JP2811180B2 - 建物の振れ止めアンカー装置 - Google Patents

建物の振れ止めアンカー装置

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JP2811180B2
JP2811180B2 JP63088525A JP8852588A JP2811180B2 JP 2811180 B2 JP2811180 B2 JP 2811180B2 JP 63088525 A JP63088525 A JP 63088525A JP 8852588 A JP8852588 A JP 8852588A JP 2811180 B2 JP2811180 B2 JP 2811180B2
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進 田中
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道夫 細川
公男 松友
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建物において、壁フレームの下弦材が壁
厚方向に振れるのを防止するためのアンカー装置に関す
るものである。
従来の技術 金属製の壁フレームを基礎へ固定して、その内外両側
に壁パネルを取り付けるプレハブ住宅の工法において
は、第4図のように、左右の竪枠(21)(21)と上弦材
(22)、及び、下弦材(23)とからなる方形の壁フレー
ムを、その下弦材(23)両端側において、基礎側のアン
カー(24)(24)へ固定している。
発明が解決しようとする課題 上記のような壁フレームの構造において、大型のもの
の場合は、壁厚方向に力が作用すると、その作用方向に
下弦材(23)が振れて変形を生ずるため、これを防止す
ることが必要となる。この場合、下弦材(23)にその面
内剪断力を負担させる構造とした場合には、下弦材(2
3)の上下方向の動きをも止めると、返ってその下弦材
(23)が破壊する虞れがあるため、その上下方向に対し
てはある程度の範囲で振れを許容しておく必要がある。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
下弦材の壁厚方向の振れを防止するとともに、併せて取
付け時の作業性の良好な振れ止めアンカー装置を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この発明では、壁フレーム
下弦材(1)の水平部(3)をその水平部(3)に形成
した折目(4)(4)を介して上方へ切り起こしして、
壁厚方向に対向する一対の切起し片(5)(5)を形成
し、下部構造体(7)より上方に突出するアンカー体
(8)を、前記切起し片(5)(5)間へ挿入するとと
もに、前記下弦材(1)の壁厚方向の振れを防止するよ
うに、切起し片(5)(5)自身の弾性によってこの切
起し片(5)(5)を前記アンカー体(8)へ密着させ
たことを特徴としている。
作用 基礎(7)等の下部構造体より突出するアンカー体
(8)が、壁フレーム下弦材(1)の一対の切起し片
(5)(5)間に挿し込まれており、そのアンカー体
(8)が切起し片(5)(5)を介して下弦材(1)の
壁厚方向の振れを防止する。また、アンカー体(8)は
その切起し片(5)(5)間に挿し込まれているのみで
あるため、下弦材(1)はアンカー体(8)に対して上
下方向に移動可能である。
実 施 例 この発明の実施例を示す第1図〜第3図において、
(1)は、溝形鋼からなり、かつ、そのフランジ(2)
(2)が上向きとなるようにして配置された前記第4図
と同じ壁フレーム下弦材である。この下弦材(1)の水
平部であるウエブ(3)には、長手方向に形成した一対
の折目(4)(4)を介して、壁厚方向に対向する一対
の切起し片(5)(5)が、ウエブ(3)中央側が上端
となるように斜め上向きに切り起こしされている。同じ
く切起し片(5)(5)の先端が、斜め外方に折り返し
(6)(6)されている。
他方、(7)は、下部構造体としてのコンクリート基
礎であり、このコンクリート基礎(7)の上面には、前
記切起し片(5)(5)に対応して、予め一個のアンカ
ーボルト(8)が突設されている。このアンカーボルト
(8)には、その螺子部を覆うため、予め合成樹脂製の
キャップ(9)が上方より外嵌されている。
そして、壁フレームの取付けに際し、前記下弦材
(1)の両切起し片(5)(5)間の隙間(10)へ、ア
ンカーボルト(8)に被せたキャップ(9)を挿し込む
ようにする。両切起し片(5)(5)間の隙間(10)
は、そのキャップ(9)の直径よりも小さく、そのた
め、両切起し片(5)(5)が外方へ拡開されるととも
に、壁厚方向の両側からそのキャップ(9)を挟持する
ような状態で保持する。このため、下弦材(1)は、切
起し片(5)(5)の弾性によって僅かに動くとしても
大きく動くことはなく、キャップ(9)即ちアンカーボ
ルト(8)により、壁厚方向に対して移動することなく
保持される。他方、下弦材(1)は、両切起し片(5)
(5)がキャップ(9)の外周面に対して上下方向に摺
動可能であることから、その上下に移動可能である。壁
フレーム下弦材(1)が二階部分のものである場合に
は、前記アンカーボルト(8)は、その二階用の梁等よ
り上方へ突出して取り付けたものが用いられる。
発明の効果 以上のように、この発明においては、壁フレーム下弦
材は、切起し片を介してアンカー体側へ壁厚方向に移動
することなく保持されているため、その方向の振れを防
止されるとともに、下弦材はアンカー体に対して上下方
向に移動可能であるから、その方向の移動を許容するこ
とによって、剪断力等によって破壊する虞れがないとい
う効果が得られる。また、アンカー体を切起し片間に挿
し込む際に多少の誤差があった場合でも、その切起し片
の撓みによって吸収することができるので、アンカー体
の取付け位置等にそれ程厳密な精度を必要としないとい
う施工上の利点がある。さらに、切起し片は、下弦材の
水平部に形成した折目を介して水平部を切り起こすだけ
で、極めて簡単かつ精度良く形成されており、新たな部
材を設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示すアンカー体取付け部
分の縦断面図、第2図は、同じく平面図、第3図は、こ
の発明のアンカー装置の分解斜視図、第4図は、壁フレ
ームを正面から見た場合の概略図である。 (1)……壁フレーム下弦材、 (3)……水平ウエブ、(4)……折目、(5)……切
起し片、 (7)……コンクリート基礎、 (8)……アンカーボルト。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 643 E04B 2/56 643A (72)発明者 細川 道夫 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 松友 公男 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−13613(JP,A) 特開 昭59−31341(JP,A) 実開 昭56−176303(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/56 - 2/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁フレーム下弦材の水平部をその水平部に
    形成した折目を介して上方へ切り起こしして、壁厚方向
    に対向する一対の切起し片を形成し、下部構造体より上
    方に突出するアンカー体を、前記切起し片間へ挿入する
    とともに、前記下弦材の壁厚方向の振れを防止するよう
    に、切起し片自身の弾性によってこの切起し片を前記ア
    ンカー体へ密着させたことを特徴とする建物の振れ止め
    アンカー装置。
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