JP2811194B2 - 住宅の柱脚装置 - Google Patents

住宅の柱脚装置

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JP2811194B2 JP4955389A JP4955389A JP2811194B2 JP 2811194 B2 JP2811194 B2 JP 2811194B2 JP 4955389 A JP4955389 A JP 4955389A JP 4955389 A JP4955389 A JP 4955389A JP 2811194 B2 JP2811194 B2 JP 2811194B2
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正樹 脇坂
彰 富田
義則 住友
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、住宅の柱脚装置に関するものである。
従来の技術 第9図は、軸組構造のプレハブ住宅における従来の柱
脚部の構造を示しており、コンクリート基礎(51)上に
アンカーボルト(52)を突出させ、このアンカーボルト
(52)によって、軸組の土台(53)を固定している。
(54)はその軸組(55)の柱である。そして、このよう
にして取り付けられた軸組(55)の外側面及び内側面に
それぞれ外壁板や内壁板が取り付けられる。
このような構造の柱脚においては、基礎(51)の軸組
(55)とが互いに直結された構造となっており、そのた
め、地震時の揺れが地盤から基礎を通して軸組(55)側
へ直接伝わるため、地震被害を受けやすいという欠点が
ある。また、前記の土台(53)側に予めアンカーボルト
(52)用の穴を設けた場合、この穴との位置合わせを行
うためアンカーボルト(52)の位置精度を基礎コンクリ
ート(51)打設時に出しておかなければならず、この精
度を確保する事が非常に難しいという欠点がある。加え
て、建物全体が不同沈下した場合、前記アンカーボルト
(52)のナット(56)を緩めて、軸組(55)側を持ち上
げる必要があるが、建物が完成した状態においては、こ
のナット(56)は、前記の外壁板や内壁板によって塞が
れていることから、その外壁板や内壁板を部分的に壊さ
なければならないといった不都合がある。
そこで、この出願の発明者らは、コンクリート基礎上
に断面コ字形の土台をアンカーボルトで固定し、さらに
土台の上片部に軸組をボルトで固定することにより、こ
れらの欠点を解消したものを発明し、特公昭61−27528
号として公告されている。
発明が解決しようとする課題 上記公報の発明によれば、基礎コンクリートと軸組と
は直結されてなく、地震時の揺れをある程度吸収でき、
さらに、アンカーボルトの位置を必ずしも高精度に出し
ておく必要はなく、或いは、土台の開口部分にジャッキ
等を差し込んでこの土台を直接持ち上げることが出来る
といった利点がある。しかしながら、このような構造に
おいては、断面コ字形の土台のみで軸組すなわち建物全
体を支持することになるため、この土台の肉厚を大きく
して、充分な強度を持たせなければならず、そのために
全体がコスト高となる欠点があった。
この発明は、このように断面コ字形の土台を用いるも
のにおいて、土台のコストを低減して、全体に低コスト
で実施出来るようにした住宅の柱脚装置を提供すること
を目的としている。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、基礎上に
複数本のボルトを上方に突出させた角出しプレートを、
その基礎より突出するアンカーボルトにて固定し、断面
コ字形土台の各接続端部における下片を前記角出しプレ
ートの各ボルトによってこの角出しプレート上へ固定
し、土台上方に乗せた軸組をその上片へボルトにて固定
するとともに、その軸組の柱部に対応する部分におい
て、上片と下片との間にそれぞれ耐力部材を設けたこと
を特徴とする。
また、上記において、上片と下片との間に介在される
耐力部材としては、耐力ボルトや耐力金具、或いはこれ
らを組合せたものが考えられる。
作用 土台の強度は柱部分においてのみ充分確保されていれ
ば良く、従って、この部分に耐力部材を設けることによ
って、土台全体を軽量薄板材等の薄肉のもので構成する
事が出来る。
実 施 例 第1図〜第3図は、この発明の第1の実施例を示す。
それらの図において、(1)は、ベース部(2)と布部
(3)とからなる基礎コンクリートであり、この基礎コ
ンクリート(3)の天端よりアンカーボルト(4)が突
出させられている。(5)(5)は、夫々従来と同じく
断面コ字形に形成された鋼製土台である。(6)(6)
は、それぞれCチャンネルの横枠(7)(7)とその横
枠(7)より立設したCチャンネルの柱部材(8)
(8)とからなる鉄骨の壁軸組である。(12)は、前記
土台(5)の上片(9)と下片(10)間に嵌まる程度の
大きさの断面コ字形部材へ、その左右両端部にスチフナ
ープレート(11)(11)を嵌合して溶接した耐力金具を
示している。(13)は、その上面に2本のボルト(14)
(14)を突設したこの考案の角出しプレートである。
上記、土台(5)の取付け構造を説明すると、まず、
アンカーボルト(4)の上端を角出しプレート(13)の
ボルト穴(21)へ挿入して、この角出しプレート(13)
を設置し、ナット(27)で固定する。その上に、厚さ15
mm程度のブロック状の台座プレート(15)を、その中央
の穴(16)へ前記のナット(27)が嵌まり込むように
し、かつ、両側のボルト穴(24)(24)へ角出しプレー
ト(13)のボルト(14)(14)を挿通させて取り付け
る。更にその上に、厚さ6mm〜8mm程度の複数枚の高さ調
整プレート(17)(17)…を、同じくその中央のボルト
穴(18)へ前記ボルト(14)(14)を貫通させて、台座
プレート(15)上に設置する。耐力金具(12)は、土台
(5)の上片(9)と下片(10)との間に嵌合されてお
り、この状態で、土台(5)(5)接続部端部の下片
(10)及び耐力金具(12)下片のボルト穴(19)(20)
へ、ボルト(14)の上端を貫通させて、土台(5)を高
さ調整プレート(17)上に設置し、ナット(22)を用い
て、この土台(5)を耐力金具(12)と共に共締めして
固定する。また、これによって各土台(5)(5)の端
部同士が角出しプレート(13)を介して相互に接続され
る。この最終的なナット(22)の締め付けの前に、土台
(5)上片(9)の天端レベルを測定し、前記高さ調整
プレート(17)の枚数を加減することによって、全体に
レベルが均一となるように調整する。しかる後、前記軸
組(6)(6)を、土台(5)の上片(9)上に設置
し、その上片(9)と各軸組(6)(6)の横枠(7)
(7)に対応して形成したボルト穴(23)(23)へ、耐
力金具(12)の上片の下側からボルト(25)を差し込ん
で、軸組(6)(6)を土台(5)上に固定するもので
ある。これにより、軸組(6)の柱部材(8)(8)の
下方には、耐力金具(12)が設けられているため、この
耐力金具(12)を介して建物の荷重を支えることにな
る。
第4図〜第6図は、この発明の別の実施例であって、
前記耐力金具(12)に替えて、2本の耐力ボルト(31)
(31)を用いたものである。この実施例において、耐力
ボルト(31)(31)は、全体を荷重に耐えるような大径
とするとともに、その上端部に小径のネジ部(32)(3
2)を設けて、このネジ部(32)(32)へ支えナット(3
3)(33)を予め螺合をしている。耐力ボルト(31)(3
1)の下端部分は、第6図でも示すように、雌ネジ(3
4)(34)が形成さている。そして、前記ネジ部(32)
(32)の上端を、土台(5)の上片(9)における各ボ
ルト穴(23)(23)へ下側から差し込むとともに、その
下端の雌ネジ部(34)と、土台(5)の下方(10)より
突出しする角出しプレート(13)のボルト(14)へ螺合
して、その下方(10)へ当たるまで螺込んでいる。ネジ
部(32)(32)は、さらに軸組(6)(6)における横
枠(7)(7)へ下側から挿通されて、第5図及び第6
図の如く、前記のナット(33)と上部側のナット(36)
によって締めつけ、この軸組(6)を固定するようにし
ている。(37)は軸組(6)の下に介在させたスペーサ
ーである。
第7図及び第8図はこの発明の第3の実施例を示して
いる。この実施例において、耐力金具(12)には、その
中央部において1枚のスチフナープレート(11)を、上
片(41)と下片(42)との間に設けてている。そして、
この耐力金具(12)には、上端に小径のネジ部(43)を
形成した2本の耐力ボルト(44)が、上片(41)に形成
したボルト穴(45)へ差し込んで、大径ネジ部へ螺合し
た上下のナット(46)(47)によって固定されるように
なっている。そして、このように予めボルト(44)を取
付けた物を現場へ搬入し、まずその耐力金具(12)の下
片(42)を、土台(5)の下片(10)へ乗せるととも
に、これらの両下片(42)(10)へ、前記角出しプレー
ト(13)のボルト(14)を挿送通させて、前記と同様の
ナット(22)によって共締め固定する。この時、耐力ボ
ルト(44)の上部側のナット(46)を緩めて、第8図
(A)のように下側に下降させて、この耐力ボルト(4
4)が土台(5)の上片(9)へ干渉しないようにして
おく。次に、この耐力ボルト(44)を上方へ押し上げ
て、第8図(B)のように、即ちその上端の小径ネジ部
(43)を、土台(5)の上片(9)におけるボルト穴
(23)へ挿通させ、そのネジ部(43)下側の段部(48)
がその上片(9)に当接した位置において、ナット(4
6)を締め付けてこの耐力ボルト(44)を耐力金具(1
2)へ固定する。そして、上片(41)より突出する小径
ネジ部(43)を、第5図、第6図のように軸組(6)の
横枠(7)へも挿通させて、前記と同様にしてナット
(36)によって共締め固定する。
この実施例によれば、耐力ボルト(44)を上下に移動
させることによって、これら耐力ボルト(44)と耐力金
具(12)とから成る耐力部材を、土台(5)の上片
(9)と下片(10)との間に密着させることができるの
で、前記の実施例と異なり、例えば寸法誤差があっても
確実に土台(5)を支持することができる。また、各耐
力ボルト(44)は予め耐力金具(12)へ取り付けられ
て、全体が一つにまとまった状態で現場へ搬入され、部
品管理が容易となる利点がある。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、本発明と同じく断
面コ字形の土台を用いた特公昭61−27528号の発明の効
果に加えて、軸組の柱に対応する位置に、耐力ボックス
やボルト等の耐力部材を設けていることから、この耐力
部材によって建物の荷重を充分支持することが可能とな
り、土台自身は軽量薄板等の安価なものを用いることが
でき、そのため、全体に低コストで実施できるという効
果がある。この場合、耐力部材はボックス型の物を用い
るとその製作コスト等からやや高価となるが、耐力ボル
トを用いればより安価に製作することができる。また、
土台は、たとえば柱の部分に対応した位置にのみ設ける
ことも考えられるが、しかしながら、そうすると、軸組
の下端を壁方向に連結するものがなく、そのため強度的
に弱くなる欠点があるのに対し、この発明では、土台が
建物のほぼ全周に亘って配置されるので、そのような欠
点がなく強度の高いもの得られる。更に、この発明で
は、角出しプレートによって土台同士が接続されるた
め、各土台の接続をも兼ねたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す柱脚部の分解斜視図、
第2図は同じく柱脚部の組立構造を示す正面図、第3図
は同じく縦断面図、第4図はこの発明の別の実施例を示
す柱脚部の分解斜視図、第5図は同じく正面図、第6図
は縦断面図、第7図は、この発明の更に別の実施例を示
す柱脚部の分解斜視図、第8図(A)(B)(C)はそ
の耐力金具の取付け方法を示す側面図、第9図はその従
来の柱脚部の構造を示す斜視図である。 (1)……基礎コンクリート、 (4)……アンカーボルト、(5)……土台、 (6)……軸組、(8)……柱部材、 (9)……土台の上片、(10)……土台の下片 (12)……耐力金具、(13)……角出しプレート、 (14)……ボルト、(31)(46)……耐力ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高森 洋 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 浜田 宗親 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 脇坂 正樹 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 富田 彰 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 住友 義則 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/24 E04B 1/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎上に複数本のボルトを上方に突出させ
    た角出しプレートを、その基礎より突出するアンカーボ
    ルトにて固定し、断面コ字形土台の各接続端部における
    下片を前記角出しプレートの各ボトルによってこの角出
    しプレート上へ固定し、土台上方に乗せた軸組をその上
    片へボルトにて固定するとともに、その軸組の柱部に対
    応する部分において、上片と下片との間にそれぞれ耐力
    部材を設けたことを特徴とする住宅の柱脚装置。
  2. 【請求項2】上片と下片との間に耐力ボルトを介在させ
    た請求項1記載の住宅の柱脚装置。
  3. 【請求項3】上片と下片との間に断面コ字形の耐力金具
    を介在させた請求項1記載の住宅の柱脚装置。
  4. 【請求項4】上片と下片との間に断面コ字形の耐力金具
    を介在させるとともに、この耐力金具上片と土台の上片
    との間に耐力ボルトを介在させた請求項1記載の住宅の
    柱脚装置。
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