JP2821595B2 - 建物の振れ止めアンカー装置 - Google Patents

建物の振れ止めアンカー装置

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JP2821595B2 JP63088523A JP8852388A JP2821595B2 JP 2821595 B2 JP2821595 B2 JP 2821595B2 JP 63088523 A JP63088523 A JP 63088523A JP 8852388 A JP8852388 A JP 8852388A JP 2821595 B2 JP2821595 B2 JP 2821595B2
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道夫 細川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建物において、壁フレームの下弦材が壁
厚方向に振れるのを防止するためのアンカー装置に関す
るものである。
従来の技術 金属製の壁フレームを基礎へ固定して、その内外両側
に壁パネルを取り付けるプレハブ住宅の工法において
は、第4図のように、左右の竪枠(21)(21)と上弦材
(22)、及び、下弦材(23)とからなる方形の壁フレー
ムを、その下弦材(23)両端側において、基礎側のアン
カー(24)(24)へ固定している。
発明が解決しようとする課題 上記のような壁フレームの構造において、大型のもの
の場合は、壁厚方向に力が作用すると、その作用方向に
下弦材(23)が振れて変形を生ずるため、これを防止す
ることが必要となる。この場合、下弦材(23)にその面
内剪断力を負担させる構造とした場合には、下弦材(2
3)の上下方向の動きをも止めると、返ってその下弦材
(23)が破壊する虞れがあるため、その上下方向に対し
てはある程度の範囲で振れを許容しておく必要がある。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
下弦材の壁厚方向の振れを防止するとともに、併せて取
付け時の作業性の良好な振れ止めアンカー装置を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、垂直部
(8)と水平部(4)とからなるL形のアンカー(3)
をその水平部(4)において下部構造体(1)へ固定
し、前記垂直部(8)を壁フレーム下弦材(11)の側面
部に対向させるとともに、この垂直部(8)と下弦材
(11)側面部の一方のボルト穴(9)(15)を上下方向
の長穴として、これらのボルト穴(9)(15)へボルト
(16)を挿し込んで垂直部(8)と下弦材(11)とを連
結することで、この下弦材(11)の壁厚方向への移動を
防止するとともに、上下方向への移動を前記長穴(9)
の範囲内で許容するようにしたことを特徴とする。
作用 アンカー(3)の垂直部(8)が下弦材(11)の側面
に対向し、この側面部とアンカー(3)とが相互に連結
されているので、その下弦材(11)の左右方向の振れが
防止される。また、ボルト(16)が挿し込まれる一方の
ボルト穴(9)は上下方向に長い長穴となっているの
で、下弦材(11)の上下方向の振れはその長穴(9)の
範囲で許容される。
実 施 例 この発明の実施例を示す第1図〜第3図において、
(1)は建物のコンクリート基礎であり、このコンクリ
ート基礎(1)より突出するようにして、アンカーボル
ト(2)が予め埋設されている。(3)は、金属板をL
形に折り曲げた振れ止めアンカーであり、その水平部
(4)に形成したボルト穴(5)において、前記アンカ
ーボルト(2)の突出部へ外嵌されている。そして、そ
の上からアンカーボルト(2)へ座金(6)を介してナ
ット(7)が螺じ込まれ、この振れ止めアンカー(3)
が固定されている。その際、振れ止めアンカー(3)の
垂直部(8)の面が壁方向と平行になるようにして配置
される。同じくこの垂直部(8)には、上下方向に長い
長穴状のボルト穴(9)が予め開口されている。
(11)は、前記従来と同様に長方形状に形成された壁
フレームの下弦材を示している。この下弦材(11)は、
の溝部が上部側となるようにして配置された溝形鋼から
なるものであって、そのウエブ(12)部分に、前記アン
カーボルト(2)の位置に対応するようにして(下弦材
長手方向の略中間位置にある)、前記のナット(7)よ
りも直径の大きい開口穴(13)が形成されている。ま
た、前記振れ止めアンカー(3)の垂直部(8)へ対向
するフランジ(14)には、その垂直部(8)のボルト穴
(9)に対応して、円形のボルト穴(15)が形成されて
いる。
そして、施工に際しては、まず前記の振れ止めアンカ
ー(3)をアンカーボルト(2)へ固定した後、壁フレ
ームを下弦材(11)のウエブ(12)に形成した開口穴
(13)へ、アンカーボルト(2)及びナット(7)が入
り込むようにして設置する。これによりフランジ(14)
のボルト穴(15)と振れ止めアンカー垂直部(8)のボ
ルト穴(9)が合致するから、その垂直部(8)外方よ
りボルト(16)を挿し込むとともに、その反対側におい
てナット(17)を螺合させ、これらによって垂直部
(8)とフランジ(14)とを相互に締め付けるものであ
る。これにより、下弦材(11)は、振れ止めアンカー
(3)の垂直部(8)により壁厚方向の振れや変形を防
止されるとともに、上下方向に対しては、前記ボルト穴
(9)の範囲内で移動可能である。なお、下弦材(11)
の左右方向の振れは2、3mm程度は許容される。また、
下弦材(11)の上下方向に対する振れの範囲は、約10mm
程度である。また、上記と逆に、フランジ(14)側のボ
ルト穴(15)を長穴に形成しても良い。
発明の効果 以上のように、この発明においては、下弦材の側面部
が振れ止めアンカーへ連結されていることから、その振
れ止めアンカーによって壁厚方向の力に対する変形を防
止できるとともに、長穴の範囲内で上下方向には移動可
能であることから、垂直剪断力によって破壊する虞れが
ないという効果が得られる。この場合、実施例のよう
に、下弦材の開口穴(13)とアンカーボルト(2)との
間でも、壁厚方向の移動を防止することができ、これに
よって移動を防止するためには、開口穴(13)をアンカ
ーボルト(2)に対して正確な大きさで、かつ、その正
確な位置に形成しておかなければならないことになる
が、この発明では、ボルト(16)によって下弦材と振れ
止め材とが両者間に隙間なく密着できるので、多少の取
付けや成形時の誤差があった場合でも、これを許容でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す振れ止めアンカー取
付け部分の縦断面図、第2図は、同じく振れ止めアンカ
ー取付け部分の平面図、第3図は、同じく振れ止めアン
カー取付け部分の分解斜視図、第4図は、壁フレームを
正面から見た概略説明図である。 (1)……コンクリート基礎、 (2)……アンカーボルト、 (3)……振れ止めアンカー、 (11)……壁フレーム下弦材、(9)……ボルト穴、 (15)……ボルト穴、(16)……ボルト。
フロントページの続き (72)発明者 細川 道夫 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 松友 公男 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−146648(JP,A) 実開 昭60−148412(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/56 - 2/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直部と水平部とからなるL形のアンカー
    をその水平部において下部構造体へ固定し、前記垂直部
    を壁フレーム下弦材の側面部に対向させるとともに、こ
    の垂直部と下弦材側面部の一方のボルト穴を上下方向の
    長穴として、これらのボルト穴へボルトを挿し込んで垂
    直部と下弦材とを連結することで、この下弦材の壁厚方
    向への移動を防止するとともに、上下方向への移動を前
    記長穴の範囲内で許容するようにしたことを特徴とする
    建物の振れ止めアンカー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58146648A (ja) * 1982-02-24 1983-09-01 松下電工株式会社 パネル接合装置
JPS60148412U (ja) * 1984-03-14 1985-10-02 ナショナル住宅産業株式会社 外壁パネルの基礎への取付構造

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