータ26a,26bの駆動制御を行う。
尚、表1において、「○」は、演算部25に検出信号が
入力されている状態を示し、「×」は、演算部25に検
出信号が入力されていない状態を示す。また、駆動制御
の欄における数値は、駆動制御における駆動速度の相対
的な比率を示すものである。
【0026】
【表1】
【0027】演算部25は、誘導画像Aが第2センサ2
4bにのみ検出されている状態(以下、「安定状態」と
いう。)を維持するため、上記表1に示すような駆動制
御を行う。模型馬20がフィールド面4上を走行中、そ
の安定状態から、すべてのフォトセンサ24a,24
b,24c,24dの検出信号が入力されない状態に変
化した場合、誘導画像Aは、第2センサ24bの前方に
位置する。すなわち、模型馬20の走行速度が誘導画像
Aの動きよりも遅いことを意味する。そこで、この場合
には、両方の駆動モータ26a,26bの駆動速度を上
げるように制御する。例えば、安定状態での駆動速度を
「1」とすると、表1に示すように、両方の駆動モータ
26a,26bの駆動速度を「1.2」に上げる。これ
により、模型馬20は、安定状態時よりも速い速度で移
動することになる。そして、第2センサ24bあるいは
第1センサ24a又は第3センサ24cにより、誘導画
像Aが検出されるまでその速い速度を維持する。加速し
た後、演算部25に、これらのフォトセンサ24a,2
4b,24cからの検出信号が入力されると、その検出
信号に応じて駆動制御を行う。
【0028】また、演算部25に第4センサ24dから
の検出信号が入力された場合、模型馬20の走行速度が
誘導画像Aの動きよりも速いことを意味する。そこで、
この場合には、両方の駆動モータ26a,26bの駆動
速度を下げるように制御する。例えば、安定状態での駆
動速度を「1」とすると、表1に示すように、両方の駆
動モータ26a,26bの駆動速度を「0.8」に下げ
る。これにより、模型馬20は、安定状態時よりも遅い
速度で移動することになる。そして、演算部25に第4
センサ24dからの検出信号が入力されなくなるまで、
遅い速度を維持する。尚、本実施形態では、第2センサ
24bと第4センサ24dの検出領域及び誘導画像Aの
大きさの関係上、第4センサ24dからの検出信号が入
力されたときには、第2センサ24bからの検出信号も
入力されている状態にある。
【0029】また、演算部25に第1センサ24aから
の検出信号が入力された場合、模型馬20の走行方向が
誘導画像Aよりも左方向にズレていることを意味する。
そこで、この場合には、前輪(左)23bを駆動する駆
動モータ26bの駆動速度を上げるように制御する。例
えば、安定状態での駆動速度を「1」とすると、表1に
示すように、前輪(左)23bの駆動モータ26bの駆
動速度だけを「1.2」に上げる。これにより、模型馬
20は、右方向に曲がりながら走行することになる。そ
して、演算部25に第1センサ24aからの検出信号が
入力されなくなるまで、右方向に曲がり続ける。尚、本
実施形態では、第1センサ24aと第2センサ24bの
検出領域及び誘導画像Aの大きさの関係上、第1センサ
24aからの検出信号が入力されたときには、第2セン
サ24bからの検出信号も入力されている状態にある。
【0030】また、演算部25に第3センサ24cから
の検出信号が入力された場合、模型馬20の走行方向が
誘導画像Aよりも右方向にズレていることを意味する。
そこで、この場合には、第1センサ24aからの検出信
号が入力された場合とは逆に、前輪(右)23aを駆動
する駆動モータ26aの駆動速度を上げるように制御す
る。尚、本実施形態では、第2センサ24bと第3セン
サ24cとの検出領域及び誘導画像Aの大きさの関係
上、第3センサ24cからの検出信号が入力されたとき
には、第2センサ24bからの検出信号も入力されてい
る状態にある。
【0031】尚、例えば、第1センサ24aと第4セン
サ24dから、同時に検出信号が入力された場合には、
上記表1に従った駆動制御を組み合わせた制御を行う。
【0032】このように各模型馬20の駆動制御がなさ
れるので、所定の移動制御プログラムを実行するメイン
制御装置101は、誘導画像Aの表示制御を行う表示制
御装置103を用いて、各模型馬20の移動制御を行う
ことができる。
【0033】〔変形例1〕 図6は、本実施形態における画像認識手段の一変形例
(以下、本変形例を「変形例1」という。)を示す説明
図である。本変形例では、模型馬20の台車22に、6
つのフォトセンサ124a,124b,124c,12
4d,124e,124fが設けられている。そして、
演算部25は、誘導画像Cが第2センサ124b及び第
4センサ124dにのみ検出されている状態(安定状
態)を維持するように、上記実施形態と同様の駆動制御
を行う。ここで、誘導画像Cは、移動体の進行方向に沿
った長軸をもつ楕円形のものを用いている。これによ
り、この楕円形の長軸の向きを変えた場合、移動体の進
行方向も、その長軸に沿うように変更される。よって、
表示制御装置103により誘導画像Cの向きを表示制御
することで、移動体の姿勢を制御することができる。よ
って、模型馬20を用いて、実際の競走馬の走りをより
リアルに再現することができる。
【0034】尚、本実施形態では、画像認識手段として
4つのフォトセンサを用いて、誘導画像Aを追従する構
成について説明したが、例えば、1つのCCDカメラ等
で誘導画像Aを撮影し、その撮影画像を画像処理するこ
とにより、誘導画像Aが撮影画面の中央部分に位置する
ように移動体の駆動制御を行ってもよい。
【0035】〔変形例2〕 また、上記実施形態では、フィールド面4上に表示され
る誘導画像Aを追従させることで移動制御を行うもので
あったが、模型馬20の移動を制御するための移動制御
情報を伝達する制御情報伝達画像を、フィールド面4上
に表示して、模型馬20の演算部25に移動制御情報を
伝達し、その移動制御情報に基づいて模型馬20の移動
制御を行う構成としてもよい(以下、「変形例2」とい
う。)。
【0036】本変形例では、移動制御情報として、その
模型馬20が移動する移動方向情報及び移動速度情報を
用い、その移動制御情報を、制御情報伝達画像である図
7に示すようなバーコード画像で、模型馬20の演算部
25に伝達する。具体的には、上記実施形態1の模型馬
20に、フォトセンサ24の代わりに、制御情報画像読
取手段及び制御情報抽出手段としてのバーコードリーダ
を設ける。そして、このバーコードリーダにより、フィ
ールド面4上に表示されているバーコード画像を読み取
り、その移動制御情報を演算部25に送る。演算部25
は、駆動制御手段として機能し、バーコードリーダから
受け取った移動制御情報、すなわち、移動方向及び移動
速度で、模型馬20が移動するように、駆動手段として
の各駆動モータ26a,26bの駆動制御を行う。
【0037】本変形例の構成によれば、競馬ゲーム機1
本体のメイン制御装置101が、表示制御装置103を
用いて、移動制御情報を伝達するバーコード画像の表示
制御を行う。よって、競馬ゲーム機1本体のメイン制御
装置101は、所定の移動制御プログラムに従って、各
模型馬20ごとに、最適な移動制御情報をもつバーコー
ド画像を表示することで、各模型馬20の移動制御を行
うことができる。
【0038】また、このようにメイン制御装置101に
より各模型馬20の移動制御を一括して集中管理するの
で、各模型馬20の走行位置は、常にメイン制御装置1
01で認識されている。よって、各模型馬20に対して
最適な位置にバーコード画像を表示させることができ、
移動制御情報を模型馬20の演算部25に安定して伝達
することができる。また、メイン制御装置101は、各
模型馬20の走行位置を認識しているので、バーコード
画像を、各模型馬220をフィールド面4に投影したと
きの投影領域内にのみ表示することができる。よって、
プレイヤーに誘導画像が見られにくく、プレイヤーに対
して高い臨場感を与えることができる。
【0039】〔実施形態2〕 次に、本発明を、上記実施形態1と同様に、ゲーム装置
である競馬ゲーム機に適用した他の実施形態(以下、本
実施形態を「実施形態2」という。)について説明す
る。尚、本実施形態は、模型馬20の移動制御方法が異
なる以外は、上記実施形態1と同様であるので、以下、
その相違部分の構成及び動作についてのみ説明する。
【0040】図8は、模型馬220の台車部222にお
ける主な構成を示す説明図である。本実施形態における
メイン制御部17の表示制御装置103は、位置情報画
像表示制御手段として機能し、プラズマディスプレイ装
置を制御して、フィールド面4上に、位置情報伝達画像
であるバーコード画像Dを表示する。また、台車部22
2には、上記実施形態1のフォトセンサ24の代わり
に、バーコード画像Dを認識する位置情報画像読取手段
としてのバーコードリーダ224を備えている。このバ
ーコード画像Dは、表示制御装置103により、フィー
ルド面4上に規則的に多数表示することが可能であり、
各バーコード画像Dは、その表示位置を示す位置情報で
ある位置座標情報をそれぞれ有している。このバーコー
ド画像Dとしては、図7に示したような多種のブロック
パターンをもつものを利用することができる。
【0041】また、台車222には、競馬ゲーム機1本
体のメイン制御部100との間で、無線通信を行うため
の送受信装置227が設けられている。この送受信装置
227は、駆動制御手段を構成する位置情報送信手段と
して機能し、バーコードリーダ224が読み取ったバー
コード画像224の位置座標情報を送信する。また、こ
の送受信装置227は、駆動制御手段を構成する移動制
御情報受信手段として機能し、メイン制御部100から
送信される移動制御情報を受信する。そして、その移動
制御情報は、演算部225に送られ、移動制御が行われ
る。
【0042】図9は、本実施形態におけるメイン制御部
100の制御ブロック図である。このメイン制御部10
0は、上記実施形態1の構成に加え、データ通信装置1
09を備えている。このデータ通信装置109は、模型
馬220の送受信装置227から送信された位置座標情
報を受信する位置情報受信手段としての機能と、その位
置座標情報に応じた移動制御情報を送信する移動制御情
報送信手段としての機能とを有する。
【0043】図10は、本実施形態のおける模型馬22
0の移動制御の流れを示すフローチャートである。本実
施形態の移動制御では、まず、模型馬220のバーコー
ドリーダ224がバーコード画像Dから位置座標情報を
読み取ると(S1)、その位置座標情報が演算部225
に送られる。そして、演算部225は、その位置座標情
報を送受信装置227に送る。送受信装置227は、受
け取った位置座標情報で変調した被変調波を電波として
送信する(S2)。この電波は、法規制範囲内の微弱な
もので、その周波数は、混信を防ぐため各模型馬220
ごとに異なるものを使用する。
【0044】位置座標情報を載せた電波は、競馬ゲーム
機1のメイン制御部100のデータ通信装置109によ
り受信される(S3)。データ通信装置109では、受
信した電波を復調して位置座標情報を抽出し、その位置
座標情報をメイン制御装置101に出力する。メイン制
御装置101は、レース実行プログラムに従って、上記
模型馬220が位置する地点に応じた移動制御情報を算
出する。具体的には、メイン制御装置101は、受け取
った位置座標情報と、同じ模型馬220から受信した、
例えば1つ前の位置座標情報とから、その間に模型馬2
20が移動した移動方向及び移動速度を算出する(S
4)。そして、メイン制御装置101は、この移動方向
及び移動速度に基づき、レース実行プログラムに従っ
て、その模型馬220の移動方向及び移動速度を決定す
る。
【0045】このようにして、移動方向及び移動速度を
決定したメイン制御装置101は、その移動方向及び移
動速度を移動制御情報として、データ通信装置109に
出力する。そして、データ通信装置109は、その移動
制御情報を変調した被変調波を電波として送信する(S
5)。この電波が模型馬220の送受信装置227に受
信されると(S6)、復調されて移動制御情報が演算部
225に受け取られる。この移動制御情報を受け取った
演算部225は、駆動制御手段として機能し、その移動
制御情報に従って、前輪(右)23a及び前輪(左)2
3bを駆動する各駆動モータ26a,26bを、それぞ
れ制御する(S7)。これにより、模型馬220は、そ
の移動制御情報に含まれる移動方向及び移動速度で移動
する。
【0046】また、メイン制御装置101は、移動方向
及び移動速度を決定したら、その移動方向及び移動速度
に応じた画像表示命令を、表示制御装置103に出力す
る。これを受けた表示制御装置103は、フィールド面
4上に表示しているバーコード画像Dが、現在の表示地
点から、その移動方向及び移動速度に対応する地点へ移
動するように表示制御を行う(S8)。このように、模
型馬220の移動制御に対応させてバーコード画像Dの
表示制御を行うことで、模型馬220のバーコードリー
ダ224がバーコード画像を読み取ることができる読取
領域の周辺部分に、的確にバーコード画像Dを表示させ
ることができる。また、バーコードリーダ224の読取
領域を、模型馬220のフィールド面投影領域内にのみ
表示させれば、プレイヤーにバーコード画像Dが見られ
にくく、プレイヤーに対して高い臨場感を与えることが
できる。
【0047】以上の移動制御を連続的に行うことで、メ
イン制御装置101の移動制御の下、フィールド面4上
で、各模型馬220をそれぞれ自由に移動させることが
できる。特に、上記移動制御を短い時間間隔で行えば、
安定した細かい移動制御が可能となる。
【0048】また、レース実行プログラムが、レース開
始前に、各模型馬220の移動経路は決定されておら
ず、各模型馬220の着順だけが決まっているものであ
る場合、各模型馬220がその着順でゴールするよう
に、各模型馬220を移動制御することになる。この場
合には、一の模型馬220の移動制御情報を決定する
際、その模型馬220の直前の移動方向及び移動速度だ
けでなく、他の模型馬220の移動方向及び移動速度も
考慮に入れて、移動制御情報を決定する。
【0049】また、模型馬220の走行中に、バーコー
ドリーダ224がバーコード画像Dを見失う場合も考え
られる。この場合には、その模型馬220の移動制御が
不能となり、ゲーム進行の障害となる。そこで、本実施
形態では、このような事態が生じた場合、その模型馬2
20の位置を再認識するために、一瞬だけフィールド面
4の全体にバーコード画像Dを表示させる。以下、具体
的に説明する。
【0050】メイン制御装置101は、走行中の各模型
馬220からの位置情報が定期的に入力されるが、模型
馬220のバーコードリーダ224がバーコード画像D
を見失った場合、メイン制御装置101には、位置情報
が入力されなくなる。これにより、メイン制御装置10
1は、位置情報が入力されなくなった模型馬220のバ
ーコードリーダ224がバーコード画像Dを見失ったと
認識する。そして、メイン制御装置101は、位置認識
手段を構成する位置情報画像表示制御手段としての表示
制御装置103に画像表示命令を出力し、表示制御装置
103により、一瞬だけフィールド面4の全体にバーコ
ード画像Dを表示させる。このバーコード画像Dが表示
される時間は、極めて短時間であり、プレイヤーにはほ
とんど視認されることはない。
【0051】このように一瞬だけ表示されたバーコード
画像Dは、バーコード画像Dを見失った模型馬220の
位置認識手段を構成する位置情報画像読取手段としての
バーコードリーダ224に読み取られることになる。よ
って、その読み取った位置情報がメイン制御装置101
に入力されることで、その模型馬220の移動制御を復
帰させることができる。
【0052】尚、このような移動制御を復帰させる構成
は、上記実施形態1の競馬ゲーム機1にも、誘導画像A
を見失った模型馬20に、実施形態2のようなバーコー
ドリーダ224及び送受信装置227を設けることで、
同様にして適用することができる。
【0053】上記実施形態1及び2においては、競馬ゲ
ームを行う競馬ゲーム機1について説明したが、本発明
は、フィールド部上を移動する移動体を移動制御するよ
うなゲーム装置であれば、例えば、競馬ゲーム、自動車
レースゲーム、ボートレースゲーム、競輪ゲーム等の競
争ゲーム、あるいは、サッカーゲーム、アイスホッケー
ゲーム等の対戦ゲームなどにも、同様に適用することが
できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1乃至の発明によれば、プレイ
ヤーが見るプレイフィールドの状況を簡単かつ迅速に変
更することができるという優れた効果がある。この結
果、プレイフィールドに実際のレース等を従来よりもリ
アルに再現することが可能となる。しかも、移動体の下
方に配置される誘導車等の機構が必要なく、簡便な構成
で移動体の移動制御を行うことができるという優れた効
果もある。特に、請求項2の発明によれば、ゲーム状況
に応じた種々のプレイフィールドを表現することが可能
となるという優れた効果がある。また、請求項3及び4
の発明によれば、移動体自体に、移動制御に関する通信
手段を設ける必要がなく、通信不良による不具合をなく
し、低コスト化を実現することが可能となるという優れ
た効果がある。特に、本発明を、多数の移動体を用いる
競馬ゲーム装置等に適用する場合には、その効果による
利益は大きい。また、請求項4の発明によれば、移動面
上を移動する移動体の姿勢を制御することができるの
で、移動体の動きを多彩に表現することが可能となると
いう優れた効果がある。また、請求項5及び6の発明に
よれば、移動制御画像を一旦見失った移動体に対して、
再度、移動制御を行うことができるので、安定したゲー
ム進行が可能となるという優れた効果がある。また、移
動体の位置を常に認識するように構成すれば、安定した
移動制御が可能となるという優れた効果もある。特に、
本発明を、複数の移動体を用いる競馬ゲーム装置等に適
用する場合には、これら移動体の移動制御を一括して集
中管理することができ、ゲーム性の高いゲームを展開す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る競馬ゲーム機に用いる模型馬
の台車部における主な構成を示す説明図。
【図2】同競馬ゲーム機の一例を示す外観図。
【図3】同競馬ゲーム機の動作を統合的に制御するため
のメイン制御部を示す制御ブロック図。
【図4】同競馬ゲーム機のステーション制御部を示す制
御ブロック図。
【図5】同競馬ゲーム機のフィールド面上を走行する模
型馬の概略構成を示す説明図。
【図6】変形例1に係る模型馬の台車部における主な構
成を示す説明図。
【図7】フィールド面に表示されるバーコード画像の一
例を示す正面図である。
【図8】実施形態2に係る競馬ゲーム機に用いる模型馬
の台車部における主な構成を示す説明図。
【図9】同競馬ゲーム機の動作を統合的に制御するため
のメイン制御部を示す制御ブロック図。
【図10】同競馬ゲーム機における模型馬の移動制御の
流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 競馬ゲーム機 2 フィールド部 4 フィールド面 10 ステーション 20,200 模型馬 21 模型部 22 台車部 23 車輪 24 フォトセンサ 25,225 演算部 26,226 駆動モータ 227 送受信装置 100 メイン制御部 101 メイン制御装置 102 走行制御装置 103 表示制御装置 103a 画像データ用ROM 109 データ通信装置 200 ステーション制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−299587(JP,A) 特開 平10−219976(JP,A) 特開 平10−33836(JP,A) 特開 平6−269574(JP,A) 特開 平8−224371(JP,A) 特開 平11−244522(JP,A) 特開 平10−71276(JP,A) 実開 平1−65095(JP,U) 実開 昭56−96462(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/00 - 9/30 A63F 13/00 - 13/12 A63H 1/00 - 37/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動手段を備えた移動体と、 上記駆動手段を制御して、該移動体の移動制御を行う移
    動体制御手段とを備え、 プレイフィールドを形成するフィールド部の移動面上を
    上記移動体が移動するゲームを実行するゲーム装置にお
    いて、 上記移動面上にフィールド画像を表示するフィールド画
    像表示手段と、 フィールド画像の画像情報を記録する画像情報記録媒体
    と、 上記画像情報記録媒体に記録された画像情報に基づくフ
    ィールド画像を上記移動面上に表示させるべく、上記フ
    ィールド画像表示手段を制御するフィールド画像表示制
    御手段とを有し、 上記移動体制御手段は、 上記移動体の移動を制御するための移動制御画像が該移
    動体が移動する移動経路に沿って移動するように、上記
    フィールド画像が表示された移動面上に該移動制御画像
    を表示させるべく、上記フィールド画像表示手段を制御
    する移動制御画像表示制御手段と、 上記移動体に設けられ、上記移動面上に表示された移動
    制御画像を追従するように、上記駆動手段を制御する駆
    動制御手段とを有することを特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】請求項1のゲーム装置において、 上記画像情報記録媒体は、上記画像情報を複数記録し、 上記フィールド画像表示制御手段は、所定の選択条件に
    従って、上記画像情報記録媒体に記録された画像情報の
    中から、上記移動面上に表示させるフィールド画像の画
    像情報を選択する画像情報選択手段を有することを特徴
    とするゲーム装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のゲーム装置において、 上記駆動制御手段は、上記移動面上に表示された移動制
    御画像を認識する画像認識手段を有し、該画像認識手段
    で認識した移動制御画像が上記移動体に対して所定の位
    置に位置決めされるように、上記駆動手段を制御するこ
    とを特徴とするゲーム装置。
  4. 【請求項4】請求項3のゲーム装置において、 上記画像認識手段は、上記移動面上に表示された移動制
    御画像を、複数の異なる箇所で認識し、 上記駆動制御手段は、上記複数の異なる箇所で認識した
    移動制御画像が、上記移動体に対して所定の位置にそれ
    ぞれ位置決めされるように上記駆動手段を制御すること
    を特徴とするゲーム装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4のゲーム装置にお
    いて、 上記移動面上における上記移動体の位置を認識する位置
    認識手段を有し、 上記移動制御画像表示制御手段は、上記位置認識手段で
    認識した位置情報に基づいて、上記移動制御画像の表示
    制御を行うことを特徴とするゲーム装置。
  6. 【請求項6】請求項5のゲーム装置において、 上記位置認識手段は、 上記移動面上の位置を特定する位置情報を伝達する位置
    情報伝達画像を、上記フィールド画像が表示された移動
    面上に表示させるべく、上記フィールド画像表示手段を
    制御する位置情報画像表示制御手段と、 上記移動体に設けられ、上記移動面上に表示された位置
    情報伝達画像を読み取る位置情報画像読取手段と、 上記位置情報画像読取手段で読み取った位置情報伝達画
    像のもつ位置情報を、上記移動体外部に向けて送信する
    位置情報送信手段と、 上記移動体外部に設けられ、上記位置情報送信手段から
    送信された位置情報を受信する位置情報受信手段とを有
    し、 上記移動制御画像表示制御手段は、上記位置情報受信手
    段で受信した位置情報に基づいて上記表示制御を行うこ
    とを特徴とするゲーム装置。
JP2000377165A 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置 Expired - Fee Related JP3508855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377165A JP3508855B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377165A JP3508855B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002177635A JP2002177635A (ja) 2002-06-25
JP3508855B2 true JP3508855B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=18845930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377165A Expired - Fee Related JP3508855B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3508855B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3062265B1 (en) * 2002-09-26 2019-07-03 Kenji Yoshida Dot pattern
JP4528113B2 (ja) * 2004-12-28 2010-08-18 株式会社タカラトミー 走行玩具
JP5083521B2 (ja) * 2007-08-06 2012-11-28 株式会社セガ ゲーム装置
DE102008057389B4 (de) 2008-11-14 2011-03-17 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Transport eines Objekts über eine Oberfläche

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940074Y2 (ja) * 1979-12-25 1984-11-12 シャープ株式会社 玩具
JPH0428639Y2 (ja) * 1987-10-21 1992-07-10
JPH06269574A (ja) * 1993-03-23 1994-09-27 Kenji Mimura 車両玩具走行装置
JP2668343B2 (ja) * 1995-02-21 1997-10-27 コナミ株式会社 競争ゲーム装置
JP3317815B2 (ja) * 1995-05-12 2002-08-26 株式会社セガ ゲーム装置
JP3869500B2 (ja) * 1996-08-30 2007-01-17 株式会社タイトー 走行体の復帰制御装置及び走行体の復帰制御方法
JPH10219976A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Brother Ind Ltd 床 材
JP2913501B2 (ja) * 1997-04-25 1999-06-28 株式会社セガ・エンタープライゼス 走行玩具及び遊技システム
JPH11244522A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Seiko Precision Inc 競争ゲーム装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002177635A (ja) 2002-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001224840A (ja) ゲームシステム
JP3508855B2 (ja) ゲーム装置
TW557228B (en) Racing game machine
JP3871338B2 (ja) ゲームシステムおよび情報記憶媒体
JP3880229B2 (ja) ゲームシステムおよび情報記憶媒体
JP2006149577A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理行程を実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記憶する記憶媒体
JP5452887B2 (ja) ゲーム装置、ペン入力デバイス
JP6876371B2 (ja) 入力装置
JP3684651B2 (ja) ラリーゲーム装置及びその記憶媒体
JP4656547B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理行程を実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記憶する記憶媒体
JP6887756B2 (ja) ゲーム装置
JP6758850B2 (ja) 入力装置
JP6758848B2 (ja) ゲーム装置
JP4162152B2 (ja) ゲームシステムおよび情報記憶媒体
JP2001276431A (ja) ゲーム装置及び情報記憶媒体
JP7119050B2 (ja) ゲーム装置
JP6910757B2 (ja) ゲーム装置
JP4728273B2 (ja) ゲーム装置
JP2965035B2 (ja) 競争ゲーム装置及びその制御方法
JP3579165B2 (ja) ゲームシステム
JP2021151503A (ja) 入力装置
JP6758849B2 (ja) 入力装置
JP3084412B2 (ja) 競争ゲーム装置及びその制御方法
JP2023021285A (ja) 入力装置
JP3910996B2 (ja) ゲームシステムおよび情報記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031216

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees