JP2002177635A - 画像表示装置、移動体制御装置、移動体制御方法及びゲーム装置 - Google Patents

画像表示装置、移動体制御装置、移動体制御方法及びゲーム装置

Info

Publication number
JP2002177635A
JP2002177635A JP2000377165A JP2000377165A JP2002177635A JP 2002177635 A JP2002177635 A JP 2002177635A JP 2000377165 A JP2000377165 A JP 2000377165A JP 2000377165 A JP2000377165 A JP 2000377165A JP 2002177635 A JP2002177635 A JP 2002177635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
moving
control
movement
movement control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000377165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3508855B2 (ja
Inventor
Tetsuo Ishida
哲夫 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konami Group Corp
Original Assignee
Konami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konami Corp filed Critical Konami Corp
Priority to JP2000377165A priority Critical patent/JP3508855B2/ja
Publication of JP2002177635A publication Critical patent/JP2002177635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3508855B2 publication Critical patent/JP3508855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレイヤーが見るプレイフィールドの状況を
簡単かつ迅速に変更することができるフィールド部を構
成することである。 【解決手段】 競馬ゲーム機の模型馬は、競馬場の馬場
の画像が表示されたプラズマディスプレイの画面(フィ
ールド面)4上を走行し、レースを展開する。この模型
馬の台車部22は、フィールド面4に映し出される誘導
画像Aを検出する4つのフォトセンサ24a,24b,
24c,24dを有し、そのフォトセンサの検出信号を
基に、演算部25が誘導画像Aを追従するように駆動モ
ータ26a,26bを制御する。これにより、模型馬
は、フィールド面4に映し出される誘導画像Aに追従す
るように移動する。よって、競馬ゲーム機本体では、フ
ィールド面に映し出す誘導画像Aの表示制御により、各
模型馬の移動制御を行うことができる。また、プラズマ
ディスプレイに表示する画像を変えるだけで、異なるプ
レイフィールドを演出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動制御された移
動体が移動するフィールド部を構成する画像表示装置、
この画像表示装置で構成されたフィールド部上を移動す
る移動体の移動制御を行う移動体制御装置及び移動体制
御方法、並びに、この画像表示装置で構成されたフィー
ルド部上を移動する移動体を用いたゲーム装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゲーム装置としては、競
馬ゲーム、自動車レースゲーム、ボートレースゲーム、
競輪ゲーム等の競争ゲーム、あるいは、サッカーゲー
ム、アイスホッケーゲーム等の対戦ゲームなどに適用さ
れるものが知られている。この種のゲーム装置において
は、競馬ゲームを例に挙げて説明すると、プレイヤー
は、競馬場のコースを模したフィールド部上を移動する
競走馬を模した模型馬(移動体)の着順を予想し、その
後、複数の模型馬が実際に走行するフィールド部上のプ
レイフィールドで展開されるレースを観戦することがで
きる。このような競馬ゲーム装置では、競馬レースの臨
場感を出すために、一般に、人口芝等を敷き詰めたアク
リル板等の上に実際の競馬場に模した模型などが形成さ
れたフィールド部でプレイフィールドを形成する。ま
た、競馬ゲーム装置に限らず、フィールド部上に移動体
を移動させるような他のゲーム装置であっても、そのゲ
ームの臨場感を出すために、そのフィールド部が模型等
により形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、模型馬等の移動体が移動するフィールド部を模型等
で形成すると、プレイフィールドの状況を変更するに
は、その模型等を作り直し、ゲーム装置にセットし直す
必要がある。よって、従来のゲーム装置では、プレイフ
ィールドの状況を変更するのが困難であるという問題が
あった。この結果、例えば競馬ゲームにおいて、実際の
競馬レースでは芝コースやダートコース等の多種のコー
ス状況でレースが展開されるが、このような多種のコー
スをプレイフィールド上に表現することができない。ま
た、実際の競馬レースでは、天候等によりコース状況が
刻々と変化するが、このような状況の変化もプレイフィ
ールド上に表現することができない。このため、実際の
競馬レースをリアルに再現することができなかった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、プレイヤーが見るプレ
イフィールドの状況を簡単かつ迅速に変更することがで
きるフィールド部を構成可能な画像表示装置、この画像
表示装置で構成されたフィールド部上を移動する移動体
の移動制御を行う移動体制御装置及び移動体制御方法、
並びに、この画像表示装置で構成されたフィールド部上
を移動する移動体を用いたゲーム装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、移動制御された移動体が移動す
る移動面上に表示されるフィールド画像の画像情報を記
録する画像情報記録媒体と、上記画像情報記録媒体に記
録された画像情報に基づくフィールド画像を、上記移動
面上に表示するフィールド画像表示手段とを有すること
を特徴とする画像表示装置である。
【0006】この画像表示装置においては、フィールド
画像表示手段により、移動面上にフィールド画像を表示
し、この移動面上を移動体が移動する。すなわち、人工
芝や模型等で表現していたプレイフィールドの少なくと
も一部は、画像情報に基づくフィールド画像で表現され
る。よって、プレイフィールドの状況を変更する場合に
は、移動面上に表示するフィールド画像を変更すればよ
く、プレイフィールドの状況を簡単かつ迅速に変更する
ことができる。尚、移動面は、フィールド画像が表示さ
れる画像表示面と同一であっても、透明アクリル板等に
より画像表示面上に別個に設けられる面であってもよ
い。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の画像
表示装置において、上記画像情報記録媒体は、上記画像
情報を複数記録し、所定の選択条件に従って、上記画像
情報記録媒体に記録された画像情報の中から、上記フィ
ールド画像表示手段が表示するフィールド画像の画像情
報を選択する画像情報選択手段を有することを特徴とす
るものである。
【0008】この画像表示装置においては、画像情報記
録媒体に、複数のフィールド画像の画像情報を記録して
いる。そして、所定の選択条件に従って、これら画像情
報の中から画像情報選択手段により画像情報を選択し、
選択された画像情報に基づくフィールド画像を、フィー
ルド画像表示手段により移動面上に表示する。ここで、
「所定の選択条件」としては、本画像表示装置が使用さ
れるゲーム装置のゲーム内容等に応じて種々考えられ
る。例えば、本画像表示装置を、実際の競馬レースを再
現するような競馬ゲーム装置に適用した場合、その競馬
ゲーム装置で再現するレース場の種類を選択条件とし
て、そのレース場に応じたフィールド画像を表示する。
これにより、例えば、競馬ゲーム装置で再現するレース
場が、ダートコースのときにはダートコースのフィール
ド画像を表示し、芝コースのときには芝コースのフィー
ルド画像を表示することができる。
【0009】また、従来のゲーム装置では、フィールド
部が模型等で形成されているので、例えば、競馬ゲーム
装置に使用していたフィールド部は競馬ゲーム装置にし
か利用できなかった。しかし、本請求項の画像表示装置
においては、移動面上に表示するフィールド画像を切り
換えることで、多種のプレイフィールドを表現すること
ができるので、1つのゲーム装置を多種のゲームに利用
することが可能となる。よって、既存のゲーム装置本体
を、他種のゲーム装置に流用したり、ゲーム内容を他種
のゲーム内容に切り換えたりすることが容易となる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の画像表示装置において、所定の変更条件に従って、上
記フィールド画像表示手段が表示するフィールド画像を
経時的に変更する表示画像変更手段を有することを特徴
とするものである。
【0011】この画像表示装置においては、所定の変更
条件に従って、表示画像変更手段により、移動面上に表
示されるフィールド画像を経時的に変更するので、ゲー
ム進行に応じて、刻々と変化するプレイフィールドを表
現することができる。ここで、「所定の変更条件」とし
ては、本画像表示装置が使用されるゲーム装置のゲーム
内容等に応じて種々考えられる。例えば、本画像表示装
置を、実際の競馬レースを再現するような競馬ゲーム装
置に適用した場合、その競馬ゲーム装置の競馬レースの
天候を変更条件として、その天候に応じたフィールド画
像を表示する。これにより、レース中に雨が降ってきた
場合をプレイフィールドに再現する等が可能となる。ま
た、移動体である模型馬による土煙りなどの映像を移動
面上に表示させる等の細かい演出も可能となる。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1、2又
は3の画像表示装置によりフィールド画像が表示された
移動面上を移動する移動体の移動制御を行う移動体制御
装置であって、上記移動体の移動を制御するための移動
制御画像を、上記移動面上に表示する移動制御画像表示
手段と、上記移動体に設けられ、上記移動制御画像表示
手段により表示された移動制御画像に基づいて、該移動
体を移動させる移動手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0013】従来の移動体制御装置は、例えば、特開平
8−822号公報に開示されているように、フィールド
部の下側に移動体を磁力等で誘導する誘導車を配置し、
その誘導車の移動を制御することで、移動体の移動制御
を行っていた。しかし、請求項1、2又は3の画像表示
装置の移動面上を移動する移動体は、そのフィールド部
が従来とは全く異なる構造であるため、従来の移動体制
御装置によっては移動制御することはできない。そこ
で、本請求項の移動体制御装置では、移動制御画像表示
手段により、移動体の移動を制御するための移動制御画
像を、その移動体が移動する移動面上に表示する。そし
て、移動体に設けられた移動手段が、移動面上に表示さ
れた移動制御画像に基づいて、その移動体を移動させ
る。この移動体制御装置でよれば、請求項1、2又は3
の画像表示装置の移動面上を移動する移動体の移動制御
を行うことが可能となる。
【0014】また、従来の移動体制御装置のように移動
体を磁力により誘導する場合、移動体は、重力と磁力の
作用を受けるので移動負荷が大きく、移動体の移動には
ある程度高い駆動トルクが必要であった。しかし、本請
求項の移動体制御装置においては、移動体にかかる移動
負荷は、重力による自重のみであるので、移動体の移動
に必要な駆動トルクを、従来よりも小さくすることがで
きる。この結果、移動体の運動性能が上がり、従来より
も精密な移動制御が可能となる。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項4の移動
体制御装置において、上記移動制御画像表示手段は、上
記移動体を上記移動面上に投影したときの投影領域内に
のみ、上記移動制御画像を表示することを特徴とするも
のである。
【0016】この移動体制御装置においては、移動体を
移動面上に投影したときの投影領域内にのみ、移動制御
画像を表示する。これにより、プレイヤーから見て、そ
の移動制御画像は移動体に隠れて見えにくくなる。よっ
て、プレイヤーに見えるフィールド画像部分は、移動体
を制御するための移動制御画像に邪魔されることなく、
移動面上に表示することができる。
【0017】また、請求項6の発明は、請求項4又は5
の移動体制御装置において、上記移動制御画像表示手段
は、上記移動体が移動する移動経路に沿って上記移動制
御画像が移動するように、該移動制御画像を表示し、上
記移動手段は、上記移動制御画像表示手段により表示さ
れた移動制御画像を追従するように、上記移動体を移動
させることを特徴とするものである。
【0018】この移動体制御装置においては、移動制御
画像が移動体の移動する移動経路に沿って移動するよう
に移動面上に表示される。そして、移動体は、移動手段
により、その移動制御画像を追従するように移動する。
よって、移動制御画像表示手段により表示される移動制
御画像の移動パターンに従って、移動体を移動させるこ
とができる。すなわち、その移動制御画像の移動パター
ンにより、移動体の移動制御を行うことができる。
【0019】また、請求項7の発明は、請求項6の移動
体制御装置において、上記移動手段は、上記移動制御画
像表示手段により表示された移動制御画像を認識する画
像認識手段と、上記画像認識手段で認識した移動制御画
像が、上記移動体に対して所定の位置に位置決めされる
ように、該移動体の移動制御を行う移動制御手段と、上
記移動制御手段の移動制御に従って、上記移動体を駆動
する移動体駆動手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0020】この移動体制御装置においては、移動体に
設けられる移動手段を、画像認識手段、移動制御手段及
び移動体駆動手段により構成する。すなわち、移動面上
に表示された移動制御画像を画像認識手段で認識し、そ
の移動制御画像が移動体に対して所定の位置に位置決め
されるように、移動制御手段により移動体駆動手段を制
御して、その移動体を移動させる。この構成によれば、
移動体の外部に設けられたゲーム装置本体の制御部等と
の間で、移動体の移動制御に関する通信を行う必要がな
い。
【0021】また、請求項8の発明は、請求項7の移動
体制御装置において、上記画像認識手段は、上記移動面
上に表示される移動制御画像を、複数の異なる地点で認
識し、上記移動制御手段は、上記複数の異なる地点で認
識した移動制御画像が、上記移動体に対して所定の位置
に位置決めされるように移動制御を行うことを特徴とす
るものである。
【0022】この移動体制御装置においては、移動面上
に表示される移動制御画像を、画像認識手段により複数
の異なる地点で認識する。そして、移動制御手段は、こ
の複数の異なる地点で認識した移動制御画像が移動体に
対して所定の位置に位置決めされるように移動制御を行
う。これにより、移動体は、少なくとも2箇所で移動制
御画像を認識しながら、これに追従して移動することに
なる。よって、移動制御画像を追従する際の移動体の姿
勢を固定することができる。したがって、その移動制御
画像の形状、画像認識手段により移動制御画像を認識す
る地点などを適宜設定することで、移動体の姿勢を制御
することができる。
【0023】また、請求項9の発明は、請求項7又は8
の移動体制御装置において、上記移動制御画像表示手段
は、上記フィールド画像表示手段が表示するフィールド
画像に対してコントラストのある移動制御画像を表示す
ることを特徴とするものである。
【0024】この移動体制御装置においては、移動制御
画像として、フィールド画像に対してコントラストがあ
る画像を用いているので、移動体に設けられる画像認識
手段は、フィールド画像と移動制御画像とを識別しやす
くなる。これにより、画像認識手段は、安定して移動制
御画像を認識することが可能となる。また、画像認識手
段として、比較的画像認識性能の低く安価なものを用い
ることができるので、低コスト化を図ることも可能とな
る。
【0025】また、請求項10の発明は、請求項7又は
8の移動体制御装置において、上記移動制御画像表示手
段は、上記移動制御画像の周囲に、該移動制御画像に対
してコントラストのある画像を表示することを特徴とす
るものである。
【0026】この移動体制御装置においては、フィール
ド画像に関係なく、移動制御画像とその周囲の画像を用
いることができる。よって、画像認識手段の特性に応じ
て、最適な移動制御画像及び周囲画像を選択することが
できる。より高い安定性をもって画像認識手段による画
像認識を行うことができる。
【0027】また、請求項11の発明は、請求項4又は
5の移動体制御装置において、上記移動制御画像表示手
段は、上記移動制御画像として、上記移動体の移動を制
御するための移動制御情報を伝達する制御情報伝達画像
を表示し、上記移動手段は、上記移動制御画像表示手段
により表示される制御情報伝達画像に応じた移動制御情
報に基づいて、上記移動体を移動させることを特徴とす
るものである。
【0028】この移動体制御装置においては、移動制御
画像として、移動体の移動を制御するための移動制御情
報を伝達する制御情報伝達画像を用いる。そして、移動
体は、移動手段により、その制御情報伝達画像に応じた
移動制御情報に基づいて移動する。よって、移動制御画
像表示手段により表示される制御情報伝達画像により伝
達される移動制御情報により、移動体を移動させること
ができる。すなわち、その移動制御情報の内容により、
移動体の移動制御を行うことができるので、移動体の下
方に配置される誘導車等の機構が必要なく、簡便に構成
で移動体の移動制御を行うことができる。ここで、移動
制御情報としては、移動体の移動方向を示す移動方向情
報や、移動体の移動速度を示す移動速度情報等を意味す
る。このような移動制御情報を、制御情報伝達画像によ
り移動体の移動手段に伝達する時間間隔を短くするほ
ど、より細かい移動制御が可能となる。
【0029】また、請求項12の発明は、請求項11の
移動体制御装置において、上記移動手段は、上記移動制
御画像表示手段により表示された制御情報伝達画像を読
み取る制御情報画像読取手段と、上記制御情報画像読取
手段で読み取った制御情報伝達画像から、上記移動制御
情報を抽出する制御情報抽出手段と、上記制御情報抽出
手段で抽出した移動制御情報に基づいて、上記移動体の
移動制御を行う移動制御手段と、上記移動制御手段の移
動制御に従って、上記移動体を駆動する移動体駆動手段
とを有することを特徴とするものである。
【0030】この移動体制御装置においては、移動体に
設けられる移動手段を、制御情報画像読取手段、制御情
報抽出手段、移動制御手段及び移動体駆動手段により構
成する。すなわち、移動面上に表示された制御情報伝達
画像を制御情報画像読取手段で読み取り、その制御情報
伝達画像から、制御情報抽出手段により移動制御情報を
抽出する。そして、移動制御手段は、その移動制御情報
の基づいて、移動体駆動手段を制御し、その移動体を移
動させる。この構成によれば、移動体の外部に設けられ
たゲーム装置本体の制御部等との間で、移動体の移動制
御に関する通信を行う必要がない。
【0031】また、請求項13の発明は、請求項12の
移動体制御装置において、上記制御情報伝達画像は、上
記移動制御情報をバーコード情報として有するバーコー
ド画像であることを特徴とするものである。
【0032】この移動体制御装置においては、制御情報
伝達画像として、移動制御情報をバーコード情報として
有するバーコード画像を用いる。これにより、このバー
コード画像を読み取る制御情報画像読取手段には、安価
で広く普及しているバーコードリーダを利用することが
でき、低コスト化を実現することが可能となる。特に、
本移動体制御装置を、多数の移動体を用いる競馬ゲーム
装置等に適用する場合には、その効果による利益は大き
い。また、近年のバーコードの技術水準であれば、その
バーコード画像が占める画像領域が非常に小さくて済む
ため、単位面積当たりの表示数が多くなり、精密な移動
制御が可能となる。
【0033】また、請求項14の発明は、請求項4、
5、6、7、8、9、10、11、12又は13の移動
体制御装置において、上記移動面上における上記移動体
の位置を認識する位置認識手段と、上記位置認識手段で
認識した位置情報に基づいて、上記移動制御画像表示手
段の表示制御を行う表示制御手段とを有することを特徴
とするものである。
【0034】上述した移動体制御装置は、移動制御画像
を移動面上に表示し、その移動制御画像に基づいて移動
体を移動させるので、移動体が移動面上に表示されてい
る移動制御画像を一旦見失うと、その移動体の移動制御
ができなくなる。そこで、本請求項の移動体制御装置に
おいては、位置認識手段により、移動面上を移動する移
動体の位置を認識し、その位置情報に基づいて、表示制
御手段により、移動制御画像の表示制御を行う。よっ
て、移動体が移動制御画像を一旦見失った場合でも、例
えば、認識した移動体の位置情報により、その移動体が
移動制御画像を見つけることができる位置に、移動制御
画像を表示させることができる。これにより、移動制御
画像を一旦見失った移動体に対して、再度、移動制御を
行うことができるようになる。また、移動体が移動面上
を移動している間、位置認識手段が、常に、その移動体
の位置を認識しているものであれば、常に、最適な位置
に移動制御画像を表示することができ、安定した移動制
御が可能となる。
【0035】また、請求項15の発明は、請求項14の
移動体制御装置において、上記位置認識手段は、上記移
動面上の位置を特定する位置情報を伝達する位置情報伝
達画像を表示する位置情報画像表示手段と、上記移動体
に設けられ、上記位置情報画像表示手段により表示され
た位置情報伝達画像を読み取る位置情報画像読取手段
と、上記位置情報画像読取手段で読み取った位置情報伝
達画像のもつ位置情報を、上記移動体外部に向けて送信
する位置情報送信手段と、上記移動体外部に設けられ、
上記位置情報送信手段から送信された位置情報を受信す
る位置情報受信手段とを有し、上記表示制御手段は、上
記位置情報受信手段で受信した位置情報に基づいて、上
記移動制御画像表示手段の表示制御を行うことを特徴と
するものである。
【0036】この移動体制御装置においては、移動体の
位置を認識する位置認識手段を、位置情報画像表示手
段、位置情報画像読取手段、位置情報送信手段及び位置
情報受信手段により構成する。すなわち、位置情報画像
表示手段により、移動面上に表示された位置情報を伝達
する位置情報伝達画像を、移動体に設けらた位置情報画
像読取手段により読み取り、その位置情報伝達画像のも
つ位置情報を、位置情報送信手段により、移動体外部に
向けて送信する。この位置情報は、移動体外部に設けら
れた位置情報受信手段により受信される。そして、その
受信した位置情報は、表示制御手段により移動制御画像
表示手段の表示制御に利用される。このように、移動体
の位置情報をフィードバックして、移動制御画像表示手
段の表示制御に利用することで、最適な位置に移動制御
画像を表示することができ、安定した移動制御が可能と
なる。
【0037】また、請求項16の発明は、請求項1、2
又は3の画像表示装置によりフィールド画像が表示され
た移動面上を移動する移動体の移動制御を行う移動体制
御装置であって、上記移動面上の位置を特定する位置情
報を伝達する位置情報伝達画像を、該移動面上に表示す
る位置情報画像表示手段と、上記移動体に設けられ、上
記位置情報画像表示手段により表示された位置情報伝達
画像を読み取る位置情報画像読取手段と、上記位置情報
画像読取手段で読み取った位置情報伝達画像のもつ位置
情報に応じて、上記移動体の移動制御を行う移動制御手
段と、上記移動制御手段の移動制御に従って、上記移動
体を駆動する移動体駆動手段とを有することを特徴とす
るものである。
【0038】この移動体制御装置においては、位置情報
画像表示手段により、移動面上の位置を特定する位置情
報を伝達する位置情報伝達画像を、その移動面上に表示
する。そして、移動体に設けられた位置情報画像読取手
段により、その位置情報伝達画像を読み取り、その位置
情報伝達画像のもつ位置情報に応じて、移動制御手段に
より移動体駆動手段を制御して、その移動体を移動させ
る。この移動体制御装置でよれば、請求項1、2又は3
の画像表示装置の移動面上を移動する移動体の移動制御
を行うことが可能となる。尚、移動制御手段は、移動体
に設けても、移動体外部に設けてもよいが、多数の移動
体の移動制御を行う場合には、個々の移動体に移動制御
手段を設けるよりも、移動体外部に設けた方が、移動制
御の管理が容易で、かつ、低コスト化を実現することが
できる。
【0039】また、請求項17の発明は、請求項16の
移動体制御装置において、上記位置情報画像表示手段
は、上記移動体を上記移動面上に投影したときの投影領
域内にのみ、上記位置情報伝達画像を表示することを特
徴とするものである。
【0040】この移動体制御装置においては、移動体を
移動面上に投影したときの投影領域内にのみ、位置情報
伝達画像を表示する。これにより、プレイヤーから見
て、その位置情報伝達画像は移動体に隠れて見えにくく
なる。よって、プレイヤーに見えるフィールド画像部分
は、移動体に位置情報を伝達するための位置情報伝達画
像に邪魔されることなく、移動面上に表示することがで
きる。
【0041】また、請求項18の発明は、請求項16又
は17の移動体制御装置において、上記移動制御手段
は、上記移動体に設けられ、上記位置情報抽出手段で抽
出した位置情報を該移動体外部に向けて送信する位置情
報送信手段と、上記移動体外部に設けられ、上記位置情
報送信手段から送信された位置情報を受信する位置情報
受信手段と、上記移動体外部に設けられ、上記位置情報
受信手段により受信した位置情報に応じた移動制御情報
を該移動体に向けて送信する移動制御情報送信手段と、
上記移動体に設けられ、上記移動制御情報送信手段から
送信された移動制御情報を受信する移動制御情報受信手
段と、上記移動体に設けられ、上記移動制御情報受信手
段で受信した移動制御情報に基づいて、上記移動体駆動
手段の駆動を制御する駆動制御手段とを有することを特
徴とするものである。
【0042】この移動体制御装置においては、移動体の
移動制御を行う移動制御手段を、位置情報送信手段、位
置情報受信手段、移動制御情報送信手段、移動制御情報
受信手段及び駆動制御手段により構成する。すなわち、
位置情報画像読取手段により読み取った位置情報伝達画
像のもつ位置情報を、位置情報送信手段により、移動体
外部に向けて送信する。この位置情報は、移動体外部に
設けられた位置情報受信手段により受信される。そし
て、その受信した位置情報に応じた移動制御情報が、移
動制御情報送信手段により移動体に向けて送信される
と、この移動制御情報を、移動体に設けられた移動制御
情報受信手段により受信される。このようにして移動制
御情報が移動体側に受け渡されると、移動体の駆動制御
手段は、その移動制御情報に基づいて移動体駆動手段の
駆動を制御し、移動体を移動させる。このように、移動
体の位置情報を移動体外部に設けられた移動制御情報送
信手段にフィードバックし、その移動制御情報送信手段
から、移動体に設けられた駆動制御手段を制御すること
で、移動体自体に、位置情報に基づいて移動制御情報を
演算するような構成が必要でない。
【0043】また、請求項19の発明は、請求項1、2
又は3の画像表示装置によりフィールド画像が表示され
た移動面上を移動する移動体の移動制御を行う移動体制
御方法であって、上記移動体の移動を制御するための移
動制御画像を、上記移動面上に表示する移動制御画像表
示工程と、上記移動制御画像表示工程で表示された移動
制御画像に基づいて、上記移動体を移動させる移動工程
とを有することを特徴とするものである。
【0044】この移動体制御方法においては、請求項4
の移動体制御装置の各手段が実行する処理と同様の処理
を行うことで、請求項1、2又は3の画像表示装置の移
動面上を移動する移動体の移動制御を行うことが可能と
なり、また、移動体の運動性能を上げ、従来よりも精密
な移動制御が可能となる。
【0045】また、請求項20の発明は、請求項19の
移動体制御方法において、上記移動制御画像表示工程で
は、上記移動体が移動する移動経路に沿って上記移動制
御画像が移動するように、該移動制御画像を表示し、上
記移動工程では、上記移動制御画像表示工程で表示され
た移動制御画像を追従するように、上記移動体を移動さ
せることを特徴とするものである。
【0046】この移動体制御方法においては、請求項6
の移動体制御装置の各手段が実行する処理と同様の処理
を行うことで、移動制御画像の移動パターンにより、移
動体の移動制御を行うことができ、移動体の下方に誘導
車等を配置する従来の機構が必要でなく、簡便に構成で
移動体の移動制御を行うことができる。
【0047】また、請求項21の発明は、請求項19の
移動体制御方法において、上記移動制御画像表示工程で
は、上記移動制御画像として、上記移動体の移動を制御
するための移動制御情報を伝達する制御情報伝達画像を
表示し、上記移動工程では、上記移動制御画像表示工程
で表示される制御情報伝達画像に応じた移動制御情報に
基づいて、上記移動体を移動させることを特徴とするも
のである。
【0048】この移動体制御方法においては、請求項1
1の移動体制御装置の各手段が実行する処理と同様の処
理を行うことで、移動面上の制御情報伝達画像により伝
達される移動制御情報の内容により移動体の移動制御を
行うことができ、移動体の下方に誘導車等を配置する従
来の機構が必要でなく、簡便に構成で移動体の移動制御
を行うことができる。
【0049】また、請求項22の発明は、請求項1、2
又は3の画像表示装置によりフィールド画像が表示され
た移動面上を移動する移動体の移動制御を行う移動体制
御方法であって、上記移動面上の位置を特定する位置情
報を伝達する位置情報伝達画像を上記移動面上に表示す
る位置情報画像表示工程と、上記位置情報画像表示工程
で表示された位置情報伝達画像を読み取る位置情報画像
読取工程と、上記位置情報画像読取工程で読み取った位
置情報伝達画像のもつ位置情報に応じて、上記移動体の
移動制御を行う移動制御工程と、上記移動制御工程の移
動制御に従って、上記移動体を移動させる移動工程とを
有することを特徴とするものである。
【0050】この移動体制御方法においては、請求項1
6の移動体制御装置の各手段が実行する処理と同様の処
理を行うことで、請求項1、2又は3の画像表示装置の
移動面上を移動する移動体の移動制御を行うことが可能
となり、また、移動体の運動性能を上げ、従来よりも精
密な移動制御が可能となる。
【0051】また、請求項23の発明は、所定のフィー
ルド部上を移動する移動体の移動制御を行う移動体制御
手段を備えたゲーム装置において、上記フィールド部
を、請求項1、2又は3の画像表示装置で構成したこと
を特徴とするものである。
【0052】このゲーム装置においては、移動体が移動
するフィールド部を、請求項1、2又は3の画像表示装
置で構成しているので、プレイフィールドの状況変更
は、移動面上に表示するフィールド画像を変更すればよ
く、プレイフィールドの状況を簡単かつ迅速に変更する
ことができる。この結果、プレイフィールドに実際のレ
ース等を従来よりもリアルに再現することが可能とな
る。
【0053】また、請求項24の発明は、請求項22の
ゲーム装置において、上記移動体制御手段を、請求項
4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
4、15、16、17又は18の移動体制御装置で構成
したことを特徴とするものである。
【0054】このゲーム装置においては、フィールド部
上を移動する移動体の移動制御を行う移動体制御手段と
して、請求項4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、13、14、15、16、17又は18の移動体制
御装置を用いることにより、各移動体制御装置の効果を
もって、請求項1、2又は3の画像表示装置で構成され
ているフィールド部上の移動体の移動制御を行うことが
できる。
【0055】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を、
ゲーム装置である競馬ゲーム機に適用した一実施形態
(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)につい
て説明する。本実施形態における競馬ゲーム機では、1
又は2以上のプレイヤーが、本競馬ゲーム機で行われる
競馬レースの着順を予想し、予想が当たった場合には、
その着順のオッズに応じたメダルの払い出しを受けるこ
とができる。
【0056】図2は、競馬ゲーム機1の一例を示す外観
図である。この競馬ゲーム機1は、中央部分に設けられ
たフィールド部2と、このフィールド部2を取り囲むよ
うに設けられた複数のステーション10とを備えてい
る。フィールド部2には、模型である出馬ゲート3が載
置された競馬場の馬場を模した移動面であるフィールド
面4が設けられ、このフィールド面4内で複数の図示し
ない移動体である模型馬が走行することでレースが展開
される。また、このフィールド部2の周囲には、レース
の実況や歓声等を流す複数のスピーカー5が配置されて
いる。また、フィールド部2の上方には、ゲーム名称等
を表示するための表示部6やフィールド部2を照明する
照明装置7が配置されている。これら表示部6及び照明
装置7は、支持柱8により支持されている。
【0057】上記ステーション10には、ゲームの進行
に応じたゲーム画面を表示するディスプレイ11と、こ
のディスプレイ11の表示面に重ね合わされたタッチパ
ネル12とが設けられている。プレイヤーがゲーム画面
の指示に従いディスプレイ11に表示されたゲーム画面
の所定位置に触ると、タッチパネル12によりその位置
が検出され、競馬ゲーム機1本体においてプレイヤーの
操作内容が認識される。また、ステーション10には、
プレイヤーによりメダルが投入されるメダル投入部1
3、プレイヤーに対してメダルが払い出されるメダル払
出ロ14およびゲームを再開する際に必要なデータを記
録する磁気カードを挿入するための磁気カード差込ロ1
5が設けられている。
【0058】上記競馬ゲーム機1においては、所定のサ
イクルに従って実際の中央競馬と同一名称のレースが順
次開催される。1年分のレースとして約60のレースが
用意されており、レースごとに、メダルをベットのため
の時間すなわち馬券を購入するための時間、模型馬によ
りレースが行われる時間、レース結果を表示するための
時間が確保される。プレイヤーは、レースごとに着順を
予想し、自由に馬券を購入することができる。この馬券
の購入は、メダルをベットすることにより行い、購入し
た馬券がレースの結果と一致していれば、メダルのベッ
ト数とオッズに応じた枚数のメダルが配当として払い出
される。
【0059】本実施形態における競馬ゲーム機1では、
フィールド部2が画像表示装置の移動面上であるプラズ
マディスプレイ装置で構成されている。フィールド部2
のフィールド面4は、このプラズマディスプレイ装置の
画面部分であり、その画面部分には、後述するメイン制
御部による表示制御に従って、フィールド画像である芝
コースやダートコース等の馬場画像が表示される。ま
た、その画面部分は、平面状のフラット画面であり、そ
の画面上に出馬ゲート3等の模型が載置されている。こ
のようにして、模型馬が走行するフィールド部2が構成
されており、プレイフィールドが形成される。
【0060】尚、本実施形態では、大型の画面が必要で
あるため、画像表示装置の移動面上としてプラズマディ
スプレイ装置を用いているが、本画像表示装置を適用す
るゲーム装置等のフィールド部の大きさや、表示する画
像の内容等に応じて、他の画像表示装置を適用すること
もできる。
【0061】図3は、上記競馬ゲーム機1の動作を統合
的に制御するためのメイン制御部を示す制御ブロック図
であり、図4は、上記ステーション10ごとに設けられ
たステーション制御部を示す制御ブロック図である。
【0062】図3に示すように、フィールド部側に配置
されるメイン制御部100は、メイン制御装置101
と、フィールド部2における模型馬の走行を制御するた
めの移動体制御手段としての移動体制御装置である走行
制御装置102と、プラズマディスプレイ装置に表示す
る画像の表示制御を行うフィールド画像表示手段として
の表示制御装置103と、上記照明装置7を制御する照
明制御装置104と、上記スピーカー5で流す歓声や実
況等を制御する音響制御装置105と、メイン制御装置
の処理するデータを一時的に記録するためのSRAM1
06およびフラッシュメモリ107と、ゲームに必要な
プログラムおよび各種データベースが格納されたROM
108とを備える。上記メイン制御装置101は、走行
制御装置102、表示制御装置103、照明制御装置1
04、音響制御装置105、SRAM106、フラッシ
ュメモり107およびROM108に、それぞれ接続さ
れている。ROM108には、レースで使用する各馬に
関する各種データ、レースの日程等のデータベースが格
納されている。また、表示制御装置103は、画像情報
記録媒体である画像データ用ROM103aに接続され
ており、この画像データ用ROM103aには、各レー
スに対応した馬場画像の画像情報である馬場画像データ
が格納されている。
【0063】図4に示すように、各ステーション10に
設けられているステーション制御部200は、ステーシ
ョン制御装置201と、メダルの払い出し等を管理する
メダル管理装置202と、プレイヤーの各種データを一
時的に記録するRAM203と、磁気カード差込口15
に差し込まれた磁気カードの磁気情報を読み取る磁気情
報読取装置204と、磁気カードにIDコード等の各種
情報を書き込むための磁気情報書込装置205とを備え
る。上記ステーション制御装置201は、メダル管理装
置202、RAM203、磁気情報読取装置204及び
磁気情報書込装置205に、それぞれ接続されている。
また、このステーション制御装置201は、ステーショ
ン10に設けられた図2に示すディスプレイ11及びタ
ッチパネル12、メダル投入口14を介して投入された
メダルを検出する図示しないメダル投入センサや、磁気
カード差込口15に差し込まれた磁気カードを駆動する
ための図示しない磁気カード駆動装置等の各部にも、そ
れぞれ接続されている。
【0064】また、図3及び図4に示すように、各ステ
ーション10側のステーション制御装置201は、フィ
ールド部2側のメイン制御装置101に接続されてお
り、これらの間で必要な交信が可能となっている。
【0065】本実施形態において、メイン制御部のメイ
ン制御装置101は、レースを開催するとき、実際の競
馬レースが行われる競馬場をリアルに再現するため、そ
のレースに応じて、フィールド面4に表示する馬場画像
を切り換える。具体的には、メイン制御装置101は、
ROM108に格納されているレース日程データベース
に従って行うレースに対応するレース実行プログラムを
実行する。このレース実行プログラムを実行するメイン
制御装置101は、そのレースに対応する馬場画像を表
示させるための画像表示命令を表示制御装置103に出
力する。表示制御装置103は、画像情報選択手段とし
て機能し、この画像表示命令の内容を選択条件として、
画像データ用ROM103aに格納されている複数の馬
場画像データの中から、その画像表示命令に対応する馬
場画像データを読み出す。そして、表示制御装置103
は、その馬場画像データに基づく馬場画像をプラズマデ
ィスプレイ装置の画面に表示させる。これにより、フィ
ールド面4には、これから開催する実際のレースを忠実
に再現した馬場画像が表示され、プレイフィールドに、
開催するレースを行う実際の競馬場をリアルに再現する
ことができる。
【0066】このようにして、プレイフィールドに競馬
場を再現した後、プレイヤーがメダルをベットして馬券
を購入するための時間が経過すると、メイン制御装置1
01は、複数の模型馬を使ってプレイフィールドに競馬
レースを展開する。この競馬レースを実行するメイン制
御装置101は、レース開始前に予め決定されている各
模型馬の移動パターンに従ってレースを展開する。
【0067】ここで、各模型馬を、その移動パターンに
従って移動制御する必要がある。本実施形態では、メイ
ン制御装置101は、各模型馬ごとに決まっている移動
パターンに応じた制御信号を、表示制御装置103に出
力する。表示制御装置103は、移動制御画像表示手段
として機能し、その制御信号に従って、プラズマディス
プレイ装置のフィールド面4に、各模型馬の移動を制御
するための移動制御画像である誘導画像を表示させる。
各模型馬は、後述するように、その誘導画像に追従して
移動するので、それぞれの移動パターンに従った経路
で、フィールド面4上を移動する。これにより、メイン
制御装置101により移動制御された模型馬が、プレイ
フィールドでレースを展開する。
【0068】尚、フィールド面4に表示される誘導画像
は、各模型馬をフィールド面4に投影したときの投影領
域内にのみ表示される。よって、プレイヤーに誘導画像
が見られにくく、プレイヤーに対して高い臨場感を与え
ることができる。
【0069】また、より高い臨場感を与えるため、フィ
ールド面4に表示される馬場画像として、静止画像の代
わりに、画像が経時的に変更される動画像を用いてもよ
い。これによれば、例えば、プレイフィールドでレース
が展開されているとき、実際の競走馬が走行する際に生
じる土煙りを表示したり、レース開催時の天候や時間に
応じて馬場画像を変化させたりする等の演出を行うこと
ができる。本実施形態において土煙りの演出を行う場
合、表示制御装置103は、表示画像変更手段として機
能し、各模型馬の走行位置の後方に位置する画像部分に
土煙画像を表示させる。このとき、表示制御装置103
は、誘導画像の位置を模型馬の位置として認識できるの
で、所定の土煙画像を誘導画像とともにフィールド面4
上を移動するように表示する。
【0070】図5は、フィールド部2のフィールド面4
上を走行する模型馬20の概略構成を示す説明図であ
る。この模型馬20は、実際の競走馬を模した模型部2
1と、その模型部の下方に位置する台車部22とから構
成されている。模型部21は、台車部22上に固定され
ている。この台車部22は、移動体駆動手段を構成する
4つの車輪23a,23b,23c,24dを有し、2
つの前輪23aが駆動輪となっている。また、台車部2
2には、移動手段を構成する画像認識手段としてのフォ
トセンサ24が設けられている。このフォトセンサ24
は、馬場画像Dとともにフィールド面4に表示される移
動制御画像である誘導画像Aを検出することができる。
【0071】図1は、模型馬20の台車部22における
主な構成を示す説明図である。台車部22には、誘導画
像Aを検出する4つのフォトセンサ24a,24b,2
4c,24dと、移動制御手段として機能する演算部2
5と、演算部25の移動制御に従って前輪(右)23a
及び前輪(左)23bをそれぞれ駆動する移動体駆動手
段を構成する駆動モータ26a,26bとを備えてい
る。4つのフォトセンサ24a,24b,24cは、そ
れぞれ、模型馬20の進行方向に対して、右斜め前方向
について検出する第1センサ24aと、正面方向前側に
ついて検出する第2センサ24bと、左斜め前方向につ
いて検出する第3センサ24cと、正面方向後側につい
て検出する第4センサ24dとから構成されている。各
フォトセンサ24a,24b,24c,24dがフィー
ルド面4に表示される誘導画像Aを検出したとき、各フ
ォトセンサ24a,24b,24c,24dからの各検
出信号が演算部25に入力される。正面方向前側の検出
を行う第2センサ24bのみが誘導画像Aを検出してい
る場合が最適な状態であるため、演算部25は、その最
適な状態を維持するように、各駆動モータ26a,26
bの駆動制御を行う。
【0072】ここで、メイン制御部100の表示制御装
置103によりフィールド面4に表示される誘導画像A
の大きさは、各フォトセンサ24a,24b,24c,
24dの検出領域の大きさや、演算部25及び駆動モー
タ26a,26bの動作の即応性などにより、適宜決定
される。本実施形態では、第1センサ24a及び第3セ
ンサ24cに同時に検出されることがない大きさをもつ
楕円形の誘導画像Aを用いている。また、この誘導画像
Aは、白色画像であり、その周囲には黒色画像Bが表示
されている。そして、各フォトセンサ24a,24b,
24c,24dは、白色画像である誘導画像Aを検出し
たときに検出信号を出力する。このように、誘導画像A
の周囲にコントラストのある黒色画像Bを表示すること
で、各フォトセンサ24a,24b,24c,24dの
検出能力を上げることができ、正確な検出が可能とな
る。
【0073】尚、本実施形態では、白色の誘導画像Aの
周囲にコントラストのある黒色画像Bを表示している
が、誘導画像Aとして、馬場画像に対してコントラスト
のあるものを用いれば、その周囲に黒色画像Bを表示し
なくても、正確な検出は可能となる。しかし、本実施形
態のように誘導画像Aの周囲に黒色画像Bを表示すれ
ば、馬場画像に関係なく、各フォトセンサ24a,24
b,24c,24dによる正確な検出が可能となる。
【0074】下記の表1は、台車部22に設けられた演
算部25が行う駆動モータ26a,26bの駆動制御処
理の動作を示すものであり、演算部25は、この表1に
従って駆動モータ26a,26bの駆動制御を行う。
尚、表1において、「○」は、演算部25に検出信号が
入力されている状態を示し、「×」は、演算部25に検
出信号が入力されていない状態を示す。また、駆動制御
の欄における数値は、駆動制御における駆動速度の相対
的な比率を示すものである。
【0075】
【表1】
【0076】演算部25は、誘導画像Aが第2センサ2
4bにのみ検出されている状態(以下、「安定状態」と
いう。)を維持するため、上記表1に示すような駆動制
御を行う。模型馬20がフィールド面4上を走行中、そ
の安定状態から、すべてのフォトセンサ24a,24
b,24c,24dの検出信号が入力されない状態に変
化した場合、誘導画像Aは、第2センサ24bの前方に
位置する。すなわち、模型馬20の走行速度が誘導画像
Aの動きよりも遅いことを意味する。そこで、この場合
には、両方の駆動モータ26a,26bの駆動速度を上
げるように制御する。例えば、安定状態での駆動速度を
「1」とすると、表1に示すように、両方の駆動モータ
26a,26bの駆動速度を「1.2」に上げる。これ
により、模型馬20は、安定状態時よりも速い速度で移
動することになる。そして、第2センサ24bあるいは
第1センサ24a又は第3センサ24cにより、誘導画
像Aが検出されるまでその速い速度を維持する。加速し
た後、演算部25に、これらのフォトセンサ24a,2
4b,24cからの検出信号が入力されると、その検出
信号に応じて駆動制御を行う。
【0077】また、演算部25に第4センサ24dから
の検出信号が入力された場合、模型馬20の走行速度が
誘導画像Aの動きよりも速いことを意味する。そこで、
この場合には、両方の駆動モータ26a,26bの駆動
速度を下げるように制御する。例えば、安定状態での駆
動速度を「1」とすると、表1に示すように、両方の駆
動モータ26a,26bの駆動速度を「0.8」に下げ
る。これにより、模型馬20は、安定状態時よりも遅い
速度で移動することになる。そして、演算部25に第4
センサ24dからの検出信号が入力されなくなるまで、
遅い速度を維持する。尚、本実施形態では、第2センサ
24bと第4センサ24dの検出領域及び誘導画像Aの
大きさの関係上、第4センサ24dからの検出信号が入
力されたときには、第2センサ24bからの検出信号も
入力されている状態にある。
【0078】また、演算部25に第1センサ24aから
の検出信号が入力された場合、模型馬20の走行方向が
誘導画像Aよりも左方向にズレていることを意味する。
そこで、この場合には、前輪(左)23bを駆動する駆
動モータ26bの駆動速度を上げるように制御する。例
えば、安定状態での駆動速度を「1」とすると、表1に
示すように、前輪(左)23bの駆動モータ26bの駆
動速度だけを「1.2」に上げる。これにより、模型馬
20は、右方向に曲がりながら走行することになる。そ
して、演算部25に第1センサ24aからの検出信号が
入力されなくなるまで、右方向に曲がり続ける。尚、本
実施形態では、第1センサ24aと第2センサ24bの
検出領域及び誘導画像Aの大きさの関係上、第1センサ
24aからの検出信号が入力されたときには、第2セン
サ24bからの検出信号も入力されている状態にある。
【0079】また、演算部25に第3センサ24cから
の検出信号が入力された場合、模型馬20の走行方向が
誘導画像Aよりも右方向にズレていることを意味する。
そこで、この場合には、第1センサ24aからの検出信
号が入力された場合とは逆に、前輪(右)23aを駆動
する駆動モータ26aの駆動速度を上げるように制御す
る。尚、本実施形態では、第2センサ24bと第3セン
サ24cとの検出領域及び誘導画像Aの大きさの関係
上、第3センサ24cからの検出信号が入力されたとき
には、第2センサ24bからの検出信号も入力されてい
る状態にある。
【0080】尚、例えば、第1センサ24aと第4セン
サ24dから、同時に検出信号が入力された場合には、
上記表1に従った駆動制御を組み合わせた制御を行う。
【0081】このように各模型馬20の駆動制御がなさ
れるので、所定の移動制御プログラムを実行するメイン
制御装置101は、誘導画像Aの表示制御を行う表示制
御装置103を用いて、各模型馬20の移動制御を行う
ことができる。
【0082】〔変形例1〕図6は、本実施形態における
画像認識手段の一変形例(以下、本変形例を「変形例
1」という。)を示す説明図である。本変形例では、模
型馬20の台車22に、6つのフォトセンサ124a,
124b,124c,124d,124e,124fが
設けられている。そして、演算部25は、誘導画像Cが
第2センサ124b及び第4センサ124dにのみ検出
されている状態(安定状態)を維持するように、上記実
施形態と同様の駆動制御を行う。ここで、誘導画像C
は、移動体の進行方向に沿った長軸をもつ楕円形のもの
を用いている。これにより、この楕円形の長軸の向きを
変えた場合、移動体の進行方向も、その長軸に沿うよう
に変更される。よって、表示制御装置103により誘導
画像Cの向きを表示制御することで、移動体の姿勢を制
御することができる。よって、模型馬20を用いて、実
際の競走馬の走りをよりリアルに再現することができ
る。
【0083】尚、本実施形態では、画像認識手段として
4つのフォトセンサを用いて、誘導画像Aを追従する構
成について説明したが、例えば、1つのCCDカメラ等
で誘導画像Aを撮影し、その撮影画像を画像処理するこ
とにより、誘導画像Aが撮影画面の中央部分に位置する
ように移動体の駆動制御を行ってもよい。
【0084】〔変形例2〕また、上記実施形態では、フ
ィールド面4上に表示される誘導画像Aを追従させるこ
とで移動制御を行うものであったが、模型馬20の移動
を制御するための移動制御情報を伝達する制御情報伝達
画像を、フィールド面4上に表示して、模型馬20の演
算部25に移動制御情報を伝達し、その移動制御情報に
基づいて模型馬20の移動制御を行う構成としてもよい
(以下、「変形例2」という。)。
【0085】本変形例では、移動制御情報として、その
模型馬20が移動する移動方向情報及び移動速度情報を
用い、その移動制御情報を、制御情報伝達画像である図
7に示すようなバーコード画像で、模型馬20の演算部
25に伝達する。具体的には、上記実施形態1の模型馬
20に、フォトセンサ24の代わりに、制御情報画像読
取手段及び制御情報抽出手段としてのバーコードリーダ
を設ける。そして、このバーコードリーダにより、フィ
ールド面4上に表示されているバーコード画像を読み取
り、その移動制御情報を演算部25に送る。演算部25
は、移動制御手段として機能し、バーコードリーダから
受け取った移動制御情報、すなわち、移動方向及び移動
速度で、模型馬20が移動するように、移動体駆動手段
としての各駆動モータ26a,26bの駆動制御を行
う。
【0086】本変形例の構成によれば、競馬ゲーム機1
本体のメイン制御装置101が、表示制御装置103を
用いて、移動制御情報を伝達するバーコード画像の表示
制御を行う。よって、競馬ゲーム機1本体のメイン制御
装置101は、所定の移動制御プログラムに従って、各
模型馬20ごとに、最適な移動制御情報をもつバーコー
ド画像を表示することで、各模型馬20の移動制御を行
うことができる。
【0087】また、このようにメイン制御装置101に
より各模型馬20の移動制御を一括して集中管理するの
で、各模型馬20の走行位置は、常にメイン制御装置1
01で認識されている。よって、各模型馬20に対して
最適な位置にバーコード画像を表示させることができ、
移動制御情報を模型馬20の演算部25に安定して伝達
することができる。また、メイン制御装置101は、各
模型馬20の走行位置を認識しているので、バーコード
画像を、各模型馬220をフィールド面4に投影したと
きの投影領域内にのみ表示することができる。よって、
プレイヤーに誘導画像が見られにくく、プレイヤーに対
して高い臨場感を与えることができる。
【0088】〔実施形態2〕次に、本発明を、上記実施
形態1と同様に、ゲーム装置である競馬ゲーム機に適用
した他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」
という。)について説明する。尚、本実施形態は、模型
馬20の移動制御方法が異なる以外は、上記実施形態1
と同様であるので、以下、その相違部分の構成及び動作
についてのみ説明する。
【0089】図8は、模型馬220の台車部222にお
ける主な構成を示す説明図である。本実施形態における
メイン制御部17の表示制御装置103は、位置情報画
像表示手段として機能し、プラズマディスプレイ装置を
制御して、フィールド面4上に、位置情報伝達画像であ
るバーコード画像Dを表示する。また、台車部222に
は、上記実施形態1のフォトセンサ24の代わりに、バ
ーコード画像Dを認識する位置情報画像読取手段として
のバーコードリーダ224を備えている。このバーコー
ド画像Dは、表示制御装置103により、フィールド面
4上に規則的に多数表示することが可能であり、各バー
コード画像Dは、その表示位置を示す位置情報である位
置座標情報をそれぞれ有している。このバーコード画像
Dとしては、図7に示したような多種のブロックパター
ンをもつものを利用することができる。
【0090】また、台車222には、競馬ゲーム機1本
体のメイン制御部100との間で、無線通信を行うため
の送受信装置227が設けられている。この送受信装置
227は、移動制御手段を構成する位置情報送信手段と
して機能し、バーコードリーダ224が読み取ったバー
コード画像224の位置座標情報を送信する。また、こ
の送受信装置227は、移動制御手段を構成する移動制
御情報受信手段として機能し、メイン制御部100から
送信される移動制御情報を受信する。そして、その移動
制御情報は、演算部225に送られ、移動制御が行われ
る。
【0091】図9は、本実施形態におけるメイン制御部
100の制御ブロック図である。このメイン制御部10
0は、上記実施形態1の構成に加え、データ通信装置1
09を備えている。このデータ通信装置109は、模型
馬220の送受信装置227から送信された位置座標情
報を受信する位置情報受信手段としての機能と、その位
置座標情報に応じた移動制御情報を送信する移動制御情
報送信手段としての機能とを有する。
【0092】図10は、本実施形態のおける模型馬22
0の移動制御の流れを示すフローチャートである。本実
施形態の移動制御では、まず、模型馬220のバーコー
ドリーダ224がバーコード画像Dから位置座標情報を
読み取ると(S1)、その位置座標情報が演算部225
に送られる。そして、演算部225は、その位置座標情
報を送受信装置227に送る。送受信装置227は、受
け取った位置座標情報で変調した被変調波を電波として
送信する(S2)。この電波は、法規制範囲内の微弱な
もので、その周波数は、混信を防ぐため各模型馬220
ごとに異なるものを使用する。
【0093】位置座標情報を載せた電波は、競馬ゲーム
機1のメイン制御部100のデータ通信装置109によ
り受信される(S3)。データ通信装置109では、受
信した電波を復調して位置座標情報を抽出し、その位置
座標情報をメイン制御装置101に出力する。メイン制
御装置101は、レース実行プログラムに従って、上記
模型馬220が位置する地点に応じた移動制御情報を算
出する。具体的には、メイン制御装置101は、受け取
った位置座標情報と、同じ模型馬220から受信した、
例えば1つ前の位置座標情報とから、その間に模型馬2
20が移動した移動方向及び移動速度を算出する(S
4)。そして、メイン制御装置101は、この移動方向
及び移動速度に基づき、レース実行プログラムに従っ
て、その模型馬220の移動方向及び移動速度を決定す
る。
【0094】このようにして、移動方向及び移動速度を
決定したメイン制御装置101は、その移動方向及び移
動速度を移動制御情報として、データ通信装置109に
出力する。そして、データ通信装置109は、その移動
制御情報を変調した被変調波を電波として送信する(S
5)。この電波が模型馬220の送受信装置227に受
信されると(S6)、復調されて移動制御情報が演算部
225に受け取られる。この移動制御情報を受け取った
演算部225は、駆動制御手段として機能し、その移動
制御情報に従って、前輪(右)23a及び前輪(左)2
3bを駆動する各駆動モータ26a,26bを、それぞ
れ制御する(S7)。これにより、模型馬220は、そ
の移動制御情報に含まれる移動方向及び移動速度で移動
する。
【0095】また、メイン制御装置101は、移動方向
及び移動速度を決定したら、その移動方向及び移動速度
に応じた画像表示命令を、表示制御装置103に出力す
る。これを受けた表示制御装置103は、フィールド面
4上に表示しているバーコード画像Dが、現在の表示地
点から、その移動方向及び移動速度に対応する地点へ移
動するように表示制御を行う(S8)。このように、模
型馬220の移動制御に対応させてバーコード画像Dの
表示制御を行うことで、模型馬220のバーコードリー
ダ224がバーコード画像を読み取ることができる読取
領域の周辺部分に、的確にバーコード画像Dを表示させ
ることができる。また、バーコードリーダ224の読取
領域を、模型馬220のフィールド面投影領域内にのみ
表示させれば、プレイヤーにバーコード画像Dが見られ
にくく、プレイヤーに対して高い臨場感を与えることが
できる。
【0096】以上の移動制御を連続的に行うことで、メ
イン制御装置101の移動制御の下、フィールド面4上
で、各模型馬220をそれぞれ自由に移動させることが
できる。特に、上記移動制御を短い時間間隔で行えば、
安定した細かい移動制御が可能となる。
【0097】また、レース実行プログラムが、レース開
始前に、各模型馬220の移動経路は決定されておら
ず、各模型馬220の着順だけが決まっているものであ
る場合、各模型馬220がその着順でゴールするよう
に、各模型馬220を移動制御することになる。この場
合には、一の模型馬220の移動制御情報を決定する
際、その模型馬220の直前の移動方向及び移動速度だ
けでなく、他の模型馬220の移動方向及び移動速度も
考慮に入れて、移動制御情報を決定する。
【0098】また、模型馬220の走行中に、バーコー
ドリーダ224がバーコード画像Dを見失う場合も考え
られる。この場合には、その模型馬220の移動制御が
不能となり、ゲーム進行の障害となる。そこで、本実施
形態では、このような事態が生じた場合、その模型馬2
20の位置を再認識するために、一瞬だけフィールド面
4の全体にバーコード画像Dを表示させる。以下、具体
的に説明する。
【0099】メイン制御装置101は、走行中の各模型
馬220からの位置情報が定期的に入力されるが、模型
馬220のバーコードリーダ224がバーコード画像D
を見失った場合、メイン制御装置101には、位置情報
が入力されなくなる。これにより、メイン制御装置10
1は、位置情報が入力されなくなった模型馬220のバ
ーコードリーダ224がバーコード画像Dを見失ったと
認識する。そして、メイン制御装置101は、表示制御
手段として機能し、位置認識手段を構成する位置情報画
像表示手段としての表示制御装置103に画像表示命令
を出力し、表示制御装置103により、一瞬だけフィー
ルド面4の全体にバーコード画像Dを表示させる。この
バーコード画像Dが表示される時間は、極めて短時間で
あり、プレイヤーにはほとんど視認されることはない。
【0100】このように一瞬だけ表示されたバーコード
画像Dは、バーコード画像Dを見失った模型馬220の
位置認識手段を構成する位置情報画像読取手段としての
バーコードリーダ224に読み取られることになる。よ
って、その読み取った位置情報がメイン制御装置101
に入力されることで、その模型馬220の移動制御を復
帰させることができる。
【0101】尚、このような移動制御を復帰させる構成
は、上記実施形態1の競馬ゲーム機1にも、誘導画像A
を見失った模型馬20に、実施形態2のようなバーコー
ドリーダ224及び送受信装置227を設けることで、
同様にして適用することができる。
【0102】上記実施形態1及び2においては、競馬ゲ
ームを行う競馬ゲーム機1について説明したが、本発明
は、フィールド部上を移動する移動体を移動制御するよ
うなゲーム装置であれば、例えば、競馬ゲーム、自動車
レースゲーム、ボートレースゲーム、競輪ゲーム等の競
争ゲーム、あるいは、サッカーゲーム、アイスホッケー
ゲーム等の対戦ゲームなどにも、同様に適用することが
できる。
【0103】
【発明の効果】請求項1乃至24の発明によれば、プレ
イヤーが見るプレイフィールドの状況を簡単かつ迅速に
変更することができるという優れた効果がある。この結
果、プレイフィールドに実際のレース等を従来よりもリ
アルに再現することが可能となる。
【0104】特に、請求項2の発明によれば、ゲーム状
況に応じた種々のプレイフィールドを表現することが可
能となるという優れた効果がある。
【0105】また、請求項3の発明によれば、ゲーム状
況に応じて、リアルタイムに種々のプレイフィールドを
表現することが可能となり、ゲーム性を高める繊細な演
出を行うことが可能となるという優れた効果がある。
【0106】また、請求項4乃至22及び24の発明に
よれば、請求項1、2又は3の画像表示装置により表現
されるプレイフィールド内の移動体の移動制御を行うこ
とが可能となるという優れた効果がある。
【0107】また、請求項5及び17の発明によれば、
プレイヤーに見える部分のプレイフィールドを邪魔する
ことなく、移動体の移動制御を行うことが可能となると
いう優れた効果がある。
【0108】また、請求項6乃至10及び20の発明に
よれば、移動体の下方に配置される誘導車等の機構が必
要なく、簡便に構成で移動体の移動制御を行うことがで
きるという優れた効果がある。
【0109】また、請求項7乃至10の発明によれば、
移動体自体に、移動制御に関する通信手段を設ける必要
がなく、通信不良による不具合をなくし、低コスト化を
実現することが可能となるという優れた効果がある。特
に、本発明を、多数の移動体を用いる競馬ゲーム装置等
に適用する場合には、その効果による利益は大きい。
【0110】また、請求項8の発明によれば、移動面上
を移動する移動体の姿勢を制御することができるので、
移動体の動きを多彩に表現することが可能となるという
優れた効果がある。
【0111】また、請求項9及び10の発明によれば、
画像認識手段が移動制御画像を認識しやすくなるので、
移動制御の安定性を高めることができるという優れた効
果がある。
【0112】また、請求項10の発明によれば、移動制
御画像を認識する際にフィールド画像に影響されること
がないため、移動制御の安定性をより一層高めることが
できるという優れた効果がある。また、移動制御を考慮
せずにフィールド画像を表示できるので、多彩なプレイ
フィールドを表現することが可能となるという優れた効
果もある。
【0113】また、請求項11乃至13及び21の発明
によれば、移動制御情報により、移動体の動きをより細
かく制御することが可能となるという優れた効果があ
る。
【0114】また、請求項12及び13の発明によれ
ば、移動体自体に、移動制御に関する通信手段を設ける
必要がなく、通信不良による不具合をなくし、低コスト
化を実現することが可能となるという優れた効果があ
る。特に、本発明を、多数の移動体を用いる競馬ゲーム
装置等に適用する場合には、その効果による利益は大き
い。
【0115】また、請求項13の発明によれば、安価に
精密な移動制御が可能となるという優れた効果がある。
【0116】また、請求項14及び15の発明によれ
ば、移動制御画像を一旦見失った移動体に対して、再
度、移動制御を行うことができるので、安定したゲーム
進行が可能となるという優れた効果がある。また、移動
体の位置を常に認識するように構成すれば、安定した移
動制御が可能となるという優れた効果もある。特に、本
発明を、複数の移動体を用いる競馬ゲーム装置等に適用
する場合には、これら移動体の移動制御を一括して集中
管理することができ、ゲーム性の高いゲームを展開する
ことが可能となる。
【0117】また、請求項16乃至18及び22の発明
によれば、複数の移動体を用いる競馬ゲーム装置等に適
用すれば、低コスト化を実現できるという優れた効果が
ある。また、これら移動体の移動制御を一括して集中管
理することができ、ゲーム性の高いゲームを展開するこ
とが可能となるという優れた効果もある。
【0118】また、請求項18の発明によれば、移動体
自体に移動制御情報を演算するような構成が必要でない
ので、移動体の大型化を防ぐことができるという優れた
効果がある。特に、本発明を、複数の移動体を用いる競
馬ゲーム装置等に適用する場合には、低コスト化を実現
することができるとともに、各移動体の移動制御を一括
して集中管理することができ、ゲーム性の高いゲームを
展開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る競馬ゲーム機に用いる模型馬
の台車部における主な構成を示す説明図。
【図2】同競馬ゲーム機の一例を示す外観図。
【図3】同競馬ゲーム機の動作を統合的に制御するため
のメイン制御部を示す制御ブロック図。
【図4】同競馬ゲーム機のステーション制御部を示す制
御ブロック図。
【図5】同競馬ゲーム機のフィールド面上を走行する模
型馬の概略構成を示す説明図。
【図6】変形例1に係る模型馬の台車部における主な構
成を示す説明図。
【図7】フィールド面に表示されるバーコード画像の一
例を示す正面図である。
【図8】実施形態2に係る競馬ゲーム機に用いる模型馬
の台車部における主な構成を示す説明図。
【図9】同競馬ゲーム機の動作を統合的に制御するため
のメイン制御部を示す制御ブロック図。
【図10】同競馬ゲーム機における模型馬の移動制御の
流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 競馬ゲーム機 2 フィールド部 4 フィールド面 10 ステーション 20,200 模型馬 21 模型部 22 台車部 23 車輪 24 フォトセンサ 25,225 演算部 26,226 駆動モータ 227 送受信装置 100 メイン制御部 101 メイン制御装置 102 走行制御装置 103 表示制御装置 103a 画像データ用ROM 109 データ通信装置 200 ステーション制御部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動制御された移動体が移動する移動面上
    に表示されるフィールド画像の画像情報を記録する画像
    情報記録媒体と、上記画像情報記録媒体に記録された画
    像情報に基づくフィールド画像を、上記移動面上に表示
    するフィールド画像表示手段とを有することを特徴とす
    る画像表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像表示装置において、上記画
    像情報記録媒体は、上記画像情報を複数記録し、所定の
    選択条件に従って、上記画像情報記録媒体に記録された
    画像情報の中から、上記フィールド画像表示手段が表示
    するフィールド画像の画像情報を選択する画像情報選択
    手段を有することを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像表示装置において、
    所定の変更条件に従って、上記フィールド画像表示手段
    が表示するフィールド画像を経時的に変更する表示画像
    変更手段を有することを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像表示装置により
    フィールド画像が表示された移動面上を移動する移動体
    の移動制御を行う移動体制御装置であって、上記移動体
    の移動を制御するための移動制御画像を、上記移動面上
    に表示する移動制御画像表示手段と、上記移動体に設け
    られ、上記移動制御画像表示手段により表示された移動
    制御画像に基づいて、該移動体を移動させる移動手段と
    を有することを特徴とする移動体制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4の移動体制御装置において、上記
    移動制御画像表示手段は、上記移動体を上記移動面上に
    投影したときの投影領域内にのみ、上記移動制御画像を
    表示することを特徴とする移動体制御装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5の移動体制御装置におい
    て、上記移動制御画像表示手段は、上記移動体が移動す
    る移動経路に沿って上記移動制御画像が移動するよう
    に、該移動制御画像を表示し、上記移動手段は、上記移
    動制御画像表示手段により表示された移動制御画像を追
    従するように、上記移動体を移動させることを特徴とす
    る移動体制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6の移動体制御装置において、上記
    移動手段は、上記移動制御画像表示手段により表示され
    た移動制御画像を認識する画像認識手段と、上記画像認
    識手段で認識した移動制御画像が、上記移動体に対して
    所定の位置に位置決めされるように、該移動体の移動制
    御を行う移動制御手段と、上記移動制御手段の移動制御
    に従って、上記移動体を駆動する移動体駆動手段とを有
    することを特徴とする移動体制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7の移動体制御装置において、上記
    画像認識手段は、上記移動面上に表示される移動制御画
    像を、複数の異なる地点で認識し、上記移動制御手段
    は、上記複数の異なる地点で認識した移動制御画像が、
    上記移動体に対して所定の位置に位置決めされるように
    移動制御を行うことを特徴とする移動体制御装置。
  9. 【請求項9】請求項7又は8の移動体制御装置におい
    て、上記移動制御画像表示手段は、上記フィールド画像
    表示手段が表示するフィールド画像に対してコントラス
    トのある移動制御画像を表示することを特徴とする移動
    体制御装置。
  10. 【請求項10】請求項7又は8の移動体制御装置におい
    て、上記移動制御画像表示手段は、上記移動制御画像の
    周囲に、該移動制御画像に対してコントラストのある画
    像を表示することを特徴とする移動体制御装置。
  11. 【請求項11】請求項4又は5の移動体制御装置におい
    て、上記移動制御画像表示手段は、上記移動制御画像と
    して、上記移動体の移動を制御するための移動制御情報
    を伝達する制御情報伝達画像を表示し、上記移動手段
    は、上記移動制御画像表示手段により表示される制御情
    報伝達画像に応じた移動制御情報に基づいて、上記移動
    体を移動させることを特徴とする移動体制御装置。
  12. 【請求項12】請求項11の移動体制御装置において、
    上記移動手段は、上記移動制御画像表示手段により表示
    された制御情報伝達画像を読み取る制御情報画像読取手
    段と、上記制御情報画像読取手段で読み取った制御情報
    伝達画像から、上記移動制御情報を抽出する制御情報抽
    出手段と、上記制御情報抽出手段で抽出した移動制御情
    報に基づいて、上記移動体の移動制御を行う移動制御手
    段と、上記移動制御手段の移動制御に従って、上記移動
    体を駆動する移動体駆動手段とを有することを特徴とす
    る移動体制御装置。
  13. 【請求項13】請求項12の移動体制御装置において、
    上記制御情報伝達画像は、上記移動制御情報をバーコー
    ド情報として有するバーコード画像であることを特徴と
    する移動体制御装置。
  14. 【請求項14】請求項4、5、6、7、8、9、10、
    11、12又は13の移動体制御装置において、上記移
    動面上における上記移動体の位置を認識する位置認識手
    段と、上記位置認識手段で認識した位置情報に基づい
    て、上記移動制御画像表示手段の表示制御を行う表示制
    御手段とを有することを特徴とする移動体制御装置。
  15. 【請求項15】請求項14の移動体制御装置において、
    上記位置認識手段は、上記移動面上の位置を特定する位
    置情報を伝達する位置情報伝達画像を表示する位置情報
    画像表示手段と、上記移動体に設けられ、上記位置情報
    画像表示手段により表示された位置情報伝達画像を読み
    取る位置情報画像読取手段と、上記位置情報画像読取手
    段で読み取った位置情報伝達画像のもつ位置情報を、上
    記移動体外部に向けて送信する位置情報送信手段と、上
    記移動体外部に設けられ、上記位置情報送信手段から送
    信された位置情報を受信する位置情報受信手段とを有
    し、上記表示制御手段は、上記位置情報受信手段で受信
    した位置情報に基づいて、上記移動制御画像表示手段の
    表示制御を行うことを特徴とする移動体制御装置。
  16. 【請求項16】請求項1、2又は3の画像表示装置によ
    りフィールド画像が表示された移動面上を移動する移動
    体の移動制御を行う移動体制御装置であって、上記移動
    面上の位置を特定する位置情報を伝達する位置情報伝達
    画像を、該移動面上に表示する位置情報画像表示手段
    と、上記移動体に設けられ、上記位置情報画像表示手段
    により表示された位置情報伝達画像を読み取る位置情報
    画像読取手段と、上記位置情報画像読取手段で読み取っ
    た位置情報伝達画像のもつ位置情報に応じて、上記移動
    体の移動制御を行う移動制御手段と、上記移動制御手段
    の移動制御に従って、上記移動体を駆動する移動体駆動
    手段とを有することを特徴とする移動体制御装置。
  17. 【請求項17】請求項16の移動体制御装置において、
    上記位置情報画像表示手段は、上記移動体を上記移動面
    上に投影したときの投影領域内にのみ、上記位置情報伝
    達画像を表示することを特徴とする移動体制御装置。
  18. 【請求項18】請求項16又は17の移動体制御装置に
    おいて、上記移動制御手段は、上記移動体に設けられ、
    上記位置情報抽出手段で抽出した位置情報を該移動体外
    部に向けて送信する位置情報送信手段と、上記移動体外
    部に設けられ、上記位置情報送信手段から送信された位
    置情報を受信する位置情報受信手段と、上記移動体外部
    に設けられ、上記位置情報受信手段により受信した位置
    情報に応じた移動制御情報を該移動体に向けて送信する
    移動制御情報送信手段と、上記移動体に設けられ、上記
    移動制御情報送信手段から送信された移動制御情報を受
    信する移動制御情報受信手段と、上記移動体に設けら
    れ、上記移動制御情報受信手段で受信した移動制御情報
    に基づいて、上記移動体駆動手段の駆動を制御する駆動
    制御手段とを有することを特徴とする移動体制御装置。
  19. 【請求項19】請求項1、2又は3の画像表示装置によ
    りフィールド画像が表示された移動面上を移動する移動
    体の移動制御を行う移動体制御方法であって、上記移動
    体の移動を制御するための移動制御画像を、上記移動面
    上に表示する移動制御画像表示工程と、上記移動制御画
    像表示工程で表示された移動制御画像に基づいて、上記
    移動体を移動させる移動工程とを有することを特徴とす
    る移動体制御方法。
  20. 【請求項20】請求項19の移動体制御方法において、
    上記移動制御画像表示工程では、上記移動体が移動する
    移動経路に沿って上記移動制御画像が移動するように、
    該移動制御画像を表示し、上記移動工程では、上記移動
    制御画像表示工程で表示された移動制御画像を追従する
    ように、上記移動体を移動させることを特徴とする移動
    体制御方法。
  21. 【請求項21】請求項19の移動体制御方法において、
    上記移動制御画像表示工程では、上記移動制御画像とし
    て、上記移動体の移動を制御するための移動制御情報を
    伝達する制御情報伝達画像を表示し、上記移動工程で
    は、上記移動制御画像表示工程で表示される制御情報伝
    達画像に応じた移動制御情報に基づいて、上記移動体を
    移動させることを特徴とする移動体制御方法。
  22. 【請求項22】請求項1、2又は3の画像表示装置によ
    りフィールド画像が表示された移動面上を移動する移動
    体の移動制御を行う移動体制御方法であって、上記移動
    面上の位置を特定する位置情報を伝達する位置情報伝達
    画像を上記移動面上に表示する位置情報画像表示工程
    と、上記位置情報画像表示工程で表示された位置情報伝
    達画像を読み取る位置情報画像読取工程と、上記位置情
    報画像読取工程で読み取った位置情報伝達画像のもつ位
    置情報に応じて、上記移動体の移動制御を行う移動制御
    工程と、上記移動制御工程の移動制御に従って、上記移
    動体を移動させる移動工程とを有することを特徴とする
    移動体制御方法。
  23. 【請求項23】所定のフィールド部上を移動する移動体
    の移動制御を行う移動体制御手段を備えたゲーム装置に
    おいて、上記フィールド部を、請求項1、2又は3の画
    像表示装置で構成したことを特徴とするゲーム装置。
  24. 【請求項24】請求項23のゲーム装置において、上記
    移動体制御手段を、請求項4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15、16、17又は1
    8の移動体制御装置で構成したことを特徴とするゲーム
    装置。
JP2000377165A 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置 Expired - Fee Related JP3508855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377165A JP3508855B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377165A JP3508855B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002177635A true JP2002177635A (ja) 2002-06-25
JP3508855B2 JP3508855B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=18845930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377165A Expired - Fee Related JP3508855B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 ゲーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3508855B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181241A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Tomy Co Ltd 走行玩具
JP2009039163A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Sega Corp ゲーム装置
JP2014057874A (ja) * 2008-11-14 2014-04-03 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandte Forschung E V 表面にわたる物体の輸送
JP2018038816A (ja) * 2002-09-26 2018-03-15 グリッドマーク株式会社 フィギュアユニット、自走式玩具、印刷媒体、光学読み取り装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5696462U (ja) * 1979-12-25 1981-07-30
JPH0165095U (ja) * 1987-10-21 1989-04-26
JPH06269574A (ja) * 1993-03-23 1994-09-27 Kenji Mimura 車両玩具走行装置
JPH08224371A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Konami Co Ltd 競争ゲーム装置
JPH08299587A (ja) * 1995-05-12 1996-11-19 Sega Enterp Ltd ゲーム装置
JPH1033836A (ja) * 1997-04-25 1998-02-10 Sega Enterp Ltd 走行玩具及び遊技システム
JPH1071276A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Taito Corp 走行体の復帰制御装置及び走行体の復帰制御方法
JPH10219976A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Brother Ind Ltd 床 材
JPH11244522A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Seiko Precision Inc 競争ゲーム装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5696462U (ja) * 1979-12-25 1981-07-30
JPH0165095U (ja) * 1987-10-21 1989-04-26
JPH06269574A (ja) * 1993-03-23 1994-09-27 Kenji Mimura 車両玩具走行装置
JPH08224371A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Konami Co Ltd 競争ゲーム装置
JPH08299587A (ja) * 1995-05-12 1996-11-19 Sega Enterp Ltd ゲーム装置
JPH1071276A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Taito Corp 走行体の復帰制御装置及び走行体の復帰制御方法
JPH10219976A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Brother Ind Ltd 床 材
JPH1033836A (ja) * 1997-04-25 1998-02-10 Sega Enterp Ltd 走行玩具及び遊技システム
JPH11244522A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Seiko Precision Inc 競争ゲーム装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018038816A (ja) * 2002-09-26 2018-03-15 グリッドマーク株式会社 フィギュアユニット、自走式玩具、印刷媒体、光学読み取り装置
JP2020074085A (ja) * 2002-09-26 2020-05-14 グリッドマーク株式会社 装置およびボード
JP2006181241A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Tomy Co Ltd 走行玩具
JP4528113B2 (ja) * 2004-12-28 2010-08-18 株式会社タカラトミー 走行玩具
JP2009039163A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Sega Corp ゲーム装置
JP2014057874A (ja) * 2008-11-14 2014-04-03 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandte Forschung E V 表面にわたる物体の輸送
JP2014057873A (ja) * 2008-11-14 2014-04-03 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandte Forschung E V 表面にわたる物体の輸送
US9114940B2 (en) 2008-11-14 2015-08-25 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Transport of an object across a surface
US9656814B2 (en) 2008-11-14 2017-05-23 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Transport of an object across a surface

Also Published As

Publication number Publication date
JP3508855B2 (ja) 2004-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7651396B2 (en) Method, storage medium, apparatus, data signal and program for generating image of virtual space
JP2001224840A (ja) ゲームシステム
US8133115B2 (en) System and method for recording and displaying a graphical path in a video game
JP3508855B2 (ja) ゲーム装置
JP3880229B2 (ja) ゲームシステムおよび情報記憶媒体
JP3871338B2 (ja) ゲームシステムおよび情報記憶媒体
TW557228B (en) Racing game machine
JP5452887B2 (ja) ゲーム装置、ペン入力デバイス
JP6876371B2 (ja) 入力装置
JP3684651B2 (ja) ラリーゲーム装置及びその記憶媒体
JP3272943B2 (ja) ゲームシステム
JP6887756B2 (ja) ゲーム装置
JP6758850B2 (ja) 入力装置
JP4728273B2 (ja) ゲーム装置
JP4162152B2 (ja) ゲームシステムおよび情報記憶媒体
JP6758848B2 (ja) ゲーム装置
JP3579165B2 (ja) ゲームシステム
JP6910757B2 (ja) ゲーム装置
JP2000070546A (ja) ゲーム装置、ゲームのリプレイ方法および情報記録媒体
JP5848229B2 (ja) ゲーム機
US20040096810A1 (en) Interactive playset
JP2021151503A (ja) 入力装置
JP6758849B2 (ja) 入力装置
JP2001204967A (ja) ゲーム装置及び情報記憶媒体
JP2021013802A (ja) ゲーム装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031216

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees