JP3124752B2 - 木造軸組の補強構造 - Google Patents

木造軸組の補強構造

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JP3124752B2 JP10166328A JP16632898A JP3124752B2 JP 3124752 B2 JP3124752 B2 JP 3124752B2 JP 10166328 A JP10166328 A JP 10166328A JP 16632898 A JP16632898 A JP 16632898A JP 3124752 B2 JP3124752 B2 JP 3124752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造軸組の補強構
造に関する。すなわち、木造建築物である木造軸組の建
築物の補強構造,耐震計画に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築物すなわち木造軸組の建
築物の土台,柱,梁,筋違い等は、釘等により各々、部
分接合され取付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って第1に、取付け
技術により強度に差が出ることがあり、あまり強度が期
待できなかった。第2に、このような取付けに際し、釘
と共に使用される金物が、他の金物の取付けをしにくく
したり、面材たる壁材の取付けを難しくする場合もあっ
た。すなわち、このような取付けに際し、同一箇所で使
用されるホールダウン金物や筋違い金物が、邪魔し合っ
て同時に取付けにくく、更に外側や内側に配される面材
たる壁材の邪魔になって、面材たる壁材が、切り欠くこ
となしには取付け難くなることもあった。
【0004】そこで本発明は、第1に、木造建築物に長
期的な耐震性を持たせ、例えば和室の真壁においても筋
違いを耐震強度に優れバランス良く配置できると共に、
第2に、コンパクトに収まり、面材たる壁材が加工なし
に直張りできるようになる、木造軸組の補強構造を、提
案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る木造軸組の
補強構造は、木造軸組の建築物たる木造建築物において
用いられ、従来のホールダウン金物と筋違い金物とを一
体化した鋼製の金物よりなる、木造耐震用補強鋼材を採
用してなる。そして、この木造軸組の補強構造で採用さ
れた木造耐震用補強鋼材は、上下一対となって使用され
るものであり、上下の横架材たる梁や土台の内側につい
て、左右の柱間にそれぞれ固定される。そして、この木
造耐震用補強鋼材は、横部分たる主鋼材と、左右の縦部
分たる柱とめプレートとが、一体化されてなる。
【0006】該木造耐震用補強鋼材の主鋼材は、横に間
隔を存しつつ上下方向に穿設された複数個の横架材とめ
用穴と、前後方向に立設される左右2本の筋違いとめボ
ルトと、左右の中央において前後方向に穿設された間柱
とめ用釘穴と、を備えてなる。そして該主鋼材は、左右
の該横架材とめ用穴にボルトを通しナットにて締め付け
ることにより、該梁や土台に対し密着,固定される。該
木造耐震用補強鋼材の左右の該柱とめプレートは、それ
ぞれ、縦に間隔を置きつつ左右方向に穿設された複数個
の柱とめ用穴を、備えてなる。そして、左右の該柱とめ
プレートは、該柱とめ用穴にボルトを通すことにより、
それぞれ、左右の該柱に固定される。かつ、筋違いの上
下部が、このような上下一対の木造耐震用補強鋼材の該
主鋼材の左右に、該筋違いとめボルトと筋違いとめ用ナ
ットにて、それぞれ締め付け固定される。又、間柱の上
下部が、このような上下一対の木造耐震用補強鋼材の該
主鋼材の中央に、該間柱とめ用釘穴を利用してそれぞれ
固定されること、を特徴とする。
【0007】本発明に係る木造軸組の補強構造は、この
ような木造耐震用補強鋼材を採用してなる。そして、こ
の木造耐震用補強鋼材は、木造建築物において、ホール
ダウン金物と筋違い金物とを一体化してなり、左右の柱
とめプレートと主鋼材とを備え、一体的な鋼製の金物に
て構成されている。そして主鋼材を、左右の柱間にて梁
もしくは土台に全体的に沿わせつつボルト・ナットでと
め、これに筋違いを緊結すると共に、左右の柱とめプレ
ートを介し左右の柱に緊結し、更に間柱も固定してな
る。そこで、この木造軸組の補強構造にあっては、第1
に、耐震性の高い筋違いを、壁厚に関係なく取付けるこ
とができる。第2に、金物が、木造軸組の構造材たる土
台,柱,梁,筋違い等のエリア内に収まり、面材たる壁
材が、切り欠くことなく取付けられるようになる。
【0008】すなわち、本発明の木造軸組の補強構造で
採用された木造耐震用補強鋼材は、柱を梁や土台に固定
するホールダウン金物と筋違いを柱と梁や土台に固定す
る筋違い金物とを、一体化した鋼製の金物よりなること
により、該金物の奥行,寸法が減らされてなる。そし
て、横架材たる梁や土台の内側について、左右の柱と柱
との間に、この木造耐震用補強鋼材たる鋼製の金物の主
鋼材が、ボルト及びナットにより固定される。又、この
ような主鋼材に対し左右の筋違いが、更に左右の柱とめ
プレートを介し左右の柱が、それぞれ面材たる壁材の内
側にて、ボルトとナット等で固定される。そして、この
ような木造耐震用補強鋼材たる鋼製の金物が、上下一対
として使用され、両者間中央に間柱が固定される。
【0009】このように、本発明の木造軸組の補強構造
では、土台もしくは梁に全体的に密着,固定された一体
型の金物たる木造耐震用補強鋼材に、左右の柱と筋違い
がボルト・ナットで接合,固定されると共に、上下間に
間柱が固定されることにより、第1に、地震時の金物の
変形やゆるみがおさえられ防止されて、力がスムースに
流れ安定した耐力を木造建築物が有するようになると共
に、第2に、金物がコンパクトに収められるようにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図1の斜視図や図
2の取付け状態の正面図に基づいて、詳細に説明する。
まず図1に示したように、この木造軸組の補強構造で
は、木造耐震用補強鋼材を採用してなり、この木造耐震
用補強鋼材たる鋼製の金物は、主鋼材5と左右の柱とめ
プレート2とを、一体化して有してなる。そして、この
木造耐震用補強鋼材の主鋼材5は、左右2本の筋違いと
めボルト1、横に間隔を置きつつ設けられた複数個の横
架材とめ用穴4、中央の間柱とめ用釘穴6、等を備えて
なる。又、この木造耐震用補強鋼材の左右の柱とめプレ
ート2は、それぞれ、縦に間隔を置いて設けられた複数
個の柱とめ用穴3を、備えてなる。
【0011】本発明に係る木造軸組の補強構造で採用さ
れた、木造耐震用補強鋼材たる鋼製の金物について、更
に詳述する。この木造耐震用補強鋼材は、木造軸組の建
築物たる木造建築物において用いられ、従来のホールダ
ウン金物と従来の筋違い金物とを、初めて一体化した鋼
製の金物よりなる。そして、この木造耐震用補強鋼材
は、図2に示したように、例えば一階において、上下一
対となって使用されるものであり、上下の横架材たる梁
16や土台20の内側つまり下面や上面について、全体
的つまり左右の柱18間に、それぞれ固定される。そし
て、この木造耐震用補強鋼材は、横部分たる主鋼材5
と、左右の縦部分たる柱とめプレート2とが、一体化さ
れてなる。
【0012】まず、木造耐震用補強鋼材の主鋼材5は、
図1に示したように、横に間隔を存しつつ上下方向に穿
設された複数個(図示例では4個)の横架材とめ用穴4
と、前後方向(図面上では紙面の裏方向)に立設される
左右2本の筋違いとめボルト1と、左右方向の中央にお
いて前後方向(図面上では紙面の表裏方向)に穿設され
た上下2個の間柱とめ用釘穴6と、を備えてなる。そし
て主鋼材5は、図2に示したように、左右の横架材とめ
用穴4にボルト7,13を通しナット8,12にて締め
付けることにより、梁16や土台20に対し密着,固定
される。又、木造耐震用補強鋼材の左右の柱とめプレー
ト2は、図1に示したようにそれぞれ、縦に間隔を置き
つつ左右方向に穿設された複数個(図示例では2,3
個)の柱とめ用穴3を備えてなる。そして、この主鋼材
5の左右に一体設された左右の柱とめプレート2は、図
2に示したように、各柱とめ用穴3にボルト10を通す
ことにより、それぞれ左右の柱18に固定される。
【0013】これと共に図2に示したように、クロスす
る2本の筋違い17の上下部が、このような上下一対の
木造耐震用補強鋼材の主鋼材5の左右に、筋違いとめボ
ルト1と筋違いとめ用ナット9にて、それぞれ締め付け
固定される。又、図2に示したように、間柱19の上下
部が、このような上下一対の木造耐震用補強鋼材の主鋼
材5の中央に、間柱とめ用釘穴6を利用し例えば釘11
を用いて、それぞれ固定される。このように、本発明に
係る木造軸組の補強構造で採用された鋼製の金物たる木
造耐震用補強鋼材は、図1に示したような主鋼材5およ
び両柱とめプレート2よりなり、例えば図2中に示した
ように、一階において取付け使用される。
【0014】本発明は、以上説明したようになってい
る。そこで図2に示したように、この木造軸組の補強構
造では、木造耐震用補強鋼材が、以下のステップを辿っ
て取付けられ使用される。まず一階において、基礎コン
クリート21打設時に、この木造耐震用補強鋼材たる鋼
製の金物の設置に必要な箇所に、縦にアンカーボルトた
るボルト13を入れておき、この基礎コンクリート21
上に土台20を取付けた後に、この木造耐震用補強鋼材
を土台20上に据え置き、ナット12にて締め付け固定
する。すなわち、木造耐震用補強鋼材の主鋼材5の左右
の横架材とめ用穴4に、土台20を介しボルト13を通
して、ナット12にて締め付けることにより、この木造
耐震用補強鋼材たる鋼製の金物を、土台20上に固定す
る。次に、左右の柱18を立て、下部のスクリューボル
トたるボルト10で、締め付け固定する。すなわち、木
造耐震用補強鋼材の左右の柱とめプレート2の柱とめ用
穴3に、それぞれボルト10を通すことにより、上述に
より土台20上に固定された木造耐震用補強鋼材たる鋼
製の金物を、左右の柱18の下部に締め付け固定する。
【0015】そして、梁16の取付けが完了したら、平
屋においては、梁16下にボルト7とナット8で、この
木造耐震用補強鋼材を取付ける。すなわち、配置された
梁16の下に、上述した下部の木造耐震用補強鋼材たる
鋼製の金物と対をなす、上部の木造耐震用補強鋼材たる
鋼製の金物を、その主鋼材5の左右の横架材とめ用穴4
に梁16を介しボルト7を通し、ナット8にて締め付け
ることにより、取付け固定する。これと共に、柱18に
上部のスクリューボルトたるボルト10で締め付け固定
する。すなわち、上述のごとく梁16下に固定された上
部の木造耐震用補強鋼材たる鋼製の金物を、左右の柱1
8の上部に、左右の柱とめプレート2の各柱とめ用穴3
にそれぞれボルト10を通すことにより、締め付け固定
する。
【0016】しかる後、クロスする2本の筋違い17
を、筋違いとめボルト1と筋違いとめ用ナット9によ
り、上下の木造耐震用補強鋼材に接合する。すなわち、
上述により梁16下に固定された木造耐震用補強鋼材た
る鋼製の金物に対し、クロスする左右2本の筋違い17
の上部を、その主鋼材5の左右の筋違いとめボルト1と
筋違いとめ用ナット9にて、締め付け固定する。これと
共に、前述した土台20上に固定された木造耐震用補強
鋼材たる鋼製の金物に対し、クロスする左右2本の筋違
い17の下部を、その主鋼材5の左右の筋違いとめボル
ト1と筋違いとめ用ナット9にて、締め付け固定する。
又、梁16下に固定された木造耐震用補強鋼材と、土台
20上に固定された木造耐震用補強鋼材とについて、そ
れぞれの主鋼材5中央の間柱とめ用釘穴6を利用し、例
えば釘11にて間柱19の上下部が固定される。
【0017】この木造軸組の補強構造において、木造耐
震用補強鋼材たる鋼製の金物は、例えば平屋や一階にお
いて、このように上下一対となって使用される。又、二
階等の最上階においては、床の梁16の取付けが完了し
たら、この木造耐震用補強鋼材を必要な箇所に据えて、
ボルト7とナット8で取付け、後は一階と同様に施行す
る。すなわち、二階等の最上階についても、上述した一
階の場合に準じ、木造耐震用補強鋼材たる鋼製の金物
が、床の梁16に対し固定されると共に、柱18に固定
され、筋違い17や間柱19が固定される。
【0018】なお第1に、この木造軸組の補強構造にお
いて、階下と階上の同位置に、この木造耐震用補強鋼材
を使用とするときは、上下の木造耐震用補強鋼材を梁1
6を介し、図2中の上部に示したように、連結させて使
用する。つまり、梁16の上下の木造耐震用補強鋼材に
ついて、上下の横架材とめ用穴4を位置合わせした後、
共通のボルト7を使用して、梁16に締め付け固定する
ようにするとよい。なお第2に、この木造軸組の補強構
造において、角形の筋違い17をとめる時には、図2の
上部左側に示したように、この角形の筋違い17の奥行
を通し、ボルト14とナット15で、柱18側より取付
け固定しても良い。つまり、柱18側から木造耐震用補
強鋼材の柱とめプレート2の柱とめ用穴3を介し、筋違
い17をとめるようにすることも可能であるが、これ
は、前述した筋違いとめボルト1による筋違い17の固
定の補助として用いられる。なお第3に、この木造軸組
の補強構造において、和室などの両面真壁については、
木製の筋違い17の代わりに、鉄筋の筋違い17を使用
することも考えられる。なお第4に、この木造軸組の補
強構造において、横架材たる梁16を継ぐ場合は、木造
耐震用補強鋼材の主鋼材5の真中にて梁16を継ぐと共
に、複数個(図示例では4個)設けられた横架材とめ用
穴4を全部使って、継がれた両梁16をボルト7,ナッ
ト8にて固定する。この場合、この木造耐震用補強鋼材
は、このように継がれた梁16の補強材として機能す
る。
【0019】なお第5に、この木造軸組の補強構造にお
いて、筋違いとめボルト1等については、更に次のとお
り。すなわち、木造耐震用補強鋼材の主鋼材5にボルト
用穴をあけておき、このボルト用穴に筋違いとめ用ナッ
ト9を溶接しておいてから、この筋違いとめ用ナット9
に対し、筋違い17を介し筋違いとめボルト1を、締め
付けるようにしてもよい。又これによらず、このボルト
用穴に筋違いとめボルト1を通し、筋違い17を介し筋
違いとめ用ナット9で、締め付けるようにしても良い。
なお、後者の場合において、主鋼材5を面材たる壁材の
壁面内側いっぱいの位置に取付けなければならない場合
は、筋違いとめボルト1が面材たる壁材側に出ないよう
に、主鋼材5のこの部分を凹ましておき、この凹所に、
筋違いとめボルト1を填め込む形にすると良い。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る木造軸組の補強構造では、
従来のホールダウン金物と筋違い金物とをそれぞれ左右
の柱とめプレートと主鋼材として一体化してなる、鋼製
の金物よりなる木造耐震用補強鋼材を採用してなる。そ
こで、このようなホールダウン金物と左右の筋違い金物
とを別々に取付けていた、前述したこの種従来例のよう
に、取付け技術により強度に差が出たり、取付けに際し
位置的に一方が他方の邪魔となって取付けにくかった
り、面材たる壁材の取付けを難しくすること、等々が解
消される。
【0021】すなわち、本発明に係る木造軸組の補強構
造では、左右の柱とめプレートおよび主鋼材よりなる一
体化された鋼製の金物、つまり木造耐震用補強鋼材を採
用してなる。そして、この木造耐震用補強鋼材は、上下
一対となって使用され、それぞれ左右の柱の間におい
て、梁や土台に全体的に密着,固定された主鋼材の左右
に、筋違いの上下部が固定される。これと共に、主鋼材
の中央に間柱の上下部が固定され、主鋼材の左右の柱と
めプレートを介し左右の柱が固定される。
【0022】そこで第1に、この木造軸組の補強構造に
おいて、採用された木造耐震用補強鋼材は、このように
一体化された鋼製の金物よりなるので、木造建築物つま
り木造軸組の建築物について、土台や梁に全体的に密着
しつつ、柱と筋違いを確実に接合,固定することがで
き、地震時の金物間の変形やゆるみもなく、地震時の力
がスムースに流れ、木造建築物が安定した耐力を有する
ようになる。特に、和室の真壁においても、筋違いを壁
厚に関係なく取付けることができる等、耐震性に優れた
筋違いをバランス良く配置することができる。
【0023】第2に、この木造軸組の補強構造におい
て、採用された木造耐震用補強鋼材は、一体化された鋼
製の金物よりなるので、その分、金物としての奥行き,
寸法が減らされ、木造軸組の構造材たる土台,柱,梁,
筋違い等のエリア内に、コンパクトに収まるようにな
る。このように、所定エリア外に突出しなくなるので、
これらの内側や外側に面材たる壁材を、切り欠く等の加
工を要せず、そのまま直張りできるようになる。これら
第1,第2により、この木造軸組の補強構造によると、
木造軸組の建築物について地震時の耐震性が確実に保て
るようになり、耐震性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木造軸組の補強構造について、発
明の実施の形態の説明に供する斜視図である。
【図2】本発明に係る木造軸組の補強構造について、発
明の実施の形態の説明に供し、その取付け状態を示す正
面図である。
【符号の説明】
1:筋違いとめボルト 2:柱とめプレート 3:柱とめ用穴 4:横架材とめ用穴 5:主鋼材 6:間柱とめ用釘穴 7:ボルト 8:ナット 9:筋違いとめ用ナット 10:ボルト 11:釘 12:ナット 13:ボルト 14:ボルト 15:ナット 16:梁 17:筋違い 18:柱 19:間柱 20:土台 21:基礎コンクリート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造軸組の補強構造であって、木造軸組
    の建築物たる木造建築物において用いられ、ホールダウ
    ン金物と筋違い金物とを一体化した鋼製の金物よりな
    る、木造耐震用補強鋼材を採用してなり、 該木造耐震用補強鋼材は、上下一対となって使用される
    ものであり、上下の横架材たる梁や土台の内側について
    左右の柱間にそれぞれ固定されると共に、横部分たる主
    鋼材と左右の縦部分たる柱とめプレートとが、一体化さ
    れてなり、 該木造耐震用補強鋼材の該主鋼材は、横に間隔を存しつ
    つ上下方向に穿設された複数個の横架材とめ用穴と、前
    後方向に立設される左右2本の筋違いとめボルトと、左
    右の中央において前後方向に穿設された間柱とめ用釘穴
    と、を備えてなり、左右の該横架材とめ用穴にボルトを
    通しナットにて締め付けることにより、該梁や土台に対
    し密着,固定され、 該木造耐震用補強鋼材の左右の該柱とめプレートは、そ
    れぞれ、縦に間隔を置きつつ左右方向に穿設された複数
    個の柱とめ用穴を備えてなり、該柱とめ用穴にボルトを
    通すことにより、それぞれ左右の該柱に固定され、 かつ、筋違いの上下部が、このような上下一対の木造耐
    震用補強鋼材の該主鋼材の左右に、該筋違いとめボルト
    と筋違いとめ用ナットにて、それぞれ締め付け固定さ
    れ、 又、間柱の上下部が、このような上下一対の木造耐震用
    補強鋼材の該主鋼材の中央に、該間柱とめ用釘穴を利用
    してそれぞれ固定されること、を特徴とする木造軸組の
    補強構造。
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